JPH0660967U - 電気絶縁キャップ - Google Patents

電気絶縁キャップ

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JPH0660967U
JPH0660967U JP267493U JP267493U JPH0660967U JP H0660967 U JPH0660967 U JP H0660967U JP 267493 U JP267493 U JP 267493U JP 267493 U JP267493 U JP 267493U JP H0660967 U JPH0660967 U JP H0660967U
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epoxy resin
insulation cap
cap
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electrical insulation
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洋二 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬化型液状合成樹脂注入後の再注入をしない
ようにして硬化型液状合成樹脂注入の作業性を向上す
る。 【構成】 電気絶縁キャップの中に2本の心線をリング
スリーブによって接続した接続部を収納し、心線の脇か
ら液状のエポキシ樹脂を注入し、電気絶縁キャップ内の
空気を、エポキシ樹脂によって押して電気絶縁キャップ
の底部又は側壁に1又は2以上、あるいは電気絶縁キャ
ップの底部及び側壁にそれぞれ1又は2以上形成した穴
から排出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋内配線工事等において電線を接続する場合に使用する組電線ジョ イントボックスに係り、特に硬化型液状合成樹脂注入の作業性を向上することの できる電気絶縁キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の住宅のユニット化に伴い、建設資材をユニット化し、建設資材ユニット を住宅供給メーカーの工場で大半を製造し、現場において各ユニットのブロック を組み立てて建設するようになっている。このようなユニット住宅方式における 屋内配線も電気工事人が天井裏等の現場において、接続する複数本の各ケーブル を切断して端末の被覆材を剥離し、圧着コネクタを用いて各端末を接続した後、 絶縁処理を施して行っている。ところが、天井裏等の現場空間は、狭く、このよ うな狭い場所でケーブルの接続処理等の配線施工をするには、時間が必要以上に 掛かり、ケーブルの完全な接続、接続部の絶縁性などの点で、品質の安全性を欠 く原因となっていた。また、ケーブル接続部の処理に樹脂モールドを施す場合、 現場に加硫金型等を持っていってケーブル接続部の取付加工時にモールド作業を 行うため作業に長時間を要し、実用性に欠けるという問題があった。
【0003】 そこで、近年、作業性を高めるため、同一配線の多いマンション等の各戸の屋 内配線工事等においては、ケーブルの分岐接続処理を予めプレアッセンブリー化 して形成した住宅ハーネス(ユニットケーブル)が開発され、この予め分岐接続 処理の行われた分岐ケーブルを工事現場に持ち込んで配線図にしたがって配線す る工事方法がとられている。
【0004】 このような工事方法において用いられている従来の分岐ケーブルのジョイント ボックスの構成が図7に示されている。図7では、2芯または3芯構成の複数の 電線1〜8の端末において、外部シースが切除され、第1相〜第2相の心線が露 出されている。図7においては、電線5、8の第1相又は第2相の心線9、10 が露出されている状態を示している。これらの心線9、10は第1相または第2 相同士で接続すべく、先端の絶縁体が剥ぎ取られ、導体11、12が露出されて いる。
【0005】 そして、導体11、12の露出部分をリングスリーブ13の内側に入れた状態 で、リングスリーブ13をその外側から工具で圧縮する。この工具による圧縮に より、導体11、12を圧着接続し、リングスリーブ13の周囲に図11、図1 2に示す如き電気絶縁キャップ14を図10に示す如く被覆している。このよう にして電気絶縁キャップ14の被覆された接続部が必要な電線数分作られ、各接 続部は、図8に示す如く、キャップ形状をしたプラスチック製のジョイントボッ クス15内に収納されて硬化性樹脂16によって封止保護されている。
【0006】 この電気絶縁キャップ14を被覆した接続部は、図9に示す如く、電気絶縁キ ャップ14の中に収納し、電気絶縁キャップ14と、心線9、10と、リングス リーブ13による心線9、10の接続部を一体化させるために、硬化型の液状の 電気絶縁物(合成樹脂)17を電気絶縁キャップ14の中に注入し、液状の電気 絶縁物を硬化させている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
電気絶縁キャップ14の中に注入される硬化型の液状電気絶縁物としては、一 般にエポキシ樹脂が使用されている。このエポキシ樹脂は、液体での粘度が50 0〜1500mPa・s(=cps)と高い。このため、このエポキシ樹脂を電 気絶縁キャップ14に注入したときに、エポキシ樹脂の粘性によって電気絶縁キ ャップ14内の空気が完全に排泄されずに内部に残る。この残った空気は、徐々 に上に上がってきてエポキシ樹脂注入後、15〜30分たってから気泡となって 上部表面に出てくる。上部表面に出てきた気泡は、自然に破裂し、この気泡の破 裂によって電気絶縁キャップ14の中に注入されたエポキシ樹脂の液面が降下す る。エポキシ樹脂の液面が降下すると電気絶縁キャップ14の中に収納された電 気絶縁キャップ14と、心線9、10と、リングスリーブ13による心線9、1 0の接続部を一体化させるのに支障を来すため、液面の降下した分の液体を補充 する必要がある。そこで従来は、気泡の破裂によってエポキシ樹脂の液面の降下 した分、液状のエポキシ樹脂を補充していた。このため、注入作業をした後、1 5〜30分後に再度液状のエポキシ樹脂を注入しなければならず、作業性が悪い という問題点を有している。
【0008】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、硬化型液状合成樹脂注入後の再注入をしないで、硬 化型液状合成樹脂注入の作業性を向上することのできる電気絶縁キャップを提供 しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における電気絶縁キャップは、複数本の導 体を圧着スリーブで結線した結線部を収納し硬化型液状合成樹脂を封入して硬化 封止する電気絶縁キャップの底部及び又は側壁に1又は2以上の穴を形成して構 成したものである。
【0010】
【作用】
電気絶縁キャップの中に2本の心線をリングスリーブによって接続した接続部 を収納し、心線の脇から液状のエポキシ樹脂を注入する。エポキシ樹脂を注入し ていくと、電気絶縁キャップ内の空気は、エポキシ樹脂に押され電気絶縁キャッ プの底部又は側壁に1又は2以上、あるいは電気絶縁キャップの底部及び側壁に それぞれ1又は2以上形成した穴から排出されていく。エポキシ樹脂によって電 気絶縁キャップ内が満たされると、電気絶縁キャップ内にあった空気が全て排出 され、電気絶縁キャップ内は、エポキシ樹脂のみによって充満される。 したがって、エポキシ樹脂を注入した後、エポキシ樹脂の上部液面が下がるこ とがないので、エポキシ樹脂を再度注入する必要がなく、エポキシ樹脂注入の作 業性を向上することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る電気絶縁キャップの実施例について説明する。 図1〜図3には、本考案に係る電気絶縁キャップの一実施例が示されている。 図において、20は電気絶縁キャップで、円錐台形状を有している。21は穴 で、電気絶縁キャップ20の底部に形成されている。電気絶縁キャップ20の底 部の径をAとし、電気絶縁キャップ20の底部に形成されている穴21の径をB とした場合、電気絶縁キャップ20の底部の径と電気絶縁キャップ20の底部に 形成されている穴21の径との関係は、 B≦A×0.5 の関係を有している。
【0012】 いま、電気絶縁キャップ20の中に、2本の心線9、10をリングスリーブ1 3によって接続した接続部を収納し、心線9、10の脇から液状のエポキシ樹脂 17を接続部収納側から注入する。このエポキシ樹脂17を注入していくと、電 気絶縁キャップ20内の空気は、エポキシ樹脂17に押され電気絶縁キャップ2 0の底部に形成した穴21から排出されていく。
【0013】 そして、エポキシ樹脂17が電気絶縁キャップ20内が注入し終わると、電気 絶縁キャップ20内にあった空気は、電気絶縁キャップ20の底部に形成されて いる穴21の径からほとんど抜けてしまう。このため、気泡は、エポキシ樹脂1 7内に存在せず、この気泡が上部表面に出てくることがなく、上部表面での気泡 の破裂に伴うエポキシ樹脂の液面の降下ということがない。
【0014】 このように液面が降下することがないので、本実施例によれば、エポキシ樹脂 を再度注入する必要がなくなり、エポキシ樹脂注入の作業性を向上することがで きる。
【0015】 図4〜図6には、本考案に係る電気絶縁キャップの他の実施例が示されている 。 図において、30は電気絶縁キャップで、円錐台形状を有している。31は穴 で、電気絶縁キャップ30の側壁に形成されている。電気絶縁キャップ20の側 壁に形成され径をCとし、電気絶縁キャップ30の側壁に形成されている穴31 の径をDとした場合、電気絶縁キャップ30の底部の径と電気絶縁キャップ30 の側壁に形成されている穴31の径との関係は、 D≦C×0.6 の関係を有している。
【0016】 いま、電気絶縁キャップ30の中に、2本の心線9、10をリングスリーブ1 3によって接続した接続部を収納し、心線9、10の脇から液状のエポキシ樹脂 17を接続部収納側から注入する。このエポキシ樹脂17を注入していくと、電 気絶縁キャップ30内の空気は、エポキシ樹脂17に押され電気絶縁キャップ3 0の側壁に形成した穴31から排出されていく。
【0017】 そして、エポキシ樹脂17が電気絶縁キャップ30内が注入し終わると、電気 絶縁キャップ30内にあった空気は、電気絶縁キャップ30の側壁に形成されて いる穴31の径からほとんど抜けてしまう。このため、気泡は、エポキシ樹脂1 7内に存在せず、この気泡が上部表面に出てくることがなく、上部表面での気泡 の破裂に伴うエポキシ樹脂の液面の降下ということがない。
【0018】 このように液面が降下することがないので、本実施例によれば、エポキシ樹脂 を再度注入する必要がなくなり、エポキシ樹脂注入の作業性を向上することがで きる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は、複数本の導体を圧着スリーブで結線した結線部を収納し硬化型液状 合成樹脂を封入して硬化封止する電気絶縁キャップの底部及び又は側壁に1又は 2以上の穴を形成して構成してあるため、硬化型液状合成樹脂注入後の再注入を しないで、硬化型液状合成樹脂注入の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電気絶縁キャップの実施例を示す
全体斜視図である。
【図2】図1に図示の電気絶縁キャップの正面図であ
る。
【図3】図1に図示の電気絶縁キャップの底面図であ
る。
【図4】本考案に係る電気絶縁キャップの他の実施例を
示す全体斜視図である。
【図5】図4に図示の電気絶縁キャップの正面図であ
る。
【図6】図4に図示の電気絶縁キャップの底面図であ
る。
【図7】従来の樹脂モールドしたユニットケーブルの分
岐部の一部切欠断面図である。
【図8】図7に図示のユニットケーブルの分岐接続部の
断面図である。
【図9】図7に図示の電気絶縁キャップの断面図であ
る。
【図10】図7に図示のユニットケーブルの分岐接続部
の心線の接続状態を示すし斜視図である。
【図11】図9に図示の従来の電気絶縁キャップの正面
図である。
【図12】図11に図示の電気絶縁キャップの底面図で
ある。
【符号の説明】
9,10………………………………………………………
心線 11,12……………………………………………………
導体 13……………………………………………………………
リングスリーブ 17……………………………………………………………
エポキシ樹脂 20,30……………………………………………………
電気絶縁キャップ 21,31……………………………………………………

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の導体を圧着スリーブで結線した
    結線部を収納し硬化型液状合成樹脂を封入して硬化封止
    する電気絶縁キャップにおいて、底部及び又は側壁に1
    又は2以上の穴を形成したことを特徴とする電気絶縁キ
    ャップ。
JP1993002674U 1993-02-04 1993-02-04 電気絶縁キャップ Expired - Lifetime JP2595081Y2 (ja)

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JPH0660967U true JPH0660967U (ja) 1994-08-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4709038B2 (ja) * 2006-03-17 2011-06-22 株式会社フジクラ キャップ、ケーブル端末構造及びケーブル端末処理方法

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