JPH0372452A - 鏡像体型異性体およびその製造方法 - Google Patents

鏡像体型異性体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0372452A
JPH0372452A JP2206926A JP20692690A JPH0372452A JP H0372452 A JPH0372452 A JP H0372452A JP 2206926 A JP2206926 A JP 2206926A JP 20692690 A JP20692690 A JP 20692690A JP H0372452 A JPH0372452 A JP H0372452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cis
cyano
phenoxybenzyl
chloro
trifluoro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2206926A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0660146B2 (ja
Inventor
Michael J Robson
ミツチエル・ジヨン・ロブソン
John Crosby
ジヨン・クロスビー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Imperial Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Imperial Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26284087&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0372452(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from GB838308507A external-priority patent/GB8308507D0/en
Application filed by Imperial Chemical Industries Ltd filed Critical Imperial Chemical Industries Ltd
Publication of JPH0372452A publication Critical patent/JPH0372452A/ja
Publication of JPH0660146B2 publication Critical patent/JPH0660146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N53/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は殺虫剤として有用な結晶性物質の形の一対の鏡
像体型異性体、その製造方法並びにそれを含有する殺虫
および殺ダニ剤組成物に関する。
一般名でシハロスリン(cyhalothr in)と
も呼ばれている化合物であるα−シアノ−3−フェノキ
シベンジル−シス−3=(Z−2−クロロ−3,3゜3
−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、その製造方
法およびそれを殺虫剤として使用することは、特に米国
特許第4.183.948号明細書に記載されている。
この化合物は4種の異性体の混合物であり、これらの異
性体は下記A−Dの如く便宜上記載されている。
異性体A:(+)−シス−酸とα−(S)−アルコール
とから誘導されるエステル。
異性体B:(−)−シス−酸とα−(R)−アルコール
とから誘導されるエステル。
異性体C:(+)−シス−酸とα−(R)−アルコール
から誘導されるエステル。
異性体D:(−)−シス−酸とα−(S)−アルコール
から誘導されるエステル。
シハロスリンそれ自体は例えば40〜60重量%の異性
体AおよびBと60〜40重量%の異性体CおよびDと
を含有しており、周囲温度で粘稠な液体である。これは
冷却によっては結晶化することができない。
異性体Aおよび異性体Bは同一の物理的性質、例えば溶
解度、融点等を有し、偏光面を回転させる方向のみにお
いて異なり、従って一対の鏡像体を形成している。同様
に、異性体Cおよび異性体りも第2の一対の鏡像体を形
成している。
家バエ(Musca domestica)に対するテ
ストでは異性体Aが4種の異性体のなかで最も活性な殺
虫剤であり、また異性体BおよびDは殺虫剤として不活
性であることが、P、 D、ベントレイ等、Pe5ti
c。
Sci、、  11. (2)、  156〜64(1
980)から知られている。
事実異性体Aは、上記のテストでは公知の殺虫剤である
パーメスリン(permethrin)よりも約25倍
以上活性であり、従って異性体Aは現在まで報告された
最も活性な合成殺虫剤の1種となっている。
異性体Aのみを殺虫剤組成物の活性成分として使用する
のが望ましいが、異性体Aの単独使用を経済的に実現す
るのは容易ではない;その理由は異性体Aの酸成分とア
ルコール成分とを不整合成技術(chiral 5yn
thetic technique)で調製し且つその
不整性(chirality)を変えない方法で両成分
を反応させることが要求されることにある。この種の技
術の水準は、上記の合成を高価な薬剤を使用して分離す
ることを必要とする好ましくない異性体化合物の副生を
伴うことなしに経済的な方法で行い得るという程度には
達していない。
本発明者は異性体Aおよび異性体Bからなる一対の鏡像
体を不整合成や化学的分割を必要としない物理的手段に
よって異性体Cおよび異性体りから容易に分離できる方
法を知見し、また許容できる薬効を有する殺虫剤製品を
上記の一対の鏡像体を用いて経済的に調製できることを
見い出した。
従って本発明は、(S)−α−シアノ−3−フェノキシ
ベンジル(1R,シス)−3−(Z−2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2
,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートおよび
(R)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1S、
  シス)−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリ
フルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチ
ルシクロプロパンカルボキシレートをラセミ体比率で含
有し且つα−シアノ−3−フェノキシベンジル−3−(
2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン
−1−イル)  −2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレートの他の異性体を実質的に含有しない一対
の鏡像体型異性体(以下“生成物”という)を得る方法
にあたり、下記の工程、すなわち(a)6個までの炭素
原子を有する低級アルカノールおよび8個までの炭素原
子を有する液状アルカンから選択した有機溶剤を用いて
シハロスリンの濃厚溶液を調製する工程、 (b)  上記溶液を一り0℃〜+IO℃の範囲の温度
に冷却し、且つ一対の鏡像体型異性体の結晶を所要量冷
却した液体に添加し、しかもその際加えた結晶をその後
固体の未溶解状態で残留させる工程、 (c)  上記溶液を該溶液から結晶性物質を沈澱させ
るのに十分な時間前記温度に保持する工程、(d)  
沈澱した結晶性物質を溶液から分離する工程、および (e)  更に必要に応じて、結晶性物質がα−シアノ
−3−フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3
,3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの他の異
性体を実質的に含有しなくなるまで上記の結晶性物質を
再結晶する工程、 を行うことを特徴とする、前記結晶性物質の形の一対の
鏡像体型異性体の製造方法が提供される。
本明細書において、「実質的に含有しない」とは、シハ
ロスリンの他の異性体の合計重量が「生成物」の10重
量%以下であることを意味している。
好ましいアルカノール溶剤はエタノール、イソプロパノ
ール、ブタン−!−オール、ブタン−2−オール、ペン
タン−1−オールおよびイソ−プロパノール/l−ブタ
ノール(1: 1)混合物、イソプロパノール/l、2
−エタンジオール(2:l)混合物であり、イソプロパ
ノールが特に好ましい。好ましい液体アルカン溶剤はn
−ヘキサンおよびn−へブタンである。
「濃溶液」とは、シハロスリンと溶剤とを重量比で好ま
しくは2:1−1:5、最も好ましくはl:1で含有す
るものを意味してる。
本発明の方法で使用するシハロスリンは、対応するトラ
ンス異性体および(E)異性体を10重量%まで含有し
得る。少な゛くとも純度95%のシハロスリンを使用す
れば一般的に生成物が高収率および高純度で得られるの
で、そのような純度のシハロスリンを使用するのが好ま
しい。
本発明の方法は一対の鏡像体型異性体の結晶の所定量を
加えて行う。(溶液に添加するのに十分な純度の所定量
の一対の鏡像体型異性体は、シハロスリンを高性能液体
クロマトグラフィー(HPLC)にかけ、所望の一対の
鏡像体型異性体を、存在する他の異性体から分離するこ
とにより得ることができる。) 本発明の方法は、必要に応じて微かに加温して溶液を調
製し、次いで該溶液をまず0〜10℃の範囲の温度で第
1の時間冷却し、その間に実質的な量の生成物を結晶化
し、そしてその後溶液を−1500〜−5℃の範囲の温
度に第2の時間冷却し、結晶化を実質的に完了させその
後沈澱した結晶を回収することにより行うことが好まし
い。
“生成物”と共沈している可能性のある他の異性体を“
生成物”から除去するために再結晶が必要である場合は
、この再結晶をいずれか適当な再結晶溶剤、例えば本発
明の方法で有用な前述の溶剤を使用することにより行う
ことができる。
本発明はまた、新規な物質としての“生成物”すなわち
(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R、
シス)−3−(Z−2−クロロ−3゜3.3−トリフル
オロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシレートおよび(R)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル(Is、  シス) −3
−(Z−2−クロロ−3゜3.3−トリフルオロ−l−
プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレートをラセミ比率で含み且っα−シアノ
−3−フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3
,3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル) −2
,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの他の
異性体を実質的に含有しない一対の鏡像体型異性体を提
供する。
“生成物”は一対の鏡像体型異性体がとり得る2種の異
った形状のもの(以下「生成物I」および「生成物■」
という)のうちの一方の生成物Iの状態で沈澱する。例
えば生成物■は緩慢にしか沈澱せず、従って所期の収率
を達成するのに必要な時間は好ましくは少なくとも7〜
15日あるいはそれ以上である。
添加した一対の鏡像体型異性体の結晶はHPLC分離に
より得られたものであり、沈澱は生成物Iの状態である
生成物Iは白色の結晶性物質であり、上記の方法で沈澱
させた場合は36〜42℃の融点を有している。残留し
ている異性体Cおよび異性体りを再結晶により除去する
と“生成物”は41〜42℃で融解する。赤外吸収スペ
クトル分析の結果は、生成物Iが混合結晶の複合物(c
onglomerate)から成っており、該混合結晶
中では各々の単一の結晶が単一の異性体、すなわち異性
体Aまたは異性体Bの分子から成っており、各々の異性
体の結晶の量はほぼ同量であることを示している。従っ
て生成物Iはラセミ混合物である。これらの結晶は微細
な針状であり、上述の通りシハロスリンの濃厚溶液から
でも比較的ゆっくりと晶出する。濾過による“生成物”
の捕集も、微針状晶がフィルターを目詰りさせる傾向が
あるのでゆっくりと行う。
前記の生成物■は47°C以上、例えば48〜50℃の
融点を有し、その結晶は斜方晶形状の形状を有するが実
際は単斜晶系であり、その赤外吸収スペクトルおよびX
線結晶学分析の結果は、各々の単一の結晶が結晶格子中
に規則正しく配列した同量の異性体Aと異性体Bから成
っていることを示している。従ってこの状態のものはラ
セミ化合物である。
本発明の前記生成物を含有する殺虫剤および該殺虫剤は
害虫を駆除および防除するのに使用し得る。活性成分を
除いて、これらの殺虫剤の調製および使用方法は前記の
米国特許第4.183.948号明細書(該明細書の記
載は本明細書中に参照されている)に記載の調製方法お
よび使用方法と同一である。
次に本発明を次の参考例および実施例により説明する。
各参考例および実施例において、異性体Aは1R、シス
−8異性体と称する。すなわち、この異性体はカルボキ
シレート基に結合したシクロプロパン環の炭素原子にお
いて(R)構造を有し、シスはシクロプロパン環上の2
個の水素原子間の関係を表わし且つシアノ基を有する炭
素原子において(S)構造を有している。異性体Bは1
S、シス−R異性体と称し、異性体Cは1R、シスーR
そして異性体りはlS、シス−8異性体と称する。
艷工盟ユ この参考例では、α−シアノ−3−フェノキシベンジル
シス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフルオ
ロl−プロペン−1−イル) −2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボキシレートをその成分である、二対の
鏡像体型異性体へ分離することを示す。
分離すべき材料として、種々の溶離液を用いて0.25
+amのシリカゲル板(分析用グレード)上でサンプル
を薄層クロマトグラフ分離にかけたものを用いた。存在
している二対の鏡像体に対応する2成分が少量分離され
た。2成分に対する平均R9値は次の通りであった。
前記物質の分離は、“プレプPAK−500”シリカカ
ラムを備えたウォターズ・アソシエーツ・システム(W
aters As5ociates System)5
00装置を使用して高性能液相クロマトグラフィーによ
り行った。この装置に1S、シス−8/1R、シスーR
鏡像体対と1R、シス−8/Is、  シスーR鏡像体
対との55 : 45混合物から成る0、5gのシハロ
スリンを装入した。溶離液はジエチルエーテル/石油エ
ーテル(沸点40〜60°C)混合物(1: 9)であ
り、且つ流速は0.217m1nであった。4サイクル
後各画分を集めた。第1の画分はプロトン磁気共鳴(p
、 m、 r、 )分光分析により1R、シスーR/1
S、シス−8鏡像体対として同定され、且つ第2の画分
は1R、シス−8/Is、 シスーR鏡像体対として同
定された。各々の画分は約98%の純度を有し、共に注
入した量の約60%に相当している。p、 m、 r、
データは下記の通りである(cDIj中のδ値)。
大過集生上 この実施例ではシハロスリンの溶液からIR。
シス−8/1S、  シスーR鏡像体対を結晶化するこ
とを例示する。結晶種として使用した結晶は前記の参考
例1の方法で得たものである。
43.2重量%の1R、シス−8異性体およびIS。
シスーR異性体と56.8重量%のlS、シス−8異性
体および1R、シスーR異性体を含有するα−シアノ−
3−フェノキシベンジル−3−(Z−2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロ1−プロペン−1−イル)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートのシス−
異性体の混合物455.6 gを、水素化カルシウムを
用いて蒸留により予め乾燥させた460−のイソプロパ
ノール中に溶解した。溶解は混合物を約50℃に加温す
ることにより行った。
該溶液をポリテトラフルオロエチレンで被覆した磁石で
攪拌しながら3℃に冷却し、次いでα−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル−3−(Z−2−クロロ−3,3,3
−トリルフルオロl−プロペン−1−イル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンのIR。
シス−8異性体および1S、シスーR異性体の混合物の
少量の結晶を種として加えた。上記の温度で攪拌を9日
間続け、次いで懸濁液を一10℃に冷却し且つポリテト
ラフルオロエチレン製パドルで7日間激しく攪拌した。
分離した固体を3℃で濾別し、吸引乾燥し3°Cテ10
0−の40〜60°石油エーテルで1回洗浄し、真空デ
シケータ−中の五酸化リン上で恒量になるまで乾燥して
97.6 gの白色結晶を得た。この生成物は毛管気液
クロマトグラフィーで調べたところ出発原料の1R、シ
ス−3異性体および1S、  シスーR異性体のl:1
混合物86.9重量%を含有していた。得られた固体を
300−の乾燥40〜50°石油エーテル中に溶解し、
該溶液を攪拌しながら3℃に冷却しそしてα−シアノ−
3−フェノキシベンジル−3−(Z−’2−クロロー3
.3.3− トリフルオロ1−プロペン−1−イル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの1
R、シス−8異性体および1S、シス−R異性体の混合
物の少量の結晶を結晶種として加えた。2時間後得られ
た白色の懸濁物を3℃で濾過し、濾過物を吸引乾燥した
。真空デシケータ−中の五塩化リン上で更に乾燥して7
3.6 gの白色固体を得た。該固体は、α−シアノ−
3−フェノキシベンジル−3−(Z−2−クロロ−3,
3,3−1リフルオロl−プロペン−1−イル)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの1R、
シス−8異性体および1S、シス−R異性体の混合物(
融点36〜42℃)92重量%を含有していた。
実施例、2 この実施例では、ラセミ混合物(生成物■)の状態の生
成物の収率および品質に対する、異なる溶剤の効果、シ
ハロスリンに対する溶剤の比の効果、時間の効果および
温度の効果を例示する。使用したシハロスリンは42%
(±1%)の1R、シス−8/Is、  シスーR鏡像
体型異性体対を含有していた。各々の実験においては、
ラセミ混合物の数ミリグラムの結晶を所定の温度に冷却
した後に加えて結晶化を促進させた。結果は第工表に示
す。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の生成物の赤外線吸収スペクトルを示
す。第2図は1R、シス−8異性体単独の赤外線吸収ス
ペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル1R
    、シス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフル
    オロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシ
    クロプロパンカルボキシレートおよび(R)−α−シア
    ノ−3−フェノキシベンジル1S、シス−3−(Z−2
    −クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン−
    1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
    シレートをラセミ体の比率で含有し且つα−シアノ−3
    −フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3,3
    −トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−
    ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの他の異性体
    を実質的に含有しない一対の鏡像体型異性体。 2、36〜42℃の範囲の融点を有する特許請求の範囲
    第1項に記載の一対の鏡像体型異性体。 3、異性体のラセミ混合物の状態である一対の鏡像体型
    異性体から本質的に成り、その赤外吸収スペクトルが単
    離した結晶状態のいずれの異性体の赤外吸収スペクトル
    からも区別できないことを特徴とする結晶性物質の形の
    特許請求の範囲第1項記載の一対の鏡像体型異性体。 4、下記の工程すなわち、 (a)6個までの炭素原子を有する低級アルカノールお
    よび8個までの炭素原子を有する液体アルカンから選択
    した有機溶剤によりシハロスリン(cyhalothr
    in)の濃厚溶液を調製する工程; (b)上記溶液を−20℃〜+10℃の範囲の温度に冷
    却し、且つ冷却したときに、溶液中に下記の一対の鏡像
    体型異性体の結晶を所定量添加し、そして添加した結晶
    を添加後固体の未溶解状態で残留させる工程; (c)上記溶液を該溶液から結晶性物質を沈澱させるの
    に十分な時間、前記温度に保持する工程; (d)沈澱した結晶性物質を溶液から分離する工程、お
    よび (e)必要に応じて、上記の結晶性物質がα−シアノ−
    3−フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3,
    3−トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2
    −ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの他の異性
    体を実質的に含有しなくなるまで上記の結晶性物質を再
    結晶処理する工程; からなることを特徴とする、(S)−α−シアノ−3−
    フェノキシベンジル(1R、シス)−3−(Z−2−ク
    ロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン−1−
    イル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ
    ートおよび(R)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
    ル(1S、シス)−3−(Z−2−クロロ−3,3,3
    −トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−
    ジメチルシクロプロパンカルボキシレートをラセミ体の
    比率で含み且つα−シアノ−3−フェノキシベンジル−
    3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プ
    ロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
    カルボキシレートの他の異性体を実質的に含有しない一
    対の鏡像体型異性体の製造方法。 5、溶液を2:1〜1:5の重量比のシハロスリンと溶
    剤とから形成する特許請求の範囲第4項に記載の方法。 6、溶剤がイソプロパノールである特許請求の範囲第4
    項に記載の方法。 7、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル1R
    、シス−3−(Z−2−クロロ−3,3,3−トリフル
    オロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−ジメチルシ
    クロプロパンカルボキシレートおよび(R)−α−シア
    ノ−3−フェノキシベンジル1S、シス−3−(Z−2
    −クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン−
    1−イル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
    シレートをラセミ体の比率で含有し且つα−シアノ−3
    −フェノキシベンジル−3−(2−クロロ−3,3,3
    −トリフルオロ−1−プロペン−1−イル)−2,2−
    ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの他の異性体
    を実質的に含有しない一対の鏡像体型異性体と農業上お
    よび園芸上許容できる希釈剤または担体材料とからなる
    殺虫および殺ダニ剤組成物。
JP2206926A 1982-10-11 1990-08-06 鏡像体型異性体およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0660146B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8228983 1982-10-11
GB8228983 1982-10-11
GB8308507 1983-03-28
GB838308507A GB8308507D0 (en) 1983-03-28 1983-03-28 Insecticidal product

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58188564A Division JPS5988455A (ja) 1982-10-11 1983-10-11 鏡像体型異性体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0372452A true JPH0372452A (ja) 1991-03-27
JPH0660146B2 JPH0660146B2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=26284087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2206926A Expired - Lifetime JPH0660146B2 (ja) 1982-10-11 1990-08-06 鏡像体型異性体およびその製造方法

Country Status (12)

Country Link
EP (1) EP0106469B1 (ja)
JP (1) JPH0660146B2 (ja)
AU (1) AU555544B2 (ja)
CA (1) CA1212686A (ja)
DE (1) DE3369128D1 (ja)
DK (1) DK174188B1 (ja)
ES (1) ES526409A0 (ja)
GB (1) GB2130199A (ja)
GR (1) GR78644B (ja)
HU (1) HU193185B (ja)
IL (1) IL69774A (ja)
NZ (1) NZ205561A (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3372480D1 (en) * 1982-10-18 1987-08-20 Ici Plc Insecticidal product and preparation thereof
GB8418331D0 (en) * 1984-07-18 1984-08-22 Ici Plc Insecticidal ester
GB9127355D0 (en) * 1991-12-24 1992-02-19 Ici Plc Isomerisation process
DE10203688A1 (de) 2002-01-31 2003-08-07 Bayer Cropscience Ag Synergistische insektizide Mischungen
US6854691B2 (en) * 2002-02-11 2005-02-15 General Electric Company Railroad communication system
GB0229803D0 (en) * 2002-12-20 2003-01-29 Syngenta Ltd Chemical process
DE102004001271A1 (de) 2004-01-08 2005-08-04 Bayer Cropscience Ag Wirkstoffkombinationen mit insektiziden Eigenschaften
DE102006008691A1 (de) * 2006-02-24 2007-08-30 Bayer Cropscience Ag Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften
DE102007045953B4 (de) 2007-09-26 2018-07-05 Bayer Intellectual Property Gmbh Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften
EP2127522A1 (de) 2008-05-29 2009-12-02 Bayer CropScience AG Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften
EP2227951A1 (de) 2009-01-23 2010-09-15 Bayer CropScience AG Verwendung von Enaminocarbonylverbindungen zur Bekämpfung von durch Insekten übertragenen Viren
JP2012521371A (ja) 2009-03-25 2012-09-13 バイエル・クロップサイエンス・アーゲー 殺虫特性および殺ダニ特性を有する活性化合物の組合せ
DE102009028001A1 (de) 2009-07-24 2011-01-27 Bayer Cropscience Ag Wirkstoffkombinationen mit insektiziden und akariziden Eigenschaften
EP2382865A1 (de) 2010-04-28 2011-11-02 Bayer CropScience AG Synergistische Wirkstoffkombinationen
EP2446742A1 (de) 2010-10-28 2012-05-02 Bayer CropScience AG Insektizide oder akarizide Zusammensetzungen enthaltend Mono- oder Disacchariden als Wirkungsverstärker
CN109111373A (zh) * 2018-10-09 2019-01-01 南通天泽化工有限公司 一种三氟氯氰菊酯的制备方法
WO2022200364A1 (en) 2021-03-25 2022-09-29 Syngenta Crop Protection Ag Insect, acarina and nematode pest control
WO2022238575A1 (en) 2021-05-14 2022-11-17 Syngenta Crop Protection Ag Insect, acarina and nematode pest control
WO2022268813A1 (en) 2021-06-24 2022-12-29 Syngenta Crop Protection Ag Insect, acarina and nematode pest control
WO2022268815A1 (en) 2021-06-24 2022-12-29 Syngenta Crop Protection Ag Insect, acarina and nematode pest control
WO2023105065A1 (en) 2021-12-10 2023-06-15 Syngenta Crop Protection Ag Insect, acarina and nematode pest control
WO2023105064A1 (en) 2021-12-10 2023-06-15 Syngenta Crop Protection Ag Insect, acarina and nematode pest control

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4183948A (en) * 1977-01-24 1980-01-15 Imperial Chemical Industries Limited Halogenated esters
GB2000764B (en) * 1977-03-23 1982-04-28 Ici Ltd Halogenated esters
CA1150301A (en) * 1979-11-27 1983-07-19 Michael J. Bull Cyclopropane carboxylic acid ester derivatives

Also Published As

Publication number Publication date
GR78644B (ja) 1984-09-27
HU193185B (en) 1987-08-28
AU1911783A (en) 1984-04-19
CA1212686A (en) 1986-10-14
GB8323361D0 (en) 1983-10-05
JPH0660146B2 (ja) 1994-08-10
GB2130199A (en) 1984-05-31
DK174188B1 (da) 2002-08-26
DK462583A (da) 1984-04-12
EP0106469B1 (en) 1987-01-14
AU555544B2 (en) 1986-10-02
EP0106469A1 (en) 1984-04-25
DK462583D0 (da) 1983-10-07
ES8504683A1 (es) 1985-04-16
ES526409A0 (es) 1985-04-16
DE3369128D1 (en) 1987-02-19
NZ205561A (en) 1987-08-31
IL69774A (en) 1987-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0372452A (ja) 鏡像体型異性体およびその製造方法
JPH0372451A (ja) 鏡像体型異性体の富化方法
US4510098A (en) Insecticidal product
US4510160A (en) Insecticidal product and preparation thereof
US4238406A (en) Method for preparing a mixture of stereoisomers of α-cyano-3-phenoxybenzyl 2-(4-chlorophenyl)isovalerate
US4544510A (en) Process for preparing cyclopropane carboxylic acid ester derivatives
CS248016B2 (en) Production method of the mixture 1):1 1r cis r-isomeres derivatives of ester of the cyclopropanecarboxyl acid
JPS6054952B2 (ja) シアノ置換エステルの製造方法
KR920007234B1 (ko) 살충 생성물의 제조방법
US5128497A (en) Conversion of pyrethroid isomers to more active species
US2942004A (en) Resolution of 5, 5-phenylethylhydantoin
US4439611A (en) Isolation of [S-(R*, S*]-1-(3-acetylthio-3-benzoyl-2-methylpropionyl)-L-proline from a diastereomeric mixture
CS248017B2 (en) Production method of mixture 1):1 1r cis r-isomeres derivatives of ester of the cyclopropanecarboxyl acid
KR910004665B1 (ko) 살충 생성물의 제조방법
JP2923156B2 (ja) 内用製剤
US4432908A (en) Crystal of enantiomer pair of phenylacetic acid ester derivative and process for obtaining a mixture of stereoisomers of the derivative
CS252483B2 (cs) Způsob výroby krystalického materiálu
JPS6054949B2 (ja) カルボキシアミドエステル及びその製造法
CS211391B2 (cs) Způsob přípravy (S)-a-kyano-3-řenoxybenzyl-(S)-2-( 4-chlorfenyl )- isovalerátu
Naumann et al. Formation of the Pyrethroid-Ester-Linkage
CS257291B2 (cs) Způsob výroby směsi párů enantiomerů a-kyan-3-fenoxy-4-fluorbenzylesteru permethrinové kyseliny