JPH0660505U - 自動車用日除け - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け取外しが簡便で経済的に製造すること
ができ、使用後は折りたたんで収納することができる自
動車用の日除けを提供する。 【構成】 自動車のフロントガラス（２）内面をほぼ被
い得る大きさのシート片（１）を有し、該シート片の上
部に袋状の掛部（３）を設け、この掛部をサンバイザー
（４）にかけるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自動車日除けの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

自動車のフロントガラスから入射する日光を遮ぎるものとして厚紙やプラスチ ック材で形成した折りたたみ式の自動車用日除けが存在する。

【０００３】

【考案の解決課題】

この種の日除けは、折りたたみ式に形成されているので、使用後は折りたたん だ状態にしておくことができる。しかしこの折りたたんだ状態は縦長であってそ れ以上に折りたたむことができないものであるから、かなり嵩張るものであって 収納する場所に不便を感じる。又該日除けが自動車のフロントガラス面の大きさ に合っていれば使用にさしつかえないが、大きかったりすると、該ガラス面に合 わせて上部または下部をカットしなければならないし、又小さすぎれば日除けの 効果は半減してしまう。更に日除けをガラス面に保定するのに吸盤を用いる場合 があるが、これはその取付け取外しがかなり面倒であり、又ガラス面が熱くなっ てくると吸盤内の空気が膨張して吸盤が落ちてしまうことがある。 本考案はこれらの欠点を改善すると共に簡便な自動車用日除けをより経済的に 提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は全体をシ−ト片で形成し使用後は任意の大きさにたたんで収納するこ とができるようにすると共に、シ−ト片の上部に袋状の掛部を設け該掛部をサン バイザ−に掛け、外すだけで簡便に使用することができるようにした。

【０００５】

【実施例】

シ−ト片（１）は、自動車のフロントガラス（２）内面をほぼ被い得る大きさ に形成され、その上部に袋状の掛部（３）を有し、該掛部がサンバイザ−（４） に掛けられるようになっている。

【０００６】 上記シ−ト片（１）は、種々の布地，不織布，紙材，各種プラスチックシ−ト 、これらのシ−ト片に適宜アルミ箔等をラミネ−トしたり吹付け加工等したもの 、布地や不織布等の紙の間にプラスチックシ−ト材を挿入し積層一体化したもの 等任意の大きさに折りたためるもので形成することができる。なお該シ−ト片の 周縁には適宜縁取り（５）が縫着（６），接着等して設けられる。

【０００７】 上記掛部（３）は、図示のものでは、シ−ト片の上部を折り返し上記サンバイ ザーが挿入される両側を全体的、部分的に縫着して袋状に形成しているが、その 縫着部分は接着，溶着等するようにしてもよい。

【０００８】 上記シ−ト片の上部中央には、バックミラ−（７）が邪魔にならないように切 欠部（８）が設けられている。なお該バックミラ−（７）が邪魔にならないもの では、上記切欠部（８）を省略することがある。

【０００９】 また、上記シ−ト片の下部をフロントガラス（２）の形状に相応して末広がり に形成しておくと、フロントガラス両側部からの光をより一層遮ぎることができ る。

【００１０】 上記シ−ト片は、図３に示すように、上記シ−ト片の下部にプラスチック片（ 発泡体を含む），木片，厚紙片，金属片その他適宜の重りとしての機能を有し折 りたたむのにさしつかえない程度の大きさに形成した保定部材（９）を適当な間 隔で縫いつけ，接着剤等の手段で付着したり、袋状の収容部(10)を設けこれに収 納したりして形成することができ、その保定部材をダッシュボードの上に置けば シート片をフロントガラス内面に十分沿わせることができる。なお、上記シート 片はその下部を厚くして上記重りの役目をさせてもよく、又上記シート片の下部 をダッシュボードの上に垂らし、該ダッシュボード上に置かれる飾り物やティッ シュペーパー等の適当なもの(11)で押さえるようにしてもよい。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は上記のようにシ−ト片で形成され自動車のフロントガラスの種々の大 きさに対応して使用することができると共に任意の大きさにたたんでおくことが できるので、不使用時には小さくたたんでダッシュボ−ト等に収納することがで きる。又シ−ト片の上部には袋状の掛部が設けられているので、該掛部をサンバ イザ−に着脱するだけで簡単に取付け取外しすることができ、かつシ−ト片の上 部に袋状の掛部を形成するという簡素化した構成によって経済的に作ることがで きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す一部切欠いた平面図であ
る。

【図２】取付け状態を示す斜面図である。

【図３】他の実施例を示す一部切欠いた拡大断面図であ
る。

【符号の説明】

１ シ−ト片 ２ フロントガラス ３ 掛部
４ サンバイザ− ８ 切欠部 ９ 保定部材

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車のフロントガラス内面をほぼ被い
   得る大きさに形成したシ−ト片を備え、該シ−ト片はそ
   の上部にサンバイザ−に掛け得る袋状の掛部を有する自
   動車用日除け。
2. 【請求項２】 上記シ−ト片上部のバックミラ−に相応
   する部位に切欠部を有する請求項１に記載の自動車用日
   除け。
3. 【請求項３】 上記シ−ト片の両側縁部を下部に末広が
   り状に形成した請求項１または２に記載の自動車用日除
   け。
4. 【請求項４】 上記シ−ト片の下部に重りとしての働き
   をする保定部材を有する請求項１〜３のいずれかに記載
   の自動車用日除け。