JPH0661845U - カセット保持装置 - Google Patents

カセット保持装置

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JPH0661845U
JPH0661845U JP227493U JP227493U JPH0661845U JP H0661845 U JPH0661845 U JP H0661845U JP 227493 U JP227493 U JP 227493U JP 227493 U JP227493 U JP 227493U JP H0661845 U JPH0661845 U JP H0661845U
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cassette
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JP227493U
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English (en)
Inventor
源太 阪口
康弘 松浦
Original Assignee
ミノルタカメラ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットを給紙本体のカセット挿入口に挿入
するだけでカセットが給紙本体に対して所定の位置に容
易に位置決めされ、かつ、使用中にカセットが給紙本体
から抜け出すのを防止できるカセット保持装置を提供す
ること。 【構成】 カセット51は、挿入方向先端部に形成され
た位置決め係合突起58aと底壁部に形成された抜け止
め係合突起56aとを有し、給紙本体52は、前記カセ
ット51が所定位置に装填されたときに前記位置決め係
合突起58aと係合する位置決め係合穴74aと、前記
カセット51が所定位置に装填されたときに前記抜け止
め係合突起56aと係合する抜け止め係合穴72aとを
有するカセット保持装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリンタや複写機等の作像装置に設けられ、記録紙を積層収容する ためのカセットを給紙本体に対して着脱自在に保持するカセット保持装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
レーザープリンタやサーマルプリンタ等の種々のプリンタや複写機等の作像装 置にあっては、シート状の記録紙を給紙カセット内に多数枚積層収容しておき、 ここから給紙された記録紙に対して、画像を形成するようにしている。 このような作像装置に設けられ、カセットを給紙本体に対して着脱自在に保持 するカセット保持装置としては、従来例えば、給紙本体側に設けた板ばねとカセ ット側に形成した係合溝とで位置決めと抜け防止を図ったものがある。このカセ ット保持装置においては、カセットの挿入方向両側面に係合溝が形成されている 。また、カセットが所定位置に装填されたときに前記係合溝と係合するように、 係合用の突部を有する板ばねが給紙本体側に設けられている。このカセット保持 装置を使用してカセットを給紙本体に挿入する場合は、まず、カセットの側方先 端部で板ばねを給紙本体側に押し開くようにしてカセットが給紙本体に挿入され 、カセットの挿入方向両側面に形成された係合溝に給紙本体側に設けられた板ば ねの突部が係合することにより、カセットが給紙本体に対し位置決めされる。ま た、このようにして給紙本体に装填されたカセットは板ばねの弾撥力によって保 持されることとなり、カセットが給紙本体から抜け外れることを防止している。
【0003】 ところで、作像装置により記録紙の所定の位置に画像を形成し得るようにする と共に、カセットから画像形成部までに記録紙がジャムを発生させることなく、 確実に給紙されるようにするには、カセットが給紙本体に対して、正確に所定の 位置に位置決めされている必要がある。 しかも、カセットの給紙本体に対する装填作業は、カセット内の記録紙がなく なる毎に頻繁になされるので、作業者があまり大きな力を要することなく、所定 の位置にカセットを簡単に装填し得ることが望ましい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のようなカセット保持装置においては、カセットの挿入方 向に垂直な方向の位置決めは、カセットを両側面から板ばねにより均等に力をか けることによってなされる。したがって、左右の板ばねの弾撥力のばらつきや取 付けの誤差による影響から、記録紙が収納されたカセットを正確に位置決めする ことが難しい。このため、ジャムが発生したり記録紙の所定の位置に正確に画像 を形成することができない虞れがあった。また、板ばねを給紙本体にわざわざ設 けるようにしているため部品点数が増加するとともにコストアップにもなる。し かも、カセットを抜き差しする際には板ばねの弾撥力に対抗する力が必要であっ た。
【0005】 本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、本考案の目的 は、新たに部品を設けることなく、カセットを給紙本体のカセット挿入口に挿入 するだけでカセットが給紙本体に対して所定の位置に容易に位置決めされ、かつ 、使用中にカセットが給紙本体から抜け出すのを防止できるカセット保持装置を 提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、作像装置本体に給紙される記録紙を収容 するカセットと、このカセットが着脱自在に装填される給紙本体とを有するカセ ット保持装置において、前記カセットは、挿入方向先端部に形成された第1位置 決め部と、底壁部に形成された第1抜け止め部とを有し、前記給紙本体は、前記 カセットが所定位置に装填されたときに前記第1位置決め部と係合する第2位置 決め部と、前記カセットが所定位置に装填されたときに前記第1抜け止め部と係 合する第2抜け止め部とを有することを特徴とするカセット保持装置である。
【0007】
【作用】
上記構成のカセット保持装置においては、カセットは、挿入方向先端部に形成 された第1位置決め部と、底壁部に形成された第1抜け止め部とを有し、給紙本 体は、カセットが所定位置に装填されたときに前記第1位置決め部と係合する第 2位置決め部と、カセットが所定位置に装填されたときに前記第1抜け止め部と 係合する第2抜け止め部とを有するようにしたので、カセットを給紙本体に挿入 していくと、カセットの挿入方向先端部に形成された第1位置決め部は給紙本体 の第2位置決め部と係合することとなる。これにより、カセットは給紙本体に対 して横方向、即ち、カセット挿入方向に対して直交する方向の所定の位置に正確 に位置決めされる。一方、カセットの底壁部に形成された第1抜け止め部は給紙 本体の第2抜け止め部に係合することとなる。これにより、カセットは給紙本体 に対して前後方向、即ち、カセット挿入方向の所定の位置に正確に位置決めされ る。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、レーザビームプリンタの全体構造を示す斜視図、図2は、図1に示さ れるレーザビームプリンタの内部構造を概略で示す断面図である。図1に示すレ ーザビームプリンタ11は、記録紙を保持するシート収容部が内蔵されるプリン タ本体12と、このプリンタ本体12の底面側に補助的に取り付けられる本考案 の一実施例に係るカセット保持装置としての給紙ユニット13とを有する。
【0009】 プリンタ本体12は、インタフェ−スケーブルを介して図示しないホストコン ピュータと接続され、ホストコンピュータから送られる画像データや制御信号等 を受信してトナー画像を記録紙に形成する。 プリンタ本体12の内部構造は図2に示す通りであり、装置本体部をなす機枠 体21の中央部付近には、作像カートリッジ30が着脱自在に組み込まれている 。この作像カートリッジ30内には、感光体ドラム35が回転自在に組込まれて おり、この感光体ドラム35に形成された潜像を記録紙に転写するための転写ロ ーラ36が、機枠体21に回転自在に取付けられている。そして、この転写画像 を記録紙に対して熱融着するために、機枠体21には定着ユニット37が設けら れている。また、作像カートリッジ30に隣設して、画像情報に応じてレーザー ビームを作像カートリッジ30内の感光体ドラム35に照射する光学系ユニット 25が設けられている。
【0010】 機枠体21の底壁21a側には機枠体21の後方に向けて下向きに傾斜してシ ート収容部22が内蔵され、このシート収容部22の上に記録紙が積層して保持 される。また、機枠体21の底壁21aには、給紙ユニット13に収容された記 録紙をプリンタ本体12内に取り込む給紙口23が形成されている。この給紙ユ ニット13には、通常、前記シート収容部に保持した記録紙の用紙サイズと異な るサイズの記録紙が収容されており、操作者が手動選択した記録紙、あるいは、 ホストコンピュータからの制御信号に応じて自動的に選択された記録紙にトナー 画像が形成されるようになっている。尚、図示例では給紙ユニット13は1段の みであるが、複数個の給紙ユニット13を積層した状態でプリンタ本体12に取 り付けることも可能となっている。そして、給紙ユニット13に収容された記録 紙が手動あるいは自動で選択されると、給紙ユニット13内に積層された状態で 収容された記録紙が機枠体21の底壁21aに設けられた給紙口23からプリン タ本体12内に給紙される。給紙された記録紙は、ガイド部材に案内されながら 感光体ドラム35と転写ローラとの間に搬送され、感光体ドラム35の外周面に 形成されたトナーの画像が転写されることになる。転写されたトナー画像が定着 ユニット37にて熱融着された後、記録紙Pは排紙ローラにより上面カバーの上 にプリンタ正面方向に向けて排出される。
【0011】 図1及び図2に示したように、本考案の一実施例に係るカセット保持装置とし ての給紙ユニット13は、プリンタ本体12に給紙される記録紙を収容するカセ ット51と、このカセット51が着脱自在に装填される給紙本体52とを有する 。図3は、給紙本体52から外した状態のカセット51を一部断面で示す斜視図 、図4は、給紙本体52を一部断面で示す斜視図である。
【0012】 カセット51は、図3に示したように、上部が開放された矩形の箱形をなした 記録紙を収容する収納箱55を有しており、この収納箱55は、底壁部56と、 前壁部57と、後壁部58と、左右の側壁部59とからなる。この収納箱55の 内部には、収納された記録紙のカセット挿入方向先端部を上方に持ち上げて給紙 準備状態にするための案内板60が設けられ、案内板60の側方端部のピン60 aによって収納箱55の左右の側壁部59に回動自在に取付けられている。この 案内板60と収納箱55の底壁部56との間には、圧縮コイルばね64が左右2 箇所設けられ、案内板60のピン60aと反対側端部付近を左右均等に上方に持 ち上げる方向に弾撥力を付勢する。これにより、記録紙が多数枚積層して載置さ れた案内板60のカセット挿入方向先端部付近が、ストッパレバー63により規 制された位置まで上方に持ち上げられ、給紙準備状態となる。また、収納箱55 の底壁部56にはガイド板62が側壁部59に近接して左右2箇所に立設されて いる。このガイド板62によって、収納箱55内に収納された記録紙の左右方向 の規制がなされる。 また、カセット51のカセット挿入方向手前側の壁、即ち、前壁部57の中央 部には、カセット51を給紙本体52に対して脱着する際に使用する把手部57 aが設けられている。
【0013】 給紙本体52は、図4に示したように、カセット51が装填されるハウジング 71を有しており、このハウジング71は、底壁部72と、前壁部73と、後壁 部74と、左右の側壁部75と、上壁部76とからなる。前壁部73には、カセ ット51を挿入する挿入口73aが形成されている。上壁部76の後部、即ち、 カセットの挿入方向からすれば先端部付近に開口部76aが形成されており、こ の開口部76aには給紙ローラ77と搬送ローラ78が配設されている。これら の給紙ローラ77及び搬送ローラ78の軸端部は動力伝達部79に接続されてい る。そして、プリンタ本体12の底面側に給紙ユニット13が取り付けられると 、プリンタ本体12側の図示しない動力伝達部と、給紙本体52の動力伝達部7 9とが接続されるようになっており、プリンタ本体12に設けられた図示しない 駆動用モータ等の駆動力が各ローラ77,78に伝達される。給紙ユニット13 に収容された記録紙が手動あるいは自動で選択されると、給紙ユニット13内に 収容された記録紙が給紙ローラ77によって繰り出された後に、搬送ローラ78 によりプリンタ本体12の底部に設けられた給紙口23を通過してプリンタ本体 12内に給紙される。尚、複数個の給紙ユニット13が積層してプリンタ本体1 2に取り付けられている場合において、さらに下方の給紙ユニット13に収容さ れた記録紙が手動あるいは自動で選択されたときは、後壁部74に設けられた連 絡口74b(図5参照)を通って下部の給紙ユニットから記録紙が送り込まれ、 搬送ローラ78によりプリンタ本体12内に給紙される。
【0014】 本実施例のカセット51においては、図3及び図5に示すように、収納箱55 のカセット挿入方向先端部の壁、即ち、後壁部58に、第1位置決め部としての 位置決め係合突起58aが設けられ、収納箱55の底壁部56のカセット挿入方 向手前側に第1抜け止め部としての抜け止め係合突起56aが設けられている。 そして、これらに対応して、図4及び図5に示すように、カセット51が給紙本 体52の所定位置に装填されたときに、前記位置決め係合突起58aと係合する ように第2位置決め部としての位置決め係合穴74aが給紙本体52の後壁部7 4に設けられ、前記抜け止め係合突起56aと係合するように第2抜け止め部と しての抜け止め係合穴72aが給紙本体52の底壁部72に設けられている。こ こで、位置決め係合突起58a及び位置決め係合穴74aは、カセット51を給 紙本体52に対して横方向、即ち、カセット挿入方向に対して直交する方向の所 定の位置に位置決めするためのものである。そして、位置決め係合突起58aの 幅より位置決め係合穴74aの幅を僅かに大きくして嵌合させることによって正 確な位置決めが可能となっている。また、抜け止め係合突起56a及び抜け止め 係合穴72aは、給紙本体に対して前後方向、即ち、カセット挿入方向の所定の 位置に位置決めするためのものであるとともに、使用中にカセット51が給紙本 体52から抜け出すことを防止するためのものである。
【0015】 次に、本実施例に係るカセット保持装置としての給紙ユニット13を使用して カセット51を給紙本体52に対して脱着する手順について説明する。 カセット51を給紙本体52に挿入するには、図5に示したように、まず、カ セット51の前壁部57の中央部に形成した把手部57a等を持って、カセット 51の後壁部58を先端として、給紙本体52に形成された挿入口73aに挿入 する。そして、カセット51の左右の側壁部59が給紙本体52の左右の側壁部 75に案内されるようにして、また、カセット51の底壁部56が給紙本体52 の底壁部72の上面を摺動しながら図中A方向に挿入される。カセット51の底 壁部56に設けられた抜け止め係合突起56aが給紙本体52の挿入口73aに 近くなったところで、把手部57aを持ってやや上方向(図中B方向)に持ち上 げながら、さらに挿入する。このようにすれば、抜け止め係合突起56aが給紙 本体52の挿入口73aの角部のぶつからずに、よりスムーズに挿入できる。そ して、カセット51の後壁部58に設けられた位置決め係合突起58aは、図7 に示すように、給紙本体52の後壁部74に設けられた位置決め係合穴74aに 、位置決め係合穴74aに施した面取部に案内されながら挿入され係合する。こ のようにして、カセット51は給紙本体52に対して横方向、即ち、カセット挿 入方向に対して直交する方向の所定の位置に正確に位置決めされる。一方、カセ ット51の底壁部56に設けられた抜け止め係合突起56aは、図8に示すよう に、挿入されるにしたがって給紙本体52の底壁部72に設けられた抜け止め係 合穴72aに接近する(図8(A) )。そして、さらに挿入されることによって抜 け止め係合穴72aに落とし込まれて係合する(図8(B) )。これにより、カセ ットは給紙本体に対して前後方向、即ち、カセット挿入方向の所定の位置に正確 に位置決めされ、使用中にカセット51が給紙本体52から抜け出すことを防止 できる。 また、本実施例では、図1及び図2に示したように、カセット51が給紙本体 52に完全に挿入された状態で、カセット51の前壁部57側の端部付近が給紙 本体52から若干突出するような寸法になっており、カセット51内の記録紙の 残量が一目でわかるようになっている。このため、使用中に記録紙がなくなり画 像の形成が中断されることを防止できる。
【0016】 カセット51を給紙本体52から引き出すには、図6に示したように、カセッ ト51の前壁部57に形成した把手部57aを持って、図中C方向に示すように やや持ち上げてから引き出す。このようにすれば、図9に示すように、まず、カ セット51の底壁部56に設けられた抜け止め係合突起56aが給紙本体52の 底壁部72に設けられた抜け止め係合穴72aから外れるように動き(図9(A) )、抜け止め係合突起56aが完全に抜け止め係合穴72aから外れてから引き 出されることになる(図9(B) )。また、把手部57aは、前壁部57の中央部 に形成したため、これをやや持ち上げて引き出す際はカセット51が左右に傾く ことなく均一に持ち上げることができるようになっている。さらに、把手部57 aは、抜け止め係合突起56aとカセット挿入方向の一直線状に位置しているた め、把手部57aを持ち上げることによって容易に抜け止め係合突起56aを抜 け止め係合穴72aから抜くことができるようになっている。
【0017】 このように、本実施例によれば、新たにばね部材等の部品を設けることなく、 カセット51を給紙本体52のカセット挿入口73aに挿入するだけでカセット 51が給紙本体52に対して所定の位置に容易に位置決めされる。したがって、 カセット51の脱着の操作性が向上すると共に、正確な位置決めにより給紙性能 が向上する。また、使用中にカセット51が給紙本体52から抜け出すことを防 止することができる。
【0018】 図10は、本考案に係る抜け止め部の他の実施例を示す図であり、(A1),(B1) ,(C1)は挿入時の時間的変化を表し、添字2の図はそれぞれの底面図を表す。 この実施例では、図示のように、抜け止め係合突起85は下方から見てコの字 状になっている。このコの字状の外側幅をP1とした場合、抜け止め係合穴86 は、カセット挿入手前側の穴内側幅がP1より十分大きくなるよう形成され、カ セット挿入先端側の穴内側幅がP1よりわずかに大きいP2に形成されており、 その中間部は穴内側幅が徐々に狭くなるようなテーパ状となっている。また、抜 け止め係合突起85のカセット挿入先端側近傍に膨出部85aが設けられている 。この実施例によって、カセット51を挿入する場合は、抜け止め係合突起85 が抜け止め係合穴86の位置に来るまでは前述の実施例と同様に挿入され(図1 0(A1),(A2))、抜け止め係合突起85が抜け止め係合穴86の位置に来ると、 まず、抜け止め係合突起85の膨出部85aのみが抜け止め係合穴86に落とし 込まれる(図10(B1),(B2))。即ち、図中Qの寸法だけ落ち込むことになる。 次に、カセット51が挿入されるにしたがって、抜け止め係合突起85の膨出部 85aが抜け止め係合穴86のテーパ状部86aによって案内され、抜け止め係 合突起85はスムーズにP2幅の部分に挿入される。そして、さらに挿入される ことによって抜け止め係合突起85全体が抜け止め係合穴86に落とし込まれて 係合する(図10(C1),(C2))。これにより、カセットは給紙本体に対して前後 方向、即ち、カセット挿入方向の所定の位置に正確に位置決めされ、使用中にカ セット51が給紙本体52から抜け出すことを防止できる。さらにこの実施例の 抜け止め部によれば、前後方向だけでなく、左右方向の位置決めもなされるため 、カセット挿入方向先端部に設けられた位置決め部と相俟ってカセット51の挿 入方向の前部と後部とで位置決めがなされることとなるので、カセット51の挿 入方向に対する傾きも防止することができる。したがって、記録紙の斜め送りを 防止することができる。
【0019】 尚、本考案は、上述した実施例のみに限定されるものでなく、実用新案登録請 求の範囲の範囲内で種々改変することができる。例えば、本実施例では、カセッ ト51側に係合用の突起58a,56aを設け、給紙本体52側に係合用の穴7 4a,72aを設けるようにしたが、カセット51側に係合用の穴を設け、給紙 本体52側に係合用の突起を設けるようにしてもよく、係合用の突起及び穴は複 数設けてもよい。
【0020】 また、図1はレーザービームプリンタを示すが、上記カセット保持装置は、こ れ以外に複写機やサーマルプリンタ等のように、シート状の記録紙を積層して収 容するためのカセットを使用する作像装置であれば、どのようなものに対しても 本考案を適用することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係るカセット保持装置によれば、カセットは、挿入方 向先端部に形成された第1位置決め部と、底壁部に形成された第1抜け止め部と を有し、給紙本体は、カセットが所定位置に装填されたときに前記第1位置決め 部と係合する第2位置決め部と、カセットが所定位置に装填されたときに前記第 1抜け止め部と係合する第2抜け止め部とを有するようにしたので、カセットを 給紙本体に挿入していくと、カセットの挿入方向先端部に形成された第1位置決 め部は給紙本体の第2位置決め部と係合することとなる。これにより、カセット は給紙本体に対して横方向、即ち、カセット挿入方向に対して直交する方向の所 定の位置に正確に位置決めされる。一方、カセットの底壁部に形成された第1抜 け止め部は給紙本体の第2抜け止め部に係合することとなる。これにより、カセ ットは給紙本体に対して前後方向、即ち、カセット挿入方向の所定の位置に正確 に位置決めされる。こうして、新たに部品を設けることなく、カセットを給紙本 体に挿入するだけでカセットが給紙本体に対して所定の位置に容易に位置決めさ れ、カセットの脱着の操作性が向上すると共に、正確な位置決めにより給紙性能 が向上する。また、使用中にカセットが給紙本体から抜け出すことを防止するこ とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、レーザビームプリンタの全体構造を示す斜
視図、
【図2】は、図1に示されるレーザビームプリンタの内
部構造を概略で示す断面図、
【図3】は、給紙本体から外した状態のカセットを一部
断面にして示す斜視図、
【図4】は、給紙本体を一部断面にして示す斜視図、
【図5】は、カセットを給紙本体に挿入する際の操作を
表す断面図、
【図6】は、カセットを給紙本体から引き出す際の操作
を表す断面図、
【図7】は、位置決め部の係合状態を表す断面図、
【図8】図8(A)(B)は、カセットを挿入する際の抜け止
め部を示す断面図、
【図9】図9(A)(B)は、カセットを引き出す際の抜け止
め部を示す断面図、
【図10】図10(A1)〜(C2)は、抜け止め部の他の実施
例を示す図であり、添字1の図は断面図を示し、添字2
の図は底面図を示す。
【符号の説明】
11…レーザビームプリンタ(作像装置) 12…プリンタ本体(作像装置本体) 13…給紙ユニット(カセット保持装置) 51…カセット 52…給紙本体 56a…抜け止め係合突起(第1抜け止め部) 58a…位置決め係合突起(第1位置決め部) 72a…抜け止め係合穴(第2抜け止め部) 74a…位置決め係合穴(第2位置決め部) P…記録紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作像装置本体に給紙される記録紙を収容す
    るカセットと、このカセットが着脱自在に装填される給
    紙本体とを有するカセット保持装置において、 前記カセットは、挿入方向先端部に形成された第1位置
    決め部と、底壁部に形成された第1抜け止め部とを有
    し、 前記給紙本体は、前記カセットが所定位置に装填された
    ときに前記第1位置決め部と係合する第2位置決め部
    と、前記カセットが所定位置に装填されたときに前記第
    1抜け止め部と係合する第2抜け止め部とを有すること
    を特徴とするカセット保持装置。
JP227493U 1993-02-01 1993-02-01 カセット保持装置 Pending JPH0661845U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036379A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Funai Electric Co Ltd 用紙トレイ支持構造
JP2014094801A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Canon Electronics Inc シートガイド装置及びその製造方法

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