JPH0661884U - ワイヤロープ接続金具 - Google Patents

ワイヤロープ接続金具

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Publication number
JPH0661884U
JPH0661884U JP903993U JP903993U JPH0661884U JP H0661884 U JPH0661884 U JP H0661884U JP 903993 U JP903993 U JP 903993U JP 903993 U JP903993 U JP 903993U JP H0661884 U JPH0661884 U JP H0661884U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire rope
fitting
connection fitting
ball joint
rope connection
Prior art date
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Pending
Application number
JP903993U
Other languages
English (en)
Inventor
幸治 井上
哲司 佐藤
Original Assignee
日立機電工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤロープ交換時に要する作業時間を短縮
し、作業効率の向上を図る。 【構成】 同じ大きさに形成され、ワイヤロープ固定用
ネットが取り付けられた2個の連結金具11、12をボ
ールジョイント20で連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワイヤロープ接続金具に係り、特に天井クレーン等でワイヤロープ を交換する際に、旧ワイヤロープと新ワイヤロープとを接続するためのワイヤロ ープ接続金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のワイヤロープ接続金具の一例として、電気工事においてケーブ ル交換用に使用されている撚り取り金具を図面を参照して説明する。 図5は撚り取り金具の構造を説明する正面図である。
【0003】 撚り取り金具40は、同一形状を有する2個の固定具41、42と、両者を連 結する連結具43とからなっている。連結具43は、固定具41、42に設けら れた軸受44、45によって図示C矢印方向に回動可能に設けられている。前記 固定具41、42の反連結側にはピン46、47が固定されており、前記ピン4 6、47に図外の新、旧ケーブルが連結されている。
【0004】 しかし、前記撚り取り金具40はスラスト方向には回転可能であるため、ケー ブルの撚り取りは修正できるが、ケーブル自体にラジアル方向の角度を付けるこ とができない。従って、例えばロープシーブのように、狭くて円周方向に曲がっ た空間部分を通すことができないという欠点がある。すなわち、天井クレーン等 でワイヤロープを交換するに際して、一方のピン46に旧ワイヤロープを連結し 、他方のピン47に新ワイヤロープを連結する。そして、ワイヤロープのロープ シーブへの掛け方を変えずに、旧ワイヤロープ抜き取りながら新ワイヤロープを フックシーブの溝に嵌め込み掛けわたすという作業ができないことになる。
【0005】 このために、ワイヤロープ交換時において、旧ワイヤロープと新ワイヤロープ とを接続する場合には、両ワイヤロープのストランド間を針金で編み込んで接続 していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したワイヤロープの接続方法では撚り取りもできず、また 針金の編み込みに多くの時間を要するという欠点がある。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、ワイヤロープ交換時に要する作 業を短縮し作業効率の向上を図ったワイヤロープ接続金具を提供することを目的 としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るワイヤロープ接続金具は、同じ大きさに形成され、それぞれ一端 部にワイヤロープ固定用ネットが取り付けられた2個の連結金具と、この連結金 具の他端部にスラスト方向及びラジアル方向に回動可能に連結された1個のボー ルジョイントとを有している。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案に係るワイヤロープ接続金具の一実施例について 説明する。図1は本考案に係るワイヤロープ接続金具の正面図、図2はこのワイ ヤロープ接続金具を左方より見た同側面図、図3は図1の片側部分を示す正面視 断面図、図4はこのワイヤロープ接続金具の使用状態を説明する正面図である。
【0010】 本考案に係るワイヤロープ接続金具10は、一対の連結金具11、12と、こ の連結金具11、12を連結するボールジョイント20とからなっている。
【0011】 連結金具11、12は図に示すように、同じ径を有し、ほぼ円筒状に形成され ており、その一端には凹部11A、12Aが、また他端には半球状の凹部11B 、12Bがそれぞれ設けられている。
【0012】 前記凹部11A、12Aには、棒状のピン13、14が固定されており、この ピン13、14にワイヤロープ固定用ネット31、32が接続されるようになっ ている。他方の凹部11B、12Bにはボールジョイント20の球状軸受21が 嵌まり込むようになっている。
【0013】 前記ボールジョイント20は、2個の球状軸受21と、両球状軸受21を一体 につなぐ連結ロッド22とからなっている。前記球状軸受21はネジ24によっ て締め付けられる押さえ23によって固定され、連結金具11、12からの脱落 を防止するようになっている。
【0014】 ワイヤロープ固定用ネット31、32は、図4に示すように、ワイヤロープを 留めるピアノ線を編み込んだネットであって、ワイヤロープを差し込みワイヤロ ープに張力がかかると、ピアノ線がワイヤロープのストランドに巻き付きワイヤ ロープに固定されるようになっている。なお、前記連結金具11、12の両端部 は角部を落とした先細りの傾斜面11C、12Cが形成されている。
【0015】 次に、ワイヤロープ接続金具10の動作を天井クレーンにおける新、旧ワイヤ ロープ交換作業とともに図4を参照して説明する。 前記したように、ワイヤロープ交換時には、フックシーブ、ヘッドシーブ等、 ロープシーブのワイヤロープの掛け方を変えずに、旧ワイヤロープと新ワイヤロ ープとをつなぎ、旧ワイヤロープを各ロープシーブより抜き取りながら新ワイヤ ロープをロープシーブの溝に嵌め込む作業がある。すなわち、ワイヤロープ接続 金具10のピン13に旧ワイヤロープ33を固定したワイヤロープ固定用ネット 31を接続し、同様に連結金具12のピン14に新ワイヤロープ34を固定した ワイヤロープ固定用ネット32を接続する。
【0016】 そして、旧ワイヤロープ33を図外の巻取手段で巻き取ると、ワイヤロープ接 続金具10はロープシーブの溝35とシーブカバー36によっ囲まれる狭くて円 周方向に曲がった空間部分があっても、ボールジョイント20によって連結金具 11、12が自由な角度をって図3に示す矢印A方向に回転する。従って、新、 旧ワイヤロープ33、34が容易に前記空間を通過することができる。
【0017】 また、ワイヤロープ接続金具10の両端は、先細りの傾斜面11C、12Cが 形成されているので、円滑に移動する。また、スラスト方向に対してもボールジ ョイント20によって、図3に示す矢印B方向に自由に回転できるので、ワイヤ ロープの撚り取りも容易になる。
【0018】 なお、本実施例おいては、ボールジョイントに2個の球状軸受を使用し、これ を1個の連結ロッドで連結するものとしたが、いずれか一方の連結金具に球状軸 受を嵌め込み、球状軸受と他方の連結金具とを連結ロッドで連結するようにして もよい。
【0019】 また、ワイヤロープ接続金具10は、例えばケーブルの新旧交換用としても使 用することができることはいうまでもない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るワイヤロープ接続金具は、同じ大きさに形 成され、それぞれ一端部にワイヤロープ固定用ネットが取り付けられた2個の連 結金具と、両連結金具を連結するボールジョイントとを具備しており、スラスト 方向及びラジアル方向に回動可能に連結されている。そして、狭くてラジアル方 向に曲がった空間部を容易に通過することができるように構成されている。従っ て、天井クレーン等においてワイヤロープ交換に要する作業時間が大幅に短縮さ れ、作業効率が向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るワイヤロープ接続金具の正面図で
ある。
【図2】このワイヤロープ接続金具を左方より見た同側
面図である。
【図3】図1の片側部分を示す正面視断面図である。
【図4】このワイヤロープ接続金具の使用状態を説明す
る正面図である。
【図5】従来の撚り取り金具の構造を説明する正面図で
ある
【符号の説明】
10 ワイヤロープ接続金具 11、12 連結金具 13、14 ピン 20 ボールジョイント 21 球状軸受 22 連結ロッド 31、32ワイヤロープ固定用ネット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同じ大きさに形成され、それぞれ一端部
    にワイヤロープ固定用ネットが取り付けられた2個の連
    結金具と、この連結金具の他端部にスラスト方向及びラ
    ジアル方向に回動可能に連結された1個のボールジョイ
    ントとを具備したことを特徴とするワイヤロープ接続金
    具。
  2. 【請求項2】 前記ボールジョイントは、2個又は1個
    の連結金具に嵌め込まれた2個又は1個の球状軸受と、
    両球状軸受を又は1個の球状軸受と他方の連結金具とを
    連結する連結ロッドとにより構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のワイヤロープ接続金具。
JP903993U 1993-02-08 1993-02-08 ワイヤロープ接続金具 Pending JPH0661884U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP903993U JPH0661884U (ja) 1993-02-08 1993-02-08 ワイヤロープ接続金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP903993U JPH0661884U (ja) 1993-02-08 1993-02-08 ワイヤロープ接続金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0661884U true JPH0661884U (ja) 1994-09-02

Family

ID=11709512

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP903993U Pending JPH0661884U (ja) 1993-02-08 1993-02-08 ワイヤロープ接続金具

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JP (1) JPH0661884U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102606681A (zh) * 2012-03-16 2012-07-25 王鹏 新型防扭分体组合式吊索具
JP2020121817A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 住友金属鉱山株式会社 クレーンのワイヤー交換方法

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