JPH0662588A - 振動波モーター - Google Patents

振動波モーター

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JPH0662588A
JPH0662588A JP5159061A JP15906193A JPH0662588A JP H0662588 A JPH0662588 A JP H0662588A JP 5159061 A JP5159061 A JP 5159061A JP 15906193 A JP15906193 A JP 15906193A JP H0662588 A JPH0662588 A JP H0662588A
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JP
Japan
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frequency
vibration
voltage
vibrating body
energy conversion
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Pending
Application number
JP5159061A
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English (en)
Inventor
Tatsuzo Ujo
達三 鵜城
Naoya Kaneda
直也 金田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 振動波モータにおいて簡単な構成により、共
振周波数をモニターし、その駆動周波数調定を行わせん
とするもの。 【構成】 振動体上にモニター用の圧電素子SAを配し
て、共振状態を検知するとともに、検知出力に応じた電
圧を形成し、この電圧をVCO16に入力して、駆動周
波数の調定を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動波モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動型モータに関して図面により
説明する。図1は従来知られている振動型モータの構成
を示す斜視図である。1は振動して駆動源となるリング
板であり、複数個の加振用電気機械変換素子、例えば、
圧電セラミック等(以下圧電セラミック)2a、2b、
2c、2dが貼り付けられている。この圧電セラミック
2a〜2dに対してリング板1が共振するような周波数
0 で加振してやるが、このとき、圧電セラミック2
a、2cと圧電セラミック2b、2dで振動の位相をず
らすことによりリング板1に共振した進行波の振動波を
形成してやる。4は被駆動体であり、リング板1と摩擦
する面に摩擦体3を貼り付けてある。5はホルダー6に
対して振動が伝搬しないようにするための吸振体であ
る。ホルダー6に植立された軸6aに被駆動体4の円筒
部4aが係合し、圧着ばね7がスラスト止め8により押
されて、摩擦体3とリング板1が圧着する。
【0003】このような状態で図2に示すようにリング
板1の表面に振動波1aが発生し点線で示した振動波1
bのように矢印X方向へ進行すると、表面でのリング板
1の質点の運動により摩擦体3および被駆動体4が矢印
Y方向へ移動する。
【0004】振動の振巾Aは一般に図3に示すように共
振状態のとき最も大きくなるので、実際に加振するとき
の周波数f1 は、振動系の共振周波数f0 と一致させて
いる。また共振点f0 をずれるとほとんど振動しないこ
とがわかる。ところが使用する温度により機械的な共振
点f0 が変化してしまうため、実際には温度により駆動
する周波数f1 を変化させなければならない。
【0005】図4は別のタイプの振動型モータの例を示
すものであり、軸9に対して圧電セラミック10、11
が貼り付けられている。12、13は共に支持体であ
る。この軸9に対して共振周波数f0 に等しい加振周波
数f1 で圧電セラミック10、11を駆動し、更に、圧
電セラミック10と11の位相を、一方を振動発生、他
方を振動吸収と云う具合いにする。これにより軸9に進
行する振動波が発生し、摩擦体14を図2と同様の原理
により移動させ被駆動体15が駆動される。
【0006】共振点f0 に対しての振巾の変化は図3と
同様な傾向を示す。この場合も温度により共振点がずれ
るとともに被駆動体15の位置によっても共振点が移動
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に振動波モー
タでは、共振状態となる様制御するのがむずかしく、
又、その制御において複雑な制御回路を必要となるもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事項に鑑
み、振動波モータの振動状態を機械・電気エネルギー変
換素子により検知し、この検知出力に応じた電圧に電圧
形成回路により形成し、この電圧形成回路にて形成され
た電圧を電圧・制御発振回路(VCO)に入力し、上記
モータへの駆動周波信号を形成させ、上記の問題を解決
せんとするものである。
【0009】
【実施例】図5は本発明の振動波モータの一実施例を示
すもので、これは、図1のものに対して振動検出用の機
械電気変換素子SAを円筒板1に貼り付けた構成を有し
ている。この素子SAにより円筒板1の振動状態、例え
ば、振巾を検出することができる。
【0010】図6は図4に示した別のタイプの振動型モ
ータに対する本発明の一実施例であり、図4のものに対
して機械電気変換素子SBを軸9に貼り付けた構成を有
している。これにより軸9の振動状態、例えば、振巾を
検出することができる。
【0011】図7は素子SA或いはSBを使用した本実
施例の駆動方法に従う駆動回路の一例のブロック図を示
す。16は電圧制御発振器(以下VCO)であり、17
は周波数変調器、18は増巾器、19は移相器、20は
ピーク周波数検出器、21はスイッチである。
【0012】次に動作を説明する。初めにVCO16よ
り所定の周波数f1 の信号aが出力される。これに対し
てスイッチ21は21b側になっており、周波数変換器
17によりf1 に対して所定の周波数偏差Δfをもっ
た、f1 ±Δfの間で掃引された信号bが出力される。
この信号bを増巾器18により増巾して信号cとして圧
電セラミック2a、2cへ、又、移相器19を介して信
号cに対して位相を所定量(例えば90度)ずらした信
号dを圧電セラミック2b、2dに附与され、信号cと
dにより所定の進行波が形成される。この様にすること
により、温度変化により共振点f0 が変化しても駆動周
波数に於てこの変化した共振点f0 を捉えることができ
る。勿論、この時のΔfは予想される温度変化に因る共
振点f0 の変動巾をカバーし得る様に選ばれるものであ
る。この時の振動の振巾を検出素子SAで検出する。こ
の検出信号eと駆動信号bとをピーク周波数検出器20
に入力し、この時のピーク周波数に対応する電圧gをV
CO16に入力して共振周波数f0 に対応した周波数f
1 ′で駆動する。ピーク周波数が検知された後は、スイ
ッチ21を21a側に切換えて共振周波数f0 に対応し
たf1 ′で駆動する。即ち、上記検出信号eに基づき共
振状態となったか否か判定する。共振状態と判定された
際の駆動信号の周波数f1 ′の時はこのf1 ′がその際
の共振周波数f0 であるので周波数f1 ′にて駆動す
る。
【0013】斯くして、振動系の共振周波数が変化して
も常にそれに追従することが可能であり、温度や振動系
の変化があっても、モータを良好に駆動することが可能
となる。
【0014】図8は図7で説明した回路系に於て共振周
波数を検出している状態、即ち、図7でスイッチ21が
21bにある時のピーク周波数検出器20の動作を更に
詳細に説明するためのブロック図である。図において、
ピーク周波数検出を開始する状態においてはカウンタ2
4はリセットされている。ピーク検出開始とともにカウ
ンタ24が動作し、その出力に応じた制御電圧gが制御
電圧発生器25よりVCO16に出力される。尚、図
中、22は振巾検出回路、23は比較及び記憶回路であ
る。
【0015】図9はVCO16の公知の回路例を示すも
ので、カウンタ24の出力値と対応した制御電圧gによ
って圧電セラミック2a〜2dには前述の如くf1 −Δ
1からf1 +Δf1 の間の周波数を持つ電圧が附与さ
れる。図中、R1 〜R6 は抵抗、D1 、D2 はダイオー
ド、C0 はコンデンサ、Q1 〜Q4 はトランジスタであ
る。カウンタ24のカウント値がnの時の制御電圧gn
に対する駆動周波数をfn(f1 −Δf1 ≦fn≦f1
+Δf1 )とすると、この時の振巾は、検出素子SAに
接続された振巾検出回路22によって知ることができ
る。図10及び図11は、この振巾検出回路22の2つ
の例を示すもので、図10の例では、検出素子SAとし
てはひずみゲージ26を用い、又図11に示した例で
は、電圧素子27を用いてその出力からそのまま検出す
るものである。尚、図10、図11中、R11〜R15は抵
抗、Eは電源、AMPは増巾器である。
【0016】この様にして知った、カウンタ24のカウ
ント値がnの時の振巾は比較及び記憶回路23に送られ
記憶されるととともにn−1の時の振巾値An-1 と比較
される。又、カウンタ24のカウント値がn+1の時の
振巾値An+1 がnの時の振巾値Anと比較される。この
様にカウンタ24の分解能に応じたΔtごとの振巾を比
較していくが、この時振巾値Aの変化は、図3で示した
共振周波数の左側の状態から走査していくためピーク検
出開始時点では共振周波数がf1 ±Δf1 の間にある。
即ち本実施例で共振周波数の検出が可能な範囲において
は共振周波数f0 =f1 −Δf1 の時を除き、必ずn=
1の時の振巾値よりn=2の時の振巾値の方が大であ
る。
【0017】この様にして、カウンタ24の出力値に対
応して前回と今回の振巾値を順次比較していき、振巾値
がピークを越えて初めてnの時の振巾AnとAn+1 の時
の振巾値An+1 の大小関係がAn+1 <An となる。よっ
て、この振巾値の大小関係が反転した時のカウンタ出力
nを記憶しておき、その値の制御電圧gnでVCO16
を駆動することにより共振点f0 を維持する。
【0018】図7の回路系では、最初にf1 ±Δfの範
囲で掃引した後、切換えているが例えば、この切換えを
行わずに常に共振点f0 をサーチしながら駆動すること
も可能であり、これは、特に被駆動体が移動する図4の
様なタイプでは有効である。又、温度変化のはげしい条
件下の使用の場合にもこの様な方法が有効である。更に
時系列的にスイッチ21を切換えて一定時間サーチし
て、所定時間駆動し、又、サーチしてという様な方法も
持って良いものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、環
境温度変化等に対しても常に良好な且つ効率の良い振動
型モータの駆動状態を保証できるモータ装置を極めて簡
単な構成により提供出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動用モータの構成を示す斜視図である。
【図2】振動型モータの駆動原理を説明するための図で
ある。
【図3】共振特性を示す図である。
【図4】別の型の振動型モータの構成を示す図である。
【図5】本発明を図1に示した如き構成のモータに適用
した場合の一実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明を図4に示した如き構成のモータに適用
した場合の一実施例を示す図である。
【図7】本発明の方法に従った駆動回路の一例を示すブ
ロック図である。
【図8】図7の回路中の要部の詳細を説明するためのブ
ロック図である。
【図9】図8の回路中の要部回路の具体的構成を示す部
分回路図である。
【図10】図8の回路中の要部回路の具体的構成を示す
部分回路図である。
【図11】図8の回路中の要部回路の具体的構成を示す
部分回路図である。
【符号の説明】
1、15 第1の固体 4、9 第2の固体 2a〜2d、14 加振用電気・機械変換素子(圧電セ
ラミック) SA、SB 振動状態(振巾)検出用素子 26 ひずみゲージ 27 圧電素子 16 電圧制御発振器 17 周波数変調器 19 移相器 20 ピーク周波数検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体上の異なる位置に第1と第2の電
    気・機械エネルギー変換素子を配し、該第1と第2の電
    気・機械エネルギー変換素子に対して異なる位相の周波
    信号を印加して振動体に振動を形成し、該振動体に接触
    する接触体と前記振動体間に相対移動を生じさせる振動
    型モータにおいて、振動が与えられることにより電気信
    号を形成し、前記振動体の振動状態を検知して該振動状
    態に応じた出力信号を発生する機械・電気エネルギー変
    換素子を前記振動体上であって、前記第1と第2の電気
    ・機械エネルギー変換素子が配される位置とは異なる位
    置に配するとともに、更に該機械・電気エネルギー変換
    素子出力に応じた制御電圧を形成する電圧形成回路と、 該電圧形成回路からの制御電圧を入力し、該入力電圧に
    応じた周波数で発振する電圧制御発振回路を設け、該発
    振回路出力により前記周波信号の周波数制御を行うこと
    を特徴とする振動波モーター。
JP5159061A 1993-06-29 1993-06-29 振動波モーター Pending JPH0662588A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625432B1 (en) 1998-05-25 2003-09-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Receiver
JPWO2021246015A1 (ja) * 2020-06-02 2021-12-09

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49128722A (ja) * 1973-04-11 1974-12-10

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