JP6433374B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用電子機器や家電用の各種電子機器の操作パネルに設けられる操作装置に関する。
特許文献1には、ランプやLED等の照光部を内部に備え、エッジ部を光らせることでボタンに表示された文字を見やすくする押ボタンが記載されている。この押ボタンは、透明樹脂体からなる操作部材を備える。操作部材には、文字等を表示する表示面の周りにエッジ部を構成する傾斜面が形成され、表示面の裏面には、文字板が貼り付けられている。エッジ部の裏側には、段差面が形成されており、エッジ部から入射した外部からの光が各段差面で反射して光って見えるようになっている。
実開昭60−88421号公報
特許文献1に記載された操作部材は、表示面を囲むエッジ部が、角部領域であっても、角部領域どうしの間の中間部であっても同じような状態で照明されるため、操作部材の外観に特徴がなく、高級感に乏しい課題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、操作部材の外側傾斜面の角部領域において、外側斜面部を透過した光を内側斜面部で全反射できるようにして、角部領域がクリスタルのように輝く外観を呈するようになり、操作部材が特徴的な外観を呈し、外観に高級感を与えることが可能な操作装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、前記角部領域と角部領域との中間領域では、表示部材の周囲に形成された外側斜面部を透して裏側に配置された光拡散層を透視できるようにして、操作部材の周囲を照明で浮き出させることができる操作装置を提供することを目的としている。
本発明は、表側に向く外側凸部と裏側に向く内側凹部とが形成された光透過性の操作部材と、前記操作部材が押圧されたときに動作するスイッチ機能部と、を備えた操作装置において、
前記外側凸部は、表示面を構成する正面部と、前記正面部を囲む複数の外側斜面部とを有し、前記内側凹部は、前記正面部に対向する裏面部と、前記裏面部を囲み、前記各外側斜面部に対向する複数の内側斜面部とを有しており、
前記外側斜面部と前記内側斜面部は、前記操作部材の押圧方向に延びる中心線から離れるにしたがって裏側へ後退する向きに傾斜し、
隣り合う2つの前記内側斜面部を第1内側斜面部と第2内側斜面部とし、前記第1内側斜面部と対向する前記外側斜面部を第1外側斜面部とし、前記第2内側斜面部と対向する前記外側斜面部を第2外側斜面部としたときに、
前記第1外側斜面部を透過した光の一部が前記第2内側斜面部で全反射し、前記第2外側斜面部を透過した光の一部が前記第1内側斜面部で全反射することを特徴とするものである。
本発明の操作装置は、前記第1外側斜面部と前記第2外側斜面部との境界部を角部領域としたときに、前記角部領域で、前記第1外側斜面部を透過した光の一部が前記第2内側斜面部で全反射し、前記第2外側斜面部を透過した光の一部が前記第1内側斜面部で全反射するものである。
そのためには、前記中心線の垂直面と前記各内側斜面部とが成す角度が、臨界角以上であることが好ましい。
上記構成の操作装置では、外側斜面部の角部領域で、内側斜面部での全反射により鏡面のように煌めいて見える。これにより、表示板の周囲のエッジ部の特に角部領域で、クリスタル感のある照明効果を実現できるようになり、高級感を高め、見栄えを向上させることができる。
また、本発明の操作装置は、前記角部領域と前記角部領域との間の中間領域では、前記第1外側斜面部を透過する光が、前記第1内側斜面部を透過し、前記第2外側斜面部を透過する光が前記第2内側斜面部を透過するものとして構成できる。
そのため、本発明の操作装置は、前記操作部材の裏側に配置された光拡散層と、前記光拡散層に光を与える光源とを有しており、
前記中間領域では、前記第1外側斜面部と前記第1内側斜面部とを透して前記光拡散層が透視可能であり、前記第2外側斜面部と前記第2内側斜面部とを透して前記光拡散層が透視可能であることが好ましい。
上記構成では、中間領域において、外側斜面部から入り込んだ光が、外側斜面部に対向する内側斜面部を全反射せずに透過しやすくなる。これにより、表示面を囲む外側斜面部の中間領域を透視して光拡散層を見ることができる範囲を広げることができる。
上記のそれぞれの外観的特徴を呈するためには、前記裏面部と前記各内側斜面部との境界は、前記正面部と前記各外側斜面部との境界よりも、前記中心線に近い位置にあることが好ましい。
、また、前記中心線の垂直面と前記各内側斜面部とが成す角度(θ2)は、前記垂直面と前記各外側斜面部とが成す角度(θ1)よりも小さいことが好ましい。
本発明の操作装置では、外側斜面部の角部領域で、内側斜面部での全反射により鏡面のように煌めいて見える。これにより、表示板の周囲のエッジ部の特に角部領域で、クリスタル感のある照明効果を実現できるようになり、高級感を高め、見栄えを向上させることができる。
また、外側斜面部のうちの角部領域と角部領域との間の中間領域では、外側斜面部から入り込んだ光が、外側斜面部に対向する内側斜面部を全反射せずに透過しやすくなる。これにより、表示面を囲む外側斜面部の中間領域を透視して光拡散層を見ることができる範囲を広げることができる。
本発明の実施の形態に係る操作装置の外観斜視図である。 図2に示す操作装置の分解斜視図である。 図1に示す操作装置をIII−III線で切断した縦断面図である。 操作部材の構成を説明するための図であって、(a)は(b)のIV−IV線の縦断面図、(b)は正面図である。 図4(b)に示す左上の角部であるV指示部分を拡大した平面図であり、外部からの光が入射する外側斜面部(エッジ部)の部位と内側斜面部との関係を示す説明図である。 図4(b)に示す操作装置をVI−VI線で切断した断面斜視図である。 図6に示す操作装置をVII−VII線で切断した一部断面図である。 図6と図7に示す操作装置の角部をVIII矢視方向から見た拡大平面図である。 本発明の実施の形態に係る操作装置において、外側斜面部が光る様子を模式的に示す説明図である。
図1は本発明の実施の形態に係る操作装置10の構成を示す外観斜視図であり、図2は操作装置10の分解斜視図であり、図3は操作装置10のIII−III線の縦断面図である。
図1に示す操作装置10は、各種車両の車室内に装備される各種操作装置、車載用電子機器の操作装置、家庭用電子機器の操作装置、さらには産業用機器の操作装置などとして使用される。操作装置10はZ1側が表側であり、Z2側が裏側である。
図1と図2に示すように、操作装置10は、操作部材20と光拡散層を兼ねる支持部材30とが一体に動作できるように組み合わされている。操作部材20と支持部材30は、ケース11の内部に動作自在に収納されている。ケース11は光が透過しない構造であり、ケース11は例えば車載用電子機器の表面パネルの一部である。
ケース11の裏側(Z2側)には、基板40が固定されており、基板40に、光拡散層に光を与える光源41とスイッチ機能部42とが固定されている。
操作部材20に押圧力Fが作用すると、操作部材20と支持部材30は延出部33aと基板40との当接部を支点として図2において時計方向へ回動するように動作する。図1と図3および図4(a)では、操作部材20に対する押圧力Fの作用方向に延びる中心線Oが示されている。中心線Oは、操作部材20の正面部22aの図心を通過する基板40の垂線である。正面部22aは中心線Oと垂直な面であり、あるいは中心線Oの垂直面に対して傾斜した面である。
図4(b)に示すように、操作部材20は、XY平面視において矩形状であり、正面20aから裏面20bにかけてZ方向に厚みを有し、4つの側面20cに囲まれた形状である。操作部材20の正面20aには、外側(Z方向負側)に突出する外側凸部22が形成されている。外側凸部22は、表示面を構成する正面部22aと、正面部22aの4辺を囲む外側斜面部22bとを有している。4つの外側斜面部22bはそれぞれ、正面部22aの4つの辺と、4つの側面20cとを連結する。図3に示すように、外側斜面部22bはそれぞれ、中心線Oの垂直面(XY平面)に対して所定の角度θ1(例えば60度)で傾斜している。外側斜面部22bは、中心線Oから遠ざかるにしたがって裏側(Z2側)へ後退する向きに傾斜している。
正面部22aには凹部21が形成されており、表示面を構成する表示板23が凹部21に嵌め込まれて接着されている。表示板23は、透明な樹脂フィルムの表側(Z1側)の面に、白色の中間印刷層と黒色や濃緑色などの表面印刷層が重ねて形成されており、表面印刷層の一部が除去されて図形や文字または記号が表現されている。図1の例では、音符の図形が表現されている。操作部材20の正面部22aのうち、表面印刷層で覆われている部分は光が透過せず、支持部材30が発光したときに、その光によって音符の図形の領域で中間印刷層の白色が明るく照明される。
操作部材20は、支持部材30の正面30aに形成された凹部31に挿入され、操作部材20の裏面20bに形成されたフランジ部24が凹部31内に嵌合する。
図2に示すように、操作部材20の1つの側部に係合穴32aが形成され、他の側部に係合穴32b、32bが形成されている。係合穴32aには、操作部材20のフランジ部24に形成された係合突起24aが嵌合し、各係合穴32b、32bには、操作部材20のフランジ部24の左右両側部に形成された係合爪24b、24bがそれぞれ嵌合する。操作部材20が支持部材30に押し込まれることによって、係合爪24b、24bが係合穴32b、32bに挿入されて嵌合し、操作部材20と支持部材30とが一体に動作できるように組み合わされる。
図3に示すように、操作部材20は外側凸部22が、ケース11に形成された操作穴11aから表側(Z1側)へ突出し、支持部材30は光を透過しないケース11で覆われて、表側からは主に外側凸部22のみが目視できるようになっている。
支持部材30は、光拡散層として機能する。支持部材30は、内部で光を乱反射して全体が白く光るように、白色の顔料を含有する樹脂で形成されている。または、支持部材30は、光透過性樹脂に透光性で白色のシートが貼り付けられたものであってもよいし、光透過性の樹脂の表面が面粗れ加工されたものであってもよい。基板40に設けられた光源41から支持部材30に光が与えられると、支持部材30の全体が白く光る。光源41は、発光ダイオードやランプなどで構成される。図3では、光源41が支持部材30に裏側から対向しているが、光源41が支持部材30にX方向やY方向から対向していてもよい。
図3に示すように、支持部材30の裏面30bに、基板40側に延出する延出部33a、33bが形成されている。図示上側の延出部33aの方が、図示下側の延出部33bよりも長く、上側の延出部33aが基板40と当接している。
基板40には、スイッチ機能部42が取り付けられている。スイッチ機能部42は、薄型のメンブレンスイッチ、あるいは機構式のスイッチ、圧電素子で形成された圧電スイッチなどである。あるいは押圧力で抵抗値が変化する可変抵抗器などであってもよい。支持部材30の裏面30bには、スイッチ機能部42を押圧する押圧突起36が一体に形成されている。また、基板40と支持部材30との間に復帰ばねが介在して、支持部材30がZ1方向へ押されており、押圧力Fが作用していないときには、操作部材20の外側凸部22がケース11から表側へ突出している。
図3に示すように、操作部材20に押圧力Fが与えられると、支持部材30は延出部33aと基板40との当接部が支点となって時計方向へ回動するように動作し、押圧突起36でスイッチ機能部42が押圧されて、スイッチ機能部42が動作させられる。
なお、押圧力Fが作用したときに、操作部材20と支持部材30とが一体となって、回動動作ではなく、Z2方向へ進退動作するものであってもよい。
夜間の使用時などでは、操作装置10の光源41が点灯し、光源41からの光で支持部材30が白色に発光する。その結果、操作部材20は、表示板23の周囲の4辺を囲むエッジ部に相当する外側斜面部22bが、角部では煌めき、その他の部分は白く光ることによってクリスタル感のある照明効果を実現でき、高級感を高め、見栄えを向上させることが可能となっている。
このような照明効果を実現するための操作部材20の構造を以下で詳しく説明する。
図4に示すように、操作部材20の裏面20bには、正面20aに向けて掘り下げられた内側凹部26が形成されている。内側凹部26は、外側凸部22の正面部22aに対向する裏面部26aと、裏面部26aの4辺を囲み、各外側斜面部22bに対向する複数の内側斜面部26bとを有している。裏面部26aが矩形であり、内側斜面部26bは4か所に形成されている。4つの内側斜面部26bはそれぞれ、裏面部26aの4つの辺に連結する。図4に示すように、内側斜面部26bはそれぞれ、中心線Oの垂直面(XY平面)に対して所定の角度θ2(例えば45度)で傾斜している。内側斜面部26bは、中心線Oから遠ざかるにしたがって裏側(Z2側)へ後退する向きに傾斜している。
そして、図4(b)に示すように、内側凹部26における裏面部26aと各内側斜面部26bとの内側境界線52(図4の構成では裏面部26aの外形に相当する)は、外側凸部22の正面部22aと各外側斜面部22bとの外側境界線51(図4の構成では正面部22aの外形に相当する)よりも内側に位置している。すなわち内側境界線52は外側境界線51よりも中心線Oに近い位置にある。
以下、図5ないし図8を参照して操作部材20を透過する光路について説明する。
図5ないし図8では、外側斜面部22bのうち、操作部材20の角部で交差して隣り合うものを、第1外側斜面部22b1と第2外側斜面部22b2とする。図5に示すように、第1外側斜面部22b1と第2外側斜面部22b2の境界を外側角部22c1とする。また、内側斜面部26bのうち、第1外側斜面部22b1と対向するものを第1内側斜面部26b1とし、第2外側斜面部22b2と対向するものを第2内側斜面部26b2とする。第1内側斜面部26b1と第2内側斜面部26b2は、互いに交差して隣り合っている。
図5に示すように、第1外側斜面部22b1のうち、X方向の左右両側に位置する内側境界線52と内側境界線52との間で第1内側斜面部26b1に対向する領域であって外側角部22c1からやや離れた領域を中間領域W1とし、第1外側斜面部22bのうちの内側境界線52から操作部材20の図示左側の側面20cまでの領域であって外側角部22c1を含む領域を角部領域W2とする。第2の外側斜面部22b2も、Y方向の上下に位置する内側境界線52と内側境界線52との間で第2内側斜面部26b2に対向する領域であって外側角部22c1からやや離れた領域を中間領域W1とし、内側境界線52と図示上側の側面20cとの間の領域であって外側角部22c1を含む領域を角部領域W2とする。角部領域W2は、操作部材20の4か所の角部にそれぞれ形成されている。
図5ないし図8では、操作部材20の表側から裏側へ向かう光路(A)(B)が矢印を有する実線または破線で示されている。この光路(A)(B)は、表側から操作部材20を目視したときの視線を意味している。なお、操作部材20の内部の屈折率は、操作部材20の外側の空気の屈折率よりも大きい。
<中間領域W1での照明効果>
図5ないし図8に示す光路(A)は、四角形の操作部材20の4つの角部以外の中間領域W1で、外側斜面部22bを目視した視線を意味している。
図5に示すように、中間領域W1では、Y方向において、第1外側斜面部22b1に第1内側斜面部26b1が必ず対向している。また、X方向においても、第2外側斜面部22b2に第2内側斜面部26b2が必ず対向している。
したがって、第1外側斜面部22b1の中間領域W1に入る光路(A)は、入射点A1で空気層から操作部材20の内部に入り、第1内側斜面部26b1に位置する出射点A2から操作部材20の裏側の空気層に出る。同様に、第2外側斜面部22b2の中間領域W1に入る光路(A)は、入射点A1で空気層から操作部材20の内部に入り、第2内側斜面部26b2に位置する出射点A2から操作部材20の裏側の空気層に出る。
図7には、第1外側斜面部22b1に入る光路(A)が示されている。第1内側斜面部26b1の傾斜角度θ2は、第1外側斜面部22b1の傾斜角度θ1よりも小さいため、操作部材20の内部を通過する光路(A)の出射点A2に対する入射角Φ1が臨界角よりも大きくなる確率が低くなり、光路(A)は、第1外側斜面部26b1を通過して裏側の空気層に進行しやすくなる。そのため、中間領域W1において第1外側斜面部22b1を目視したときに、第1の外側斜面部22b1と第1内側斜面部26b1を透視して、裏側の支持部材30の光拡散層を目視できることになる。よって、中間領域W1を目視したときに、第1外側斜面部22b1が光拡散層で白色に照明されることになる。これは、第2外側斜面部22b2の中間領域W1においても同じである。
図7に示すように、内側境界線52は、外側境界線51よりも中心線Oに近い位置にあり、第1内側斜面部26b1の幅寸法が、第1外側斜面部22b1の幅寸法よりも十分に大きくなっている。そのため、第1外側斜面部22b1に対して光路(A)がY方向に対して浅い角度で入射したとしても、光路(A)が、第1内側斜面部26b1に当たる確率が高くなり、光路(A)の出射点A2が内側凹部26の裏面部26aに設定される確率が低くなる。
光路(A)が裏面部26aに当たると、出射点A2において操作部材20の内部から裏側の空気層に向かう入射角Φ1が臨界角を超えやすくなり、光路(A)に沿って表側から第1外側斜面部22b1を目視したときに、裏面部26aが鏡面に見え、表示板23の接合面が鏡面に反射されて目視されることになる。しかし、この実施の形態では、図7に示すように、出射点A2が第1内側斜面部26b1に設定されやすく、裏面部26aに設定されにくいため、第1外側斜面部22b1を透して表示板23の接合面が目視される確率を低くできる。
そのため、第1外側斜面部22b1と第2外側斜面部22b2の中間部領域W1では、裏側の光拡散層の照明を表側から目視でき、常に白色などに発光した状態で目視できるようになる。
<角部領域W2での照明効果>
図8に示すように、内側凹部26における裏面部26aと各内側斜面部26bとの内側境界線52は、外側凸部22の正面部22aと各外側斜面部22bとの外側境界線51よりも内側に位置している。すなわち内側境界線52は外側境界線51よりも中心線Oに近い位置にある。
そのため、図5に示すように、第1外側斜面部22b1の角部領域W2に入射する光路(B)は、その入射角度によっては、第1内側斜面部26b1に当たらずに、第2内側斜面部26b2に当たるようになる。
例えば、図5において、第1外側斜面部22b1の角部領域W2に対して光路(B)がZ方向から垂直(図5の紙面に垂直)に入射したときは、この光路(B)は入射点B1から操作部材20の内部に入ったときに、その真下に位置する第1内側斜面部26b1に当たりやすくなる。この場合の照明効果は、中間領域W1と同じである。
これに対し、図5に示すように、光路(B)がY軸に対して鋭角となるようにZ軸から倒れた向きで第1外側斜面部22b1の角部領域W2に入ると、入射点B1から操作部材20の内部に入った後に、光路(B)が第1内側斜面部26b1に当たらずに、これに隣接している第2内側斜面部26b2に当たりやすくなる。
図8にも、角部領域W2において、第1外側斜面部22b1の入射点B2から操作部材20の内部に入った光路(B)が、隣の第2内側斜面部26b2に当たる状態が示されている。図8に示す光路(B)は、X軸に対しては垂直であるが、Y軸との角度が鋭角となるように、Z軸に対して斜めに倒れて入射している。
図8に示す光路(B)が、操作部材20の内部から第2内側斜面部26b2に入射すると、その入射角は臨界角を超えやすくなり、表側から第1外側傾斜部22bの角部領域W2を目視すると、その奥に位置する第2内側斜面部26b2が鏡面となって全反射し、クリスタル状に輝いて見えるようになる。
特に、第2内側斜面部26b2の傾斜角度θ2が臨界角よりも大きくなると、図8に示す平面に投影したときの、光路(B)の第2内側斜面部26b2に対する入射角Φ2が臨界角を超えるようになり、表側から第1外側傾斜部22bの角部領域W2を目視すると、その奥に位置する第2内側斜面部26b2が鏡面となって全反射するようになる。
これらの現象は、第2外側斜面部22b2の角部領域W2を表側から目視したときも同様である。
なお、支持部材30内の屈折率をn1、空気の屈折率を1としたときの、臨界角θcは、θc=arcsin(1/n1)である。
以上から、光源41が点灯し、光拡散層である支持部材30が白く発光している状態で、操作部材20を表側から見ると、図9に示すように、表示板23の図形や文字が白く光るように照明される。さらに、外側斜面部22bを目視すると中間領域W1では裏側に位置する光拡散層が見え、光拡散層による白色の照明が見えるようになる。また角部領域W2では、内側斜面部26bが全反射して鏡面として見えるようになり、操作部材20の角部がクリスタル感のある照明効果を実現できる。
なお、本実施の形態では、外側凸部22の正面部22aと内側凹部26の裏面部26aがともに矩形である場合を例に挙げたが、これに限られるものではなく、矩形以外の多角形であってもよい。また、正面部22aと裏面部26aの形状が異なっていてもよい。
また、本実施の形態では、光源41を点灯したときの表示状態を説明したが、光源41が点灯していない状態であっても、角部領域W2では、外部の光が第1内側斜面部26b1や第2の内側斜面部26b2で全反射して、角部領域W2にクリスタルのような輝きを生じさせることが可能である。
10 操作装置
11 ケース
11a 操作穴
20 操作部材
20a 正面
20b 裏面
20c 側面
21 凹部
22 外側凸部
22a 正面部
22b 外側斜面部
22b1 第1外側斜面部
22b2 第2外側斜面部
22c1 外側角部
23 表示板
23 表示面
24 フランジ部
24a 係合突起
24b 係合爪
26 内側凹部
26a 裏面部
26b 内側斜面部
26b1 第1内側斜面部
26b2 第2内側斜面部
30 支持部材
30a 正面
30b 裏面
31 凹部
32a、32b 係合穴
33a、33b 延出部
36 押圧突起
40 基板
41 光源
42 スイッチ機能部
51 外側境界線
52 内側境界線
W1 中間領域
W2 角部領域
F 押圧力
Φ1、Φ2 入射角
θ1、θ2 傾斜角度

Claims (7)

  1. 表側に向く外側凸部と裏側に向く内側凹部とが形成された光透過性の操作部材と、前記操作部材が押圧されたときに動作するスイッチ機能部と、を備えた操作装置において、
    前記外側凸部は、表示面を構成する正面部と、前記正面部を囲む複数の外側斜面部とを有し、前記内側凹部は、前記正面部に対向する裏面部と、前記裏面部を囲み、前記各外側斜面部に対向する複数の内側斜面部とを有しており、
    前記外側斜面部と前記内側斜面部は、前記操作部材の押圧方向に延びる中心線から離れるにしたがって裏側へ後退する向きに傾斜し、
    隣り合う2つの前記内側斜面部を第1内側斜面部と第2内側斜面部とし、前記第1内側斜面部と対向する前記外側斜面部を第1外側斜面部とし、前記第2内側斜面部と対向する前記外側斜面部を第2外側斜面部としたときに、
    前記第1外側斜面部を透過した光の一部が前記第2内側斜面部で全反射し、前記第2外側斜面部を透過した光の一部が前記第1内側斜面部で全反射することを特徴とする操作装置。
  2. 前記第1外側斜面部と前記第2外側斜面部との境界部を角部領域としたときに、
    前記角部領域で、前記第1外側斜面部を透過した光の一部が前記第2内側斜面部で全反射し、前記第2外側斜面部を透過した光の一部が前記第1内側斜面部で全反射する請求項1記載の操作装置。
  3. 前記中心線の垂直面と前記各内側斜面部とが成す角度が、臨界角以上である請求項1または2記載の操作装置。
  4. 前記角部領域と前記角部領域との間の中間領域では、
    前記第1外側斜面部を透過する光が、前記第1内側斜面部を透過し、前記第2外側斜面部を透過する光が前記第2内側斜面部を透過する請求項2記載の操作装置。
  5. 前記操作部材の裏側に配置された光拡散層と、前記光拡散層に光を与える光源とを有しており、
    前記中間領域では、前記第1外側斜面部と前記第1内側斜面部とを透して前記光拡散層が透視可能であり、前記第2外側斜面部と前記第2内側斜面部とを透して前記光拡散層が透視可能である請求項4記載の操作装置。
  6. 前記裏面部と前記各内側斜面部との境界は、前記正面部と前記各外側斜面部との境界よりも、前記中心線に近い位置にある請求項1ないし5のいずれかに記載の操作装置。
  7. 前記中心線の垂直面と前記各内側斜面部とが成す角度(θ2)は、前記垂直面と前記各外側斜面部とが成す角度(θ1)よりも小さい請求項1ないし6のいずれかに記載の操作装置。
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