JPH0660146B2 - 鏡像体型異性体およびその製造方法 - Google Patents
鏡像体型異性体およびその製造方法Info
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- JPH0660146B2 JPH0660146B2 JP2206926A JP20692690A JPH0660146B2 JP H0660146 B2 JPH0660146 B2 JP H0660146B2 JP 2206926 A JP2206926 A JP 2206926A JP 20692690 A JP20692690 A JP 20692690A JP H0660146 B2 JPH0660146 B2 JP H0660146B2
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N53/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof
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- Environmental Sciences (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は殺虫剤として有用なシハロスリンの一対の鏡像
体型異性体であって、ラセミ混合物の形であり且つ36〜
42℃の範囲の融点を有する結晶性物質の形である一対の
鏡像体型異性体およびその製造方法に関する。
体型異性体であって、ラセミ混合物の形であり且つ36〜
42℃の範囲の融点を有する結晶性物質の形である一対の
鏡像体型異性体およびその製造方法に関する。
一般名でシハロスリン(cyhalothrin)とも呼ばれている
化合物であるα−シアノ−3−フェノキシベンジル シ
ス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1
−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート、その製造方法およびそれを殺虫剤
として使用することは、特に米国特許第4,183,948号明
細書に記載されている。この化合物は4種の異性体の混
合物であり、これらの異性体は下記A〜Dの如く便宜上
記載されている。
化合物であるα−シアノ−3−フェノキシベンジル シ
ス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1
−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート、その製造方法およびそれを殺虫剤
として使用することは、特に米国特許第4,183,948号明
細書に記載されている。この化合物は4種の異性体の混
合物であり、これらの異性体は下記A〜Dの如く便宜上
記載されている。
異性体A:(+)−シス−酸とα−(S)−アルコ ールとから誘導されるエステル。
異性体B:(-)−シス−酸とα−(R)−アルコ ールとから誘導されるエステル。
異性体C:(+)−シス−酸とα−(R)−アルコ ールから誘導されるエステル。
異性体D:(-)−シス−酸とα−(S)−アルコ ールから誘導されるエステル。
シハロスリンそれ自体は例えば40〜60重量%の異性体A
およびBと60〜40重量%の異性体CおよびDとを含有し
ており、周囲温度で粘稠な液体である。これは冷却によ
っては結晶化することができない。
およびBと60〜40重量%の異性体CおよびDとを含有し
ており、周囲温度で粘稠な液体である。これは冷却によ
っては結晶化することができない。
異性体Aおよび異性体Bは同一の物理的性質、例えば溶
解度、融点等を有し、偏光面を回転させる方向のみにお
いて異なり、従って一対の鏡像体を形成している。同様
に、異性体Cおよび異性体Dも第2の一対の鏡像体を形
成している。
解度、融点等を有し、偏光面を回転させる方向のみにお
いて異なり、従って一対の鏡像体を形成している。同様
に、異性体Cおよび異性体Dも第2の一対の鏡像体を形
成している。
家バエ(Musca domestica)に対するテストでは異性体A
が4種の異性体のなかで最も活性な殺虫剤であり、また
異性体BおよびDは殺虫剤として不活性であることが、
P.D.ベントレイ等の論文、Pestic.Sci,.11.(2). 156〜6
4(1980)から知られている。事実異性体Aは、上記のテ
ストでは公知の殺虫剤であるパーメスリン(permethrin)
よりも約25倍以上活性であり、従って異性体Aは現在ま
で報告された最も活性な合成殺虫剤の1種となってい
る。異性体Aのみを殺虫剤組成物の活性成分として使用
するのが望ましいが、異性体Aの単独使用を経済的に実
現するのは容易ではない;その理由は異性体Aの酸成分
とアルコール成分とを不整合成技術(chiral synthetic
technique)で調製し且つその不整性(chirality)を変え
ない方法で両成分を反応させることが要求されることに
ある。この種の技術の水準は、高価な薬剤を使用して分
離することを必要とする好ましくない異性体化合物の副
生を伴うことなしに、上記の合成を経済的な方法で行い
得るという程度には達していない。
が4種の異性体のなかで最も活性な殺虫剤であり、また
異性体BおよびDは殺虫剤として不活性であることが、
P.D.ベントレイ等の論文、Pestic.Sci,.11.(2). 156〜6
4(1980)から知られている。事実異性体Aは、上記のテ
ストでは公知の殺虫剤であるパーメスリン(permethrin)
よりも約25倍以上活性であり、従って異性体Aは現在ま
で報告された最も活性な合成殺虫剤の1種となってい
る。異性体Aのみを殺虫剤組成物の活性成分として使用
するのが望ましいが、異性体Aの単独使用を経済的に実
現するのは容易ではない;その理由は異性体Aの酸成分
とアルコール成分とを不整合成技術(chiral synthetic
technique)で調製し且つその不整性(chirality)を変え
ない方法で両成分を反応させることが要求されることに
ある。この種の技術の水準は、高価な薬剤を使用して分
離することを必要とする好ましくない異性体化合物の副
生を伴うことなしに、上記の合成を経済的な方法で行い
得るという程度には達していない。
本発明者は異性体Aおよび異性体Bからなる一対の鏡像
体を不整合成や化学的分割を必要としない物理的手段に
よって異性体Cおよび異性体Dから容易に分離できる方
法を知見し、また許容できる薬効を有する殺虫剤製品を
上記の一対の鏡像体を用いて経済的に調製できることを
見い出した。
体を不整合成や化学的分割を必要としない物理的手段に
よって異性体Cおよび異性体Dから容易に分離できる方
法を知見し、また許容できる薬効を有する殺虫剤製品を
上記の一対の鏡像体を用いて経済的に調製できることを
見い出した。
従って本発明によれば、(S)−α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル(1R,シス)−3−(Z−2−クロロ−
3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートおよび(R)
−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1S,シス)
−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−
プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレートをラセミ体比率で含有し且つα−シア
ノ−3−フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3,
3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレートの他の異性体を
実質的に含有していない一対の鏡像体型異性体であっ
て、ラセミ混合物の形であり且つ36〜42℃の範囲の融点
を有する結晶性物質の形である一対の鏡像体型異性体
(以下“生成物”という)を得る方法にあたり、下記の
工程、すなわち (a)6個までの炭素原子を有する低級アルカノールおよ
び8個までの炭素原子を有する液状アルカンから選択し
た有機溶剤を用いてシハロスリンの濃厚溶液を調製する
工程、 (b)上記溶液を-20℃〜+10℃の範囲の温度に冷却し、該
溶液が冷却されたときに該溶液に、前記の一対の鏡像体
型異性体であって、ラセミ混合物の形であり且つ36〜42
℃の範囲の融点を有する結晶性物質の形である一対の鏡
像体型異性体の結晶を所定量添加し、そして添加後に添
加した結晶を固体の未溶解状態で残留させる工程、 (c)上記溶液を該溶液から結晶性物質を沈澱させるのに
十分な時間、前記温度に保持する工程、 (d)沈澱した結晶性物質を溶液から分離する工程、およ
び (e)更に必要に応じて、上記の結晶性物質がα−シアノ
−3−フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3,3
−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレートの他の異性体を
実質的に含有しなくなるまで上記の結晶性物質を再結晶
する工程、 を行うことを特徴とする、前記の一対の鏡像体型異性体
であって、ラセミ混合物の形であり且つ36〜42℃の範囲
の融点を有する結晶生物質の形である一対の鏡像体型異
性体の製造方法が提供される。
キシベンジル(1R,シス)−3−(Z−2−クロロ−
3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートおよび(R)
−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1S,シス)
−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−
プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレートをラセミ体比率で含有し且つα−シア
ノ−3−フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3,
3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレートの他の異性体を
実質的に含有していない一対の鏡像体型異性体であっ
て、ラセミ混合物の形であり且つ36〜42℃の範囲の融点
を有する結晶性物質の形である一対の鏡像体型異性体
(以下“生成物”という)を得る方法にあたり、下記の
工程、すなわち (a)6個までの炭素原子を有する低級アルカノールおよ
び8個までの炭素原子を有する液状アルカンから選択し
た有機溶剤を用いてシハロスリンの濃厚溶液を調製する
工程、 (b)上記溶液を-20℃〜+10℃の範囲の温度に冷却し、該
溶液が冷却されたときに該溶液に、前記の一対の鏡像体
型異性体であって、ラセミ混合物の形であり且つ36〜42
℃の範囲の融点を有する結晶性物質の形である一対の鏡
像体型異性体の結晶を所定量添加し、そして添加後に添
加した結晶を固体の未溶解状態で残留させる工程、 (c)上記溶液を該溶液から結晶性物質を沈澱させるのに
十分な時間、前記温度に保持する工程、 (d)沈澱した結晶性物質を溶液から分離する工程、およ
び (e)更に必要に応じて、上記の結晶性物質がα−シアノ
−3−フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3,3
−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレートの他の異性体を
実質的に含有しなくなるまで上記の結晶性物質を再結晶
する工程、 を行うことを特徴とする、前記の一対の鏡像体型異性体
であって、ラセミ混合物の形であり且つ36〜42℃の範囲
の融点を有する結晶生物質の形である一対の鏡像体型異
性体の製造方法が提供される。
本明細書において、「実質的に含有しない」とは、シハ
ロスリンの他の異性体の合計重量が「生成物」の10重量
%以下であることを意味している。
ロスリンの他の異性体の合計重量が「生成物」の10重量
%以下であることを意味している。
好ましいアルカノール溶剤はエタノール、イソプロパノ
ール、ブタン−1−オール、ブタン−2−オール、ペン
タン−1−オールおよびイソ−プロパノール/t−ブタ
ノール(1:1)混合物、イソプロパノール/1,2−エ
タンジオール(2:1)混合物であり、イソプロパノー
ルが特に好ましい。好ましい液体アルカン溶剤はn−ヘ
キサンおよびn−ヘプタンである。
ール、ブタン−1−オール、ブタン−2−オール、ペン
タン−1−オールおよびイソ−プロパノール/t−ブタ
ノール(1:1)混合物、イソプロパノール/1,2−エ
タンジオール(2:1)混合物であり、イソプロパノー
ルが特に好ましい。好ましい液体アルカン溶剤はn−ヘ
キサンおよびn−ヘプタンである。
前記の「濃厚溶液」とは、シハロスリンと溶剤とを重量
比で好ましくは2:1〜1:5、最も好ましくは1:1
で含有するものを意味してる。
比で好ましくは2:1〜1:5、最も好ましくは1:1
で含有するものを意味してる。
本発明の方法で使用するシハロスリンは、対応するトラ
ンス異性体および(E)異性体を10重量%まで含有し得
る。少なくとも純度95%のシハロスリンを使用すれば一
般的に生成物が高収率および高純度で得られるので、そ
のような純度のシハロスリンを使用するのが好ましい。
ンス異性体および(E)異性体を10重量%まで含有し得
る。少なくとも純度95%のシハロスリンを使用すれば一
般的に生成物が高収率および高純度で得られるので、そ
のような純度のシハロスリンを使用するのが好ましい。
本発明の方法は、前記の一対の鏡像体型異性体であっ
て、ラセミ混合物の形であり且つ36〜42℃の範囲の融点
を有する結晶生物質の形である一対の鏡像体型異性体の
結晶の所定量を加えて行う。(溶液に添加するのに十分
な純度の前記の所定量の一対の鏡像体型異性体は、シハ
ロスリンを高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)
にかけ、所望の一対の鏡像体型異性体を、存在する他の
異性体から分離することにより得ることができる。) 本発明の方法は、必要に応じて微かに加温してシハロス
リンの濃厚溶液を調製し、次いで該溶液をまず0〜10℃
の範囲の温度で第1の時間冷却し、その間に実質的な量
の生成物を結晶化し、そしてその後溶液を-15℃〜−5
℃の範囲の温度に第2の時間冷却し、結晶化を実質的に
完了させその後沈澱した結晶を回収することにより行う
ことが好ましい。
て、ラセミ混合物の形であり且つ36〜42℃の範囲の融点
を有する結晶生物質の形である一対の鏡像体型異性体の
結晶の所定量を加えて行う。(溶液に添加するのに十分
な純度の前記の所定量の一対の鏡像体型異性体は、シハ
ロスリンを高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)
にかけ、所望の一対の鏡像体型異性体を、存在する他の
異性体から分離することにより得ることができる。) 本発明の方法は、必要に応じて微かに加温してシハロス
リンの濃厚溶液を調製し、次いで該溶液をまず0〜10℃
の範囲の温度で第1の時間冷却し、その間に実質的な量
の生成物を結晶化し、そしてその後溶液を-15℃〜−5
℃の範囲の温度に第2の時間冷却し、結晶化を実質的に
完了させその後沈澱した結晶を回収することにより行う
ことが好ましい。
“生成物”と共沈している可能性のある他の異性体を
“生成物”から除去するために再結晶が必要である場合
は、この再結晶をいずれか適当な再結晶剤、例えば本発
明の方法で有用な前述の溶剤を使用することにより行う
ことができる。
“生成物”から除去するために再結晶が必要である場合
は、この再結晶をいずれか適当な再結晶剤、例えば本発
明の方法で有用な前述の溶剤を使用することにより行う
ことができる。
本発明はまた、新規な物質としての“生成物”すなわち
(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R,シ
ス)−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−
1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボキシレートおよび(R)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル(1S,シス)−3−(Z−2−クロ
ロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートをラ
セミ比率で含み且つα−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プ
ロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレートの他の異性体を実質的に含有していない
一対の鏡像体型異性体であって、ラセミ混合物の形であ
り且つ36〜42℃の範囲の融点を有する結晶性物質の形で
ある一対の鏡像体型異性体を提供する。
(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R,シ
ス)−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−
1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボキシレートおよび(R)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル(1S,シス)−3−(Z−2−クロ
ロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートをラ
セミ比率で含み且つα−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プ
ロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレートの他の異性体を実質的に含有していない
一対の鏡像体型異性体であって、ラセミ混合物の形であ
り且つ36〜42℃の範囲の融点を有する結晶性物質の形で
ある一対の鏡像体型異性体を提供する。
“生成物”は一対の鏡像体型異性体がとり得る2種の異
なった形状のもの(以下「生成物I」および「生成物I
I」という)のうちの一方の生成物Iの状態で沈澱す
る。例えば生成物Iは緩慢にしか沈澱せず、従って所期
の収率を達成するのに必要な時間は好ましくは少なくと
も7〜15日あるいはそれ以上である。生成物IIは生成物
Iよりも極めて迅速に沈殿し、1〜6日の期間で良好な
収率で得ることができる。
なった形状のもの(以下「生成物I」および「生成物I
I」という)のうちの一方の生成物Iの状態で沈澱す
る。例えば生成物Iは緩慢にしか沈澱せず、従って所期
の収率を達成するのに必要な時間は好ましくは少なくと
も7〜15日あるいはそれ以上である。生成物IIは生成物
Iよりも極めて迅速に沈殿し、1〜6日の期間で良好な
収率で得ることができる。
前記の添加した一対の鏡像体型異性体の結晶はHPLC
分離により得られたものであり、沈澱は生成物Iの状態
である。
分離により得られたものであり、沈澱は生成物Iの状態
である。
生成物Iは白色の結晶生物質であり、上記の方法で沈澱
させた場合は36〜42℃の融点を有している。残留してい
る異性体Cおよび異性体Dを再結晶により除去すると生
成物Iは41〜42℃で融解する。赤外吸収スペクトル分析
の結果は、生成物Iが混合結晶のコングロメラート(con
glomerate)から成っており、該混合結晶中では各々の単
一の結晶が単一の異性体、すなわち異性体Aまたは異性
体Bの分子から成っており、各々の異性体の結晶の量は
ほぼ同量であることを示している。従って生成物Iはラ
セミ混合物である。これらの結晶は微細な針状であり、
上述の通りシハロスリンの濃厚溶液からでも比較的ゆっ
くりと晶出する。濾過による生成物Iの捕集も、微針状
晶がフィルターを目詰りさせる傾向があるのでゆっくり
と行う。
させた場合は36〜42℃の融点を有している。残留してい
る異性体Cおよび異性体Dを再結晶により除去すると生
成物Iは41〜42℃で融解する。赤外吸収スペクトル分析
の結果は、生成物Iが混合結晶のコングロメラート(con
glomerate)から成っており、該混合結晶中では各々の単
一の結晶が単一の異性体、すなわち異性体Aまたは異性
体Bの分子から成っており、各々の異性体の結晶の量は
ほぼ同量であることを示している。従って生成物Iはラ
セミ混合物である。これらの結晶は微細な針状であり、
上述の通りシハロスリンの濃厚溶液からでも比較的ゆっ
くりと晶出する。濾過による生成物Iの捕集も、微針状
晶がフィルターを目詰りさせる傾向があるのでゆっくり
と行う。
前記の生成物IIは47℃以上、例えば48〜50℃の融点を有
し、その結晶は斜方晶形状の形状を有するが実際は単斜
晶系であり、その赤外吸収スペクトルおよびX線結晶学
分析の結果は、各々の単一の結晶が結晶格子中に規則正
しく配列した同量の異性体Aと異性体Bから成っている
ことを示している。従ってこの状態のものはラセミ化合
物である。
し、その結晶は斜方晶形状の形状を有するが実際は単斜
晶系であり、その赤外吸収スペクトルおよびX線結晶学
分析の結果は、各々の単一の結晶が結晶格子中に規則正
しく配列した同量の異性体Aと異性体Bから成っている
ことを示している。従ってこの状態のものはラセミ化合
物である。
本発明の前記生成物は殺虫殺ダニ剤の活性成分として有
用であり、害虫を駆除および防除するのに使用し得る。
活性成分を除いて、これらの殺虫剤の調製および使用方
法は前記の米国特許第4,183,948号明細書(該明細書の
記載は本明細書中に参照されている)に記載の調製方法
および使用方法と同一である。
用であり、害虫を駆除および防除するのに使用し得る。
活性成分を除いて、これらの殺虫剤の調製および使用方
法は前記の米国特許第4,183,948号明細書(該明細書の
記載は本明細書中に参照されている)に記載の調製方法
および使用方法と同一である。
次に本発明を次の参考例および実施例により説明する。
各参考例および実施例において、異性体Aは1R,シス
−S異性体と称する。すなわち、この異性体はカルボキ
シレート基に結合したシクロプロパン環の炭素原子にお
いて(R)構造を有し、シスはシクロプロパン環上の2個
の水素原子間の関係を表わし且つシアノ基を有する炭素
原子において(S)構造を有している。異性体Bは1S,
シス−R異性体と称し、異性体Cは1R,シス−Rそし
て異性体Dは1S,シス−S異性体と称する。
−S異性体と称する。すなわち、この異性体はカルボキ
シレート基に結合したシクロプロパン環の炭素原子にお
いて(R)構造を有し、シスはシクロプロパン環上の2個
の水素原子間の関係を表わし且つシアノ基を有する炭素
原子において(S)構造を有している。異性体Bは1S,
シス−R異性体と称し、異性体Cは1R,シス−Rそし
て異性体Dは1S,シス−S異性体と称する。
参考例1 この参考例では、α−シアノ−3−フェノキシベンジル
シス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ1
−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレートをその成分である、二対の鏡像体型
異性体へ分離することを示す。
シス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ1
−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレートをその成分である、二対の鏡像体型
異性体へ分離することを示す。
分離すべき材料として、種々の溶離液を用いて0.25mmの
シリカゲル板(分析用グレード)上でサンプルを薄層ク
ロマトグラフ分離にかけたものを用いた。存在している
二対の鏡像体に対応する2成分が少量分離された。2成
分に対する平均Rf値は次の通りであった。
シリカゲル板(分析用グレード)上でサンプルを薄層ク
ロマトグラフ分離にかけたものを用いた。存在している
二対の鏡像体に対応する2成分が少量分離された。2成
分に対する平均Rf値は次の通りであった。
前記物質の分離は、“プレプPAK-500”シリカカラムを
備えたウォターーズ・アソシエーツ・システム(Waters
Associates System)500装置を使用して高性能液相クロ
マトグラフィーにより行った。この装置に1S,シス−
S/1R,シス−R鏡像体対と1R,シス−S/1S,
シス−R鏡像体対との55:45混合物から成る0.5gのシ
ハロスリンを装入した。溶離液はジエチルエーテル/石
油エーテル(沸点40〜60℃)混合物(1:9)であり、
且つ流速は0.2/minであった。4サイクル後各画分を
集めた。第1の画分はプロトン磁気共鳴(p.m.r.)分光分
析により1R,シス−R/1S,シス−S鏡像体対とし
て同定され、且つ第2の画分は1R,シス−S/1S,
シス−R鏡像体対として同定された。各々の画分は約98
%の純度を有し、共に注入した量の約60%に相当してい
る。p.m.r.データは下記の通りである(CDCl3中のδ
値)。
備えたウォターーズ・アソシエーツ・システム(Waters
Associates System)500装置を使用して高性能液相クロ
マトグラフィーにより行った。この装置に1S,シス−
S/1R,シス−R鏡像体対と1R,シス−S/1S,
シス−R鏡像体対との55:45混合物から成る0.5gのシ
ハロスリンを装入した。溶離液はジエチルエーテル/石
油エーテル(沸点40〜60℃)混合物(1:9)であり、
且つ流速は0.2/minであった。4サイクル後各画分を
集めた。第1の画分はプロトン磁気共鳴(p.m.r.)分光分
析により1R,シス−R/1S,シス−S鏡像体対とし
て同定され、且つ第2の画分は1R,シス−S/1S,
シス−R鏡像体対として同定された。各々の画分は約98
%の純度を有し、共に注入した量の約60%に相当してい
る。p.m.r.データは下記の通りである(CDCl3中のδ
値)。
実施例1 この実施例ではシハロスリンの本発明の溶液から1R,
シス−S/1S,シス−R鏡像体対を結晶化することを
例示する。結晶種として使用した結晶は前記の参考例1
の方法で得たものである。
シス−S/1S,シス−R鏡像体対を結晶化することを
例示する。結晶種として使用した結晶は前記の参考例1
の方法で得たものである。
43.2重量%の1R,シス−S異性体および1S,シス−
R異性体と56.8重量%の1S,シス−S異性体および1
R,シス−R異性体を含有するα−シアノ−3−フェノ
キシベンジル 3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフ
ルオロ1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボキシレートのシス−異性体の混合物45
5.6gを、水素化カルシウムを用いて蒸留により予め乾
燥させた460mlのイソプロパノール中に溶解した。溶解
は混合物を約50℃に加温することにより行った。該溶液
をポリテトラフルオロエチレンで被覆した磁石で攪拌し
ながら3℃に冷却し、次いで参考例1で得たα−シアノ
−3−フェノキシベンジル3−(Z−2−クロロ−3,3,
3−トリフルオロ1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンの1R,シス−S異性体および1
S,シス−R異性体のラセミ混合物の少量の結晶を種と
して加えた。上記の温度で攪拌を9日間続け、次いで懸
濁液を-10℃に冷却し且つポリテトラフルオロエチレン
製パドルで7日間激しく攪拌した。
R異性体と56.8重量%の1S,シス−S異性体および1
R,シス−R異性体を含有するα−シアノ−3−フェノ
キシベンジル 3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフ
ルオロ1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボキシレートのシス−異性体の混合物45
5.6gを、水素化カルシウムを用いて蒸留により予め乾
燥させた460mlのイソプロパノール中に溶解した。溶解
は混合物を約50℃に加温することにより行った。該溶液
をポリテトラフルオロエチレンで被覆した磁石で攪拌し
ながら3℃に冷却し、次いで参考例1で得たα−シアノ
−3−フェノキシベンジル3−(Z−2−クロロ−3,3,
3−トリフルオロ1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンの1R,シス−S異性体および1
S,シス−R異性体のラセミ混合物の少量の結晶を種と
して加えた。上記の温度で攪拌を9日間続け、次いで懸
濁液を-10℃に冷却し且つポリテトラフルオロエチレン
製パドルで7日間激しく攪拌した。
分離した固体を3℃で濾別し、吸引乾燥し3℃で100ml
の40〜60°石油エーテルで1回洗浄し、真空デシケータ
ー中の五酸化リン上で恒量になるまで乾燥して97.6gの
白色結晶を得た。この生成物は毛管気液クロマトグラフ
ィーで調べたところ出発原料の1R,シス−S異性体お
よび1S,シス−R異性体の1:1混合物86.9重量%を
含有していた。得られた固体を300mlの乾燥40〜50°石
油エーテル中に溶解し、該溶液を攪拌しながら3℃に冷
却しそしてα−シアノ−3−フェノキシベンジル3−
(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ1−プロペン
−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレートの1R,シス−S異性体および1S,シス−R
異性体のラセミ混合物の少量の結晶を結晶種として加え
た。2時間後得られた白色の懸濁物を3℃で濾過し、濾
過物を吸引乾燥した。真空デシケーター中の五塩化リン
上で更に乾燥して73.6gの白色固体を得た。該固体は、
α−シアノ−3−フェノキシベンジル3−(Z−2−ク
ロロ−3,3,3−トリフルオロ1−プロペン−1−イル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの1
R,シス−S異性体および1S,シス−R異性体のラセ
ミ混合物(融点36〜42℃)92重量%を含有していた。
の40〜60°石油エーテルで1回洗浄し、真空デシケータ
ー中の五酸化リン上で恒量になるまで乾燥して97.6gの
白色結晶を得た。この生成物は毛管気液クロマトグラフ
ィーで調べたところ出発原料の1R,シス−S異性体お
よび1S,シス−R異性体の1:1混合物86.9重量%を
含有していた。得られた固体を300mlの乾燥40〜50°石
油エーテル中に溶解し、該溶液を攪拌しながら3℃に冷
却しそしてα−シアノ−3−フェノキシベンジル3−
(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ1−プロペン
−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレートの1R,シス−S異性体および1S,シス−R
異性体のラセミ混合物の少量の結晶を結晶種として加え
た。2時間後得られた白色の懸濁物を3℃で濾過し、濾
過物を吸引乾燥した。真空デシケーター中の五塩化リン
上で更に乾燥して73.6gの白色固体を得た。該固体は、
α−シアノ−3−フェノキシベンジル3−(Z−2−ク
ロロ−3,3,3−トリフルオロ1−プロペン−1−イル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの1
R,シス−S異性体および1S,シス−R異性体のラセ
ミ混合物(融点36〜42℃)92重量%を含有していた。
第1図は本実施例の生成物の赤外線吸収スペクトルを示
し、第2図はIR,シス-S異性体単独の赤外線吸収スペク
トルを示している。実施例1の生成物の赤外線吸収スペ
クトルと、1R,シス-S異性体単独の赤外線吸収スペクト
ルとは同一であり区別できない、このことは実施例1の
生成物がラセミ混合物であることを示していることが判
るであろう。
し、第2図はIR,シス-S異性体単独の赤外線吸収スペク
トルを示している。実施例1の生成物の赤外線吸収スペ
クトルと、1R,シス-S異性体単独の赤外線吸収スペクト
ルとは同一であり区別できない、このことは実施例1の
生成物がラセミ混合物であることを示していることが判
るであろう。
実施例2 この実施例では、ラセミ混合物(生成物I)の状態の生
成物の収率および品質に対する、異なる溶剤の高価、シ
ハロスリンに対する溶剤の比の効果、時間の効果および
温度の効果を例示する。使用したシハロスリンは42%
(±1%)の1R,シス−S/1S,シス−R鏡像体型
異性体対を含有していた。各々の実験においては、ラセ
ミ混合物の数ミリグラムの結晶を所定の温度に冷却した
後に加えて結晶化を促進させた。結果は第I表に示す。
成物の収率および品質に対する、異なる溶剤の高価、シ
ハロスリンに対する溶剤の比の効果、時間の効果および
温度の効果を例示する。使用したシハロスリンは42%
(±1%)の1R,シス−S/1S,シス−R鏡像体型
異性体対を含有していた。各々の実験においては、ラセ
ミ混合物の数ミリグラムの結晶を所定の温度に冷却した
後に加えて結晶化を促進させた。結果は第I表に示す。
第1図は実施例1の生成物の赤外線吸収スペクトルを示
す。第2図は1R,シス−S異性体単独の赤外線吸収ス
ペクトルを示す。
す。第2図は1R,シス−S異性体単独の赤外線吸収ス
ペクトルを示す。
フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・クロスビー イギリス国.マンチエスター.ブラツクレ ー.ヘキサゴン・ハウス(番地その他表示 なし) (56)参考文献 特開 昭59−88455(JP,A) 特開 昭53−95945(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】(S)−α−シアノ-3-フェノキシベンジル
(1R,シス)-3-(Z-2-クロロ-3,3,3-トリフルオロ-1-プ
ロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレートおよび(R)−α−シアノ-3-フェノキシベンジル
(1S,シス)-3-(Z-2-クロロ-3,3,3-トリフルオロ-1-プ
ロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレートをラセミ体の比率で含有し且つα−シアノ-3-
フェノキシベンジル3-(2-クロロ-3,3,3-トリフルオロ-1
-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカル
ボキシレートの他の異性体を実質的に含有していない一
対の鏡像体型異性体であって、ラセミ混合物の形であり
且つ36〜42℃の範囲の融点を有する結晶性物質の形であ
る一対の鏡像体型異性体。 - 【請求項2】異性体のラセミ混合物の状態である一対の
鏡像体型異性体から本質的に成り、その赤外吸収スペク
トルが、単離された結晶状態の個々のいずれの異性体の
赤外吸収スペクトルとも区別できないことを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の一対の鏡像体型異性体。 - 【請求項3】下記の工程すなわち、 (a)6個までの炭素原子を有する低級アルカノールおよ
び8個までの炭素原子を有する液体アルカンから選択し
た有機溶剤によりシハロスリン(cyhalothrin)の濃厚溶
液を調製する工程; (b)上記溶液を-20℃〜+10℃の範囲の温度に冷却し、該
溶液が冷却されたときに該溶液中に、後記の一対の鏡像
体型異性体であって、ラセミ混合物の形であり且つ36〜
42℃の範囲の融点を有する結晶性物質の形である一対の
鏡像体型異性体の結晶を所定量添加し、そして添加後に
添加した結晶を固体の未溶解状態で残留させる工程; (c)上記溶液を、該溶液から結晶性物質を沈殿させるの
に十分な時間、前記温度に保持する工程; (d)沈殿した結晶性物質を溶液から分離する工程;およ
び (e)必要に応じて、上記の結晶性物質がα−シアノ-3-フ
ェノキシベンジル 3-(2-クロロ-3,3,3-トリフルオロ-1
-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカル
ボキシレートの他の異性体を実質的に含有しなくなるま
で上記の結晶性物質を再結晶処理する工程; からなることを特徴とする、(S)−α−シアノ-3-フェノ
キシベンジル (1R,シス)-3-(Z-2-クロロ-3,3,3-ト
リフルオロ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレートおよび(R)−α−シアノ-3-フ
ェノキシベンジル (1S,シス)-3-(Z-2-クロロ-3,3,3
-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシク
ロプロパンカルボキシレートをラセミ体の比率で含有し
且つα−シアノ-3-フェノキシベンジル-3-(2-クロロ-3,
3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチル
シクロプロパンカルボキシレートの他の異性体を実質的
に含有していない一対の鏡像体型異性体であって、ラセ
ミ混合物の形であり且つ36〜42℃の範囲の融点を有する
結晶性物質の形である一対の鏡像体型異性体の製造方
法。 - 【請求項4】シハロスリンの濃厚溶液を2:1〜1:5
の重量比のシハロスリンと溶剤とから形成する特許請求
の範囲第3項に記載の方法。 - 【請求項5】溶剤がイソプロパノールである特許請求の
範囲第3項に記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8228983 | 1982-10-11 | ||
GB8228983 | 1982-10-11 | ||
GB8308507 | 1983-03-28 | ||
GB838308507A GB8308507D0 (en) | 1983-03-28 | 1983-03-28 | Insecticidal product |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0372452A JPH0372452A (ja) | 1991-03-27 |
JPH0660146B2 true JPH0660146B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=26284087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2206926A Expired - Lifetime JPH0660146B2 (ja) | 1982-10-11 | 1990-08-06 | 鏡像体型異性体およびその製造方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0106469B1 (ja) |
JP (1) | JPH0660146B2 (ja) |
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CA (1) | CA1212686A (ja) |
DE (1) | DE3369128D1 (ja) |
DK (1) | DK174188B1 (ja) |
ES (1) | ES526409A0 (ja) |
GB (1) | GB2130199A (ja) |
GR (1) | GR78644B (ja) |
HU (1) | HU193185B (ja) |
IL (1) | IL69774A (ja) |
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GB8418331D0 (en) * | 1984-07-18 | 1984-08-22 | Ici Plc | Insecticidal ester |
GB9127355D0 (en) * | 1991-12-24 | 1992-02-19 | Ici Plc | Isomerisation process |
DE10203688A1 (de) | 2002-01-31 | 2003-08-07 | Bayer Cropscience Ag | Synergistische insektizide Mischungen |
US6854691B2 (en) * | 2002-02-11 | 2005-02-15 | General Electric Company | Railroad communication system |
GB0229803D0 (en) * | 2002-12-20 | 2003-01-29 | Syngenta Ltd | Chemical process |
DE102004001271A1 (de) | 2004-01-08 | 2005-08-04 | Bayer Cropscience Ag | Wirkstoffkombinationen mit insektiziden Eigenschaften |
DE102006008691A1 (de) * | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Bayer Cropscience Ag | Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften |
DE102007045953B4 (de) | 2007-09-26 | 2018-07-05 | Bayer Intellectual Property Gmbh | Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften |
EP2127522A1 (de) | 2008-05-29 | 2009-12-02 | Bayer CropScience AG | Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften |
EP2227951A1 (de) | 2009-01-23 | 2010-09-15 | Bayer CropScience AG | Verwendung von Enaminocarbonylverbindungen zur Bekämpfung von durch Insekten übertragenen Viren |
JP2012521371A (ja) | 2009-03-25 | 2012-09-13 | バイエル・クロップサイエンス・アーゲー | 殺虫特性および殺ダニ特性を有する活性化合物の組合せ |
DE102009028001A1 (de) | 2009-07-24 | 2011-01-27 | Bayer Cropscience Ag | Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften |
EP2382865A1 (de) | 2010-04-28 | 2011-11-02 | Bayer CropScience AG | Synergistische Wirkstoffkombinationen |
EP2446742A1 (de) | 2010-10-28 | 2012-05-02 | Bayer CropScience AG | Insektizide oder akarizide Zusammensetzungen enthaltend Mono- oder Disacchariden als Wirkungsverstärker |
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WO2022238575A1 (en) | 2021-05-14 | 2022-11-17 | Syngenta Crop Protection Ag | Insect, acarina and nematode pest control |
WO2022268813A1 (en) | 2021-06-24 | 2022-12-29 | Syngenta Crop Protection Ag | Insect, acarina and nematode pest control |
WO2022268815A1 (en) | 2021-06-24 | 2022-12-29 | Syngenta Crop Protection Ag | Insect, acarina and nematode pest control |
WO2023105065A1 (en) | 2021-12-10 | 2023-06-15 | Syngenta Crop Protection Ag | Insect, acarina and nematode pest control |
WO2023105064A1 (en) | 2021-12-10 | 2023-06-15 | Syngenta Crop Protection Ag | Insect, acarina and nematode pest control |
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- 1983-08-31 DE DE8383305005T patent/DE3369128D1/de not_active Expired
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