JPH0662206U - 油圧シリンダ - Google Patents

油圧シリンダ

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Publication number
JPH0662206U
JPH0662206U JP776293U JP776293U JPH0662206U JP H0662206 U JPH0662206 U JP H0662206U JP 776293 U JP776293 U JP 776293U JP 776293 U JP776293 U JP 776293U JP H0662206 U JPH0662206 U JP H0662206U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
cylinder body
base end
peripheral surface
fitting hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP776293U
Other languages
English (en)
Inventor
孝之 安間
和明 足立
Original Assignee
石川島建機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 石川島建機株式会社 filed Critical 石川島建機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラム側の芯出し突起とシリンダ本体側の嵌入
穴との間の異常摩耗を防止する。 【構成】 シリンダ本体13の先端側内周面部にブッシ
ュ17を装着する。ラム15の基端面に芯出し突起18
を設ける。シリンダ本体13の基端部に、芯出し突起1
8を嵌入させ得る嵌入穴19を設ける。ラム15の基端
側外周面部に支持リング22を嵌着する。支持リング2
2はシリンダ本体13の内周面に対し摺動可能とする。
ラム15の摺動をブッシュ17と支持リング22で二点
支持させ、ラム15の収縮時の芯出し性能を向上させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は揺動弁型粘性流体ポンプの揺動管を揺動操作する等のために用いる油 圧シリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートの如き粘性流体を圧送させる粘性流体ポンプの吸入吐出装置とし ては、揺動弁型式のものとすべり弁型式のものとがある。
【0003】 前者の揺動弁型式のものは、図2に示す如く、前面下部に2つの吸入吐出口2 を左右に並べて設けた粘性流体ホッパ1の外側に、上記2つの吸入吐出口2に対 応させて2本の流体シリンダ3を水平に設置し、該流体シリンダ3内に収納して ある流体ピストン4を図示しない主油圧シリンダの油圧ピストンにロッド5を介 して一体的に連結し、2本の主油圧シリンダを交互に前進、後退させることによ り2本の流体シリンダ3内において流体ピストン4が交互に往復動させられるよ うにしてある。一方、上記ホッパ1内には、S字型の揺動管6を収納し、該揺動 管6の一端にはバルブリング7を取り付けて、該バルブリング7が上記2つの吸 入吐出口2の内側に取り付けたバルブプレート8に接触して左右方向へ揺動でき るようにしてあり、又、揺動管6の他端には、ホッパ1の背面側を貫通させて圧 送管9に接続させるようにし、更に、上記揺動管6の途中に固定した連結軸10 に操作レバー11を取り付けると共に、該操作レバー11の先端部に、揺動用の 油圧シリンダ12を左右に対向させて連結し、流体ピストン4の往復動と油圧シ リンダ12の駆動に基づく揺動管6の揺動を関連付けて流体シリンダ3内に吸入 したホッパ1内の粘性流体を揺動管6の内部を通して圧送させるようにしてある 。
【0004】 上記揺動弁型式の吸入吐出装置では、流体ピストン4の往復動に揺動管6の揺 動タイミングを合わせる必要があるため、揺動用の油圧シリンダ12としては突 出駆動専用のものが使用されている。
【0005】 上記突出駆動専用の油圧シリンダ12は、図3に一例を示す如く、先端を開口 させたシリンダ本体13内に、先端にクレビス14を有するラム15を摺動自在 に挿入し、上記シリンダ本体13の基端部に設けた圧油給排通路16を通して圧 油を供給することにより上記ラム15が突出作動させられるようにすると共に、 図示しない切換弁等の操作によって上記圧油給排通路16が排出側に切り換えら れることにより上記ラム15がシリンダ本体13内に押し戻されて収縮できるよ うにしてあり、又、上記シリンダ本体13の先端側内周面部に、ラム15の摺動 を支持するためのブッシュ17を装着し、且つ上記シリンダ本体13の基端部両 側面部に、ラム15の基端面に設けた芯出し突起18と対応する嵌入穴19を設 けて、上記ラム15の作動が円滑に行われるようにしてある。したがって、操作 レバー11を挟んで油圧シリンダ12を左右に対向させた状態において、一方の 油圧シリンダ12のラム15を突出駆動したときには、他方の油圧シリンダ12 のラム15が押し戻されて収縮させられ、他方の油圧シリンダ12のラム15を 突出駆動したときには、一方の油圧シリンダ12のラム15が押し戻されて収縮 させられ、これら突出と収縮が交互に繰り返されることになる。
【0006】 又、従来では、シリンダ本体13の基端部にクッションバルブ20を組み込み 、ラム15が押し戻されるときの衝撃力をクッションバルブ20によって緩衝で きるようにしてある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の油圧シリンダ12の場合、ラム15の基端面の芯出し突 起18とシリンダ本体13の基端部の嵌入穴19との間の隙間はクッションを効 かせるために微小設定してあるが、ラム15の外周面とシリンダ本体13の内周 面との間の隙間には寸法公差があること、更には、ラム15の摺動が主としてシ リンダ本体13側のブッシュ17によって一点支持されることから、ラム15が 押し戻されるときにラム15の基端側に振らつきが発生し、芯出し突起18が嵌 入穴19に入るときに、芯出し突起18が嵌入穴19の縁にぶつかったり嵌入穴 19をかじったりし、両者の間に異常摩耗が発生する問題がある。
【0008】 そこで、本考案は、ラムが押し戻されるときの振らつきを防止し、ラム側の芯 出し突起とシリンダ本体側の嵌入穴との間の異常摩耗を未然に防ぐことができる ような油圧シリンダを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、シリンダ本体の先端側内周面部に、ラ ムの摺動を支持するためのブッシュを装着し、且つ上記シリンダ本体の基端部に 、ラムの基端面に有する芯出し突起と対応する嵌入穴が設けてある油圧シリンダ において、上記ラムの基端側外周面部に、上記シリンダ本体の内周面に対して摺 動可能とした支持リングを嵌着してなる構成とする。
【0010】
【作用】
ラムが摺動すると、その摺動がブッシュと支持リングとの二点で支持されるこ とになる。したがって、ラムが押し戻されて収縮するとき、ラムは正確に芯出し されるため、芯出し突起は嵌入穴の縁にぶつかったりかじったりすることなく嵌 入穴に嵌入される。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例を示すもので、図3に示したと同様に、シリンダ本体 13の先端側の内周面部に、ラム15の摺動を支持するブッシュ17を装着し、 且つシリンダ本体13の基端面内側部に、ラム15の基端面に設けた芯出し突起 18と対応する嵌入穴19を備えた突出駆動専用の油圧シリンダ12において、 上記ラム15の基端側外周面部に所要の深さ及び幅で環状の凹溝21を形成する と共に、該凹溝21に、その外径がラム15の外径よりも若干大きくなるような 厚さとした支持リング(たとえば、ウエアリング)22を、円周方向の一部に切 れ目22aを入れた構造として嵌着し、該支持リング22が適宜の弾性圧力をも ってシリンダ本体13の内周面に摺動可能に接触するよう構成する。なお、上記 支持リング22は、弾性を有し且つ耐摩耗性を有するものとしてある。又、図中 23はシリンダ本体13とラム15との間の隙間の油切れ防止及び支持リング2 2の早期摩耗を防止するために芯出し突起18の端面とラム15の周面との間に 設けた油出入用の通路を示す。
【0013】 上記構成としてあるため、シリンダ本体13に対してラム15が摺動するとき 、ラム15はブッシュ17と支持リング22とにより二点支持されることになる 。したがって、突出状態にあるラム15が押し戻されて収縮させられる場合、基 端側が振らつくことはなくて正確に芯出しされるため、芯出し突起18が嵌入穴 19に入るときに、芯出し突起18は嵌入穴19の縁にぶつかったり嵌入穴19 をかじったりすることはなく、これにより両者間の異常摩耗を未然に防ぐことが できる。
【0014】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではなく、揺動弁型粘性流体 ポンプへの採用のみならず、他のあらゆる個所で用いる油圧シリンダに対して採 用できること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え 得ることは勿論である。
【0015】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案の油圧シリンダによれば、ラムの摺動がシリンダ本体 の先端側内周面部のブッシュにより支持され、ラムの収縮時の芯出しがラムの芯 出し突起とシリンダ本体の嵌入穴とによって行われるようにしてある構成におい て、ラムの基端側外周面部に、シリンダ本体の内周面と接するように支持リング を嵌着したので、ラムの摺動がブッシュと支持リングとの二点支持で行われるよ うになって収縮時の芯出しを正確に行うことができ、これにより芯出し突起が嵌 入穴に入るときに、ラムの振らつきがなく、芯出し突起と嵌入穴との間のぶつか りやかじりによる異常摩耗の発生を未然に防止することができる、という優れた 効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の油圧シリンダの一実施例を示す断面図
である。
【図2】揺動弁型粘性流体ポンプの一例を示す概要図で
ある。
【図3】従来の油圧シリンダの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
12 油圧シリンダ 13 シリンダ本体 15 ラム 17 ブッシュ 18 芯出し突起 19 嵌入穴 22 支持リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体の先端側内周面部に、ラム
    の摺動を支持するためのブッシュを装着し、且つ上記シ
    リンダ本体の基端部に、ラムの基端面に有する芯出し突
    起と対応する嵌入穴が設けてある油圧シリンダにおい
    て、上記ラムの基端側外周面部に、上記シリンダ本体の
    内周面に対して摺動可能とした支持リングを嵌着してな
    ることを特徴とする油圧シリンダ。
JP776293U 1993-02-04 1993-02-04 油圧シリンダ Pending JPH0662206U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP776293U JPH0662206U (ja) 1993-02-04 1993-02-04 油圧シリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP776293U JPH0662206U (ja) 1993-02-04 1993-02-04 油圧シリンダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0662206U true JPH0662206U (ja) 1994-09-02

Family

ID=11674706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP776293U Pending JPH0662206U (ja) 1993-02-04 1993-02-04 油圧シリンダ

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JP (1) JPH0662206U (ja)

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