JPH0663122U - 液体噴出器 - Google Patents

液体噴出器

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JPH0663122U
JPH0663122U JP1005493U JP1005493U JPH0663122U JP H0663122 U JPH0663122 U JP H0663122U JP 1005493 U JP1005493 U JP 1005493U JP 1005493 U JP1005493 U JP 1005493U JP H0663122 U JPH0663122 U JP H0663122U
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JP
Japan
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nozzle
inner cylinder
liquid
liquid ejector
supplied
Prior art date
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Pending
Application number
JP1005493U
Other languages
English (en)
Inventor
塚 真 大
Original Assignee
日立プラント建設株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ノズルに付着物が付着されにくくし、ノズルか
らの液の噴出を安定化させることのできる液体噴出器を
提供する。 【構成】先端部14が夫々閉塞した内筒16及び外筒1
8から成る二重管と、前記内筒16の軸方向に所定間隔
で設けられた複数のノズル20とから構成されている。
また、ノズル20は内筒16内の内側通路22に連通す
ると共に、ノズル20噴射口は外筒18の側面に形成さ
れた開口部24から煙道12を臨むようになっている。
そして、前記内側通路22には液体が供給されてノズル
20により噴出される。また、内筒16と外筒18との
間に形成される外側通路26には、圧縮エアが供給され
て開口部24から吹き出される。これにより、ノズル2
0外周にエアカーテンを形成することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は液体噴出器に係わり、特に、重原油専焼ボイラの排ガス煙道内にアン モニアを噴出させる液体噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
重原油専焼ボイラの排ガス中には三酸化硫黄(SO3 )が含まれており、この 三酸化硫黄が後段機器である集塵機等を腐食させたり、三酸化硫黄が結露するこ とによりダストが集塵機のバグフィルタ等に付着して目詰まりを起こしたりする 問題が発生する。この為、図3に示すように、重原油専焼ボイラの排ガス煙道1 内に液体噴出器2を設け、液体噴出器2からアンモニアを煙道1内に噴出させて 排ガス中の三酸化硫黄とアンモニアとを反応させることにより、腐食性の大きな 三酸化硫黄を腐食性の小さな硫安に変えている。従来のこの種の液体噴出器2は 図3及び図4に示すように、複数のノズル2A、2A…を設けたパイプ2Bに、 図示しないアンモニア供給器からアンモニアを供給し、ノズル2Aから煙道1内 に噴出していた。
【0003】 ところで、前記液体噴出器2から噴出されるアンモニアと三酸化硫黄との反応 が未完の場合、酸性硫安が生成される。そして、この酸性硫安は、アンモニア噴 出の死角になるノズル2A回りで生成され易く、この酸性硫安がノズル2Aに付 着物4として堆積し、ノズル2Aの噴出口を閉塞させる場合がある。また、排ガ ス中の湿ったダスト等がノズル2Aに付着してノズル2Aの噴出口を閉塞させる 場合もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の液体噴出器2の場合、ノズル2Bに付着堆積した付着物 4を取り除く手段がない為、ノズル2Aに付着物4が堆積してノズル2A噴出口 を閉塞させると、アンモニア液が煙道1内に供給されなくなるという欠点がある 。これにより、排ガス中の三酸化硫黄を硫安に変えることができなくなるので、 後段の機器を腐食させてしまうという問題が発生する。
【0005】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、ノズルに付着物が付着され にくくし、ノズルからの液の噴出を安定化させることのできる液体噴出器を提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本考案は、前記目的を解決する為に、内筒及び外筒で二重管構造で形成され、 内筒内に液体が供給されると共に、内筒と外筒との間の隙間に圧力エアが供給さ れる液体噴出器本体と、前記外筒の側面に設けられ、前記内筒と外筒との間の隙 間に供給された圧力エアを吹き出す吹出口と、前記吹出口を臨んで前記内筒の側 面に設けられ、内筒内に供給された液体を噴出するノズルと、から成ることを特 徴とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、内筒、外筒から成る二重管の外筒の側面にエアの吹出口を形 成すると共に、前記吹出口を臨むように内筒の側面にノズルを設けた。そして、 内筒と外筒との間の隙間に圧力エアを供給して前記吹出口から吹き出しながら、 内筒内に供給した液体を前記ノズルから噴出させるようにした。これにより、ノ ズル周囲にエアカーテンが形成されるので、ノズルに付着物が付着するのを抑制 できると共に、付着した付着物を吹き飛ばすことができる。従って、ノズルに付 着物が堆積してノズル噴出口を塞ぐことがないので、ノズルから安定した噴出を 行うことができる。
【0008】
【実施例】
以下添付図面に従って本考案に係る液体噴出器10の好ましい実施例について 詳説する。 図1は、本考案の液体噴出器10を、重原油専焼ボイラの煙道12内に設けら れるアンモニア液の噴出器として適用した場合の一例を示している。本考案の液 体噴出器10は、先端部14が夫々閉塞した内筒16及び外筒18から成る二重 管と、前記内筒16の軸方向に所定間隔で設けられた複数のノズル20とから構 成されている。また、図1及び図2に示すように、前記ノズル20は内筒16内 の内側通路22に連通すると共に、ノズル20噴射口は外筒18の側面に形成さ れた開口部24から煙道12を臨むようになっている。そして、図示しないアン モニア供給装置から前記内側通路22に供給されたアンモニア液はノズル20に より煙道12内に噴出される。また、内筒16と外筒18との間に形成される外 側通路26には、図示しないコンプレッサーから圧縮エアが供給され、前記開口 部24からエアが煙道12内に吹き出される。
【0009】 次に、上記の如く構成された液体噴出器10を、重原油専焼ボイラの煙道12 内に設けられるアンモニア液噴出器として適用した例で、その作用を説明する。 図示しない重原油専焼ボイラで発生した三酸化硫黄及びダスト等を含む排ガス は、図1の煙道12内を通り、図示しない集塵機等の後段機器に送気される。そ して、この排ガス送気中に、煙道12内に設けられた本発明の液体噴出器10か らアンモニア液を煙道12内に噴出させて、霧状のアンモニアと排ガス中の三酸 化硫黄とを反応させることにより三酸化硫黄を硫安に変え、後段機器の腐食を防 止している。
【0010】 しかし、従来技術で述べたように、アンモニアと三酸化硫黄との反応が未完の 場合、酸性硫安が生成され、この酸性硫安がノズル20に付着堆積してノズル2 0噴出口を閉塞させる場合がある。また、排ガス中の湿ったダスト等がノズル2 0に付着してノズル20噴出口を閉塞させることがある。 そこで、本考案の液体噴出器10では、内筒16と外筒18から成る二重管の 内側通路22にアンモニア液25を供給してノズル20により煙道12内に噴出 させる一方、外側通路26には圧縮エア27を供給して前記開口部24から煙道 12内に吹き出させるようにした。これにより、ノズル20周囲にエアカーテン が形成されるので、ノズル20回りに形成された酸性硫安がノズル20に付着す るのを抑制できると共に、ノズル20に付着した酸性硫安を吹き飛ばすことがで きる。また、酸性硫安以外のダスト等の付着物がノズル20に付着するのを防止 することができる。従って、ノズル20に付着物が堆積してノズル20噴出口を 塞ぐことがないので、ノズル20からアンモニア液を安定して噴出させることが できる。この結果、排ガス中の腐食性の強い三酸化硫黄を硫安に確実に変えるこ とができるので、後段の機器を三酸化硫黄で腐食することを防止することができ る。
【0011】 尚、上記実施例では、重原油専焼ボイラの煙道12内に本考案の液体噴出器1 0を適用した例で説明したが、これに限定されるものではなく、ノズル20に付 着物が付着し易い状況で液体を噴出させる全ての場合に適用することができる。 また、本実施例では、外側通路26に圧縮エアを供給して開口部24から吹き出 させるようにしたが、圧縮エアの代わりにスチームを吹き出すようにしてもよい 。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の液体噴出器によれば、液体を吹き出すノズル周 囲にエアカーテンが形成され、ノズルに付着物が付着されにくくすることができ ると共に、ノズルに付着した付着物を吹き飛ばすことができる。これにより、ノ ズル噴出口が付着物により閉塞されなくなるので、ノズルから液体を安定して噴 出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液体噴出器を重原油専焼ボイラの
煙道内に用いるアンモニア液噴出器として適用した場合
の断面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】従来の液体噴出器を重原油専焼ボイラの煙道内
に用いるアンモニア液噴出器として適用した場合の断面
【図4】図3のB−B断面図
【符号の説明】
10…液体噴出器 16…内筒 18…外筒 20…ノズル 22…内側通路 24…エア吹き出し用の開口部 26…外側通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内筒及び外筒で二重管構造で形成され、内
    筒内に液体が供給されると共に、内筒と外筒との間の隙
    間に圧力エアが供給される液体噴出器本体と、 前記外筒の側面に設けられ、前記内筒と外筒との間の隙
    間に供給された圧力エアを吹き出す吹出口と、 前記吹出口を臨んで前記内筒の側面に設けられ、内筒内
    に供給された液体を噴出するノズルと、から成ることを
    特徴とする液体噴出器。
JP1005493U 1993-02-15 1993-02-15 液体噴出器 Pending JPH0663122U (ja)

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JP1005493U JPH0663122U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 液体噴出器

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JP1005493U JPH0663122U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 液体噴出器

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JPH0663122U true JPH0663122U (ja) 1994-09-06

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ID=11739684

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JP1005493U Pending JPH0663122U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 液体噴出器

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999028017A1 (fr) * 1997-12-01 1999-06-10 Ebara Corporation Procede et appareil de desulfuration de gaz brules
JP2010538807A (ja) * 2007-09-04 2010-12-16 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 噴射ノズルマニホールド及びその使用により高温ガスを急冷する方法
KR101008383B1 (ko) * 2008-11-25 2011-01-13 이재규 유체분사장치
JP2012011316A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス処理装置
KR101480442B1 (ko) * 2013-04-16 2015-01-14 한국항공우주연구원 항공기 좌석용 공기막 형성장치
DE102017112595A1 (de) * 2017-06-08 2018-12-13 Airbus Operations Gmbh System zur Mischung und Verteilung von Luft in einer Flugzeugkabine und Flugzeug mit einem solchen System

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