JPH0660780U - エアドライヤ - Google Patents

エアドライヤ

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JPH0660780U
JPH0660780U JP738193U JP738193U JPH0660780U JP H0660780 U JPH0660780 U JP H0660780U JP 738193 U JP738193 U JP 738193U JP 738193 U JP738193 U JP 738193U JP H0660780 U JPH0660780 U JP H0660780U
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JP
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pressure
compressed air
valve
air
high pressure
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美路 長島
博文 梶塚
康彦 川合
茂 田辺
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三輪精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】圧縮エアタンクに接続されたプレッシャレギュ
レータからの信号圧によって作動するパージバルブ14
を備えたエアドライヤにおいて、プレッシャレギュレー
タに接続され、その信号圧によってパージバルブを作動
する作動圧力室17に透孔28を穿設するとともに、該
透孔に前記作動圧力室の内側から付勢する異常高圧バル
ブ30を付設したことを特徴とする。 【効果】何等かの原因によりエアドライヤが所定の設定
圧力値を超える異常高圧に至った場合には、作動圧力室
に付設された異常高圧バルブが開かれ、エアが作動圧力
室へ流入してパージバルブを開き、多量のエアが外部へ
放出されて異常高圧状態が速やかに解消される。したが
って、このエアドライヤの下流側に配設される圧縮エア
タンクが異常高圧状態になることはなくなり、従来、圧
縮エアタンクに付設されたセフティバルブは廃止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両等に搭載され、種々の補機用として用いられる圧縮エア供給系 統において使用されるエアドライヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧縮エアは一般的に大気中のエアをエアコンプレッサにより圧縮してつ くられるため、その中には大気中の水蒸気が含まれており、これが圧縮エアタン クや配管内で凝縮してドレンとなり、各機器類の摺動部の潤滑作用を害したり、 そのドレンに含まれる不純物により腐蝕が促進されて機器類の寿命を縮める等の 問題があった。このため、圧縮エア供給系統にはエアドライヤが組み込まれ、こ のエアドライヤによって乾燥したエアを各機器類に供給するようにしている。図 3はこの種の圧縮エア供給系統に関する従来例を示したものであり、図4はこの 圧縮エア供給系統に使用された従来のエアドライヤを示したものである。図中、 1はエアドライヤで、そのインレット2はエアコンプレッサ3の吐出側に、また アウトレット4は逆止弁5を介して圧縮エアタンク6に接続されている。このエ アドライヤ1の内部は、逆止弁機構7を備えた仕切壁8によって、上方のパージ タンク9と乾燥剤が充填された下方の乾燥室10とに仕切られている。なお、図 中、11は乾燥室10の周囲に形成された流入通路12に配設されたオイルミス トセパレータ、13は前記流入通路12と乾燥室10との間に介在したフィルタ である。また、乾燥室10の下方にはパージバルブ14が配設されている。この パージバルブ14の主要素であるパージバルブ本体15は、スプリング等により 上方、すなわち閉弁方向へ付勢されており、図4に示すように、その上部に形成 されたピストン部16の上面に接する作動圧力室17の圧力如何によって、その 付勢力に抗して開弁し得るように構成されている。そして、この作動圧力室17 は、信号ポート18を介してプレッシャレギュレータ19に接続され、その信号 圧に応じて圧力が上下するように構成されている。なお、図中、20は前記仕切 壁8に形成された絞り部、21は補助用パージタンク、22は前記圧縮エアタン ク6に付設されたセフティバルブ、23は圧縮エア供給管、24は乾燥エア供給 管、25はエアコンプレッサ3のアンロード用の信号圧供給管、26はパージバ ルブ14の動作制御用の信号圧供給管、27は図示しない機器類へ接続され、乾 燥された圧縮エアを供給する圧縮エア供給管をそれぞれ示す。
【0003】 しかして、この従来の圧縮エア供給系統においては、通常の圧縮運転時には、 エアコンプレッサ3からの圧縮エアが圧縮エア供給管23及びインレット2を介 してエアドライヤ1に供給される。しかる後、圧縮エアは乾燥室10の周囲に形 成された流入通路12を通り、オイルミストセパレータ11、フィルタ13を通 過して乾燥室10へ送り込まれる。その際、圧縮エアは冷却されて水分や油分が 分離されてボデーの底部に溜り、さらに小さな油滴や塵埃がフィルタ13により 捕捉された後、乾燥室10へ送り込まれる。この乾燥室10においては、さらに エア中に残留する水分が強い親和性を有する乾燥剤に吸収される。これによって 得られた乾燥エアは逆止弁機構7を介してパージタンク9に供給され、さらにア ウトレット4、乾燥エア供給管24、逆止弁5を介して圧縮エアタンク6内へ送 給されて蓄積される。
【0004】 このようにして、圧縮エアタンク6内の圧力が徐々に上昇して設定上限値に達 すると、前記プレッシャレギュレータ19からの信号圧が信号圧供給管25を介 してエアコンプレッサ3に供給され、これをアンロード制御すると同時に、信号 圧供給管26及び信号ポート18を介して作動圧力室17にも供給され、ピスト ン部16を介してパージバルブ本体15が押下されてパージバルブ14が開かれ る。これにより、乾燥室10内のエアは、その流通経路の詳細は省略するが、公 知の如くパージバルブ本体15とその弁座との間隙を経て外部へ放出されるとと もに、さらに前記絞り部20を介してパージタンク9及び補助用パージタンク2 1内に蓄積された乾燥エアが乾燥室10に逆流する。これに伴い、フィルタ13 が清浄されるとともに、底部に溜った水分や油分も外部へ放出され、さらに乾燥 エアが絞り部20を介して減圧膨張しながら乾燥室10内を逆流するため、乾燥 剤から水分を回収して大気へ運び去り、いわゆる乾燥剤の再生作用が得られる。
【0005】 さらに、前記圧縮エア供給管27を介して行われる図示しない機器類への圧縮 エアの供給により圧縮エアタンク6内の圧力が設定下限値に達した場合には、プ レッシャレギュレータ19の動作によりエアコンプレッサ3がロード状態に切り 替わると同時に、パージバルブ14が閉じて前述の圧縮状態に復帰する。なお、 何等かの原因により圧縮エアタンク6内の圧力が前記設定上限値を超えて異常高 圧状態に至った場合には、セフティバルブ22が作動して危険の発生を予防する ように構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の圧縮エア供給系統においては、前述のように、異常高圧 による危険の発生を予防するためにセフティバルブ22を圧縮エアタンク6に付 設していたため、その分コスト高になるばかりでなく、部品の数を増す原因にな っていた。 本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、エアドライヤ1のパージバ ルブ14を利用し、これを改良して前記異常高圧状態の解消機能を付与すること により、前記従来技術の問題点の解決を図ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するため、インレットがエアコンプレッサの吐出側 に、アウトレットが圧縮エアタンクにそれぞれ接続され、かつ該圧縮エアタンク に接続されたプレッシャレギュレータからの信号圧によって作動するパージバル ブを備えたエアドライヤにおいて、前記プレッシャレギュレータに接続され、そ の信号圧によって前記パージバルブを作動する作動圧力室に透孔を穿設するとと もに、該透孔に前記作動圧力室の内側から付勢する異常高圧バルブを付設したこ とを特徴とする。
【0008】
【作用】
通常運転時においては、プレッシャレギュレータからの信号圧により、前記パ ージバルブが圧縮エアタンクの圧力に応じて開閉作動することにより圧縮・除湿 運転あるいは再生運転を繰り返す。他方、何等かの原因により前記エアドライヤ 内の内圧が所定の設定圧力値を超える異常高圧に至った場合においては、前記作 動圧力室に付設した異常高圧バルブが開かれる。これにより、エアが作動圧力室 へ流入すると、前記信号ポートを介してプレッシャレギュレータ側へ多少のエア の流出がなされるが、これだけでは圧力上昇を解消できない場合には、更に作動 圧力室内の圧力が上昇し、パージバルブを開いて多量のエアの外部への放出が行 われ、前記エアドライヤ内の異常高圧状態は速やかに解消される。したがって、 このエアドライヤの下流側に配設される圧縮エアタンク内の内圧が異常高圧状態 に至ることはなくなる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例に関して説明する。 図1は本考案の一実施例であるエアドライヤの要部を示した縦断面図、図2は そのパージバルブ部分を拡大して示した部分拡大図である。図中、前記従来技術 の説明において用いた番号と同じ番号の部分は同一の機能を有し、配管上の回路 構成も同様なのでその点に関する説明は省略する。以下、特徴部分を中心に説明 する。本考案の特徴部分は、パージバルブ14の部分にある。すなわち、作動圧 力室17を形成する壁部に透孔28を穿設するとともに、この透孔28に対向し てスプリング29により該透孔28側に付勢される異常高圧バルブ30を付設し た点に特徴がある。なお、前記スプリング29の弾性係数、すなわち剛性に関し ては、前記異常高圧バルブ30が異常高圧が発生した場合に開弁作動するもので あるため、通常運転時においてプレッシャレギュレータ19の信号圧により開弁 作動するパージバルブ本体15用として付設されたスプリングの弾性係数より大 きく設定されるのはいうまでもない。
【0010】 しかして、通常運転時においては、プレッシャレギュレータ19の信号圧に応 じて圧縮運転あるいはアンロード運転が行われ、後者のアンロード運転時には同 時にパージバルブ14が開放されて乾燥剤の再生が図られる点で、前述の従来技 術の場合の運転態様と格別異なるところはない。 次に、プレッシャレギュレータ19系のトラブル等の何等かの原因により、エ アドライヤ1の内圧が予め設定された異常高圧に達した場合に関して説明する。 この場合には、その異常高圧により前記異常高圧バルブ30がスプリング29の 弾力に抗して開く。これにより、一部のエアが透孔28及び信号ポート18を介 してプレッシャレギュレータ19側に流出するため多少の減圧効果があるが、こ れで補償できない場合には、当然、ピストン部16の上面にも前記異常高圧が作 用するため、パージバルブ本体15は下方へ押下されて開弁する。この結果、多 量の圧縮エアがこのパージバルブ14を介して外部へ放出するため、前記異常高 圧状態は速やかに解消される。なお、このエアドライヤ1は圧縮エアタンク6よ り上流側に配設されており、かつ以上のように、このエアドライヤ1の内圧の異 常高圧が前記異常高圧バルブ30を介してパージバルブ14の機能により速やか に解消されるため、従来のように、圧縮エアタンク6が異常高圧状態に至ること はない。したがって、圧縮エアタンク6にセフティバルブ22を付設する必要も なくなる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成に基づいて次の効果を得ることができる。 (1)従来の圧縮エアタンクに装着されていたセフティバルブを廃止できる。 (2)パージバルブを利用したので構成が簡易であるとともに、従来のセフティ バルブに比べて多量の放出に対応することが容易であり、異常高圧状態の速やか な解消に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例であるエアドライヤを示した
縦断面図である。
【図2】 図1のパージバルブ部分を拡大して示した部
分拡大図である。
【図3】 従来の圧縮エア供給系統を示したエア回路図
である。
【図4】 従来のエアドライヤを示した縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥エアドライヤ 2‥‥インレット 3‥‥エアコンプレッサ 4‥‥アウトレッ
ト 5‥‥逆止弁 6‥‥圧縮エアタ
ンク 7‥‥逆止弁機構 8‥‥仕切壁 9‥‥パージタンク 10‥‥乾燥室 11‥‥オイルミストセパレータ 12‥‥流入通路 13‥‥フィルタ 14‥‥パージバ
ルブ 15‥‥パージバルブ本体 16‥‥ピストン
部 17‥‥作動圧力室 18‥‥信号ポー
ト 19‥‥プレッシャレギュレータ 20‥‥絞り部 21‥‥補助用パージタンク 22‥‥セフティ
バルブ 23‥‥圧縮エア供給管 24‥‥乾燥エア
供給管 25‥‥信号圧供給管 26‥‥信号圧供
給管 27‥‥圧縮エア供給管 28‥‥透孔 29‥‥スプリング 30‥‥異常高圧
バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田辺 茂 埼玉県与野市大字中里80番地 三輪精機株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インレットがエアコンプレッサの吐出側
    に、アウトレットが圧縮エアタンクにそれぞれ接続さ
    れ、かつ該圧縮エアタンクに接続されたプレッシャレギ
    ュレータからの信号圧によって作動するパージバルブを
    備えたエアドライヤにおいて、前記プレッシャレギュレ
    ータに接続され、その信号圧によって前記パージバルブ
    を作動する作動圧力室に透孔を穿設するとともに、該透
    孔に前記作動圧力室の内側から付勢する異常高圧バルブ
    を付設したことを特徴とするエアドライヤ。
JP1993007381U 1993-02-01 1993-02-01 エアドライヤ Expired - Lifetime JP2602876Y2 (ja)

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