JPH066210U - 縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置 - Google Patents

縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置

Info

Publication number
JPH066210U
JPH066210U JP5104192U JP5104192U JPH066210U JP H066210 U JPH066210 U JP H066210U JP 5104192 U JP5104192 U JP 5104192U JP 5104192 U JP5104192 U JP 5104192U JP H066210 U JPH066210 U JP H066210U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
opening
seal
cam plate
closing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5104192U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2520348Y2 (ja
Inventor
廣康 磯村
正樹 荒川
Original Assignee
株式会社フジキカイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社フジキカイ filed Critical 株式会社フジキカイ
Priority to JP5104192U priority Critical patent/JP2520348Y2/ja
Publication of JPH066210U publication Critical patent/JPH066210U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520348Y2 publication Critical patent/JP2520348Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センターシーラにおける開閉方式の変更を、
迅速に行なう。 【構成】 ハウジング22に、一対の開閉アーム30,
32が水平回動自在に枢支される。ハウジング22に、
カムプレート38が水平移動自在で、かつ着脱自在に配
設される。左開閉アーム30のレバー30aと、右開閉
アーム32のレバー32aは、カムプレート38を挟ん
で上下に位置する。レバー30aに枢支したカムフォロ
ワ40が、カムプレート38のカム溝39に摺動自在に
嵌合され、レバー32aに枢支したカムフォロワ42
が、カムプレート38のカム溝39に摺動自在に嵌合さ
れる。カムプレート38をエアシリンダ52により往復
移動すれば、カム溝39,39に沿ってカムフォロワ4
0,42が移動することにより、両アーム30,32が相
互に開閉する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、間欠的にフィルム送りが行なわれる縦型製袋充填包装機において 、そのフィルム送り休止期間中に、筒状フィルムの重合端縁部を挟持してセンタ ーシールを施すセンターシーラの開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
原反ロールから繰出された包装用フィルムを製袋器で筒状に成形し、この筒状 フィルムを垂直下方に間欠的に給送して、その重合端縁部にセンターシールを施 すと共に、該筒状フィルムに落下供給される被包装物の上下位置をエンドシール ・切断して、所謂ピロー包装体を得る縦型製袋充填包装機が各種の産業分野で広 く使用されている。
【0003】 前記縦型製袋充填包装機のセンターシーラでは、筒状フィルムが下方へ給送さ れた後のフィルム送り休止期間中に、該フィルムの重合端縁部を一対のシールバ ーで挟持することにより、合掌貼りのセンターシールを施すようになっている。 この場合において、フィルムがシールバーにより過度に加熱されるのを防止する と共に、重合端縁部の安定した送りを達成するため、対をなす一方のシールバー にのみヒータを配設し、センターシールを施さないときには他方のシールバーに 対して開放するようにしている。またこのとき、ヒータが配設されない他方のシ ールバーは、これに重合端縁部を接触させることにより、該重合端縁部がシール バーにより挟持される際に、その長手方向の縁部にズレが生じないようにすめた めのガイドとして機能させるようになっている。
【0004】 ここで、前述したように一方のシールバーにのみヒータを配設した構成におい て、前記フィルムの重合端縁部を一対のシールバーで挟持した際には、ヒータが 配設されたシールバーと対向するフィルムが、他方のシールバー(ヒータが配設 されていない方)と対向するフィルムよりも高い温度で加熱されて収縮すること から、合掌貼りされた重合端縁部は袋本体に向けて傾倒し、エンドシールされる 際に重合端縁部は安定的に袋本体に沿って折り曲げられて美麗なシールが施され る。なお重合端縁部の折り曲げ方向の選定については、ユーザーにて使用される フィルムへの印刷仕様により、センターシール位置を基準として、右側または左 側に設定するべく要請される。
【0005】 また、使用されるフィルムがシール適正の比較的悪い場合等においては、良好 なシールを得るために、一対のシールバーの両方にヒータを配設する場合もある 。そしてこの構成では、シール後のフィルム送り休止期間中にフィルムへの熱影 響が無いよう、両シールバーを相互に開放させる設定になっている。
【0006】 前記センターシーラにおける一対のシールバーの開閉手段としては、該シール バーに関係的に接続されたレバーに、リンク機構等の連繋手段を介して連結した エアシリンダ等の駆動手段により作動させる方式や、シールバーを直接エアシリ ンダにより水平作動させる方式等が一般的に採用されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記縦型製袋充填包装機のセンターシーラでは、ユーザー側の要望その他フィ ルムの性状等に応じて、両方のシールバーにヒータを配設するものと、左右何れ か一方のシールバーにのみヒータを配設するものとが設定されるようになってい る。更に、一方のシールバーにのみヒータを配設する構成において、前記筒状フ ィルムにおける重合端縁部の折り曲げ方向を左側にするものと、重合端縁部の折 り曲げ方向を右側にするものとが設定される。すなわち、包装機のセンターシー ラにおいては、両方のシールバーを開閉する方式、左側のシールバーを開閉 する方式、右側のシールバーを開閉する方式の3種類の開閉方式が選択される 。そしてこの選択に対しては、前記開閉手段における各機構を、3種類の何れか に対応するものと交換することにより対処している。
【0008】 しかし、前記開閉手段を構成する連繋手段等の多数の部品を全て交換する作業 は、極めて煩雑で時間が掛かり、仕様変更の際の組替え時に大きな時間的損失を 招く問題があった。また各部品の交換により、両シールバーによるシール圧が変 動し、このシール圧の調節が煩雑で時間の掛かる欠点も指摘される。更に、3種 類の開閉手段における連繋手段には互換性がないため、各開閉手段を別々に在庫 管理するのが煩雑となる難点もあった。
【0009】
【考案の目的】
本考案は、従来技術に係るセンターシーラの開閉装置に内在している前記課題 に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、センターシーラに おける前述した3種類の開閉方式の選択に際し、必要最小限の部品交換にて迅速 に対処し得るようにした開閉装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案は、筒状に成形したフィ ルムの重合端縁部を挟んで水平回動可能な一対のシールバーを備え、前記筒状フ ィルムを垂直下方に間欠的に給送した後の送り休止期間中に、一対のシールバー で重合端縁部を挟持してセンターシールを施すようにした縦型製袋充填包装機に おいて、 前記シールバーが枢支されるハウジングに着脱自在に配設されるカムプレート を、駆動手段を介して水平方向に往復移動自在に配設し、 前記一方のシールバーに設けたレバーと、他方のシールバーに設けたレバーと を、前記カムプレートを挟んで上下の関係で位置させ、 前記カムプレートにおける前記レバーと夫々対向する上面および下面にカム溝 を形成すると共に、このカム溝に前記対応のレバーに回転自在に枢支したカムフ ォロワを摺動自在に嵌合させるよう構成したことを特徴とする。
【0011】 また両カム溝は、カムプレートを駆動手段で往復移動させた際に、前記重合端 縁部を挟んで位置するシールバーの両方を相互に開閉させる形状とすることがで きる。
【0012】 更に一方のカム溝は、カムプレートを駆動手段で往復移動させた際に、カムフ ォロワを介して係合するシールバーを開閉させる形状とすると共に、他方のカム 溝は、カムフォロワを介して係合するシールバーを閉位置で移動不能に保持する 形状とすることができる。
【0013】
【作用】
シールバーを開閉させる形状のカム溝を上下両面に形成したカムプレートをハ ウジングに配設した場合は、該カムプレートを駆動手段により水平方向に往復移 動させると、上面および下面に形成したカム溝に沿ってカムフォロワが移動する ことにより、一対のシールバーは相互に開閉する。また、一方の面にのみシール バーを開閉させる形状のカム溝を形成したカムプレートをハウジングに配設した 場合は、カムプレートを駆動手段により水平方向に往復移動させると、開閉用の カム溝にカムフォロワを介して係合する一方のシールバーが、閉位置で移動不能 に保持される他方のシールバーに対して開閉する。そして開閉するシールバーと 、閉位置で移動不能に保持されるシールバーとは、カムプレートをその上下の面 を反転させることにより変更できる。
【0014】
【実施例】
次に、本考案に係る縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置につき、好 適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。
【0015】 実施例に係るセンターシーラでは、図1に示す如く、機枠に対して関係的に支 持されて直立配置した中空マンドレル10の側方に延在する支持アーム12(一 部のみ図示)に、支持フレーム14が回動自在に枢支され、該フレーム14の枢 支部14aから外方に延出する支持部14bにセンターシール装置16が着脱自 在に配設されている。そして支持フレーム14を、図1に示す作動位置に位置決 めすることにより、中空マンドレル10の外周に臨む筒状フィルム18の重合端 縁部18aを挟む両側に、シールユニット16における一対のシールバー20, 21(後述)を臨ませることができる。また、支持フレーム14を反時計方向に回 動することにより、中空マンドレル10の前面側(フィルム18の重合端縁部1 8aが臨む側)からシールユニット16を退避させ得るようになっている。
【0016】 前記シールユニット16は、図示形状のハウジング22に各種部品が組込まれ て構成され、該ハウジング22が支持フレーム14の支持部14bに複数のボル ト24を介して着脱自在に配設される。ハウジング22における支持部14bに 当接する背面板26には、支持フレーム14を作動位置に位置決めした際に中空 マンドレル10の前面側に臨む長手方向一端に、図2に示す如く、上下に所定間 隔離間して一対の支持突部28,28が形成されている。そして両支持突部28, 28間に、一対の開閉アーム30,32が水平回動自在に枢支されると共に、両 アーム30,32の対向部に一対のシールバー20,21が配設してある。このシ ールバー20,21には、ヒータ34およびサーミスタ36が夫々配設され、両 シールバー20,21で前記筒状フィルム18の重合端縁部18aを挟持するこ とにより、センターシールが施される(図1参照)。
【0017】 図2においてセンターシール位置(両シールバー20,21が当接する位置)の 左側に臨む左開閉アーム30に、前記支持フレーム14の枢支部14aを指向す る方向に所定長さだけ延出するレバー30aが一体形成される。またセンターシ ール位置の右側に臨む右開閉アーム32に、左開閉アーム30のレバー30aと 同一方向に所定長さだけ延出するレバー32aが一体形成されている。そして両 レバー30a,32aは、図1および図2に示す如く、後述するカムプレート3 8を挟む上下の関係で、前後(中空マンドレル10に対して)に偏倚した状態で臨 んでいる。左レバー30aには、その下面側においてカムフォロワ40が回転自 在に枢支され、また右レバー32aには、その上面側においてカムフォロワ42 が回転自在に枢支されており、各カムフォロワ40,42は、カムプレート38 に形成した対応のカム溝39,39に摺動自在に嵌合されるようになっている(図 3参照)。
【0018】 なお左開閉アーム30には、右開閉アーム32におけるレバー32aの延出位 置と対応する部位に切欠部30bが形成され、両アーム30,32が開閉移動し た際に、左開閉アーム30と右レバー32aとが干渉しないよう構成されている 。
【0019】 前記ハウジング22の背面板26には、図2に示す如く、左右方向に所定長さ で延在する長孔26aが形成され、該長孔26aに、矩形状に形成されたカムプ レート38の後端部(中空マンドレル10から離間する側)が摺動自在に嵌挿され ている。また背面板26の下端部に前面側に延出する水平部44が形成され、該 水平部44の先端に、矩形状のガイド46が複数のボルト48を介して着脱自在 に配設される。そしてこのガイド46の上端が、カムプレート38の対応位置に 形成した案内溝38aに摺動自在に臨み、これによりカムプレート38は、ハウ ジング22に水平姿勢を保持したまま左右に移動自在に支持される。またカムプ レート38は、前記左右のレバー30a,32aの間に臨むよう位置決めされて いる。なお案内溝38aは、カムプレート38の上下両面ににおいて、該プレー ト38の上下の面を反転した際にガイド46に対応する位置に夫々形成されてお り、カムプレート38の上下の面を区別することなくハウジング22への組付け 作業を行ない得るようになっている。
【0020】 前記ハウジング22の背面板26には、前記支持突部28,28が形成される 端部と反対側に、前面側に直角に延出する側板50が一体形成され、該側板50 の外側にエアシリンダ52が配設されている。エアシリンダ52のピストンロッ ド52aは、図4に示す如く、側板50に穿設した通孔50aを介して内側に延 出し、その端部を前記カムプレート38の左端部に着脱自在に接続してある。従 って、エアシリンダ52を正逆方向に付勢すれば、カムプレート38は、図1お よび図5に示す如く、前記長孔26aおよびガイド46に案内されて水平姿勢を 保持したまま左右に往復移動する。
【0021】 前記カムプレート38は、前記両開閉アーム30,32を開閉する両開き用の ものであって、その上下両面には、図1に示す如く、該プレート38における前 後方向の中央を挟んで対称的にカム溝39,39が形成されている。そして上面 に形成したカム溝39に、前記左レバー30aに枢支したカムフォロワ40が摺 動自在に嵌合され、下面に形成したカム溝39に、右レバー32aに枢支したカ ムフォロワ42が摺動自在に嵌合されている。このカム溝39,39は、カムプ レート38の移動方向に対して傾斜するよう形成されて、カムフォロワ40,4 2を介して係合する開閉アーム30,32を水平回動させ得るようになっている 。すなわち、前記エアシリンダ52を正逆付勢してカムプレート38を水平方向 に往復移動させれば、カムフォロワ40,42がカム溝39,39に沿って移動す ることにより、前記開閉アーム30,32は相互に開閉する。但し実施例では、 エアシリンダ52をそのピストンロッド52aをバレル内に引込むよう付勢した 際に、図5に示す如く、両開閉アーム30,32が開放するよう設定してある。
【0022】 前記カムプレート38のカム溝39は、図1に示す如く、該プレート38の移 動方向に対する傾斜角度が異なる第1案内部39aと第2案内部39bとから構 成される。そして、開閉アーム30から離間する側に位置する第1案内部39a の傾斜角度が、第2案内部39bの傾斜角度よりも小さくなるよう設定してある 。これにより、両開閉アーム30,32を閉成するに際し、前記カムフォロワ4 0,42が第2案内部39b,39bから第1案内39a,39aに移行すること により、前記シールバー20,21は重合端縁部18aに強く圧接される。これ により、大きなシール圧が得られ、重合端縁部18aに安定したセンターシール を施すことができる。なおカム溝39を、カムプレート38の移動方向に対して 傾斜角度が異なる案内部39a,39bから構成することは必須の要件ではなく 、カムプレート38の移動方向に対して一定角度で傾斜するものであってもよい 。
【0023】 図6は、前記シールユニット16に配設した両開き用カムプレート38を片開 き用カムプレート54(図7参照)に交換すると共に、該プレート54を左開閉ア ーム30の開閉用として組付けた状態で示すものである。すなわち、この片開き 用カムプレート54は、その上面に左レバー30aのカムフォロワ40が摺動自 在に嵌合されるカム溝56が形成される。このカム溝56は、前記両開き用カム プレート38に形成したカム溝39と同一形状の第1案内部56aと第2案内部 56bとから構成され、該カム溝56にカムフォロワ40を介して係合する左開 閉アーム30を開閉させるようになっている。
【0024】 またカムプレート54の下面には、前記右レバー32aの延出位置と対応する 位置にカム溝58が形成され、該カム溝58にカムフォロワ42が摺動自在に嵌 合されている。このカム溝58は、図6に示す如く、該カムプレート54の移動 方向と平行な直線状に形成され、カムフォロワ42がカム溝58に沿って移動し ても、右開閉アーム32を閉位置で移動不能に保持するようになっている。
【0025】 従って、前記エアシリンダ52を正逆付勢してカムプレート54を水平方向に 往復移動すると、左開閉アーム30は、カム溝56に沿って移動するカムフォロ ワ40により開閉する。しかるに、カム溝58に沿って移動する右開閉アーム3 2のカムフォロワ42にはカム動作は付与されず、右開閉アーム32は閉位置に おいて移動不能に保持される。なおカムプレート54の上下両面には、前記ガイ ド46が摺動自在に嵌挿される案内溝54aが夫々対応的に形成されている。ま た図6に示す如く、左開閉アーム30のみを開閉する方式においては、該アーム 30に配設されるシールバー20にのみヒータ34およびサーミスタ36が配設 される。
【0026】 次に図8は、前記片開き用カムプレート54を、右開閉アーム32の開閉用と してシールユニット16に組付けた状態で示すものである。すなわち、図7に示 すカムプレート54を、その上下の面を反転した状態でハウジング22に取付け たものであって、その上面にカム溝58が臨むと共に、下面にカム溝56が臨ん でいる。そして左レバー30aのカムフォロワ40がカム溝58に摺動自在に嵌 合され、右レバー32aのカムフォロワ42がカム溝56に摺動自在に嵌合され る。これにより、前記エアシリンダ52を正逆付勢すると、左開閉アーム30は 閉位置で移動不能に保持されるのに対し、右開閉アーム32は開閉する。但し図 8の開閉方式では、右開閉アーム32に配設したシールバー21にのみヒータ3 4およびサーミスタ36が配設される。
【0027】 なお、片開き用カムプレート54のカム溝56とカム溝58とは、上下の面を 反転してハウジング22に取付けた際に、各対応のレバー30a,32aのカム フォロワ40,42が摺動自在に嵌合可能な位置関係をもって形成されている。
【0028】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るセンターシーラ開閉装置の作用につき説明する。
【0029】 図5に示す如く、前記一対の開閉アーム30,32は、相互に離間して筒状フ ィルム18における重合端縁部18aの通過を許容する状態で待機している。ま た両アーム30,32におけるレバー30a,32aのカムフォロワ40,42は 、カムプレート38における対応のカム溝39,39の第2案内部39b,39b に臨んでいる。
【0030】 前記中空マンドレル10の外周に沿いつつ下方へ間欠給送された筒状フィルム 18の送り休止期間中に、前記エアシリンダ52が、そのピストンロッド52a をバレルから延出する方向に付勢される。これにより、カムプレート38は長孔 26aおよびガイド46に案内されて水平右方に移動し、カム溝39,39に沿 ってカムフォロワ40,42が移動することにより、一対の開閉アーム30,32 は、図1に示す如く、相互に近接する方向に水平回動する。そして両アーム30 ,32に対向的に配設した一対のシールバー20,21が、重合端縁部18aを挟 持することにより、センターシールが施される。このときカムフォロワ40,4 2が、カム溝39,39の第2案内部39b,39bから第1案内部39a,39 aに移行することにより、両シールバー20,21は大きなトルクで圧接され、 重合端縁部18aに良好なシールを施すことができる。
【0031】 次いで、前記エアシリンダ52が逆付勢され、前記カムプレート38を水平左 方に移動することにより、カム溝39,39に沿ってカムフォロワ40,42が移 動し、図5に示す如く、両開閉アーム30,32が開放して重合端縁部18aの 給送を許容する。
【0032】 ここで、ユーザーの要請またはフィルムの性状等により、シールユニット16 における開閉アーム30,32を、左右何れか一方の片開きとする場合は、前記 両開き用カムプレート38から片開き用カムプレート54に交換して対処する。 すなわち、図7に示す如く、一方の面に開閉用のカム溝56が形成されると共に 、他方の面に移動不能用のカム溝58が形成されたカムプレート54を、前記ハ ウジング22に摺動自在に取付ける。このとき、図6に示すようにカム溝56を 上側に位置させ、該カム溝56に左開閉アーム30のカムフォロワ40を嵌合さ せると共に、下側に臨むカム溝58に右開閉アーム32のカムフォロワ42を嵌 合させれば、左開閉アーム30のみが開閉する片開きとし得る。また、逆に図8 に示すようにカム溝56を下側に位置させるよう取付ければ、右開閉アーム32 のみが開閉する片開きとし得る。
【0033】 このように本実施例では、シールユニットの開閉方式の変更に伴ってカムプレ ートだけを交換すればよいよう構成したので、組替え時間を極めて短縮すること ができる。また左右片開き用のカムプレートでは、上下の面を反転させるだけで 開閉するアームの設定変更に対処可能であるので、前述した3類類の開閉方式に おいて異なる部品は、両開き用のカムプレートと片開き用のカムプレートだけで あり、各部品の在庫管理の省力化を図り得る。
【0034】
【考案の効果】
以上に説明した如く、本考案に係る縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉 装置によれば、シールバーを開閉させるカムプレートを交換するだけで、両シー ルバーを開閉する方式から一方のシールバーのみを開閉する方式に変更すること ができる。しかも、仕様変更に伴なう交換部品はカムプレートだけであるので、 シールバーのシール圧が変動することはなく、シール圧調節個所が殆ど不要であ る。従って、機械の納入後において仕様変更が発生した場合でも、ユーザーにて 簡単に設定変更およびシール圧調整が可能である。また一方のシールバーを開閉 する方式において、開閉するシールバーの設定変更は、カムプレートの上下の面 を反転するだけで対処し得るので、設定変更に要する時間を極めて短縮すること ができる。
【0035】 またカム溝の形状を、シールバーがフィルムを挟持した際に大きな挟持力が得 られるよう設定した場合においては、従来のリンク方式やダイレクト駆動方式に 比べて大きくトルクを発生することができ、従来に比べて小型の駆動手段を選定 し得る。また同一の駆動手段では、大きなトルクを発生できるので、大きなシー ル圧が得られて、安定したシールを行なうことが可能となる、等の有益な効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るセンターシーラ開閉装置
を採用した縦型製袋充填包装機の概略構成を示す要部平
面図である。
【図2】センターシーラ開閉装置をシールバーを取外し
た状態で示す正面図である。
【図3】センターシーラ開閉装置の要部縦断側面図であ
る。
【図4】センターシーラ開閉装置の要部概略斜視図であ
る。
【図5】センターシーラ開閉装置の両開閉アームを開放
した状態で示す平面図である。
【図6】センターシーラ開閉装置に片開き用カムプレー
トを組付け、左開閉アームを開放した状態で示す要部平
面図である。
【図7】図6に示す片開き用カムプレートの概略斜視図
である。
【図8】図6に示す片開き用カムプレートを上下の面を
反転して開閉装置に組付け、右開閉アームを開放した状
態で示す要部平面図である。
【符号の説明】
18 筒状フィルム 18a 重合端縁部 20 シールバー 21 シールバー 22 ハウジング 30a 左レバー 32a 右レバー 38 カムプレート 39 カム溝 40 カムフォロワ 42 カムフォロワ 52 エアシリンダ 54 カムプレート 56 カム溝 58 カム溝

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に成形したフィルムの重合端縁部を
    挟んで水平回動可能な一対のシールバーを備え、前記筒
    状フィルムを垂直下方に間欠的に給送した後の送り休止
    期間中に、一対のシールバーで重合端縁部を挟持してセ
    ンターシールを施すようにした縦型製袋充填包装機にお
    いて、 前記シールバーが枢支されるハウジングに着脱自在に配
    設されるカムプレートを、駆動手段を介して水平方向に
    往復移動自在に配設し、 前記一方のシールバーに設けたレバーと、他方のシール
    バーに設けたレバーとを、前記カムプレートを挟んで上
    下の関係で位置させ、 前記カムプレートにおける前記レバーと夫々対向する上
    面および下面にカム溝を形成すると共に、このカム溝に
    前記対応のレバーに回転自在に枢支したカムフォロワを
    摺動自在に嵌合させるよう構成したことを特徴とする縦
    型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記両カム溝は、カムプレートを駆動手
    段で往復移動させた際に、前記重合端縁部を挟んで位置
    するシールバーの両方を相互に開閉させる形状に形成さ
    れる請求項1記載の縦型製袋充填包装機のセンターシー
    ラ開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記一方のカム溝は、カムプレートを駆
    動手段で往復移動させた際に、カムフォロワを介して係
    合するシールバーを開閉させる形状に形成されると共
    に、他方のカム溝は、カムフォロワを介して係合するシ
    ールバーを閉位置で移動不能に保持する形状に形成され
    る請求項1記載の縦型製袋充填包装機のセンターシーラ
    開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記カムプレートは、その上下の面を反
    転させることにより、開閉させるシールバーを変更し得
    る請求項3記載の縦型製袋充填包装機のセンターシーラ
    開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記カムプレートに形成されるカム溝
    は、該カム溝にカムフォロワを介して係合するシールバ
    ーが閉成されて前記筒状フィルムの重合端縁部を挟持す
    る付近において、大きなトルクが得られる形状に形成さ
    れる請求項1,2または3の何れかに記載の縦型製袋充
    填包装機のセンターシーラ開閉装置。
JP5104192U 1992-06-26 1992-06-26 縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置 Expired - Lifetime JP2520348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104192U JP2520348Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104192U JP2520348Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH066210U true JPH066210U (ja) 1994-01-25
JP2520348Y2 JP2520348Y2 (ja) 1996-12-18

Family

ID=12875721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5104192U Expired - Lifetime JP2520348Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2520348Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544173U (ja) * 1977-06-09 1979-01-11
JP2010023855A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Kawashima Packaging Mach Ltd ヒートシール装置及びそれが適用された製袋包装機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544173U (ja) * 1977-06-09 1979-01-11
JP2010023855A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Kawashima Packaging Mach Ltd ヒートシール装置及びそれが適用された製袋包装機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2520348Y2 (ja) 1996-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2923822B1 (en) Cloth bonding apparatus
CA2675097A1 (en) Filling and packaging machine and process for producing package
CN109414895A (zh) 制袋机及塑料袋的制造方法
EP2923984A1 (en) Cloth feed mechanism and cloth bonding apparatus
EP0982229A1 (en) Packaging machine
US4680024A (en) Apparatus for producing bags from a tubular sheet of thermally weldable film material
JPH066210U (ja) 縦型製袋充填包装機のセンターシーラ開閉装置
WO2020103377A1 (zh) 手指夹片ab机构、带体送折转装置和包括它的自动鞋舌耳折缝设备
CN106541621B (zh) 一种烫封装置
JP2958525B1 (ja) 繊維製品の袋詰め装置
CN215794862U (zh) 横向热压机构及塑料封袋装置
CN211663585U (zh) 一种新型封口机
JP7444649B2 (ja) 製袋充填機の縦シール装置
JP5573096B2 (ja) ヒートシール包装装置
JP4263562B2 (ja) 縦型多列四方シール自動充填包装機におけるフォーミング機構
CN214608429U (zh) 一种可偏转式夹膜热封装置
JPS5856029Y2 (ja) 鍛造プレス用ビレツト供給装置
JPH0958606A (ja) 製袋包装機における筒状包材の送り装置
JP3655091B2 (ja) 結束機のテープ案内機構
CN215098696U (zh) 竖向热压机构及塑料封袋装置
JP2936452B2 (ja) 包装機におけるフィルム開口保持装置
CN219361484U (zh) 一种箱体打包机翻转机构
CN215098609U (zh) 塑料封袋装置
JP2004155463A (ja) 縦型製袋包装機
JPS6317684B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term