JP3347401B2 - 内視鏡システム - Google Patents

内視鏡システム

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JP3347401B2
JP3347401B2 JP15079993A JP15079993A JP3347401B2 JP 3347401 B2 JP3347401 B2 JP 3347401B2 JP 15079993 A JP15079993 A JP 15079993A JP 15079993 A JP15079993 A JP 15079993A JP 3347401 B2 JP3347401 B2 JP 3347401B2
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明 鈴木
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00131Accessories for endoscopes
    • A61B1/00137End pieces at either end of the endoscope, e.g. caps, seals or forceps plugs

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡検査に用いられ
内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡検査を行う場合は、患者
用のベッドの周囲には内視鏡に照明光を供給するための
光源装置や、高周波処置をする場合には高周波焼灼電源
装置等が術者の検査や看護婦の妨げにならないように、
ある程度間隔をおいて配置される。術者はこれらの装置
に内視鏡や処置具等を接続し、内視鏡の体腔内への挿入
や観察、処置等を行うようになっている。
【0003】ところで、内視鏡観察及び処置は、光源装
置や高周波焼灼電源装置の調整を伴うために、これらの
調整がし易いように術者は立った状態で検査を行うが、
このような状態での検査では検査時間が長時間に及ぶな
どすることによる術者の疲労の増大という不具合の他
に、患者が圧迫感を感じ易いという問題もある。
【0004】このように、術者の立場からも、患者の立
場からも、術者が座った状態で検査できる内視鏡検査装
置が望まれている。
【0005】そこで、例えば、特開平3ー57423号
公報には、内視鏡に照明光を供給する光源と検査に使用
される機器のうち少なくとも1つを一体的に組み込んだ
検査用椅子を備えた内視鏡検査装置が提案されている。
【0006】内視鏡検査時は、内視鏡の一端は体腔内に
あり他端は光源及び周辺機器の接続されるが、上記のよ
うな従来の内視鏡検査装置においては、術者が座った状
態で内視鏡検査時に移動したときに、光源及び周辺機器
も椅子と共に移動するので、光源及び周辺機器の位置を
気にすることなく検査が継続できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内視鏡
検査は、挿入あるいは検査の手技上の理由から、挿入部
を進退させたりねじったりあるいは患者の体位を変換さ
せたりする必要があり、特に挿入部のねじり動作は重要
な動作であり頻繁に行われる。このように挿入部がねじ
られると挿入部の基端側に設けられる内視鏡の操作部も
ねじられ、操作部に設けた送気・送水・吸引・ビデオ・
撮影・湾曲等の操作スイッチがねじれの位置に位置する
ことになる。
【0008】したがって、術者が立って検査を行う際
は、操作部のスイッチの良好な操作性を確保するために
術者は体をねじる必要があり、特に上述したように術者
が座った状態で検査をする際には、術者は体をねじれな
いのでスイッチの操作性がたいへん悪化する。そのため
術者が座った状態で検査が、術者からも患者からも、望
まれているにもかかわらず、実際にはほとんど行われて
いないのが実態である。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、内視鏡検査における術者の疲労を軽減すると共
に、内視鏡の操作性の良好な内視鏡システムを提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡システム
は、管腔内に挿入し内視鏡像を得る内視鏡挿入部と、前
記内視鏡挿入部の手元側を保持する挿入部保持部と、前
記内視鏡挿入部の先端側から観察部位に向け照射する照
明光を供給する光源と、内視鏡に設けられた撮像手段で
得られた撮像信号を信号処理するプロセッサと、前記プ
ロセッサで作成された内視鏡画像を表示するモニタと、
前記内視鏡が有する機能の発生を指示する操作手段と、
術者が内視鏡検査時に座る椅子と、を有する内視鏡シス
テムにおいて、前記光源、前記プロセッサ、前記操作手
段、前記挿入部保持部、前記モニタ及び前記椅子を一体
的に構成し、前記挿入部保持部を前記椅子の一側方前側
に、また、前記モニタを同椅子の他側方前側にそれぞれ
配置したことを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0012】図1ないし図6は本発明の第1実施例に係
わり、図1は内視鏡検査装置の構成を示す外観図、図2
は図1の挿入部の構成を示す断面図、図3は図1の湾曲
部の構成を示す断面図、図4は図3の湾曲ゴムの構成を
説明する説明図、図5は図3の湾曲ゴムの変形例の構成
を説明する説明図、図6は図1の操作部の構成を示す斜
視図である。
【0013】図1に示すように、第1実施例の内視鏡検
査装置1は、側面形状が略逆T字型で底部3aの底面に
複数のキャスタ2を備え移動自在な縦長の中空箱体より
なる本体3を備えており、この本体3の前面の略中央部
には術者の座るシート部4が設けられ、また本体3の左
側側面には前記シート部4の配置位置より上方から術者
の左手をのせる左側肘掛け5が延出している。前記シー
ト部4は、本体3の縦長の中空箱体に対して高さ方向に
移動可能に構成されており、術者は所望の高さにシート
部4を調整することができるようになっている。
【0014】尚、前記本体3の縦長の中空箱体内には、
図示はしないが後述する各装置を電気的に接続するケー
ブル、照明光を伝送する光伝送部材(ライトガイド)、
送気・送水・吸引に使用される各チューブ等が内蔵され
ている。また、前記シート部4には背もたれが設けられ
ている。
【0015】前記左側肘掛け5の先端側には、フレキシ
ブル継手6により該左側肘掛け5に対して任意の位置で
固定可能な操作部7が設けられ、この操作部7の先端側
には着脱自在に内視鏡挿入部(以下、挿入部と略記す
る)8が接続され、この挿入部8を体腔内に挿入するこ
とにより観察及び治療等が行えるようになっている。
【0016】尚、操作部7の先端側に着脱自在に接続さ
れる挿入部8は、直視型内視鏡挿入部でも、側視型内視
鏡挿入部でもよい。また、挿入部8は、例えば直視型内
視鏡挿入部においても、目的によりチャンネル径の大き
いものや光学系の優れたもの、あるいは外径が細いもの
でもよい。
【0017】このように本実施例の内視鏡検査装置1に
は複数種類の挿入部8が交換可能に接続できるので、挿
入部8の種類を識別するために、各挿入部の機種毎に設
定された抵抗が挿入部8内に組み込まれており、内視鏡
検査装置1の図示しない識別手段により抵抗を読み取っ
て識別され、例えば挿入部8の湾曲部8aの湾曲角の設
定や後述する光源装置の露光感度の設定等に使用され
る。ここで湾曲部8aの湾曲はモータを用いて湾曲ワイ
ヤを牽引する方式でも手動により湾曲ノブを回動するこ
とにより湾曲ワイヤを牽引する方式でもよい。
【0018】このように挿入部8が交換可能に接続され
るので滅菌、洗浄等は挿入部8のみに行えばよく、洗浄
効率を向上させている。
【0019】以下は簡単のために直視型であってモータ
を用いて湾曲駆動する挿入部が接続された例を用いて説
明する。
【0020】前記本体3の背面には、下段から前記挿入
部8の先端部8bの先端面より前方の体腔内の観察部位
に照射される照明光を供給する光源装置9、前記挿入部
8の先端部8b内に設けられた図示しない固体撮像素子
(例えば、CCD)からの撮像信号を信号処理するビデ
オプロセッサ10、このビデオプロセッサ10により得
られた内視鏡像を撮影するカメラ装置11、前記内視鏡
像を記録するビデオ装置12が順次、配置固定されてい
る。
【0021】また、前記光源装置9の下位には、上記の
各装置に電源を供給する電源供給用バッテリ13及び挿
入部8の先端側から汚物等を吸引する吸引装置14とが
前記本体3の底部3a上に該本体3と一体的に構成され
ている。
【0022】前記光源装置9内には挿入部8の先端部8
bに送気・送水を行う図示しない送気ポンプが設けられ
ており、該光源装置9の側面には送水タンク15が着脱
自在に配置されている。また、シート部4の下位の本体
3の底部3a上に、前記吸引装置14が吸引した汚物等
を蓄える吸引ビン16が配置されている。
【0023】前記挿入部8内部には、図2に示すよう
に、電気粘性流体(エレクトロレオロジー流体)20を
充填したシリコンラバーよりなるチューブ21が設けら
れており、このチューブ21の両端には電極22が設け
られこれらの電極22にスイッチ23を介して可変電圧
を印加できるようになっている。上記電気粘性流体20
は、電場がかからない状態では流動性の高く、電場がか
かると高粘度の粘稠な物質に変化する液体であり、例え
ば特開平2ー35933号公報に示される含水ポリマー
微粒子を分散した電気粘性流体、あるは特開昭63ー1
85812号公報に示されるセラミック微粒子を分散し
た電気粘性流体である。このような電気粘性流体20に
対して電場をON/OFFあるいは可変させることによ
り挿入部8の可撓性を可変させ挿入部8の挿入性を向上
させている。
【0024】前記挿入部8の湾曲部8aは、図3に示す
ように、外周がブレード31で覆われ、さらにこのブレ
ード31の外周が被覆ゴム32で被覆されていて、被覆
ゴム32の先端は糸巻きされることにより先端部8bに
固定されている。前記被覆ゴム32の内面は、図4に示
すように編み目状の溝35a(図4(a))あるいは線
状の溝35b(図4(b))が設けられ、図4(c)に
示すように挿入部8の長手方向に前記溝35a(35
b)が形成されている。従って、この被覆ゴム32の内
面の摩擦抵抗は大きく、そのため挿入等により被覆ゴム
32がブレード31に対して移動することがなく摩耗等
を防止し耐久性を向上させている。またブレード31に
対して移動することがないので、被覆ゴム32がずれる
ことがなくブレード31に密着した状態で挿入でき挿入
性を向上させている。溝35a(35b)の成形は、従
来の内面が平滑の被覆ゴムの型抜き成形とは異なり、例
えば半円筒状の型あるいは1/4円筒状の型を用い、外
側に溝35a(35b)を形成する突起部を設けて成形
し、成形された2つあるいは4つに分割された被覆ゴム
32を裏返すことによりブレード31に被覆している。
尚、被覆ゴム32の内面には溝35a(35b)が形成
されるとしたが、これに限らず、例えば、図5に示すよ
うに内面に複数の突起部を形成した被覆ゴムでもよい。
【0025】操作部7は、図6に示すように、挿入部8
の先端側に設けられた湾曲部8aの湾曲を指示する湾曲
スイッチ41を備えており、この湾曲スイッチ41の
「U」、「D」、「R」、「L」と表示された各スイッ
チを押すと図示しないモータが牽引ワイヤを牽引し各々
上下左右の湾曲が行われるようになっている。
【0026】また、操作部7には、送気用スイッチ4
2、送水用スイッチ43、吸引用スイッチ44が設けら
れており、送気用スイッチ42を押すと前記光源装置9
内の図示しない送気ポンプの出力側と挿入部8に内蔵し
た図示しない送気管路とが連通するように図示しない電
磁弁が開き挿入部8の先端から送気が行われるようにな
っている。また、送水用スイッチ43を押すと光源装置
9ないの図示しない送気ポンプの出力側と前記送水タン
ク15とが連通し、さらに挿入部8に内蔵した図示しな
い送水管路が連通するように図示しない電磁弁が開き挿
入部8の先端から送水が行われるようになっている。さ
らに、吸引用スイッチ44を押すと前記吸引装置14内
の図示しない吸引ポンプと前記吸引ビン16とが連通
し、さらに挿入部8に内蔵した図示しない吸引管路が連
通するように図示しない電磁弁が開き挿入部8の先端か
ら汚物等の吸引が行われるようになっている。
【0027】さらに、操作部7には、複数、例えば、3
つの機能選択スイッチ45、46、47が設けられてお
り、前記ビデオプロセッサ10に設けた設定スイッチ1
0a(図1参照)により、上記機能選択スイッチ45、
46、47に各々、例えば、レリーズ、フリーズ、拡
大、測光方式変更、前記ビデオ装置12のON/OFF
制御等の機能を自由に割り付けることができるようにな
っている。
【0028】挿入部8の手元側には、処置具等を挿入す
る該挿入部8内を挿通した図示しないチャンネルに連通
した鉗子栓48が設けられている。また、操作部7と挿
入部8との接続は図示しないコイルを介してなされてお
り、コイルがねじれることにより、スムーズに挿入部8
をねじることができ、ねじれが操作部7に伝わらないよ
うになっている。尚、左右100度以上にねじれないよ
うに図示しないストッパが設けられている。
【0029】このように第1実施例の内視鏡検査装置1
によれば、挿入部8と操作部7とが図示しないコイルに
より接続され、挿入時の手技による挿入部8のねじれが
操作部7に伝わらないように構成されているので、術者
は体をひねる等の動作をする必要がなくシート部4に座
ったままで図示しないモニタにより観察をしながら挿入
操作を行うことができると共に、所望の位置にフレキシ
ブル継手6により配置された操作部7で各種の操作を行
うことができる。したがって、内視鏡検査時における術
者の疲労が軽減できると共に、操作性を向上させること
ができる。
【0030】次に第2実施例について説明する。図7は
第2実施例に係る内視鏡検査装置の構成を示す外観図で
ある。第2実施例は第1実施例と同様な構成を有してい
るので、同じ構成には同一の符号をつけ説明は省略す
る。
【0031】図7に示すように、第2実施例の内視鏡検
査装置1aは、肘掛け椅子型の本体51よりなり、本体
51は背もたれ部52を有するシート部53と、このシ
ート部53の底部に設けられた支柱部54と、この支柱
部54の底部に設けられた星型形状の台部55とから構
成され、台部55の各頂点部にはキャスタ2が設けられ
ている。前記支柱部54は比較的大きな中空部を有して
おり、この中空部には汚物用を吸引する前記吸引ビン1
6が配置されている。
【0032】背もたれ部52内には、図示はしないが第
1実施例で説明した光源装置9、ビデオプロセッサ10
等の各種装置が内蔵されており、背もたれ部52の背面
には表示パネル57と設定パネル58とが設けられてい
る。設定パネル58により光源装置9、ビデオプロセッ
サ10を制御して露出条件や送気量等の設定を変更する
ことができ、その設定値が表示パネル57に表示される
ようになっている。
【0033】右側肘掛け60の先端側には前記挿入部8
が着脱自在に接続されている。また、前記の湾曲スイッ
チ41、送気用スイッチ42、送水用スイッチ43、吸
引用スイッチ44、機能選択スイッチ45、46、47
の各種スイッチは、前記左側肘掛け5の先端側に設けら
れ、さらに前記左側肘掛け5の先端にはモニタ61が設
けられている。このモニタ61には、挿入部8の先端部
8a内に設けたCCDにより得られた内視鏡像を表示す
るようになっている。第2実施例の内視鏡検査装置1a
における電源は商業用電源であり、商業用電源用コンセ
ント62を図示しない商業用電源供給源に接続すること
により電源が供給されるようになっている。
【0034】このように構成された第2実施例の内視鏡
検査装置1aによれば、第1実施例の効果に加え、挿入
部と操作部とを分離して設けているので操作部の操作性
がさらに向上すると共に、術者の指示によって例えば内
視鏡技師等が設定パネル58を操作し露出条件や送気量
等の設定を変更することにより、術者は常に最適な検査
条件で検査を行うことができる。またモニタ61が操作
手段である各種スイッチの近傍に設けられているので、
術者の内視鏡像の観察下での処置・治療等の操作性を著
しく向上させることができる。
【0035】次に第3実施例について説明する。図8は
第3実施例に係る挿入部の接続を説明する外観図であ
る。第3実施例は第2実施例とほとんど同じであるの
で、異なる構成のみ説明する。
【0036】第3実施例は、第2実施例に対し挿入部8
と右側肘掛け60との接続部分の構成が異なる以外は第
2実施例と同じである。すなわち、図8に示すように、
挿入部8の体腔内挿入量が少ないときに、体外にある挿
入部8をたるませて保持する支持部71を備えた連結棒
72が右側肘掛け60の先端に着脱自在に延出・固定し
て設けられている。前記支持部71は、例えばゴム等の
弾性部材よりなり、支持部71に設けられたスリット7
3を拡げるようにして、挿入部8を嵌合する。この時、
支持部71と挿入部8との間には適度な摩擦が働いてお
り、例えば術者が挿入部8から手を離したときには、そ
の位置で挿入部8が固定され、また、例えば、術者が挿
入部8を挿入するために進退させようとしたときには、
容易に進退できるようになっている。
【0037】その他の構成は第2実施例と同じである。
【0038】このように構成された第3実施例によれ
ば、第2実施例の効果に加え、術者は挿入部8を支持部
71で保持することにより、必要に応じて挿入部8から
手を離し所望の操作や処置を行うことができ、より操作
性を向上させることができる。
【0039】尚、例えば、検査が終了した場合、支持部
71、連結棒72を新しいものと交換することにより洗
浄・消毒等の処理を不要とすることができる。
【0040】次に第4実施例について説明する。図9は
第4実施例に係る内視鏡検査装置の構成を示す外観図で
ある。第4実施例は第2実施例と同様な構成を有してい
るので、同じ構成には同一の符号をつけ説明は省略す
る。
【0041】第2実施例では、背もたれ部52内に第1
実施例で説明した光源装置9、ビデオプロセッサ10等
の各種装置が内蔵するとしたが、本第4実施例では上記
の光源装置9、ビデオプロセッサ10等の各種装置を右
側肘掛け60内に内蔵させた構成となっている。
【0042】また、本実施例の内視鏡検査装置1bの右
側肘掛け60の表面には、図9に示すように、第2実施
例で説明した表示パネル57と設定パネル58、湾曲ス
イッチ41、送気用スイッチ42、送水用スイッチ4
3、吸引用スイッチ44、機能選択スイッチ45、4
6、47の各種スイッチを設けて構成している。
【0043】さらに、右側肘掛け60の表面の先端側に
は2つのモニタ81、82が設けられており、一方のモ
ニタに、例えば一時的に静止画を表示させたり、また図
示しない入力端子にX線撮像装置あるいは超音波診断装
置を接続することにより、X線像や超音波像を表示させ
ることができるようになっている。
【0044】尚、例えばホストコンピュータ等を接続す
ることにより、ホストコンピュータに記憶された患者の
過去の内視鏡像等を一方のモニタに表示させ、他方のモ
ニタに現在の内視鏡像を表示させることにより病状経過
を容易に把握することが可能となっている。また、現在
の内視鏡像をホストコンピュータに記憶させ、今後の診
断に利用することが可能となっている。
【0045】挿入部8は、第1あるいは第2実施例と異
なり、前記シート部53の左後方鉛直方向に伸びたポー
ル84に接続したフレキシブルシャフト85の先端に着
脱自在に接続されている。また、検査ベット86が備え
付けられている検査室の壁には汚物用を吸引する前記吸
引ビン16が配置されている。
【0046】前記ポール84には挿入部8を挟み込む保
持部87が設けられており、この保持部87には、例え
ば圧電アクチェータやモータ等の駆動手段が内蔵されて
おり、右側肘掛け60の表面に設けた進退指示スイッチ
88を押すことにより、挿入部8を進退できるようにな
っている。
【0047】その他の構成は第2実施例と同じである。
【0048】このように構成された第4実施例の内視鏡
検査装置1bによれば、第2実施例の効果に加え、表示
パネル57と設定パネル58を右側肘掛け60に設けて
いるので、術者自ら露出条件や送気量等の設定を変更す
ることにより、術者は常に最適な検査条件を設定するこ
とができる。また、2つのモニタ81、82を備えてい
るので、様々な画像をモニタすることができ、適切な診
断・治療が可能となる。さらに挿入部8がポール84に
接続して設けられるので、検査前あるいは終了時におい
ては保持部87で挿入部8を保持することにより、挿入
部8を邪魔にならない位置に維持できる。
【0049】次に第5実施例について説明する。図10
は第5実施例に係る内視鏡検査装置の構成を示す外観図
である。第5実施例は第2実施例と同様な構成を有して
いるので、同じ構成には同一の符号をつけ説明は省略す
る。
【0050】第2実施例では、背もたれ部52内に第1
実施例で説明した光源装置9、ビデオプロセッサ10等
の各種装置が内蔵するとしたが、本第5実施例では、図
10に示すように、上記の光源装置9、ビデオプロセッ
サ10等の各種装置をシート部53の後方の箱体91内
に内蔵させた構成となっている。
【0051】挿入部8は、第1あるいは第2実施例と異
なり、前記シート部53の右後方鉛直方向に伸びたポー
ル84に接続したフレキシブルシャフト85の先端に着
脱自在に接続されており、さらにポール84の頂点を高
くすることにより、挿入部8を自然長にたらしても床に
つかないようにしている。
【0052】また、表示パネル57と設定パネル58
は、光源装置9及びビデオプロセッサ10にそれぞれ対
応させるために前記箱体91の表面に2組に分けて設け
ている。
【0053】左側肘掛け5の先端側には、前記の湾曲ス
イッチ41、送気用スイッチ42、送水用スイッチ4
3、吸引用スイッチ44、機能選択スイッチ45、4
6、47の各種スイッチのほかに、機能選択スイッチ4
5、46、47と同様な機能選択型スイッチ92、9
3、94が設けられ、さらに前記左側肘掛け5の先端に
はフレキシブルシャフト95を介してモニタ61が設け
られている。このモニタ61には、挿入部8の先端部8
a内に設けたCCDにより得られた内視鏡像を表示する
ようになっている。尚、モニタ61の向きは、フレキシ
ブルシャフト95を調整することにより任意に変えるこ
とができるようになっている。
【0054】その他の構成は第2実施例と同じである。
【0055】このように構成された第5実施例の内視鏡
検査装置1cによれば、第2実施例の効果に加え、表示
パネル57と設定パネル58を光源装置9及びビデオプ
ロセッサ10にそれぞれ対応させて2組に分けて設けて
いるので、より細かく露出条件や送気量等の設定するこ
とで、より最適な検査条件を設定することができる。ま
た、挿入部8がポール84に接続して設けられ、ポール
84の頂点の高さが十分高いので、検査前あるいは終了
時においては挿入部8を自然長でたらして保持すること
により、挿入部8を邪魔にならない位置に維持できる。
さらに、機能選択型スイッチを複数追加した構成とした
ので、種々の機能を割り付けることによりさらに操作性
を向上させることができる。また、モニタ61の向きを
フレキシブルシャフト95を調整することにより任意に
変えることができるので、術者は所望に向きにモニタ6
1に変えることにより最適な位置で内視鏡像を観察でき
る。
【0056】次に第6実施例について説明する。図11
及び図12は第6実施例に係わり、図11は内視鏡検査
装置の構成を示す外観図、図12は図11の内視鏡検査
装置の変形例の構成を示す外観図である。第6実施例は
第1実施例と同様な構成を有しているので、同じ構成に
は同一の符号をつけ説明は省略する。
【0057】第6実施例の内視鏡検査装置1dは、図1
1に示すように、底部にキャスタ2を備えたチャンネル
状の枠体である本体100からなり、本体100の一方
の側壁部101の高さは、他方の側壁部102の高さの
略半分であり、側壁部101の上方にシート部103が
設けられている。また側壁部102の上方には箱体のテ
ーブル104が設けられ、光源装置9、ビデオプロセッ
サ10等の各種装置をテーブル104内に内蔵させた構
成となっている。テーブル104の上面には表示パネル
57と設定パネル58とが設けられている。設定パネル
58により光源装置9、ビデオプロセッサ10を制御し
て露出条件や送気量等の設定を変更することができ、そ
の設定値が表示パネル57に表示されるようになってい
る。また、テーブル104の下位の本体100の底部上
には吸引ビン16が設けられている。
【0058】テーブル104の側面からは箱体105が
垂直に延出しており、この箱体105の側面には挿入部
8が着脱自在に接続され、さらに挿入部8の接続部の下
方には可撓性コード106が延出されており、可撓性コ
ード106の先端には操作部7が設けられている。この
操作部7の構成は第1実施例と同様であり、湾曲スイッ
チ41と、送気用スイッチ42、送水用スイッチ43、
吸引用スイッチ44、機能選択スイッチ45、46、4
7とからなるスイッチ部107とが設けられている。そ
の他の構成は第1実施例と同じである。
【0059】このように構成された第6実施例の内視鏡
検査装置1dでは、例えば、左手で操作部7を持ち、右
手に挿入部8を持って挿入部8を体腔内に挿通し、検査
ベッド86の後方に設けられたモニタ61に内視鏡像を
表示して検査を行う。
【0060】したがって、第6実施例の内視鏡検査装置
1dによれば、第1実施例の効果に加え、操作部7が移
動可能であるので、例えば、左手で患者腹部を押さえな
がら各種スイッチを操作し、同時に右手で挿入部8の進
退ねじり操作が行えるので、挿入部8の挿入手技が改善
される。
【0061】尚、第6実施例では側壁部101の上方に
シート部103備えて構成するとしたが、これに限ら
ず、例えば、図12に示すように、チャンネル状の枠体
をほぼ中央部で切断し、側壁部101取り除いた本体1
00aよりなる内視鏡検査装置1eでもよい。この場
合、術者は通常の診療に用いる例えば事務用椅子に座っ
て内視鏡検査を行うことにより同等な効果を得ることが
できると共に、内視鏡検査装置を小型にできコストダウ
ンを図ることができる。また、図12に示すように構成
することにより、術者は立った状態で挿入手技を行う場
合にも、操作部のねじれの位置に体を移動することなく
容易に内視鏡検査を行うことができるという効果もあ
る。
【0062】尚、上記各実施例においては、挿入部先端
に固体撮像素子を備えて内視鏡像を撮像するとしたが、
これに限らず、被写体の光学像を伝送する、例えばイメ
ージガイドを挿通した挿入部でもよく、この場合、例え
ば挿入部と本体との接続部に撮像手段を設け、挿入部内
を伝送した光学像をこの撮像手段により撮像することで
上記各実施例と同等の効果を得ることができる。
【0063】また、上記各実施例を医療用内視鏡検査の
例を用いて説明したが、工業用の内視鏡検査装置にも適
用できることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡シス
テムによれば、内視鏡検査における術者の疲労を軽減す
ると共に、内視鏡の操作性を向上させることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡検査装置の構
成を示す外観図
【図2】図1の挿入部の構成を示す断面図
【図3】図1の湾曲部の構成を示す断面図
【図4】図3の湾曲ゴムの構成を説明する説明図
【図5】図3の湾曲ゴムの変形例の構成を説明する説明
【図6】図1の操作部の構成を示す斜視図
【図7】本発明の第2実施例に係る内視鏡検査装置の構
成を示す外観図
【図8】本発明の第3実施例に係る挿入部の接続を説明
する外観図
【図9】本発明の第4実施例に係る内視鏡検査装置の構
成を示す外観図
【図10】本発明の第5実施例に係る内視鏡検査装置の
構成を示す外観図
【図11】本発明の第6実施例に係る内視鏡検査装置の
構成を示す外観図
【図12】図11の内視鏡検査装置の変形例の構成を示
す外観図
【符号の説明】
1…内視鏡検査装置 3…本体 4…シート部 5…左肘掛け 6…フレキシブル継手 7…操作部 8…挿入部 8a…湾曲部 8b…先端部 9…光源装置 10…ビデオプロセッサ 11…カメラ装置 12…ビデオ装置 13…電源供給用バッテリ 14…吸引装置 15…送水タンク 16…吸引ビン 41…湾曲スイッチ 42…送気用スイッチ 43…送水用スイッチ 44…吸引用スイッチ 45、46、47…機能選択スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−37034(JP,A) 特開 昭61−94632(JP,A) 特開 平3−57423(JP,A) 特開 昭63−194659(JP,A) 特開 昭63−122416(JP,A) 特開 昭61−94633(JP,A) 実開 昭51−152888(JP,U) 実開 平4−50001(JP,U) 特表 平3−504093(JP,A) 米国特許4989581(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 A61G 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管腔内に挿入し内視鏡像を得る内視鏡挿
    入部と、 前記内視鏡挿入部の手元側を保持する挿入部保持部と、 前記内視鏡挿入部の先端側から観察部位に向け照射する
    照明光を供給する光源と、 内視鏡に設けられた撮像手段で得られた撮像信号を信号
    処理するプロセッサと、 前記プロセッサで作成された内視鏡画像を表示するモニ
    タと、 前記内視鏡が有する機能の発生を指示する操作手段と、 術者が内視鏡検査時に座る椅子と、 を有する内視鏡システムにおいて、前記光源、前記プロセッサ、前記操作手段、前記挿入部
    保持部、前記モニタ及び前記椅子を一体的に構成し、 前記挿入部保持部を前記椅子の一側方前側に、また、前
    記モニタを同椅子の他側方前側にそれぞれ配置したこと
    を特徴とする内視鏡システム。
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