JPH0661562U - ヘッドアップディスプレー装置 - Google Patents
ヘッドアップディスプレー装置Info
- Publication number
- JPH0661562U JPH0661562U JP443293U JP443293U JPH0661562U JP H0661562 U JPH0661562 U JP H0661562U JP 443293 U JP443293 U JP 443293U JP 443293 U JP443293 U JP 443293U JP H0661562 U JPH0661562 U JP H0661562U
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- display device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用ヘッドアップディスプレー装置に入
射する外光の量を正確に検出して表示デバイスの輝度を
適性に調光することを目的とする。 【構成】 自動車のインストルメント・パネルの内部に
設けられた表示器1からの倒立像を、フロントガラスの
下部に設けられたリフレクタ32でドライバーの視線方
向Eに反射させ、フロントガラスの前方に虚像iで表示
するヘッドアップディスプレー装置であって、外部から
の入射光をプリズム2で表示器に届かないようにするも
のにおいて、プリズム2の外部入射光の集光面に太陽電
池3を設け、太陽電池3からの出力信号により調光検出
器13と表示器1の調光が必要か否かを判定し、調光検
出器13からの出力信号で調光回路12により表示器1
の輝度の調光を行うように構成する。この結果、外部か
らの入射光の光量が正確に検出でき、表示器1の調光を
適正に行うことができる。
射する外光の量を正確に検出して表示デバイスの輝度を
適性に調光することを目的とする。 【構成】 自動車のインストルメント・パネルの内部に
設けられた表示器1からの倒立像を、フロントガラスの
下部に設けられたリフレクタ32でドライバーの視線方
向Eに反射させ、フロントガラスの前方に虚像iで表示
するヘッドアップディスプレー装置であって、外部から
の入射光をプリズム2で表示器に届かないようにするも
のにおいて、プリズム2の外部入射光の集光面に太陽電
池3を設け、太陽電池3からの出力信号により調光検出
器13と表示器1の調光が必要か否かを判定し、調光検
出器13からの出力信号で調光回路12により表示器1
の輝度の調光を行うように構成する。この結果、外部か
らの入射光の光量が正確に検出でき、表示器1の調光を
適正に行うことができる。
Description
【0001】
本考案はヘッドアップディスプレー装置に関し、特に、自動車のフロントウイ ンドシールドガラスの前方に車速やその他の情報を虚像で表示するヘッドアップ ディスプレー装置に関する。
【0002】
従来、自動車の速度表示はインストルメント・パネルに設けられた計器盤(コ ンビネーションメータ)の中の速度計の指針によって行われていた。ところで、 近年、この速度表示をドライバーが見やすくするために、デジタル数字で行うエ レクトロニックディスプレイメータも実用化されている。
【0003】 更に、このエレクトロニックディスプレイメータの発展型のものとして、計器 盤内にある主速度計とは別に、メータ本体内部、或いは他の部位に専用の表示器 を設け、この表示器に倒立像を表示させてこれをフロントウインドシールドガラ スに投影して反射させ、自動車のドライバーにフロントウインドシールドガラス の前方に車速等の表示を行わせるようにしたヘッドアップディスプレー装置も実 用化されている。
【0004】 図3は自動車のインストルメント・パネル30に設けられた従来のヘッドアッ プディスプレー装置20の一例の構成およびその取付位置をを説明するものであ る。
【0005】 インストルメント・パネル30の上方にはフロントウインドシールドガラス3 1が設けられており、その下部にはリフレクタ32が内側に取り付けられている 。33はコンビネーションメータ、34はインストルメント・パネル30の上面 に設けられた開口部である。
【0006】 開口部34の下方のインストルメント・パネル30の内部に設けられたヘッド アップディスプレー装置20には、車速や警告情報を倒立像で表示する表示器1 が設けられており、その上方に自動車の外部からの入射光が表示器1に届かない ようにするためのプリズム2が設けられている。4は表示器1の輝度を調光する ために、インストルメント・パネル30の上に入射される外部からの光の量を検 出する調光センサである。
【0007】 従来のヘッドアップディスプレー装置20では、表示器1から出た倒立像はプ リズム2を通って開口部34からインストルメント・パネル30の外部に出て、 リフレクタ32で反射して光路Lを進んでドライバーの視点Eに到達する。この 結果、ドライバーからは光路Lの延長線上に車速や警告情報等の虚像iを見るこ とができる。
【0008】 図4は以上のように構成されたヘッドアップディスプレー装置20の動作を説 明するブロック構成図であり、図3で説明した構成部材には同じ符号を付してあ る。従って、1は表示器、2はプリズム、4は調光センサ、32はリフレクタ、 Eはドライバーの視点である。
【0009】 調光センサ4により検出された外部からの光の量は表示器1に入力され、表示 器1は外部からインストルメント・パネル30上に入射される光の量に応じてそ の輝度を調光して倒立像Rを表示する。倒立像Rは光路L1のように進んでプリ ズム2を通過し、その上方にあるリフレクタ32で反射して光路L2のように進 んでドライバーの視点Eに到達する。この結果、ドライバーはリフレクタ32の 前方の光路L2の延長線上に正立の虚像iを見ることができる。
【0010】 プリズム2は、視点Eよりドライバーが見るプリズム2の臨界角を利用して、 表示像Rの光軸以外より入射する外光Hを全反射させてプリズム2の端面2aに 集光されるようになっている(実開平3−117271号公報参照)。そして、 端面2aは通常黒く塗られており、臨界角以上で表示器1を覗いた場合はブラッ クアウトするようになっている。
【0011】 従って、臨界角より大きい入射角で外光がヘッドアップディスプレー装置20 に入った場合、外光Hは矢印で示すようにプリズム2内で2bと2cで全反射し 、端面2aに小さな入射角で入射されるので表示器1に外光Hが届かないように なっている。
【0012】
しかしながら、このような従来のヘッドアップディスプレー装置20において は、図3に示すように、調光センサ4がインストルメント・パネル30の上面の 1点に入射する外光によって外光の量を検出し、表示器1の輝度が調光されるの で、調光センサ4の部位にのみスポット光が当たったような場合や、調光センサ 4の部位のみが影になったような場合に表示器1の輝度の調光が正しく行われず 、表示が見にくいものとなるという問題点があった。
【0013】 そこで、本考案は、インストルメント・パネル上に入射される外光の量を正し く計測することにより、表示器の調光を適正に行うことができると共に、表示器 の調光を行うセンサを表示器に一体化してコストダウンを図ることが可能なヘッ ドアップディスプレー装置を提供することを目的とする。
【0014】
前記目的を達成する本考案のヘッドアップディスプレー装置は、自動車のイン ストルメント・パネルの内部に設けられた表示器に倒立像を表示させ、この倒立 像をフロントウインドシールドガラスの下部に設けられたリフレクタに向けて投 写し、このリフレクタで前記倒立像をドライバーの視線方向に反射させ、前記フ ロントウインドシールドガラス前方に虚像で速度表示や警告表示を行うヘッドア ップディスプレー装置であって、前記インストルメント・パネル内の前記表記器 の上方に設けられ、外部からの入射光に屈折、あるいは反射を行わせて前記表示 器に届かないようにする外部入射光の屈折、反射手段と、この屈折、反射手段に おける外部入射光の集光面に設けられ、到達した外部入射光の光量に応じた電圧 を発生する光−電圧変換手段と、この光−電圧変換手段からの出力信号により前 記表示器の調光が必要か否かを判定する調光検出手段と、この調光検出手段から の出力信号により前記表示器の輝度の調光を行う調光手段とを備えることを特徴 としている。
【0015】
本考案のヘッドアップディスプレー装置によれば、ヘッドアップディスプレー 装置の上方のインストルメント・パネルに設けられた開口部に入射する外光を全 てプリズムの一面に集光し、この一面に設けた太陽電池によって外光量の程度を 測定している。この結果、外光量の大きさを面で測定することができ、表示器の 調光を正しく行うことができる。また、ヘッドアップディスプレー装置の表示器 の調光を行うセンサをプリズムに一体化したので、余分なセンサを他に設ける必 要がない。
【0016】
以下添付図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0017】 図1は本考案の一実施例のヘッドアップディスプレー装置10の構成を説明す る組立斜視図である。この実施例のヘッドアップディスプレー装置10の設置場 所は図3で示した場所と同じインストルメント・パネル30の内部である。従っ て、図3,図4で説明した従来のヘッドアップディスプレー装置20と同じ構成 部材には同じ符号を付してある。
【0018】 図1に示した実施例のヘッドアップディスプレー装置10にも表示器1とプリ ズム2とが備えられているが、従来のヘッドアップディスプレー装置20に備え られていた調光センサ4は備えられていない。その代わりに、この実施例のヘッ ドアップディスプレー装置10には、プリズム2の端面2a(図4において説明 した臨界角より大きい入射角でプリズム2に入射した外光Hの集光面)の全面を 覆うように太陽電池3が取り付けられている。この太陽電池3は、プリズム2の 屈折率と同等の屈折率を持つ接着剤(フォト用ボンド等)で接着すれば良い。そ して、太陽電池3の出力は表示器1に接続されている。
【0019】 図2は図1のように構成されたヘッドアップディスプレー装置10の表示器1 の構成および本発明のヘッドアップディスプレー装置10の動作を説明する図で ある。
【0020】 表示器1内には倒立像を表示するためのVFDのような表示デバイス11、表 示デバイス11の輝度を調光するための調光回路12、調光回路12に調光度合 いを出力する調光検出器13、および調光検出器13の入力端子の一方に接続す る基準電圧発生回路14がある。そして、プリズム2の端面2aに取り付けられ た太陽電池3の出力は、調光検出器13の他方の入力端子に接続されている。そ して、例えば、調光検出器13は基準電圧発生回路14からの基準電圧Vrと、 入力される太陽電池3からの電圧Vを比較し、基準電圧Vrを太陽電池3から入 力される電圧Vが上回った時に、調光回路12に表示デバイス11の輝度を上げ る信号を出力する。
【0021】 以上のように構成されたヘッドアップディスプレー装置10の動作を説明する 。図2に示すように、臨界角より大きい入射角でプリズム2に入射した外光Hは 、一点鎖線で示すようにプリズム2の集光端面2aに到達する。太陽電池3は照 度によって起電力が変化し、この起電力の変化が電圧Vとして調光検出器13に 入力される。調光検出器13は太陽電池3からの電圧Vを基準電圧Vrと比較し 、例えば、V>Vrとなった時に調光回路12に表示デバイス11の輝度を上げ る信号を出力する。
【0022】 この結果、図示しないインストルメント・パネルに入射される外光Hが強くな った時に、表示器1の輝度が増すので、ドライバーがフロントウインドシールド ガラスの前方に表示される車速等の虚像をはっきりと目視することができる。そ して、この実施例ではプリズム2に一体化した太陽電池3が表示器1の輝度を調 整する信号源となるので、その他のセンサ等の特別な信号出力用の回路を必要と しない。
【0023】 また、表示器1の表示面と同じ程度の面積を持つ太陽電池3に入射される外光 Hによって、面でインストルメント・パネルに入射される外光Hの強さを測定し ているので、調光センサにより1点で外光Hの強さを測定していた従来のヘッド アップディスプレー装置20に比べて表示器1の周辺の明るさを正確に知ること ができ、表示器1の輝度調整が一層正確に行える。
【0024】
以上説明したように、本考案によれば、インストルメント・パネル上に入射さ れる外光の量を正しく計測することにより、表示器の調光を適正に行うことがで きるという効果がある。また、表示器の輝度を調整するセンサとして太陽電池を 表示器に一体化したことにより、信号出力回路を省略できコストの上昇を抑えら れるという効果もある。
【図1】本考案のヘッドアップディスプレー装置の一実
施例の構成を示す組立斜視図である。
施例の構成を示す組立斜視図である。
【図2】図1のヘッドアップディスプレー装置の具体的
な構成例を示す構成図である。
な構成例を示す構成図である。
【図3】自動車のインストルメント・パネルへのヘッド
アップディスプレー装置の取付位置およびその機能を示
す斜視図である。
アップディスプレー装置の取付位置およびその機能を示
す斜視図である。
【図4】従来のヘッドアップディスプレー装置の一例の
構成を示す構成図である。
構成を示す構成図である。
1 表示器 2 プリズム 3 太陽電池 10 本考案のヘッドアップディスプレー装置 11 表示デバイス 12 調光回路 13 調光検出器 20 従来のヘッドアップディスプレー装置 21 表示器 22 プリズム 23 調光センサ 30 インストルメント・パネル 31 フロントウインドシールドガラス 32 リフレクタ
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車のインストルメント・パネルの内
部に設けられた表示器に倒立像を表示させ、この倒立像
をフロントウインドシールドガラスの下部に設けられた
リフレクタに向けて投写し、このリフレクタで前記倒立
像をドライバーの視線方向に反射させ、前記フロントウ
インドシールドガラス前方に虚像で速度表示や警告表示
を行うヘッドアップディスプレー装置であって、 前記インストルメント・パネル内の前記表記器の上方に
設けられ、外部からの入射光に屈折、あるいは反射を行
わせて前記表示器に届かないようにする外部入射光の屈
折、反射手段と、 この屈折、反射手段における外部入射光の集光面に設け
られ、到達した外部入射光の光量に応じた電圧を発生す
る光−電圧変換手段と、 この光−電圧変換手段からの出力信号により前記表示器
の調光が必要か否かを判定する調光検出手段と、 この調光検出手段からの出力信号により前記表示器の輝
度の調光を行う調光手段とを備えることを特徴とするヘ
ッドアップディスプレー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP443293U JPH0661562U (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | ヘッドアップディスプレー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP443293U JPH0661562U (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | ヘッドアップディスプレー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661562U true JPH0661562U (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=11584090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP443293U Pending JPH0661562U (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | ヘッドアップディスプレー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661562U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014175371A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | 矢崎総業株式会社 | 車両用表示装置 |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP443293U patent/JPH0661562U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014175371A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | 矢崎総業株式会社 | 車両用表示装置 |
JP2014213756A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 矢崎総業株式会社 | 車両用表示装置 |
US9802485B2 (en) | 2013-04-26 | 2017-10-31 | Yazaki Corporation | Display apparatus for use in vehicle |
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