JPH0660391A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH0660391A
JPH0660391A JP21617792A JP21617792A JPH0660391A JP H0660391 A JPH0660391 A JP H0660391A JP 21617792 A JP21617792 A JP 21617792A JP 21617792 A JP21617792 A JP 21617792A JP H0660391 A JPH0660391 A JP H0660391A
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JP
Japan
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head
optical
optical disk
moving
yoke
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JP21617792A
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English (en)
Inventor
Takashi Koshiyouji
隆 小正路
Hideo Ando
秀夫 安東
Masaki Maeda
征樹 前田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッド移動手段の振動に伴う光学ヘッドの振動
を極力押さえることができ、高密度かつ高速の記録再生
を可能とした光ディスク装置を提供する。 【構成】シャフト20によりスライド自在に支持された
光学ヘッド7A(7B)にムービングコイル30を取付
け、該ムービングコイル30内を遊挿するヨーク31お
よび該ヨーク31に沿って配設されたマグネット32か
らなりヘッド支持手段24とは別に支持されたリニアモ
ータ磁気回路部材33により光学ヘッド7A(7B)を
移動するように構成し、軽量化による高速移動時におけ
る振動発生を防止するとともに、リニアモータ磁気回路
部材33を支持する方の部材から発生する振動をムービ
ングコイル30とヨーク31との間にある隙間Gで吸収
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の記憶再生に利用
される光ディスク装置に係わり、詳しくは、光学ヘッド
を光ディスクの面に沿って移動させることにより情報処
理を行う光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、高密度の記録再生を行なう光ディ
スク装置に於いて、光学ヘッドを光ディスクの面に沿っ
て移動させるヘッド移動手段としては、ムービングコイ
ルが取付けられた光学ヘッドを含むアクセス機構部と、
前記ムービングコイル内を遊挿する磁性体であるヨーク
および該ヨークに沿って配設された永久磁石等のマグネ
ットからなる固定的に設けられたリニアモータ磁気回路
部とからなるリニアモータが用いられている。
【0003】従来、この種の光ディスク装置において
は、光学ヘッドを含むアクセス機構部とその駆動用のリ
ニアモータ磁気回路部とを別々に支持する構造となって
おらず、光学ヘッドを支持する方の部材はリニアモータ
磁気回路部の重さの影響を受け、見かけ上アクセス機構
部が重量化され固有振動数の関係から振動し易くなり、
高密度の記録再生の障害となるといった問題がある。
【0004】リニアモータ磁気回路部は、上記のように
ヨークやマグネットから構成されているが、この部分は
可動部である光学ヘッドと比較して相対的に重い、特
に、アクセス時間短縮をめざして光学ヘッドをより高速
に駆動すべく推力を大きくしようとすると、これに比例
してリニアモータ磁気回路部自身もある程度大きさが必
要となり、結果的にリニアモータ磁気回路部材の重さが
装置全体に占める割合が大きくなる。同時に、リニアモ
ータ磁気回路部材およびアクセス機構を支持する支持手
段は、その振動対策上、十分な剛体支持が必要となり、
更に全体重量が増えてしまうという悪循環が生じ、高密
度の記録再生を実現する上での障害となるという問題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
光ディスク装置は、光学ヘッドを含むアクセス機構部と
その駆動用のリニアモータ磁気回路部とを別々に支持す
る構造となっておらず、光学ヘッドを支持する方の部材
はリニアモータ磁気回路部の重さの影響を受け、見かけ
アクセス機構部が重量化され固有振動数の関係から振動
し易くなり、高密度の記録再生の障害となるといった問
題があった。
【0006】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、光学ヘッドの振動を極力押さえることができ、高密
度の記録再生を可能とした光ディスク装置を提供する目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべく第1の手段として、光学ヘッドを光ディスクの
面に沿って移動させることにより情報処理を行う光ディ
スク装置であって、前記光学ヘッドを前記光ディスクの
面に沿って移動させるべくスライド自在に支持するヘッ
ド支持手段と、このヘッド支持手段によりスライド自在
に支持された前記光学ヘッドおよびこれに取付けられた
ムービングコイルを含むアクセス機構部と前記ムービン
グコイル内を遊挿するヨークおよび該ヨークに沿って配
設されたマグネットからなり前記ヘッド支持手段とは別
に支持されたリニアモータ磁気回路部とを有し前記光学
ヘッドを光ディスク面に沿って移動させるヘッド移動手
段とを具備してなる構成としたものである。
【0008】また、第2の手段として、情報処理を行う
ための窓部を両面に有するカートリッジ本体内に光ディ
スクを収容してなり、かつ前記窓部と連通する状態に光
学ヘッドとの干渉を防止する切欠部を形成した光ディス
クカートリッジを受入れて処理する両面アクセス対応の
光ディスク装置であって、前記光ディスクを保持して回
転駆動するディスク駆動手段と、このディスク駆動手段
が配設された側に位置して設けられ前記窓部を介して光
ディスクの一面に近接した状態となるとともに光ディス
クの一面に沿って移動することにより情報処理を行う第
1の光学ヘッドと、この第1の光学ヘッドを前記光ディ
スクの一面に沿って移動させるべくスライド自在に支持
する第1のヘッド支持手段と、この第1のヘッド支持手
段によりスライド自在に支持された前記第1の光学ヘッ
ドに取付けられたムービングコイルを含むアクセス機構
部と前記ムービングコイル内を遊挿するヨークおよび該
ヨークに沿って配設されたマグネットからなり前記第1
のヘッド支持手段とは別に支持されたリニアモータ磁気
回路部とを有し前記第1の光学ヘッドを光ディスクの一
面に沿って移動させる第1のヘッド移動手段と、前記デ
ィスク駆動手段が配設された側とは反対側に位置して設
けられ前記窓部を介して光ディスクの他面に近接した状
態となるとともに光ディスクの他面に沿って移動するこ
とにより情報処理を行う第2の光学ヘッドと、この第2
の光学ヘッドを前記光ディスクの他面に沿って移動させ
るべくスライド自在に支持する第2のヘッド支持手段
と、
【0009】この第2のヘッド支持手段によりスライド
自在に支持された前記第2の光学ヘッドに取付けられた
ムービングコイルを含むアクセス機構部と前記ムービン
グコイル内を遊挿するヨークおよび該ヨークに沿って配
設されたマグネットからなり前記第2のヘッド支持部材
とは別に支持されたリニアモータ磁気回路部とを有し第
2の光学ヘッドを光ディスクの他面に沿って移動させる
第2のヘッド移動手段と、前記光ディスクカートリッジ
の挿脱時に光ディスクカートリッジと干渉しない位置に
ディスク駆動手段を退避させるとともに記録再生時には
光ディスクが記録再生可能な位置になるようにディスク
駆動手段を変位させる変位手段と、を具備してなる構成
としたものである。
【0010】
【作用】本発明の第1の手段の光ディスク装置によれ
ば、ヘッド支持手段によりスライド自在に支持された光
学ヘッドにムービングコイルを取付け、該ムービングコ
イル内を遊挿するヨークおよび該ヨークに沿って配設さ
れたマグネットからなりヘッド支持手段とは別に支持さ
れたリニアモータ磁気回路部により光学ヘッドを移動す
るようにしたから、光ヘッドを含めたアクセス機構部と
その駆動用のリニアモータ磁気回路部とを別々に支持す
る構造となり、光学ヘッドを支持する方の部材はリニア
モータ磁気回路部の重さに影響される事が無く、見かけ
上アクセス機構部が軽量化されたことと同じ効果を持
ち、固有振動数の関係から生じるビビリなどの振動発生
を防止できる。また、重量物であるリニアモータ磁気回
路部を支持する方の部材から発生する高密度記録再生の
障害となる振動は、光学ヘッドを含めた可動部側に取り
付けられているムービングコイルと、固定部側であるヨ
ークとの間にある隙間で吸収され、光学ヘッドを支持す
る部材側にはその振動が伝わる事がない。したがって、
高密度かつ高速の記録再生が可能となる。
【0011】また、本発明の第2の手段の光ディスク装
置によれば、第1の手段の作用に加え、窓部と連通する
状態に光学ヘッドとの干渉を防止する切欠部を形成した
光ディスクカートリッジを用いるとともに、光ディスク
カートリッジの挿脱時に光ディスクカートリッジと干渉
しない位置に退避させるとともに記録再生時には光ディ
スクが記録再生可能な位置になるようにディスク駆動手
段を変位させる構成としたから、光ディスクカートリッ
ジの水平ローディングが可能であり、また、ローティン
グの際に必要であった光学ヘッドの窓部での上下動機構
を不要としてアクセス機構全体を振動対策上有利な剛体
支持可能とし、高密度の記録再生を実現することが可能
となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。まず、図3を参照して本発明にて使用される光
ディスクカートリッジ1について説明する。図3はシャ
ッタ2を開いた状態を、斜め上から見た斜視図である。
【0013】光ディスクカートリッジ1は、記録再生を
行なうためのアクセス用の窓部3A,3Bをその両面に
有したカートリッジ本体4内に300mm(12インチ)
の光ディスク5を収納したもので、前記窓部3A,3B
は、両面一体型のシャッタ2で開閉される構成となって
いる。図示の矢印Aは、光ディスクカートリッジ1の後
述する光ディスク装置6への挿入方向を示す。
【0014】また、カートリッジ本体4の挿入方向端で
アクセス用の窓部3A,3Bに隣接する状態に形成され
た前端枠部4Aの両面には、後述する光学ヘッド7A,
7B(図2参照)と干渉しないように薄い断面ながら梁
4Bを持った状態に切欠部8,8が形成されている。そ
して、光ディスクカートリッジ1に面方向性を持たせず
表裏関係なく光ディスク装置6への自由な挿入を可能と
したものである。次ぎに、図2を参照して上記光ディス
クカートリッジ1を使用する両面アクセス対応の光ディ
スク装置6について説明する。
【0015】図中10は、前面に光ディスクカートリッ
ジ1を挿脱するための挿脱口11を有する装置本体であ
り、この装置本体10内の略中央部には、ディスク駆動
手段としてのスピンドルモータ12が配設されている。
このスピンドルモータ12は、光ディスク5の回転中心
部に設けられた金属製のハブ部5Aを磁気的に吸着保持
する磁力発生手段および光ディスク5の位置決め部を有
するターンテーブル13と、このターンテーブル13を
駆動するモータ14とからなる。
【0016】装置本体10内には、前記挿脱口11から
挿入された光ディスクカートリッジ1を取込んで光ディ
スク5を前記スピンドルモータ12のターンテーブル1
3に装着したり、光ディスクカートリッジ1を前記挿脱
口11に排出するとともに、搬送途上において前記シャ
ッタ2を開閉するシャッタ開閉機構を搭載した図示しな
いローディング機構が内蔵されている。
【0017】なお、このローディング機構は、公知のも
のから上下方向の移動機能を除去した水平方向に取込み
排出するだけのより簡単なものとなっており、その詳細
に付いては説明を省略する。
【0018】さらに、装置本体10内には、前記光ディ
スクカートリッジ1のアクセス用の窓部3A,3Bを介
して光ディスク5の下面に近接する第1の光学ヘッドと
しての下側の光学ヘッド7Aおよび光ディスク5の上面
に近接する第2の光学ヘッドとしての上側の光学ヘッド
7Bが配設されている。
【0019】光学ヘッド7A,7Bは、図1に示すよう
に、それぞれ2本の平行なシャフト20,20によりス
ライド自在に支持されている。シャフト20,20は、
その両端部をシャフトホルダ22,22を介して装置本
体10内下部に設けられた床面構造物などからなる支持
部材23(図2参照)に固定されている。また、このよ
うな第1、第2のヘッド支持手段24,25によりそれ
ぞれ光ディスク5の半径方向(矢印a方向)に往復動自
在に支持された光学ヘッド7A,7Bは、それぞれヘッ
ド移動手段15A,15Bにより移動されるようになっ
ている。
【0020】ヘッド移動手段15A,15Bは、それぞ
れ次のような構成となっている。すなわち、光学ヘッド
7A(7B)には、ムービングコイル30,30が取付
けられている。また、前記シャフト20,20に沿い、
かつ前記ムービングコイル30,30内を遊挿するヨー
ク31,31および該ヨーク31,31に沿って配設さ
れたマグネット32,32からなる双動型のリニアモー
タ磁気回路部33が配置されている。
【0021】そして、光学ヘッド7A(7B)に取付け
られたムービングコイル30,30と、双動型のリニア
モータ磁気回路部33との組合わせにより駆動力を発生
させるようになっている。
【0022】また、リニアモータ磁気回路部33は、装
置本体10内下部および上部に設けられた前記支持部材
23とは別な構造物からなる支持部材35(図1参照)
に支持された状態となっている。
【0023】上記構成にあっては、光学ヘッド7A(7
B)、2本の平行シャフト20,20及びムービングコ
イル30,30を含めたアクセス機構部34と、双動型
のリニアモータ磁気回路部33とを別々に支持する構造
としているため、軽量化が必要であるアクセス機構部3
4を支持する部材は重量物であるリニアモータ磁気回路
部33の重さの影響を受けることがなく、見かけ上アク
セス機構部が軽量化されたことと同じ効果を持ち、固有
振動数の関係から生じるビビリなどの振動発生を防止で
きる。
【0024】また、図4で示すように、重量物であるリ
ニアモータ磁気回路部材33,33を支持する部材の振
動(矢印X,Y)は、ムービングコイル30と、リニア
モータ磁気回路部材33のヨーク31との間の隙間(ギ
ャップ)Gで吸収される。これにより、高密度の記録再
生を実現することができることになる。
【0025】一方、前記スピンドルモータ12は、変位
手段としてのモータ変位手段40により、光ディスクカ
ートリッジ1の挿脱時に光ディスクカートリッジ1と干
渉しない位置(図2の二点鎖線位置)に退避させるとと
もに記録再生時には光ディスク5が記録再生可能な位置
(図2の実線位置)に変位するようになっている。
【0026】モータ変位手段40は、図5に示すように
なっている。すなわち、モータ14は、ガイドシャフト
41を案内として上下動自在なスライダ42に取り付け
られている。ガイドシャフト41は、装置本体10に対
して固定的に設けられた支持部材43によりその上下両
端部を保持された状態となっている。
【0027】また、この様にガイド手段44により上下
動自在なスピンドルモータ12は、移動手段45によっ
て上下方向に移動されるようになっている。すなわち、
モータ14には、ラック46が取付けられており、この
ラック46には、装置本体10に対して固定的に設けら
れたモータ47により駆動されるピニオン48が噛合し
た状態となっており、モータ47の正回転および逆回転
によりスピンドルモータ12を上下方向に移動するよう
になっている。次ぎに、上記構成の光ディスクカートリ
ッジ1を両面アクセス対応の光ディスク装置6に挿入し
て記録再生が行なえる状態になるまでの経緯を説明す
る。まず、光ディスクカートリッジ1をシャッタ2のあ
る側を先頭にして光ディスク装置の挿脱口11に矢印A
方向に挿入する。
【0028】挿脱口11に挿入された光ディスクカート
リッジ1は、図示しないローティング機構により所定位
置まで水平に取り込まれる。このとき図示しないシヤッ
タ開閉機構により通常はスプリングの付勢力によって閉
じているシャッタ2が開いた状態になる。
【0029】この時、スピンドルモータ12は、光ディ
スクカートリッジ1と干渉しない位置(図2に二点鎖線
位置)に退避した状態となっているとともに、下側の光
学ヘッド7Aおよび上側の光学ヘッド7Bが、光ディス
ク5の上下面に記録再生可能な距離を保ったまま、光デ
ィスクカートリッジ1と干渉しないその延長線上(図中
実線位置)に退避している。したがって、光ディスクカ
ートリッジ1を水平にローティングすることができる。
【0030】そして、所定位置まで取り込まれると光デ
ィスクカートリッジ1の取込み動作が停止し、ついで、
モータ変位手段40のモータ47が正方向に駆動してス
ピンドルモータ12が上昇する。そして、光ディスク5
がスピンドルモータ12のターンテーブル13上にセッ
トされる。このようにして、光ディスク5がスピンドル
モータ12のターンテーブル13上にセットされた段階
で、面情報が検出される。
【0031】この面方向検出手段は、図示しないが、例
えば光ディスクカートリッジ1のカートリッジ本体4に
設けた図示しない面情報となるホール(小孔)を光学セ
ンサによりチェックしたり、あるいは、下側の光学ヘッ
ド7Aにより光ディスク5に記録された面情報を読み取
って確認し、図示しない制御装置にその検出情報を入力
するようになっている。
【0032】ついで、光学ヘッド7A,7Bが退避位置
から光ディスク5の上面の記録再生可能な位置まで移動
してくる。このとき、カートリッジ本体4の前端枠部4
Aには切欠部8が形成されているため干渉することなく
光学ヘッド7A,7Bが窓部3A,3Bに対向する位置
(図中二点鎖線位置)まで移動する。
【0033】そして、光ディスク5が上記面情報に基づ
いて所定方向に回転した状態において、下側の光学ヘッ
ド7Aおよび上側の光学ヘッド7Bが半径方向に移動
し、光ディスク5の両面に対する情報の記録再生作業を
行うことになる。
【0034】光ディスク5による情報の記録再生作業が
終了すると、まず、光学ヘッド7A,7Bが退避すると
ともに、モータ変位手段40のモータ47が逆方向に駆
動してスピンドルモータ12が下降し、光ディスクカー
トリッジ1と干渉しない位置(図2に二点鎖線位置)に
退避した状態となる。この後、図示しないローティング
機構により、光ディスクカートリッジ1が挿脱口11の
方向に水平搬送されて光ディスク装置6外に排出され
る。
【0035】なお、光ディスクカートリッジ1は、図3
に示す形状以外に、例えば、前端枠部4Aに梁4Bを残
すこと無く下側の光ピックアップ7Aおよび上側の光ピ
ックアップ7Bと干渉しないように必要部分を全て切り
取った切欠部を形成した構成としても良い。
【0036】また、下側の光学ヘッド7Aと上側の光学
ヘッド7Bを移動可能に支持する第1、第2のヘッド支
持手段24,25の取付け構造、材質等は適宜選定すれ
ば良く、要は剛性支持でき且つ軽量化を可能とするもの
であれば、どのような構成、材質としてもよいことは勿
論である。その他、本発明は上記実施例に限らず、本発
明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿
論である。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにしたか
ら、次のような効果を奏する。
【0038】請求項1記載の光ディスク装置によれば、
ヘッド支持手段によりスライド自在に支持された光学ヘ
ッドにムービングコイルを取付け、該ムービングコイル
内を遊挿するヨークおよび該ヨークに沿って配設された
マグネットからなりヘッド支持手段とは別に支持された
リニアモータ磁気回路部により光学ヘッドを移動するよ
うにしたから、光ヘッドを含めたアクセス機構部とその
駆動用のリニアモータ磁気回路部とを別々に支持する構
造となり、光学ヘッドを支持する方の部材はリニアモー
タ磁気回路部の重さに影響される事が無く、見かけ上ア
クセス機構部が軽量化されたことと同じ効果を持ち、固
有振動数の関係から生じるビビリなどの振動発生を防止
できる。また、重量物であるリニアモータ磁気回路部を
支持する方の部材から発生する高密度記録再生の障害と
なる振動は、光学ヘッドを含めた可動部側に取り付けら
れているムービングコイルと、固定部側であるヨークと
の間にある隙間で吸収され、光学ヘッドを支持する部材
側にはその振動が伝わる事がない。したがって、高密度
かつ高速の記録再生が可能となるといった効果を奏す
る。
【0039】また、請求項2記載の光ディスク装置によ
れば、請求項1記載のものの効果に加えて、窓部と連通
する状態に光学ヘッドとの干渉を防止する切欠部を形成
した光ディスクカートリッジを用いるとともに、光ディ
スクカートリッジの挿脱時に光ディスクカートリッジと
干渉しない位置に退避させるとともに記録再生時には光
ディスクが記録再生可能な位置になるようにディスク駆
動手段を変位させる構成としたから、光ディスクカート
リッジの水平ローディングが可能であり、また、ローテ
ィングの際に必要であった光学ヘッドの窓部での上下動
機構を不要としてアクセス機構全体を振動対策上有利な
剛体支持可能とし、高密度の記録再生を実現することが
可能となるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の要部であるヘッド移
動手段の構成を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例の光ディスク装置に光ディス
クカートリッジが挿入された状態を概略的に示す側断面
図。
【図3】図2に示す光ディスク装置に使用する光ディス
クカートリッジのシャッタを開いた状態を斜め上から見
た概略的斜視図。
【図4】図1に示すヘッド移動手段の要部の構成説明
図。
【図5】図2に示す光ディスク装置の要部であるモータ
変位手段の構成を概略的に示す側面図。
【符号の説明】
1…光ディスクカートリッジ、2…シャッタ、3A,3
B…窓部、4…カートリッジ本体、5…光ディスク、6
…両面アクセス対応の光ディスク装置、7A,7B…光
ピックアップ(光学ヘッド)、8…切欠部、10…装置
本体、11…挿脱口、12…スピンドルモータ(ディス
ク駆動手段)、15A,15B…ヘッド駆動手段、20
…シャフト、22…シャフトホルダ、23…支持部材、
24…第1のヘッド支持手段、25…第2のヘッド支持
手段、30…ムービングコイル、31…ヨーク、32…
マグネット、33…リニアモータ磁気回路部、34…ア
クセス機構部、35…支持部材、40…モータ変位手
段、41…ガイドシャフト、42…スライダ、43…支
持部材、44…ガイド手段、45…移動手段、46…ラ
ック、47…モータ、48…ピニオン、G…隙間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ヘッドを光ディスクの面に沿って移
    動させることにより情報処理を行う光ディスク装置であ
    って、 前記光学ヘッドを前記光ディスクの面に沿って移動させ
    るべくスライド自在に支持するヘッド支持手段と、 このヘッド支持手段によりスライド自在に支持された前
    記光学ヘッドおよびこれに取付けられたムービングコイ
    ルを含むアクセス機構部と前記ムービングコイル内を遊
    挿するヨークおよび該ヨークに沿って配設されたマグネ
    ットからなり前記ヘッド支持手段とは別に支持されたリ
    ニアモータ磁気回路部とを有し前記光学ヘッドを光ディ
    スク面に沿って移動させるヘッド移動手段と、を具備し
    てなることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 情報処理を行うための窓部を両面に有す
    るカートリッジ本体内に光ディスクを収容してなり、か
    つ前記窓部と連通する状態に光学ヘッドとの干渉を防止
    する切欠部を形成した光ディスクカートリッジを受入れ
    て処理する両面アクセス対応の光ディスク装置であっ
    て、 前記光ディスクを保持して回転駆動するディスク駆動手
    段と、 このディスク駆動手段が配設された側に位置して設けら
    れ前記窓部を介して光ディスクの一面に近接した状態と
    なるとともに光ディスクの一面に沿って移動することに
    より情報処理を行う第1の光学ヘッドと、 この第1の光学ヘッドを前記光ディスクの一面に沿って
    移動させるべくスライド自在に支持する第1のヘッド支
    持手段と、 この第1のヘッド支持手段によりスライド自在に支持さ
    れた前記第1の光学ヘッドに取付けられたムービングコ
    イルを含むアクセス機構部と前記ムービングコイル内を
    遊挿するヨークおよび該ヨークに沿って配設されたマグ
    ネットからなり前記第1のヘッド支持手段とは別に支持
    されたリニアモータ磁気回路部とを有し前記第1の光学
    ヘッドを光ディスクの一面に沿って移動させる第1のヘ
    ッド移動手段と、 前記ディスク駆動手段が配設された側とは反対側に位置
    して設けられ前記窓部を介して光ディスクの他面に近接
    した状態となるとともに光ディスクの他面に沿って移動
    することにより情報処理を行う第2の光学ヘッドと、 この第2の光学ヘッドを前記光ディスクの他面に沿って
    移動させるべくスライド自在に支持する第2のヘッド支
    持手段と、 この第2のヘッド支持手段によりスライド自在に支持さ
    れた前記第2の光学ヘッドに取付けられたムービングコ
    イルを含むアクセス機構部と前記ムービングコイル内を
    遊挿するヨークおよび該ヨークに沿って配設されたマグ
    ネットからなり前記第2のヘッド支持部材とは別に支持
    されたリニアモータ磁気回路部とを有し第2の光学ヘッ
    ドを光ディスクの他面に沿って移動させる第2のヘッド
    移動手段と、 前記光ディスクカートリッジの挿脱時に光ディスクカー
    トリッジと干渉しない位置にディスク駆動手段を退避さ
    せるとともに記録再生時には光ディスクが記録再生可能
    な位置になるようにディスク駆動手段を変位させる変位
    手段と、を具備してなることを特徴とする光ディスク装
    置。
JP21617792A 1992-08-13 1992-08-13 光ディスク装置 Pending JPH0660391A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6030511A (en) * 1995-02-03 2000-02-29 Nec Corporation Collimated sputtering method and system used therefor
US6113750A (en) * 1996-06-10 2000-09-05 Nec Corporation Method of forming thin metal films

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