JPH0661336U - 自動車用ホイールのディスク加工用金型 - Google Patents

自動車用ホイールのディスク加工用金型

Info

Publication number
JPH0661336U
JPH0661336U JP199493U JP199493U JPH0661336U JP H0661336 U JPH0661336 U JP H0661336U JP 199493 U JP199493 U JP 199493U JP 199493 U JP199493 U JP 199493U JP H0661336 U JPH0661336 U JP H0661336U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
punch
coining
hub
bolt hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP199493U
Other languages
English (en)
Inventor
保 清水
Original Assignee
金井 宏之
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 金井 宏之 filed Critical 金井 宏之
Priority to JP199493U priority Critical patent/JPH0661336U/ja
Publication of JPH0661336U publication Critical patent/JPH0661336U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用ホイールのディスクのハブ穴加工と
ボルト穴コイニング加工を同時に行なうことにより、ハ
ブ穴の真円度を良好にすると共に、ハブ穴とボルト穴の
同心度を得る。 【構成】 上型ベース1に、ハブ穴ポンチ4を固着する
と共に、その周囲に複数本のボルト穴コイニングポンチ
6を固着し、上記上型ベース1に設けられたスプールリ
テーナ10に摺動可能に配置されたプレート11に固着さ
れ、ボルト穴コイニングポンチ6に摺動可能に配置され
たディスク押え部材18を備えた上型20と、下型ベース21
に、上記ボルト穴コイニングポンチ6と対向して配置さ
れたボルト穴コイニングダイス25を設けたダイパット24
を備えた下型30とにより構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用ホイールのディスクのハブ穴加工とボルト穴のコイニング 加工を同時に加工するために用いられる自動車用ホイールのディスク加工用金型 の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用ホイールのディスクに形成されるハブ穴の打抜き加工と、あら かじめディスクに形成されたボルト穴のコイニング加工は、夫々個別の金型を用 いて、別工程で加工されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようにハブ穴加工とボルト穴コイニング加工が夫々個別の金型を用いて 行なわれている為、ハブ穴とボルト穴の同心度が得られないという問題点があっ た。
【0004】 また、ボルト穴コイニング加工は、ハブ穴加工が施された後に行なわれるため 、ボルト穴コイニング加工時にハブ穴に影響を与え、ハブ穴の真円度を悪くする という問題点があった。
【0005】 本考案は上記問題点を除去するためになされたものであり、ハブ穴とボルト穴 の同心度を向上すると共に、真円度の良好なハブ穴を得ることを目的とするもの である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上型ベースの下面に、中央部にハブ穴ポンチを設けると共に、上記 ハブ穴ポンチの周囲に複数本のボルト穴コイニングポンチを設けてなるポンチパ ットを配置し、さらに上記ポンチパットの周囲に複数本のスプールリテーナを設 け、上記スプールリテーナに、中央部にハブ穴ポンチを挿通する貫通孔及び上記 貫通孔の周囲にボルト穴コイニングポンチを挿通する貫通孔を有するプレートを 摺動可能に設け、上記プレートの下面に、ハブ穴ポンチを挿通すると共に、ハブ 穴ポンチの外周面との間に所要の隙間を形成する内径をもったハブ穴加工用孔を 有し、かつハブ穴加工用孔の周囲にボルト穴コイニングポンチを挿通すると共に 、下端部に座面を設けた貫通孔を有するディスク押え部材を配置し、さらに上記 ポンチパッドの周囲で、かつ上型ベースとプレートとの間に複数個のスプリング を配置して形成された上型と、下型ベースの上面に、上記ボルト穴コイニングポ ンチが挿入される挿入孔を有し、上端部にディスクのボルト穴部を支承する座面 を有するボルト穴コイニングダイスを、ディスク押え部材の座面と対向する位置 に配置したダイパットを設けた下型を備えた自動車用ホイールのハブ穴加工用金 型を提供するものである。
【0007】
【作用】
本考案の金型を用いてディスクに形成されたハブ穴加工とボルト穴コイニング 加工を同時に行なった場合は、ディスクのハブ穴の立上り部がハブ穴ポンチとデ ィスク押え部材との間の隙間において矯正されて、ハブ穴の真円度が得られると 同時に、上記立上り部がハブ穴ポンチとディスク押え部材との間で挾持された状 態でボルト穴コイニング加工を行なうため、ハブ穴の真円度が損なわれることな くコイニングされる。
【0008】 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】
【実施例】
図1に示すように、上型ベース1の下面に上型パッキングプレート2を介して ポンチパット3をボルト、クランパー等の固着手段により着脱可能に取り付けら れている。
【0010】 上記ポンチパット3の下面の略中央部には円柱状のハブ穴ポンチ4がボルト5 により着脱可能に取り付けられ、上記ハブ穴ポンチ4の周囲に複数本のボルト穴 コイニングポンチ6が等間隔に設けられている。
【0011】 上記ボルト穴コイニングポンチ6は、先端部が先細に形成され、先端部に続い てディスクのボルト穴にナット座を形成するための座面7を有しており、底面に は鍔8が設けられている。 なお、上記座面7はテーパー面としているが、球面とすることも可能である。 また、上記ボルト穴コイニングポンチ6はポンチパット3に形成されたポンチ 取付け孔9に、鍔8により脱落しないよう植設されているが、ボルト穴コイニン グポンチ6の端部にネジを刻設し、ポンチパット3に螺着することもできる。 さらに、ボルト穴コイニングポンチ6の本数は加工すべきディスクに設けられ たボルト穴と同数とする。
【0012】 上型ベース1の下面のポンチパット3の周囲には複数本のスプールリテーナ10 が着脱可能に螺着されている。
【0013】 上記スプールリテーナ10には中央部にハブ穴ポンチ4を挿通する貫通孔13及び 上記貫通孔13の周囲にボルト穴コイニングポンチ6を摺動可能に挿通する貫通孔 14を設けたプレート11が摺動可能に設けられており、プレート11はスプールリテ ーナ10の端部に設けられた鍔12により、脱落が防止されている。 また、上型ベース1とプレート11の間には複数個のスプリング15が配置され、 プレート11はスプリング15により常時下方に付勢されている。 なお、上記スプリング15は上型ベース1あるいはプレート11にピンを設け、上 記ピンに緩挿することにより移動、脱落を防止することもできる。
【0014】 また、上記プレート11の下面のハブ穴ポンチ挿通用の貫通孔13の周囲には、ハ ブ穴ポンチ4を挿通させると共に、ハブ穴ポンチ4の外周面との間に所要の隙間 Cを形成する内径をもったハブ穴加工用孔16を有し、しかも上記ハブ穴加工用孔 16の周囲にボルト穴コイニングポンチ6を摺動可能に挿通する貫通孔17を有する ディスク押え部材18が着脱可能に配置されている。
【0015】 上記貫通孔17の下端部の周囲にはディスクのボルト穴部に当接させる座面19が 形成されている。 また、ディスク押え部材18の下面はハブ穴ポンチ4の下面より下方に位置する よう配置されている。
【0016】 上記のように、上型ベース1にハブ穴ポンチ4、ボルト穴コイニングポンチ6 およびディスク押え部材18を配置することにより上型20を構成している。
【0017】 さらに、下型ベース21の上面には下型ライナー22が位置調節可能に設けられ、 上記下型ライナー22の上面に下型パッキングプレート23を介してダイパット24が 、ボルト、クランパー等の固着手段により着脱可能に取り付けられている。
【0018】 上記ダイパット24には、上型20に配置されたディスク押え部材18の座面19と対 向する位置に、複数個のボルト穴コイニングダイス25が着脱可能に配置され、下 型30が構成されている。
【0019】 上記ボルト穴コイニングダイス25は上端部にディスクのボルト穴部を支承する 座面26を有し、座面26がダイパット24の上面より突出するよう配置されている。 また、ボルト穴コイニングダイス25の中央には上型20に設けたボルト穴コイニ ングポンチ6が挿入される挿入孔27を有している。
【0020】 さらに、ボルト穴コイニングダイス25は、その他端に鍔28が設けられ、ダイパ ット24に設けた段付きのダイス取付け孔29にダイパット24の裏面より嵌合配置さ れる。 なお、上記実施例において、ボルト穴コイニングダイス25はダイパット24の裏 面より嵌入したが、ダイパット24の上面に凹部を形成し、この凹部に挿入してボ ルト、押え板等の取り付け手段により固定することもできる。
【0021】 次に、上記金型を用いたディスクのハブ穴加工とボルト穴のコイニング加工に ついて説明する。
【0022】 図2に示すように、ディスクDを下型30のダイパット24の上面に載置し、上型 20を下降させると、まずハブ穴Aの外周面がディスク押え部材18に設けられたハ ブ穴加工用孔16の内周面と接触し、次いでハブ穴Aの内周面がハブ穴ポンチ4の 外周面と接触する。
【0023】 さらに上型20を下降させると、ボルト穴コイニングポンチ6でボルト穴Bの内 周縁部を押圧し、ボルト穴コイニングポンチ6の座面7とボルト穴コイニングダ イス25の座面26とにより、ボルト穴Bの内周面にナット座を形成すると共にコイ ニング加工を施す。 この時、ハブ穴Aの立上り部がディスク押え部材18とハブ穴ポンチ4との間に 形成された隙間Cにはまり込んで押圧され、ハブ穴Aが真円になるように加工さ れる。
【0024】
【考案の効果】
本考案の金型は上記構成であるため、ディスクのハブ穴加工とボルト穴のコイ ニング加工を同時に行なうことが可能となり、しかもハブ穴がハブ穴ポンチとデ ィスク押え部材とにより挾持された状態でコイニング加工されるため、コイニン グ加工によりハブ穴の精度が悪くなるということはなく、さらにハブ穴の中心と ボルト穴の中心を結ぶ円の中心とが確実に一致し、同心度が向上するという優れ た実用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車用ホイールのディスク加工用金
型の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の自動車用ホイールのディスク加工用金
型を用いたディスクの加工方法を示す説明図である。
【符号の説明】 1 上型ベース 2 上型パッキングプレート 3 ポンチパット 4 ハブ穴ポンチ 5 ボルト 6 ボルト穴コイニングポンチ 7、26 座面 8、12、28 鍔 9 ポンチ取付け孔 10 スプールリテーナ 11 プレート 13、14、17 貫通孔 15 スプリング 16 ハブ穴加工用孔 18 ディスク押え部材 20 上型 21 下型ベース 22 下型ライナー 23 下型パッキングプレート 24 ダイパット 25 ボルト穴コイニングダイス 27 挿入孔 29 ダイス取付け孔 30 下型 A ハブ穴 B ボルト穴 C 隙間 D ディスク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型ベースの下面に、中央部にハブ穴ポ
    ンチを設けると共に、上記ハブ穴ポンチの周囲に複数本
    のボルト穴コイニングポンチを設けてなるポンチパット
    を配置し、さらに上記ポンチパットの周囲に複数本のス
    プールリテーナを設け、上記スプールリテーナに、中央
    部にハブ穴ポンチを挿通する貫通孔及び上記貫通孔の周
    囲にボルト穴コイニングポンチを挿通する貫通孔を有す
    るプレートを摺動可能に設け、上記プレートの下面に、
    ハブ穴ポンチを挿通すると共に、ハブ穴ポンチの外周面
    との間に所要の隙間を形成する内径をもったハブ穴加工
    用孔を有し、かつハブ穴加工用孔の周囲にボルト穴コイ
    ニングポンチを挿通すると共に、下端部に座面を設けた
    貫通孔を有するディスク押え部材を配置し、さらに上記
    ポンチパッドの周囲で、かつ上型ベースとプレートとの
    間に複数個のスプリングを配置して形成された上型と、
    下型ベースの上面に、上記ボルト穴コイニングポンチが
    挿入される挿入孔を有し、上端部にディスクのボルト穴
    部を支承する座面を有するボルト穴コイニングダイス
    を、ディスク押え部材の座面と対向する位置に配置した
    ダイパットを設けた下型を備えたことを特徴とする自動
    車用ホイールのディスク加工用金型。
JP199493U 1993-01-29 1993-01-29 自動車用ホイールのディスク加工用金型 Pending JPH0661336U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP199493U JPH0661336U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 自動車用ホイールのディスク加工用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP199493U JPH0661336U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 自動車用ホイールのディスク加工用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0661336U true JPH0661336U (ja) 1994-08-30

Family

ID=11517020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP199493U Pending JPH0661336U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 自動車用ホイールのディスク加工用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0661336U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015090552A1 (de) * 2013-12-17 2015-06-25 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Verfahren und vorrichtung zur herstellung warmumgeformter radschüsseln
CN107971400A (zh) * 2017-12-08 2018-05-01 柳州凌云汽车零部件有限公司 汽车高强板在线压铆工装
CN112775284A (zh) * 2020-12-18 2021-05-11 宝鸡法士特齿轮有限责任公司 一种适用于自动锻造设备的冲孔模具及冲孔方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568691A (en) * 1979-07-03 1981-01-29 Denki Kagaku Kogyo Kk Method and apparatus for continuous production of l-alanine
JPS62166042A (ja) * 1986-01-14 1987-07-22 Kanai Hiroyuki 自動車用車輪の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568691A (en) * 1979-07-03 1981-01-29 Denki Kagaku Kogyo Kk Method and apparatus for continuous production of l-alanine
JPS62166042A (ja) * 1986-01-14 1987-07-22 Kanai Hiroyuki 自動車用車輪の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015090552A1 (de) * 2013-12-17 2015-06-25 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Verfahren und vorrichtung zur herstellung warmumgeformter radschüsseln
CN106061643A (zh) * 2013-12-17 2016-10-26 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 用于制造热成型的轮辐的方法和设备
US10092944B2 (en) 2013-12-17 2018-10-09 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Process and device for producing hot-formed wheel naves
CN107971400A (zh) * 2017-12-08 2018-05-01 柳州凌云汽车零部件有限公司 汽车高强板在线压铆工装
CN112775284A (zh) * 2020-12-18 2021-05-11 宝鸡法士特齿轮有限责任公司 一种适用于自动锻造设备的冲孔模具及冲孔方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6227898B2 (ja)
US7849578B2 (en) Progressive and transfer die stamping
JPH0661336U (ja) 自動車用ホイールのディスク加工用金型
US3729795A (en) Method for forming metal wheels
US3834212A (en) Apparatus for forming metal wheels
DE2641764B2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Bremsscheiben
US6161414A (en) Method of and device for finishing cage windows
EP0240403A2 (en) Method of wheel manufacture for correcting rotational non uniformity of a pneumatic tire and wheel assembly and apparatus for performing such method
US6647756B2 (en) Draw die shoes
CN111604416A (zh) 一种用于卡车斜锥加工的冲压系统
JP3469275B2 (ja) 歯車素形材の製造方法及び製造装置
JPH0510985Y2 (ja)
JPS62114832A (ja) 歯車製造方法およびその製造装置
US4631795A (en) Manufacturing device of a clutch cover assembly
KR20180115380A (ko) 초고강도강 스틸 휠디스크 볼트홀 가공장치
SU1586843A1 (ru) Штамп дл групповой штамповки поковок
JP3754148B2 (ja) 板材打抜き加工方法及び同方法に使用するパンチ金型
JPS643615B2 (ja)
JP4295975B2 (ja) 玉軸受の保持器の成形装置
JP2000326045A (ja) 軸付き円盤部品の冷間鍛造成形方法及び成形金型装置
EP1002598B1 (en) Device for cold-forming deep holes
JP2500243B2 (ja) パンチプレス用金型
SU1140856A1 (ru) Способ сборки штампа совмещенного действи и устройство дл сборки штампа
JP2632825B2 (ja) スプリングシート
JPH0787963B2 (ja) 溝付き鍛造用金型