JPH0660231A - 非接触パスゲートシステム - Google Patents

非接触パスゲートシステム

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Publication number
JPH0660231A
JPH0660231A JP21423192A JP21423192A JPH0660231A JP H0660231 A JPH0660231 A JP H0660231A JP 21423192 A JP21423192 A JP 21423192A JP 21423192 A JP21423192 A JP 21423192A JP H0660231 A JPH0660231 A JP H0660231A
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JP
Japan
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medium
storage medium
detecting means
gate
passerby
Prior art date
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Pending
Application number
JP21423192A
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English (en)
Inventor
Atsushi Mizoguchi
敦士 溝口
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲート内に複数の通行者が進入した際にも記憶
媒体を所持した通行者に対してのみ通行可否判定を行
い、記憶媒体を所持していない通行者の通行を確実に規
制する。 【構成】記憶媒体2との間で通行可否判定に係るデータ
の無線送受信を行うゲート装置1に、ゲート内における
通行者の位置を検出する通行者位置検出手段3と、ゲー
ト内における記憶媒体の位置を検出する媒体位置検出手
段4と、通行者位置検出手段3および媒体位置検出手段
4のそれぞれの検出結果が一致するか否かを判断する判
断手段5と、を設けた。判断手段5において両者が一致
した際にのみ記憶媒体が記憶するデータに基づく通行可
否判定処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、駅の改札口等のパス
ゲートを構成するゲート装置と、通行者が所持する記憶
媒体と、の間で通行可否判定に係るデータを無線送受信
する非接触パスゲートシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】駅の改札口等のパスゲートにおいて通行
者の通行可否判定を行う場合、定期券等の記憶媒体に通
行可否判定に用いるデータを記憶しておき、この記憶媒
体をパスゲートを構成するゲート装置に提示させ、ゲー
ト装置において記憶媒体が記憶している通行可否判定用
のデータを読み取る。この場合において、通行者は定期
券等の記憶媒体をゲート装置に設けられた挿入口に挿入
する作業が必要であった。しかし、ゲート装置に対して
記憶媒体を挿入する作業に先立ち、通行者は定期券入れ
等から記憶媒体を取り出さなければならず、ゲート通過
時に煩雑な作業を強いることとなる。そこで、本出願人
はゲート装置と記憶媒体との間で通行可否判定に係るデ
ータを無線送受信するようにし、通行者が携帯している
記憶媒体から通行可否判定に係るデータを読み取ること
ができるようにし、通行者において記憶媒体をゲート装
置の挿入口に挿入する必要を無くし、通行者に煩雑な作
業を強いることのない非接触パスゲートシステムを提案
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通行者
においてゲート装置に対する記憶媒体の挿入動作を不要
とすると、複数の通行者が連続してゲート装置を通過す
る場合に、ゲート装置において読み取った通行可否判定
に係るデータがどの通行者が所持する記憶媒体から読み
取ったものか判別できなくなる。たとえば、定期券等の
記憶媒体を所持していない者がゲートを通過した場合、
後続の通行者が所持している記憶媒体が応答し、所持し
ていない者の通過を許可するとともに、記憶媒体を所持
している適正な通行者の通行を禁止してしまう場合があ
る。このように、複数の通行者が連続して通過する場合
にゲート装置が通行可否判定用のデータを読み取った記
憶媒体と通行者との整合を判断することができず、適正
な通行可否判定を行うことができなくなる問題があっ
た。また、このためにゲート装置と記憶媒体との通信可
能範囲を制限すると、通行者に特定の動作を要求するこ
ととなって作業の簡略化を実現できなくなる。
【0004】この発明の目的は、ゲート内における記憶
媒体の位置および通行者の位置を検出し、両検出結果が
一致した際にのみ通行可否判定を実行することにより、
複数の通行者が連続的にゲート内に進入した場合にも常
に正確に通行可否判定を行うことができる非接触パスゲ
ートシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
の非接触パスゲートシステムは図1に示すように、通行
者が所持する記憶媒体2との間でデータを無線送受信す
るゲート装置1に、通行者位置検出手段3、媒体位置検
出手段4および判断手段5を設け、判断手段5において
通行者位置検出手段3および媒体位置検出手段4の検出
結果が一致した場合に記憶媒体2から受信したデータに
基づく通行可否判定を行うようにしたものである。
【0006】請求項2に記載した発明は、前記媒体位置
検出手段4が指向方向が異なる複数の送受信アンテナ
と、複数の送受信アンテナの受信レベルを比較する比較
手段とを備え、比較手段の比較結果において最大の受信
レベルのアンテナの設置位置を媒体の位置として検出す
るものである。
【0007】請求項3に記載した発明は、前記媒体位置
検出手段4が、複数の送受信アンテナの位相差を変更す
る位相差変更手段と、複数の位相差のそれぞれについて
受信レベルを比較する位相差別比較手段と、を備え、位
相差別比較手段の比較結果において最大の受信レベルを
示す位相差に対応する送信信号の最大レベル位置を媒体
の位置として検出するものである。
【0008】請求項4に記載した発明は、前記媒体位置
検出手段4が、指向性を有するとともに水平面において
回転する送受信アンテナと、送受信アンテナの複数の回
転位置のそれぞれについて受信レベルを比較する回転位
置別比較手段と、を備え、回転位置別比較手段の比較結
果において最大の受信レベルを示す回転位置を媒体の位
置として検出するものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載した発明においては、ゲート装
置1の通行者位置検出手段3が検出した通行者位置と、
媒体位置検出手段4の検出した媒体位置とが一致した際
に記憶媒体2から読み取った通行可否判定に係るデータ
に基づいて通行可否判定が行われる。したがって、ゲー
ト内において通行者の位置と記憶媒体の位置とが一致し
ない状態において記憶媒体から読み取られたデータに基
づいて通行可否判定がされることがなく、データを読み
取った記憶媒体を所持している通行者に対してのみ通行
可否判定が行われる。
【0010】請求項2に記載した発明においては、指向
方向が異なる複数の送受信アンテナの受信レベルが比較
され、その最大の受信レベルのアンテナ設置位置を媒体
の位置と判断する。
【0011】請求項3に記載した発明においては、複数
の送受信アンテナの位相差が位相差変更手段により変更
され、最大の受信レベルを示す位相差に対応するアンテ
ナの指向方向が記憶媒体の位置として判断される。
【0012】請求項4に記載した発明においては、指向
性を有するアンテナの回転位置において最大の受信レベ
ルを示す回転位置が媒体の位置として検出される。
【0013】
【実施例】図2は、この発明の実施例である非接触パス
ゲートシステムに適用される記憶媒体の構成を示すブロ
ック図である。記憶媒体11はICカードによって構成
されており、ROM13およびRAM14を備えたCP
U12に対して、インタフェース回路15およびD/A
変換器17を介して送信回路19が接続されているとと
もに、インタフェース回路16およびA/D変換器18
を介して受信回路20が接続されている。CPU12は
ROM13に予め書き込まれたプログラムにしたがって
受信回路20がアンテナ21において受信したコマンド
データに応じて、レスポンスデータまたはRAM14に
予め書き込まれている通行可否判定用データを送信回路
19からアンテナ21により送信する。たとえば、記憶
媒体11が定期券である場合には、RAM14には通行
可否判定用データとして有効期限データおよび利用可能
区間データが書き込まれている。このRAM14はバッ
テリバックアップされている。
【0014】図3は、請求項1に記載した発明に係る非
接触パスゲートシステムを構成するゲート装置の概略の
平面図である。ゲート装置31aは2列一組で構成さ
れ、中央に通路32が構成される。ゲート装置31aの
通路32において進行方向の終端にはゲート33が開閉
自在に備えられている。このゲート33は通行可否判定
の結果に応じて開閉される。ゲート装置31aにおいて
一方の側面にはセンサS1〜S4が直線状に設けられて
いる。このセンサS1〜S4はそれぞれが対向する通路
32内の位置において通行者を検出する。反対側の側面
には、センサS1〜S4に対向して送信アンテナA1
1,A21,A31,A41と、受信アンテナA12,
A22,A32,A42が備えられている。これら送受
信アンテナは指向性を有するアンテナであり、それぞれ
通路32内において対向するセンサとの間に位置する記
憶媒体11との間においてのみデータの送受信を行う。
【0015】図4は、上記ゲート装置の構成を示すブロ
ック図である。ゲート装置31aの制御部はROM34
およびRAM35を備えたCPU33によって構成され
ている。CPU33にはインタフェース回路36および
D/A変換器50を介して送信回路51が接続されてい
る。送信回路51は送信アンテナA11,A21,A3
1,A41から記憶媒体に対してコマンドデータを送信
する。また、CPU33にはインタフェース回路37を
介してゲート開閉回路52が接続されている。
【0016】ゲート開閉回路52は通路30に設けられ
たゲート32を開閉する。CPU33にはインタフェー
ス回路38〜41を介してセンサS1〜S4の検出デー
タが入力される。さらに、受信アンテナA12,A2
2,A32,A42のそれぞれにおける受信データおよ
び受信レベルの検出データが、受信回路61〜64およ
び受信レベル検出回路65〜68からA/D変換器53
〜60およびインタフェース回路42〜49を介して入
力される。
【0017】図5は、上記ゲート装置の制御部の処理手
順の一部を示すフローチャートである。同フローチャー
トはゲート装置31aにおける媒体位置検出処理を示し
ている。CPU33は媒体位置検出処理においてカウン
タiの内容を4に設定し(n21)、次いでこのカウン
タiの内容によって特定されるアンテナAを選択する
(n22)。この後、位置検出用コマンドを送信回路5
1を介して送信する(n23)。この位置検出用コマン
ドの送信はカウンタiの内容によって特定される送信ア
ンテナのみから送信しても良く、すべての送信アンテナ
から送信しても良い。
【0018】CPU33はこの位置検出用コマンドの送
信の後、n22において選択した受信アンテナが記憶媒
体から送信されたレスポンスを受信すると、その受信レ
ベルLiをRAM35の該当するメモリエリアに記憶す
る(n24,n25)。たとえば、カウンタiの内容が
4である場合には、受信アンテナA42における受信レ
ベルL4がメモリエリアMA4に記憶される。この後、
カウンタiの内容をデクリメントし(n26)、カウン
タiの内容が0になるまでn22〜n26の処理を繰り
返し実行する(n27)。このようにして受信アンテナ
A12〜A42におけるレスポンスの受信レベルがメモ
リエリアMA1〜MA4のそれぞれに格納される。受信
アンテナA12〜A42のそれぞれについて受信レベル
の検出および記憶が終了すると、メモリエリアMA1〜
MA4のうち最大の受信レベルを示す受信アンテナの設
置位置を検索する(n28)。
【0019】以上のようにして、通路内に設置された4
つの受信アンテナA12〜A42におけるレスポンスの
受信レベルを比較し、最大の受信レベルのアンテナの設
置位置が記憶媒体の位置とされる。
【0020】図6は、請求項3に記載した発明の実施例
に係るゲート装置の概略の平面図である。図3に示した
ゲート装置31aに対してこの実施例に係るゲート装置
31bでは、送信アンテナA11〜A41および受信ア
ンテナA12〜A42に変えて送信アンテナA51,A
61および受信アンテナA52を備えている。送信アン
テナA51,A61の送信信号の位相差を変えることに
より、その送信電波のピーク位置、すなわち指向方向を
変えるとともに、複数の指向方向のそれぞれについて送
信されたコマンドに対する記憶媒体からのレスポンスを
無指向性の受信アンテナA52により受信する。
【0021】図7は、上記ゲート装置の制御部の構成を
示すブロック図である。ゲート装置31bと比較して、
ROM34およびRAM35を備えたCPU33にイン
タフェース回路37〜41を介してゲート開閉回路52
およびセンサS1〜S4を接続した点において共通す
る。ただし、ROM34に記憶されている処理手順は一
部において異なる。さらに、CPU33にはインタフェ
ース回路71およびD/A変換器75を介して送信回路
79が接続されており、インタフェース回路72および
D/A変換器76を介して位相差設定回路80が接続さ
れている。送信回路79は、CPU33から出力された
送信データにしたがって送信アンテナA61から電波を
送信する。また、同一の電波が位相差設定回路80に供
給される。
【0022】位相差設定回路80はインタフェース回路
72およびD/A変換器76を介してCPU33から入
力された位相差データにしたがって送信回路79から供
給された電波の位相を変えて送信アンテナ51から送信
する。さらに、CPU33にはインタフェース回路7
3,74およびA/D変換器77,78を介して受信回
路81および受信レベル検出回路82が接続されてい
る。受信回路81は受信アンテナA52が受信した信号
をCPU33に入力する。また、受信レベル検出回路8
2は受信した電波の電圧レベルを検出しCPU33に入
力する。
【0023】図8は、上記ゲート回路の制御部の処理手
順の一部を示すフローチャートである。ゲート装置31
bの制御部を構成するCPU33は、媒体位置検出処理
時に、位相差設定回路80に設定する位相差Φおよび電
波のピーク位置を表すカウンタiの内容を設定する(n
31)。たとえば、図9に示すように、送信アンテナA
51およびA61から送信される電波のピーク位置をD
1〜D4の4方向とする場合、2つの送信アンテナA5
1,A61の送信電波の位相差がゲート31bにおける
通行方向に直交する方向を0とする角度変化となって現
れる。したがって、図9に示す送信方向D4を設定する
場合には、CPU33は位相差Φとして−3/10πを
設定し、カウンタiの内容を4にする。この位相差が位
相差設定回路80に設定されると、位相差設定回路80
は送信アンテナA61の送信電波に対して送信アンテナ
A51の送信電波が−3/10πの位相差となるように
送信回路79から供給される電波信号をアンテナ51に
供給する。
【0024】この状態で検出用コマンドを送信し(n3
2)、記憶媒体から送信されたレスポンスの受信を待機
する(n33)。受信アンテナA52がレスポンスを受
信すると、その受信レベルが受信レベル検出回路82に
より検出され、検出された受信レベルをRAM35の所
定のメモリエリアに格納する(n34)。この後、位相
差Φの値に1/4πを加算するとともに、カウンタiの
内容をデクリメントし(n35)、カウンタiの内容が
0になるまでn32〜n35の処理を繰り返し実行す
る。これによって、図9に示す方向D4、D3、D2お
よびD1のそれぞれについてのレスポンスの受信レベル
がRAM34のメモリエリアMA1〜MA4に記憶され
る。このようにして4方向についてのレスポンスの受信
レベルの検出が終了すると、メモリエリアMA1〜MA
4に記憶されている内で最大の受信レベルに対応する位
相差、すなわち送信方向を検出し(n37)、これを媒
体位置とする。
【0025】以上のようにしてこの実施例においては、
2つの送信アンテナA51,A61の位相差を変えるこ
とによって送信電波の指向方向を4方向について変え、
それぞれの方向に対して送信したコマンドに対する記憶
媒体からのレスポンスの受信レベルを検出し、最大の受
信レベルを示す方向に記憶媒体が存在すると判断する。
【0026】図10は、請求項4に記載した発明に係る
ゲート装置の構成を示す概略の平面図である。ゲート装
置31cは、図3に示したゲート装置31aと比較し
て、送信アンテナA11〜A41および受信アンテナA
12〜A42に変えて、指向性を有する単一の送受信ア
ンテナA71を水平面において回転するようにした点で
異なる。
【0027】図11は、上記ゲート装置の制御部の構成
を示すブロック図である。ゲート装置31cの制御部
は、ROM34およびRAM35を備えたCPU33に
インタフェース回路37〜41を介してゲート開閉回路
52およびセンサS1〜S4を接続した点において前述
のゲート装置31a,31bと共通する。ただし、RO
M34に記憶されている処理プログラムは異なる。この
CPU33に、インタフェース回路91を介してモータ
ドライバ96が接続されている。モータドライバ96に
はアンテナA71を回転させるモータ98が接続されて
いる。モータ98の回転量はエンコーダ99によって検
出され、エンコーダ99の出力はA/D変換器97およ
びインタフェース回路92を介してCPU33に入力さ
れる。また、CPU33にはインタフェース回路93を
およびD/A変換器100を介して送信回路103が接
続されており、インタフェース回路94,95およびA
/D変換器101,102を介して受信回路104およ
び受信レベル検出回路105が接続されている。送信回
路103はCPU33から出力された送信データを送受
信アンテナA71から送信する。また、受信回路104
は送受信アンテナA71を介して受信した電波をCPU
33に入力する。受信レベル検出回路105は送受信ア
ンテナA71における受信レベルを検出し、検出した受
信レベルはCPU33に入力される。
【0028】図12は、上記ゲート装置の制御部の処理
手順の一部を示すフローチャートである。ゲート装置3
1cの制御部を構成するCPU33は、媒体位置検出処
理において、まずアンテナの回転位置θを0に設定し、
位置番号を表すカウンタiの内容を4に設定する(n4
1)。この後、モータ98を起動し、送受信アンテナA
71の回転を開始する(n42)。この状態でエンコー
ダ99の検出角度をチェックし、送受信アンテナA71
の回転角がカウンタiの内容に対応する角度になった時
に媒体位置の検出用コマンドを送信する(n44)。次
いで記憶媒体から送信されるレスポンスの受信を待機し
(n45)、レスポンスを受信するとその受信レベルを
読み取ってRAM35の該当するメモリエリアに格納す
る(n46)。さらに、カウンタiの内容をデクリメン
トし(n47)、上記n43〜n47の処理をカウンタ
iの内容が0になるまで実行する(n48)。
【0029】以上の処理によって図13に示すように、
送受信アンテナA71の回転位置R4を基準にして、送
受信アンテナA71がπ/4ずつ回転するごとに検出コ
マンドを送信するとともに、これに対するレスポンスの
受信レベルを読み取り、RAM35のメモリエリアMA
1〜MA4のそれぞれに格納する。回転位置R4,R
3,R2,R1のそれぞれについて受信レベルの検出お
よび記憶が終了すると、モータ98の回転を停止し(n
49)、メモリエリアMA1〜MA4に記憶されている
受信レベルの内で最大の受信レベルの回転位置を記憶媒
体の位置として検索する(n50)。
【0030】以上のようにしてこの実施例においては、
指向性を有する単一の送受信アンテナA71を平面内に
おいて回転させ、複数の回転位置における記憶媒体のレ
スポンス受信レベルに基づいて記憶媒体の位置を特定す
ることができる。
【0031】図14は、上述した3種類の実施例のそれ
ぞれに係るゲート装置31a〜31cの制御部に共通す
る処理動作を示すフローチャートである。ゲート装置3
1a〜31cの制御部を構成するCPU33は、センサ
S2またはS3が通行者を検出するのを待機し(n
1)、センサS2またはS3が通行者を検出するとその
前後のセンサのオン/オフ状態をチェックする(n
2)。すなわち、センサS2がオンした場合にはセンサ
S1またはセンサS3の検出状態をチェックし、センサ
S3がオンした場合にはセンサS2またはセンサS4の
検出状態をチェックする。
【0032】センサS2またはS3の前後のセンサがオ
ンしていない場合には、すでに通行可否の判断を終了し
ているか否かの判別を行い(n4)、終了していない場
合には記憶媒体の位置を特定する媒体位置検出処理を実
行する(n5)。この媒体位置検出処理がゲート装置3
1a〜31cのそれぞれの処理動作中において異なる部
分であり、それぞれ図5,図8および図12において説
明した処理である。媒体位置検出処理において、センサ
S2またはS3に対応する設置位置(ゲート装置31b
においては送信方向であり、ゲート装置31cにおいて
は回転位置である。)のアンテナA2またはA3におい
て受信レベルが最大となった場合には通行者の位置と記
憶媒体の位置とが一致すると判断し(n6)、記憶媒体
に対して通行データを要求するコマンドを送信する(n
7)。
【0033】この後、記憶媒体から送信される通行デー
タの受信を待機し(n8)、通行データに基づく照合処
理を実行し、照合の適否に応じて通行を許可しまたは禁
止する(n9〜n11)。通行を許可する場合にはゲー
ト32を開放し、通行を禁止する場合にはゲート32が
閉鎖される。また、n2においてセンサS2またはS3
の前後のセンサがオンする場合には複数の通行人が連続
してゲート内に進入したと判断し、ゲート32を閉鎖し
て通行を禁止する(n3)。また、n6においてセンサ
S2またはS3に対応するアンテナA2またはA3にお
いて受信レベルが最大とならない場合には、センサS
2,S3に位置する通行者が記憶媒体を所持していない
と判断し、この通行者について通行を禁止する(n1
1)。
【0034】以上のようにしてこの実施例によれば、媒
体位置検出処理において検出した媒体の位置とセンサS
1〜S4が検出した通行者の位置とが一致した場合おい
てのみ記憶媒体の記憶するデータに基づく通行可否判定
か行われ、ゲート内に複数の通行者が進入した場合であ
っても、記憶媒体を所持している通行者に対して適正に
通行可否判定を行うことができるとともに、記憶媒体を
所持していない通行者の通行を確実に規制することがで
きる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、記憶
媒体が記憶する通行可否判定に係るデータに基づく通行
可否判定処理をその記憶媒体を所持した通行者について
のみ確実に行うことができるとともに、適正な記憶媒体
を所持していない通行者の通行を確実に規制することが
できる利点がある。
【0036】また、請求項2に記載発明によれば、通行
者の位置を検出する通行者位置検出手段に対応して設け
られた複数の送受信アンテナを用いて記憶媒体の位置を
正確に検出することができる。
【0037】さらに、請求項3に記載した発明よれば、
指向性を有する2つのアンテナの指向方向の位相差を順
次変えることにより、ゲート内における複数の位置での
受信レベルを検出することができ、設置すべきアンテナ
の数を減少することができる。
【0038】加えて、請求項4に記載した発明によれ
ば、指向性を有する単一のアンテナを回転させるととも
に、複数の回転位置において受信レベルを検出すること
により、ゲート内における複数の位置での受信レベルを
検出することができ、アンテナの必要数を最小数とする
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施例に係る記憶媒体の制御部の構
成を示すブロック図である。
【図3】請求項2に記載した発明に係るゲート装置の概
略の平面図である。
【図4】同ゲート装置の制御部の構成を示すブロック図
である。
【図5】同制御部の処理手順の一部を示すフローチャー
トである。
【図6】請求項2に記載した発明に係るゲート装置の概
略の平面図である。
【図7】同ゲート装置の制御部の構成を示すブロック図
である。
【図8】同制御部の処理手順の一部を示すフローチャー
トである。
【図9】同ゲート装置におけるアンテナの位相差と指向
方向との関係を示す図である。
【図10】請求項4に記載した発明に係るゲート装置の
概略の平面図である。
【図11】同ゲート装置の制御部の構成を示すブロック
図である。
【図12】同制御部の処理手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【図13】同ゲート装置におけるアンテナの回転位置を
示す図である。
【図14】この発明の実施例に係るゲート装置の制御部
の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11−記憶媒体 31a〜31c−ゲート装置 S1〜S4−センサ(通行者位置検出手段) A12〜A42−受信アンテナ(媒体位置検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲート装置と記憶媒体との間で通行可否判
    定に係るデータを無線送受信する非接触パスゲートシス
    テムにおいて、 ゲート内における通行者および記憶媒体の位置を検出す
    る通行者位置検出手段および媒体位置検出手段と、前記
    通行可否判定に先立って前記通行者位置検出手段の検出
    結果と媒体位置検出手段の検出結果とが一致するか否か
    を判断する判断手段と、を設け、判断手段において両検
    出結果が一致した際に前記通行可否判定を実行すること
    を特徴とする非接触パスゲートシステム。
  2. 【請求項2】前記媒体位置検出手段が、指向方向が異な
    る複数の送受信アンテナと、複数の送受信アンテナの受
    信レベルを比較する比較手段と、を備え、比較手段の比
    較結果において最大の受信レベルのアンテナの設置位置
    を媒体の位置として検出する請求項1に記載の非接触パ
    スゲートシステム。
  3. 【請求項3】前記媒体位置検出手段が、複数の送受信ア
    ンテナの位相差を変更する位相差変更手段と、複数の位
    相差のそれぞれについて受信レベルを比較する位相差別
    受信レベル比較手段と、を備え、位相差別受信レベル比
    較手段の比較結果において最大の受信レベルを示す位相
    差に対応する送信信号の最大レベル位置を媒体の位置と
    して検出する請求項1に記載の非接触パスゲートシステ
    ム。
  4. 【請求項4】前記媒体位置検出手段が、指向性を有する
    とともに水平面において回転する送受信アンテナと、送
    受信アンテナの複数の回転位置のそれぞれについて受信
    レベルを比較する回転位置別比較手段と、を備え、回転
    位置別比較手段の比較結果において最大の受信レベルを
    示す回転位置を媒体の位置として検出する請求項1に記
    載の非接触パスゲートシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117032A (ja) * 1986-09-24 1988-05-21 チバ−ガイギー アクチエンゲゼルシヤフト 硬化性組成物
JP2007156937A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Hitachi Ltd 電子タグを利用した無線通信システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117032A (ja) * 1986-09-24 1988-05-21 チバ−ガイギー アクチエンゲゼルシヤフト 硬化性組成物
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