JPH066182U - 装軌式車両の走行騒音低減装置 - Google Patents
装軌式車両の走行騒音低減装置Info
- Publication number
- JPH066182U JPH066182U JP5137992U JP5137992U JPH066182U JP H066182 U JPH066182 U JP H066182U JP 5137992 U JP5137992 U JP 5137992U JP 5137992 U JP5137992 U JP 5137992U JP H066182 U JPH066182 U JP H066182U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torsion bar
- roller
- arm
- guide wheel
- noise reduction
- Prior art date
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- Pending
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- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装軌式車両の走行騒音の低減。
【構成】車両の左右両側に各々設置した,遊動輪3の回
転軸3a の軸中心に、貫通孔3b を穿設してトーション
バー4を挿通し、該トーションバー4の一端に、アーム
5を固設し、該アーム5の他端に、ローラ6を設置した
装置であり、前記装置は、駆動輪側についても同様に設
置する。本装置により、装軌式車両の走行時に、無限軌
道履帯が、波打ち状に振動し、駆動輪2および遊動輪3
と干渉衝突して発生する騒音を低減し、さらに駆動輪2
および遊動輪3の、リンク板との衝突部に発生する、剥
離や磨耗を防止する。
転軸3a の軸中心に、貫通孔3b を穿設してトーション
バー4を挿通し、該トーションバー4の一端に、アーム
5を固設し、該アーム5の他端に、ローラ6を設置した
装置であり、前記装置は、駆動輪側についても同様に設
置する。本装置により、装軌式車両の走行時に、無限軌
道履帯が、波打ち状に振動し、駆動輪2および遊動輪3
と干渉衝突して発生する騒音を低減し、さらに駆動輪2
および遊動輪3の、リンク板との衝突部に発生する、剥
離や磨耗を防止する。
Description
【0001】
本考案は、装軌式車両の走行装置に関するものである。
【0002】
装軌式車両の走行装置は、図4の概略図に示す如く、歯2a により動力を伝達 する駆動輪2と、空転する誘動輪3と、前記駆動輪2と誘導輪3の間の上部に、 上部ガイドローラ7と、下部に、下部ガイドローラ8とを設け、前記前記駆動輪 2、誘導輪3及びガイドローラ7,8の外周に、無限軌道履帯1を張設して構成 されている。また図5は、前記誘動輪3に、無限軌道履帯1が、巻付いた状態を 示す図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。
【0003】 図6は無限軌道履帯1の分解斜視図、図7は、図6の組立図であり、対向する 二個のリンク板12a ,12b と、該二個のリンク板12a ,12b の端部に嵌 着するブッシュ13を、隣接するリンク板12c ,12d にピン11により軸着 して、リンク機構10を構成し、また前記リンク板12a ,12b および12c ,12d の端面に、履板14を装着し、さらに、これらを多数無端状に連結し、 無限軌道履帯1を構成している。
【0004】 この種の無限軌道履帯1は、前記の如く、履板14を装着したリンク板12a ,12b を、ブッシュ13およびピン11を介して、無端状に枢着連結した構造 であるから、リンク板が相互に自由に揺動でき、車両の走行中は、図3に示す如 く、接地していない側の無限軌道履帯が、上部ガイドローラ7を節として、駆動 輪2と、誘動輪3の間で、波打ち状に振動し、しかも円である誘導輪3の外周面 3a と、直線であるリンク板12a ,12b の摺動面12e ,12f とが、多数 のリンク板毎に、不連続に接触して、誘導輪と干渉衝突して騒音を発生し、さら に、誘導輪3への巻付きや、駆動輪2への噛込みも円滑とならない。
【0005】 上記の対策として実開昭55−127678号公報に示される技術があり、図 8により説明すると、リンク23,24にゴムローラ22を当接させ、該ゴムロ ーラ22をばね20により上方に付勢して無限軌道履帯の波打ち状の振動を防止 するものである。しかし係る従来の技術は、ばね20に土砂が堆積して効果が持 続できない課題がある。
本考案は、ばね20に土砂が堆積して効果が持続できないと言う従来技術の課 題を解決しようとするものである。
【0006】
誘導輪の回転軸中心部に穿設した貫通孔に、トーションバーを挿通し、該トー ションバーの一端に、アームを固設し、該アームの他端にローラを設置する。
【0007】
トーションバーの捩じり力によりローラ上方に付勢され、該ローラにより無限 軌道履帯の波打ち状の振動は防止される。
【0008】
図1は本考案よりなる装軌式車両の走行騒音低減装置であり、図2は図1のA −A断面図である。車両の左右両側に、各々設置した誘導輪3の回転軸3a の中 心に、貫通孔3b を穿設し、該貫通孔3bにトーションバー4を挿通し、該トー ションバー4の一端に、アーム5を取り付け、該アーム5の他端に、ローラ6を 設置する。トーションバー4の他端にはキー溝を設け、キーにより回り止め用の ブラケット7を一体に取り付ける。ブラケット7はボルト8によりカバー9に取 り付けられている。この場合トーションバー4は矢印aの方向に捩じって取り付 けてあり、自由の状態では矢印aの反対方向にアーム5を回動させる。その結果 、ローラ6は無限軌道履帯の波打ち状の振動を防止でき、騒音の発生および、誘 導輪3の破損を防ぐことができる。また本装置は、駆動輪2側についても、誘導 輪側と同様に装着する。
【0009】
上記の如き構成により、騒音の発生や、誘導輪3の破損を防ぎ、さらにローラ を、リンク板に圧椄する圧力源であるトーションバーが、誘導輪の回転軸内に挿 通されているため、土砂の影響が全くなく、長期間に渡り、効果を持続できると 共に、リンク板との圧椄部を、ローラにすることにより、磨耗を防ぎ信頼性、耐 久性に優れた、装軌式車両の走行騒音低減装置を提供することができる。
【図1】本考案よりなる走行騒音低減装置の側面図であ
る。
る。
【図2】図2のA−A断面図である。
【図3】従来技術による走行装置の、無限軌道履帯の運
動を説明する概略図である。
動を説明する概略図である。
【図4】従来技術による走行装置の概略正面を示す図で
ある。
ある。
【図5】誘動輪に無限軌道履帯が巻き付いた状態を示す
図である。
図である。
【図6】無限軌道履帯の分解斜視図を示す図である。
【図7】無限軌道履帯の組立図を示す図である。
【図8】従来技術を示す図である。
1 無限軌道履帯 2 駆動輪 3 誘動輪 3a 貫通孔 4 トーションバー 5 リンク 6 ローラ 7 上部ガイドローラ 8 下部ガイドローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の左右両側に各々設置した駆動輪と
誘動輪との間に、各々無限軌道履帯を張設してなる装軌
式車両の走行装置において、前記誘動輪の回転軸の中心
部に穿設した貫通孔に、トーションバーを挿通し、該ト
ーションバーの一端に、アームの一端を固設し、該アー
ムの他端に、回転自在にローラを設置し、該ローラを前
記無限軌道履帯に転動させることを特徴とする装軌式車
両の走行騒音低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5137992U JPH066182U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 装軌式車両の走行騒音低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5137992U JPH066182U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 装軌式車両の走行騒音低減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066182U true JPH066182U (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=12885316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5137992U Pending JPH066182U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 装軌式車両の走行騒音低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066182U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151331A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Komatsu Ltd | 履帯式走行装置 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP5137992U patent/JPH066182U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151331A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Komatsu Ltd | 履帯式走行装置 |
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