JPH0662666B2 - 不溶蛋白質の可溶化法 - Google Patents
不溶蛋白質の可溶化法Info
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- JPH0662666B2 JPH0662666B2 JP216789A JP216789A JPH0662666B2 JP H0662666 B2 JPH0662666 B2 JP H0662666B2 JP 216789 A JP216789 A JP 216789A JP 216789 A JP216789 A JP 216789A JP H0662666 B2 JPH0662666 B2 JP H0662666B2
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- protein
- ion exchanger
- sepharose
- cells
- exchanger
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、培養した細胞から搾出した不溶の蛋白質を安
定化する方法に関する。
定化する方法に関する。
培養した細胞、特に、バクテリア(特に、Escherichia
coli)は、蛋白質、特に、別の器官の分岐された遺伝子
によってコード化される蛋白質の過生産に工業的に利用
される。多くの場合、商業的に興味ある蛋白質の過搾出
は、β−インターフェロンおよびインシュリンの例から
明らかな如く、満足できるよう実施できる。しかしなが
ら、過搾出した蛋白質は不溶であるため、過生産には問
題があると云うことが判った。E.Coliについては、Biot
echnology,5(1987)883-890に概説がなされている。蛋白
質は、電子顕微鏡下で可視の包含体として沈澱する(例
えば、Science 215(1982)687〜689参照)。上記包含体
は、両結合された蛋白質が、蛋白分解前に十分に保護さ
れると云う利点を与える(例えば、EMBO Journal 3(198
4)1429〜1434参照)。しかしながら、可溶なまたは活性
な形の再結合された蛋白質を上記包含体または沈澱物か
ら分離することは、極めて困難である。多くの場合、蛋
白質の溶解には、尿素、ナトリウムドデシルスルフェー
ト(SDS)または別の変性剤を使用する。しかしなが
ら、この種の精製を行うと、蛋白質が望ましくなく変性
される。例えば、下記報告参照。Marston(1987)、“The
purification of enkaryotic polypeptides expressed
in Escherichia coli.",DNA Cloning,Vol,111,ed.D.Glo
ver,p.59〜88 IRL Press,Oxford;PNAS,80(1983)906〜9
10またはPNAS,82(1985)2354〜2358。しかしながら、復
元は、活性材料の損失を伴う。何故ならば、復元は、一
般に、完全でないからである。復元が不可能であり、従
って、可溶分を回収できるにすぎず、不溶蛋白質を放棄
しなければならないと云う事例もある。例えば、Biotec
hnology,5(1987)960〜965参照。
coli)は、蛋白質、特に、別の器官の分岐された遺伝子
によってコード化される蛋白質の過生産に工業的に利用
される。多くの場合、商業的に興味ある蛋白質の過搾出
は、β−インターフェロンおよびインシュリンの例から
明らかな如く、満足できるよう実施できる。しかしなが
ら、過搾出した蛋白質は不溶であるため、過生産には問
題があると云うことが判った。E.Coliについては、Biot
echnology,5(1987)883-890に概説がなされている。蛋白
質は、電子顕微鏡下で可視の包含体として沈澱する(例
えば、Science 215(1982)687〜689参照)。上記包含体
は、両結合された蛋白質が、蛋白分解前に十分に保護さ
れると云う利点を与える(例えば、EMBO Journal 3(198
4)1429〜1434参照)。しかしながら、可溶なまたは活性
な形の再結合された蛋白質を上記包含体または沈澱物か
ら分離することは、極めて困難である。多くの場合、蛋
白質の溶解には、尿素、ナトリウムドデシルスルフェー
ト(SDS)または別の変性剤を使用する。しかしなが
ら、この種の精製を行うと、蛋白質が望ましくなく変性
される。例えば、下記報告参照。Marston(1987)、“The
purification of enkaryotic polypeptides expressed
in Escherichia coli.",DNA Cloning,Vol,111,ed.D.Glo
ver,p.59〜88 IRL Press,Oxford;PNAS,80(1983)906〜9
10またはPNAS,82(1985)2354〜2358。しかしながら、復
元は、活性材料の損失を伴う。何故ならば、復元は、一
般に、完全でないからである。復元が不可能であり、従
って、可溶分を回収できるにすぎず、不溶蛋白質を放棄
しなければならないと云う事例もある。例えば、Biotec
hnology,5(1987)960〜965参照。
さて、培養した細胞から搾出した不溶蛋白質を可溶化す
ると云う目的は、本発明にもとづき、不溶蛋白質をイオ
ン交換体と接触させ、次いで、上記イオン交換体から分
離する方法によって達成される。
ると云う目的は、本発明にもとづき、不溶蛋白質をイオ
ン交換体と接触させ、次いで、上記イオン交換体から分
離する方法によって達成される。
本発明に係る方策の本質的利点は、変性剤は不要であ
り、本発明に係る方法は容易且つ迅速に実施でき、可溶
化された蛋白質がほぼ十分な収率で得られる。
り、本発明に係る方法は容易且つ迅速に実施でき、可溶
化された蛋白質がほぼ十分な収率で得られる。
不溶材料の遠心分離後、蛋白質をイオン交換体に吸着す
ることは公知であるが、この公知の方法の場合は、もち
ろん、可溶蛋白質のみを使用する。例えば、Current Pr
otocols in Molecular Biology,1987,P.10.9.2,N.Y.(Gr
eene Publ.Ass.and Wicey Inter-Science)。この先行技
術は、特定の蛋白質を使用する際に適切なイオン交換体
を選択できる場合に限り、意味を有する。
ることは公知であるが、この公知の方法の場合は、もち
ろん、可溶蛋白質のみを使用する。例えば、Current Pr
otocols in Molecular Biology,1987,P.10.9.2,N.Y.(Gr
eene Publ.Ass.and Wicey Inter-Science)。この先行技
術は、特定の蛋白質を使用する際に適切なイオン交換体
を選択できる場合に限り、意味を有する。
工業的に培養したバクテリア(特に、E.coli)から搾出
した蛋白質に本発明に係る方法を適用することは類推で
きる。しかしながら、本発明に係る方法は、工業的に組
織培養した真核細胞(例えば、昆虫の細胞)から搾出し
た蛋白質にも適用できる。例えば、PNAS,84(1987)5700-
5804またはGenetic Engineering,8(1986)277-298参照。
した蛋白質に本発明に係る方法を適用することは類推で
きる。しかしながら、本発明に係る方法は、工業的に組
織培養した真核細胞(例えば、昆虫の細胞)から搾出し
た蛋白質にも適用できる。例えば、PNAS,84(1987)5700-
5804またはGenetic Engineering,8(1986)277-298参照。
本発明に係る方法を実施する場合、培養液中で、細解さ
れた細胞および細胞片の存在のもとで、不溶蛋白質をイ
オン交換体と接触させることができる。もちろん、細解
された細胞および細胞片を分離した後、不溶蛋白質をイ
オン交換体と接触させることができる。
れた細胞および細胞片の存在のもとで、不溶蛋白質をイ
オン交換体と接触させることができる。もちろん、細解
された細胞および細胞片を分離した後、不溶蛋白質をイ
オン交換体と接触させることができる。
特定の蛋白質に適したイオン交換体を選択する場合、ル
ーチンの適性実験を行うことができる。更に、上述の先
行技術がオリエンテーションに役立つ。イオン交換体
は、有機系マトリックスまたは有機ポリマーまたは多糖
類(例えば、アガロース)であってよい。本発明にもと
づき使用できるイオン交換体の例は、セファロースであ
る。蛋白質の可溶化に普遍的に使用できるイオン交換体
の特殊な例は、Q−セファロースである(PharmaciaのQ
−Sepharose-Fast-flow)。Q−セファロースは、陽イオ
ン交換体の例である。この種の陽イオン交換体は、塩基
性媒体の場合に使用される。しかしながら、酸性媒体の
場合は、陰イオン交換体を使用することもできる。例と
して、S−セファロース(PharmaciaのS-Sepharose-Fast
-Flow)を挙げる。
ーチンの適性実験を行うことができる。更に、上述の先
行技術がオリエンテーションに役立つ。イオン交換体
は、有機系マトリックスまたは有機ポリマーまたは多糖
類(例えば、アガロース)であってよい。本発明にもと
づき使用できるイオン交換体の例は、セファロースであ
る。蛋白質の可溶化に普遍的に使用できるイオン交換体
の特殊な例は、Q−セファロースである(PharmaciaのQ
−Sepharose-Fast-flow)。Q−セファロースは、陽イオ
ン交換体の例である。この種の陽イオン交換体は、塩基
性媒体の場合に使用される。しかしながら、酸性媒体の
場合は、陰イオン交換体を使用することもできる。例と
して、S−セファロース(PharmaciaのS-Sepharose-Fast
-Flow)を挙げる。
特定の蛋白質の過生産のため、例えば、バクテリア細胞
を使用する場合、公知の態様で、例えば、超音波、リゾ
チーメ、浸透衝撃、冷凍/解凍または上記方策の組合せ
によって、細胞を細解できる。蛋白質の保護のため、緩
衝媒体を使用するのが好ましい。大規模で作業する場合
は、細解された細胞および細胞片を分離せずに、緩衝培
養媒体にイオン交換体を加えるのが有利である。粒状の
イオン交換体を使用する場合は、例えば、1〜2hr
後、上記イオン交換体を培養媒体から濾過または遠心分
離することができる。場合によっては、例えば、塩含有
緩衝液を添加することによって、吸着された蛋白質をイ
オン交換体から分離しなければならない。イオン交換体
と蛋白質含有液状媒体との分離は、同じく、濾過または
遠心分離によって行うことができる。蛋白質含有液状媒
体は、蛋白質回収のため、公知の態様で処理できる。
を使用する場合、公知の態様で、例えば、超音波、リゾ
チーメ、浸透衝撃、冷凍/解凍または上記方策の組合せ
によって、細胞を細解できる。蛋白質の保護のため、緩
衝媒体を使用するのが好ましい。大規模で作業する場合
は、細解された細胞および細胞片を分離せずに、緩衝培
養媒体にイオン交換体を加えるのが有利である。粒状の
イオン交換体を使用する場合は、例えば、1〜2hr
後、上記イオン交換体を培養媒体から濾過または遠心分
離することができる。場合によっては、例えば、塩含有
緩衝液を添加することによって、吸着された蛋白質をイ
オン交換体から分離しなければならない。イオン交換体
と蛋白質含有液状媒体との分離は、同じく、濾過または
遠心分離によって行うことができる。蛋白質含有液状媒
体は、蛋白質回収のため、公知の態様で処理できる。
8つの実施例および1つの図面を参照して以下に本発明
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
実施例1:SV40−T−抗原誘導体Th(ペプチドT
h)の可溶化 夜間に培養した、プラミドpThを含むE.coli細胞(J
M103)5mlを、37℃のL−ブロス媒体100ml中でイ
ソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシド(IPT
G)5mlで4hr誘導した。次いで、遠心分離機(Sorva
ll Rotor ss34)によって8,000rpmで5min遠心分離し
た。上澄液、即ち、L−ブロス媒体を排出し、ペレット
を緩衝液A2.5ml中に懸濁させた(緩衝液A:Tris-Hcl
(pH8.0)50mM,Nacl 50mM,EDTA 1mM,DTT 1mM,PMSF 1mMお
よびグリセリン10%)。細胞を細解するため、サスペン
ジョンにリゾチーメ(5mg/m1)を添加し、サンペンジ
ョンを氷上に5min保持し、超音波を3×20sec照射し、
再び氷上に15min保持した。溶解液を同容積のQ−セフ
ァロース・ファースト・フローに加え、緩衝液中で平衡
させた。次いで、ローテータ上で系を4℃において2h
r振盪し、次いで、5,000rpmにおいて15min.遠心分離し
た。上澄液を放棄した。沈澱物を同容積の緩衝液Bに加
えた(緩衝液B:Nacl 250mMを加えた緩衝液A)。次い
で、ローテータ上で4℃において15min.振盪し、次い
で、5,000rpmで15min.遠心分離した。DNA結合アッセ
イにおいて上澄液を使用してThの活性測定を行なっ
た。結果を第1表に示した。
h)の可溶化 夜間に培養した、プラミドpThを含むE.coli細胞(J
M103)5mlを、37℃のL−ブロス媒体100ml中でイ
ソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシド(IPT
G)5mlで4hr誘導した。次いで、遠心分離機(Sorva
ll Rotor ss34)によって8,000rpmで5min遠心分離し
た。上澄液、即ち、L−ブロス媒体を排出し、ペレット
を緩衝液A2.5ml中に懸濁させた(緩衝液A:Tris-Hcl
(pH8.0)50mM,Nacl 50mM,EDTA 1mM,DTT 1mM,PMSF 1mMお
よびグリセリン10%)。細胞を細解するため、サスペン
ジョンにリゾチーメ(5mg/m1)を添加し、サンペンジ
ョンを氷上に5min保持し、超音波を3×20sec照射し、
再び氷上に15min保持した。溶解液を同容積のQ−セフ
ァロース・ファースト・フローに加え、緩衝液中で平衡
させた。次いで、ローテータ上で系を4℃において2h
r振盪し、次いで、5,000rpmにおいて15min.遠心分離し
た。上澄液を放棄した。沈澱物を同容積の緩衝液Bに加
えた(緩衝液B:Nacl 250mMを加えた緩衝液A)。次い
で、ローテータ上で4℃において15min.振盪し、次い
で、5,000rpmで15min.遠心分離した。DNA結合アッセ
イにおいて上澄液を使用してThの活性測定を行なっ
た。結果を第1表に示した。
実施例2:SV40−T−抗原(Th)の可溶化 実施例1と同様に操作した。但し、本実施例では、細胞
細解後、4℃において15min.遠心分離し、上澄液および
緩衝液Aに再懸濁させた沈澱物をイオン交換体で処理し
た。復元した蛋白質の活性を実施例1と同様に確認した
(第2表参照)。
細解後、4℃において15min.遠心分離し、上澄液および
緩衝液Aに再懸濁させた沈澱物をイオン交換体で処理し
た。復元した蛋白質の活性を実施例1と同様に確認した
(第2表参照)。
実施例3:インターロイキン−2(IL−2)の可溶化 実施例1と同様に操作した。但し、本実施例の場合は、
SV40−T−抗原の代わりに、プラスミドptac4を含
むE.coli細胞によって調製したIL−2を可溶化した。
実施例1とは異なり、緩衝液B中のNaCl濃度を500m
Mに上昇した。可溶化したIL−2の活性をT細胞成長
テストによって確認した(第3表参照)。
SV40−T−抗原の代わりに、プラスミドptac4を含
むE.coli細胞によって調製したIL−2を可溶化した。
実施例1とは異なり、緩衝液B中のNaCl濃度を500m
Mに上昇した。可溶化したIL−2の活性をT細胞成長
テストによって確認した(第3表参照)。
実施例4:インターロイキン2(IL−2)の可溶化 実施例3と同様に操作した。但し、本実施例の場合は、
細胞細解後、4℃において15min.遠心分離し、上澄液お
よび緩衝液Aに再懸濁させた沈澱物をイオン交換体で処
理した。可溶化した蛋白質の活動度を実施例3と同様に
確認した(第4表参照)。
細胞細解後、4℃において15min.遠心分離し、上澄液お
よび緩衝液Aに再懸濁させた沈澱物をイオン交換体で処
理した。可溶化した蛋白質の活動度を実施例3と同様に
確認した(第4表参照)。
実施例5:v−mybの可溶化 E.coli HB101によって(trp監視下で;pvm2028)生成させ
たオンコ蛋白質v-mvbの包含体をS−セファロース−フ
ァースト−フロー(S−セファロース−FF)によって
可溶化した。この場合、陰イオン交換体の吸着は認めら
れなかった。
たオンコ蛋白質v-mvbの包含体をS−セファロース−フ
ァースト−フロー(S−セファロース−FF)によって
可溶化した。この場合、陰イオン交換体の吸着は認めら
れなかった。
実施例6;T260の可溶化 実施例5と同様に、T−抗原−ペプチドT206(Journ
al of Virology,June 1988,P.1999-2006参照)の包含体
をS−セファロースを可溶化した。
al of Virology,June 1988,P.1999-2006参照)の包含体
をS−セファロースを可溶化した。
実施例7および8:3drifの可溶化 実施例1と同様、新種のリファンピシンの抵抗力の基本
をなす膜蛋白質(3drif)の包含体をQ−セファロー
スおよびフェニルセファロースで可溶化した。3drif
については、P.HeinrichによるMunich大学の学位論文(1
987年)106頁以降に記載されている。
をなす膜蛋白質(3drif)の包含体をQ−セファロー
スおよびフェニルセファロースで可溶化した。3drif
については、P.HeinrichによるMunich大学の学位論文(1
987年)106頁以降に記載されている。
略号リスト IPTG=イソプロピル−β−D−チオラクトピラノシ
ド EDTA=エチレンジアミン四酢酸 DTT=ジチオトレイトール PMSF=フッ化フェニルメチルスルホニル cpm=counts per min 生体材料リスト E.coli JM103 Nucleic Acids Res.,9(1981)309-321参
照 E.coli HB101 J.Mol.Biol.,4(1969)459-472参照 CL3-T(細胞) Biochemistry,22(1983)251-255参照 PVM2028(プラスミド) EMBO J.,6(1987)2719-2725参
照 PTh(プラスミド) J.Virol.,62(1988)1999-2006参照 trp 通常の販売プロモータ
ド EDTA=エチレンジアミン四酢酸 DTT=ジチオトレイトール PMSF=フッ化フェニルメチルスルホニル cpm=counts per min 生体材料リスト E.coli JM103 Nucleic Acids Res.,9(1981)309-321参
照 E.coli HB101 J.Mol.Biol.,4(1969)459-472参照 CL3-T(細胞) Biochemistry,22(1983)251-255参照 PVM2028(プラスミド) EMBO J.,6(1987)2719-2725参
照 PTh(プラスミド) J.Virol.,62(1988)1999-2006参照 trp 通常の販売プロモータ
第1図は、pThの環状プラスミドのマップである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エイヴリル・アーサー ドイツ連邦共和国 ミュンヘン 40、レー メルシュトラーセ 25
Claims (8)
- 【請求項1】培養した細胞から搾出した不溶の蛋白質を
可溶化する方法において、不溶蛋白質をイオン交換体と
接触させ、次いで、イオン交換体から分離することを特
徴とする方法。 - 【請求項2】E.Coliから搾出した蛋白質を可溶化するこ
とを特徴とする請求項第1項記載の方法。 - 【請求項3】培養液中で細解された細胞および細胞片の
存在のもとで蛋白質をイオン交換体と接触させることを
特徴とする請求項第1項または第2項記載の方法。 - 【請求項4】細解された細胞および細胞片を分離した
後、蛋白質をイオン交換体と接触させることを特徴とす
る請求項第1項または第2項記載の方法。 - 【請求項5】球形のイオン交換体を使用することを特徴
とする請求項第1〜4項の1つに記載の方法。 - 【請求項6】イオン交換体は、陰イオン交換体であるQ
−セファロースであることを特徴とする請求項1〜5項
の1つに記載の方法。 - 【請求項7】イオン交換体は、陽イオン交換体であるS
−セファロースであることを特徴とする請求項1〜6項
の1つに記載の方法。 - 【請求項8】溶離によってイオン交換体から蛋白質を分
離することを特徴とする請求項1〜7項の1つに記載の
方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3802045.9 | 1988-01-25 | ||
DE3802045 | 1988-01-25 | ||
EP88115908.1 | 1988-09-27 | ||
EP88115908A EP0325691B1 (de) | 1988-01-25 | 1988-09-27 | Verfahren zur Solubilisierung von unlöslichem Protein |
EP3802045.9 | 1988-09-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01233299A JPH01233299A (ja) | 1989-09-19 |
JPH0662666B2 true JPH0662666B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=25864237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP216789A Expired - Lifetime JPH0662666B2 (ja) | 1988-01-25 | 1989-01-10 | 不溶蛋白質の可溶化法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662666B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0529086B1 (en) * | 1991-02-26 | 1999-05-19 | Ajinomoto Co., Inc. | Process for purifying human bcdf |
JPH11514334A (ja) * | 1995-06-07 | 1999-12-07 | チロン コーポレーション | タンパク質の可溶化、精製、および再生の方法 |
-
1989
- 1989-01-10 JP JP216789A patent/JPH0662666B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01233299A (ja) | 1989-09-19 |
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