JP3396281B2 - 粒子の流量計測装置 - Google Patents

粒子の流量計測装置

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JP3396281B2 JP33085493A JP33085493A JP3396281B2 JP 3396281 B2 JP3396281 B2 JP 3396281B2 JP 33085493 A JP33085493 A JP 33085493A JP 33085493 A JP33085493 A JP 33085493A JP 3396281 B2 JP3396281 B2 JP 3396281B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、微粉炭焚きボイラの微
粉炭管内を空気搬送される微粉炭、スラッジ、バーク、
ソーダスト焚きボイラの燃料、ボイラの火炉内に投入さ
れる炉内脱硫用石灰石など気流搬送される粒子の流量計
測に適用される粒子の流量計測装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、微粉炭焚きボイラの微粉炭管内を
空気搬送される微粉炭の流量は、ミルの上流に位置して
重量式または容積式などの計量器を具えた給炭機により
計測されている。ミルを出た微粉炭は各バーナまでそれ
ぞれの微粉炭管内を空気搬送されており、予め計算によ
り各微粉炭管内における圧力損失が均等となるようにオ
リフィス等を設置して微粉炭の流量がそれぞれのバーナ
に均等に配分されるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、微粉炭
焚ボイラにおいて微粉炭管内を空気搬送される微粉炭の
流量はミルの上流に位置して重量式または容積式などの
計量器を具えた給炭機により計測されているが、誤差が
大きいうえに給炭機で計測された石炭がミルを経てバー
ナに至るまでには多少の時間が費かるため、計測値と実
際値とでは時間的にずれを生じる不具合がある。また、
ミルを出て複数の微粉炭管内を空気搬送される微粉炭の
流量が均等となるように予め各微粉炭管内の圧力損失を
計算してオリフィス等を設置しているが、実際に流れて
いる微粉炭の流量は確認することができないなどの不具
合がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明に係る粒子の流量
計測装置は上記課題の解決を目的にしており、粒子を気
流搬送する搬送管の垂直部および水平部にそれぞれ設置
され上記搬送管内の単位距離間における圧力損失を計測
する圧力損失検出器と、前記垂直部および水平部におけ
る圧力損失の差と前記単位距離に基づき前記粒子の比重
量を演算し、前記比重量と前記搬送管内を流れる気体の
流量に基づき前記粒子の流量を演算する手段とを備えた
構成を特徴とする。 【0005】 【作用】即ち、本発明に係る粒子の流量計測装置におい
ては、粒子を気流搬送する搬送管の垂直部および水平部
にそれぞれ設置された圧力損失検出器により搬送管内の
単位距離間における圧力損失が計測され計測されたそれ
ぞれの圧力損失の差と前記単位距離に基づき前記粒子の
比重量を演算し、その比重量と搬送管内を流れる気体の
流量に基づいて粒子の流量が演算されるようになってお
り、垂直部においては粒子の重量が圧力損失に加わるた
めに仮に搬送管の垂直部と水平部とにおけるそれぞれの
圧力損失をΔPv ,ΔPh とすると、ΔPv −ΔPh
γHの式が成立つ。ここで、γは搬送管内で浮遊状態に
おける粒子の比重量(kg/m3) 、Hは圧力損失を計測する
単位距離である。この式により粒子の比重量γが求ま
り、この比重量γに各搬送管において粒子を搬送してい
る気体の流量を乗じることにより各搬送管内を搬送され
る粒子の流量が求まる。 【0006】 【実施例】図1は本発明の一実施例に係る微粉炭の流量
計測装置の説明図である。図において、本実施例に係る
微粉炭の流量計測装置は微粉炭焚きボイラの微粉炭管内
を流れる微粉炭などの外、スラッジ、バーク、ソーダス
ト焚きボイラの燃料、ボイラの火炉内に投入される炉内
脱硫用石灰石など空気搬送される各種粒子の流量計測に
も利用できるもので、図に示すように微粉炭焚きボイラ
の石炭は給炭管6からミル1へ供給されてミル1で微粉
炭に粉砕され、搬送用空気により微粉炭管2a,2b,
2c,2dを通ってそれぞれのバーナ2へ送られるが、
バーナに至るまでの各微粉炭管2a〜2dに圧力損失を
計測するのに十分な長さの垂直部と水平部とが設けられ
ており、それぞれ等しい距離(H=L)間の圧力損失を
求める垂直部の圧力損失検出器3と水平部の圧力損失検
出器4とが設置されている。そして、一例として微粉炭
管2aの垂直部における圧力損失をΔPvA、水平部にお
ける圧力損失をΔPhAとすると、演算器5が得られた垂
直部と水平部とにおける圧力損失の差ΔPvA−ΔPhA
計算し、垂直部の圧力損失ΔPhAには微粉炭の重量が加
わっているので、ΔPv −ΔPh =γHの式により浮遊
状態における微粉炭の比重量γA (kg/m3) を求め、この
比重量γA に微粉炭管2a内を流れる空気量GA (m3/h)
を乗じて単位時間に微粉炭管2a内を流れる微粉炭量G
CA(kg/h)を求める計算を行うようになっている。ただ
し、微粉炭の比重量γA は空気に比べて十分に大きいも
のとする。図における符号7は弁、8はオリフィスであ
る。 【0007】微粉炭管2a内における浮遊状態の微粉炭
の比重量γA (kg/m3) 、微粉炭管2a内を流れる微粉炭
量GCA(kg/h)はそれぞれ次式で表わされる。 【0008】γA =(ΔPvA−ΔPhA)/H GCA=γA ×GA 従って、ミル1への石炭投入量GTC(kg/h)は GTC=GCA+GCB+GCC+GCD で得られる。ここで、GCB,GCC,GCDはそれぞれ微粉
炭管2b,2c,2d内を流れる微粉炭量(kg/h)であ
る。 【0009】なお、微粉炭管2a〜2d内を流れる個々
の空気量を計測していない場合には、ミル1入口に設置
されている搬送用空気の流量計9により計測される空気
量C TKから求めることもできる。即ち、各微粉炭管2a
〜2d内を流れる空気量GKA〜GKDは次式で求まる。 【0010】 【数1】【0011】ここで、ΔPvA,ΔPvB,ΔPvC,ΔPvD
はそれぞれ微粉炭管2a〜2dの垂直部における圧力損
失である。また、ΔPhA,ΔPhB,ΔPhC,ΔPhDはそ
れぞれ微粉炭管2a,2b,2c,2dの水平部におけ
る圧力損失である。これら一連の計算も演算器5により
行われる。 【0012】従来は、微粉炭焚きボイラにおいて微粉炭
管内を空気搬送される微粉炭の流量はミルの上流に位置
して重量式または容積式などの計量器を具えた給炭機に
より計測されているが、誤差が大きいうえに給炭機で計
測された石炭がミルを経てバーナに至るまでには多少の
時間が費かるため、計測値と実際値とでは時間的にずれ
を生じる不具合がある。また、ミルを出て複数の微粉炭
管内を空気搬送される微粉炭の流量が均等となるように
予め各微粉炭管内の圧力損失を計算してオリフィス等を
設置しているが、実際に流れている微粉炭の流量は確認
することができないなどの不具合がある。これらに対し
て、本微粉炭の流量計測装置においては微粉炭を定常的
に比較的希薄な状態(固気比が0.2乃至1の範囲)で
空気搬送する微粉炭管2a〜2dの垂直部と水平部とに
おける一定距離間の圧力損失を計測し、これらの圧力損
失の差を求めることによりそれぞれの微粉炭管2a〜2
d内を流れる微粉炭の流量が求まるようになっている。
即ち、微粉炭管2a〜2dの垂直部における圧力損失に
は微粉炭の重量が加わるので、微粉炭管2a〜2dの垂
直部と水平部とにおけるそれぞれの圧力損失をΔPv
ΔPh とすると、ΔPv −ΔPh =γHの関係がある。
ただし、γは微粉炭管2a〜2d中における浮遊状態の
微粉炭の比重量(kg/m3) 、Hは垂直部における圧力損失
の計測距離である。上記の式から微粉炭の比重量γが求
まり、この微粉炭を搬送している搬送空気の流量を乗じ
ることにって微粉炭管2a〜2d内を流れる微粉炭の流
量を求めることができる。これにより、微粉炭の流量を
より正確に、リアルタイムに計測することが可能であ
る。また、ミル1から複数本出ている微粉炭管2a〜2
dそれぞれにおける微粉炭の流量を正確に計測すること
ができ、各バーナ2への流量アンバランスを確認して必
要に応じて弁7により微粉炭の流量を調整することがで
きる。 【0013】 【発明の効果】本発明に係る粒子の流量計測装置は前記
のように構成されており、搬送管の垂直部と水平部とに
おけるそれぞれの単位距離間における圧力損失の差と
の単位距離に基づいて粒子の比重量を演算し、この比重
量と各搬送管において粒子を搬送している気体の流量と
から各搬送管内を搬送される粒子の流量が求まるので、
各搬送管における粒子の流量をより正確にリアルタイム
に計測することが可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の一実施例に係る微粉炭の流量計
測装置のフロー系統図である。 【符号の説明】 1 ミル 2 バーナ 2a 微粉炭管 2b 微粉炭管 2c 微粉炭管 2d 微粉炭管 3 圧力損失検出器 4 圧力損失検出器 5 演算器 6 給炭管 7 弁 8 オリフィス 9 流量計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/74

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 粒子を気流搬送する搬送管の垂直部およ
    び水平部にそれぞれ設置され上記搬送管内の単位距離間
    における圧力損失を計測する圧力損失検出器と、前記垂
    直部および水平部における圧力損失の差と前記単位距離
    に基づき前記粒子の比重量を演算し、前記比重量と前記
    搬送管内を流れる気体の流量に基づき前記粒子の流量を
    演算する手段とを備えたことを特徴とする粒子の流量計
    測装置。
JP33085493A 1993-12-27 1993-12-27 粒子の流量計測装置 Expired - Lifetime JP3396281B2 (ja)

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JPH07190826A JPH07190826A (ja) 1995-07-28
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