JPH066170A - 弾性表面波分波器 - Google Patents

弾性表面波分波器

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JPH066170A
JPH066170A JP4159324A JP15932492A JPH066170A JP H066170 A JPH066170 A JP H066170A JP 4159324 A JP4159324 A JP 4159324A JP 15932492 A JP15932492 A JP 15932492A JP H066170 A JPH066170 A JP H066170A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弾性表面波素子を用いた分波器に関し、中心周
波数の異なる二つのフィルタチップをパッケージに内蔵
してなる分波器において、両フィルタチップ間の信号の
干渉を防止でき、しかも設置スペースをさらに削減可能
とすることを目的とする。 【構成】一体のパッケージPにおいて、中間の仕切り壁
13を挟んで、それぞれ逆向きに開口した凹室11、12を
有し、それぞれの凹室11、12中に、異なる中心周波数を
持った2つの弾性表面波帯域通過フィルタチップT1、
T2を、互いに背中合わせの状態で別々に内蔵してなる
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波素子を用い
た分波器に関する。近年、自動車電話、携帯電話などの
開発が進められており、これに伴い部品の小型化、高性
能化が求められている。基準信号の発生素子や位相同期
用の素子、あるいはフィルタなどの小型化に対応できる
素子として、弾性表面波フィルタや弾性表面波共振子が
使用されるようになってきた。
【0002】今後、その小型・安価という特徴を生かし
て、これらの機器に用いられている分波器への展開が期
待されており、より小型で高性能の弾性表面波素子型の
分波器の開発が要請されている。
【0003】
【従来の技術】〔弾性表面波分波器の構成〕図10に示す
ように、通過帯域中心周波数の異なる二つの帯域通過弾
性表面波フィルタ(以下「フィルタ」と略す)のチップ
TtとTrが並列に接続され、それぞれ共通外部信号端
子Iに接続されている。送信側のフィルタチップTt の
通過帯域中心周波数は図11にf1で示すように例えば8
87MHzであり、受信側のフィルタチップTrの通過
帯域中心周波数は図11にf2で示すように例えば932
MHzである。
【0004】そして、送信側のフィルタチップTt は外
部信号端子O1に、受信側のフィルタチップTrは外部
信号端子O2に接続されている。なお、送信側のフィル
タチップTt には、整合回路M1が、受信側のフィルタ
チップTt には、整合回路M2が接続されている。
【0005】図12はフィルタチップTt 、Trの等価回
路であり、直列弾性表面波共振器R1、R3、R4およ
び並列弾性表面波共振器R2、R5が、くし型電極およ
び反射器を有する一端子対形共振器で構成されている。
図13はこのフィルタチップTt 、Trの平面図であり、
LT(リチウムタンタレート)の基板1上に弾性表面波
共振器R1〜R5のパターンが形成されている。そし
て、両端に接地電極2、3が形成され、チップ信号入力
端子Ai(Bi)とチップ信号出力端子Ao(Bo)が
形成されている。
【0006】〔従来の弾性表面波分波器のパッケージン
グ〕特願平3−332242号でも提案したように、送信側の
フィルタチップTt と受信側のフィルタチップTrは、
図14に示すようなパッケージ4中に一緒に内蔵して固
定されている。パッケージ4はセラミック等の低誘電率
材から成り、開口縁5より一段低い端子ブロック6、7
が形成されている。
【0007】入力側の端子ブロック6には、接地電極G
…と入力信号電極Si…が形成され、出力側の端子ブロ
ック7には、接地電極G…と出力信号電極So…が形成
されている。そして、送信側のフィルタチップTt のチ
ップ信号入力端子Aiと端子ブロック6の信号電極Si
との間がワイヤWiでボンディングされ、チップ信号出
力端子Aoと端子ブロック7の信号電極Soとの間がワ
イヤWoでボンディングされている。受信側のフィルタ
チップTrも、チップ信号入力端子Biと端子ブロック
6の信号電極Siとの間がワイヤWiでボンディングさ
れ、チップ信号出力端子Boと端子ブロック7の信号電
極Soとの間がワイヤWoでボンディングされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、二つの帯
域通過弾性表面波フィルタチップTt 、Trを並べて共
通のパッケージ4に内蔵し、分波器を構成することで、
素子の小型化を実現した。しかしながら、2つのチップ
Tt、Tr間をアースによって分離するのが難しいた
め、両者間におけるアイソレーションの劣化(電波のも
れ)が問題となってきた。
【0009】すなわち、送受両側のフィルタチップTt
、Tr間では、入力信号ワイヤWi〜Wi間、また出
力信号ワイヤWo〜Wo間で信号の干渉が生じる、とい
った新たな問題が発生した。
【0010】しかも、分波器をさらに小型化して、実装
スペースを低減することが要求されている。すなわち、
自動車電話や携帯電話などの小型化に伴って、図15のよ
うに、ハンドセット8中に内蔵されている回路基板9に
分波器のパッケージ4などが、他の大型部品10などと共
に実装されるが、ハンドセット8をさらに小型化した
り、各種の機能を増設するには、回路基板9上における
部品の実装密度をさらに高める必要がある。そのために
は、ハンドセット8内の空間を効率的に利用できるよう
に、分波器のパッケージ4などの実装スペース(専有面
積)を更に縮小することが求められている。
【0011】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、中心周波数の異なる二つのフィルタチップをパ
ッケージに内蔵してなる分波器において、両フィルタチ
ップ間の信号の干渉を防止でき、しかも設置スペースを
さらに削減可能とすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明による弾性
表面波分波器の基本原理を説明する断面図である。図1
の(a)は、請求項1の発明を示す図であり、一体のパ
ッケージPにおいて、中間の仕切り壁13を挟んで、そ
れぞれ逆向きに開口した凹室11、12を有している。そし
て、それぞれの凹室11、12中に、異なる中心周波数を持
った2つの弾性表面波帯域通過フィルタチップT1、T
2が、互いに背中合わせの状態で別々に内蔵されてい
る。
【0013】請求項2の発明は、図1の(b)のよう
に、凹室11を有するパッケージP1と凹室12を有するパ
ッケージP2が、接地された遮蔽板14を挟んで、互い
に背中合わせに接着されている。そして、それぞれの凹
室11、12中に、異なる中心周波数を持った2つの弾性表
面波帯域通過フィルタチップT1、T2が、互いに背中
合わせとなるように別々に内蔵されている。
【0014】請求項3の発明は、図1(b)の二つのパ
ッケージP1、P2のうち少なくとも片方のパッケージ
と接地された遮蔽板14との間に、整合回路が形成され
た基板を挟んで接着した構成である。
【0015】請求項4の発明は、請求項1または2、3
のパッケージを、各フィルタチップT1、T2が回路基
板に対し垂直となるように、回路基板に実装すると共
に、断面がコ字状の金属製カバー21を上から被せてな
る構成である。
【0016】請求項5の発明は、請求項4のパッケージ
を、天井壁の無い形状とし、断面がコ字状の金属製カバ
ー21を上から被せてなる構成である。
【0017】
【作用】請求項1によれば、中間の仕切り壁13を挟ん
で、それぞれ逆向きに開口した凹室11、12中に、異なっ
た中心周波数を持つ2つの帯域通過フィルタのチップT
1、T2が、互いに背中合わせの状態で別々に内蔵され
ているため、二つのフィルタチップT1、T2は、回路
基板に対し垂直の状態で実装されることになり、回路基
板における実装スペースを削減できる。また、両フィル
タチップT1、T2間の干渉も抑制される。
【0018】請求項2のように、凹室11を有するパッケ
ージと凹室12を有するパッケージを、接地された遮蔽板
14を挟んで、互いに背中合わせに接着し、それぞれの
凹室11、12中に、異なる中心周波数を持った2つの弾性
表面波帯域通過フィルタチップT1、T2が、互いに背
中合わせとなるように別々に内蔵した構成においても、
回路基板における実装スペースを削減でき、かつそれぞ
れのパッケージ内の信号線からの電磁波の放射による相
互干渉が遮蔽板14によって阻止され、アイソレーショ
ンが確実となる。
【0019】請求項3のように、少なくとも片方のパッ
ケージと接地された遮蔽板14との間に、整合回路が形
成された基板を挟んで接着した構成にすると、それぞれ
の整合回路間のアイソレーションも確実となる。
【0020】請求項4のように、請求項1〜3のパッケ
ージに、断面がコ字状の金属製カバーを上から被せた構
成とすることにより、単一の金属製カバーで両方の凹室
11、12をカバーできるので、取扱いや装着が簡便にな
る。
【0021】請求項5のように、請求項4のパッケージ
を、天井壁の無い形状とし、断面がコ字状の金属製カバ
ーを上から被せた構成とすることにより、分波器の実装
スペースを削減できるほか、パッケージの高さも低くで
きる。
【0022】
【実施例】次に本発明による弾性表面波分波器が実際上
どのように具体化されるかを実施例で説明する。図2は
請求項1の発明の実施例であり、受信用のフィルタチッ
プTrと送信用のフィルタチップTt が斜視図で示され
ている。フィルタチップTr、Ttは、図13の場合と
同様に、LT基板上にAl−Cu電極材を用いて弾性表
面波共振器が形成され、それぞれ異なる中心周波数f1
(878.5MHz)、f2(933.5MHz)を有する弾性表面波帯
域通過型のフィルタチップである。
【0023】一体のパッケージPは断面図で示されてお
り、セラミックス等によって、中間の仕切り壁13を挟
んで、それぞれ逆向きに開口した凹室11、12が形成され
ている。なお、6、7は、端子ブロックであり、凹室1
1、12の開口縁5より一段低くなっている。そして、図
3(b)に示すように、ワイヤボンディング用の電極Si
So、Gが形成されている。
【0024】図2における片方の凹室11には、受信用の
フィルタチップTrが挿入固定され、他方の凹室12に
は、送信用のフィルタチップTt が裏返しにして、挿入
固定される。図3は、完成状態を示す図で、(a)は断
面図、(b)は斜視図である。それぞれのフィルタチッ
プTr、Ttのチップ信号入力端子Aiと端子ブロック
6の信号電極Siとの間がワイヤWiでボンディングされ
ている。また、チップ信号出力端子Aoと端子ブロック
7の信号電極Soとの間がワイヤWoでボンディングされ
ている。
【0025】パッケージPの仕切り壁13中には、端子
ブロック6、7と回路基板9間を電気的に配線接続する
導体パターン15が形成されており、セラミックの多層
配線基板の構造になっている。なお、この多層配線部
は、一体のパッケージPを形成するプロセスで形成して
もよく、図4(1)のように二つのパッケージP1、P2を
形成し、両パッケージP1、P2の間にセラミックの多層配
線基板を挟んで接着し、一体化してもよい。
【0026】パッケージPの外面はすべて導体メッキさ
れており、またフィルタチップTr、Ttを内蔵した凹
室11、12は、矩形の金属板でカバーされ、かつ接地され
る。この実施例の構造によれば、通過帯域中心周波数が
異なる二つのフィルタチップTr、Ttが背中合わせの
凹室11、12中に内蔵されるため、相互間の干渉が低減
し、アイソレーションが確実となる。また、フィルタチ
ップTr、Ttが回路基板9に対し垂直なため、実装に
要する専有面積は二分の一以下に縮小できる。なお、パ
ッケージPの高さは高くなるが、図15における大型部
品10の高さHよりは低いため、問題はない。
【0027】図4は請求項2の発明の実施例を示す図で
あり、(1)は分解状態の縦断面図、(2)は完成状態
の斜視図である。(1)図に示すように、凹室11を有す
るセラミックパッケージP1と、凹室12を有するセラミ
ックパッケージP2から成り、それぞれ背中合わせに対
向している。そして、両パッケージP1、P2間に、接
地された遮蔽板14を挟んで接着すると、(2)図のよ
うに一体化される。また、パッケージP1、P2の底部
に、端子ブロック6、7と回路基板9間を電気的に配線
接続する導体パターン15が形成されており、セラミッ
クの多層配線基板の構造になっている。
【0028】この実施例の場合も、パッケージP1、P
2の外面はすべて導体メッキされており、凹室11、12は
矩形の金属板でカバーされ、かつ遮蔽板14が接地されて
いるため、両フィルタチップTr、Tt 間のアイソレー
ションがより確実になる。
【0029】図5は請求項3の発明の実施例を示す斜視
図である。(a)図に示すように、絶縁性の基板TMr
は、入力端子16と出力端子17間に、受信側の整合回
路M1がパターニングされている。また、もう一つの基板
TMtは、入力端子18と接地端子19間に、送信側の整
合回路M2がパターニングされている。なお、少なくとも
整合回路パターン側が絶縁膜で覆われている。
【0030】受信側の整合回路基板TMrを、図4におけ
るパッケージP1と遮蔽板14との間に挟んで接着し、
また送信側の整合回路基板TMtは、前記の受信側整合回
路基板TMrと背中合わせになるように裏返しにして、図
4におけるパッケージP2と遮蔽板14との間に挟んで
接着すると、図5(b)に示すように、一体化された分
波器が完成する。この実施例でも、パッケージ外面はす
べて導体メッキされており、また凹室11、12は矩形の金
属板でカバーされ、かつ遮蔽板14を介して接地される。
【0031】このように、ストリップ線路により形成さ
れた整合回路基板TMr、TMtと弾性表面波分波器を一体
化した場合のフィルタ特性を図6(b)に示す。この図
の(a)は受信側と送信側を一体化しないで、別々に測
定した場合であり、この測定結果と比較すると、本発明
の思想によって一体化した場合は、フィルタ特性が劣化
しないことが認められる。
【0032】図7は図14に示す従来の分波器と図5に
示す本発明による分波器のアイソレーション特性を測定
したものであり、DC〜3GHzにおいて50dB以上の特
性となった。これは充分実用化が可能な値であり、特に
2〜3GHzにおいては、アイソレーション特性が格段
と向上している。このように、本発明の手法で一体化す
ることによって、受信側と送信側との間の干渉は起きて
おらず、アイソレーションの信頼性が極めて高いことが
確認された。
【0033】図8は請求項4の発明の実施例を示す図で
ある。(a)はシールドカバーの斜視図とカバー実装前
の分波器の縦断面図、(b)はカバー実装後の縦断面図
である。(b)図に示すように、この実施例は、単一の
金属製カバー21で、左右両側の凹室11、12をカバーす
る。
【0034】すなわち、矩形のカバーを使用するのでな
く、(a)図のような金属製のコ字状カバー21を用
い、矢印a1のように、上から被せると、(b)図の状態
となる。このように、コ字状カバー21の天井部21cで
パッケージP1、P2の天井部をカバーし、片方の側壁
21aで片方のパッケージP1の凹室11を、他方の側壁21
bで他方のパッケージP2の凹室12をカバーするので、
それぞれ別々のカバーを用いる構造に比べて、着脱など
の取り扱いも簡便になる。
【0035】図9は請求項5の発明の実施例を示す図で
ある。(a)はシールドカバーの斜視図とカバー実装前
の分波器の縦断面図、(b)はカバー実装後の縦断面図
である。(a)図に示すように、この実施例は、図5に
おける分波器の鎖線20から上の部分、すなわちパッケ
ージの天井部Pcに相当する部分を除去した形状にする
ことで、分波器の高さを、天井部Pcの厚さhだけ低く
できる。
【0036】図8、図9の実施例の場合も、パッケージ
P1、P2のコ字状カバー21でカバーされない外面はす
べて、導体メッキされており、かつ遮蔽板14が接地され
ている。なお、両実施例の思想は、図1〜図4の構成に
も適用できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】請求項1のように、中間の仕切り壁13を
挟んで、逆向きに開口した凹室11、12中に、異なった中
心周波数を持つ2つの帯域通過フィルタのチップT1、
T2を、互いに背中合わせの状態で別々に内蔵すること
により、回路基板における実装スペース( 専有面積 )を
削減でき、両フィルタチップT1、T2間のアイソレー
ションも向上する。
【0038】請求項2のように、凹室11、12を有するパ
ッケージP1、P2を背中合わせにし、接地された遮蔽
板14を挟んで接着し、それぞれの凹室11、12中に、前
記のようなフィルタチップT1、T2を、互いに背中合
わせとなるように別々に内蔵することにより、回路基板
における実装スペースを削減できるほか、両パッケージ
P1、P2間が遮蔽板14で電気的に遮蔽されるため、
両フィルタチップT1、T2間のアイソレーションがよ
り確実になる。
【0039】また、請求項3のように、少なくとも片方
のパッケージと接地された遮蔽板14との間に、整合回
路が形成された基板を挟んで接着した構成にすると、そ
れぞれの整合回路間における相互干渉も抑制される。
【0040】請求項4のように、請求項1〜3のパッケ
ージにコ字状の金属製カバーを上から被せて接地するこ
とにより、カバーを単一にでき、着脱などの取扱いが簡
便になる。
【0041】請求項5のように、請求項4のパッケージ
を、天井壁の無い形状とし、コ字状の金属製カバーを上
から被せて接地することにより、分波器の実装スペース
を削減できるほか、パッケージの高さも低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分波器の基本原理を説明する断面
図である。
【図2】請求項1の発明の実施例を示す分解図である。
【図3】請求項1の発明の実施例の完成状態を示す縦断
面図と斜視図である。
【図4】請求項2の発明の実施例を示す分解縦断面図と
完成状態の斜視図である。
【図5】請求項3の発明の実施例を示す整合回路基板お
よび完成状態の斜視図である。
【図6】受信側と送信側のフィルタチップを別々に測定
した場合と本発明により一体化した場合のフィルタ特性
を比較する図である。
【図7】従来の分波器と本発明による実施例の分波器と
のアイソレーション特性を測定した結果である。
【図8】請求項4の発明の実施例を示す図である。
【図9】請求項5の発明の実施例を示す図である。
【図10】分波器の回路構成を示す図である。
【図11】二つのフィルタチップの通過帯域中心周波数を
示す図である。
【図12】フィルタチップの等価回路図である。
【図13】フィルタチップの平面図である。
【図14】従来の分波器を示す平面図と縦断面図である。
【図15】自動車電話機のハンドセット中の回路基板に分
波器などの部品が実装された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
Tr 受信側のフィルタチップ Tt 送信側のフィルタチップ M1 受信側の整合回路 M2 送信側の整合回路 R1〜R5 弾性表面波共振器 1 LT基板 2,3 接地電極 Ai,Bi チップ信号入力端子 Ao,Bo チップ信号出力端子 4 パッケージ 5 パッケージの開口縁 6,7 端子ブロック Si 入力信号電極 So 出力信号電極 G 接地電極 Wi 入力信号ワイヤ Wo 出力信号ワイヤ 8 ハンドセット 9 回路基板 10 大型の部品 P 一体のパッケージ P1 ,P2 別体のパッケージ Pc パッケージの天井部 11,12 凹室 13 仕切り壁 14 遮蔽板 15 導体パターン TMr 整合回路基板(受信側) TMt 整合回路基板(送信側) 21 コ字状カバー 21a,21b コ字状カバーの側壁 21c コ字状カバーの天井部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊形 理 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体のパッケージ(P) において、中間の
    仕切り壁(13)を挟んで、それぞれ逆向きに開口した凹室
    (11)、(12)を有し、それぞれの凹室(11)、(12)中に、異
    なる中心周波数を持った2つの弾性表面波帯域通過フィ
    ルタチップ(T1)、(T2)を、互いに背中合わせの状態で別
    々に内蔵してなることを特徴とする弾性表面波分波器。
  2. 【請求項2】 凹室(11)を有するパッケージ(P1)と凹室
    (12)を有するパッケージ(P2)を、接地された遮蔽板(14)
    を挟んで、互いに背中合わせに接着し、 それぞれの凹室(11)、(12)中に、異なる中心周波数を持
    った2つの弾性表面波帯域通過フィルタチップ(T1)、(T
    2)を、互いに背中合わせの状態となるように別々に内蔵
    してなることを特徴とする弾性表面波分波器。
  3. 【請求項3】 前記の二つのパッケージのうち少なくと
    も片方のパッケージと接地された遮蔽板(14)との間に、
    整合回路が形成された基板を挟んで接着してなることを
    特徴とする請求項2記載の弾性表面波分波器。
  4. 【請求項4】 各フィルタチップ(T1)、(T2)が回路基板
    に対し垂直となるように、前記のパッケージを回路基板
    に実装すると共に、断面がコ字状の金属製カバーを上か
    ら被せてなることを特徴とする請求項1または2、3記
    載の弾性表面波分波器。
  5. 【請求項5】 各フィルタチップ(T1)、(T2)が回路基板
    に対し垂直となるように実装すると共に、パッケージの
    天井壁の無い形状とし、断面がコ字状の金属製カバーを
    上から被せてなることを特徴とする請求項1または2、
    3記載の弾性表面波分波器。
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