JPH075270Y2 - ベ−ン式エア−ポンプ - Google Patents

ベ−ン式エア−ポンプ

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JPH075270Y2
JPH075270Y2 JP11543885U JP11543885U JPH075270Y2 JP H075270 Y2 JPH075270 Y2 JP H075270Y2 JP 11543885 U JP11543885 U JP 11543885U JP 11543885 U JP11543885 U JP 11543885U JP H075270 Y2 JPH075270 Y2 JP H075270Y2
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JP
Japan
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vane
rotor
seal member
air pump
movable seal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP11543885U
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English (en)
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JPS6224081U (ja
Inventor
博樹 根岸
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Yamada Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamada Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両用内燃機関への二次空気導入装置や過給
機として主に用いられるベーン式エアーポンプに関す
る。
第2図にベーン式エアーポンプの一例を示す。図面にお
いて、ケーシング(1)内に円筒状室(2)を形成し、
この円筒状室(2)に円筒状室(2)の軸心に対して回
転軸心を偏心させて回転子(3)を設け、この回転子
(3)はケーシング(1)の端壁に軸受を介して回転可
能に支持されている。そして、ケーシング(1)に一端
が固着され、円筒状室(2)と同心に回転子(3)内を
伸びるベーン軸(9)に、回転子に形成した長孔(10)
を貫通して伸びる3枚のベーン(12)が回転可能に支持
されており、回転子(3)に形成したシール溝(18)に
可動シール部材(11)が摺動自在に嵌挿され、背後に設
けた彎曲した板バネ(16)によりベーン(12)側面に弾
発接触して気密性を得ている。この可動シール部材(1
1)の反対側には回転子(3)の回転力をベーン(12)
に伝達し、ベーン(12)との気密性及び摺動性の向上の
ための固定シール部材(17)が設けてある。そして、円
筒状室(2)にはランド部(19)で仕切られた吸入室
(14)と吐出室(15)とが開口しており、回転子(3)
が回転し、それに伴つてベーン(12)が回転することで
ポンプ作用を行うものである。
ところでこの種ベーン式エアーポンプは、ポンプ効率を
向上させるために、可動シール部材(11)をベーン(1
2)側面に強い力で弾発接触させることが必要となり、
このことにより彎曲した板バネ(16)はバネ荷重の高い
ものとなり、自ら板厚が増すことになる。そのために、
ポンプ組立の際には回転子(3)に形成したシール溝
(18)に可動シール部材(11)を嵌挿した後に、可動シ
ール部材(11)の背後の僅かな隙間に、彎曲した板バネ
(16)を端面方向から挿入する際、バネ荷重の高いもの
を手で伸ばして挿入するため作業性が極めて悪く、この
作業の際によく可動シール部材(11)の端面を損傷する
ことがあつた。一般に可動シール部材(11)は黒鉛を素
材としているために損傷し易いものである。
本考案はこれらの点に鑑みなされたもので、可動シール
部材の背後に彎曲した板バネを端面方向から挿入する作
業を容易にし、しかもこの際に可動シール部材を損傷さ
せることのないベーン式エアーポンプを提供することを
目的とする。
以下添付図面に示す実施例に基づいて本考案を説明す
る。第1図は本考案第1の実施例を示すもので、第2図
に示すベーン式エアーポンプに適用したものである。図
面において、回転子(3)に形成したシール溝(18)に
摺動自在に可動シール部材(11)を嵌挿し、この可動シ
ール部材(11)の背後には、可動シール部材(11)をベ
ーン(12)側面に弾発接触させるための彎曲した板バネ
(16)が設けてあり、このシール溝(18)の両端の回転
子端壁(7)(8)により可動シール部材(11)は位置
決めされている。そして、この可動シール部材(11)の
背面背後に傾斜した切欠部(11a)が形成してある。ま
ず、端壁(7)が固着していない回転子(3)のシール
溝(18)に可動シール部材(11)を嵌挿し、次に可動シ
ール部材(11)の背後に彎曲した板バネ(16)を挿入す
る際に、その彎曲した板バネ(16)当接面の端部に傾斜
した切欠部(11a)を形成することにより開口部が広く
なるため従来に比べて、挿入する作業を容易なものとす
る。このため、バネ荷重の高い彎曲した板バネや板厚の
厚い彎曲した板バネであつても切欠部(11a)により可
動シール部材(11)背後の僅かな隙間に、可動シール部
材(11)を傷つけることなく挿入出来る。又、可動シー
ル部材(11)はシール溝(18)に対して予め向きが決め
られており、この向きを誤るとシール部材(11)(17)
の異状摩耗や、ポンプ効率の低下を生じる恐れがある
が、本実施例では可動シール部材(11)に形成した切欠
部(11a)を一定の向きに合わせることで、可動シール
部材(11)の誤組を防止することが出来る。
第3図は本考案の第2の実施例を示すもので、回転子
(3)に形成したシール溝(18)の底部に傾斜した切欠
部(3a)が形成してあり、この場合にも彎曲した板バネ
(16)を挿入する作業は極めて容易となるが、彎曲した
板バネ(16)の向きは前記実施例とは逆にすることが望
ましい。
本考案は前述の如くであるからベーン式エアーポンプに
おいて、可動シール部材の背後へ彎曲した板バネを挿入
する作業を極めて容易なものとすることが出来、この作
業の際に可動シール部材の端部は切欠部により損傷する
ことがない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1の実施例を示すもので第2図A−A
線に沿う断面図、第2図はベーン式エアーポンプの一例
を示す断面図、第3図は本考案の第2の実施例を示す第
2図A−A線に沿う断面図である。 符号の説明 1……ケーシング、2……円筒状室、3……回転子 9……ベーン軸、10……長孔 11……可動シール部材、12……ベーン 16……彎曲した板バネ、18……シール溝 11a,3a……切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(1)内に形成された円筒状室
    (2)の軸心に対して回転軸心を偏心させて回転子
    (3)を設け、前記円筒状室(2)と同心にベーン軸
    (9)を回転子(3)内に配し、該ベーン軸(9)に、
    回転子(3)の長孔(10)を貫通して伸びるベーン(1
    2)を回転自在に支持し、回転子(3)に形成したシー
    ル溝(18)に摺動自在に可動シール部材(11)を嵌挿
    し、該可動シール部材(11)を彎曲した板バネ(16)に
    よりベーン(12)側面に弾発接触させたベーン式エアー
    ポンプにおいて、前記可動シール部材(11)又はシール
    溝(18)の彎曲した板バネ当接面の端部に傾斜した切欠
    部(11a)(3a)を形成したことを特徴とするベーン式
    エアーポンプ。
JP11543885U 1985-07-26 1985-07-26 ベ−ン式エア−ポンプ Expired - Lifetime JPH075270Y2 (ja)

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JP11543885U JPH075270Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26 ベ−ン式エア−ポンプ

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JPS6224081U JPS6224081U (ja) 1987-02-13
JPH075270Y2 true JPH075270Y2 (ja) 1995-02-08

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ID=30999090

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JPS6224081U (ja) 1987-02-13

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