JPH0661067A - コンサベータ - Google Patents

コンサベータ

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JPH0661067A
JPH0661067A JP24852292A JP24852292A JPH0661067A JP H0661067 A JPH0661067 A JP H0661067A JP 24852292 A JP24852292 A JP 24852292A JP 24852292 A JP24852292 A JP 24852292A JP H0661067 A JPH0661067 A JP H0661067A
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JP
Japan
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rubber
case
conservator
sac
rubber bag
Prior art date
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Pending
Application number
JP24852292A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yamamoto
稔 山本
Shigeru Katsuta
繁 勝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Koei Co Ltd
Original Assignee
Nippon Koei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Koei Co Ltd filed Critical Nippon Koei Co Ltd
Priority to JP24852292A priority Critical patent/JPH0661067A/ja
Publication of JPH0661067A publication Critical patent/JPH0661067A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンサベータにおけるゴム嚢をケースへ正確
に取り付けることによりゴム嚢の損傷を防ぎ、ゴム嚢の
膨縮によるストレスの局部的集中を回避し、しかもコン
サベータの方向性について苦慮することなく、設置する
ことができるようにする。 【構成】 ケース1内へゴム嚢2を収め、ゴム嚢2へ取
り付けた呼吸用口金3を介してゴム嚢2をケース1へ取
り付けてゴム嚢2を外気へ連通させたコンサベータ4に
おいて、ゴム嚢2を平面円形に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は油入電気機器に用いら
れるコンサベータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より油槽に例えば変圧器やリアクト
ルのような電気機器と絶縁油を収め、この油槽と連通す
るケース内へゴム嚢を収め、ゴム嚢へ取り付けた呼吸用
口金を介してゴム嚢をケースへ取り付け、ゴム嚢を外気
へ連通させ、絶縁油の温度変化に伴う絶縁油の体積増減
分をゴム嚢の呼吸により逃げるコンサベータが広く知ら
れているが、従来のコンサベータで用いられているゴム
嚢は平面長方形である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】長方形のゴム嚢の中心
へ呼吸用口金を正確に取り付けることは困難である。す
なわち呼吸用口金に設けられたねじ孔か所定位置よりず
れやすい。これを図7、8により説明すれば、通常、ゴ
ム嚢2へ取り付けられた呼吸用口金3のねじ孔10、1
0とケース1の取付座11に穿ったねじ挿通孔12、1
2とを合致させ、ねじ締めによりゴム嚢2をケース1へ
取り付けるのであるが、ゴム嚢2へ呼吸用口金3を取り
付ける際にねじ孔10、10の位置がずれてしまうこと
がしばしばあり、この状態でねじ孔10、10とねじ挿
通孔12、12とを合致させると、図8のようにゴム嚢
2がケース1に対してねじれて取り付けられ、ゴム嚢2
の端部がケース1と接触し、損傷する懸念がある。
【0004】また油面の変化に伴うゴム嚢の膨縮による
ストレスは長方形の場合、局部的に集中しやすい不具合
がある。
【0005】さらに例えば車両用に使用した場合、振
動、傾斜により、油面が大幅に移動し、長方形のゴム嚢
ではその取付方向いかんにより局部的ストレスの集中が
極めて大きく、しかも他の部品等の都合で取付位置に制
限を受ける等、種々の条件が重なるため、コンサベータ
の方向設定が極めて困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の不都合
を解消するもので、すなわちケース内へゴム嚢を収め、
前記ゴム嚢へ取り付けた呼吸用口金を介して前記ゴム嚢
を前記ケースへ取り付け、前記ゴム嚢を外気へ連通させ
たコンサベータにおいて、前記ゴム嚢を平面円形に形成
したことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】図1、図2、図3において符号13は図示を
省略した油入電気機器(例えば変圧器やリアクトル)と
絶縁油17を収めた油槽であり、この油槽13へコンサ
ベータ4のケース1が連設され、油槽13の上面板へ形
成した透孔14、14を介して油槽13とケース1の内
部が連通され、ケース1内へも絶縁油17が収められて
いる。
【0008】ケース1内へは平面円形にしたゴム嚢2が
収められ、しかもゴム嚢2は呼吸用口金3を介してケー
ス1へ取り付けられ、ゴム嚢2が外気へ連通されてい
る。
【0009】図2、図4は第1実施例を示すもので、ゴ
ム嚢2は蛇腹ではない単腹嚢であり、上下1対の円形面
シート5、6は接着されて成り、さらに具体的には円形
面シート5、6の円周の接合部8とゴム製のテープ7と
がプレス加硫により接合、いわゆる加硫接着され、接合
部8の外側部分がミシン縫製により補強されたものであ
る。
【0010】図3、図5は第2実施例、図6は第3実施
例を示すもので、ゴム嚢2はいずれも蛇腹状に形成さ
れ、第2実施例は2段、第3実施例は3段である。そし
ていずれも上下の円形面シート5、6と、中間部を構成
する側面シート9、9とが接着されて成り、さらに具体
的には円形面シート5、6の円周の接合部8と側面シー
ト9、9の上下端縁の接合部8、8のうち、各対向個所
がゴム製のテープ7とともに加硫接着され、接合部8、
8、8の外側部分および内側部分がミシン縫製により補
強されたものである。図中、符号15はミシン縫製によ
る糸部分を示す。
【0011】また図7で示すように第1・2・3実施例
とも円形面シート5の中心へ呼吸用孔16が形成され、
円形面シート5の中央裏面に呼吸用口金3が接着されて
いる。そして既述のように呼吸用口金3のねじ孔10、
10と、ケース1の取付座11に形成したねじ挿通孔1
2、12とが合わされ、ねじ締めされてゴム嚢2がケー
ス1内へ取り付けられている。
【0012】ここにこの発明のゴム嚢2は平面円形であ
るから呼吸用口金3をその中心に取り付ければ、ねじ孔
10、10がいずれの位置にあっても、取付座11のね
じ挿通孔12、12と合致させたときにケース1に対
し、ゴム嚢2が変位することがなく、図1のように正確
に取り付けられ、ゴム嚢2の端部がケース1に接触して
損傷することがない。
【0013】また油面の変化によりゴム嚢2が膨縮する
場合、ゴム嚢2が平面円形であるためストレスの局部的
集中が生じることがなく、好都合である。
【0014】さらにゴム嚢2が平面円形であるため、コ
ンサベータの取付方向の設定に考慮する必要がなく、振
動、傾斜の大きい車両用の場合にも局部的ストレスの集
中に配慮することなく、容易に設置することができる。
【0015】次に第1実施例の単腹嚢タイプと第2・3
実施例の蛇腹タイプの場合を比較すると、両者のケース
1とゴム嚢2が同一寸法(ケース内径とケース高さとゴ
ム嚢内径がそれぞれ同一寸法)の場合、絶縁油の温度変
化に伴う体積変化に対応するゴム嚢2の有効応動量は単
腹嚢よりは蛇腹タイプの方が増加し、また蛇腹のうちで
も段数が増す毎に増加し、無効油量(ケース内の油量)
は減少する。従って単腹嚢タイプより蛇腹タイプ特に段
数が多いほど同一応動量ではケースを小さくするこどが
でき、例えば車両用とした場合、近年のスピードアップ
対策としての軽量化で車両重心を下げる必要のあるもの
については特に有効である。
【0016】ちなみに第1実施例と第2実施例との実験
結果を説明すれば、第1実施例と第2実施例の各ケース
1内径を825mm、ケース1高さを150mm、ゴム
嚢2内径を800mmとした場合(同一寸法とした場
合)第1実施例のゴム嚢2の応動量36リットルに対し
て、第2実施例のゴム嚢2のそれは60リットルとな
り、第2実施例の方が有効応動量が大幅に増加した。こ
のことは所要応動量36リットルの場合、蛇腹タイプの
ゴム嚢2を使用することによりケース1の高さを150
mmから100mmへ低くすることが可能であり、車両
用とした場合の重量減少および重心低下について有効で
ある。
【0017】また蛇腹の段数を増加することにより、さ
らに小型化することができる。
【0018】なお、ゴム嚢が平面長方形の場合、蛇腹状
に形成することは極めて困難であり、仮に蛇腹状に形成
し得たとしても長手・短手の寸法上の差があるため、使
用中に腹部の中央ラインの一部がケースの側板方向へ突
出して接触するおそれがあるが、この発明のようにゴム
嚢を平面円形に形成すれば、前記不都合を解消できる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ケースへゴム
嚢を正確に取り付けることができ、ゴム嚢の端縁がケー
スへ接触して損傷することがなく、またゴム嚢の膨縮に
より生ずるストレスが局部的に集中することがなく、好
都合であり、さらに車両用のように振動、傾斜が大きく
てもコンサベータの取付方向に苦慮することがない。
【0020】請求頂2の発明によれば、前記効果に加
え、極めて容易かつ安価に製造できる。
【0021】請求項3、5の発明によれば、加工しやす
く、しかも強度が増加する。
【0022】請求項4の発明によれば、有効応動量が増
加し、ケースを小型化でき、車両用として極めて有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の一部を切欠いた平面図であ
る。
【図2】この発明の第1実施例の断面図である。
【図3】この発明の第2実施例の断面図である。
【図4】この発明の第1実施例で用いられるゴム嚢の一
部を切欠いた拡大正面図である。
【図5】この発明の第2実施例で用いられるゴム嚢の一
部を切欠いた拡大正面図である。
【図6】この発明の第3実施例で用いられるゴム嚢の正
面図である。
【図7】この発明の実施例および従来例の呼吸用口金部
分を示す拡大断面図である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ゴム嚢 3 呼吸用口金 4 コンサベータ 5 円形面シート(上) 6 円形面シート(下) 7 テープ 8 接合部 9 側面シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内へゴム嚢を収め、前記ゴム嚢へ
    取り付けた呼吸用口金を介して前記ゴム嚢を前記ケース
    へ取り付け、前記ゴム嚢を外気へ連通させたコンサベー
    タにおいて、前記ゴム嚢を平面円形に形成したことを特
    徴とするコンサベータ。
  2. 【請求項2】 ゴム嚢が単腹嚢である請求項1のコンサ
    ベータ。
  3. 【請求項3】 ゴム嚢が上下の円形面シートより成り、
    前記円形面シートの円周の接合部をテープとともに加硫
    接着し、前記接合部の外側部分を縫着した請求項2のコ
    ンサベータ。
  4. 【請求項4】 ゴム嚢が蛇腹状である請求項1のコンサ
    ベータ。
  5. 【請求項5】 ゴム嚢が上下の円形面シートと中間の側
    面シートより成り、前記円形面シートの円周の接合部と
    前記側面シートの上下端縁の接合部のうち、各対向個所
    をテープとともに加硫接着し、前記接合部の外側部分お
    よび内側部分を縫着した請求項4のコンサベータ。
JP24852292A 1992-08-04 1992-08-04 コンサベータ Pending JPH0661067A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100951247B1 (ko) * 2002-12-10 2010-04-05 주식회사 포스코 변압기의 유해가스 방출장치
CN104376977A (zh) * 2014-01-28 2015-02-25 国家电网公司 变压器呼吸器用硅胶填装装置
EP3121825A1 (de) * 2015-07-22 2017-01-25 Siemens Aktiengesellschaft Aufnahmevorrichtung zur aufnahme von isolierflüssigkeit

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720416A (en) * 1980-07-14 1982-02-02 Toshiba Corp Oil-immersed electric equipment

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