JP2001201376A - 気体混合粉体中の粉体の流量を測定する粉体流量測定装置および方法 - Google Patents
気体混合粉体中の粉体の流量を測定する粉体流量測定装置および方法Info
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- JP2001201376A JP2001201376A JP2000034137A JP2000034137A JP2001201376A JP 2001201376 A JP2001201376 A JP 2001201376A JP 2000034137 A JP2000034137 A JP 2000034137A JP 2000034137 A JP2000034137 A JP 2000034137A JP 2001201376 A JP2001201376 A JP 2001201376A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 気体と粉体との混合流体中の粉体の流速を迅
速正確に測定する。 【解決手段】 ベンチュリ管等の差圧流気体量計を利用
し、混合流体が差圧流量計を流動中の絞込部と非絞込部
との圧力差Δpを測定し、この圧力差Δpから混合流体
の比重量を計測し、さらにこの比重量と気体流量から粉
体の流量を計測する。
速正確に測定する。 【解決手段】 ベンチュリ管等の差圧流気体量計を利用
し、混合流体が差圧流量計を流動中の絞込部と非絞込部
との圧力差Δpを測定し、この圧力差Δpから混合流体
の比重量を計測し、さらにこの比重量と気体流量から粉
体の流量を計測する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送気体に混合
されて搬送される粉体の流量を測定する粉体流量測定装
置に関に関する。
されて搬送される粉体の流量を測定する粉体流量測定装
置に関に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば石炭を燃焼させ、これを熱源とす
るボイラでは、石炭粉を搬送空気によりボイラの火炉へ
連続に供給することが行われている。ここで重要なこと
は、石炭粉の火炉への供給流量を調整して火炉の燃焼を
適正に制御することである。そのためには、火炉への石
炭粉の供給流量を常時測定する必要がある。
るボイラでは、石炭粉を搬送空気によりボイラの火炉へ
連続に供給することが行われている。ここで重要なこと
は、石炭粉の火炉への供給流量を調整して火炉の燃焼を
適正に制御することである。そのためには、火炉への石
炭粉の供給流量を常時測定する必要がある。
【0003】従来の石炭粉供給流量の測定方法の一例を
図3により説明する。図3はボイラへの燃料供給経路の
概要を示している。1はボイラ(図示せず)の火炉、2
は石炭供給源、3は熱空気源、4は火炉1と石炭供給源
2とを連通する燃料配管、5は石炭供給源2と熱空気源
3とを連通する配管である。なお、配管4は図では1本
となっているが、一般的には複数本が設けられている。
石炭供給源2は上方部から石炭バンカ21、石炭ゲート
22、給炭機23、給炭管24、粉砕機25等から構成
されている。
図3により説明する。図3はボイラへの燃料供給経路の
概要を示している。1はボイラ(図示せず)の火炉、2
は石炭供給源、3は熱空気源、4は火炉1と石炭供給源
2とを連通する燃料配管、5は石炭供給源2と熱空気源
3とを連通する配管である。なお、配管4は図では1本
となっているが、一般的には複数本が設けられている。
石炭供給源2は上方部から石炭バンカ21、石炭ゲート
22、給炭機23、給炭管24、粉砕機25等から構成
されている。
【0004】原料石炭は、石炭バンカ21に投入され、
石炭ゲート22を経てベルトコンベアからなる給炭機2
3へ送給される。給炭機23は石炭バンカ21から投入
された石炭を給炭管24へ移送するものであり、かつ、
ベルトの一定区間内上の石炭粉の重量が測定される。そ
の後、石炭粉は給炭管24を経て粉砕機25へ落下投入
され、ここで粉砕されて粉体化される。
石炭ゲート22を経てベルトコンベアからなる給炭機2
3へ送給される。給炭機23は石炭バンカ21から投入
された石炭を給炭管24へ移送するものであり、かつ、
ベルトの一定区間内上の石炭粉の重量が測定される。そ
の後、石炭粉は給炭管24を経て粉砕機25へ落下投入
され、ここで粉砕されて粉体化される。
【0005】一方、熱空気源3の熱空気を配管5から粉
砕機25へ連続的に圧入し、粉砕機25中の石炭粉と混
合させる。これにより最適に微分化された石炭粉は熱空
気中に分散され浮遊状態となり、粉砕機25の上方部か
ら複数本の燃料配管4を経由してボイラの火炉1へ連続
的に供給される。なお、本明細書において搬送空気また
は搬送気体とは粉体を混合して移送するキャリアとして
の空気または気体を意味する。
砕機25へ連続的に圧入し、粉砕機25中の石炭粉と混
合させる。これにより最適に微分化された石炭粉は熱空
気中に分散され浮遊状態となり、粉砕機25の上方部か
ら複数本の燃料配管4を経由してボイラの火炉1へ連続
的に供給される。なお、本明細書において搬送空気また
は搬送気体とは粉体を混合して移送するキャリアとして
の空気または気体を意味する。
【0006】そして火炉1への石炭粉の供給流量は、給
炭機23において石炭が投入されたベルトコンベアの上
記計測値に基づいて演算し、これをそのまま火炉1への
石炭粉の供給流量としていた。
炭機23において石炭が投入されたベルトコンベアの上
記計測値に基づいて演算し、これをそのまま火炉1への
石炭粉の供給流量としていた。
【0007】しかしながら、実際には粉砕機25へ供給
された石炭が全て粉体とはならず、残塊が粉砕機25の
下底部に滞留し廃棄される。また粉砕機25中に滞留
(付着)したりする微分炭もあり上記コンベアの計測か
ら求めた石炭の供給流量と実際に火炉1へ供給される石
炭粉の供給流量とは一致しない。つまり上記の方法によ
る火炉1へ供給される石炭粉の供給流量の算出はラフで
不正確である。また、コンベアで重量を求めた石炭が粉
体化されて火炉1へ達するまでにはかなりの時間がかか
る。したがって実際の流量測定時と計測された石炭が粉
体化されて燃焼室へ供給された時との時間差が大きいた
め、特にボイラ負荷変化時火炉1の発熱量を最適に制御
することは困難であった。
された石炭が全て粉体とはならず、残塊が粉砕機25の
下底部に滞留し廃棄される。また粉砕機25中に滞留
(付着)したりする微分炭もあり上記コンベアの計測か
ら求めた石炭の供給流量と実際に火炉1へ供給される石
炭粉の供給流量とは一致しない。つまり上記の方法によ
る火炉1へ供給される石炭粉の供給流量の算出はラフで
不正確である。また、コンベアで重量を求めた石炭が粉
体化されて火炉1へ達するまでにはかなりの時間がかか
る。したがって実際の流量測定時と計測された石炭が粉
体化されて燃焼室へ供給された時との時間差が大きいた
め、特にボイラ負荷変化時火炉1の発熱量を最適に制御
することは困難であった。
【0008】上記問題を解決する手段として火炉1と粉
砕機25の圧力をそれぞれ測定し燃料配管4の圧力損失
と熱空気源3の空気量から実験式により石炭粉の供給量
を算出する方法も考えられる。しかしこの方法では、火
炉1と粉砕機25での圧力変動の影響を受け圧力損失の
測定値が安定しないこと、また燃料配管4の圧力損失が
配管中の弁などの抵抗体の変化により変わることがあ
り、その都度実験を行う必要があるなど実用的でない。
粉体流量計としてはその他種々の形式のものがあるが、
これらを上記の例に適用しても、概して上記例のような
問題を解消することはできない。また、差圧型ニューマ
ライン流量計を直接火炉1へ通じる直前へ配設する方法
も考えられるが、この流量計は粉体の粒度が小さい場合
には差圧ΔPが非線形となり、測定可能な粉体の粒度が
限定される。従って、本件のように粒度分布範囲が広い
粉体へ適用することはできない。
砕機25の圧力をそれぞれ測定し燃料配管4の圧力損失
と熱空気源3の空気量から実験式により石炭粉の供給量
を算出する方法も考えられる。しかしこの方法では、火
炉1と粉砕機25での圧力変動の影響を受け圧力損失の
測定値が安定しないこと、また燃料配管4の圧力損失が
配管中の弁などの抵抗体の変化により変わることがあ
り、その都度実験を行う必要があるなど実用的でない。
粉体流量計としてはその他種々の形式のものがあるが、
これらを上記の例に適用しても、概して上記例のような
問題を解消することはできない。また、差圧型ニューマ
ライン流量計を直接火炉1へ通じる直前へ配設する方法
も考えられるが、この流量計は粉体の粒度が小さい場合
には差圧ΔPが非線形となり、測定可能な粉体の粒度が
限定される。従って、本件のように粒度分布範囲が広い
粉体へ適用することはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情により発案したもので、気体と粉体との混合流体中の
粉体の流量測定において、搬送配管中を滞留せず搬送気
体に乗って運ばれる粉体について流量測定が可能で、連
続的、かつリアルタイムな流量測定も可能であり、特に
粉体として火炉へ供給される石炭粉である場合に好適に
使用できる粉体流量測定装置を提供することを目的とす
る。
情により発案したもので、気体と粉体との混合流体中の
粉体の流量測定において、搬送配管中を滞留せず搬送気
体に乗って運ばれる粉体について流量測定が可能で、連
続的、かつリアルタイムな流量測定も可能であり、特に
粉体として火炉へ供給される石炭粉である場合に好適に
使用できる粉体流量測定装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、気体に混合され配管中を搬送される
粉体の流量を測定する粉体流量測定装置であって、上記
配管に直列に接続可能な筒体でなり、該筒体は、内部に
上記配管の内径より狭い内径の絞込部を形成すると共
に、該絞込部と非絞込部との圧力を各々感知するセンサ
とを配備し、かつ上記各センサからの圧力を入力し、そ
の圧力差の信号を出力する手段を上記筒体または筒体外
に設けて構成した。
に、第1の発明は、気体に混合され配管中を搬送される
粉体の流量を測定する粉体流量測定装置であって、上記
配管に直列に接続可能な筒体でなり、該筒体は、内部に
上記配管の内径より狭い内径の絞込部を形成すると共
に、該絞込部と非絞込部との圧力を各々感知するセンサ
とを配備し、かつ上記各センサからの圧力を入力し、そ
の圧力差の信号を出力する手段を上記筒体または筒体外
に設けて構成した。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、上記
筒体の流入口側に流入する混合流体の温度または温度と
圧力とを各々感知するセンサを配備して構成した。
筒体の流入口側に流入する混合流体の温度または温度と
圧力とを各々感知するセンサを配備して構成した。
【0012】第3の発明は、第1ないし第2の発明にお
いて、上記絞込部がベンチュリ管、オリフィス板または
フローノズルで構成した。
いて、上記絞込部がベンチュリ管、オリフィス板または
フローノズルで構成した。
【0013】第4の発明は、気体に混合され配管中を搬
送される粉体の流量を測定する粉体流量測定方法であっ
て、内部に上記配管の内径より狭い内径の絞込部を有す
ると共に、該絞込部と非絞込部との圧力を各々感知する
隔膜式センサとを配備してなる筒体を上記配管に直列に
接続し、上記筒体に上記配管から気体に混合されて搬送
される粉体を流通させ、その時に上記各センサが感知す
る圧力を比較して圧力差を検出し、該圧力差と筒体の流
入口に流通する気体の流速とから気体中の粉体の比重を
演算して検出し、さらに該比重値と上記気体の流速値と
から粉体の流量を演算して測定するように構成した。
送される粉体の流量を測定する粉体流量測定方法であっ
て、内部に上記配管の内径より狭い内径の絞込部を有す
ると共に、該絞込部と非絞込部との圧力を各々感知する
隔膜式センサとを配備してなる筒体を上記配管に直列に
接続し、上記筒体に上記配管から気体に混合されて搬送
される粉体を流通させ、その時に上記各センサが感知す
る圧力を比較して圧力差を検出し、該圧力差と筒体の流
入口に流通する気体の流速とから気体中の粉体の比重を
演算して検出し、さらに該比重値と上記気体の流速値と
から粉体の流量を演算して測定するように構成した。
【0014】第5の発明は、第4の発明において、上記
粉体の比重の演算はベルヌーイの定理に基づく次式 V=K√(Δp/γ) V…搬送空気の流速、K…定数、Δp…圧力差、γ…搬
送空気と粉体との混合した流体の見掛けの比重量、を適
用するようにした。
粉体の比重の演算はベルヌーイの定理に基づく次式 V=K√(Δp/γ) V…搬送空気の流速、K…定数、Δp…圧力差、γ…搬
送空気と粉体との混合した流体の見掛けの比重量、を適
用するようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明粉体流量測定装置5
0の実施の形態の縦断面を示し、図2は上記発明粉体流
量測定装置50をボイラの燃料供給経路に適用した例の
系統を示す。図1において本発明粉体流量測定装置50
はベンチュリ管タイプの差圧流量計でなる。流量測定装
置50の主要部は短い筒体51でなり、その両端の開口
部の一方(図において左方)を流入口51a、他方を流
出口51bとし、各々の縁部にフランジでなる配管接続
部52a、52bを形成する。流量測定装置50の内径
の一部は両側から内面がテーパに形成され漸次狭くなる
絞込部53に形成する。絞込部53の筒体51の一部を
開口して圧力取出口54aを形成し、そこの外側に圧力
計取付部55aを設ける。該圧力計取付部55aは粉体
流量計測の場合詰まり防止する必要があることからフラ
ンジの形状である。なお、筒体51の内側でテーパが形
成されていない部分は非絞込部59a、59bとする。
0の実施の形態の縦断面を示し、図2は上記発明粉体流
量測定装置50をボイラの燃料供給経路に適用した例の
系統を示す。図1において本発明粉体流量測定装置50
はベンチュリ管タイプの差圧流量計でなる。流量測定装
置50の主要部は短い筒体51でなり、その両端の開口
部の一方(図において左方)を流入口51a、他方を流
出口51bとし、各々の縁部にフランジでなる配管接続
部52a、52bを形成する。流量測定装置50の内径
の一部は両側から内面がテーパに形成され漸次狭くなる
絞込部53に形成する。絞込部53の筒体51の一部を
開口して圧力取出口54aを形成し、そこの外側に圧力
計取付部55aを設ける。該圧力計取付部55aは粉体
流量計測の場合詰まり防止する必要があることからフラ
ンジの形状である。なお、筒体51の内側でテーパが形
成されていない部分は非絞込部59a、59bとする。
【0016】また、上記筒体51で,絞込部53より流
入口51a配管接続部52a側で絞込のテーパが形成さ
れていない部分すなわち内径が広い部分を非絞込部59
a、59bとし、流入口51a側の非絞込部59aに
は、上記圧力取出口54aと同様の圧力取出口54bを
形成し、そこの外側に上記圧力計取付部55aと同様の
圧力計取付部55bを設ける。
入口51a配管接続部52a側で絞込のテーパが形成さ
れていない部分すなわち内径が広い部分を非絞込部59
a、59bとし、流入口51a側の非絞込部59aに
は、上記圧力取出口54aと同様の圧力取出口54bを
形成し、そこの外側に上記圧力計取付部55aと同様の
圧力計取付部55bを設ける。
【0017】上記各圧力計取付部55a,55bの開口
部には各々に隔膜56a,56bを介して圧力伝送液体
57a,57bを封入すると共に、蓋板58a,58b
を取り付けて密閉する。
部には各々に隔膜56a,56bを介して圧力伝送液体
57a,57bを封入すると共に、蓋板58a,58b
を取り付けて密閉する。
【0018】60は差圧計で、上記各圧力伝送液体57
a,57bの圧力伝達用液体で接続し、各圧力伝送液体
57a,57bからの圧力信号を受信して、両者の圧力
差ΔPを出力する。61は非絞込部59aに取り付けた
入口圧力センサ、62は非絞込部59bに取り付けたで
出口温度センサである。なお、これら入口圧力センサ6
1、出口温度センサ62は筒体51に取り付けないで、
その近くの燃料配管4側に取り付けることもできる。
a,57bの圧力伝達用液体で接続し、各圧力伝送液体
57a,57bからの圧力信号を受信して、両者の圧力
差ΔPを出力する。61は非絞込部59aに取り付けた
入口圧力センサ、62は非絞込部59bに取り付けたで
出口温度センサである。なお、これら入口圧力センサ6
1、出口温度センサ62は筒体51に取り付けないで、
その近くの燃料配管4側に取り付けることもできる。
【0019】70はコンピュータ等からなる演算装置
で、熱空気源3から粉砕機25への空気流量の測定信
号、入口圧力センサ61の出力信号、差圧計59の出力
信号および出口温度センサ62の出力信号を各々受信
し、これらのデータ値を基に所定の演算プログラムを用
いて演算し、粉体の流量値を出力する。
で、熱空気源3から粉砕機25への空気流量の測定信
号、入口圧力センサ61の出力信号、差圧計59の出力
信号および出口温度センサ62の出力信号を各々受信
し、これらのデータ値を基に所定の演算プログラムを用
いて演算し、粉体の流量値を出力する。
【0020】次に粉体流量測定装置50の作用および粉
体流量測定装置50による粉体流量の測定方法をボイラ
の燃料供給経路に適用した例で説明する。本発明粉体流
量測定装置50をボイラの燃料供給経路に適用する場合
は、図2に示すように、粉砕機25と火炉1とを連通す
る燃料配管4のに直列に接続して組込む。なお、該図に
おいて、従来技術の欄で説明した図3の燃料供給経路と
共通する部分は同じ符号を用いて詳細な説明は省略す
る。
体流量測定装置50による粉体流量の測定方法をボイラ
の燃料供給経路に適用した例で説明する。本発明粉体流
量測定装置50をボイラの燃料供給経路に適用する場合
は、図2に示すように、粉砕機25と火炉1とを連通す
る燃料配管4のに直列に接続して組込む。なお、該図に
おいて、従来技術の欄で説明した図3の燃料供給経路と
共通する部分は同じ符号を用いて詳細な説明は省略す
る。
【0021】粉砕機25で粉体化された石炭粉は熱空気
源3の熱空気と混合して、粉砕機25の上方部から燃料
配管4および粉体流量測定装置50を経由して火炉1へ
連続的に供給される。石炭粉が搬送空気と共に混合流体
となって粉体流量測定装置50内を通過するとき、その
混合流体の流速Vm/sはベルヌーイの定理に基づき V=K√(Δp/γ)……式(1) となる。ここでK
は定数、γは混合流体の比重量である。混合流体の比重
量γは搬送空気の比重量と粉体の見かけ上の比重量との
合算値である。
源3の熱空気と混合して、粉砕機25の上方部から燃料
配管4および粉体流量測定装置50を経由して火炉1へ
連続的に供給される。石炭粉が搬送空気と共に混合流体
となって粉体流量測定装置50内を通過するとき、その
混合流体の流速Vm/sはベルヌーイの定理に基づき V=K√(Δp/γ)……式(1) となる。ここでK
は定数、γは混合流体の比重量である。混合流体の比重
量γは搬送空気の比重量と粉体の見かけ上の比重量との
合算値である。
【0022】また、搬送空気の流速Vは石炭粉を混合す
る前の単位時間当たりの供給空気量と粉体流量測定装置
50入口の空気の温度と圧力等から算出できる。上式
(1)のVへ上記により算出した搬送空気の流速を代入
すると、差圧Δpは混合流体の比重量γに比例すること
が分かる。たとえば、混合流体中の粉体が1000g/
M3から0g/M3となった場合、搬送空気(たとえば
比重量1000g/M3の空気)の量に変動がなければ
差圧Δpは1/2になる。ここで混合気体中の粉体の体
積は気体の体積に比較すると著しく小であるため無視で
きる。
る前の単位時間当たりの供給空気量と粉体流量測定装置
50入口の空気の温度と圧力等から算出できる。上式
(1)のVへ上記により算出した搬送空気の流速を代入
すると、差圧Δpは混合流体の比重量γに比例すること
が分かる。たとえば、混合流体中の粉体が1000g/
M3から0g/M3となった場合、搬送空気(たとえば
比重量1000g/M3の空気)の量に変動がなければ
差圧Δpは1/2になる。ここで混合気体中の粉体の体
積は気体の体積に比較すると著しく小であるため無視で
きる。
【0023】以上から差圧Δpが測定されれば、その測
定値から搬送中の粉体の見かけの比重量が分かり、この
比重量から粉体の流量が算出できる。この算出は熱空気
源3からの空気流量、入口圧力センサ61の圧力、差圧
計59の差圧、出口温度センサ62部の温度のデータを
演算装置70へ入力することにより行われる。この場合
粉体の粒径に影響されない。なお、上記の実施の態様で
は、絞込部はベンチュリ管の形態で形成したがオリフィ
ス板またはフローノズルで形成することもできる。
定値から搬送中の粉体の見かけの比重量が分かり、この
比重量から粉体の流量が算出できる。この算出は熱空気
源3からの空気流量、入口圧力センサ61の圧力、差圧
計59の差圧、出口温度センサ62部の温度のデータを
演算装置70へ入力することにより行われる。この場合
粉体の粒径に影響されない。なお、上記の実施の態様で
は、絞込部はベンチュリ管の形態で形成したがオリフィ
ス板またはフローノズルで形成することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、気体と
粉体との混合流体中の粉体の流量測定を、粉体の粒度分
布範囲に影響されないで、正確かつ迅速に測定できる。
よってリアルタイムな粉体の流量測定が要求されるたと
えばボイラに供給する石炭粉の流量測定等に好適に適用
できる。
粉体との混合流体中の粉体の流量測定を、粉体の粒度分
布範囲に影響されないで、正確かつ迅速に測定できる。
よってリアルタイムな粉体の流量測定が要求されるたと
えばボイラに供給する石炭粉の流量測定等に好適に適用
できる。
【図1】本発明粉体流量測定装置の実施の形態の構成
図。
図。
【図2】本発明粉体流量測定装置をボイラの燃料供給経
路へ組み込みした説明図。
路へ組み込みした説明図。
【図3】従来のボイラの燃料供給経路の説明図。
50…粉体流量測定装置、51…筒体、51a…流入
口、51b…流出口、52a、52b…配管接続部、5
3…絞込部、54a,54b…圧力取出口、55a,5
5b…圧力計取付部、56a,56b…隔膜、57a,
57b…圧力センサ、59a,59b…非絞込部、58
a,58b…蓋板、60…差圧計、61…入口圧力セン
サ、62…出口温度センサ、70…演算装置。
口、51b…流出口、52a、52b…配管接続部、5
3…絞込部、54a,54b…圧力取出口、55a,5
5b…圧力計取付部、56a,56b…隔膜、57a,
57b…圧力センサ、59a,59b…非絞込部、58
a,58b…蓋板、60…差圧計、61…入口圧力セン
サ、62…出口温度センサ、70…演算装置。
Claims (5)
- 【請求項1】気体に混合され配管中を搬送される粉体の
流量を測定する粉体流量測定装置であって、上記配管に
直列に接続可能な筒体でなり、該筒体は、内部に上記配
管の内径より狭い内径の絞込部を形成すると共に、該絞
込部と非絞込部との圧力を各々感知するセンサとを配備
し、かつ上記各センサからの圧力を入力し、その圧力差
の信号を出力する手段を上記筒体または筒体外に設けた
ことを特微とする粉体流量測定装置。 - 【請求項2】上記筒体の流入口側に流入する混合流体の
温度または温度と圧力とを各々感知するセンサを配備し
たことを特微とする請求項1記載の粉体流量測定装置。 - 【請求項3】上記絞込部がベンチュリ管、オリフィス板
またはフローノズルでなることを特微とする請求項1な
いし2記載の粉体流量測定装置。 - 【請求項4】気体に混合され配管中を搬送される粉体の
流量を測定する粉体流量測定方法であって、内部に上記
配管の内径より狭い内径の絞込部を有すると共に、該絞
込部と非絞込部との圧力を各々感知する隔膜式センサと
を配備してなる筒体を上記配管に直列に接続し、上記筒
体に上記配管から気体に混合されて搬送される粉体を流
通させ、その時に上記各センサが感知する圧力を比較し
て圧力差を検出し、該圧力差と筒体の流入口に流通する
気体の流速とから気体中の粉体の比重を演算して検出
し、さらに該比重値と上記気体の流速値とから粉体の流
量を演算して測定することを特微とする粉体流量測定方
法。 - 【請求項5】上記粉体の比重の演算はベルヌーイの定理
に基づく次式 V=K√(Δp/γ) V…搬送空気の流速、K…定数、Δp…圧力差、γ…搬
送空気と粉体との混合した流体の見掛けの比重量、を適
用することを特徴とする請求項4記載の粉体流量測定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034137A JP2001201376A (ja) | 1999-11-09 | 2000-01-07 | 気体混合粉体中の粉体の流量を測定する粉体流量測定装置および方法 |
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JP11-353441 | 1999-11-09 | ||
JP2000034137A JP2001201376A (ja) | 1999-11-09 | 2000-01-07 | 気体混合粉体中の粉体の流量を測定する粉体流量測定装置および方法 |
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ID=26579842
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-01-07 JP JP2000034137A patent/JP2001201376A/ja active Pending
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