JPH0660623B2 - 内燃機関点火用配電器装置 - Google Patents

内燃機関点火用配電器装置

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JPH0660623B2
JPH0660623B2 JP63195960A JP19596088A JPH0660623B2 JP H0660623 B2 JPH0660623 B2 JP H0660623B2 JP 63195960 A JP63195960 A JP 63195960A JP 19596088 A JP19596088 A JP 19596088A JP H0660623 B2 JPH0660623 B2 JP H0660623B2
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国雄 森口
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内燃機関点火用配電器装置に関し、特に配電
ロータの取付構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は従来の内燃機関点火用配電器装置を示す断面
図、第4図ないし第6図は第3図の要部を示す図であ
り、図において(1)は図示しない機関に同期して回転す
る駆動軸、(2)はこの駆動軸(1)と一体的に回転するディ
スク、(3)はこのディスク(2)の円周上に等間隔に設けら
れた図示しない貫通孔を検知することによって回転位置
を検出するセンサユニット、(4)は上記駆動軸(1)の端部
に設けられた係止体、(5)はこの係止体(4)に係止された
配電ロータであり、この配電ロータ(5)は配電キャップ
(6)内を駆動軸(1)と一体的に回転する。(61)は上記配電
キャップ(6)に埋め込まれた中心電極、(62)は同様に配
電キャップ(6)に埋め込まれた周辺電極である。
上記係止体(4)は、第6図に詳細を示すように回転する
周面部(41)と、この周面部(41)の所定部を軸方向に切り
欠くように形成された平面状の当接部(42)を有してい
る。一方、配電ロータ(5)は、第4図及び第5図に詳細
を示すように図の下面部に、上記係止体(4)の周面部(4
1)を受け入れる空洞部(51)、この空洞部(51)の底部より
突設された係止突起(52)を有している。そして、上記空
洞部(51)に係止部材(7)をはめ込み、係止突起(52)によ
って抜けないように固定している。また、上記係止部材
(7)の一端部には上記当接部(42)と空洞部(51)との間に
介在する当接部材(71)が設けられ、他端部には上記周面
部(41)と空洞部(51)との間に介在する弾性部材(72)が設
けられている。なおこの従来例ではこれら当接部材(71)
と弾性部材(72)とは同一のばね材により一体的に形成さ
れている。
上記のように構成された内燃機関点火用配電器装置にお
いて、機関の回転に同期して駆動軸(1)が回転するとデ
ィスク(2)が回転し、この回転をセンサユニット(3)が検
知する。図示しない処理回路がこのセンサユニット(3)
の出力に応じて所定のタイミングで点火信号を発生し、
配電キャップ(6)の中心電極(61)に高電圧のパルスを送
給する。配電ロータ(5)は上記点火信号のタイミングに
応じた所定の周辺電極(62)に高電圧を与える。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように構成された従来装置においては、駆動軸
(1)の係止体(4)は、いわゆる「D形カット」に形成され
ており、係止体(4)の周面部(41)と弾性部材(72)との係
合は点接触であったので、回転中に配電ロータ(5)が、
その慣性による応力を受けて浮き上がり、ガタがきて抜
けてしまい配電キャップ(6)に当たり、最悪の場合には
焼損することもあるという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、駆動軸の係止体に対する配電ロータの係合を確
実にし、信頼性の高い内燃機関点火用配電器装置を得る
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る内燃機関用配電器装置は、駆動軸の端部
に設けられ、回転する周面部と、この周面部の所定部を
軸方向に切り欠くように形成された平面状の当接部とを
有する係止体、上記当接部に当接部材を介して当接し、
上記駆動軸と一体的に回転すると共に、上記周面部に弾
性部材を介して圧接して駆動軸方向の抜けを抑制するよ
うに上記係止体に係止される配電ロータを備えたものに
おいて、上記周面部に第1及び第2の切り欠き平面を設
け、上記弾性部材は、上記周面部の第1の切り欠き平面
に圧接する第1の湾曲状の弾性片と、上記周面部の第2
の切り欠き平面に圧接する第2の湾曲状の弾性片とを備
えるように構成したものである。
〔作用〕 本発明における弾性部材は、配電ロータと周面部との間
に少なくとも2ケ所介装されており、配電ロータと駆動
軸の係止体との固定が強くなる。また、周面部に切り欠
き平面を設け、これに湾曲状の弾性片を圧接すると、そ
の接触は線接触的な接触となるので、配電ロータが駆動
軸の係止体から軸方向に抜けるのを抑制し、固定がより
確実となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図について説明する。第1図
は従来装置の第5図に相当する要部断面図、第2図は係
止部材と係止体との組立構成を示す斜視図であり、第2
図の(a)と(b)の組み合わせが第1図に示す第1実施例の
場合である。図において、即ち第1の実施例において、
係止体(4)は第1図及び第2図(b)に示す如く、その周面
部(41)が軸方向に3面でカットされている。即ち第1の
面は、従来装置と同様の当接部(42)であり、第2及び第
3の面は周方向の異なる位置にそれぞれ設けられた切り
欠き平面(41a)及び(41b)である。なお、上記第1〜第3
の面を仮にそれぞれの面の方向に延長すれば、仮想的な
3角柱を形成することができるが、かかる3角柱の断面
は、当接部(42)を含む面によって形成される部分を底辺
とする2等辺3角形であり、駆動軸の回転方向に配電ロ
ータ(50)の位置決めができるように構成されている。(7
0)は係止部材であり、当接部(42)に密着する当接部材(7
1)と、切り欠き平面(41a)及び(41b)にそれぞれ圧接する
図示する第1の湾曲状の弾性片(72a)及び第2の湾曲状
の弾性片(72b)とを有し、これらは同一のばね材から打
ち抜きにより作られ、一体的に形成されている。そし
て、上記係止部材(70)は、従来装置と同様に配電ロータ
(50)の空洞部(51)にはめ込まれ、係合突起(52)によって
抜けないように固定されている。
上記構成において、配電ロータ(50)は駆動軸に設けた係
止体(4)に対して、周方向における第1の部分である切
り欠き平面(41a)圧接する第1の湾曲状の弾性片(72a)
と、周方向における第2の部分である切り欠き平面(41
b)に圧接する第2の湾曲状の弾性片(72b)とを介して係
止されるように構成したので、周面部(41)に対する弾性
片による接触が、従来装置の点(1点)接触に対し、2
ケ所の線接触的な接触とすることができるので係合が確
実であり、図示しない機関の振動、あるいは配電ロータ
自体の慣性による力が加わっても係止体(4)から外れる
ことはほとんどなく、信頼性の高い配電器装置を得るこ
とができるものである。
上記第1の実施例では周面部(41)の2ケ所に切り欠き平
面を設け、第2図(b)のような「3面カット」としたが
必ずしもこれに限定されるものではない。
なお、第2図(c)の先行技術のように係止体(4)を従来装
置と同様の形状とし、これに第2図(a)のような係止部
材(70)を介して配電ロータを嵌着するように構成しても
従来装置に勝る抜け抑制の効果を得ることができる。
また、上記当接部材(71)は第1及び第2の弾性片(72a)
及び(72b)と共に一体的に構成したが、これらは互いに
別体に構成してもよい。さらに、係止体(4)は駆動軸(1)
の端部に別体に儲けたが、駆動軸(1)の端部を加工する
ことによって一体に設けることができることは当然であ
る。
上記実施例はこの発明の理解を容易にするために示した
一例に過ぎず、上記の他この発明の精神の範囲内で種々
の変形や変更が可能であることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、駆動軸の端部に設けら
れた周面部と、この周面部の所定部を軸方向に切り欠く
ように形成された平面状の当接部とを有する係止体、上
記当接部に当接部材を介して当接し、上記駆動軸と一体
的に回転すると共に、上記周面部に弾性部材を介して圧
接して駆動軸方向の抜けを抑制するように上記係止体に
係止される配電ロータを備えたものにおいて、上記周面
部に第1及び第2の切り欠き平面を設け、弾性部材を周
面部の第1の切り欠き平面に圧接する第1の湾曲状の弾
性片と、周面部の第2の切り欠き平面に圧接する第2の
湾曲状の弾性片とを備えるように構成したことにより、
周面部と弾性片との接触が少なくとも2ケ所の線接触的
な接触となり、配電ロータが駆動軸の係止体から抜ける
のを抑制し、嵌着がより確実で信頼性の高い内燃機関点
火用配電器装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による内燃機関点火用配電器
装置の要部を示す断面図、第2図(a)−(b)は上記実施例
における係止部材と係止体との組立を示す斜視図、第2
図(a)−(c)は先行技術における係止部材と係止体との組
立を示す斜視図、第3図は従来装置を示す断面図、第4
図は第3図の係止体と配電ロータとの係合を詳細に示す
断面図、第5図は第4図のV−V線における断面図、第
6図は第3図の係止体を示す斜視図である。 図において、(4)は係止体、(41)は周面部、(42)は当接
部、(50)は配電ロータ、(71)は当接部材、(72a)は第1
の弾性片、(72b)は第2の弾性片である。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関に同期して回転する駆動軸の端部
    に設けられ、回転方向に形成された周面部と、この周面
    部の所定部を軸方向に切り欠くように形成された平面状
    の当接部とを有する係止体、上記当接部に当接部材を介
    して当接し、上記駆動軸と一体的に回転すると共に、上
    記周面部に弾性部材を介して圧接して駆動軸方向の抜け
    を抑制するように上記係止体に係止される配電ロータを
    備えたものにおいて、上記係止体の周面部に第1及び第
    2の切り欠き平面を設け、上記弾性部材は、上記第1の
    切り欠き平面に圧接する第1の湾曲状の弾性片と、上記
    第2の切り欠き平面に圧接する第2の湾曲状の弾性片と
    を備えたものであることを特徴とする内燃機関点火用配
    電器装置。
JP63195960A 1988-08-08 1988-08-08 内燃機関点火用配電器装置 Expired - Lifetime JPH0660623B2 (ja)

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JPH0245658A JPH0245658A (ja) 1990-02-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219829A (en) * 1975-08-08 1977-02-15 Hitachi Ltd Rotor head of distributor for automobile
JPS5482232U (ja) * 1977-11-23 1979-06-11

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