JPH0660977U - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ

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JPH0660977U JP831593U JP831593U JPH0660977U JP H0660977 U JPH0660977 U JP H0660977U JP 831593 U JP831593 U JP 831593U JP 831593 U JP831593 U JP 831593U JP H0660977 U JPH0660977 U JP H0660977U
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮係止するとともに、結合・離脱操作を円滑
にできるようにする。 【構成】 フード部13に嵌合部12aを対向させてか
ら挿入すると上係合突部23と下係合突部22の間で挟
持部27が挟持されて、雌コネクタハウジング12は雄
コネクタハウジング11に仮係止状態になる。この際、
操作レバー16のカム溝17内にカム受け突部20が挿
入しており、回動操作して結合させる。一方結合状態か
ら離脱させるには、結合配置にある操作レバー16を回
動操作すると、左側の領域の離脱抵抗が大きいと右側の
領域側が先に抜け出してくるが、右側の下係合突部22
bと当接し、その傾きを矯正する。このように、雌コネ
クタハウジング12は常に雄コネクタハウジング12に
正対して配置されるので、結合・離脱操作を円滑にでき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はレバー等の結合力を利用して結合を行わせるレバー式コネクタに関す る。
【0002】
【従来の技術】
レバー式コネクタは、小さな力でコネクタの結合・離脱を行い得るという利点 があって特に20極以上の多極コネクタに適用され、例えば基本的な構造が特開 平4−627724号公報等にて知られている。 この従来のものでは、図7(A)に示すように、被挿入側の雄コネクタハウジ ング1のフード部1a内に多数の雄ターミナが配置され、挿入側の雌コネクタハ ウジング2の嵌合部2aに多数の雌ターミナルが配置されている。雄コネクタハ ウジング1には「てこ作用」を行わせるカム溝3aを有した操作レバー3が回動 可能に設けられ、雌コネクタハウジング2側には中央にカム受け突部4aが設け られている。
【0003】 両コネクタハウジング1,2を結合させるには、同図(B)に示すようにカバ ー4のカム受け突部4aを操作レバー3のカム溝3aに挿入させて、両ターミナ ルが未だ接触していない離脱位置とする。その離脱位置から操作レバー3を矢印 方向に回動させと、カム溝3aのカム作用によってカバー4ひいては嵌合部2a がフード部1a内に挿入され、同図(C)から(D)に示す結合配置まで操作レ バー3を回動させることにより、両コネクタハウジング1,2の各ターミナル群 が機械的な挿入抵抗に抗して互いに接続されて両コネクタの結合が完了する。
【0004】 かかるレバー式コネクタでは、例えば自動車のエンジンルーム内部の深部など の片手しか入らないような所に配設されることがある。このため、コネクタの結 合・離脱操作を片手で行うためには、雄ターミナルと雌ターミナルとが離脱した 状態に雄コネクタハウジング1に雌コネクタハウジング2を仮係止できるように することが望まれ、従来はカム溝3a部に仮係止部を設けて、カム受け突部4a をカム溝3aに挿入すると仮係止されるように形成されたものが知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、レバー式コネクタでは、多数のターミナル群を配置した大型のコネ クタのタイプが多いため、雌コネクタハウジング2を挿入する際に、嵌合部2a をフード部1aに対して傾いていない正対した状態に配置すること自体に熟練を 要し、しかも片手しか挿入操作できないような場所に配設されている場合には更 に困難になる。ここで、レバー式コネクタでは、図7において左右中央のカム受 け突部4aを作用点として結合・離脱を行うものであるため、図8に示すように 雌コネクタハウジング2が左右方向に傾いた状態で挿入されても、カム溝3aに 設けた仮係止構造ではこれを矯正することができない。
【0006】 このような傾いた仮係止状態から操作レバー3を回動させると、両ターミナル の挿入抵抗力により回動不能となったり、無理に結合すると、ターミナルの挿入 が不完全になって接触不良等を引き起こしかねない。特に操作レバー3を離脱配 置から結合配置まで回動すれば、両ターミナルが結合されることになっているレ バー式コネクタでは、作業者は完全にコネクタの結合が行われたと思い込み易く 、この点の解決が従来から要望されていた。
【0007】 一方、結合状態から離脱状態へ移行させるには、上述した操作と反対に操作レ バー3を結合配置の図7(D)から同(B)の離脱配置に回動して行う。ここで 、例えば、図8に示される多数の電力用ターミナル5と多数の信号用ターミナル 6とを併設したいわゆるハイブリッドタイプと称されるものでは、離脱抵抗の大 きい信号用ターミナル6が右側に、離脱抵抗の小さい電力用ターミナル5が左側 に配置されて、フード部1aの左右の領域で、その離脱抵抗がアンバランスとな っている配置とされている。このような左右の領域で離脱抵抗がアンバランスと なっているタイプのものでは、左右中央のカム受け突部4aを作用点として離脱 を行うと、離脱抵抗の小さい右側領域が優先的に離脱され、嵌合部2aが大きく 傾いてしまうことがある。このように傾きながら離脱されると、雄ターミナルと 雌ターミナルとの離脱抵抗が増大して、操作レバー3を回動操作するのに重くな ったり、回動操作できなくなってしまう。さらには、強引に回動させると雄ター ミナルを傷めてしまうことにもなりかねない。
【0008】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、雄コネクタハウ ジングに雌コネクタハウジングを仮係止させるとともに、その仮係止構造を利用 してコネクタを大型化・複雑化すること無く、係合・離脱を円滑にできるレバー 式コネクタを提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案では、フード部側と嵌合部側のいずれか一 方には、その両側に挿入方向に対して上係合突部と下係合突部とを上下にそれぞ れ対向して設け、またその他方には離脱配置において、その両係合突部間に挟持 される挟持部を対向して設けている。
【0010】
【作用】
雌ターミナルを雄ターミナルに結合させるには、雄コネクタハウジングのフー ド部に対して雌コネクタハウジングの嵌合部を対向させて配置し、フード部内に 挿入する。すると上係合突部と下係合突部の間に挟持部が挟持されて、雌コネク タハウジングは雄コネクタハウジングに仮係止される。この際、この両係合部は 嵌合部の挿入方向に対して上下にそれぞれ対向配置されているので、この両係合 部により挟持された雌コネクタハウジングは雄コネクタハウジングに正対した状 態に配置される。また、離脱配置にある操作レバーのカム溝内にカム受け突部が 挿入配置されて操作レバーを回動操作可能となる。 次に、この正対した状態から操作レバーを結合配置まで回動すると、嵌合部が フード部内に進出し、雌ターミナルは雄ターミナルに結合される。
【0011】 一方結合している雌ターミナルを雄ターミナルから離脱させるには、結合配置 にある操作レバーを離脱配置まで回動操作する。この際、フード部の左右の領域 に離脱抵抗のアンバランスがあると、嵌合部は離脱抵抗の少ない領域側が先に抜 け出して傾いてくる。するとこの先に離脱した領域側はフード部内に設けた上係 合突部に係合してそれ以上の抜け出しが阻止される。続いて離脱抵抗の大きい領 域側のみが抜け出して、この領域側の上係合突部に係合する。すなわち、たとえ 離脱途中に雌ターミナル(雌コネクタハウジング)が僅かに傾向くことがあって も、先に抜け出る領域側を上係合突部に係合させ、その後は遅れて抜け出す側の みで抜け出しが行なわれるので、大きく傾くことが規制されて雌ターミナルが雄 ターミナルから離脱する。そして離脱配置では、上係合突部と下係合突部の間に 挟持部が挟持されて、雌コネクタハウジングは雄コネクタハウジングに仮係止さ れ、雌ターミナルは雄ターミナルに対して正対して配置される。
【0012】
【考案の効果】
このように本考案のコネクタによれば、フード部側と嵌合部側には、いずれか 一方の両側に挿入方向に対して上係合突部と下係合突部とを上下にそれぞれ対向 して設け、またその他方には離脱配置において、その両係合突部間に挟持される 挟持部を対向して設けているので、構造が簡単であるにもかかわらず、雄コネク タハウジングに雌コネクタハウジングを仮係止させるとともに、係合・離脱を円 滑にできるという効果を奏する。
【0013】
【実施例】
(実施例1) 以下、本考案の実施例1について図1〜図4に基づいて詳細に説明する。 図1に示すように、このコネクタは、雄コネクタハウジング11と、雌コネク タハウジング12により、雄コネクタハウジング11には、雌コネクタハウジン グ12を挿入できる大きさのフード部13を有し、その内部に多数の雄ターミナ ル14が設けられている。フード部13の外面中央にはレバー支持軸15が左右 に突出するように設けられ、ここに二脚状の操作レバー16が各脚部16aを回 動可能に支持されて設けられている。そして、各脚部16aには上記レバー支持 軸15を中心に所定形状の弧を描くようなカム溝17が形成されて、雌コネクタ ハウジング12に形成したカム受け突部20と係合して雌コネクタハウジング1 2を嵌合結合可能としている。 なお、雄ターミナル14のうち、図中左半分の領域に位置するものは比較的大 形の電力用ターミナル14aであり、右半分の領域に位置するものは小形の信号 用ターミナル14bであって、この実施例ではそれぞれ2列に、前者が12本、 後者が32本突出して配置され、左側の領域では右側の領域と比較してその結合 ・離脱抵抗が大きいものとされている。
【0014】 一方、雌コネクタハウジング12は雄コネクタハウジング11のフード部13 内に挿入可能な嵌合部12aとされ、この下面には雄ターミナル14に対応して 多数の雌ターミナル(図示せず)が設けられている。そして、これらの雌ターミ ナルに連なって雌コネクタハウジング12の上部から図示しない電線を覆うカバ ー19が設けられている。 カバー19の側面中央には横向きに一対のカム受け突部20が突設され、これ が操作レバー16と協働してコネクタの結合機構を構成する。すなわち、カバー 19を取り付けた状態で嵌合部12aをフード部13内に挿入すると、そのカム 受け突部20が各脚部16aのカム溝17内に挿入される。そして、その挿入状 態で操作レバー16をA矢線方向に回動操作すると、カム受け突部20がカム溝 17に沿って押し下げられ、これに伴って嵌合部12aが雌雄の各ターミナル群 の機械的な挿入抵抗に抗してフード部13内側に変位され、最終的に、各ターミ ナル群が完全接続された結合状態とすることができる。
【0015】 雄コネクタハウジング11には、図2に示すように、フード部13の左右の側 壁の内側中央に、対向して下係合突部22(左側を22a、右側を22b)が突 出され、また、その下係合突部22の左右には、この下係合突部22より上方へ 所定距離t隔ててそれぞれ二つの上係合突部23(左側を23a,右側を23b )が突出して設けられている(図3参照)。この下部の下係合突部22は嵌合部 12aがフード部13内に挿入された、図1に示す状態で、カム溝17にカム受 け突部20が挿入される関係となる位置に設けられている。この際、図示しない 雌ターミナルは雄ターミナル14に接触していない離脱状態にある。また、下係 合突部22及び上係合突部23は上下が傾斜面とされ、後述する操作レバー16 を回動して雌コネクタハウジング12を強く変位される際には、その係合が解除 される程度の弱い係合力を有するものとされている。
【0016】 一方、雌コネクタハウジング12の嵌合部12aには、図1,図4に示すよう に、下係合突部22及び上係合突部23,23に対応して、雌コネクタハウジン グ12の挿抜方向に凹溝24,25,25が設けられ、各凹溝24,25,25 内に両係合突部22,23をそれぞれ嵌入可能とされている。なお、この各凹溝 24,25,25の下側の端部24a,25a,25aと嵌合部12aの下端面 との間に挟持部26,27,27が形成される。
【0017】 次に、この構成とされた実施例について、雌コネクタハウジング12を雄コネ クタハウジングに結合する際の作用を説明する。 雌コネクタハウジング12をフード部13にできるだけ正対するように配置し て、フード部13内に挿入する。この際多少傾いた状態で挿入しても、嵌合部1 2aの下面両側が上係合突部23a,23bに順次当接して、雌コネクタハウジ ング12は雄コネクタハウジング11に正対して配置される。そして、更に雌コ ネクタハウジング12を押圧すると、嵌合部12aの下面両側が下係合突部22 a,22bに当接して、図1に示す状態になる。この際、挟持部26,27,2 7は、両係合突部22a,22b、23a,23bに挟持され、雌コネクタハウ ジング12は雄コネクタハウジング11に係合した図1に示す仮係止状態にとな る。従って、たとえ傾いた状態で雌コネクタハウジング12を挿入したとしても 、まず上係合突部23a,23bとの係合によってその傾いた状態が矯正され、 さらに雌コネクタハウジング12は雄コネクタハウジング11に対して真直に対 向配置される。この際、カム受け突部20は離脱配置にある操作レバー16のカ ム溝17内に嵌合して、操作レバー16を回動操作可能とされている。
【0018】 次に、操作レバー16を離脱配置から結合配置まで回動すると、操作レバー1 6の「てこ作用」による大きな力で押し込められて、下係合突部22との係合が 解除され、さらに深く雄コネクタハウジング11内に嵌合し、雌ターミナルが雄 ターミナル14に接続されて両コネクタの結合を完了する。 一方、雌コネクタハウジング12と雄コネクタハウジング11の結合状態から 離脱させるには、操作レバー16を結合配置から離脱配置へ回動する。この過程 で左側の電力用ターミナル14aの方が右側の信号用ターミナル14bよりも離 脱抵抗が大きいので、雌コネクタハウジング12は右側の信号用ターミナル14 b側が優先的に離脱して、雌コネクタハウジング12は右上がりに傾く。そして 凹溝24の下部に設けられた挟持部26が右側の上係合突部22bに当接し、右 側領域の離脱が阻止される。さらに操作レバー16が回動操作されると、雌コネ クタハウジング12の右側では、下係合突部22bと挟持部26の当接点を回動 中心として、その傾きを是正しながら変位する。そして、嵌合部12aの両端が 下係合突部22aと当接する。そして、下係合突部22a,22bを乗り越えて 離脱する。このように、フード13部内で嵌合部12aが大きく傾くことが防止 され、雌コネクタハウジング12はスムーズに引き抜かれ、図1に示す仮係止状 態に保持される。
【0019】 (実施例2) 次に実施例2を図5,図6に基づいて説明すると、実施例1においては凹溝2 4を嵌合部12aに設けて下係合突部22がこの凹溝24内を移動する構成とし ているが、この凹溝24を設けること無く、雌コネクタハウジング12の結合状 態で下係合突部22が嵌合する嵌合凹部41が設けられている。一方嵌合部13 の両側面には下係合突部22の両側に上端まで切り欠かれた二条のスリット42 が形成され、このスリット42により形成されたスプリング片43により下係合 突部22が撓むことが可能とされている。このため、雌コネクタハウジング12 が仮係止状態から結合状態に移行する際には、下係合突部22によりスプリング 片43が撓み、結合状態で嵌合凹部41内に嵌合するようにされている。このた め、この実施例2では、下係合突部22が嵌合凹部41内に嵌合して、雌コネク タハウジング12をロックすることができる。 また、離脱過程においては、実施例1と相違して、離脱係合突起23bに挟持 部27が当接して、この当接点を回動中心として、その傾きを是正しながら変位 される。
【0020】 なお、この実施例1,実施例2では上述した構成とされているが、本考案はこ れに限定されるものではなく、例えば次のように変形して実施することができる 。 (イ)この実施例1,2では、図8に示す従来のフード部とほぼ同じ深さのフ ード部13とした例を示しているが、レバー機構による制約が許容される範囲で さらに短いフード部とすることもできる。
【0021】 (ロ)この実施例1,2では、大形の電力用ターミナルと小形の信号用ターミ ナルとの2種類のターミナルを備えたいわゆるハイブリッドタイプのコネクタに 適用しているが、異なる種類のターミナルを備えたコネクタに限らず、1種類の ターミナルを備えたタイプのコネクタにも適用することができる。
【0022】 (ハ)この実施例1では、雄コネクタハウジング11のフード部13の両側に 下係合突部22を設け、これに雌コネクタハウジング12の先端側部が当接する 例を示したが、例えば雌コネクタハウジング12の結合状態で雄コネクタハウジ ング11に対して正対させる係合突部であれば、その態様を変更して実施するこ とができる。また、係合突部を設ける位置も図2に示しているような左右の側壁 に形成する場合のみならず、前後の側壁に形成してもよい。
【0023】 (ニ) この実施例1では、雄コネクタハウジング11のフード部13の両側 に係合突部22,23を設け、この間に挟持部27を挟持する例を示したが、係 合突部22,23と挟持部27との配置を逆にして、嵌合部12a側に係合突部 、フード部13側に挟持部を設けるなど、仮係止状態に維持するとともに、操作 レバー16の離脱途中に、雌コネクタハウジング12の傾きを矯正するものであ れば、その構成を変更して実施することができる。
【0024】 (ホ)実施例2では下係合突部22の両側に上端まで切り欠かれた2条のスリ ット42によりスプリング片43を形成しているが、必ずしも上端までスリット を設ける必要はなく、下係合突部22がスプリング作用を有するように、例えば 上端まで至らない2条のスリットを下係合突部22の両側に形成して、下係合突 部22にスプリング作用を持たせたもので有ればよい。
【0025】 (ヘ)実施例1では凹溝24を形成し、また、実施例2では2条のスリット4 2によりスプリング片43を形成して、嵌合部12aがフード部13内に挿入で きるようにされているが、さらに凹溝24とスリット42の双方を共に形成して も実施できる。この構成とすれば、スプリング片43の作用により、下係合突部 42を容易に乗り越えることができて、操作レバー16を更に容易に操作できる 。
【0026】 (ト)実施例2では下係合突部22の両側に上端まで切り欠かれた2条のスリ ット42によりスプリング片43を形成しているが、上係合突部23の両側にス リットを設け、実施例2と同様に上係合突部23を撓むようにしてもよい。
【0027】 その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、要 旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【提出日】平成5年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】
レバー式コネクタは、小さな力でコネクタの結合・離脱を行い得るという利点 があって特に20極以上の多極コネクタに適用され、例えば基本的な構造が特開 平4−62772号公報等にて知られている。 この従来のものでは、図7(A)に示すように、被挿入側の雄コネクタハウジ ング1のフード部1a内に多数の雄ターミナが配置され、挿入側の雌コネクタハ ウジング2の嵌合部2aに多数の雌ターミナルが配置されている。雄コネクタハ ウジング1には「てこ作用」を行わせるカム溝3aを有した操作レバー3が回動 可能に設けられ、雌コネクタハウジング2側には中央にカム受け突部4aが設け られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の仮係止状態を示す一部の縦断面図で
ある。
【図2】実施例1の雄ターミナルを省略して表した雄コ
ネクタハウジングの平面図である。
【図3】実施例1のフード部の一部の断面図である。
【図4】実施例1の雌コネクタハウジングの側面図であ
る。
【図5】実施例2のフード部の側面図である。
【図6】実施例2のフード部と嵌合部の関係を示す一部
の断面図である。
【図7】レバー式コネクタの原理を示す説明図である。
【図8】従来の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
11…雄コネクタハウジング 12…雌コネクタハウジング 12a…嵌合部 13…フード部 14…雄ターミナル 16…操作レバー 17…カム溝 20…カム受け突部 22a,22b…下係合突部 23a,23b…上係合突部 24…凹溝 25…凹溝 26…挟持部 27…挟持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード部内に雄ターミナルを配置すると
    ともに両端部にカム溝を設けた操作レバーを回動可能に
    取付けた被挿入側の雄コネクタハウジングと、前記フー
    ド部内に嵌合部を嵌合して雄ターミナルに結合する雌タ
    ーミナルを配置するとともに前記両カム溝に係合するカ
    ム受け突部を設けた挿入側の雌コネクタハウジングとを
    備え、前記カム溝内にカム受け突部を挿入した離脱配置
    から操作レバーを結合配置まで回動して雌ターミナルを
    雄ターミナルに結合するレバー式コネクタにおいて、 前記フード部側と嵌合部側のいずれか一方には、その両
    側に挿入方向に対して上係合突部と下係合突部とを上下
    にそれぞれ対向して設け、またその他方には前記離脱配
    置において、その両係合突部間に挟持される挟持部を対
    向して設けていることを特徴とするレバー式コネクタ。
JP831593U 1993-01-19 1993-02-05 レバー式コネクタ Expired - Lifetime JP2570681Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP831593U JP2570681Y2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 レバー式コネクタ
US08/182,338 US5443393A (en) 1993-01-19 1994-01-18 Lever type connector
EP94300368A EP0608114B1 (en) 1993-01-19 1994-01-19 Lever type connector
DE69409015T DE69409015T2 (de) 1993-01-19 1994-01-19 Steckverbinder mit Verriegelungshebel

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JP831593U JP2570681Y2 (ja) 1993-02-05 1993-02-05 レバー式コネクタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015146241A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 矢崎総業株式会社 レバー式コネクタ

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