JPH0660160U - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JPH0660160U
JPH0660160U JP484193U JP484193U JPH0660160U JP H0660160 U JPH0660160 U JP H0660160U JP 484193 U JP484193 U JP 484193U JP 484193 U JP484193 U JP 484193U JP H0660160 U JPH0660160 U JP H0660160U
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JP
Japan
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input
output electrode
piezoelectric transformer
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piezoelectric
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Application number
JP484193U
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Inventor
章 若宮
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Daishinku Corp
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Daishinku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部端子と圧電トランスの入出力電極との接
続構造に関して信頼性の高い圧電トランスを提供する。 【構成】 圧電セラミック板11における左半分を厚み
方向に分極され、かつ表裏入力電極21、31が形成さ
れた駆動部11Aを成し、右半分を前記圧電セラミック
基板の幅方向に分極され、かつその右端部側面に出力電
極41が形成された発電部11Bを成し、前記入出力電
極に外部端子を電気的機械的接合させた圧電トランスに
おいて、前記入出力電極は、少なくとも前記外部端子と
の接続部分215、315、415を除く周辺部分にク
ロム膜8を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チタン酸バリウム、PZT磁器、チタン酸鉛磁器等の圧電材料を用 いた圧電トランスに関するものであり、特に、外部接続を行う入出力端子と圧電 トランスの入出力電極との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的にローゼン型の圧電トランスは、図4に示すように、矩形状の圧電セラ ミック板1の左半分を駆動部1Aとした場合、その両面には入力電極2、3が形 成されており、その右半分は発電部1Bとなり、その右端部側面には出力電極4 が形成されている。そして、これらの電極は例えば銀ペーストを用いた厚膜で形 成されている。そして、電歪効果によりトランスとしての機能をもたせるため、 入力電極2、3を短絡して、それと出力電極4との間に直流電界をかけて発電部 1Bを長さ方向に分極した後、入力電極2、3を開放してその間に直流電界を印 加し駆動部1Aを厚み方向に分極する。この分極により駆動部1Aと発電部1B とは分極の方向が直交することになる。そして、入力端子及び出力端子を入力電 極2、3及び出力電極4に導電性接合材により接合する(図示せず)。以上のよ うに構成された圧電トランスは、その寸法によって輪郭固有振動を示し、その長 手方向の共振周波数の電圧を入力端子に加えて励振すると、変圧された電圧を出 力端子から取り出すことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、外部端子(入出力端子)と入出力電極との接合を行う際、導電性接合 材の塗布量が一定でなかったり、導電性接合材の流れだしにより塗布位置が一定 に定まらず、圧電トランスの共振特性にばらつきが出る原因となり信頼性に問題 があった。また、導電性接合材の塗布位置が一定に定まらず、組立自動機に対応 させにくいという問題があった。また、経時変化により、前記入出力電極部分で ある銀等電極材料が酸化することがあった。
【0004】 本考案の目的は、外部端子と圧電トランスの入出力電極との接続構造に関して 信頼性の高い圧電トランスを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、圧電セラミック板における左半分を厚み方向に分極され、 かつ表裏入力電極が形成された駆動部を成し、右半分を前記圧電セラミック基板 の幅方向に分極され、かつその右端部側面に出力電極が形成された発電部を成し 、前記入出力電極に外部端子を電気的機械的接合させた圧電トランスにおいて、 前記入出力電極は、少なくとも前記外部端子との接続部分を除く周辺部分に膜形 成した。
【0006】
【作用】
外部端子との接続部分を除く周辺部分に膜形成したことにより、外部端子との 接続部分は周辺部に対して低く形成されるため、導電性接合材の溜り部を成し、 外部端子(入出力端子)と入出力電極との接合を行う際、導電性接合材の塗布量 、及び、塗布位置が安定して、導電性接合材の流れだし等がなくなった。また、 外部端子との接続部分は導電性接合材を塗布し、外部端子との接続部分を除く周 辺部分に膜形成していることにより、その後の経時変化により、入出力電極の酸 化を防止する。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例について、図1、図2、図3を参照にして説明する。図 1は本考案の実施例を示す圧電トランスの斜視図であり、図2は図1のX−X線 に沿う断面図である。また、図3は本考案の圧電トランスを端子接続状態で示し た斜視図である。 圧電セラミック板11はセラミックを焼成して形成された矩形状の圧電セラミ ック板である。その圧電セラミック板11の左半分は駆動部11Aでありその両 面に入力電極21、31が形成されている。前記圧電セラミック板11の右半分 は発電部11Bでありその右端部側面に出力電極41が形成されている。これら の電極は、例えば銀ペーストを用いた厚膜で形成されている。そして、電歪効果 によりトランスとしての機能をもたせるため、入力電極21、31を短絡して、 それと出力電極41との間に直流電界をかけて発電部11Bを長さ方向に分極し た後、入力電極21、31を開放してその間に直流電界を印加し駆動部11Aを 厚み方向に分極する。この分極により駆動部11Aと発電部11Bとは分極の方 向が直交することになる。そして、入力電極21、31と入力端子5、6との接 続部分215、315、及び出力電極41と出力端子7との接続部分415を除 いた前記入出力電極上に膜形成するため、例えば、クロムを蒸着等の手段を用い て薄膜形成し、前記接続部分215、315、415はマスクで覆うことにより 得られる。以上のようにしてクロム膜8が形成され、クロム膜が形成されない接 続部分215、315、415にそれぞれ導電性接合材9を塗布して、入力端子 5、6を入力電極21、31と接続し、出力端子7を出力電極41と接続する。 つまり、クロム膜が形成されない接続部分215、315、415が導電性接合 材の溜り部を成すとともに、クロム膜8が形成された部分が入力電極21、31 及び出力電極41の酸化(錆等)の発生を防止する。また、本考案の実施例では 、クロムを用いたが、ニクロム、ニッケル、金等であってもよい。これら金属類 を膜形成することは非金属膜にくらべて、圧電トランスの振動を特性を阻害しな い効果がある。また、例えば導電性接合材として半田を用い、被膜としてクロム 及びニクロムを用いた場合、クロム及びニクロムと半田とはなじみにくい性質が あるため、外部端子と入出力電極の接続部分の銀電極のみと接合するように作用 する。
【0008】 また、入力電極21、31と入力端子5、6との接続部分215、315、及 び出力電極41と出力端子7との接続部分415を除いた前記入出力電極上に膜 形成するための他の実施例として、エポキシ樹脂やシリコン樹脂等をホトレジス トまたはスクリーン印刷等の手段を用いて被膜を形成してもよい。これらの実施 例によっても前記実施例と同様の効果が期待でき、金属膜にくらべ酸化防止効果 がさらに一層高まる。
【0009】
【考案の効果】
外部端子との接続部分を除く周辺部分に膜形成したことにより、外部端子との 接続部分は周辺部に対して低く形成されるため、導電性接合材の溜り部を成し、 外部端子(入出力端子)と入出力電極との接合を行う際、導電性接合材の塗布量 、及び、塗布位置が安定して、導電性接合材の流れだし等がなくなった。そのた め、組立精度が向上して、組立自動機にも対応できるようになった。また、外部 端子との接続部分は導電性接合材を塗布し、外部端子との接続部分を除く周辺部 分に膜形成していることにより、その後の経時変化による入出力電極の酸化を防 止し、信頼性の高い圧電トランスを提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す圧電トランスの斜視図で
ある。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】本考案の圧電トランスを端子接続状態で示した
斜視図である。
【図4】従来の圧電トランスの斜視図である。
【符号の説明】
1,11・・・圧電セラミック板 1A,11A・・・駆動部 1B,11B・・・発電部 2,21,3,31・・・入力電極 4,41・・・出力電極 215,315,415・・・端子との接続部分 5,6・・・入力端子 7・・・出力端子 8・・・クロム膜 9・・・導電性接合材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミック板における左半分を厚み
    方向に分極され、かつ表裏入力電極が形成された駆動部
    を成し、右半分を前記圧電セラミック基板の幅方向に分
    極され、かつその右端部側面に出力電極が形成された発
    電部を成し、前記入出力電極に外部端子を導電性接合材
    で電気的機械的接合した圧電トランスにおいて、前記入
    出力電極は、少なくとも前記外部端子との接続部分を除
    く周辺部分に膜形成したことを特徴とする圧電トラン
    ス。
JP484193U 1993-01-21 1993-01-21 圧電トランス Pending JPH0660160U (ja)

Priority Applications (1)

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JP484193U JPH0660160U (ja) 1993-01-21 1993-01-21 圧電トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP484193U JPH0660160U (ja) 1993-01-21 1993-01-21 圧電トランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660160U true JPH0660160U (ja) 1994-08-19

Family

ID=11594916

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP484193U Pending JPH0660160U (ja) 1993-01-21 1993-01-21 圧電トランス

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JP (1) JPH0660160U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439400B1 (ko) * 2001-11-22 2004-07-09 삼성전기주식회사 노드점 인식패턴을 구비한 압전트랜스포머

Cited By (1)

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KR100439400B1 (ko) * 2001-11-22 2004-07-09 삼성전기주식회사 노드점 인식패턴을 구비한 압전트랜스포머

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