JPH0660253B2 - 発泡性且つ硬化性ポリジオルガノシロキサン組成物及びその製造方法 - Google Patents

発泡性且つ硬化性ポリジオルガノシロキサン組成物及びその製造方法

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JPH0660253B2
JPH0660253B2 JP63102860A JP10286088A JPH0660253B2 JP H0660253 B2 JPH0660253 B2 JP H0660253B2 JP 63102860 A JP63102860 A JP 63102860A JP 10286088 A JP10286088 A JP 10286088A JP H0660253 B2 JPH0660253 B2 JP H0660253B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、難燃性ポリオルガノシロキサン発泡体に関
する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
ポリジオルガノシロキサン発泡体は、白金やカーボンブ
ラックのような物質を使用して難燃性にすることがで
き、それらは高温で有害ガス又は有毒ガスを発生しな
い。建築物の壁を通して配管、電線管、換気ダクトなど
が取り付けられた時にそこに残された空間に充填するの
に有用な組成物が開発されている。これらの発泡体は、
建築物の火災の際に煙、蒸気、そして水の通過を防止す
るように上記の空間を充填するのに使用される。
初期の難燃性発泡体は、スミス(Smith)により1975年1
2月2日発行の米国特許第3923705号明細書に記載され
た。柔軟繊維と気泡構造を与える微小中空球とを有する
シンタクチックフォームは、ハーパー(Harper)により
1978年4月4日に発行の米国特許第4082702号明細書に
開示された。白金、微細に分割された非金属の繊維質耐
熱材料、及び微細に分割された非金属の気泡質耐熱材料
を含有している難燃性ポリオルガノシロキサン発泡体
は、ハーパーにより1984年2月21日発行の米国特許第44
33069号明細書に開示されている。
ハーパーにより米国特許第4433069号明細書において使
用されている種類の組成物は、数ケ月というような長期
間の貯蔵後には成分が甚しく分離する、ということが分
っている。気泡質の充填剤は上部に上昇する傾向があ
り、その一方、繊維質及び粒状充填剤は底に降下する傾
向がある。一度それらが分離すれば組成物を再混合する
ことは非常に困難であり、またそれは組成物の使用者に
とって非常に関心のある事柄である。成分は反応して発
泡体を形成するので、成分を二つの包装物として貯蔵す
ることが必要であり、そしてそれらは使用するために一
緒に混合される。これらの包装物は両方とも沈降を被る
が、これは使用者がそれぞれの包装物を別々に混合し、
次いで有用な組成物を作るためにそれらを一緒に混ぜ合
わせなければならないことを意味する。
〔課題を解決するための手段及び作用効果〕
白金触媒、微細に分割された非金属の繊維質耐熱材料、
及び微細に分割された非金属の気泡質耐熱材料を含有し
ている種類の発泡体を製造するのに有用なポリオルガノ
シロキサン組成物は、100重量部の発泡性組成物に基づ
いて少なくとも0.1重量部のフュームシリカを加えるこ
とによって、貯蔵中の分離を防止することができる。
この発明は、室温で発泡体を生ずることが可能であり且
つ、(1)当該発泡体1,000,000重量部につき少なくと
も5重量部の元素状又は化学的に結合した形の白金であ
ってその中に均一に分散したもの、(2)当該発泡体の
重量に基づいて少なくとも0.1パーセントの少なくとも
一の微細に分割された非金属の繊維質耐熱材料、及び、
(3)当該発泡体の重量に基づいて少なくとも0.1パー
セントの少なくとも一の微細に分割された非金属の気泡
質耐熱材料、を含んでなるポリオルガノシロキサン組成
物を製造する方法であって、(4)表面積がBET法で
測定して150〜300m2/gであるフュームドシリカを、当
該発泡体の重量に基づいて0.1〜10パーセント加えるこ
とを含み、長期間の貯蔵中に分離することのない組成物
を与えることを特徴とするものに関する。
好ましい方法は、当該ポリジオルガノシロキサン組成物
が(A)ケイ素に結合した水素原子を1分子当り少なく
とも3個そしてケイ素原子1個につき平均して1以下の
水素原子を含有している少なくとも一のオルガノ水素シ
ロキサン、(B)シラノール類、シロキサノール類、及
び水からなる群より選択した少なくとも一のヒドロキシ
ル化合物、並びに、(C)ヒドロキシル基含有ポリジオ
ルガノシロキサン及び、1分子当りに少なくとも2個の
ケイ素結合ビニル基を含有していて末端をトリオルガノ
ポリシロキシ基でブロックされたポリジオルガノシロキ
サンからなる群より選択した少なくとも一のポリジオル
ガノシロキサン、を含有しており、上記のポリジオルガ
ノシロキサンの濃度は当該発泡性且つ硬化性組成物に2
5℃で測定して0.1〜100Pa・sの粘度を与えるのに十分
な濃度であり、上記のオルガノ水素シロキサン、ポリジ
オルガノシロキサン、シラノール、及びシロキサノール
のケイ素原子に結合した有機基は、炭素原子数1〜6の
アルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキル基、ビ
ニル基、フェニル基、及び3,3,3−トリフルオロプ
ロピル基からなる群より選択され、そしてどのようなヒ
ドロキシル基含有ポリジオルガノシロキサンも(B)の
少なくとも一部分を構成しているものである。
火災にさらされた場合に焼け尽き(burn-through)そし
て分解することに対して独特の大きな耐性を示す硬化ポ
リジオルガノシロキサン発泡体は、1984年2月21日発行
の米国特許第4433069号明細書に記載される。これらの
望ましい性質は、少なくとも一の微細に分割された非金
属の繊維質耐熱材料、少なくとも一の微細に分割された
非金属の気泡質耐熱材料、及び少なくとも5ppmの元素
状又は化学的に結合した形態の白金の存在に負うもので
ある。これらの成分を含有している液体ポリオルガノシ
ロキサン組成物を調製しそして貯蔵する場合、成分はそ
れらの比重差が大きいため分離する傾向がある。気泡質
材料の比重は1より小さいが、その一方一般の粒状充填
剤及び繊維質充填剤の比重は2.6ほどの大きさである。
この分離を防止する方法が発見されたが、その方法は本
質的に、該組成物の重量に基づいて0.1パーセントより
多くのフュームシリカを加えることからなる。
特定の組成物に必要とされるフユームシリカの量は、組
成物中のポリジオルガノシロキサンの濃度及び粘度に
も、他の成分、特に繊維質耐熱材料、気泡質耐熱材料、
及び、存在している充填剤のようないずれの他の成分の
量及び性質にも依存する。このような組成物で起こる分
離の量は、成分の比重の関数である。かさ密度が小さく
て0.1g/cm3ほどである発泡パーライト(expanded pe
rlite)のような非常に軽い気泡質耐熱材料を使用する
場合、この材料は組成物の上部に上昇する傾向が強い。
密度が2.65g/cm3である石英粉末のような充填材を用
いる場合、この材料は組成物の底部に沈降する傾向が強
い。組成物にフュームシリカを更に加えるにつれて、組
成物の分離する傾向は減少する、ということが分ってい
る。フュームシリカの好ましい量は、組成物の重量に基
づいて0.5〜10重量パーセントである。フュームシリ
カを一層多く加える時には、組成物の粘度が上昇する。
ある表面上に置いた場合にスランプを生じない組成物を
作るのに十分なフュームシリカを加えることが可能であ
る。すなわち、この組成物は重力の作用下で流動しな
い。これは、この組成物を垂直な孔に、それが孔から流
れ出したり又は垂直面から滴ったりすることなく配置す
るのを可能にする。使用するフュームシリカの量は、保
護すべき表面又は孔の種類及び方向はもちろんのこと使
用する発泡性ポリジオルガノシロキサンの組成にも基づ
くのが好ましい。
この発明で使用するフュームシリカは、その表面積が、
BET法で測定して50m2/gより大きい。好ましいフ
ュームシリカは、150〜300m2/gの表面積を有する。
この発明で使用する耐熱性の繊維質及び気泡質材料を構
成する物質は、当業界において「耐火性物質」と呼ばれ
る部類を構成するものである。従って、本発明の繊維質
及び粒状材料に適用される「耐熱」なる用語は、耐火性
物質に適用されるこの用語と同様である。Kirk-Othme
r,“Encyclopedia of Chemical Technology”(第
2版、第17巻、Interscience Publishers,New Yor
k)には、「軟化点が1500℃よりも十分に高い」耐火性
物質が記載されている。
微細に分割された繊維状形態のケイ酸塩ガラス並びに、
一定の塩化物、炭化物、及びケイ酸塩を含む他の耐火性
材料は、当業界においては周知であり、また、ホイスカ
ー、モノフィラメント、及び糸の形で商業的に入手可能
である。本発明において使用する発泡体形成成分を混合
及び適用する間の操作性を容易にするためには、繊維の
直径は20μm未満、長さは50mm未満とすべきであ
る。繊維をこの発明の発泡体形成反応物に分散させるこ
とは、繊維の長さが2〜8mmであり直径が5〜20μmで
ある場合に容易となる。最も好ましくは、繊維の長さは
約6mmである。
この発明に従って発泡体を形成するのに適した繊維質の
耐熱材料には、石綿のような天然の物質や、人造の繊維
及びホイスカーであってガラス、炭素、アルミナ、ケイ
酸アルミニウム並びにケイ酸アルミニウムとアルカリ金
属ケイ酸塩及び/又はアルカリ土類金属ケイ酸塩との混
合物のような無機ケイ酸塩から作られたものが含まれ
る。好ましい繊維質の耐熱材料は、ガラス及び炭素であ
る。これら及び他の適当な耐火性物質から繊維を形成す
る方法は、当業界においてよく知られている。
本発明の発泡体に使用される気泡質の粒状材料は、中空
ガラス微小球でも、又は、充填材料及び断熱材として一
般に用いられているパーライト及びバーミキュル石のよ
うな低密度の気泡質粒状耐火性物質のいずれでもよい。
気泡質材料の密度は、通常は0.5g/cm3未満、好ましく
は0.3g/cm3未満である。発泡体形成反応混合物を混合
しそして分散させる場合に操作が困難になるのを避ける
ためには、粒子の直径は好ましくは0.3cm以下である。
この発明で使用する好ましい方法に従って発泡体を調製
するのに用いられるオルガノ水素シロキサン、すなわち
成分(A)は、ケイ素結合水素原子を1分子当りに平均
して少なくとも3個そしてケイ素原子1個につき平均し
て1以下のケイ素結合水素原子を有するどのようなシロ
キサンでもよい。ケイ素原子の残りの原子価は、酸素に
よって、又は、1〜6個の炭素原子を含有している、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シク
ロヘキシル基、フェニル基、及び3,3,3−トリフル
オロプロピル基のような一価の炭化水素基によって満た
される。成分(A)は、1又は2以上のホモポリマー、
コポリマー、又はそれらの混合物を含有することができ
るが、これらのものは、RSiO1.5,R2SiO,R3SiO0.5,RH
SiO,HSiO1.5,R2HSiO0.5,及びSiO2(これらの式にお
いてRは上で定義した一価のヒドロカルビル基である)
のタイプのシロキサン単位から構成されている。好まし
くは、Rはメチル基、フェニル基、又は3,3,3−ト
リフルオロプロピル基であるが、この選択は、発泡体形
成反応物を調製するのに典型的に用いられる薬剤、すな
わち通常はハロシラン類、の入手可能性に基づく。
成分(A)のいくつかの特定の例には、環式ポリメチル
水素シロキサン、トリメチルシロキサン単位とメチル水
素シロキサン単位とを有するコポリマー、ジメチル水素
シロキシ単位とメチル水素シロキサン単位とを有するコ
ポリマー、トリメチルシロキシ単位とジメチルシロキサ
ン単位とメチル水素シロキサン単位とを有するコポリマ
ー、及び、ジメチル水素シロキサン単位とジメチルシロ
キサン単位とメチル水素シロキサン単位とを有するコポ
リマーが含まれる。好ましくは、成分(A)の構成成分
は1分子当りに少なくとも5個のケイ素結合水素原子を
含有する。
この発明で使用する発泡性組成物のヒドロキシル基含有
成分、すなわち成分(B)は、水又は、1分子当りに平
均して1.0〜2.5個のケイ素結合ヒドロキシル基を含有し
ているシランもしくはシロキサンでよい。これらのシラ
ン及びシロキサンのケイ素原子に結合した炭化水素基
は、成分(A)に関連して先に開示したもののうちのいず
れでもよい。更に、ヒドロキシル基含有有機ケイ素化合
物は、1分子当りにビニル基のようなアルケニル基を1
又はそれ以上含有することができる。
成分(B)のヒドロキシル基含有シラン成分又はシロキ
サン成分は、1又は2以上のホモポリマー、コポリマ
ー、又はホモポリマーとコポリマーとの混合物からなる
ものでよい。成分(B)は、平均のヒドロキシル含有量
が前述の1分子当り1.0〜2.5個のヒドロキシル基という
範囲内にあり、且つ、各ケイ素原子が少なくとも1個の
炭化水素基と結合している限りは、様々な分子量及びヒ
ドロキシル含有量のポリオルガノシロキサン種を含有す
ることができる。代表的なヒドロキシル化オルガノシロ
キサン類には、ヒドロキシル基に末端をブロックされた
ポリジメチルシロキサン、ジメチルシロキサン及びフェ
ニルメチルシロキサンのシロキサン単位を有しヒドロキ
シル基に末端をブロックされたポリジオルガノシロキサ
ン、ヒドロキシル基に末端をブロックされたポリメチル
−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサン、並び
に、モノメチルシロキサン、ジメチルシロキサン、モノ
フェニルシロキサン、及びジフェニルシロキサンのシロ
キサン単位を有しヒドロキシル基に末端をブロックされ
たポリオルガノシロキサンが含まれる。
ヒドロキシル基含有シロキサンは、ジフェニルメチルシ
ラノールのようなヒドロキシル基含有シランと組み合わ
せて使用することができる。いずれかのヒドロキシル化
オルガノシロキサンポリマーが1分子当り2又はそれ以
上のヒドロキシル基を有しておりさえすれば、成分
(B)すなわち1分子当り平均して1.0〜2.5個のケイ素
結合ヒドロキシル基を含有しているヒドロキシル化シラ
ンの一部を形成する。
満足な室温硬化性ポリオルガノシロキサン発泡体の調製
を確実にするためには、発泡性組成物は、25℃におけ
る粘度が0.1〜100Pa・sの範囲であり且つ、1分子当り
にケイ素に結合したヒドロキシル基及びケイ素に結合し
たビニル基より選択した少なくとも二つの基を含有して
いる、有効量の少なくとも一のポリジオルガノシロキサ
ン、すなわち成分(C)を含有すべきである。成分
(C)が1分子当りに二又はそれ以上のケイ素結合ヒド
ロキシル基を含有している場合には、それは成分(B)
の少なくとも一部分として働くこともできる。それとは
別に、成分(C)は1分子当りに平均して二又はそれ以
上のケイ素結合ビニル基を含有してもよい。成分(C)
にビニル基含有シロキサンが含まれることは、硬化発泡
体によって示される引張強さやレジリエンスのような物
理的性質を向上させる。
成分(C)は、ポリオルガノシロキサン発泡体を形成す
る間にケイ素結合水素原子と反応するヒドロキシル基及
び/又はビニル基を提供するほかに、発泡性組成物の他
の成分と共働して、ケイ素結合水素原子が発泡性組成物
中に存在しているヒドロキシル化合物と反応して発生す
る必要量の水素を取込むことによって所望密度の発泡体
を生ずるのに十分な粘性のある組成物を生ずる。上記の
水素は、発泡性組成物が膨張するのに十分なだけ流動性
である間に取込まれなくてはならない。粘度が水素の発
生する間においてあまりにも低い場合には、水素の大部
分は逃げ去る。組成物があまりにも急速に重合する場合
には、それは十分な水素が発生して所望の気泡質構造を
形成する前に硬化して固体物質となろう。反応混合物が
25℃において少なくとも0.1Pa・sの粘度を示すよう
な量でポリジオルガノシロキサン(C)を含むことは、
通常、発泡性組成物がエラストマー発泡体を生ずるのに
十分な水素を取込むことを確実にする。
先に開示したように、発泡性組成物は成分(B)の少なく
とも一部分として水を含有してもよい。ポリシロキサン
発泡体のための発泡剤として水を用いることは、1980年
2月19日発行の米国特許第4189545号明細書に教示され
る。この米国特許明細書は、水がオルガノ水素シロキサ
ンと反応して、粘性のある重合シロキサン反応混合物の
内部に取込まれる水素ガスの気泡を発生するということ
を開示する。水の濃度は、組成物全体の重量に基づいて
100ppmから約15000ppmまでであり、存在しているオルガ
ノ水素シロキサンの量はそれに応じて調節すべきであ
る。
唯一の存在しているヒドロキシル化合物が水である場合
には、発泡性組成物は、25℃で測定して0.1Pa・sよ
り高い粘度を反応混合物に与える量でケイ素結合ビニル
基を有するベンゼン溶性のポリジオルガノシロキサンを
も含有しなければならない。ビニル基含有ポリジオルガ
ノシロキサン、水、オルガノ水素シロキサン、及び白金
触媒を含んでなる発泡性組成物は、前述の米国特許第41
89545号明細書に開示される。この米国特許明細書は、
微細に分割された繊維質及び気泡質の耐熱材料と組合わ
せて使用して本発明に従い難燃性発泡体を調製すること
ができる、発泡性ポリオルガノシロキサン組成物の一つ
のタイプを示す。
ヒドロキシル化されたシラン又はシロキサンを用いて本
発明の方法に従って調製された硬化ポリオルガノシロキ
サン発泡体の強度は、1分子当りに平均して約2個のビ
ニル基を有する一又は二以上の前述のベンゼン溶性のト
リオルガノシロキシ基を末端基とするビニル基含有ポリ
ジオルガノシロキサンを、成分(C)の少なくとも一部
分として、該トリオルガノシロキシ基を末端基とするビ
ニル基含有ポリジオルガノシロキサンと該ヒドロキシル
基含有シラン又はシロキサンとの合計重量に基づいて8
5パーセントまで、好ましくは50パーセントまでの量
で含ませることによって、増加することができる。最も
好ましくは、成分(C)のビニル基含有ポリオルガノシ
ロキサン成分は、ポリジオルガノシロキサンとヒドロキ
シル化有機ケイ素化合物とを一緒にした重量の20〜40%
を構成する。ポリジオルガノシロキサンのビニル基は好
ましくは末端のジオルガノビニルシロキシ基として存在
し、また、分子中の残りの炭化水素基は置換基Rについ
て先に定義されたとおりである。
成分(C)のビニル基含有ポリジオルガノシロキサン成
分は、混合物又は単一種でよい。これらのタイプのポリ
マーの例は、米国特許第3445420号及び同第3453234号明
細書のような従来技術の参考文献に広く示されており、
上記の明細書は両方ともトリオルガノシロキシ基を末端
基とするビニル基含有ポリジオルガノシロキサンを示
す。
成分(C)中にビニル基含有ポリジオルガノシロキサン
が存在していない場合には、成分(A)とヒドロキシル
基含有有機ケイ素化合物との相対濃度は、ケイ素に結合
した水素原子のケイ素に結合したヒドロキシル基に対す
るモル比を2.5〜4.0、好ましくは4〜10とするのに十
分なものである。モル比が2.5より小さければ、発泡体
はあまりにも脆く且つ弱くて公知の用途に有用なもので
はない。上限を超えても同じ問題が存在する。このモル
比の範囲内では、発泡体の密度は他の変数が一定のまま
であればこの比が増大するにつれて低下する。
成分(C)が一又は二以上のビニル基含有ポリジオルガ
ノシロキサンを含んでいる場合には、ケイ素結合水素原
子のケイ素結合ヒドロキシル基に対するモル比は0.5〜
40の範囲にわたって変えることができる。しかしなが
ら、これらの構成成分にあってはどうしてこの比を更に
広く変えることができるのかは十分に分っておらず、そ
のような反応は複雑でありそして十分には研究されてい
ない。
本発明の発泡性組成物の成分(B)として水を使用する
場合、米国特許第4189545号明細書は、ケイ素結合水素
原子の水に対するモル比は少なくとも0.2とすべきであ
ることを教示する。
いずれの特定成分も相容性であり又は全体の反応混合物
に分散可能であり、且つ、最終組成物がこの明細書にお
いて定められた範囲内の粘度を示すということを条件と
して、特定成分の分子量はいずれも重要ではない。
成分(A),(B),及び(C)は、白金含有触媒すなわち成
分(1)の存在下で反応させる。この触媒は、ヒドロキ
シル基をケイ素結合水素原子と反応させるのに通常使用
される白金触媒のうちのいずれでもよく、また、シリカ
ゲル又は粉末木炭のような適当な担体に付着させた白金
金属から、塩化第二白金、白金の塩類、及び塩化白金酸
まで及ぶことができる。これらの種類はいずれも、それ
が反応混合物に溶解し又は微小粒子として容易に分散可
能であるということを条件として、本発明の硬化系にお
いて機能を果す。透明又は無色の発泡体を所望する場合
には、成分(1)は好ましくは塩化白金酸であり、これ
は六水和物として又は無水の形で入手可能である。もう
一つの好ましい白金含有触媒は、米国特許第3419593号
明細書に記載された方法で調製された塩化白金酸触媒複
合体である。複合体の一例は、塩化白金酸六和物をsy
m−ジビニルテトラメチルジシロキサンと、任意的に溶
剤としてアルコールの存在下に混ぜ合わせることによっ
て調製されたものである。成分(1)の触媒の別の例に
は、数多くのものがあるが、特に、PtCl2〔P(CH2CH2C
H3)3、臭化白金、ハロゲン化第一白金とオレフィン
(例えばエチレン、プロピレン、ブチレンのようなも
の)、シクロヘキセン、又はスチレンとの複合体、及び
前述のスミスの米国特許第3923705号明細書に開示され
た他の複合体が含まれる。
成分(1)は、1,000,000重量部の発泡性且つ硬化性組
成物につき5〜200重量部(ppm)の白金を提供するのに
十分な量で存在することができる。好ましくは、成分
(1)は10〜50ppmの白金を提供する量で存在する。5p
pm未満の白金を提供する触媒濃度では、通常は許容でき
る発泡体を生成するに至らず、また、200ppmを超える白
金に相当する濃度は、不経済であり且つ組成物をあまり
にも反応性のものにするであろう。発泡及び硬化反応の
速度は白金濃度が増加するとともに上昇するので、より
高濃度の触媒は白金触媒抑制剤と共に使用すべきであ
る。これらの速度があまりにも速い場合には、反応物が
混合されるにつれて、そして結果として得られた混合物
を発泡体が作られるべき場所に輸送してしまう前に、発
泡及び硬化がまだ早いうちに起こりかねない。
シロキサン反応物を組も合わせてから発泡反応が開始す
るまでの時間間隔(「ポットライフ」としても知られ
る)を白金触媒の濃度を低下させずに増大することが望
まれる場合には、1969年5月20日発行の米国特許第3445
420号明細書に開示された3−メチル−1−ブチン−3
−オールのようなアセチレン列の化合物及び環式ポリメ
チルビニルシロキサンのような公知の白金触媒抑制剤の
うちの一つを使用してこれを達成することができる。抑
制剤は、一般に比較的低濃度レベルで使用する。例え
ば、環式ポリメチルビニルシロキサン類は、発泡体を調
製するのに用いる反応物の重量に基づいて2%未満の濃
度で使用する。
成分(1),(2),及び(3)を含有する発泡体は、1984年
2月21日発行の米国特許第4433069号明細書で更に検討
されており、この明細書は、そのような発泡体と当該組
成物を混合及び製造する方法とを示す。
全ての成分が存在する場合にはそれらが反応して発泡体
を生成するので、組成物は少なくとも二つの容器に貯蔵
する。この発明のフュームシリカがなければ、これらの
容器の内容物は貯蔵中に分離する傾向がある。使用する
前に、各容器をかき混ぜて混合物を均一にしなければな
らず、それから組成物の構成成分を一緒に混合する。別
々の容器の内容物は、成分の分離を防止するためこの発
明のフュームシリカが存在していなければ、長期の貯蔵
後に分散させることが困難である。
この発明の方法は貯蔵中に分離することのない組成物を
生ずるので、該組成物の構成成分を一緒に混ぜ合わせる
ことによってこの組成物の構成成分を発泡体の製造時に
簡単に組み合わせることができる。混ぜ合わせた組成物
は、発泡体が要求されている場所に配置し、そして所定
の位置へ発泡させる。硬化した発泡体は、建築物の壁を
貫通する孔をふさぎ、それにより火災の際に火災が壁を
通過するのを防止するのに有用である。
次に掲げる例は、単に説明を目的として示すだけであっ
て、本発明を限定するものと解釈すべきではない。本発
明は、特許請求の範囲に適切に示されている。下記の例
において使用する「部」は、全て重量部である。
〔実施例〕
例1 この発明を例示する二つの要素からなる組成物を調製
し、要素Aは、末端をヒドロキシル基でブロックされた
数平均分子量がおよそ40,000のポリジメチルシロキサン
と重合度(DP)4〜30の環式ポリジメチルシロキサ
ンとの混合物であって25℃における粘度が約13.5Pa・
sであるもの56.7部、25℃における粘度約0.4Pa・s
である末端をジメチルビニルシロキシ基でブロックされ
たポリジメチルシロキサン43.3部、石英粉末21.7部、顔
料9.8部、0.7重量パーセントの白金を与えるように末端
をジメチルビニルシロキシ基でブロックされたポリジメ
チルシロキサンにより希釈したジビニルテトラメチルジ
シロキサンの塩化白金酸複合体0.6部、パーライト(Sil
brico CorporationよりRyolex(R) Perlite-40Cとし
て入手可能)19.4部、そして、表面積が約250m2/gの
フュームシリカ1.4部を、撹拌ミキサーでもって混ぜ合
わせて調製した。
要素Bは、末端をヒドロキシル基でブロックされた上記
のポリジメチルシロキサン100部、約4重量パーセント
のケイ素結合ヒドロキシル基を有し且つ25℃における
粘度が約0.04Pa・sである末端をヒドロキシル基でブロ
ックされたポリジメチルシロキサン液19.2部、ケイ素結
合水素原子の含有量が約1.6重量パーセントであり且つ
25℃における粘度が約0.13Pa・sである末端をトリメ
チルシロキシ基でブロックされたポリメチル水素シロキ
サン14.6部、1分子当りに平均して5個のメチル水素シ
ロキサン単位と3個のジメチルシロキサン単位とを有し
且つケイ素結合水素原子の含有量が約0.7〜0.8重量パー
セントの範囲内である末端をトリメチルシロキシ基でブ
ロックされたポリジオルガノシロキサン3.6部、メチル
ビニルシクロシロキサン0.3部、チョップトガラス繊維
8.2部、上記のパーライト24.8部、石英粉末27.6部、そ
して上記のフュームシリカ1.6部を混ぜ合わせて調製し
た。
それぞれの要素を試験管(長さ250mm及び直径25mm)
に入れ、そしてかき乱さずにおいた。3ケ月間にわたっ
て、成分が分離する目で見える微候は起こらなかった。
同様の試料は、表面の2mmの末端の透明な液を除いて、
1年間にわたり分離を起こさなかった。
比較例 フュームシリカが存在しないということを除いて例1の
上記の二つの試料と同一の二つの組成物を調製した。
上記のとおりに試験したところ、成分は、パーライトが
試料の上部へ上昇しそして石英粉末とガラス繊維とが底
に沈降して分離した。分離は、1週間後に完了した。
例2 それぞれの要素のフュームシリカ含有量が2.6部であっ
たことを除き、例1と同一の二つの組成物を調製した。
試料を貯蔵して1年後には、表面に目で見える透明な液
が2mm未満できてわずかに分離しただけであった。
例3 それぞれの要素のフュームシリカ含有量が5.2部であっ
たことを除き、例1と同一の二つの組成物を調製した。
1年間貯蔵後、2mm未満の透明な液が表面に見えた。こ
れらの試料の粘度は、当該物質がスランプを示さない特
性のものであるような、すなわち当該物質を容器から取
出してある表面上に置いた場合に流動せずにその位置を
保持するような粘度であった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温で発泡体を生ずることが可能であり且
    つ、 (1)当該発泡体1,000,000重量部につき少なくとも5
    重量部の元素状又は化学的に結合した形の白金であって
    その中に均一に分散したもの、 (2)当該発泡体の重量に基づいて少なくとも0.1パー
    セントの少なくとも一の微細に分割された非金属の繊維
    質耐熱材料、及び、 (3)当該発泡体の重量に基づいて少なくとも0.1パー
    セントの少なくとも一の微細に分割された非金属の気泡
    質耐熱材料、 を含んでなる発泡性且つ硬化性ポリジオルガノシロキサ
    ン組成物を製造する方法であって、 (4)表面積がBET法で測定して150〜300m/gであ
    るフュームドシリカを、当該発泡体の重量に基づいて0.
    5〜10パーセント加えることを含み、長期間の貯蔵中に
    分離することのない組成物を与えることを特徴とする、
    上記の方法。
  2. 【請求項2】前記発泡性且つ硬化性ポリジオルガノシロ
    キサン組成物が、 (A)ケイ素に結合した水素原子を1分子当り少なくと
    も3個そしてケイ素原子1個につき平均して1以下の水
    素原子を含有している少なくとも一のオルガノ水素シロ
    キサン、 (B)シラノール類、シロキサノール類、及び水からな
    る群より選択した少なくとも一のヒドロキシル化合物、
    並びに、 (C)ヒドロキシル基含有ポリジオルガノシロキサン及
    び、1分子当りに少なくとも2個のケイ素結合ビニル基
    を含有していて、末端をトリオルガノポリシロキシ基で
    ブロックされたポリジオルガノシロキサンからなる群よ
    り選択した少なくとも一のポリジオルガノシロキサン、
    を含有しており、上記のポリジオルガノシロキサンの濃
    度は当該発泡性且つ硬化性組成物に25℃で測定して0.1
    〜100Pa・sの粘度を与えるのに十分な濃度であり、上
    記のオルガノ水素シロキサン、ポリジオルガノシロキサ
    ン、シラノール、及びシロキサノールのケイ素原子に結
    合した有機基は、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素
    原子数3〜6のシクロアルキル基、ビニル基、フェニル
    基、及び3,3,3−トリフルオロプロピル基からなる
    群より選択され、そして成分(C)として存在してい
    る、二又はそれ以上のケイ素結合ヒドロキシル基を含有
    しているポリジオルガノシロキサンは成分(B)ともみ
    なされる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法によって製造した発泡
    性且つ硬化性ポリジオルガノシロキサン組成物。
  4. 【請求項4】(1)発泡体1,000,000重量部につき少な
    くとも5重量部の元素状又は化学的に結合した形の白金
    であってその中に均一に分散したもの、 (2)発泡体の重量に基づいて少なくとも0.1パーセン
    トの少なくとも一の微細に分割された非金属の繊維質耐
    熱材料、 (3)発泡体の重量に基づいて少なくとも0.1パーセン
    トの少なくとも一の微細に分割された非金属の気泡質耐
    熱材料、そして、 (4)発泡体の重量に基づいて0.1〜10パーセントの、B
    ET法で測定した表面積が150〜300m/gであるフュー
    ムドシリカ、 を含んでなる、発泡体の形態の硬化難燃性ポリジオルガ
    ノシロキサン。
  5. 【請求項5】(I)(A)ケイ素結合水素原子を1分子
    当り少なくとも3個そしてケイ素原子1個につき平均し
    て1以下の水素原子を含有している少なくとも一のオル
    ガノ水素シロキサン、 (B)シラノール類、シロキサノール類、及び水からな
    る群より選択した少なくとも一のヒドロキシル化合物、 (C)ヒドロキシル基含有ポリジオルガノシロキサン及
    び、1分子当りに少なくとも2個のケイ素結合ビニル基
    を含有していて末端をトリオルガノポリシロキシ基でブ
    ロックされたポリジオルガノシロキサンからなる群より
    選択した少なくとも一のポリジオルガノシロキサンであ
    り、その濃度が発泡性且つ硬化性組成物の25℃で測定し
    た粘度を0.1〜100Pa・sとするのに十分な濃度であるも
    の、 (1)発泡体1,000,000重量部につき少なくとも5重量
    部の元素状又は化学的に結合した形の白金であってその
    中に均一に分散したもの、 (2)発泡体の重量に基づいて少なくとも0.1パーセン
    トの少なくとも一の微細に分割された非金属の繊維質耐
    熱材料、 (3)発泡体の重量に基づいて少なくとも0.1パーセン
    トの少なくとも一の微細に分割された非金属の気泡質耐
    熱材料、 を一緒に混合して均一反応性組成物を作り、ここで、上
    記のオルガノ水素シロキサン、ポリジオルガノシロキサ
    ン、シラノール、及びシロキサノールのケイ素原子に結
    合した有機基は、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素
    原子数3〜6のシクロアルキル基、ビニル基、フェニル
    基、及び3,3,3−トリフルオロプロピル基からなる
    群より選択したものであり、そして成分(C)として存
    在している、二又はそれ以上のケイ素結合ヒドロキシル
    基を含有しているポリジオルガノシロキサンは成分
    (B)ともみなされ、そして、 (II)上記の反応性組成物に、繊維質耐熱材料かあるい
    は気泡質耐熱材料を使用して調製したポリジオルガノシ
    ロキサン発泡体に比較して焼け尽きること(burn−thro
    ugh)に対する大きな耐性を示す硬化ポリオルガノシロ
    キサン発泡体を形成させることを含む、難燃性の室温硬
    化性ポリオルガノシロキサン発泡体を調製する方法にお
    いて、上記の反応性組成物に、表面積がBET法で測定し
    て150〜300m/gであるフュームドシリカを当該組成
    物の重量に基づいて0.1〜10重量パーセント加えること
    を含み、長期間の貯蔵中に分離することのない組成物を
    与えることを特徴とする、上記の調製方法。
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