JPH0663003A - スコープホルダー - Google Patents

スコープホルダー

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Publication number
JPH0663003A
JPH0663003A JP4221572A JP22157292A JPH0663003A JP H0663003 A JPH0663003 A JP H0663003A JP 4221572 A JP4221572 A JP 4221572A JP 22157292 A JP22157292 A JP 22157292A JP H0663003 A JPH0663003 A JP H0663003A
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JP
Japan
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scope
light guide
camera
cable
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP4221572A
Other languages
English (en)
Inventor
Hibiki Imagawa
響 今川
Hitoshi Mizuno
均 水野
Yoshihiro Kosaka
芳広 小坂
Masahiro Kaneda
正煕 金田
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Supinerii Toomasu
トーマス・スピネリイ
Akihiro Taguchi
晶弘 田口
Hideyuki Adachi
英之 安達
Masaaki Hayashi
正明 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH0663003A publication Critical patent/JPH0663003A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スコープのセッティングが容易で、しかもラ
イトガイドケーブルやTVカメラケーブル等のコード類
が手術中に邪魔になるようなことのないスコープホルダ
ーを提供することにある。 【構成】 スコープ10を所望の位置に保持するアーム
7dの先端部にスコープ10からの光学像を光電変換す
る固体撮像素子12を組み込むと共にスコープ10の第
2のコネクタ19が着脱自在に嵌合する第2の嵌合凹部
20に連通する第2のライトガイドケーブル16を設
け、前記固体撮像素子12からのTVカメラケーブル1
3及び第2のライトガイドケーブル16を保持アーム7
内に挿通させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、患者の体腔内に挿入
されたスコープ(内視鏡)を術者に代わって保持するス
コープホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】腹腔鏡などの内視鏡を使用した手術で
は、一度に複数の硬性鏡や処置具を使用する場合が多
い。そして、この硬性鏡には送気・送水および吸引等を
行うチューブや照明光供給用ライトガイドなどがそれぞ
れ接続されている。そして、手術中にはその各部材の繁
雑な配置状況でさらに手で直接スコープを保持するもの
であるため、使用しずらいものであった。すなわち、ス
コープで患部を観察している間は、操作者がずっと手で
スコープを把持し続け、見る方向を変えたい時には手で
スコープの方向を変えていた。
【0003】手術時には、スコープの操作をするスタッ
フが常にベッドサイドにいるため、狭い手術室において
は、他のスタッフが操作する医療機器の操作性を悪くす
る場合があった。また、スコープの操作者の疲労も大き
かった。
【0004】そこで、実開平1−130304号公報に
示されているように、複数本のアームの一つにホルダー
部を取付け、このホルダー部に被係合部材を形成し、内
視鏡に内視鏡の挿入方向に略直交する面内で移動して被
係合部材に係合する係合部材を取付けて構成されたもの
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、スコー
プをスコープホルダーに固定して使用する場合には、実
際にスコープにライトガイド、TVカメラを設けなけれ
ばならず、セッティングが煩雑でさらにスコープから出
たライトガイドケーブルやTVカメラケーブル等のコー
ド類がスコープの操作性を悪くしていた。
【0006】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、スコープのセッティング
が容易で、しかもライトガイドケーブルやTVカメラケ
ーブル等のコード類が手術中に邪魔になるようなことの
ないスコープホルダーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスコープホルダ
ーは、前記目的を達成するために、スコープを所望の位
置に保持する保持アームの先端部に前記スコープからの
光学像を光電変換する撮像素子を組み込むと共に前記ス
コープのライトガイドコネクタが着脱自在に嵌合する光
結合部を設け、前記撮像素子からの信号ケーブル及び前
記光結合部からのライトガイドケーブルを前記保持アー
ム内に挿通させたことにある。
【0008】
【作用】前述したスコープホルダーによれば、保持アー
ムの先端部に撮像素子を組み込むと共に、スコープのラ
イトガイドコネクタが着脱自在に嵌合する光結合部を設
けたことにより、スコープをスコープホルダーの保持ア
ームにワンタッチで取り付けることができ、スコープの
セッティングが容易となる。また、撮像素子からのTV
カメラケーブルや光結合部からのライトガイドケーブル
は保持アーム内に設けられているので、手術時にコード
類が邪魔になることもない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は第1の実施例を示すものである。
図中10は体腔内に挿入される挿入部10aと本体部1
0bとからなるスコープ10を示し、このスコープ10
の本体部10bの後端面にはイメージガイドコネクタ1
7およびライトガイドコネクタ19が突設されている。
また、上記本体部10bの後端面にはイメージガイドコ
ネクタ17およびライトガイドコネクタ19が突設され
ている。また、上記本体部10bの後端部外周には内面
にねじ部11aを有する接続リング11が回動可能に設
けられている。
【0010】また、図中Sは、手術時に前記スコープ1
0を保持するスコープホルダーを示し、このスコープホ
ルダーSは患者の体腔内に挿入されたスコープ10を保
持する保持アーム7と、この保持アーム7を支持する支
柱4とを有している。
【0011】前記支柱4は手術室の床面に立設されてお
り、その上部にはコネクタ4a、4bが設けられてい
る。そして、コネクタ4aにはモニタTV1がTV−C
CU(テレビカメラコントロールユニット)2およびT
Vカメラケーブル3を介して接続され、コネクタ4bに
は光源5がライトガイドケーブル6を介して接続されて
いる。
【0012】一方、前記保持アーム7は多関節構造とな
っており、アーム7a,7b,7c,7dをボールジョ
イント8a,8b,8cで回動可能に連結した構造とな
っている。スコープホルダー10の内視鏡像をモニタT
V1に映し出すためのTVカメラCが取り付けられてい
る。このTVカメラCは団体撮像素子12と、この団体
撮像素子12の光電気変換面に光学像を結像させる対物
レンズ系15および上記固体撮像素子12を駆動するド
ライバ14とで構成され、TVカメラCの先端には円柱
状の取付け部Jが突設されている。この取付け部Jの先
端面には前記スコープ10のイメージガイドコネクタ1
7が嵌合する第1の嵌合凹部18が形成されているとと
もに、スコープ10のライトガイドコネクタ19が嵌合
する光結合部としての第2の嵌合凹部20が形成されて
いる。
【0013】そして、前記取付け部Jの周面には、スコ
ープ10の接続リング11が螺合するねじ部9が形成さ
れている。そして、前記取付け部Jの周面にはスコープ
10の接続リング11が螺合するねじ部9が形成されて
いる。
【0014】前記TVカメラCには、映像信号を出すた
めのTVカメラケーブル13の一端が接続されており、
このTVカメラケーブル13の他端は保持アーム7内を
挿通して支柱4の上部に設けられたコネクタ4aに接続
している。そして、前記第2の嵌合凹部20の底部には
ライトガイドケーブル16の一端が接続固定されてい
る。このライトガイドケーブル16の他端は保持アーム
7内を挿通して支柱4の上部に設けられたコネクタ4b
に接続されている。
【0015】次に、前述のように構成されたスコープホ
ルダーの作用について説明する。スコープ10はイメー
ジガイドコネクタ17を第1の嵌合凹部18に嵌合し、
ライトガイドコネクタ19が第2の嵌合凹部20に嵌合
し、ねじ込みリング11のねじ部11aを取付け部Jの
ねじ部9にねじ込み固定することにより、スコープ10
はTVカメラCに着脱可能に保持されるので、スコープ
10のセッティングが容易となる。
【0016】しかも、第2のTVカメラケーブル13と
第2のライトガイドケーブル16はアーム7a,7b,
7c,7dの内部を挿通しているので、これらコード類
がスコープ10の操作性を損なうことがなく、手術の邪
魔になることはない。
【0017】図3は第2の実施例を示すものである。支
柱30の上端には軸31を支点に第1の旋回アーム32
が上下方向に回動可能に設けられている。この旋回アー
ム32の先端には支軸33が上方に突出して設けられ、
この支軸33を支点に第2の旋回アーム34が水平方向
に回動可能に設けられている。
【0018】この第2の旋回アーム34の先端には軸3
5を介してL字形状の回動アーム36が上下方向に回動
可能に枢支連結されている。回動アーム36には軸37
を介してバー38が上下方向に回動可能に連結され、こ
のバー38に軸39を介して回動バー40が上下方向に
回動可能に設けられている。この回動バー40には軸4
2を介してスコープ保持部41が上下方向に回動可能に
設けられている。このスコープ保持部41にはスコープ
10が取付け保持されるTVカメラCが取り付けられて
いる。このTVカメラCから出たTVカメラケーブル4
4やライトガイドケーブル45が前記第2の旋回アーム
34と支軸33、第1の旋回アーム32を挿通してコネ
クタ32a,32bに接続されている。
【0019】これらコネクタ32a,32bには外部の
第2のTVカメラケーブル46と第2のライトガイドケ
ーブル49が接続されている。つまり、前記TVカメラ
ケーブル44と第2のTVカメラケーブル46は接続さ
れ、ライトガイドケーブル45と第2のライトガイドケ
ーブル49は接続されている。前記第2のTVカメラケ
ーブル46はTV−CCU47、モニタTV48に接続
される。また、第2のライトガイドケーブル49は光源
50に接続されている。本実施例についても前述した第
1の実施例と略同様の作用・効果が得られる。図4及び
図5に第3の実施例を示す。なお、前述した第2の実施
例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0020】図4に示すように、前述した第2の実施例
の支持部33、第2の旋回アーム34、回動アーム3
6、バー38、回動バー40、スコープ保持部41及び
TVカメラCは滅菌カバー55により覆われている。こ
の滅菌カバー55は、透明で柔らかい塩化ビニール等か
ら構成され、紐56により適当間隔をおいて旋回アーム
34等に結び付けられている。
【0021】図5にTVカメラCとスコープ10の接合
部分を示す。スコープ保持部41の先端部にはTVカメ
ラCが設けられている。このTVカメラCには前記TV
カメラケーブル44に接続された固体撮像素子60が設
けられている。この固体撮像素子60はドライバ61に
より駆動されるようになっている。前記固体撮像素子6
0の先端には複数の対物レンズ62が設けられている。
【0022】また、TVカメラCの先端部には前記第2
のライトガイドケーブル45が設けられている。TVカ
メラCの先端には凹部63が設けられている。この凹部
63には弾性材からなるCリング64を介してアダプタ
65が嵌合固定されている。このアダプタ65には周側
部にはつば形状のフランジ66が設けられている。この
フランジ66とスコープ保持部41との間で前記滅菌カ
バー55が挟み込まれる。このアダプタ65には後述す
るスコープ10のイメージガイドコネクタ17及びライ
トガイドコネクタ19が接続される凹部67a,67b
が設けられている。この凹部67aの中心線は前記対物
レンズ62と同軸線上となるように配置され、前記凹部
67bの中心線は前記第2のライトガイドケーブル45
と同軸線上になるように配置されている。
【0023】このアダプタ65にはスコープ10が接続
される。このスコープ10の基端側にはイメージガイド
コネクタ17,ライトガイドコネクタ19が設けられて
いる。これらコネクタ17,19は前記アダプタ65の
凹部67a,67bに接続されるようになっている。
【0024】前記スコープ43のイメージガイドコネク
タ17にはレンズ系70が設けられている。また、ライ
トガイドコネクタ19には第3のライトガイドケーブル
71が設けられている。この第3のライトガイドケーブ
ル71はスコープ10の先端挿入部で周縁部に広がるよ
うに設けられている。
【0025】このスコープ10の外周にはねじ込みリン
グ72が嵌合固定されている。このねじ込みリング72
の内周にはねじ部72aが設けられている。このねじ込
みリング72のねじ部72aをアダプタ65の先端に設
けられたねじ部65aにねじ込むことによりスコープ4
3はTVカメラCに脱着可能に保持される。
【0026】次に、前述のように構成された第3のスコ
ープホルダーの作用について説明する。支持部33,旋
回アーム34,回動アーム36、回動バー40及びTV
カメラCは滅菌カバー55で覆われているので、手術に
おいてこれらを汚染することがなくなり、手術後に各紐
56をゆるめて滅菌カバー55を取り払い破棄すればよ
く、清掃が非常に容易になるという効果が得られる。し
かも、TVカメラCにアダプタ65を介してスコープ1
0が脱着可能に取付けられているので、TVカメラCが
汚染されることはない。
【0027】図6及び図7に第4の実施例を示す。な
お、前述した第3の実施例と同一構成部分には同一符号
を付して説明を省略する。図6及び図7に示すように、
TVカメラCには滅菌シース78が脱着可能に保持され
る。TVカメラCの先端にはコネクタ75が設けられて
いる。このコネクタ75の周縁には弾性材からなるCリ
ング76が嵌合されている。このCリング76を介して
滅菌シース78が脱着可能に保持されている。この滅菌
シース78にはフランジ77が一体に設けられ、このフ
ランジ77とTVカメラCとで滅菌カバー55が挟み込
まれる。この滅菌シース78は筒形状となっており、少
なくとも先端面は透明部材から構成されている。このよ
うに構成された第4の実施例においても、前述した第3
の実施例と略同様の作用・効果が得られる。
【0028】図8乃至図11に第5の実施例を示す。こ
の第5の実施例ではスコープホルダーの駆動制御部を示
している。図10に示すように、スコープ80の先端挿
入部80aには前後左右に4分割された環状の空気圧駆
動アクチュエータ81が嵌合状態で設けられている。こ
の空気圧駆動アクチュエータ81の駆動制御部は図8に
示すように、モニタTV84の画面上の任意の点を指定
する入力部85と、入力された点の画面上の座標とスコ
ープ80の視野角とから入力点に対するスコープ80の
ずれ角を演算する演算部86と、この演算部86の演算
結果によりスコープ80の向きを変える駆動部87とモ
ード設定部88とを有する。
【0029】前記モニタTV84に表示されているスコ
ープ画像上の任意の点をモニタTV84画面の中央に移
動させる場合には、入力部85よりその点の画面上の座
標を入力する。演算部86は入力された座標とスコープ
80の視野角とから、現在のスコープ80の向きと入力
した点の方向とのずれ角を演算する。
【0030】前記駆動部87は空気圧駆動アクチュエー
タ81を駆動して演算された角度だけスコープ80の向
きを変えるように働く。このため、最終的には入力した
点の方向とのずれ角を演算する。駆動部87は演算され
た角度だけスコープ80の向きを変えるように働く。こ
のため最終的には入力した点が画面中央に来ることにな
る。
【0031】点の入力は、例えばマウスの場合にはモニ
タTV84上に表示されているカーソルを任意の点に置
いてクリックすればよい。またライトペン等で直接モニ
タTV84画面上を指せばよい。
【0032】ずれ角の演算のしかたを図9を用いて説明
する。図9はモニタTV84の画面を示している。画面
中央の座標をO(0,0)、x軸方向の端の点の座標を
P(x0,0)とする。
【0033】スコープ80の光軸に沿って距離lの位置
に、光軸と垂直にスクリーンSを置いたとする。スコー
プ80のx軸方向の視野角(片側)をαとすると、光軸
とスクリーンSとの交点Oa と光軸からx軸方向に角度
αで出た光線がスクリーンSと交わる点Pとの間の距離
がx0に相当する。
【0034】今、画面上の任意の点Q(x,y)を指定
したとすると、これはスクリーン上においてOa からx
だけ離れた点Qa に相当する。このため、スコープ80
からQa を見たときの光軸とのずれ角θは、 θ=tan-1(xtanα/x0) で求まる。
【0035】y軸方向も同様にして求まる。また、スコ
ープ80にズーム機構がある場合は、その時々の視野角
αを演算部86に送りさえすれば上記と同様にずれ角が
求まる。モード設定部88の設定を切り替えることによ
り次のようにすることもできる。
【0036】すなわち、図11(a)のようにTVモニ
タ84の画面がA,B,C,Dの4つの領域に分けられ
入力部85によって、図11(b)に示すように、例え
ばAの領域がモニタTV84画面いっぱいに拡大され表
示されて、患部Xのより詳細な観察が可能となる。
【0037】図12乃至図17にスコープホルダーの第
6の実施例を示す。図12及び図13に示すように、フ
レキシブルチューブ90内に複数のSMAスプリング9
1及び複数のボールジョイント92が交互に配置されて
いる。フレキシブルチューブ90の中心軸上にフレキシ
ブルな心線93が設けられている。心線93の両端には
固定部材94,95が設けられている。
【0038】フレキシブルチューブ90の先端部にはス
コープ保持部97が設けられ、基端部には例えばこのフ
レキシブルチューブ90を手術台に固定する為の取付け
支持部98を有している。各SMAスプリング91は、
リード線99aにより通電されている。このリード線9
9aはコントローラ99に接続され、このコントローラ
99にはフットスイッチ100が接続されている。
【0039】本実施例においては、フットスイッチ10
0を踏み操作することによりコントローラ99から通電
され、リード線99aを介して各SMAスプリング91
が通電される。これらのSMAスプリング91は長さが
伸びる方向へ形状記憶されており、各SMAスプリング
91はボールジョイント92を強く押す方向に作用す
る。
【0040】しかし、フレキシブルチューブ90の全長
は心線93及び固定部材94,95により規制されてい
るので、ボールジョイント92とSMAスプリング91
間の摩擦が大きくなり、スコープホルダーを所望のリジ
ッド形状に保つことが可能となる。
【0041】フットスイッチ100を踏み操作しない
時、SMAスプリング91は通電されず、SMAスプリ
ング91は長さが伸びる方向に力が作用しないので、ボ
ールジョイント92との摩擦は少なく、フレキシブルチ
ューブ90はフリーとなってスコープホルダーを所望の
形状に変形することが可能となる。なお、前記スコープ
保持部97にはスコープのみではなく、処置具類等保持
するものの制限はない。
【0042】図14に第6の実施例の変形例を示す。フ
レキシブルチューブ110内のボールジョイント92の
相互間で、心線93には同径の普通のコイルスプリング
111とSMAスプリング112とが嵌合されている。
前記SMAスプリング112は、スプリング長さが縮ま
る方向に形状記憶されており、通電ONでボールジョイ
ント92との摩擦力を減らす方向へ作用する。したがっ
て、フレキシブルチューブ110は通電ONで摩擦力を
減らす方向へ作用し、スコープホルダーを自由に変形す
ることが可能となる。
【0043】よって、フットスイッチ100の操作によ
り通電ONでスコープホルダーを所望形状へ変形でき、
通電OFFで形状を保持できる。したがって、スコープ
ホルダーの形状保持状態での発熱性がなくなるという効
果が得られる。
【0044】図15に第6の実施例の変形例を示す。長
さの延び方向へ形状記憶させたSMAスプリング115
をボールジョイント116の内部に設け、通電ONによ
り普通のコイルスプリング117を押し、ボールジョイ
ント116との摩擦によりスコープホルダーはリジッド
に保持される。通電OFFにより普通のスプリング11
7とボールジョイント116との摩擦は軽減され、スコ
ープホルダーは自由自在に変形可能となる。
【0045】図16はフレキシブルチューブ90の屈曲
部分以外を硬性パイプ80を被嵌して構成したものであ
る。したがって、スコープホルダーの変形後、その形状
を保つ場合、スコープホルダーの形状のずれが小さくな
る。この硬性パイプ80の材質は金属、樹脂等は問わな
い。
【0046】なお、図示しないが、SMAスプリング9
1,112,115を別々に制御できるようにすること
も可能である。したがって、フレキシブルチューブ9
0,110のフリーにする関節(SMAスプリング)に
選択的に通電することによりさらに所望形状へ変形させ
ることが容易となる。
【0047】また、図17に示すように、SMAスプリ
ング91とボールジョイント92との間隔を狭め、摩擦
を増やすことによりスコープホルダーをリジット状態に
保持することが容易となる。
【0048】図示しないが、先端が根元まで順々に保持
の状態を軽くすることやゆるめることは合金への記憶の
させ方やリード線の抵抗を変えることにより容易に可能
である。
【0049】図18に本発明の第7の実施例を示す。図
18に示すように、支柱120の上端部にはアーム12
1a,121b,121cが順に連結状態で設けられて
いる。これらアーム121a,121b,121cはそ
れぞれボールジョイント122により回動可能に連結さ
れている。アーム121cの先端にはボールジョイント
122を介してスコープ123が回動可能に接続されて
いる。
【0050】前記先端アーム121cにはTV−CCU
124や光源125、VTR126、HF127(ハイ
フレケンシ)等の外部周辺装置をコントロールするため
のリモートコントロールスイッチ128が設けられてい
る。このリモートコントロールスイッチ128により前
記TV−CCU124や光源125、VTR126、H
F127が駆動・制御される。このようにスコープホル
ダーを構成することにより、内視鏡手術を容易にするこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、前述の如く構成したから、ス
コープのセッテイングが容易で、しかもライトガイドケ
ーブルやTVカメラケーブル等のコード類が手術中の邪
魔になるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概略構成図。
【図2】同上実施例の先端アームの部分断面図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す側面図。
【図4】本発明の第3の実施例を示す側面図。
【図5】同上実施例で、図4のA部分を拡大した部分断
面図。
【図6】本発明の第4の実施例を示す側面図。
【図7】同上実施例で、図6のB部分を拡大した部分断
面図。
【図8】本発明の第5実施例のブロック回路図
【図9】同上実施例のモニタTV画面の平面図。
【図10】同上実施例のスコープの挿入状態を示す一部
断面した側面図。
【図11】同上実施例の(a)はモニタTVの表示状態
を示す平面図,(b)は(a)のモニタTV画面のA部
分を拡大した平面図。
【図12】本発明の第6の実施例を示す一部断面した側
面図。
【図13】同上実施例の断面図。
【図14】同上実施例の断面図。
【図15】同上実施例の断面図。
【図16】同上実施例の断面図。
【図17】同上実施例の断面図。
【図18】本発明の第7の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
7a,7b,7c,7d…アーム、10…スコープ、1
2…固体撮像素子、13…第2のTVガイドケーブル、
16…第2のライトガイドケーブル、17…イメージガ
イドコネクタ、19…ライトガイドコネクタ、20…第
2の嵌合凹部(光結合部)。
フロントページの続き (72)発明者 金田 正煕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 トーマス・スピネリイ 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田口 晶弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安達 英之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 林 正明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スコープを所望の位置に保持する保持ア
    ームの先端部に前記スコープからの光学像を光電変換す
    る撮像素子を組み込むと共に前記スコープのライトガイ
    ドコネクタが着脱自在に嵌合する光結合部を設け、前記
    撮像素子からの信号ケーブル及び前記光結合部からのラ
    イトガイドケーブルを前記保持アーム内に挿通させたこ
    とを特徴とするスコープホルダー。
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