JPH0660339B2 - 溶銑の脱珪,脱りん方法 - Google Patents

溶銑の脱珪,脱りん方法

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JPH0660339B2
JPH0660339B2 JP2014289A JP2014289A JPH0660339B2 JP H0660339 B2 JPH0660339 B2 JP H0660339B2 JP 2014289 A JP2014289 A JP 2014289A JP 2014289 A JP2014289 A JP 2014289A JP H0660339 B2 JPH0660339 B2 JP H0660339B2
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Japan
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dephosphorization
blowing
gas
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進 務川
義正 水上
修平 小野山
一幸 伊賀
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Description

〔産業上の利用分野〕
本発明は、溶銑の予備処理時間を短縮し、処理の効率化
を図る溶銑の脱珪、脱りん方法に関する。 〔従来の技術〕 溶銑の脱りん処理をおこなう従来技術としては、例えば
特開昭62-109911号,109912号,109913号等の公報に開
示されている技術がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 ところで上部特開昭62-109911号公報は、溶銑の予備処
理を脱珪反応促進期間とその後の期間に区分して攪拌動
力値650〜1100、300〜650w/tを与える
ことで、脱珪速度を高め、脱りん反応が盛んに生じる珪
素濃度(約0.1%)に早く到達させんとした技術であ
り、総送酸速度については規定はなく、脱珪と脱りんを
殆ど同時に実行することによる効率化を意図したもので
はない。 特開昭62-109912号公報は、溶銑の予備処理における脱
珪反応促進期間の脱珪酸素供給速度を特定の関係式で求
め、脱りん期より多量の酸素を供給することを規定する
ことで脱珪反応を速く行わせようとするものである。従
って、脱珪と脱りんを殆ど同時に実行することによる効
率化を意図したものではない。 また特開昭62-109913号公報は、溶銑の予備処理を脱珪
反応促進期間とその後の期間に区分して攪拌動力値65
0〜1100、300〜650w/tを与えると共に脱
珪反応促進期間の脱珪酸素供給速度を特定の関係式で求
められる酸素を供給することを規定することで脱珪反応
を早く行わせようとするものである。従って、上記同様
に脱珪と脱りんを殆ど同時に実行することによる効率化
を意図したものではない。 本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、脱珪と脱
りんを殆ど同時に実行することで予備処理時間を短縮化
を達成し、効率化を図る溶銑の脱珪、脱りん方法を提供
する。
【問題を解決するための手段】
溶銑にCaO含有物質および酸素源を添加して溶銑の脱
珪、脱りんを行うに際し、下記(1)式にて定義される
溶銑に与える底吹き攪拌力を1.2〜10KW/t、総送酸
速度Vo2を0.8〜2.5Nm3/t/minとすることを特徴とす
る溶銑の脱珪、脱りん方法である。 ここにQ9;吹き込みガス量(Nl/min)、 T;溶銑温度(゜K)、 Wm;溶銑重量(t)、 Ho;吹き込み深さ(m)、 T9;吹き込み前のガス温度(゜K) Vo2=(総酸素原単位,O2ガス換算Nm3/t)/(精錬時
間,min) である。 〔作用〕 上記した本発明の脱珪、脱りんを行うに際し、微粉のCa
O含有物質を吹き込むか、または塊状のCaO含有物質を溶
銑に添加し、さらに鉄鉱石等の固体酸素源および気体酸
素を添加する。ここで供給される総酸素原単位は、気体
で供給される02源と、原料中に酸化物などで存在するO2
の総和であり、これを気体酸素量に換算して総送酸速度
をVo2を0.8〜2.5Nm3/t/minの範囲とし、これらを含
むガスまたはガス発生物質を吹き込むことにより、底吹
き攪拌力を1.2〜10KW/tに保ち脱珪、脱りんを行
う。 第1図は攪拌力と総送酸速度をVo2の関係において、
その適正範囲を示した図面である。 が1.2KW/t未満では、02供給に対して攪拌力が弱
く、従ってスラグ中のFeOが増加する。またが10KW/
t超では攪拌力が強すぎてスプラッシュが多量に発生
し、Fe分ロスが増加して好ましくない。従っては1.2
〜10KW/tに限定した。 Vo2が0.8Nm3/t/min未満では、O2供給に対して攪拌力
が強いために脱りんされたP2O5が還元して再びPとな
る。またVo2が2.5Nm3/t/min超ではO2が過剰となり、
この場合脱りん処理時間は短くなるが、脱炭反応が著し
く進行し不経済となる。従って、Vo2は0.8〜1.2Nm3/t
/minに限定した。 上記した底吹攪拌力と総送酸速度を適用することによ
り、第3図に示すように、脱珪と脱りんが殆ど同時に進
行し、短時間に脱珪と脱りんを達成できる。 〔実施例〕 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第2図は転炉装置の側断面図であり、先ず脱珪処理を施
していないSi-0.34%含有の160Tの溶銑2と5.0tのス
クラップ3を転炉1に装入し、底吹き羽口4から0.09Nm
3/t/minのN2ガスとともにブロータンク5内のフラッ
クス(CaCO3)を8.7kg/tの割合にて約8分間連続して溶
銑2中に吹き込んだ。この吹き込みにより、脱りん脱珪
処理中の攪拌エネルギーを=4.5KW/tに保持した。
これは下記(2)式に示すCaCO3の分解によるCO2ガスの発
生を利用して攪拌エネルギーを確保した例である。 CaCO3→CaO+CO2 ……(2) また吹き込み開始と同時にホッパー6内のフラックス
(塊状のCaO-18.2kg/t,塊状のCaFe2-1.7kg/t)お
よび鉄鉱石16.7kg/tを溶銑2に投入した。またフラッ
ク吹き込み開始と同時にランス7を介して酸素ガスジェ
ットを2.0Nm3/t/minの割合で8分間吹き付け、脱珪
脱りん処理をおこなった。この場合のVo2は1.6Nm3/t
/minであった。 第3図に本実施例の溶銑成分の経時変化を示す。図に示
すように吹き始めから8分間にて溶銑中のりん濃度は0.
095%から0.019%に低下している。なお処理前後の溶銑
温度は、各々1355℃および1360℃で殆んど変化はなかっ
た。 第4図は溶銑成分の経時変化の比較例を示す。比較例に
おいては脱珪処理を施していないSi-0.34%含有の157t
の溶銑2と5.0tのスクラップ3を転炉1に装入し、ブ
ロータンク5より0.09Nm3/t/minのN2ガスとともに脱
りんフラックスCaO-8.7kg/tを吹き込んだ。脱りんフ
ラックス吹き込み開始とともにランス7より酸素ガスジ
ェットを0.8Nm3/t/minの割合で12分間吹き付け、ま
た同時にホッパー6内の脱りんフラックス(塊状のCaO-
6.7kg/t,塊状のCaFe2-2.0kg/t)および鉄鉱石8.3k
g/tを溶銑2に投入した。本比較例ではVo2=0.9Nm3
t/minであったが、りん濃度を0.020%以下とするのに
12分を要した。なお処理前後の溶銑温度は、各々1375℃
および1345℃であった。 本発明においては、攪拌力を保つ方法としてN2,Arを
ランス7あるいは羽口4から吹き込んでもよいし、また
ガス発生物質を吹き込む等の手段を用いてもよい。更に
Vo2を最適範囲とするためには、O2ガスの添加速度を調
節してもよいし、鉄鉱石等の酸化性物質の連続添加によ
っても可能であり、これらをランス7または羽口4を介
して供給することができる。 〔発明の効果〕 以上説明したごとく本発明は、溶銑の攪拌力と総送酸速
度を制御することによって、実施例にその一例を示すご
とく脱珪,脱りん処理時間を8分程度に短縮可能とする
ものであり、不必要な脱炭を起こすこともなく、脱りん
後の温度を1290℃〜1350℃に保つことができ、安定して
低濃度に脱りんすることができる。また本方法は反応容
器として転炉,トピードカー,鍋等を適時用いておこな
うことができるので設備費を要せず、また熱損失の減少
と、反応時間の短縮による耐火物等の原単位も少なくな
り、反応の促進によって予備処理効率の向上を図り得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は脱りん処理の適正範囲を示す図面、第2図は転
炉装置の一例の側断面図、第3図は実施例における溶銑
成分の経時変化を示すグラフ、第4図は比較例における
経時変化を示すグラフである。 1……転炉、2……溶銑、3……スクラップ、4……底
吹き羽口、5……ブロータンク、6……ホッパー、7…
…ランス
フロントページの続き (72)発明者 伊賀 一幸 愛知県東海市東海町5―3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭62−109911(JP,A) 特開 昭62−109912(JP,A) 特開 昭62−294128(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶銑にCaO含有物質および酸素源を添加し
    て溶銑の脱珪、脱りんを行うに際し、下記(1)式にて
    定義される溶銑に与える底吹き攪拌力を1.2〜10KW/
    t、総送酸速度Vo2を0.8〜2.5Nm3/t/minとすること
    を特徴とする溶銑の脱珪、脱りん方法。 ここにQg;吹き込みガス量(Nl/min)、 T;溶銑温度(゜K)、 Wm;溶銑重量(t)、 Ho;吹き込み深さ(m)、 Tg;吹き込み前のガス温度(゜K) Vo2=(総酸素原単位,O2ガス換算Nm3/t)/(精錬時
    間,min)
JP2014289A 1989-01-30 1989-01-30 溶銑の脱珪,脱りん方法 Expired - Lifetime JPH0660339B2 (ja)

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