JPH0619409Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH0619409Y2
JPH0619409Y2 JP1988166705U JP16670588U JPH0619409Y2 JP H0619409 Y2 JPH0619409 Y2 JP H0619409Y2 JP 1988166705 U JP1988166705 U JP 1988166705U JP 16670588 U JP16670588 U JP 16670588U JP H0619409 Y2 JPH0619409 Y2 JP H0619409Y2
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JP
Japan
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rear end
seat
seat cushion
upper position
cushion
Prior art date
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JP1988166705U
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JPH0286827U (ja
Inventor
勉 小田
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、着座状態を検知して運転制御するようにした
車両用シートに関する。
「従来の技術」 従来の車両用シートとしては、例えば、第4図および第
5図に示すようなものがある。また、実開昭51−31
226号公報に開示されたものがある。
すなわち、前者は、一対のレールユニット1,1に支持
部材2が架設され、支持部材2の両端にクッションフレ
ーム3を上位置と下位置とに案内移動可能なガイドピン
4が固定され、クッションフレーム3を上位置に移動す
る方向へ付勢するコイルスプリング5がガイドピン4に
巻付けられて保持されている。
着座者が危険を感知し腰を浮かした際クッションフレー
ム3がコイルスプリング5の付勢力により上位置に移動
し、上位置に移動したことを支持部材2に装着したリミ
ットスイッチ6が検知し、それにより、例えば動力源で
ある駆動モータを停止したりして、運転を制御するよう
になっている。
後者は、シートの後部をコ字状断面の弾性板で支えてい
るものである。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の車両用シートでは、前
者においては、コイルスプリング5を保持するため、支
持部材2やガイドピン4を必要とし、部品点数が増えて
コストが嵩むという問題点があった。
また、仮に、後者のシートに、前者のリミットスイッチ
を取り付ける際には、弾性板の他にわざわざリミットス
イッチを取り付ける必要があり、取付工数が増加し、弾
性板のコ字状断面の隙間に予めリミットスイッチを装着
しておくと、調整金具などが邪魔になって取付し易いと
はいえない。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、部品点数を削減し、取付性を向上して、コスト
を低減することができる車両用シートを提供することを
目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 着座状態を検知して運転制御するようにした車両用シー
トにおいて、 車体の据付部位に、シートクッションを前端近傍を中心
にして後端部が上位置と下位置とに揺動可能に支持し、 前記据付部位に前記シートクッションの後端部両側を、
板ばね材により略コ字状断面形状に折曲した部位をそれ
ぞれ介して、前記シートクッションの後端部両側が前記
上位置に揺動する方向へ付勢されるよう載置し、 前記シートクッションの後端部が前記上位置にあること
を検出する検知スイッチを備え、 前記板ばね材により、前記略コ字状断面形状の開口が互
いに向き合うように配したスプリング部と、該両方のス
プリング部を繋ぐコネクト部とを一体的に形成し、 前記検知スイッチを押釦スイッチとし、前記コネクト部
に前記シートクッションの後端部を臨むように装着した
ことを特徴とする車両用シートに存する。
「作用」 板ばね材は、スプリング部とコネクト部とが一体的に形
成されており、また、コネクト部には押釦スイッチが装
着されている。
据付部位に、シートクッションの後端部両側を、板ばね
材により略コ字状断面形状に折曲した部位を介して載せ
ることにより、シートクッションの前端部近傍を中心に
して後端部両側が上方位置へ揺動する方向へ付勢される
ものである。このとき、押釦スイッチは、板ばね材とと
もに、据付部位に取り付けられ、わざわざ特別に取り付
ける必要がない。
シートクッションに着座した状態では、シートクッショ
ンの後端部が沈み込んで下位置にある。
シートクッションから着座者の腰が浮いたりすると、前
記折曲した部位により、シートクッションの前端部近傍
を中心にして後端部両側が上方へ揺動し、後端部が上位
置となる。後端部が上位置となったことを検知スイッチ
が検出し、例えば動力源である駆動モータを停止したり
して、運転を制御するものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図から第3図は本考案の一実施例を示している。
第1図および第2図に示すように、フォークリフトの車
体10には、シートスライド装置20aを介してシート
クッション30が前後位置調節可能に装着されている。
シートスライド装置20aは一対のレールユニット2
0,20を備え、レールユニット20は車体10に固定
される車体側のレール21と、車体側のレール21に前
後移動可能に外嵌しシートクッション30を支持する据
付部位である座席側のレール22とから成る。
座席側のレール22の前端部には、枢支ブラケット23
を介して枢軸24が固設されている。枢軸24により、
クッションフレーム31の前端部32が揺動可能に枢支
されている。
座席側のレール22の後端部には、板ばね部材40を介
してクッションフレーム31の後端部33両側が上方向
へ付勢されるよう載置されている。板ばね部材40は、
板ばね材により、スプリング部42とコネクト部43と
を一体的に成形して成る。
コネクト部43は両側の座席側のレール22に掛け渡さ
れている。コネクト部43の両端部には、各開口44が
互いに向き合うように略コ字状断面形状に折曲したスプ
リング部42がそれぞれ延設されている。
一方のスプリング部42の略コ字状断面形状の上片部4
5がクッションフレーム31の後端部33両側の一方に
接し、下片部46が座席側のレール22に接している。
同じように、他方のスプリング部42の略コ字状断面形
状の上片部45がシートクッション30の後端部33両
側の他方に接し、下片部46が座席側のレール22に接
している。
スプリング部42を貫通するようにストッパピン51が
配され、ストッパピン51の下端部52が座席側のレー
ル22にリング部材52aにより抜け不能に接続されて
いる。ストッパピン51は、それに外嵌するカラー部材
52を介してクッションフレーム31側のブッシュ34
に相対的に上下移動可能に挿通しており、クッションフ
レーム31をも貫通した上端部53には、クッションフ
レーム31の後端部33を第1図に示す上位置で上方移
動不能に阻止する頭部54が形成されている。
クッションフレーム31の後端部33を第3図に示す下
位置で下方移動不能に阻止するフラットバー55が、ス
プリング部42の開口44内にあってその下片部46に
固定されている。
コネクト部43の略中央部には、そのスイッチ端61が
クッションフレーム31の後端部33を臨むように検知
スイッチである押釦スイッチ60が装着されている。
次に作用を説明する。
クッションフレーム31の後端部33と座席側のレール
22の後端部との間に板ばね部材40を介装するには、
座席側のレール22の後端部にスプリング部42を載せ
るようにし、各スプリング部42の上片部45にクッシ
ョンフレーム31の後端部33両側を載せる。このと
き、コネクト部43には押釦スイッチ60が予め装着さ
れており、押釦スイッチ60のスイッチ端61がクッシ
ョンフレーム31の後端部33を臨んでいる。
次に、予めカラー部材52を外嵌したストッパピン51
をブッシュ34に通し、クッション部42および座席側
のレール22の後端部を貫通し、ストッパピン51の下
端部52にリング部材52aを嵌めればよい。
それにより、枢軸24を中心にしてクッションフレーム
31の後端部33両側が上方位置へ揺動する方向へ付勢
される。
シートクッション30に着座した状態では、板ばね部材
40のスプリング部42の付勢力に抗してクッションフ
レーム31の後端部33が沈み込み、同じくスプリング
部42の上片部45が沈み込んでフラットバー55に接
して第3図に示す下位置にある。
クッションフレーム31の後端部33が下位置にある際
は、その後端部33で押釦スイッチ60のスイッチ端6
1が押されており、着座状態にあることを検出する。
シートクッション30に着座した状態において、シート
クッション30から着座者の腰が浮いて危険な状態にな
ると、クッションフレーム31の後端部33にかかって
いた荷重が取除かれ、板ばね部材40のスプリング部4
2が復元し、それにより、クッションフレーム31が、
枢軸24を中心にしてその後端部33が上方位置へ揺動
し、ストッパピン51の頭部54に当接し、第1図に示
す上位置となる。
クッションフレーム31の後端部33が上位置に移動し
た際、押釦スイッチ60のスイッチ端61から離れ、着
座していない状態であることを検出し、例えば図外の駆
動モータを停止し、暴走などの危険な状態になることを
防止する。
この状態において、不用意に押釦スイッチ60のスイッ
チ端61が押されても、駆動モータが始動せず、危険な
状態を回避して、最初から所定操作をすることにより、
駆動モータが始動するようになっている。
「考案の効果」 本考案に係る車両用シートによれば、着座していない状
態すなわち、シートクッションを上位置に移動する方向
へ付勢するために、シートクッションの後端部両側を、
板ばね材により略コ字状断面に折曲した部位を介して据
付部位に装着したので、据付部位とシートクッションの
後端部両側との各間に前記折曲した部位を独立して介装
可能となり、保持するための特別な部品が不要となって
部品点数が少なくなり、また、両方のスプリング部をコ
ネクト部を介して一体的に形成したので、部品点数が増
えることがなく、さらに、コネクト部に押釦スイッチを
装着しておけば、板ばね材と押釦スイッチとを一緒に取
付可能にしたので、組付けし易くなり、コストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の一実施例を示しており、第
1図は第2図I−I線断面図、第2図は車両用シートの
側面図、第3図は同じく要部断面図、第4図および第5
図は従来例を示しており、第4図は車両用シートの側面
図、第5図は第4図V−V線断面図である。 10……車体 20……シートスライド装置 22……座席側のレール(据付場所) 30……シートクッション 31……クッションフレーム 40……板ばね部材 42……スプリング部 43……コネクト部 60……押釦スイッチ(検知スイッチ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座状態を検知して運転制御するようにし
    た車両用シートにおいて、 車体の据付部位に、シートクッションを前端近傍を中心
    にして後端部が上位置と下位置とに揺動可能に支持し、 前記据付部位に前記シートクッションの後端部両側を、
    板ばね材により略コ字状断面形状に折曲した部位をそれ
    ぞれ介して、前記シートクッションの後端部両側が前記
    上位置に揺動する方向へ付勢されるよう載置し、 前記シートクッションの後端部が前記上位置にあること
    を検出する検知スイッチを備え、 前記板ばね材により、前記略コ字状断面形状の開口が互
    いに向き合うように配したスプリング部と、該両方のス
    プリング部を繋ぐコネクト部とを一体的に形成し、 前記検知スイッチを押釦スイッチとし、前記コネクト部
    に前記シートクッションの後端部を臨むように装着した
    ことを特徴とする車両用シート。
JP1988166705U 1988-12-23 1988-12-23 車両用シート Expired - Lifetime JPH0619409Y2 (ja)

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JP1988166705U JPH0619409Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 車両用シート

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JP1988166705U JPH0619409Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 車両用シート

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JPH0286827U JPH0286827U (ja) 1990-07-10
JPH0619409Y2 true JPH0619409Y2 (ja) 1994-05-25

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ID=31454328

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JP1988166705U Expired - Lifetime JPH0619409Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 車両用シート

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5581241B2 (ja) * 2011-02-07 2014-08-27 日本発條株式会社 車両シート用防振構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131226U (ja) * 1974-08-29 1976-03-06
JPS60134031U (ja) * 1984-02-17 1985-09-06 本田技研工業株式会社 着座検出機構を備えた座席

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JPH0286827U (ja) 1990-07-10

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