JPH0660724A - 通信又は信号ケーブル及びその分岐方法 - Google Patents
通信又は信号ケーブル及びその分岐方法Info
- Publication number
- JPH0660724A JPH0660724A JP4233051A JP23305192A JPH0660724A JP H0660724 A JPH0660724 A JP H0660724A JP 4233051 A JP4233051 A JP 4233051A JP 23305192 A JP23305192 A JP 23305192A JP H0660724 A JPH0660724 A JP H0660724A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication
- signal cable
- intervening
- coating layer
- outer coating
- Prior art date
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- Pending
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- Communication Cables (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 心線に傷つけることなく、分岐が容易で、か
つ安全にできる通信又は信号ケーブル及びその分岐方法
を提供する。 【構成】 1本又は複数本の信号を伝送する心線と、1
本又はそれ以上の介在紐を集合し、その外側に外部被覆
層を設けたケーブルの、介在紐の少くとも1本以上が加
熱収縮する介在紐である通信又は信号ケーブル及びその
分岐方法。
つ安全にできる通信又は信号ケーブル及びその分岐方法
を提供する。 【構成】 1本又は複数本の信号を伝送する心線と、1
本又はそれ以上の介在紐を集合し、その外側に外部被覆
層を設けたケーブルの、介在紐の少くとも1本以上が加
熱収縮する介在紐である通信又は信号ケーブル及びその
分岐方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信又は信号ケーブルと
その分岐方法に関するものである。
その分岐方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】通常、
通信又は信号用ケーブルは信号を伝送する1本又は複数
本の心線と、1本又は複数本の介在紐を集合した外側
に、ポリエチレンや塩化ビニル等の外部被覆層を設けて
構成されている。このようなケーブルの途中から、中の
心線を取出して分岐しようとする場合、その部分の外部
被覆層を刃物等で切除する方法がとられている。しか
し、この際、刃物で中の心線を傷つけてしまうおそれが
ある。
通信又は信号用ケーブルは信号を伝送する1本又は複数
本の心線と、1本又は複数本の介在紐を集合した外側
に、ポリエチレンや塩化ビニル等の外部被覆層を設けて
構成されている。このようなケーブルの途中から、中の
心線を取出して分岐しようとする場合、その部分の外部
被覆層を刃物等で切除する方法がとられている。しか
し、この際、刃物で中の心線を傷つけてしまうおそれが
ある。
【0003】
【課題を解決する手段】本発明は上述の問題点を解消
し、心線に傷つけることなく、分岐が容易で、かつ安全
にできる通信又は信号ケーブルとその分岐方法を提供す
るもので、その第1の特徴は、前記介在紐の少くとも1
本以上が加熱収縮する介在紐である通信又は信号ケーブ
ルである。そして、第2の特徴は、上記通信又は信号ケ
ーブルに曲げを与え、該曲げ部分を加熱することにより
外部被覆層を軟化させるとともに、介在紐を収縮させ、
介在紐の収縮作用により外部被覆層を引裂き、この部分
より心線を取出す分岐方法にある。
し、心線に傷つけることなく、分岐が容易で、かつ安全
にできる通信又は信号ケーブルとその分岐方法を提供す
るもので、その第1の特徴は、前記介在紐の少くとも1
本以上が加熱収縮する介在紐である通信又は信号ケーブ
ルである。そして、第2の特徴は、上記通信又は信号ケ
ーブルに曲げを与え、該曲げ部分を加熱することにより
外部被覆層を軟化させるとともに、介在紐を収縮させ、
介在紐の収縮作用により外部被覆層を引裂き、この部分
より心線を取出す分岐方法にある。
【0004】
【作用】ケーブルの介在紐の少くとも1本は加熱により
収縮する材料のものを用いる。介在紐の収縮率は 100℃
〜 200℃における最大値が1%以上のものを選ぶのが望
ましい。この値は中心角30°の円弧の長さとその弦との
長さの比に相当する収縮率である。図2(イ)に示すよ
うに、ケーブルを分岐をとりたい部分で曲げてやり、こ
の曲げ部分の外部被覆層4を加熱すると、外部被覆層4
が軟化するとともに、図2(ロ)のように、外部被覆層
4内の介在紐2が次第に収縮し、ついには図2(ハ)の
ように、介在紐2が直線状となって、曲げ部分の内側の
外部被覆層4を引裂く。この際、外部被覆層4の加熱温
度は、外部被覆層4を軟化させ、発火させず、かつ中の
心線にダメージを与えない程度、例えば 150℃程度が適
当である。そして、上記外部被覆層4の引裂かれた開口
部分から所要の心線を取出し、分岐を行なう。このよう
に、刃物を全く使用しないので、中の心線を傷つけるこ
とがなく、信頼性の高い分岐処理が可能となる。
収縮する材料のものを用いる。介在紐の収縮率は 100℃
〜 200℃における最大値が1%以上のものを選ぶのが望
ましい。この値は中心角30°の円弧の長さとその弦との
長さの比に相当する収縮率である。図2(イ)に示すよ
うに、ケーブルを分岐をとりたい部分で曲げてやり、こ
の曲げ部分の外部被覆層4を加熱すると、外部被覆層4
が軟化するとともに、図2(ロ)のように、外部被覆層
4内の介在紐2が次第に収縮し、ついには図2(ハ)の
ように、介在紐2が直線状となって、曲げ部分の内側の
外部被覆層4を引裂く。この際、外部被覆層4の加熱温
度は、外部被覆層4を軟化させ、発火させず、かつ中の
心線にダメージを与えない程度、例えば 150℃程度が適
当である。そして、上記外部被覆層4の引裂かれた開口
部分から所要の心線を取出し、分岐を行なう。このよう
に、刃物を全く使用しないので、中の心線を傷つけるこ
とがなく、信頼性の高い分岐処理が可能となる。
【0005】
【実施例】図1は本発明の通信又は信号ケーブルの一具
体例の横断面図である。図面において、1は例えばポリ
エチレン被覆銅線等の信号を伝送する心線で、特にその
構成材料等は限定しない。2は加熱により収縮する介在
紐で、材料そのものに伸びの残留歪を有していて、加熱
によりその残留歪が解放されて収縮するものであるが、
ケーブルの通常の使用温度では残留歪の解放(収縮)は
ごく僅かで、ケーブルに悪影響を及ぼさないものが用い
られ、例えば、高延伸ポリエステル紐、高延伸ポリエチ
レン紐、高延伸ポリプロピレン紐、架橋後延伸した架橋
ポリエチレン紐等が挙げられる。
体例の横断面図である。図面において、1は例えばポリ
エチレン被覆銅線等の信号を伝送する心線で、特にその
構成材料等は限定しない。2は加熱により収縮する介在
紐で、材料そのものに伸びの残留歪を有していて、加熱
によりその残留歪が解放されて収縮するものであるが、
ケーブルの通常の使用温度では残留歪の解放(収縮)は
ごく僅かで、ケーブルに悪影響を及ぼさないものが用い
られ、例えば、高延伸ポリエステル紐、高延伸ポリエチ
レン紐、高延伸ポリプロピレン紐、架橋後延伸した架橋
ポリエチレン紐等が挙げられる。
【0006】この介在紐2は、加熱収縮時にその熱で溶
断することがなく、収縮時には外部被覆層を引裂くに十
分な強度が必要である。介在紐の本数は、その用途から
考えて1本あれば十分であるが、2本以上あっても差支
えない。又その配置する位置は、基本的には外部被覆層
内のどこでもよいが、最も効果的なのは、図のように、
心線1と外部被覆層4の間隙部に位置せしめることであ
る。この介在紐2の径は特に限定されるものではない
が、収縮力の外部被覆層4に対する集中の具合と、紐自
身の機械的強度とのかねあいから 0.1mmφ〜 1.0mmφの
範囲がよい。
断することがなく、収縮時には外部被覆層を引裂くに十
分な強度が必要である。介在紐の本数は、その用途から
考えて1本あれば十分であるが、2本以上あっても差支
えない。又その配置する位置は、基本的には外部被覆層
内のどこでもよいが、最も効果的なのは、図のように、
心線1と外部被覆層4の間隙部に位置せしめることであ
る。この介在紐2の径は特に限定されるものではない
が、収縮力の外部被覆層4に対する集中の具合と、紐自
身の機械的強度とのかねあいから 0.1mmφ〜 1.0mmφの
範囲がよい。
【0007】3は中心に位置する通常の介在物で、特に
限定するものではなく、又この部分に心線が存在しても
よい。4は外部被覆層で、 100℃〜 200℃程度の温度範
囲で軟化し、抗引裂き力が著しく低下する材料が用いら
れ、例えば、ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル等が挙げられる。又非架橋であるのが望
ましいが、ゲル分率50%以下なら架橋されていてもよ
い。その厚さは大きい程引裂きにくくなるが、1mm以下
であれば支障ない。さらに、通常使用時の機械的強度増
大のため、その上に保護層を設けても差支えない。
限定するものではなく、又この部分に心線が存在しても
よい。4は外部被覆層で、 100℃〜 200℃程度の温度範
囲で軟化し、抗引裂き力が著しく低下する材料が用いら
れ、例えば、ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル等が挙げられる。又非架橋であるのが望
ましいが、ゲル分率50%以下なら架橋されていてもよ
い。その厚さは大きい程引裂きにくくなるが、1mm以下
であれば支障ない。さらに、通常使用時の機械的強度増
大のため、その上に保護層を設けても差支えない。
【0008】加熱収縮のためにケーブルに加える曲げ径
は特に限定するものではない。この際の曲げの中心角は
特に限定するものではないが、少くとも中心角30°以上
あれば加熱収縮する介在紐の収縮作用が効果的にあらわ
れる。又加熱源は特に限定しないが、加熱が集中的にで
き、ケーブルに熱をうばわれても直ちに昇温し、結果的
に一定温度で加熱できるセラミックヒータが好ましい。
は特に限定するものではない。この際の曲げの中心角は
特に限定するものではないが、少くとも中心角30°以上
あれば加熱収縮する介在紐の収縮作用が効果的にあらわ
れる。又加熱源は特に限定しないが、加熱が集中的にで
き、ケーブルに熱をうばわれても直ちに昇温し、結果的
に一定温度で加熱できるセラミックヒータが好ましい。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーブル
及びその分岐方法によれば、従来のように刃物を用いる
ことなく、任意の場所で容易に、かつ安全に分岐をとる
ことが可能となり、分岐作業工数の低減、高信頼化等に
著しく効果的である。
及びその分岐方法によれば、従来のように刃物を用いる
ことなく、任意の場所で容易に、かつ安全に分岐をとる
ことが可能となり、分岐作業工数の低減、高信頼化等に
著しく効果的である。
【図1】本発明の通信又は信号ケーブルの一実施例の横
断面図である。
断面図である。
【図2】(イ)〜(ハ)は本発明のケーブルによる分岐
作用の説明図である。
作用の説明図である。
1 心線 2 熱収縮性介在紐 3 中心介在物 4 外部被覆層
Claims (2)
- 【請求項1】 1本又は複数本の信号を伝送する心線
と、1本又はそれ以上の介在紐とを集合し、その外側に
外部被覆層を設けた通信又は信号ケーブルにおいて、上
記介在紐の少くとも1本以上が加熱収縮する介在紐であ
ることを特徴とする通信又は信号ケーブル。 - 【請求項2】 請求項1記載の通信又は信号ケーブルに
曲げを与え、該曲げ部分を加熱することにより外部被覆
層を軟化させるとともに介在紐を収縮させ、介在紐の収
縮作用により外部被覆層を引裂き、この引裂き部より心
線を取出すことを特徴とする通信又は信号ケーブルの分
岐方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233051A JPH0660724A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 通信又は信号ケーブル及びその分岐方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4233051A JPH0660724A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 通信又は信号ケーブル及びその分岐方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660724A true JPH0660724A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16949032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4233051A Pending JPH0660724A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 通信又は信号ケーブル及びその分岐方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0660724A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016186943A (ja) * | 2016-06-28 | 2016-10-27 | 日立金属株式会社 | ケーブル |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP4233051A patent/JPH0660724A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016186943A (ja) * | 2016-06-28 | 2016-10-27 | 日立金属株式会社 | ケーブル |
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