JPH0662871B2 - 新規なイミダゾール誘導体 - Google Patents

新規なイミダゾール誘導体

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JPH0662871B2
JPH0662871B2 JP1617085A JP1617085A JPH0662871B2 JP H0662871 B2 JPH0662871 B2 JP H0662871B2 JP 1617085 A JP1617085 A JP 1617085A JP 1617085 A JP1617085 A JP 1617085A JP H0662871 B2 JPH0662871 B2 JP H0662871B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、酸化性物質又はペルオキシダーゼ様物質の定
量の際の発色成分として有用な、新規なイミダゾール誘
導体に関する。
〔発明の背景〕
生体成分、例えば血液や尿などの体液成分を測定するこ
とは、その変動が疾病と大きく関連しているため、疾患
の診断、病態の解明、治療経過の判定を行なう上で、必
須なものとなっている。例えば、血液中のコレステロー
ル、トルグリセライド、グルコース、尿酸、リン脂質、
胆汁酸、モノアミンオキシダーゼなどを始め、非常に多
種類の微量成分の測定法が開発されており、疾病の診断
上役立っていることは周知の通りである。
現在、血清成分の測定法としては、それが酵素以外のも
のである場合には、目的成分に特異的に作用する酵素を
用い、また、目的成分が酵素の場合には、その基質とな
るべき化合物を用いて、夫夫酵素反応を行ない、これに
よる生成物を測定して目的成分量を求める。所謂“酵素
法”が一般に広く普及している。なかでも、H22生成
酵素、例えば、オキシダーゼを働かせて目的成分に相当
するH22を生成させ、これをペルオキシダーゼ、及び
発色成分である被酸化性呈色試薬を用いて発色系に導
き、これを比色定量することにより目的成分量を求める
方法が、被酸化性呈色試薬の開発と相まって増加しつつ
ある。例えば、コレステロール−コレステロールオキシ
ダーゼ、トリグリセライド−リポプロテインリパーゼ−
グリセロールオキシダーゼ、尿酸−ウリカーゼなどの組
合せで発生するH22を、ペルオキシダーゼ(PO
D)、被酸化性呈色試薬を用いて発色系に導き、その呈
色の吸光度を測定することにより目的成分量を求める方
法である。この方法に於て用いられる発色成分である被
酸化性呈色試薬の代表的なものとしては、4−アミノア
ンチピリンと、フェノール系化合物又はN,N−ジ置換ア
ニリン系化合物とを組合せた被酸化性呈色試薬、3−メ
チルベンゾチアゾリノンヒドラゾン(MBTH)とアニ
リン系化合物との組合せ試薬、2,2′−アジノビス(3
−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)(ABT
S)、トリフェニルメタン系ロイコ色素、ベンジジン誘
導体、o−トリジン誘導体、ジフェニルアミン誘導体、
o−フェニレンジアミン等が挙げられる。しかしなが
ら、これら従来から用いられている被酸化性呈色試薬
は、ジフェニルアミン誘導体を除いていずれもその呈色
波長が700nm以下であり、ビリルビン、ヘモグロビン
等の血清成分の影響を受け易く(尿中成分測定時には尿
中の色素体の影響を受け易い)、又、4−アミンアンチ
ピリンとの組合せ試薬やトリフェニルメタン系ロイコ色
素の一部を除いて、いずれも色原体の安定性が低い等の
問題点を有する。一方、比較的色原体の安定性が良く、
又呈色波長が比較的長波長側にある色原体として染料前
駆体(ロイコ色素)のトリアリルイミダゾール誘導体が
開示されている(特公昭57−5519号公報、特公昭
57−26118号公報、特開昭58−45557号公
報、米国特許第3297710号明細書等)。
しかしながら、これら既存のトリアリルイミダゾール誘
導体は、いずれもそのフェニル基の一つに−OH基を有
し、 となることにより呈色するものであって、その呈色波長
はいずれも依然として700nm以下である。従って、こ
れらのトリアリルイミダゾール誘導体にしても、血液や
尿など生体試料中の微量成分の測定に於ける発色成分と
して用いて未だ充分満足のいくものであるとは云えな
い。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した如き従来の問題点を解決し
た、最大吸収波長が700nm以上で色原体が安定であ
り、且つ発色成分として用いた場合には、ヘモグロビ
ン、ビリルビン等有色の共存物質の影響を回避した、精
度の高い生体試料中の微量成分の測定法を実現すること
が可能な新規な被酸化性呈色試薬の開発にある。
〔発明の構成〕
本発明は、下記一般式〔I〕 〔式中、R1は、低級アルキル基,低級アルコキシ基,
ハロゲン原子,ニトロ基,−SO3H基又は−SO31
基(但し、M1はアルカリ金属イオン又はアンモニウム
イオンを表わす。),−COOH基又は−COOM2
(但し、M2はアルカリ金属イオン又はアンモニウムイ
オンを表わす。)を置換基として有していてもよいフェ
ニル基、又はアラルキル基を表わし、R2、R3は夫々独
立して、少なくともそのオルト位又はパラ位のどちらか
が低級アルキル基で置換されていてもよいアミノ基で置
換された置換フェニル基を表わす。〕で示されるイミダ
ゾール誘導体、の発明である。
即ち、本発明は上記一般式〔I〕で示されるイミダゾー
ル誘導体が、いずれもその呈色波長が700nm以上の長
波長側にあり、しかも、色原体として極めて安定である
ことを本発明者らが初めて見出し、これを血清や尿など
生体試料中の微量成分の測定における発色成分として用
いることにより、上記した本発明の目的を達成し得るこ
とを見出して本発明を完成するに到ったものである。
一般式〔I〕で示される本発明のイミダゾール誘導体に
於て、R1で表わされる置換基を有していてもよいフェ
ニル基の置換基としては、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等、炭素数1〜
5の低級アルキル基(直鎖状、分枝状のいずれにても
可。)、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基等、炭素数1〜4の低級アルコキシ基
(直鎖状、分枝状のいずれにても可。)、塩素、臭素、
弗素、沃素等のハロゲン原子、ニトロ基、−SO3H基
又は−SO31基(但し、M1はナトリウム、カリウ
ム、リチウム等のアルカリ金属イオン又はアンモニウム
イオンを表わす。)、−COOH基又は−COOM2
(但し、M2はナトリウム、カリウム、チリウム等のア
ルカル金属イオン又はアンモニウムイオンを表わす。)
等が挙げられるが、水酸基はこれに含まれない。又、R
1で表わされるアラルキル基としては、例えば、ベンジ
ル基、フェネチル基、フェニルプロピル基等が挙げられ
る。R2、R3で表わされる。少なくともそのオルト位又
はパラ位のどちらかが低級アルキル基で置換されていて
もよいアミノ基で置換された置換フェニル基に於けるア
ミノ基の置換基としては例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。又、アミノ基
又は置換アミノ基以外の置換基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の低級アルキ
ル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等の低級
アルコキシ基、塩素、臭素、弗素、沃素等のハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、スルホン基
等が挙げられるが、水酸基はこれに含まれない。
一般式〔I〕で示される本発明のイミダゾール誘導体
は、例えば一般式〔I〕に於て、 (但し、 は前記、置換基を有していてもよいアミノ基を表わし、
1はその他の置換基を表わす。尚、その他の置換基と
しては、例えばメチル基,エチル基,プロピル基,ブチ
ル基等の低級アルキル基、メトキシ基,エトキシ基,プ
ロポキシ基等の低級アルコキシ基、塩素,臭素,弗素,
沃素等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキ
シル基、スルホン基等が挙げられるが、水酸基はこれに
含まれない。) (但し、 は前記、置換基を有していてもよいアミノ基を表わし、
2はその他の置換基(前記X1と同じ。)を表わす。) とした場合、酸化により次の如き構造の染料を生成す
る。
本色素は、驚くべきことに既存のトリアリルイミダゾー
ル誘導体に於て になることにより生ずる色素よりもその呈色波長が更に
長波長側にシフトする。
表1に、一般式〔I〕で示される本発明化合物の具体例
数例と、その呈色時の極大吸収波長を示すが、本発明化
合物はこれらに限定されるものではない。
一般式〔I〕で示される本発明化合物は、公知の方法、
例えば、米国特許第3297710号明細書に記載の方
法に準じて容易に合成することができる。
即ち、例えば、Organic Syntheses Vol.5,111頁、19
73年に記載の方法に準じて、式〔III〕で示されるエ
タンジオンを合成し、 (式中、R2,R3は前記と同じ。) 次いで、これをR1−CHO(R1は前記と同じ)なるア
ルデヒド類及び酢酸アンモンと酢酸溶媒中数時間加熱
(要すれば還流)反応させた後、常法に従って、中和、
晶出、取、洗浄、乾燥等の後処理を行うことにより、
目的とするイミダゾール誘導体が得られる。
本発明のイミダゾール誘導体は、酸化性物質の定量やペ
ルオキシダーゼ様物質の定量に於ける発色成分として有
効に用い得るが、とりわけ酵素反応により生成した過酸
化水素をペルオキシダーゼの存在下発色系に導き、その
呈色を測定することにより行う生体試料中の微量成分の
定量に於ける発色成分として特に有効に使用し得る。
即ち、本発明のイミダゾール誘導体を使用した酸化性物
質の定量法は、基質、又は酵素反応により生成した物質
に酸化酵素を作用させ、生成する過酸化水素を定量する
ことにより行う生体試料中の基質又は酵素活性の定量法
として特に効果的に使用し得る。
該定量法により測定可能な生体試料中の微量成分として
は、例えば、コレステロール、グルコース、グリセリ
ン、トリグリセライド、遊離脂肪酸、尿酸、リン脂質、
胆汁酸、モノアミンオキシダーゼ、グアナーゼ、コリン
エステラーゼ等が挙げられるが、これらに限定されるも
のではなく、酵素反応により生成する過酸化水素を定量
することによって測定が可能な生体成分は全て定量可能
である。
該定量法による生体成分の定量に於て、過酸化水素を生
成させる酵素として用いられる酸化酵素(オキシダー
ゼ)及びその他の目的で用いられる酵素類並びに酵素反
応に関与する基質及びその他の物質の種類及び使用量は
被酸化性呈色試薬を用いる自体公知の生体成分の定量法
に準じて夫夫測定対象となる物質に応じて適宜選択すれ
ばよい。又、本発明のイミダゾール誘導体を使用した過
酸化水素の定量に於て用いられるペルオキシダーゼとし
ては、その起源、由来に特に限定はなく、植物、動物、
微生物起源のペルオキシダーゼ又はペルオキシダーゼ様
物質が、一種若しくは要すれば二種以上組合せて用いら
れる。又、その使用量は目的に応じて適宜定められ、特
に限定されない。
本発明のイミダゾール誘導体を使用した生体成分の定量
は、通常、pH4.0〜10.0、より好ましくはpH6.0〜8.0で
実施される。用いられる緩衝剤としては、リン酸塩、ク
エン酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩、トリス緩衝液、グッド
(Good′s)緩衝液などが挙げられるが、特にこれらに
限定されない。
本発明のイミダゾール誘導体は、過酸化水素等酸化性物
質の定量に有効に用い得るが、又、これと過酸化水素と
を組み合せることによりペルオキシダーゼ様物質の定量
を行うことも可能である。ペルオキシダーゼ様物質とし
ては、ペルオキシダーゼそのものの他、ヘモグロビンそ
の他のヘム化合物が挙げられる。
即ち、本発明のイミダゾール誘導体は、例えばペルオキ
シダーゼを標識化合物に用いた酵素免疫測定法にも応用
可能であり、又、血清中のヘモグロビンを過酸化水素若
しくは過硼素酸ナトリウムのような酸化性物質を用いて
測定する場合などにも有効に使用し得る。
以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例により
何ら制約を受けるものではない。
〔実施例〕
実施例1.2−フェニル−4,5−ビス(4−ジエチルアミ
ノフェニル)イミダゾール(本発明化合物(1))の合成 (i)1,2−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)エタン−
1,2−ジオンの合成 無水塩化アルミニウム6.7gに二硫化炭素20mを加
え氷冷下、N,N−ジエチルアニリン20gを滴下した。
さらに攪拌下、氷冷しながらオキザリルクロリド1.5g
を滴下し、60分間攪拌反応させた。反応後、水50m
及びクロロホルム100mを加え、分液して得たク
ロロホルム層を減圧、濃縮して結晶を析出せしめた。析
出した結晶を取し酢酸エチルから再結晶して黄色の目
的物5.0gを得た。
(ii)2−フェニル−4,5−ビス(4−ジエチルアミノフ
ェニル)イミダゾールの合成 (i)で得た1,2−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)エ
タン−1,2−ジオン1.5gとベンズアルデヒド0.5g、酢
酸アンモニウム5gを酢酸30m中で2時間加熱還流
して反応させた。冷却後、水60mを加え氷冷下アン
モニア水で中和したところ結晶が析出した。析出した結
晶を取、水洗、乾燥後、ヘキサンで処理し白色の目的
化合物1.0gを得た。
NMR(CDCl3)δppm:1.17(12H,t,−C−C
3 )、1.91(1H,s, 3.36(8H,q,C−C2 −)、6.60(4H,d, 7.3(7H,broad, 7.83(2H,broad, 酸化呈色時のλmax=740nm(ε=17,000) 実施例2.2−(4−クロルフェニル)−4,5−ビス(4
−ジエチルアミノフェニル)イミダゾール(本発明化合
物(2))の合成 実施例1.の(i)で得られた1,2−ビス(4−ジエチルアミ
ノフェニル)エタン−1,2−ジオン1.5g、4−クロルベ
ンズアルデヒド0.7g、酢酸アンモニウム5gを酢酸3
0m中で2時間加熱還流して反応させた。冷却後水6
0mを加え、氷冷下アンモニア水で中和したところ結
晶が析出した。析出した結晶を取、水洗、乾燥後ヘキ
サンで処理し白色の目的化合物1.1gを得た。
NMR(CDCl3,DMSO−d6)δppm:1.19(12H,t−
C−C3 )、2.58(1H,s, 3.63(8H,q,C−C2 −)、7.7(10H,s, 8.52(2H,broad, 酸化呈色時のλmax=760nm(ε=27,000) 実施例3. 実施例1.に於けるベンズアルデヒドに代えてp−カルボ
キシベンズアルデヒドを用い、実施例1.と同様に反応を
行い2−(4−カルボキシフェニル)−4,5−ビス(4
−ジエチルアミノフェニル)イミダゾール(本発明化合
物(3))を得た。
NMR(CD3OD)δppm:1.17(12H,t,−C−C
3 )、1.96(1H,s, 3.60(8H,q,C−C2 −)、7.1〜7.3(12H,b
road, 実施例4. 実施例1.に於けるベンズアルデヒドに代えて2,4−ジク
ロルベンズアルデヒドを用い、実施例1.と同様に反応を
行い2−(2,4−ジクロルフェニル)−4,5−ビス(4−
ジエチルアミノフェニル)イミダゾール(本発明化合物
(5))を得た。
NMR(CDCl3)δppm:1.17(12H,t,−C−C
3 )、2.00(1H,s, 3.2〜3.6(8H,broad,C−C2 −)、6.6〜7.6(1
1H,broad, 実施例5〜12 実施例1と同様の方法により表2(1)〜表2(3)に記載の
本発明化合物を合成した。その構造式と物性データを表
2(1)〜表2(3)に併せて示す。
参考例1.過酸化水素の定量 (1)試薬50mmol/リン酸緩衝液(pH7.0)にペルオキ
シダーゼ2,000U/、本発明化合物(1)100μmol/
の濃度になるように調製した。
(2)試料 市販過酸化水素水を蒸留水で希釈し、2.0,1.
5,1.0,0.5mmol/になるように調製した。
(3)測定操作 各試料液及び蒸留水各20μに試薬3.0
mを加え、37℃で5分間加温し、740nmの吸光度
を盲検を対照に測定した。
各過酸化水素濃度に対してプロットした吸光度を結ぶ検
量線は、第1図に示されるように、原点を通る直線とな
り、検量線は良好な定量性を示している。
参考例2.尿酸の定量 (1)試薬50mmol/ MES〔2−(N−モルホリ
ノ)エタンスルホン酸〕緩衝液(pH6.5)にウリカーゼ
100U/、ペルオキシダーゼ2,000U/、本発明
化合物(3)100μmol/の濃度になるように調製し
た。
(2)試料尿酸を蒸留水で10,7.5,5,2.5mg/dに
なるように溶解し調製した。
(3)測定操作各試料液及び蒸留水各50μに試薬3.0m
を加え、37℃で5分間加温し760nmの吸光度を盲
検を対照に測定した。
各尿酸濃度に対してプロットした吸光度を結ぶ検量線
は、第2図に示されるように、原点を通る直線となり、
検量線は良好な定量性を示している。
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明の新規イミダゾール誘導体は、
いずれもその呈色時の極大吸収波長が、700nm以上と
長波長側にある為、血清、尿等生体試料中の微量成分の
定量に於ける発色成分としてこれを用いた場合には、試
料中に共存する有色の妨害物質の影響を全く受けずに測
定を行うことができるという点に顕著な効果を奏するも
のであり、斯業に貢献するところ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、参考例1.に於て得られた検量線を表わし、横
軸の各過酸化水素濃度(mmol/)について得られた吸
光度を縦軸に沿ってプロットした点を結んだものであ
る。 第2図は、参考例2.に於て得られた検量線を表わし、横
軸の各尿酸濃度(mg/d)について得られた吸光度を
縦軸に沿ってプロットした点を結んだものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕 〔式中、R1は、低級アルキル基,低級アルコキシ基,
    ハロゲン原子,ニトロ基,−SO3H基又は−SO31
    基(但し、M1はアルカリ金属イオン又はアンモニウム
    イオンを表わす。),−COOH基又は−COOM2
    (但し、M2はアルカリ金属イオン又はアンモニウムイ
    オンを表わす。)を置換基として有していてもよいフェ
    ニル基、又はアラルキル基を表わし、R2、R3は夫々独
    立して、少なくともそのオルト位又はパラ位のどちらか
    が低級アルキル基で置換されていてもよいアミノ基で置
    換された置換フェニル基を表わす。〕で示されるイミダ
    ゾール誘導体。
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