JPH0661152U - ヘッドレストの前後位置自動調整装置 - Google Patents
ヘッドレストの前後位置自動調整装置Info
- Publication number
- JPH0661152U JPH0661152U JP422593U JP422593U JPH0661152U JP H0661152 U JPH0661152 U JP H0661152U JP 422593 U JP422593 U JP 422593U JP 422593 U JP422593 U JP 422593U JP H0661152 U JPH0661152 U JP H0661152U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headrest
- seat
- rear position
- occipital region
- occupant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ヘッドレストの前後位置調整を乗員の操作を伴
うことなく自動的に行うことができるヘッドレストの前
後位置自動調整装置を提供する。 【構成】シートバック31上部に設けられたヘッドレス
ト32に該ヘッドレスト32の前後位置を調整する前後
位置自動調整装置が設置され,自動車シート30に乗員
35が着座したことを着座検出センサ37により検出し
てヘッドレスト32を前後移動させるモータ38を動作
させ,後頭部位置検出センサ36により後頭部が検出さ
れたとき,この検出信号によりモータ38を停止させ
る。後頭部とヘッドレスト32との所定間隔は,ヘッド
レスト32のムチ打ち防止の効果を有効に発揮させ得る
適正な間隔に予め設定され,この所定間隔になったと
き,モータ38によるヘッドレスト32の前後移動が停
止する。
うことなく自動的に行うことができるヘッドレストの前
後位置自動調整装置を提供する。 【構成】シートバック31上部に設けられたヘッドレス
ト32に該ヘッドレスト32の前後位置を調整する前後
位置自動調整装置が設置され,自動車シート30に乗員
35が着座したことを着座検出センサ37により検出し
てヘッドレスト32を前後移動させるモータ38を動作
させ,後頭部位置検出センサ36により後頭部が検出さ
れたとき,この検出信号によりモータ38を停止させ
る。後頭部とヘッドレスト32との所定間隔は,ヘッド
レスト32のムチ打ち防止の効果を有効に発揮させ得る
適正な間隔に予め設定され,この所定間隔になったと
き,モータ38によるヘッドレスト32の前後移動が停
止する。
Description
【0001】
本考案は,自動車シートのシートバック上部に装着されるヘッドレストの前後 位置を適正な位置に自動調整するヘッドレストの前後位置自動調整装置に関する 。
【0002】
自動車シートに設けられるヘッドレストは,追突事故による乗員のムチ打ち障 害を防止するためにシートバックの上部に装着される。ヘッドレストによりムチ 打ち障害を防止する目的を達成するためには,ヘッドレストが適正な位置に装着 されていることを要する。しかしながら,従来構造ではヘッドレストの前後位置 が調整できない構造のものが多く,また,前後位置の調整が可能な構造であって も,手動調整の面倒さから適正位置に調整されることが少ない。 そこで,ヘッドレストの前後方向の装着位置を適正位置に自動調整する構成が 提案されている。例えば,特開昭60−158809号公報に開示されたヘッド レストの位置自動選定装置では,図4に示すような構成が採用されている。 図4において,運転者方向に光ビームを照射する光ビーム照射装置17〜20 により運転者の目の位置を検出し,この検出位置と記憶装置に予め記憶された運 転者のシート位置,角度とからヘッドレスト3の前後位置と上下位置とを演算し ,ヘッドレストを演算位置に駆動するよう構成されている。同図において,17 a〜20aはそれぞれ光ビーム照射装置17〜20から照射された指向性帯状で ,それぞれ上下角度の異なった光ビームで,運転者がシートに着座して予め登録 記憶させておいた所定のシート位置を選択し,駆動装置によりシートクッション 1,シートバック2が所定位置になったとき,運転者は17a〜20aのいずれ かの光ビームを視認することができる。光ビーム17a〜20aは,順次点灯さ れるように構成されているので,光ビームの視認中に光ビーム選択スイッチ16 を押すと,コンピュータの演算によりヘッドレスト3が最適位置になるよう駆動 される。
【0003】
しかしながら,上記構成は複雑でコストアップが避けられず,また,光ビーム を視認することによる頭部位置の設定を行うなど操作の面でも複雑になる問題点 があった。操作の煩雑さは手動調整からの操作性向上を望み得ず,大きなコスト アップを考えると実用性に欠けるものと言わざるを得ない。 本考案は上記問題点を解決すべく創案されたもので,簡易な構成によりヘッド レストの前後位置調整を乗員の操作を伴うことなく自動的に行うことができるヘ ッドレストの前後位置自動調整装置を提供することを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するために本考案が採用する手段は,シートバックの上部に設 けられたヘッドレストの前後位置自動調整装置において,自動車シートに着座し た乗員の頭部を支持する座部と該座部の左右両側から前方に突出させた突出部と を備えて形成されたヘッドレストと,前記突出部に設けられ,自動車シートに着 座した乗員の後頭部位置を光学的に検出する後頭部位置検出手段と,前記後頭部 位置検出手段からの信号に応じて前記ヘッドレストを前後移動させる駆動手段と を具備してなることを特徴とするヘッドレストの前後位置自動調整装置として構 成される。
【0005】
本考案によれば,自動車シートのシートバック上部に設けられたヘッドレスト は,着座した乗員の頭部を支持する座部の左右両側に突出部が設けられ,平面形 状が凹状に形成される。この突出部には乗員の後頭部位置を光学的に検出する後 頭部位置検出手段が設けられ,自動車シートに着座した乗員の後頭部が両側の突 出部の間の所定位置に存在するか否かをセンサで検出する。従って,前記座部か らセンサまでの距離を所定間隔に設定しておき,後頭部位置検出手段からの信号 により駆動手段が動作してヘッドレストを前後移動させると,センサが乗員の後 頭部を検出する位置になったとき,ヘッドレストの移動が停止して乗員の後頭部 位置から所定間隔離れた前後位置にヘッドレストが自動的に調整される。後頭部 と座部との所定間隔は,ヘッドレストのムチ打ち防止の効果を有効に発揮させ得 る適正な間隔に予め設定される。
【0006】
以下,添付図面を参照して本考案を具体化した実施例につき説明し,本考案の 理解に供する。尚,以下の実施例は本考案を具体化した一例であって,本考案の 技術的範囲を限定するものではない。 ここに,図1は本考案の一実施例に係るヘッドレスト前後位置自動調整装置の 構成を示す模式図,図2は実施例に係るヘッドレストと頭部との位置関係を示す 平面図,図3はヘッドレスト前後位置移動機構の一例を示す概略構成図である。 図1において,自動車シート30のシートバック31上部にはヘッドレスト3 2が装着されている。ヘッドレスト32には,シートバック31に対する前後位 置が調整できるよう前後位置調整機構構が設けられる。前後位置調整機構は,図 3にその一例を示すように,ラックピニオン機構(駆動手段)によって構成する ことができ,ピニオンギア33に連結されたモータ(駆動手段)38の回転方向 の切り換えにより,ヘッドレスト32を前後移動させることができる。 また,ヘッドレスト32には,自動車シート30に着座した乗員35の後頭部 位置を検出する後頭部位置検出センサ(後頭部位置検出手段)36が配置され, 乗員35が自動車シート30に着座したとき動作を開始する。即ち,シートバッ ク31に配置された着座検出センサ37が着座を検出することにより,制御器3 9が動作してモータ38によりヘッドレスト32を後方に所定距離移動させ,次 いで前方に移動させて,後頭部位置検出センサ36が乗員35の後頭部位置を検 出したとき,モータ38を停止させる。
【0007】 ヘッドレスト32は,図2に示すような平面形状に形成されている。即ち,乗 員35の頭部を支持する座部40の左右両側に,前方に突出させた突出部41, 41が設けられた凹状に形成されている。後頭部位置検出センサ36は,前記突 出部41,41の対向位置に設置された一対の光センサ(発光部36a,受光部 36b)として構成することができる。この構成によれば,発光部36aと受光 部36bとの間の光路を頭部35aが遮ることにより,乗員35の後頭部位置を 検出することができ,光路が遮断されて後頭部位置を検出した検出信号を制御器 39に入力することにより,制御器39はモータ38を停止させ,自動的にヘッ ドレスト32を所定位置に調整することができる。従って,後頭部位置検出セン サ36とヘッドレスト32の座部40との間隔Lを,後頭部とヘッドレスト32 との適正間隔に設定しておけば,シートバック31の角度変化や乗員35の運転 姿勢の変化にかかわらず所定間隔にヘッドレスト32が自動調整される。 尚,後頭部位置検出センサ36は,上記光センサによる手段の他,超音波によ る測距センサ,あるいは近接センサ等の手段を採用しても同様の後頭部検出が可 能である。
【0008】
以上の説明の通り本考案によれば,乗員が自動車シートに着座したときの姿勢 やシート角度に対応して,ヘッドレストが自動的に適正位置に調整されるので, 乗員は何らの操作を行うことなくムチ打ち防止に適正なヘッドレスト位置が得ら れる。
【0009】
【図1】本考案の一実施例に係るヘッドレストの前後位
置自動調整装置の構成を示す模式図。
置自動調整装置の構成を示す模式図。
【図2】実施例に係るヘッドレストと後頭部との位置関
係を示す平面図。
係を示す平面図。
【図3】ヘッドレストの前後位置調整機構の一例を示す
概略構成図。
概略構成図。
【図4】従来例に係るヘッドレストの位置自動選定装置
の構成図。
の構成図。
30……自動車シート 32……ヘッドレスト 33,34……ラックピニオン機構(駆動手段) 35……乗員 36……後頭部位置検出センサ(後頭部位置検出手段) 38……モータ(駆動手段) 40……座部 41……突出部
フロントページの続き (72)考案者 田中 正利 大阪府池田市桃園2丁目1番1号ダイハツ 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 シートバックの上部に設けられたヘッド
レストの前後位置自動調整装置において, 自動車シートに着座した乗員の頭部を支持する座部と,
該座部の左右両側から前方に突出させた突出部とを備え
て形成されたヘッドレストと, 前記突出部に設けられ,自動車シートに着座した乗員の
後頭部位置を光学的に検出する後頭部位置検出手段と, 前記後頭部位置検出手段からの信号に応じて前記ヘッド
レストを前後移動させる駆動手段とを具備してなること
を特徴とするヘッドレストの前後位置自動調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP422593U JPH0661152U (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | ヘッドレストの前後位置自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP422593U JPH0661152U (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | ヘッドレストの前後位置自動調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661152U true JPH0661152U (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=11578649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP422593U Pending JPH0661152U (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | ヘッドレストの前後位置自動調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661152U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005028142A (ja) * | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Ji-Whan Park | 車両用ヘッドレスト |
CN104718105A (zh) * | 2012-06-15 | 2015-06-17 | 约翰逊控股公司 | 头枕以及用于操作头枕的方法 |
JP2016022928A (ja) * | 2014-07-24 | 2016-02-08 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP422593U patent/JPH0661152U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005028142A (ja) * | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Ji-Whan Park | 車両用ヘッドレスト |
CN104718105A (zh) * | 2012-06-15 | 2015-06-17 | 约翰逊控股公司 | 头枕以及用于操作头枕的方法 |
JP2015519257A (ja) * | 2012-06-15 | 2015-07-09 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | ヘッドレスト及びヘッドレストを動作させる方法 |
US9557163B2 (en) | 2012-06-15 | 2017-01-31 | Johnson Controls Gmbh | Head restraint and method for operating a head restraint |
JP2016022928A (ja) * | 2014-07-24 | 2016-02-08 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
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