JPH0660329B2 - 微粉体吹込制御方法 - Google Patents

微粉体吹込制御方法

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JPH0660329B2
JPH0660329B2 JP24311890A JP24311890A JPH0660329B2 JP H0660329 B2 JPH0660329 B2 JP H0660329B2 JP 24311890 A JP24311890 A JP 24311890A JP 24311890 A JP24311890 A JP 24311890A JP H0660329 B2 JPH0660329 B2 JP H0660329B2
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隆弘 久米田
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、微粉体吹込制御方法に係り、特に、インジェ
クションタンクに微粉炭を貯留し、該タンク内に加圧ガ
スを吹込み、被供給設備へ前記貯留された微粉炭を搬送
・供給するに際して各供給配管に接続されたブースタガ
ス吹込配管を介して供給するブースタガス量の調整によ
り、前記供給配管内の圧損を制御して、該微粉炭の搬送
・供給量を制御する際に用いるのに好適な、微粉体吹込
制御方法に関する。
【従来の技術】
高炉やセメントキルン等の、一定圧力を有すると共に、
複数の羽口等の受給口を有する被供給設備には、所要の
微粉体を安定して供給する必要がある。例えば、高炉へ
微粉炭を安定供給しようとする場合、高炉羽口の各々に
連通した供給配管内を通過する微粉炭・気体混合物の流
量をいかに均等に保つかが重要な課題となる。 しかしながら、インジェクションタンクから各羽口に至
る多数の供給配管は、羽口同士の距離差や管レイアウト
の都合から生じる曲げ数や曲げ角度の差等に伴う固有の
抵抗差を有しているため、配管の圧力損失(以下、圧損
と称する)が各配管で等しくならない結果、供給配管に
何等かの流量制御手段を設けなければ、各羽口に等量の
微粉炭を供給できないという恐れがあった。このため、
従来、各供給配管にブースタガス吹込配管をそれぞれ接
続して、該吹込配管からのブースタガス供給量の調整を
行い、各供給配管において目標とする微粉体・気体混合
物の流量を得ようとする技術が種々提案されている(特
開昭57−112231、同58−55507、同58
−69625等)。 ここで、第7図に高炉羽口に微粉炭を供給する設備のイ
ンジェクションタンク10から供給配管20に至る構成
例を示す。同図に示すように、インジェクションタンク
10には、加圧気体供給管12を介して加圧ガスを流量
(加圧ガス量)Q1吹込み、該タンク10内の微粉炭を
エアレーションさせて、向先(羽口)に供給する。この
インジェクションタンク10にはその内部圧力を検出す
るための圧力計14が設けられており、検出圧力は前記
ガス供給管12経路上の流量調整弁16にフィードバッ
クされ、加圧ガス量Q1が目標値となるようにされる。
又、インジェクションタンク10には、該インジェクシ
ョンタンク10内の微粉炭の重量を検出するためのロー
ドセル18が設けられ、この検出重量wの変化dw/dtか
ら、羽口への微粉炭吹込量を知るようにしている。 一方、インジェクションタンク10から高炉羽口へ向か
って複数本の供給配管20が設けられており、この供給
配管20の途中には、ブースタガス吹込配管22が接続
されている。このブースタガス吹込配管22を介してブ
ースタガスが流量(ブースタガス量)Q4供給されると
共に、インジェクションタンク10内から流量(吐出ガ
ス量)Q3のガスが吐出され、結局、羽口へ向かう供給
配管20内には、全体として流量(搬送ガス量)Q5
ガスが流れる。なお、第7図において、符号24はブー
スタガス吹込配管22のガス流量Q4を調整するための
流量調節弁、26は逆流を防止するための逆止弁、Q2
はインジェクションタンク10内から粉体が搬送され、
その代わりに残留したガス量(置換ガス量)である。 従来は前記インジェクションタンク10において、各供
給配管20の微粉炭輸送量は、ブースタガス量Q4を変
化させて制御している。この場合、各供給配管20へは
均等に微粉炭が流れているものとして、ロードセル18
によりインジェクションタンク10の重量変化dw/dtを
測定して、各供給配管20の輸送量を把握し、ブースタ
ガス量Q4の制御により供給配管20内の圧損を調整し
て前記輸送量が目標値になるようにする。 ここで、前記圧損を供給管路全長に亘って直接把握する
のは困難なため、従来、圧損ΔPは次式(1)のような
推定式を用いて推定していた。 ΔP=(1+mα)(λ・Le/D) ×(γvB 2/2g) ……(1) 但し、mは固気比(微粉体とガスとの比)、αは圧損係
数(微粉体によって決まる)、λは管摩擦係数、Leは
相当管長(供給配管において、その垂直部、ベンド部を
水平管長に換算した全長)、Dは管内径、γはガス比
重、vBは供給配管内流速(ブースタガス量Q4、ブース
タ圧力、配管径から把握されたもの)、gは重力加速度
である。 従来、(1)式のように、供給配管内流速vとしてブー
スタガス量Q4に依存としたガス流速vBを用いて圧損を
求めていた。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際に供給配管20内を流れる搬送ガス
量Q5は、前記ブースタガス量Q4だけではなく、インジ
ェクションタンク10から流れ出るガス吐出量Q3も含
まれていること等から、精度良く微粉体の搬送量の吹込
制御できない場合が生じるという問題点がある。 即ち、前記ガス流速vBは、管内の圧損を求めるために
供給配管内を流れる搬送ガス量Q5から算出すべきもの
(ガス流速v)であるが、前記(1)式ではブースタガ
スの流速vBのみ利用しており、従って、推定される圧
損ΔPが低めになり易い。以上のことから、従来の技術
では精度良く吹込性能を推定できず、低圧粉体輸送時に
は使用できても、例えば高炉羽口より微粉炭を吹込むよ
うな高圧(例えば6〜10kg/cm2G)による粉体輸送
に際しては高精度な微粉体吹込制御ができない恐れがあ
る。 本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたもの
で、精度良く供給配管内の圧力損失(圧損)を求めて、
微粉体の吹込量を精度良く目標値に制御できる微粉体吹
込制御方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、インジェクションタンクに微粉体を貯留し、
該タンク内に加圧ガスを吹込み、前記インジェクション
タンクから各供給配管を介して被供給設備へ微粉体を搬
送・供給するに際して、各供給配管に接続された、ブー
スタガス吹込配管を介して供給するブースタガス量の調
整により、供給配管内の圧損を制御して、微粉体の搬送
・供給量を制御する微粉体吹込制御方法において、前記
加圧ガスの供給配管内通過量を、予め求めた前記タンク
の加圧ガス効率を元に求め、前記供給配管の圧損を、前
記求められた加圧ガスの供給配管内通過量とブースタガ
ス量とに基づき推定し、推定した圧損に基づき微粉体吹
込量が目標値となるブースタガス量を決定することによ
り、前記課題を解決するものである。
【作用】 以下、本発明の原理を説明する。 例えば第1図に、微粉体吹込装置におけるガス量Q1
5を模式的に示す。 従来、配管内圧損ΔPを求めるに際し、前出(1)式の
ようにブースタガス量Q4のみの流速vBで算出してい
る。しかるに、圧損ΔPは、次式(2)のように表わす
のがより正確である。即ち、(1)式は実際のガス量Q
5(ブースタガス量Q4とインジェクションタンク10か
らの吐出ガス量Q3との和)による流速vで算出してい
ない。 ΔP=(1+mα)(λ・Le/D) ×(γv2/2g) ……(2) インジェクションタンクに微粉炭を入れてガスを送っ
て、ブースタガス量Q4に対する微粉炭吹込量dw/dt〔k
g/h・羽口〕の関係を、インジェクションタンク内圧
力(以下、吹込圧という)P0を種々に変えて測定し
た。この結果を第2図中の破線に示す。同図には、同一
条件で前出(1)式から求めた前記関係を示す。同図か
ら理解されるように、(1)式を計算した計算値と実測
値は大幅に異なっており、圧損は実際の値より低いもの
である。 よって、従来、圧損ΔPは真の値が推定されず低めにな
り易かった。 これに対して、前記吐出量Q3を例えば連続式粉体流量
計により実測で把握することが考えられるが、一般にこ
のような測定に対して信頼性のある粉体流量計が存在せ
ず、何らかの手法により推定することが必要である。 そこで、発明者は供給管摩擦係数λ、圧損係数α、吐出
ガス量Q3を推定するため、種々の調査・研究を行っ
た。 一般に、微粉体吹込量、即ち、インジェクションタンク
の重量変化dw/dtは、次式(3)〜(8)で推定でき
る。 dw/dt=m・Q5・γ ……(3) この場合、供給配管内を流れる搬送ガス量Q5は次式
(4)のようにブースタガス量Q4と、インジェクショ
ンタンクから微粉体と共に流れるガス吐出量Q3との和
で表わされる。 Q5=Q4+Q3 ……(4) 又、前記吐出ガス量Q3は、インジェクションタンクへ
の加圧ガス量Q1と微粉体の置換ガス量Q2との差から、
次式(5)のように表わされる。 Q3=Q1−Q2 ……(5) 又、加圧ガス効率(即ち、加圧ガス量Q1のうちタンク
加圧に使われる比率)ηは、次式(6)のように表わさ
れる。 Q2=η・Q1 ……(6) 配管内平均ガス流速は次式(7)のように表わされる
と共に、固気比mは次式(8)のように表わされる。 =Q5/πD2×60/4)×1.033 /(1.033+) ……(7) m=(ΔP/ΔPgas−1)α…(8) ここでΔPgas=・(Le・D)(2/2g)であ
り、は配管内平均ガス密度、は配管内平均ガス圧力
〔kg/cm2G〕である。 しかしながら、この(2)〜(8)式中で実測可能なも
のは、ガス比重γ、ブースタガス量Q4、タンク加圧ガ
ス量Q1、差圧ΔP、配管相当管長Le、配管内径Dで
あり、管内摩擦係数λ、加圧ガス効率η、圧損係数αは
不明である。 そこで、発明者はこれら加圧ガス効率η等を推定するべ
く、供給管の相当管長を同等にした微粉体輸送装置を運
転し、これについてデータ解析を種々行った。 まず、ガス単体を送ってレイノズル数Reに対する管摩
擦係数λを測定した。測定結果を第3図に示す。同図に
おいて符号iの曲線は試験初期のデータであり、iiの曲
線は試験末期(試験回数は25回程度行った)のデータ
である。これにより試験回数を増して行くと管内壁の粗
度の変化のためが管摩擦係数λの値が低下し、当該係数
はλ=0.02に近づいてきた。しかし、該係数λ=
0.02に一定ではなく、レイノルズ数Reとの相関が
あることがわかった。本試験初期の解析を行うため管摩
擦係数λには曲線i(λ=7.65/Re1/2)を用い
ることとした。 なお、レイノルズ数Reは、管内平均速度に対して次
式(9)のように表わされる。 Re=・D/ν ……(9) 但し、νは動粘性係数〔m2/S〕である。 又、吹込圧P0に対する加圧ガス効率ηは例えばガス比
重γ=0.964の条件下で第4図に示すような関係で
あった。同図により、加圧ガス効率ηと吹込圧P0には
高い相関があり、図の場合のように加圧ガス効率ηは、
例えば吹込圧P0に比例してη=4.0313P0+0.
01083で説明できることが判った。 又圧損係数αは、微粉炭吹込量dw/dtの増加に伴い増加
する傾向にあるため、この吹込量dw/dtとの関係のある
微粉体置換ガス量Q2を説明変数と考え、例えば前記第
4図に示す関係の加圧ガス効率ηを用いて、ガス比重γ
=0.86の条件下で、圧損係数αとこの置換ガス量Q
2の関係を求めた。その結果例を第5図に示す。 第5図から、前記圧損係数αと置換ガス量Q2の間には
比較的高い相関があり、同図の場合α=0.217+
0.181Q2で推定可能なことが判る。 以上のことから、加圧ガス効率ηを予め求めておき、そ
れを元に加圧ガス量Q1から(6)式で置換ガス量Q2
求め、該ガス量Q2と加圧ガス量とから(5)式で吐出
ガス量Q3を求め得る。なお、圧損係数αについては置
換ガス量Q2から例えば第5図中の関係を用いて、管摩
擦係数λについては搬送ガス量Q5から例えば(7)、
(9)式レイノルズ数Reを求め、それにより第3図の
関係を用いて求め得る。 ここで前記のように推定可能な管内摩擦係数λ、加圧ガ
ス効率η、圧損係数αを用いて前出(2)〜(8)式か
ら微粉炭吹込量dw/dt〔kg・h/羽口〕を算出し搬送ガ
ス量Q5〔Nm3/h〕に対する関係を調べた。この算出
した値と実測値との関係例を第6図に示す。 第6図から判るように、実測値と計算値はほぼ一致して
いる。同図において、吹込量dw/dtが例えば45h/h
の場合、約125m3/minの搬送ガス量Q5が必要である
から、同図からほぼ圧損ΔP=2.9g/cm2で操業で
きると思料される。即ち、羽口圧が4.8g/cm2Gと
すると、タンク圧は4.8+2.9=7.7g/cm2
が操業目標となる。 本発明は前記知見に基づきなされたものである。 本発明によれば、ブースタガスのみならず、インジェク
ションタンクから吐き出されるガスに基づき圧損を推定
するため、従来の如くブースタガスのみから圧損を算出
していた場合に比べて、精度良く微粉体吹込量を制御す
ることができる。特に、高炉羽口に対して高圧下で微粉
体を吹込むようなブースタガス量の制御のみでは、低目
になり易い微粉体供給設備において、高精度な吹込制御
が可能になる。又、各供給配管での吹込量の正確な把握
が可能になる。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。 この実施例は、第1図に示すような構成の、高炉28内
へ羽口30から所望の微粉体、例えば微粉炭を搬送ガス
(例えば空気)により吹込む微粉体(微粉炭)吹込装置
である。 この場合、インジェクションタンク10へは、その上部
方向に設けられたインジェクションホッパ(図示省略)
から遮断弁32を介して微粉体が供給されるようになっ
ている。又加圧ガス(量Q1)とブースタガス(量Q4
は、1つの管系が枝わかれした配管42、22を介して
供給されるようになっており、ブースタガス吹込配管2
2には流量調整弁24、逆止弁26の他、遮断弁34と
仕切弁36が設けられている。更に供給配管20のイン
ジェクションタンク10からの入側には遮断弁37が設
けられている。なお、その他の構成は前出第7図に示し
た微粉炭吹込装置と同様であるため、同様の部分に同一
番号を付してその説明は略する。又、微粉炭吹込装置
は、第1図(B)の如き制御系を有しており、圧損ΔP
等の演算のための各係数m、Le等や目標吹込量(dw/
dt)0を設定するための各データ設定部38と、差圧Δ
Pの算出及び吹込量の制御を行うための演算制御指令部
40とを有している。 この実施例に係る微粉炭吹込装置においては、演算・制
御指令部40において、次の手順により、既に求めた各
データ(例えば前出第2図〜第5図のデータ)から圧損
ΔPひいては微粉体吹込量dw/dtを把握し、これを目標
吹込量とすべく、ブースタガス量Q4及び加圧ガス量Q1
を、それぞれの流量調整弁24、16等の操作により制
御する。 まず、加圧ガス効率η=Q2/Q1を圧力計14で検出さ
れた吹込圧力P0から例えば前出第4図で求めた近似式
(η=0.0313P0+0.1083)により求め
る。 次いで、微粉炭に置換されるガス量Q2を、この加圧ガ
ス効率ηから前出(6)式により求める。次いで圧損係
数αをこの置換ガス量Q2から例えば前出第5図に示し
たα=0.217+0.181Q2で求める。 吐出ガス量Q3を加圧ガス量Q1と前記のように求めた置
換ガス量Q2との差から前出(5)式により求め、次い
で、搬送ガス量Q5を、この吐出ガス量Q3にブースタガ
ス量Q4を前出(4)式のように加算することにより求
める。 次いで求められた搬送ガス量Q5から前出(7)、
(9)式、第3図の関係(λ=7.65/Re1/2)を
用いて管内摩擦係数λを求めると共に、前出(7)式か
ら平均ガス流速度を求めて(2)式から圧損ΔPを推
定する。 次いで、算出された圧損ΔP等から前出(8)式より固
気比mを求め、前出(3)から微粉炭吹込量dw/dtを求
める。 このようにして求めた微粉炭吹込量dw/dtを現在の微粉
炭吹込量と考え、この微粉炭吹込量dw/dtが目標値(dw
/dt)0となるように、前記第6図の如き関係を用いて
前記ブースタガス量Q4の調整により圧損ΔPを制御す
る。これにより、高炉羽口から目標となる吹込量(dw/
dt)0の微粉炭を吹込む。 なお、前記実施例においては微粉体として、高炉へ吹込
む微粉炭を例示したが、本発明が実施される微粉体はこ
のような微粉炭に限定されるものではなく、他の、例え
ばセメントキルンに吹込む粉粒体にも実施することがで
きる。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、供給配管内の加圧
ガスの通過量を精度良く求めて、供給配管の圧損を精度
良く推定し、微粉体吹込量を目標値にできる最適なブー
スタガス量を決定することができる。従って、粉体供給
設備に目標量の粉体を精度良く供給し、等速の円滑な操
業を確保することができる。特に、高炉羽口の如く、高
圧下で微粉炭を吹込むようなブースタガス量の制御のみ
では、低目になり易い微粉体供給設備で高精度な微粉体
吹込制御が可能になる。又、各供給配管の吹込量の正確
な把握が可能になるため、例えば高炉において、各羽口
からの微粉炭吹込量制御ひいては高炉円周方向の正確な
吹込制御が可能になるため、高炉円周方向の熱バランス
がくずれた場合熱バランスを考えた任意の吹込制御がで
きる。このため、高炉の操業安定化、及び、操業変動に
対する柔軟性がもてる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)は、本発明の実施例に係る微
粉炭吹込制御装置の全体的な構成及び制御系を示す、一
部断面図を含む管路図及びブロック図、 第2図は、前記実施例の作用を説明するための、ブース
タガス量と微粉炭吹込量の関係例を示す線図、 第3図は、同じく、レイノルズ数と摩擦係数との関係例
を示す線図、 第4図は、同じく、吹込圧と加圧ガス効率の関係例を示
す線図、 第5図は、同じく、置換ガス量と圧損係数との関係を示
す線図、 第6図は、本発明の実施効果を確認するための輸送ガス
量に対する微粉炭吹込量の関係例を示す線図、 第7図は、従来の微粉炭吹込装置の構成例を示す、一部
断面図を含む管路図である。 10…インジェクションタンク、 12…加圧ガス供給管、 14…圧力計、 16…加圧ガス用流量調整弁、 18…ロードセル、 20…微粉体の供給配管、 22…ブースタガス吹込配管、 24…ブースタガス吹込流量調整弁、 26…逆止弁、 28…高炉、 30…羽口、 38…各データ設定部、 40…演算、制御指令部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インジェクションタンクに微粉体を貯留
    し、該タンク内に加圧ガスを吹込み、前記インジェクタ
    から各供給配管を介して被供給設備へ前記微粉体を搬送
    ・供給するに際して、各供給配管に接続されたブースタ
    ガス吹込配管を介して供給するブースタガス量の調整に
    より前記供給配管内の圧損を制御して、微粉体の搬送・
    供給量を制御する微粉体吹込制御方法において、 前記加圧ガスの供給配管内通過量を、予め求めた前記タ
    ンクの加圧ガス効率を元に求め、 前記供給配管の圧損を、前記求められた加圧ガスの供給
    配管内通過量とブースタガス量とに基づき推定し、 推定した圧損に基づき微粉体吹込量が目標値となるブー
    スタガス量を決定することを特徴とする微粉体吹込制御
    方法。
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