JPH0661085A - コイル加工装置 - Google Patents

コイル加工装置

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JPH0661085A
JPH0661085A JP4211861A JP21186192A JPH0661085A JP H0661085 A JPH0661085 A JP H0661085A JP 4211861 A JP4211861 A JP 4211861A JP 21186192 A JP21186192 A JP 21186192A JP H0661085 A JPH0661085 A JP H0661085A
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tape
coil
coil bobbin
reel
bobbin
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Takashi Hashimoto
敬司 橋本
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Tanaka Seiki Co Ltd
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SOSHIN TECHNO KK
Tanaka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線、層間テープのテーピング及びバリヤテ
ープのテーピングを一台の装置で一括的に行えるコイル
加工装置の提供。 【構成】 巻線及びテーピングのための回転と巻線のた
めのトラバース動を行えるようにされたボビン回転機構
100と、層間テープをテーピングするための層間テー
プ用アッセンブリ300と、バリヤテープをテーピング
するためのバリヤテープ用アッセンブリ400とを一体
的に備える構造としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルを加工するにつ
いて、巻線、層間テープの巻付け、及びバリヤテープの
巻付けを一台で行えるコイル加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コイルを加工するについては、コイルボ
ビンにコイル材を巻き付ける巻線及びコイル材の層間を
絶縁するための層間テープのテープが必要であり、また
コイルの種類によってはコイルボビンのフランジ部に沿
って細く巻かれる細いバリヤテープのテーピングが必要
である。従来ではこれらの作業はそれぞれ別々に専用の
装置あるいは手作業により行われていた。つまり、従来
では一つのコイルの加工が完了するまでには、その都度
コイルボビンを巻線装置とテーピング装置に対し着脱す
る作業を何回か繰り返す必要があり、このような着脱作
業が作業者の負担増と共に作業効率の大きな低下要因と
なっていた。
【0003】このような問題に対処するために巻線とテ
ーピングを一台の装置で行えるようにした例が特開昭6
3−280404号として知られている。この特開昭6
3−280404号の巻線機はテープワインダを備えて
おり、巻線と層間テープ(外装テープ及び内装テープ)
を交互に繰り返せるようになっている。従って、巻線と
層間テープのテーピングについてはコイルボビンのその
都度の着脱を行う必要がなくなり、作業能率の大幅な向
上を望める。
【0004】しかし、この装置は層間テープ用のテープ
ワインダを有するだけであるため、バリヤテープを必要
とするコイルの加工については未だ不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、巻線、層間テープのテーピング及びバリヤテープの
テーピングを一台の装置で一括的に行えるコイル加工装
置を提供することにある。また本発明の目的は、このよ
うに3種類の作業を一括的に行えるようにするについ
て、それぞれの作業、特に2種類のテーピングをより安
定的に行えるようにして全体的な作業効率をより一層向
上させることができるコイル加工装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるコイル加工
装置は、保持したコイルボビンを巻線及びテーピングの
ために回転させると共に巻線のために回転軸芯と平行な
方向にトラバース動させることができるようにされたボ
ビン回転機構と、コイルボビンに層間テープをテーピン
グするための層間テープ用アッセンブリと、コイルボビ
ンにバリヤテープをテーピングするためのバリヤテープ
用アッセンブリとを一体的に備えてなっている。
【0007】このコイル加工装置は、コイルボビンが回
転しつつトラバース動を行うことにより、所定幅での巻
線を行うものである。従って、コイル材を一定の給送ポ
イントに規制した状態で供給してやるだけで正確な巻線
を行える。一方、層間及びバリヤの各テープは、それぞ
れのアッセンブリから供給されるテープをコイルボビン
の回転で巻き込むことによりなされる。そして、これら
処理は、加工対象のコイルの設計に応じた組合せで順次
進められて行くことになる。
【0008】このように3種類の処理を一括的に行う構
造の場合には、コイルボビンの周囲が錯綜してくる。そ
こで、コイルボビンを前後動させてテーピング位置と巻
線位置とに選択的に位置決めさせることができるように
ボビン回転機構を構成するようにすれば、テーピング位
置と巻線位置が別々になり、上記錯綜を解消できるの
で、作業性をよりよいものにできる。
【0009】コイルボビンに供給するコイル材を上記一
定の給送ポイントに規制するための案内機構は、コイル
材の供給源であるコイル材ボビン装置に設けられるもの
を利用するようにしてもよいが、必要に応じてコイル加
工装置自体に設けるようにしてもよい。
【0010】上記のようなコイル加工装置の層間テープ
用アッセンブリは、テープリールを回転可能に保持する
リール保持手段、テープリールが引き出されたテープの
先端を保持する保持手段、及びリール保持手段を移動さ
せるためのリール移動手段を備えており、基準位置とテ
ープをコイルボビンにセッティングするためのセッティ
ング位置との間で往復動を行うと共に、セッティング位
置において上下の揺動を行うことによりテープの先端を
コイルボビンに押し付けるようにされ、このテープ先端
がコイルボビンに押し付けられた状態においてテープリ
ールをリール移動手段で後方へ移動させることにより、
テープリールからテープを所定長さだけ強制的に繰り出
させ、この繰り出し分についてコイルボビンへの巻き込
みを行うように構成すれば、層間テープのテーピングを
より安定的に行える。
【0011】即ち、コイルボビンへの巻き込みの際に、
テープをテープリールから剥すための抵抗が直接的に掛
かるとコイルボビンに仮付けされているテープ先端部が
剥がれるというトラブルを生じ易いが、本発明の構成に
よると巻込みに先立って巻込み分のテープがテープリー
ルから強制的に剥して繰り出されるようになっているの
で、上記トラブルを有効に防止できる。
【0012】また、上記のようなコイル加工装置のバリ
ヤテープ用アッセンブリは、保持したテープリールから
テープを供給する供給機構及び供給機構にて供給される
テープの先端をコイルボビンにセッティングするための
セッティング機構を備え、セッティング機構が、基準位
置とテープ先端の把持のための把持位置との間で第1往
復動を行うと共に、前記基準位置を起点に前記第1往復
動と交差する方向の第2往復動をコイルボビンへのテー
プ先端のセッティングのために行い、供給機構が、セッ
ティング機構によるテープ先端の把持のための把持位置
とコイルボビンによるテープの巻き込みのための巻き込
み位置との間で前記セッティング機構の第2往復動と同
方向の第3の往復動を行うように形成すれば、バリヤテ
ープのテーピングをより安定的に行える。
【0013】即ち、このような構成とすることにより、
コイルボビンの回転による巻込みに先立ってテープの先
端部をコイルボビンに対しほぼ半周わたって仮付けする
ことができるので、層間テープアッセンブリのように事
前の強制的剥しを行わなくとも、前記のような剥がれト
ラブルを確実に防止することができ、細くて扱い難いバ
リヤテープの処理を安定的に行える。
【0014】さらに、上記のようなバリヤテープ用アッ
センブリについては、セッティング機構をスライド軸を
介して第1ベース板に取り付ける一方で、供給機構を第
2ベース板に固定して設け、スライド軸が第1カム機構
により第1ベース板上で第1往復動のための進退動を行
うようにし、第1及び第2の各ベース板が第2カム機構
により第2及び第3の各往復動のための揺動を行うよう
に形成するのが好ましい。即ち、このような構成とする
ことにより第1、第2及び第3の各往復動の組合せとい
う複雑な動作を行わせるについて、空圧アクチュエータ
を用いなくて済み、空圧アクチュエータに不可欠である
コンプレッサによる作業環境の悪化や騒音公害を避ける
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明によるコイル加工装置の一実施
例について説明する。コイル加工装置は、図1に示すよ
うに、箱状に形成されたフレームボックス1にボビン回
転機構100、案内機構200、層間テープ用アッセン
ブリ300、バリヤテープ用アッセンブリ400を組み
付けてなっており、ボビン回転機構100のボビン装着
部101を中心にして、下方に案内機構200が設けら
れ、図外のコイル材ボビン装着から供給されるコイル材
をコイルボビン装着部101のコイルボビンに下方から
供給できるようにされ(図2及び図9)、又右方に層間
テープ用アッセンブリ300が設けられ、層間テープを
横方向でコイルボビンに供給できるようにされ、更に、
左方にバリヤテープ用アッセンブリ400が設けられ、
バリヤテープを上下方向でコイルボビンに供給できるよ
うにされている。
【0016】ボビン回転機構100は、コイル材やテー
プの巻込みのためにコイルボビンを回転させるためのも
ので、図2及び図3に示すように、先端ボビン装着部1
01が設けられたボビン軸102、ボビン軸102に接
続された回転駆動用のモータ103、及びボビン軸10
2とモータ103を一体的に回転軸芯と平行な方向に、
前後動させるための前後動手段104より成っている。
前後動手段104はスライドユニット105と送りネジ
ユニット106より成るもので、スライドユニット10
5はスライドベース107の凸条108をレール部材1
09のレール溝に摺動可能に嵌め合わせてなっており、
送りネジユニット106は、スライドベース107に接
続した雌ネジ部材110に雄ネジ部材111を螺合さ
せ、この雄ネジ部材111を前後動用のモータ112に
より回転させる構造となっている。
【0017】ボビン軸102とモータ103の前後動
は、モータ112を制御することによりなされるもの
で、コイル材Cの巻込みを行うための巻線位置PCと層
間テープ及びバリヤテープの巻込みを行うためのテーピ
ング位置PTとにコイルボビンBを選択的に位置決めさ
せることができるようにされると共に、巻線作業のため
にトラバース動、つまり巻線の幅に対応する幅について
連続的にこきざみに行う前後動をコイルボビンBに行わ
せることができるようにされている。
【0018】案内機構200は、巻線のためにコイルボ
ビンBに巻き込まれるコイル材Cの給送ポイントを一定
の線上に規制するためのもので、ガイドスリット201
を有するポイント規制手段202をフレームボックス1
から突設してなっている。つまり、コイル材Cはガイド
スリット201により規制されて一定の給送ポイントを
維持しており、この規制されたコイル材Cに対しコイル
ボビンBが前述のトラバース動を行うことにより所定幅
について巻線がなされることになる。もっとも、このよ
うな案内機構はコイル加工装置自体に設ける必要は必ず
しも必要でなく、コイル材ボビン装置側に設けるように
してもよい。
【0019】層間テープ用アッセンブリ300は、図4
〜図6に示すように、搖動支持体301を介してフレー
ムボックス1に取り付けたフレーム体302にベース板
303を前後動可能に取り付けると共に、このベース板
303にテープの供給機構304及びテープ切断手段3
05を組み付けてなっている。フレーム体302は上下
一対のレールロッド306、306を互いに平行になる
ようにそれぞれの両端で接続部材307、308により
接続すると共に、その中間部に支持ベース部材309を
組み込んで形成されている。そして、支持ベース部材3
09に搖動支持体301の支持軸(図示せず)が接続さ
れており、その支持部を支点に図4中の矢印Xの如く搖
動可能なようにされている。この搖動は、フレーム体3
02の前端部に接続されている上下動用ソレノイド31
0の上下駆動によりなされるようになっている。つま
り、ソレノイド310のロッド部311の一端がフレー
ムボックス1に接続されており、ソレノイドに通電され
るとソレノイド310の本体部312が上昇し、これに
伴ってフレーム体302の前部が上方に傾動し、一方、
通電を止めると元の状態に戻るようにされている。
【0020】ベース板303は、図7にその詳細を示す
ような前後動機構により前後動するようにされている。
この前後動機構は、支持ベース部材309に取り付けた
前後動用のモータ313(図6)により回転駆動される
駆動用ピニオンギア314、支持ベース部材309に設
けたスライド軸受けにより支持されピニオンギア314
に噛み合うようにされた主ラックロッド315、レール
ロッド306、306により上下一対のスライド軸受け
を介して支持される一方で、スライド軸受けを介して主
ラックロッド315が挿通させられた伝達部材316、
主ラックロッド315に噛み合うようにして伝達部材3
16内に設けられた伝達用ピニオンギア317、スライ
ド軸受けを介して伝達部材316に支持されると共に、
主ラックロッド315と向かい合う状態で伝達用ピニオ
ンギア317に噛み合うようにされた補助ラックロッド
318、及び伝達部材316に一端を当接させて補助ラ
ックロッド318を図中の左方、つまり前方に付勢して
突っ張らせるスプリング319より成っている。
【0021】このような前後動機構は以下のように作動
する。即ち、ピニオンギア314が図中で時計回りに回
転すると主ラックロッド315は前方へ移動する。これ
に伴ってピニオンギア317を介して補助ラックロッド
318には後方へ移動しようとする力が働くが、スプリ
ング319の突っ張り力により移動が阻止される。つま
り、ピニオンギア317はその回転が阻止される。この
結果、ピニオンギア317は主ラックロッド315の前
方移動を伝達部材316に伝え、従って伝達部材316
と一体化されているベース板303が前方に移動するこ
とになる。
【0022】ベース板303の前進は、伝達部材316
の上端部に設けられている前進位置調節用の当接ネジ3
20が支持ベース部材309に当接することにより停止
するが、この状態で更にピニオンギア314を回転駆動
させると、スプリング319の突っ張り力に抗して補助
ラックロッド318が後退する。この補助ラックロッド
318の後退による機能については後述する。
【0023】一方、ピニオンギア314が反時計回りに
回転駆動されるとベース板303が後退することになる
が、それには先ず後退状態にあった補助ラックロッド3
18が、主ラックロッド315の後退に伴って、その端
部ストッパ321を伝達部316に当接させるまで前進
する。そして、端部ストッパ321の当接により補助ラ
ックロッド318の前進が阻止されるとピニオンギア3
17の回転が阻止され、この回転阻止状態のピニオンギ
ア317により主ラックロッド315の後退動が伝達部
材316を介してベース板303に伝わり、ベース板3
03の後退がなされることになる。
【0024】供給機構304は、リール保持ユニット3
23、給送ガイドユニット324、及び押付け台325
より成っている。そして、保持ユニット323のテープ
リールRから繰り出された層間用テープTは、給送ガイ
ドユニット324の2本のガイドロール326、327
によりガイドされてその先端部が押付け台325に至る
ように整えられており、押付け台325上のテープ先端
部は押えバー328の先端の押えローラ329にて押付
け台325上に押え付けられている。
【0025】このように整えられた状態で、前述のよう
に前進させて押付け台325をコイルボビンの下に位置
決めさせ(図4の状態)、次いでフレーム体302に前
述の上方の搖動を行わせると押付け台325上のテープ
先端部が押し付けられ、コイルボビンへのテープ先端の
セッティングがなされる。
【0026】このようにしてテープのセッティングがな
されたら、次ぎにコイルボビンを回転させてテープの巻
き込みがなされることになるが、その前にリール保持ユ
ニット323により以下のような調整がなされる。先
ず、リール保持ユニット323の構造について説明す
る。リール保持ユニット323は、ベース板303に搖
動軸330を介して、図4中の矢印Yの如く搖動可能に
取り付けた搖動体331及び搖動体331に支持軸33
2を介して取り付けたリールホルダ333より成ってい
る。そして、このリールホルダ333は、スプリング3
34により回動付勢され、その保持軸335に嵌着させ
たテープリールRの外周を常に搖動体330の上端のガ
イドローラ336に押し付けるようにされており、搖動
体と一体的に搖動するようにされている。
【0027】このリール保持ユニット323は、テープ
先端部の上記セッティング時点において、テープTのテ
ープリールRに対する粘着力で引っ張られて図4に実線
で示す状態にあるが、テープの巻込みに先立って、テー
プの先端部が押付け台325によるコイルボビンへの押
し付けにより強制固定されている状態のまま、搖動体3
31を強制的に想像線で示す状態に搖動させることによ
りテープリールRを後退させ、後の巻込みに必要な分の
長さについてテープTをテープリールRから強制的に剥
す動作を行う。この結果巻込みについてはテープをテー
プリールから剥すための抵抗が働くことがなく、常に安
定的な巻込みを行えることになる。
【0028】このための上記強性的な搖動は前述した補
助ラックロッド318の後退動によりなされる。即ち、
補助ラックロッド318にはフォロア突起337が突設
されており、このフォロア突起337が補助ラックロッ
ド318の後退動に伴って搖動体331を後方に傾動さ
せるものである。これに必要な後退を行った補助ラック
ロッド318は前述のようにしてその端部ストッパ32
1を伝達部材316に当接させる状態にまで一旦前進
し、搖動体331に対する搖動強制を解除すると共に、
巻込み完了後のベース板303の後退動作に備えること
になる。
【0029】テープの巻込みが完了するとベース板30
3は一旦切断位置まで後退して停止し、そこでテープ切
断手段305によるテープTの切断がなされる。即ち、
テープ切断手段305は、切断用ソレノイド338及び
この上下用ソレノイド338で上下動される切断刃33
9より成っており、上記切断位置に於て切断刃339を
上昇させてテープの切断がなされる。より具体的には、
切断刃339を切断位置まで上昇させた状態でフレーム
体302に上方搖動を行わせることによりテープTを切
断する。このようにフレーム体302の搖動でテープの
切断を行うようにすればこの切断に際してテープTが押
付け台325より浮いてしまうのを防止できるので、次
のサイクルへの移行をより安定なものにできる。テープ
の切断が終了するとベース板303は再び後退して待機
位置に戻り、一つのサイクルが完了する。
【0030】バリヤテープ用アッセンブリ400は、図
8及び図9に示すように、供給機構2及び、セッティン
グ機構3よりなるもので、図8及び図14に示すよう
に、セッティング機構3が下端の基準位置P1と上端の
把持位 置P2との間について上下方向での第1往復動A
1を行うと共に、基準位置P1を 起点に左右方向への第
2往復動A2を行い、他方供給機構2が把持位置P3と巻
込み位置P4との間について左右方向の第3往復動A3
セッティング機構の第2往復動と同時的に行うことによ
り、セッティング機構3によるテープの先端の把持(第
1往復動)→セッティング機構3によるテープ先端のコ
イルボビン5へのセッティング(第2復動)→コイルボ
ビン5によるテープTの巻込み(第3往復動)というサ
イクルが繰り返されてテーピングがなされるようになっ
ている。
【0031】以下それぞれの構造について説明する。供
給機構2は、上から順にリール保持手段10、給送手段
11及びテープ先端調整手段12を配列してなるもの
で、各手段は第2ベース板13の表面に取り付けられて
いる。
【0032】リール保持手段10は、テープリール14
を保持させるためのもので、第2ベース板13の表面に
突設の支持ブラケット(図示せず)に着脱できるように
した保持部材16にてテープリール14を上下動可能な
状態で保持させるようにしてなっている。保持部材16
は、テープの種類に応じて交換的に使用できるようにさ
れ、この例では、バリヤテープのテーピングのために後
述のように2カ所同時にできるように2個のテープリー
ルを保持可能なようにしている。
【0033】給送手段11は、テープリール14から繰
り出されたテープTを弛みが生じないように給送するた
めのもので、それぞれ第2ベース板13の表面から突設
された2個のアイドルロール17、17と、このアイド
ルロール17、17の中間にあってテープTに張りを与
える1個のテンションロール18よりなっており、テン
ションロール18は一方向回転構造とされている。
【0034】テープ先端調整手段12は、後述のような
把持のためにテープの先端を調整するためのもので、テ
ープの仮止めを行う仮止め手段19とテープの切断を行
うテープ切断手段20とよりなっており、細くて扱いが
難しいバリヤテープのテーピングを安定的に行えるよう
に特別な工夫が施されている。
【0035】その一つは、バリヤテープの場合に要求さ
れる2本のテープの同時処理を可能にするについて仮止
め手段19に施された工夫であり、他の一つは、テープ
切断手段20にガイド体21を設け、このガイド体21
によりコイルボビンへのテープの巻込み仕上時における
テープ側縁の規則を行えるようにしたことである。
【0036】具体的には仮止め手段19は、図10に示
すように、第2ベース板13に突設の取付ブラケット2
2にその長孔23を介して位置決め調節可能として取り
付けられる一対の仮止め台24と、各仮止め台24の貼
付面24fにテープの接着面を押し付けて仮貼付けを行
う一対の押し付け体25とより形成される。そして、各
押し付け体25の上部を仮止め台24から延設の取付部
に突設した支持軸26に矢示αの如く揺動可能に軸支さ
せる一方で、各押し付け体25の下部を連結棒27で連
結させ、この連結棒27を介して押し付け用ソレノイド
28(図8)により各押し付け体25を同時に揺動させ
ることができるようにしているもので、このような揺動
構造により2本のテープを常に同一タイミングで処理可
能としている。尚、押し付け用ソレノイド28の作動力
は押付け用進退ロッド29を介して連結棒27に伝えら
れるようになっているが、狭い部分への部品の効率的配
置のために、進退ロッド29と押し付け用ソレノイド2
8は接続ヒモ30で接続している。
【0037】テープ切断手段20は、前述のようにガイ
ド体21を備えているが、このガイド体21は、図11
に示すように、テープTの一方の側縁を規制するための
側縁ガイド面31が左右両側に形成されると共に、切断
されたテープTが矢示βのように反って剥がれてしまう
のを防止するためのテープ受け面32が側縁ガイド面3
1の終端に側縁ガイド面31と直交するようにして形成
されてなるもので、切断刃33の下面よりその上面が下
方になるようにして取付プレート34の下面に切断刃3
3と共に取り付けられている。
【0038】このようなガイド体21は前述のように巻
込み仕上げ時に働くものであるが、その意味について詳
述すると以下の通りである。即ち、テープ切断手段20
は通常は待機位置(図8の状態)に引っ込んでおり、所
定量のテープの巻込みが終わったところで切断用ソレノ
イド35(図8)により前進してテープの切断を行うよ
うになっているが、そのテープ切断の高さ位置は、コイ
ルボビン5が回転した際におけるそのフランジ部5fの
最大回転軌跡より上でなければならなく、特に何回か繰
り返されるテーピングの初めの方については切断した際
の未接着部の長さがかなり長くなってしまう。
【0039】ところが、バリヤテープの場合には幅が
1.5m/mというように非常に細いものもあるので、
前記長い未接着部が最終的な巻込みの際にふにゃふにゃ
してずれてしまい易いが、もしずれて巻かれてしまう
と、その後に繰り返される巻線や層間テープのテーピン
グに大きな支障を来たしてしまう。つまり、このガイド
体21は、このような未接着部をその巻込みの際に位置
ずれしないように規制するもので、このようなガイド体
21を用いるようにしたことにより、細くて扱い難いバ
リヤテープの正確で安定的なテーピングが初めて可能に
なったものである。
【0040】このようなテープ先端調整手段12は、中
間プレート36を介して第2ベース板13に取り付けら
れており、中間プレート36のボルト孔を長孔とするこ
とによりその第2ベース板13に対する取り付け高さ位
置を調節できるようにされている。この調節は各種サイ
ズのコイルボビンに切断刃33の高さ位置を適合させる
ために行われる。
【0041】セッティング機構3は、テープ把持手段3
7をフレームブロック39に取り付けると共に、押圧ロ
ーラ38を第1ベース板41に接続のブラケットプレー
ト38bに取り付けてなるもので、そのフレームブロッ
ク39はスライド軸40の先端部に取り付けられ、さら
にスライド軸40は、第1ベース板41の裏面に突設さ
れた2個の保持ブロック42(図9)により前記第1往
復動のために上下方向に進退動可能な状態にして保持さ
れている。
【0042】テープ把持手段37は、それぞれ先端部に
把持コマ43を有しており、ピン支持部を支点にして回
動することにより各々の把持コマの把持面が接・離可能
となるようにされた一対の把持アーム44、44及び一
端がそれぞれ把持アーム44の基端にピン接続されると
共に互いの他端がピン接続された一対の出力リンク4
5、45により形成される把持部46と、この把持部4
6を作動させる把持用ソレノイド47とよりなってお
り、両出力リンク45、45のピン接続部に中間ロッド
48を介して把持用ソレノイドの作動力を矢示Xの如く
加えることにより両リンクをトグル構造として働かせる
ようにしているもので、これによりソレノイドの作動力
を強力な把持力に変えることができるようになってい
る。尚、一方の把持コマ43に取り付けられている押圧
バネ49は、後述のセッティング動作の際にテープTを
コイルボビン5に押し付けるためのものである。
【0043】押圧ローラ38は、コイルボビン5による
テープの巻込みの際にテープが接着し易いように押圧力
を加えるためのもので、スプリングにより矢示γ方向へ
の付勢力が与えられた揺動アーム50の先端に取り付け
られている。フレームブロック39は、スライド軸40
に固定される固定用フレーム部材51とテープ把持手段
37を取り付けるための保持用フレーム部材52とを調
節ネジ53及び回転防部材54により接続してなってお
り、固定用フレーム部材51に対する保持用フレーム部
材52の間隔W(図13)を調節できるようにされてい
る。これは前述のテープ先端調整手段12の高さ位置調
節に対応してなされる調節で、コイルボビンのサイズに
合わせて把持手段37及び押圧ローラ38の高さ位置を
調節するためのものである。
【0044】ここで、このような調節がなされても、セ
ッティング機構3が上端の把持位置P2に至った際には
把持コマ43の上端と仮止め台24の下端との間隔が常
に一定となるようにされ、仮止め台24の下方に一定の
長さで突き出ているテープTの先端を確実に把持できる
ようにされているが、その構造については後述する。
【0045】以上説明した供給機構2及びセッティング
機構3は、それぞれ第2ベース板13乃至第1ベース板
41に支持させて設けられるものであるが、これは前記
各往復動をカム機構により行わせるために工夫されたも
のである。以下この点について説明する。
【0046】カム機構は、図14に示すように第1カム
55及び第1カムフォロワー56よりなる第1カム機構
と、第2カム57及び第2カムフォロワー58よりなる
第2カム機構とを図2に見られるようにギア59、60
により連動状態にして形成されている。
【0047】第1カム機構は、スライド軸40を上下動
させてセッティング機構3の第1往復動A1を行わせる
ためのもので、その第1カムフォロワー56がスライド
軸40に取り付けられており、矢示δ方向への第1カム
の回転に応じてスライド軸40に上下動を行わせる。つ
まり、第1カムフォロワー56は、第1カム55が図の
実線で示される状態をとる場合に最下端位置にあり、こ
れによりセッティング機構3は最下端の基準位置P1
位置する。この状態から第1カム55が回転して行く
と、第1カムフォロワー56は上昇用カム面55aに沿
って一点鎖線で示す軌跡で上昇する。この上昇力は、第
1カムフォロワー56を第1カム55のカム面に押し付
けるよう付勢するスプリング(図示せず)によって与え
られる。第1カムフォロワー56が中間停止用カム面5
5bに至るとそこが最上端でセッティング機構3に把持
位置P2を与える。この把持位置でのわずかな停止時間
中にテープ把持手段37によるテープ先端の把持が行わ
れる。それから第1カムフォロワー56が下降用カム面
55cに掛るとセッティング機構3は下降を開始し、下
降用カム面56cから前進揺動時停止用カム面55dに
移るところでセッティング機構3は基準位置P1に再び
戻る。この間、第2カム57も第1カム55に連動して
回転を続けているが、第2カムフォロワー58が上下時
停止用カム面57aに沿っているため第2カム57によ
る揺動力は生じていない。
【0048】このようにしてなされるセッティング機構
3の第1往復動Aのストロークはコイルボビン5のサ
イズに応じて変えられることになるが、その調節は、前
述したテープ先端調整手段12の高さ位置調節及びセッ
ティング機構3のフレームブロック39における固定用
フレーム部材51と保持用フレーム部材52間の間隔調
節の結果としてなされる。
【0049】この関係を模式化して示すと図13のよう
になり、(イ)がサイズの小さなコイルボビン5sの場
合であり、(ロ)がサイズの大きいコイルボビン5bの
場合である。前述したようにセッティング機構3が上端
の把持位置P1にある際には把 持コマ43の上端と仮止
め台24の下端との間隔が常に一定となるようにされて
いるが、これは保持用フレーム部材52の上面が、テー
プ先端調整手段12の中間プレート36から下方に突説
されているストッパー突起61に当接することにより、
セッティング機構3の上昇限界が与えられるようになっ
ているからである。一方、セッティング機構3の下限位
置は第1カム55によって与えられ、固定用フレーム部
材51が常に一定の高さ位置に来るようになっている。
【0050】このような構造のもとにテープ先端調整手
段12の高さ位置及び固定用フレーム部材51と保持用
フレーム部材52間の間隔調節がコイルボビンの大きさ
に対応してなされ間隔W、W′になるとセッティング機
構3の上下動ストロークS、S′は図に示すような関係
で変化することになり、しかもこれにより与えられるス
トロークS、S′はコイルボビン5s、5bのサイズに
必然的に対応することになる。
【0051】これは結局、前述したように第1カムフォ
ロワー56を第1カム55のカム面に押接させるスプリ
ング付勢力をセッティング機構3の上昇力に利用する一
方で、前記のストッパー突起61への当接によりセッテ
ィング機構3の上端を規制するという構造を用いること
により可能となったもので、コイルボビンのサイズ変わ
りへの対応作業の軽減をもたらしてくれる。
【0052】尚、このような構造のために(イ)と
(ロ)の比較でも分かるようにセッティング機構3の上
限位置はコイルボビンのサイズに応じて異なることが、
この上限位置が第1カム55により規制される可能上限
位置より低い場合には、第1カム55のカム面に一部遊
びを生ずることになる。
【0053】次に第2カム機構についてであるが、第2
カム機構は、第1、第2の両ベース板41、13を揺動
させてセッティング機構3の第2往復動A2及び供給機
構2の第3往復動A3を行うためのもので、その第2カ
ムフォロワー58が第1ベース板41に接続されてお
り、第1カム55の回転に連動して矢示μ方向へ第2カ
ム57が回転するのに応じて第1、第2の両ベース板4
1、13を揺動させる。
【0054】具体的には第2カム57は、ギア59、6
0を介しての連動により第1カム55と常に同期して働
くもので、セッティング機構3が下端の基準位置P1
ある状態において、第2カムフォロワー58は、戻り揺
動用カム面57dと上下時停止用カム面57aとの境界
点に押接して左端位置に位置しており(図12に実線で
示す状態)、従ってセッティング機構3及び供給機構2
はともに把持位置P2、 P3である左端にある。この状
態から第1カム55の回転に応じて第2カム57 が回
転して行くと、セッティング機構3の上昇中はカムフォ
ロワー58が上下時停止用カム面57aに押接している
ので揺動を生じないが、前述したようにしてテープ把持
手段37によるテープ先端の把持が完了すると同時にカ
ムフォロワー58がセッティング揺動面57bに掛り始
め、左方への揺動が開始される。
【0055】この揺動は第1、第2の両ベース板41、
13について同時に始まるが、それぞれの終端位置は異
なるようにされており、第2ベース板13の揺動は、そ
こに設けられているストッパー受け62がフレームボッ
クス1に設けられているストッパー63に当接すること
により(図8及び図12)、第1ベース板41の揺動終
端位置より手前で止まる。これが供給機構2が取る巻込
み位置で、コイルボビン5によるテープの巻込みのため
に、テープTがコイルボビンの側面に接する状態となる
ように設定されている。
【0056】一方、第1ベース板41は、セッティング
機構3におけるテープ把持手段37の把持部がコイルボ
ビン5を通り越す位置まで揺動するように設定されてお
り、このコイルボビンの通り起しの際にテープ先端の接
着面をコイルボビン5に押し付けて接着させると同時に
把持を開放することによりテープTのセッティングが行
われる。この状態で第2カムフォロワー58がセッティ
ング揺動面57bから一時停止カム面57cに掛り揺動
の一時的な停止が生じ、その間に第1カム機構において
第1カムフォロワー56が第1カム55の逃げ用カム面
55eを乗り越えることにより、テープの巻込みの際に
邪魔にならないように、セッティング機構3がわずかに
下方に逃げる。それから第2カムフォロワー58が戻り
揺動面57dに掛って戻り揺動がなされてスタート点に
戻る。
【0057】このような第2カム機構による揺動の間、
第1カム機構においては、第1カムフォロワー56が揺
動時停止用カム面55d、55fに押接しており、前述
の逃げのための下降及びこの逃げを回復するための回復
用カム面55gによる戻り上昇以外には上下動力を生じ
ない。
【0058】ここで、上記のような第1、第2の両ベー
ス板41、13の部分的連動による揺動は以下のような
構造により与えられている。即ち、両ベース板41、1
3は、共通の揺動支点を持つようにされている、つまり
一本の揺動軸64に共通に保持されている。そして、第
1ベース板41については、前述のように第2カムフォ
ロワー58により直接的に揺動力を与えるようにする一
方で、第2ベース板13については右方への揺動ポテン
シャルが常に生じるように付勢力を与え、この付勢力を
第1ベース板で受け止めるようにしている。具体的に
は、図8及び図12にみられるように、第1ベース板4
1に突設の連動ピン65が第2ベース板13に形成の係
合開口66の上端に当接することにより前記付勢力を受
け止めるようになっている。
【0059】従って、第1ベース板41が右方へ揺動す
ればこれにつれて第2ベース板13も右方へ揺動し、し
かもストッパー受け62のストッパー63への当接によ
り第2ベース板13だけが途中で停止することが可能と
なる。また、戻り揺動を行う第1ベース板41の連動ピ
ン65により強制されることにより前記付勢力に抗して
第2ベース板13の戻り揺動が行われる。
【0060】第2ベース板13に付勢力を与えるには適
宜なスプリングを用いるようにしてもよいが、この例の
ようにセッティング機構3及び供給機構2が傾斜状態で
把持位置P2、P3を取るようにすれば、第2ベース板1
3の自重だけでも十分な付勢力を得ることができる。
【0061】次に、第1、第2の両ベース板41、13
の揺動支点と第1カムの回転軸芯との関係について説明
する。図9に見られるように、第1カム55の回転軸は
両ベース板の揺動軸64と共通されており、両者の軸芯
が一致するようにされている。つまり、図5に見られる
ように揺動の動径rと上下動の軌跡tが前記共通の軸芯
上で交差するようになっている。この結果、テープ把持
手段37で把持されたテープの長さを常に一定に保った
状態で揺動を行えることになり、揺動中にテープに弛み
を生ずることがなくテーピングの安定性が向上する。ま
た、第1、第2の各カム55、57におけるそれぞれの
停止用カム面55b、55d、55f、57a、57c
はそれぞれの回転軸芯を中心にした円弧とすればよくそ
の設計が容易となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるコイ
ル加工装置は、コイル材の巻線、層間テープのテーピン
グ及びバリヤテープのテーピングを一台の装置で一括的
に行え、従来のようにそれぞれの処理ごとにコイルボビ
ンの脱着を繰り返す必要がないので、作業者の負担を大
幅に軽減できると共に作業効率を大きく向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコイル加工装置の正面図。
【図2】ボビン回転機構の平面図。
【図3】図2中の矢印SA−SA線に沿う断面図。
【図4】層間テープ用アッセンブリの正面図。
【図5】図4中の上方から見た平面図。
【図6】層間テープ用アッセンブリの背面斜視図。
【図7】層間テープ用アッセンブリの内部構造図。
【図8】バリヤテープ用アッセンブリの正面図。
【図9】図8中の右方向から見た一部省略の側面図。
【図10】仮止め手段の斜視図。
【図11】テープの切断手段とコイルボビンとの関係を
示す斜視図。
【図12】カム機構とカム機構によりなされる各往復動
の関係を示す説明図。
【図13】セッティング機構の上下動ストロークの調節
についての説明図。
【図14】第1、第2の各ベース板の搖動関係を示す説
明図。
【符号の説明】
100 ボビン回転機構 101 ボビン装着部 200 案内機構 300 層間テープ用アッセンブリ 325 押付け台(保持手段) 331 搖動体(リール移動手段) 333 リールホルダ R テープリール 400 バリヤテープ用アッセンブリ 2 供給機構 3 セッティング機構 13 第2ベース板 37 テープ把持手段 40 スライド軸 41 第1ベース板 55 第1カム 56 第1カムフォロワー 57 第2カム 58 第2カムフォロワー P1 基準位置 P2 把持位置 P3 把持位置 P4 巻込み位置 A1 第1往復動 A2 第2往復動 A3 第3往復動

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持したコイルボビンを巻線及びテーピ
    ングのために回転させると共に巻線のために回転軸芯と
    平行な方向にトラバース動させることができるようにさ
    れたボビン回転機構と、コイルボビンに層間テープをテ
    ーピングするための層間テープ用アッセンブリと、コイ
    ルボビンにバリヤテープをテーピングするためのバリヤ
    テープ用アッセンブリとを一体的に備えてなるコイル加
    工装置。
  2. 【請求項2】 ボビン回転機構は、前後動することによ
    りテーピング位置と巻線位置とにコイルボビンを選択的
    に位置決めさせることができるようにされている請求項
    1に記載のコイル加工装置。
  3. 【請求項3】 コイルボビンへコイル材を案内するため
    の案内機構を備えている請求項1又は請求項2の何れか
    に記載のコイル加工装置。
  4. 【請求項4】 層間テープ用アッセンブリは、テープリ
    ールを回転可能に保持するリール保持手段、テープリー
    ルから引き出されたテープの先端を保持する保持手段、
    及びリール保持手段を移動させるためのリール移動手段
    を備えており、基準位置とテープをコイルボビンにセッ
    ティングするためのセッティング位置との間で往復動を
    行うと共に、セッティング位置において上下の揺動を行
    うことによりテープの先端をコイルボビンに押し付ける
    ようにされ、このテープ先端がコイルボビンに押し付け
    られた状態においてテープリールをリール移動手段で後
    方へ移動させることにより、テープリールからテープを
    所定長さだけ強制的に繰り出させ、この繰り出し分につ
    いてコイルボビンへの巻き込みを行うようにされている
    請求項1〜請求項3の何れかに記載のコイル加工装置。
  5. 【請求項5】 保持したテープリールからテープを供給
    する供給機構及び供給機構にて供給されるテープの先端
    をコイルボビンにセッティングするためのセッティング
    機構を備えており、そしてセッティング機構が、基準位
    置とテープ先端の把持のための把持位置との間で第1往
    復動を行うと共に、前記基準位置を起点に前記第1往復
    動と交差する方向の第2往復動をコイルボビンへのテー
    プ先端のセッティングのために行い、供給機構が、セッ
    ティング機構によるテープ先端の把持のための把持位置
    とコイルボビンによるテープの巻き込みのための巻き込
    み位置との間で前記セッティング機構の第2往復動と同
    方向の第3の往復動を行うようになっている請求項1〜
    請求項4の何れかに記載のコイル加工装置。
  6. 【請求項6】 セッティング機構がスライド軸を介して
    第1ベース板に取り付けられる一方で、供給機構が第2
    ベース板に固定して設けられ、そしてスライド軸が第1
    カム機構により第1ベース板上で第1往復動のための進
    退動を行うようにされ、第1及び第2の各ベース板が第
    2カム機構により第2及び第3の各往復動のための揺動
    を行うようにされている請求項3に記載のコイル加工装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110076541A (zh) * 2019-06-05 2019-08-02 深圳市云锦诚智能科技有限公司 一种装配设备的线圈卡环上料装配机构
CN110076541B (zh) * 2019-06-05 2024-06-04 深圳市昊云智能科技有限公司 一种装配设备的线圈卡环上料装配机构

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CN110076541A (zh) * 2019-06-05 2019-08-02 深圳市云锦诚智能科技有限公司 一种装配设备的线圈卡环上料装配机构
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