JPH085192Y2 - ワイヤロープ - Google Patents

ワイヤロープ

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JPH085192Y2
JPH085192Y2 JP4857590U JP4857590U JPH085192Y2 JP H085192 Y2 JPH085192 Y2 JP H085192Y2 JP 4857590 U JP4857590 U JP 4857590U JP 4857590 U JP4857590 U JP 4857590U JP H085192 Y2 JPH085192 Y2 JP H085192Y2
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JP
Japan
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rope
strands
outer layer
strand
wire
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JP4857590U
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JPH047584U (ja
Inventor
雅之 上林
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Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/18Grommets
    • D07B1/185Grommets characterised by the eye construction

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は送電線延線用や玉掛け用など環状端末を有し
現場で繰返し使用されるワイヤロープに関する。
〔従来の技術及びその技術的課題〕 送電線延線工事のガイドロープや玉掛索(スリングロ
ープ)は、荷を吊り上げ、これを水平に搬送するための
ワイヤロープであり、通常6×24、6×37のような構造
を持ち、端末にアイスプライスと称する環状部が形成さ
れ、この部分がクレーンやデリック等の動力機械に取付
けられ、反復使用される。
かかるワイヤロープは静索に比べ厳しい使用条件に曝
され、しかも万一の時には重大災害をもたらすおそれが
ある。これを回避するため、断線、径の減少、キンクの
発生、形崩れ、腐食などを絶えずチェックすることのほ
か、一定期間使用されたロープは廃棄し、新しいロープ
と交換することが義務付けられている。
そのためには、ロープの廃棄時期を判別しうることが
好ましいわけであり、従来では、素線またはストランド
若しくはロープに塗料を塗布して着色し、その着色の色
の種類により製造年度を表示する方法か、あるいは、特
公昭49-7818号公報のように、金属製や合成樹脂製の環
片類をアイの始端部分等に取付けた場合には、環片を利
用して製造年度を表示する方法が採用されていた。
しかしながら、この種のワイヤロープは、使用目的や
用途から、吊り荷のエッジなどに擦られたり、シーブな
どの巻き胴により曲げられつつこれに強く擦られる。こ
のため、前者の方法は、短期間の使用で汚れたり塗料が
剥がれたりし、後者の方法も、ロープ径を増す異物であ
るため、ペンダントや環片が変形したり、割れたり、脱
落を起すなどし、いずれも表示の耐久性に乏しく、ロー
プの新旧の区別を確実に行えなかった。
その結果、従来ではロープ破棄時期の目安を立てにく
く、また使用できる新しいロープであるにもかかわらず
廃棄してしまったり、古いロープであるにもかかわらず
廃棄せずに使用を継続してしまうというトラブルが多発
していた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記のような問題点を解消するために考案さ
れたもので、その目的とするところは、簡単な構造で製
造年度の表示を明瞭に判別できしかも表示の耐久性が良
好で、古いロープと新しいロープの区別と、古いロープ
の廃棄を適切に行うことができる送電線延線用や玉掛け
用等のワイヤロープを提供することにある。
上記目的を達成するため本考案は、アイスプライスそ
のものを利用して製造年度を表示するようにしたもの
で、すなわち、先端にアイを形成したワイヤロープにお
いて、アイの基部側本体ロープのストランドの隙間中に
ストランドの先端部を複数回丸差し式に編み込み、つい
で、ストランド素線の外層素線だけを少なくとも1回本
体ロープストランド隙間中に半差し式に編み込むととも
に、該複数の半差し式外層素線のうち所要本数の外層素
線だけをさらに所要長さ延長編み込して本体ロープ外周
に露出させることで製造年度表示部を構成したものであ
る。
〔実施例〕
第1図ないし第8図は本考案による送電線延線用ない
し玉掛け用ワイヤロープの実施例を示している。第1図
と第8図において、1は本考案によるワイヤロープであ
り、第7図のように、心綱2の周りに複数本のストラン
ド3を撚成しており、ストランド3は、第3図と第7図
に示すように心を有する内層素線4aとその外周を囲む外
層素線4bとからなっている。本考案ワイヤロープ1は、
具体的には6×24、6×37あるいは6×Fi(25)、6×
i(29)の如き構成であり、6×24の場合、内層素線4a
は9本、外層素線4bは15本である。
5は前記ワイヤロープ1の端部に形成したアイ、6は
スプライス部である。
第1図はスプライス部6をかご差し(本さつま、あや
差し)により得た実施例を示し、第8図は巻き差しによ
り得た例を示している。いずれも、ワイヤロープ1の先
端を所要長さストランドに解撚し、それらストランド
を、他方の本体ロープ10を構成するストランドの撚りピ
ッチの窪み中に差し込み編み込むことにより作られてい
ることは同じである。
前記スプライス部6は、丸差し部分6aと、これより先
方に設けられた半差し部分6bとからなっている。丸差し
部分6aは、差し込み側のすべてのストランド3を3回以
上編み込んでなる。
半差し部分6bは、ストランドの巻き終りをテーパ状に
してできるだけ各ストランドに均等な張力を分担させる
ため、特に玉掛け索においては、少なくとも1回以上編
み込み形成されるもので、具体的には、前記丸差し部分
6aが終わった位置で、それぞれのストランドの素線を第
3図のように内層素線4aと外層素線4bに解き、6本の各
外層素線4bだけを本体ロープのストランドに編み込んだ
ものであり、一般に、丸差しが3回以上の場合には半差
しは2回以上、丸差しが4回以上の場合には半差しは1
回以上と規定されている。
したがって、丸差し部分6aの終端には、半差し用の外
層素線4bを分岐した残りの6本の内層素線4aが存在し、
これを切断することにより内層ヒゲ301〜306が露出す
る。そして、慣用のスプライス部においては、かご差し
の場合、半差し部分6bの終端は、6本の切断された外層
ヒゲがほぼ同一円周上の位置に露出していた。丸差しの
場合、6本の切断された外層ヒゲが各巻き毎に円周上で
はほぼ同じ位置で露出していた。
本考案はこの半差し部分6bの終端を利用して製造年度
を表示するもので、この実施例では、6本の半差し外層
素線311〜316のうち5本の外層素線311〜315の終端をほ
ぼ同一円周上で切断して内層ヒゲとする。そして、残る
1本の半差し外層素線316だけについて、通常位置より
半差しを延長し、すなわち、第2図に示すように、通常
位置より少なくとも1回だけ本体ロープ10の2本のスト
ランド8,8を潜らせた後ストランド間から引出し、該部
分を切断してヒゲとして露出させることで製造年度表示
部9を形成したものである。
したがって、この実施例では、次の年度に製作するロ
ープについては、半差し外層素線を2本延長し、第2図
とほぼ同じ位置で切断して製造年度表示用部9,9を設け
ればよく、さらに次の年度は3本延長し、次の年度は4
本、さらに次の年度は5本というように延長数を増せば
よい。したがって、少なくとも5年間の製造年度を表示
することができる。丸差しの場合には、第8図の製造年
度表示部9に隣接するストランドから露出させ切断する
ことで製造年度表示用部が得られる。
なお、巻き差しはロープ全体のストラントの撚り方向
に沿って差し込みながら巻いていく方法であり、かご差
しはロープ全体のストランドの撚り方向と逆方向に編ん
でいく方法である。それら自体は慣用の手法であり、差
すストランドを心綱の右側に2本、左側に4本差す4−
2法法、差すストランドを左右とも3−3に差す方法の
いずれでもよい。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によれば、アイスプライスを構成
する半差し部分6bの各外層素線端末を同じ位置で切断せ
ず、所要本数の外層素線をさらに延長半差し、本来の外
層ヒゲと異なる位置で切断することで製造年度表示部を
得ているため、極めて明確な製造年度表示を行える。し
かも、製造年度表示部はスプライスそのものであり、塗
装や環等の異物を使用したものでないため、擦られた
り、曲げられたりしても剥離したり、脱落したりするこ
とがなく、十分な耐久性を有している。このため、ワイ
ヤロープの区分を確実に把握することができ、古くなつ
たロープの廃棄を誤りなく適切に実施できる。また、構
造も簡単で、特別な追加工を要さず、スプライス加工時
に簡便に実施できるなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるワイヤロープの実施例を示す側面
図、第2図は第1図の実施例の部分的拡大図、第3図は
半差し用ストランドの斜視図、第4図は第1図I−I線
に沿う断面図、第5図は第1図II-II線に沿う断面図、
第6図は第1図III-III線に沿う断面図、第7図は第1
図IV-IV線に沿う断面図、第8図は本考案の別の実施例
を示す側面図である。 3……ストランド、4b……外層素線、5……アイ、6…
…スプライス部、6a……丸差し部分、6b……半差し部
分、316……延長半差し外層素線、9……製造年度表示

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にアイを形成したワイヤロープにおい
    て、アイの基部側本体ロープストランドの隙間中にスト
    ランドの先端部を複数回丸差し式に編み込み、ついで、
    ストランド素線の外層素線だけを少なくとも1回本体ロ
    ープストランド隙間中に半差し式に編み込むとともに、
    該複数の半差し式外層素線のうち所要本数の外層素線だ
    けをさらに所要長さ延長編み込し本体ロープ外周に露出
    させることで製造年度表示用部を構成させたことを特徴
    とするワイヤロープ。
JP4857590U 1990-05-11 1990-05-11 ワイヤロープ Expired - Lifetime JPH085192Y2 (ja)

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JP4857590U JPH085192Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 ワイヤロープ

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JP4857590U JPH085192Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 ワイヤロープ

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JPH047584U JPH047584U (ja) 1992-01-23
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