JPH0662926U - 表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示を見やすくする。 【構成】 本体上部に設けたパネルと、パネル上面に固
着されたパネルシートと、パネルシートに印刷した表示
部と、表示部に投光する複数の発光ダイオード１０と、
発光ダイオード１０の光を乱反射させる複数個の反射箱
９Ａを一体形成した反射器９とを有し、前記パネルシー
トの表示部はメニューの文字部分を光の透過面とし、前
記反射箱９Ａの内壁面は傾斜の異なる反射面９ａ、９
ｂ、９ｃで形成し、発光ダイオード１０の光が乱反射し
てメニュー文字に投射され、メニュー文字自身が点灯し
ているように見え部屋の中が暗い場合はもちろん明るい
場合でもくっきりと確認できる炊飯器の表示装置を提供
するものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、炊飯器のメニュー等を表示する表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の炊飯器のメニュー等の表示装置は、図４に示すようにパネル操作部２０ の中央部にメニュー表示部２２や時刻表示部２４を組み込んだ液晶表示装置（Ｌ ＣＤ）２１と、メニューを選択するためのメニュー操作ボタン２３とにより構成 されているものや、図５に示すようにパネル操作部２５の中央部に配したメニュ ー表示２６と、その側の発光ダイオード（ＬＥＤ）を点灯させるメニュー表示ラ ンプ２７と、メニューを選択するためのメニュー操作ボタン２８とにより構成さ れているものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記図４に示す従来例では、パネル操作部２０のメニュー操作ボタン２３を押 してメニュー表示部２２の表示内容を移動させ好みのメニューを選択するが、Ｌ ＣＤ２１にはメニュー表示部２２の他に炊飯タイマーの予約状態を表示するため の時刻表示部２４等が狭いスペースに納められており、メニュー表示部２２が制 限されメニューの文字が小さくて表示が見にくく、またＬＣＤ２１にはバックラ イトがなく部屋の中が暗い場合に見にくいなどの問題があった。

【０００４】 また、図５に示す別の従来例では、パネル操作部２５の好みのメニュー操作ボ タン２８を押し、メニュー操作ボタン２８に対応して点灯するメニュー表示ラン プ２７が点灯し、メニューの実行状態を示すようになっているが、部屋の中が暗 い場合にメニュー表示ランプ２７の点灯は確認できるがメニュー表示２６が見に くいという問題があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 本考案は上記課題を解決するためになされたもので、本体上部に設けたパネル と、パネル上面に固着されたパネルシートと、パネルシートに印刷されたメニュ ー等を表示する表示部と、表示部に投光する複数の発光ダイオード（ＬＥＤ）と 、発光ダイオード（ＬＥＤ）の光を乱反射させる複数個の反射箱を一体形成した 反射器とを有し、前記パネルシートの表示部は文字部分を光の透過面とし、前記 反射箱の内壁面は傾斜の異なる複数の反射面で形成した。

【０００６】

【作用】

上記構成により、個々の反射箱の底部に設けられた発光ダイオード（ＬＥＤ） の光は、反射箱の内壁面により乱反射されパネルシートの表示部に投光され、恰 も文字自体が点灯しているように見え、部屋の明暗に関係なく実行中の文字が容 易に確認できる炊飯器のメニュー等を表示する表示装置を提供するものである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を炊飯器のメニューを表示するメニュー表示装置を例 にとり図１〜図３を用いて説明する。

【０００８】 １は炊飯器の本体、２は本体１の上部に設けられたパネル、３はパネル２の上 面に固着されたパネルシートである。４はメニューを表示する表示部で、メニュ ーの文字部分を光の透過面４ａ、その他を非透過面４ｂとなし前記パネルシート ３に印刷されている。５はタイマー操作とメニュー操作を行うボタンを一体に形 成した操作ボタン、６は炊飯や予約を行うボタンを一体に形成したスイッチボタ ンＡ、７は切・保温操作を行うスイッチボタンＢである。８はパネルカバーで、 前記操作ボタン５、スイッチボタンＡ６、スイッチボタンＢ７等を操作可能にパ ネル２に固定されている。

【０００９】 ９は表示部４の下部に設けられた反射器で、表示部４の各メニュー文字に対応 する複数個の反射箱９Ａが一体形成されている。前記反射箱９Ａは上部が長方形 に開口し底部９ｄを有するすり鉢状をしており、内壁面の２側面は相対する反射 面９ａで、残る２側面は上部は前記反射面９ａより傾斜を大きくした反射面９ｂ が相対し、下部は前記反射面９ｂより更に傾斜を大きくした反射面９ｃが相対し ている。１０は底部９ｄに設けられた発光ダイオード（ＬＥＤ）である。

【００１０】 次に本実施例の作用について説明する。

【００１１】 反射器９の反射箱９Ａの底部９ｄに設けられた発光ダイオード１０が点灯する と、光は直接表示部４のメニュー文字すなわち透過面４ａに投射されると同時に 、反射箱９Ａ内壁の反射面９ａ、９ｂ、９ｃおよび底部９ｄに投射・乱反射され て透過面４ａに達し、恰もメニュー文字（透過面４ａ）自身が光源となり点灯し ているように見え、実行中のメニューのメニュー文字が部屋の中が暗い場合はも ちろん明るい場合でもくっきりと確認できる。

【００１２】

【考案の効果】

以上本考案によれば、本体上部に設けたパネルと、パネル上面に固着されたパ ネルシートと、パネルシートに印刷された表示部と、表示部に投光する複数の発 光ダイオード（ＬＥＤ）と、発光ダイオード（ＬＥＤ）の光を乱反射させる複数 個の反射箱を一体形成した反射器とを有し、前記パネルシートの表示部はメニュ ーの文字部分を光の透過面とし、前記反射箱の内壁面は異なる傾斜面で形成した ので、発光ダイオード（ＬＥＤ）の光が乱反射してメニュー文字に投射され、メ ニュー文字自身が点灯しているように見え部屋の中が暗い場合はもちろん明るい 場合でもくっきりと確認できる炊飯器等の表示装置を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す炊飯器の表示装置の破
断上面図である。

【図２】同じく、表示部の要部斜視図である。

【図３】同じく、表示部の要部構造図である。

【図４】従来例の炊飯器の表示装置の正面図である。

【図５】他の従来例の炊飯器の表示装置の正面図であ
る。

【符号の説明】

２ パネル ３ パネルシート ４ 表示部 ４ａ 透過面 ５ 操作ボタン ６ スイッチボタンＡ ８ パネルカバー ９ 反射器 ９Ａ 反射箱 ９ａ、９ｂ、９ｃ 反射面 １０ 発光ダイオード（ＬＥＤ）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体（１）上部に設けたパネル（２）
   と、パネル（２）上面に固着されたパネルシート（３）
   と、パネルシート（３）に印刷された表示部（４）と、
   この表示部（４）に投光する複数の発光ダイオード（１
   ０）と、発光ダイオード（１０）の光を乱反射させる複
   数個の反射箱（９Ａ）を一体形成した反射器（９）とを
   有し、前記パネルシート（３）の表示部（４）は文字部
   分を光の透過面（４ａ）とし、前記反射箱（９Ａ）の内
   壁面は傾斜の異なる反射面（９ａ）、（９ｂ）、（９
   ｃ）で形成したことを特徴とする表示装置。