JPH066317Y2 - 遊星歯車増減速機 - Google Patents

遊星歯車増減速機

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JPH066317Y2
JPH066317Y2 JP8116887U JP8116887U JPH066317Y2 JP H066317 Y2 JPH066317 Y2 JP H066317Y2 JP 8116887 U JP8116887 U JP 8116887U JP 8116887 U JP8116887 U JP 8116887U JP H066317 Y2 JPH066317 Y2 JP H066317Y2
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gear
shaft
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卓 芳賀
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、入力軸に設けた3個の偏心体に夫々嵌合した
両端に突出したつばを有する内輪と、つばの間に保持器
を介して回転自在に配置した3列の転動体と、該転動体
を介して内輪に遊嵌した外輪兼用の3個の外歯歯車から
なる外輪分離形転がり軸受を備えた遊星歯車増減速機に
関する。
(従来の技術) 第5図ないし第7図には、公知の遊星歯車減速機の一例
を示している。
第5図を参照して、入力軸1に3個の偏心体2a、2
b、2cを有する偏心体軸3を固定しており、入力軸1
と一体に偏心体軸3が回転する。3個の偏心体2a、2
b、2cは互いに120°ずつ位相をずらして設けてい
る。該偏心体軸3の各偏心体2a、2b、2cには、複
数の円筒ころ4a、4b、4cを介して外歯歯車5a、
5b、5cを嵌合している。該外歯歯車5a、5b、5
cには内ピン6を遊嵌している。内ピン6は、出力軸7
と一体に形成された内ピン保持フランジ(公知例では出
力)17に密嵌されている。
枠体8の内周面には複数の外ピン9を設けて所謂内歯歯
車を構成し、前記外歯歯車5a、5b、5cに形成され
た歯形と外ピン9とを噛合させている。
上記遊星歯車増減速機では、偏心体2a、2b、2cの
偏心回転により外歯歯車5a、5b、5cが外ピン9及
び内ピン6により回転を規制されて揺動回転しつつ、外
歯歯車5a、5b、5cの1回の揺動回転に対して、外
ピン9の本数と外歯歯車5a、5b、5cの歯数の差だ
け外歯歯車5a、5b、5cの位相がずれ、このずれが
内ピン6を介して出力フランジ17に伝達されて出力軸
7に減速回転として出力される。該遊星歯車増減速機で
は、円筒ころ4a、4b、4c内輪10a、10b、1
0c及び保持器12a、12b、12cにより構成され
た転がり軸受A、B、Cが軸方向に並んで配設され、外
輪は外歯歯車5a、5b、5cが兼用している。
第6図及び第7図を参照して、従来の転がり軸受A、
B、Cの構造を詳しく説明する。
偏心体軸3に設けられた各偏心体2a、2b、2cに内
輪10a、10b、10cを嵌合する。該内輪10a、
10b、10cは両側に突出つば11aを一体に有して
おり、外歯歯車5a、5b、5cと内輪10a、10
b、10cとの間に複数の円筒ころ4a、4b、4cを
回転自在に設けている。円筒ころ10a、10b、10
cは、保持器12a、12b、12cにより相互の間隔
を保持すると共に回転自在に配置されている。
そして、端部に設置された転がり軸受A、B、Cは、偏
心体軸3に嵌合された止め輪13、14、15、16に
よりに保持されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来の遊星歯車減速機の外輪分離形ころ軸
受では、次のような問題があった。
即ち、円筒ころ4a、(4b、4c)、保持器12a、
(12b、12c)及び内輪10a、(10b、10
c)が一体に構成されている。このため、3個の転がり
軸受A、B、Cのうち、真中にはさまれたころ軸受Bの
外輪である外歯歯車5bを修理等のため取外そうとする
場合、外側のころ軸受A(或いは転がり軸受C)の内輪
10a(或いは内輪10c)を偏心体軸3から外さなけ
ればならず、分解に手間がかかっていた。
そこで、本考案の目的は、分解の容易な外輪分離形転が
り軸受を備えた遊星歯車増減速機を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案に係る遊星歯車増減
速機では、入力(出力)軸に設けた3個の偏心体に夫々
嵌合した両端に突出したつばを有する内輪と、つばの間
に保持器を介して回転自在に配置した3列の転動体と、
該転動体を介して内輪に遊嵌した外輪兼用の3個の外歯
歯車とからなる外輪分離形転がり軸受を備え、外歯歯車
に形成された内ピン穴に内ピンを遊嵌し、該内ピンを出
力(入力)軸と一体に形成した内ピン保持フランジに保
持し、前記外輪兼用の外歯歯車と内接して噛合する内歯
歯車からなり、前記3個の内輪のうち、両端の少なくと
も一方のつばを環状板体により構成し、この環状板体と
内輪とを互いに分離可能に設け、前記両端の少なくとも
一方の転動体を保持器と一体に取付け、取外し可能とし
たことを特徴とするものである。
(実施例) 以下に、本考案を実施した一実施例を第1図ないし第4
図を参照して説明する。
第1図及び第2図を参照して、入力軸1には中空の偏心
体軸3を嵌合しており、該偏心体軸3には位相をずらし
て(本実施例では120°)3個の偏心体2a、2b、
2cを設けている。該偏心体軸3の各偏心体2a、2
b、2cには、複数の円筒ころ4a、4b、4cを介し
てエピトロコイドその他の曲線からなる歯形を有する外
歯歯車5a、5b、5cを嵌合している。
該外歯歯車5a、5b、5cの内ローラ穴19に内ロー
ラ18を嵌挿した内ピン6或いは内ピン6のみを挿通
し、該内ピン6の一端を出力軸7と一体に形成した内ピ
ン保持フランジ(実施例では出力フランジ)17に固定
する。又、内歯歯車兼枠体8の内周面に複数の外ピン9
を設けて内歯歯車を構成し、前記外歯歯車5a、5b、
5cの歯形が外ピン9と噛合している。前記内歯歯車兼
枠体8は入力軸カバー20と出力側カバー21により挾
持され、ボルト22により一体に固定されている。入力
軸1と入力側カバー20との間、及び入力軸1と出力フ
ランジ17との間には軸受23を介装しており、出力軸
7と出力側カバー21との間には軸受24を介装してい
る。
上記のように構成された遊星歯車増減速機は、次のよう
に作用する。
偏心体軸3の偏心体2a、2b、2cの偏心回転により
外歯歯車5a、5b、5cが内歯歯車8及び内ピン6に
より回転を規制され、揺動回転しつつ、外歯歯車5a、
5b、5cの1回の揺動回転に対して、外ピン9の本数
と外歯歯車5a、5b、5cの歯数の差だけ外歯歯車5
a、5b、5cの位相がずれ、この位相のずれが内ピン
6を介して出力フランジ17に伝達されて減速回転とな
って出力軸7から出力される。
この遊星歯車増減速機には、円筒ころ4a、4b、4c
内輪10a、10b、10c及び保持器12a、12
b、12cにより構成された転がり軸受A、B、Cが3
個並べて配置されている。該転がり軸受A、B、Cにお
いて、外輪は外歯歯車5a、5b、5cが兼用してい
る。
尚、遊星歯車減速機に関する構成及び作用は、従来例と
同様である。
第3図ないし第4図をも併せて参照して、本考案の要部
である外輪分離形軸受を詳しく説明する。
偏心体軸3の各偏心体2a、2b、2cに内輪10a、
10b、10cを嵌合し、これらの内輪10a、10
b、10cは両側にはそれぞれ止め輪13、14、1
5、16を設けて保持している。外輪兼用の外歯歯車5
a、5b、5cと内輪10a、10b、10cとの間に
は円筒ころ4a、4b、4cを設け、該円筒ころ4a、
4b、4cは保持器12a、12b、12cにより相互
の間隔を保持しつつ回転自在となっている。
本考案では、前記3列ころ軸受の内、端部のころ軸受A
の内輪10a(或いは内輪10cでもよい)の両側から
外方に突出したつば11aを環状つば体11bとして内
輪10aに分離可能に設けている。そして、この環状つ
ば11bは、組立状態では止め輪13、14により内輪
10aに圧接されて固定されている。
上記のように構成された本考案の転がり軸受の取外し作
業について以下に説明する。
今、真中に挾まれた転がり軸受Bの外輪に相当する外歯
歯車5bを修理等により外そうとした場合を第3図に示
す。
止め輪13、14を取外してから一方の外側のころ軸受
Aの前記つば11bを外す。そして、円筒ころ4a及び
保持器12aを一体に軸方向に移動させて取り外す。
外歯歯車5bの内径は内輪10aの環状つば11bの外
形よりも大きいので、外側の内輪10aを偏心体軸3か
ら外さなくとも外歯歯車5bを外すことができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、上
記遊星歯車減速機においては出力軸と入力軸を逆にして
増速機として使用してもよい。また、出力フランジを固
定して内歯歯車を回転させるようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案では、入力軸に設けた3個の偏心体に夫々嵌合し
た両端に突出したつばを有する3個の内輪と、つばの間
に保持器を介して回転自在に配置した3列の転動体と、
該転動体を介して内輪に遊嵌した外輪兼用の3個の外歯
歯車とからなる外輪分離形転がり軸受を備えた遊星歯車
増減速機において、両端のどちらか一方の内輪に設けら
れたつばを分離可能に設けているので、コロを保持器と
一体に取り外すことができるものとなり、内輪を取外す
ことなく外歯歯車の取外しができ、作業性が向上しかつ
取り付け作業も敏速となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る軸受を構造の一部とす
る遊星歯車減速機の縦断面図である。 第2図は第1図のN−N断面図である。 第3図は第1図に偏心体軸受部分を示す分解図である。 第4図は第2図の軸受Aの縦断面図である。 第5図は従来の遊星歯車減速機の縦断面図である。 第6図は第5図の軸受部分を示す分解図である。 第7図は第6図の軸受の一つの縦断面図である。 A、B、C:ころ軸受、3:偏心体軸、 4a、4b、4c:円筒ころ 5a、5b、5c:外歯歯車 10a、10b、10c:内輪 11a:突出つば、11b:環状つば 12a、12b、12c:保持器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力(出力)軸に設けた3個の偏心体に夫
    々嵌合した両端に突出したつばを有する内輪と、つばの
    間に保持器を介して回転自在に配置した3列の転動体
    と、該転動体を介して内輪に遊嵌した外輪兼用の3個の
    外歯歯車とからなる外輪分離形転がり軸受を備え、外歯
    歯車に形成された内ピン穴に内ピンを遊嵌し、該内ピン
    を出力(入力)軸と一体に形成した内ピン保持フランジ
    に保持し、前記外輪兼用の外歯歯車と内接して噛合する
    内歯歯車からなり、前記3個の内輪のうち、両端の少な
    くとも一方のつばを環状板体により構成し、この環状板
    体と内輪とを互いに分離可能に設け、前記両端の少なく
    とも一方の転動体を保持器と一体に取付け、取外し可能
    としたことを特徴とする遊星歯車増減速機。
JP8116887U 1987-05-14 1987-05-29 遊星歯車増減速機 Expired - Lifetime JPH066317Y2 (ja)

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DE8888107633T DE3878023T2 (de) 1987-05-14 1988-05-11 Planetengetriebesystem.
EP88107633A EP0291052B1 (en) 1987-05-14 1988-05-11 Planetary gear system
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JPS63190644U JPS63190644U (ja) 1988-12-08
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JPS63190644U (ja) 1988-12-08

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