JPH0662451U - メタルハライドランプ - Google Patents
メタルハライドランプInfo
- Publication number
- JPH0662451U JPH0662451U JP5019891U JP5019891U JPH0662451U JP H0662451 U JPH0662451 U JP H0662451U JP 5019891 U JP5019891 U JP 5019891U JP 5019891 U JP5019891 U JP 5019891U JP H0662451 U JPH0662451 U JP H0662451U
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- JP
- Japan
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- metal halide
- halide lamp
- arc tube
- tube
- outer tube
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- Pending
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 外管114内に発光管110を設けたメタル
ハライドランプにおいて、発光管110を耐熱線130
で巻回したことを特徴とするメタルハライドランプ。 【効果】 発光管が爆発した場合に外管が破損すること
を防止することができる。
ハライドランプにおいて、発光管110を耐熱線130
で巻回したことを特徴とするメタルハライドランプ。 【効果】 発光管が爆発した場合に外管が破損すること
を防止することができる。
Description
【0001】
本考案はメタルハライドランプ、特に耐爆性の改良に関する。
【0002】
メタルハライドランプは可視部全域にわたるスペクトルを有し、優れた演色性 と共に発光効率も良好であるためスポーツ、商業施設等の照明分野に広く用いら れている。
【0003】 このメタルハライドランプは発光管内に水銀の他にTl,Na,Nd,Dy等 を封入し、高い温度で動作させるために、長く点灯すると石英ガラスとの反応が 進み、石英ガラスを劣化させ寿命末期に少ない確率ではあるが爆発を起こすこと が知られている。 この爆発の防止方法については各種検討は進められているものの、未だ決定的 な方法は見出されていない。
【0004】 そこで、従来においては、発光管の爆発が起こった場合にも外管の破損には至 らないようにする改善がなされている。 その一例として図9に示すものがある。 同図に示すメタルハライドランプは、発光管10の周囲を金網12で囲い、発 光管10が爆発した場合にも金網12が緩衝部となり、外管14を破損させない ものである。 一方、図10に示すメタルハライドランプは、金網の代りに石英ガラス管12 で囲ったものである。
【0005】
しかしながら、図9に示したようなメタルハライドランプでは、金網12で光 の吸収が行なわれる。この光の吸収は網線の大きさや網目の大きさにも関係する が、爆発時に外管14の破損を生じない程度とするためには、光の20%程度の 吸収を看過せざるを得ない。
【0006】 また、図10に示したようなメタルハライドランプの場合にも、やはり石英ガ ラス管12により約7%の光が吸収されてしまう。しかもこの石英ガラス管12 では爆発による外管14の破損を完全に防止することはできない。更に外管14 を図11ないし図12のように更に小さく作成しようとすれば、石英ガラス管1 2を発光管10と外管14の間に設置することは事実上不可能となってしまう。
【0007】 本考案は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は耐爆性に 優れ、しかも光効率の良いメタルハライドランプを提供することにある。
【0008】
前記目的を達成するために本考案にかかるメタルハライドランプは、発光管に 一ないし数条の耐熱線を巻回させ、外管内に配置することを特徴とする。
【0009】
本考案にかかるメタルハライドランプは、前述したように発光管に耐熱線を巻 回しているため、発光管が爆発した場合でもその破片は耐熱線により飛散力が弱 められ、外管を破損するにはいたらない。 また、発光管の全面にわたって金網等を設置する場合と比較して光の吸収度等 が少ないという利点を有する。
【0010】
以下、図面に基づき本考案の好適な実施例を説明する。なお、前記従来技術に 対応する部分には符号100を加えて示し、説明を省略する。
【0011】 図1には本考案の一実施例にかかるメタルハライドランプが示されており、前 記従来技術と対応する部分には符号100を加えて示し、説明を省略する。 同図に示すメタルハライドランプは、発光管110に沿って、Ni−Cr製で 0.1mmφの耐熱線130をたすき状に巻回している。この耐熱線130は巻回 が自由であり、その巻数を増やせば爆発に対する防御効果は向上するが、発光管 110からの光の遮蔽量も増加する。このため、1〜5本程度が好適である。
【0012】 なお、この耐熱線130は図2に示すようにランプの放電開始を容易にするた めの補極として作用させることが好適である。 すなわち、耐熱線130を石英ガラス発光管110の対極の周囲近くへ配置す れば、発光管110内のガスが電界によってイオン化しやすくなり、それによっ てより低いパルス電圧で放電開始が可能となるものである。
【0013】 そして、以上のような発光管110を外管114内に配置した状態が図3に示 されている。 なお、前記実施例においては耐熱線130として金属線を用いたが、補極とし て作用させない場合はアルミナ繊維等を用いても十分な効果を得ることができる 。
【0014】 図4には型ガラス成型による外管114内に発光管110を内蔵させた例が示 されている。 この場合、前記従来例のように金網を発光管周囲に配置すると、発光管から光 が出ていく段階で光の吸収が行なわれ、更に反射鏡によって反射された光の一部 も再度金網等で吸収されるため、光の損失が極めて大きくなる。 これに対して本考案の方式によれば、耐熱線130による光の吸収は6%程度 であることが確認された。 特に耐熱線130は発光管110に沿って配置されているので、反射鏡114 aで反射された光は殆ど遮られず、光の効率の点からも極めて有効である。
【0015】 図5には本考案の第二実施例にかかるメタルハライドランプに用いられる発光 管210が示されている。 本実施例においては、発光管210の中心付近を耐熱線230で帯締めしてい る。 この耐熱線230は一本でも十分であるが、図6に示すように数本(2〜5本 )用いることにより更に完全に外管破壊を防止することができる。 また、耐熱線として金属線の他、アルミナ繊維等を用いることも好適である。
【0016】 次の表1には本実施例にかかるメタルハライドランプの爆発試験を行なった結 果を示す。
【表1】 ──────────────────────────────────── 使用発光管 外管 試験本数 外管が破裂した本数 ──────────────────────────────────── 発光管中央に金属線 図7 23本 0 (0.1mmφ)を一重に 巻回したもの 図8 21本 0 ──────────────────────────────────── 発光管中央にアルミナ 図7 25本 1 繊維(0.1mmφ)を一重 に巻回したもの 図8 25本 0 ──────────────────────────────────── 図7の外管:石英ガラス 内径18mmφ 図8の外管:直径112mmφ 肉厚約4mmφ
【0017】 以上のように本考案にかかるメタルハライドランプによれば、発光管を耐熱線 で巻回することで、光損失が少なく、しかも外管破壊が生じることを防止するこ とができる。
【0018】
以上説明したように本考案にかかるメタルハライドランプによれば、発光管を 耐熱線で巻回することにり、発光管が爆発した場合に外管が破損することを防止 することができる。
【図1】本考案の第一実施例にかかるメタルハライドラ
ンプに用いられる発光管の説明図である。
ンプに用いられる発光管の説明図である。
【図2】本考案の第一実施例にかかるメタルハライドラ
ンプに用いられる発光管の他の例の説明図である。
ンプに用いられる発光管の他の例の説明図である。
【図3】図1に示した発光管を用いたメタルハライドラ
ンプの説明図である。
ンプの説明図である。
【図4】図1に示した発光管を用いたメタルハライドラ
ンプの説明図である。
ンプの説明図である。
【図5】本考案の第二実施例にかかるメタルハライドラ
ンプに用いられる発光管の説明図である。
ンプに用いられる発光管の説明図である。
【図6】本考案の第二実施例にかかるメタルハライドラ
ンプに用いられる発光管の他の例の説明図である。
ンプに用いられる発光管の他の例の説明図である。
【図7】図5に示した発光管を用いたメタルハライドラ
ンプの説明図である。
ンプの説明図である。
【図8】図5に示した発光管を用いたメタルハライドラ
ンプの説明図である。
ンプの説明図である。
【図9】従来のメタルハライドランプの一例の説明図で
ある。
ある。
【図10】従来のメタルハライドランプの他の例の説明
図である。
図である。
【図11】,
【図12】従来のメタルハライドランプの課題の説明図
である。
である。
10,110,210 発光管 14,114,214 外管 130,230 耐熱線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
Claims (1)
- 【請求項1】 外管内に発光管を設けたメタルハライド
ランプにおいて、発光管を耐熱線で巻回したことを特徴
とするメタルハライドランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019891U JPH0662451U (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | メタルハライドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019891U JPH0662451U (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | メタルハライドランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662451U true JPH0662451U (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12852442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5019891U Pending JPH0662451U (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | メタルハライドランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662451U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005531116A (ja) * | 2002-06-24 | 2005-10-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | セラミック・メタル・ハライド・ランプ用のコイル・アンテナ/保護 |
JP2006228584A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Iwasaki Electric Co Ltd | 高圧放電灯 |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP5019891U patent/JPH0662451U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005531116A (ja) * | 2002-06-24 | 2005-10-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | セラミック・メタル・ハライド・ランプ用のコイル・アンテナ/保護 |
JP2006228584A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Iwasaki Electric Co Ltd | 高圧放電灯 |
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