JPH0660129U - 自動電圧調整トランス - Google Patents

自動電圧調整トランス

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JPH0660129U
JPH0660129U JP346293U JP346293U JPH0660129U JP H0660129 U JPH0660129 U JP H0660129U JP 346293 U JP346293 U JP 346293U JP 346293 U JP346293 U JP 346293U JP H0660129 U JPH0660129 U JP H0660129U
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裕 江藤
昌平 今村
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株式会社江藤電機
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で小型・軽量・高出力で高効率の
自動電圧調整トランスを提供する。 【構成】 電源に接続されたトランスを介して負荷15
に給電を行う複巻トランス1に於いて、トランスの鉄心
6の一部に空隙7を設け、トランスの巻線8の巻数を異
にした位置に複数のタップ2,3,4,5を設け、又複
巻トランス1の巻数の多い巻線端間に電源周波数で共振
する容量のコンデンサー14を接続して並列共振回路を
形成し、更に交流電源24の電源電圧に応じて負荷印加
電圧が一定を保持しえるように使用するタップ2,3,
4,5をタップ切換リレー接点10,11,12,13
の開閉でもって選択するタップ選択制御部25を備え
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電源電圧が負荷容量の変化に伴い、大巾に変動する所で、安定した 定格電圧を供給する自動電圧調整トランスに関する。特に、携帯用、持ち運びで きるコードリール用の電源トランスとして有用である。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランス電圧調整装置は、特定機器に使用するように設計されているこ とが多い。これらの装置としては、出力の割に重量が極めて大きい鉄共振型トラ ンスを使用するものと、精密な電子制御処理を施して定格電圧にするものとがあ る。両者共に出力容量の割には高価で且つ効率が90%以下であった。又、携帯 用には不向きであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、構造が簡 単で安価で小型・軽量・高出力で高効率の自動電圧調整トランスを提供すること にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1) 電源に接続されたトランスを介して負荷に給電を行うトランスに於いて、 トランスの鉄心の一部に空隙を設け、トランスの巻線の巻数を異にした位置に複 数のタップを設け、又トランスの巻数の多い巻線端間に電源周波数で共振する容 量のコンデンサーを接続して並列共振回路を形成し、更に電源電圧に応じて負荷 印加電圧が一定を保持しえるように使用するタップをリレー接点の開閉でもって 選択するタップ選択制御部を備えたことを特徴とする自動電圧調整トランス 2) トランスが複巻線で、電源と接続した一次巻線側にタップを設けた1)記 載の自動電圧調整トランス 3) トランスが複巻線で、負荷と接続した二次巻線側にタップを設けた1)記 載の自動電圧調整トランス 4) 負荷を接続した二次巻線が一次巻線側とアイソレートされた2)又は3) 記載の自動電圧調整トランス 5) 負荷と二次巻線が電源に直列的に接続された2)又は3)記載の自動電圧 調整トランス 6) トランスが単巻線で、電源側が巻線のタップを選択する1)記載の自動電 圧調整トランス 7) トランスが単巻線で、負荷側が巻線のタップを選択する1)記載の自動電 圧調整トランス にある。
【0005】
【作用】
本考案では、交流電源の入力電圧が変動すれば、タップ選択制御部がその入力 電圧の変動を感知して、負荷印加電圧が一定を保つようにトランスの巻線のタッ プをリレー接点の開閉で選択し、負荷に印加される電圧を略一定にするようにし ている。リレー接点の開閉時に過渡振動磁気エネルギーが発生するが、空隙をあ けた鉄心の一次側巻線とコンデンサーとの電源周波数の共振によって吸収されて 、過渡的に発生する高周波高電圧の発生を抑える。 よって、小型で安定した自動電圧調整を行えるものとした。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基いて説明する。 実施例は6例あり、その実施例1〜実施例6の違いは、主にトランスが複巻線 か単巻線の点及びタップが電源側にあるか負荷側にあるかの点にある。以下、各 実施例毎に説明する。
【0007】 (実施例1) 図1〜図3に示す実施例1は、トランスが複巻線で、タップは電源側にあり、 しかも負荷と二次巻線とが電源に直列接続された例である。 図1は実施例1の複巻トランスの鉄心を示す斜視図、図2は実施例1の電源回 路の結線図、図3は実施例1のタップ選択制御部を示すブロック図である。 図中、1は複巻トランス、2,3,4,5は同複巻トランスの一次巻線のタッ プ、6は複巻トランス1の鉄心、7は同鉄心に設けた空隙、8は複巻トランス1 の一次側巻線、9は複巻トランス1の二次側巻線、10,11,12,13はタ ップ切換リレー接点、14は共振用コンデンサー、15は負荷、16〜20はタ ップ選択制御部25の構成であって、16は入力電圧検出回路、17は基準電圧 設定回路、18は電圧を比較する電圧比較回路、19はリレードライブ回路、2 0は入力電圧表示灯、21はIC用DC電源、22はリレー用DC電源、23は DC遅延スイッチ回路、24は交流電源、25はタップ選択制御部である。
【0008】 この実施例1では、交流電源24の入力電圧の電圧値は入力電圧検出回路16 によって計測され、電圧比較回路18に入力され、同電圧比較回路において入力 電圧値と基準電圧設定回路17の基準電圧とが比較され、その交流電源24の供 給電圧の変動が検出されることとなる。この比較結果はリレードライブ回路19 に入力され、減圧したその交流電源24の入力電圧に対応して複巻トランス1の 二次側の負荷15に定格電圧が与えられる一次側巻線8のタップ2,3,4,5 のいずれかが選択され、選択タップに印加されるようにタップ切換リレー接点1 0,11,12,13が作動する。これによって、二次側コイル9と交流電源2 4との間に定格電圧が発生し、負荷15に印加されることとなる。
【0009】 例えば、交流電源24の入力電圧が低下すれば、低下に応じて若い番号方向に タップ5,4,3,2の順で選択され、二次側巻線9により高い電圧を生起させ る。又、入力電圧が上昇すれば大きい番号方向のタップ2,3,4,5の順で選 択され、二次側巻線9に生起する二次電圧を低下せしめる。これによって、負荷 15に略一定の電圧を印加させる。
【0010】 又、このタップ切換リレー接点10,11,12,13が開閉する際に発生す る過渡磁気エネルギーは一次側巻線8とコンデンサー14で形成する交流電源2 4の電源周波数で共振する共振回路の共振によって吸収され緩衝されて過渡的な 高周波高電圧が抑えられる。
【0011】 (実施例2) 図4,5で示す実施例2は、実施例1とはリレー接点10,11,12,13 とタップ2,3,4,5の接続において異にし、又タップ切換制御部のドライバ ー回路19もその接続関係に対応したものとする他は実施例1と同様の構成・作 用効果である。又、図面中の符号は実施例1と同様である。 図5はタップ選択時に生起する負荷電流波形を示すもので、速やかに定電圧( 定電流)状態となることが分かる。
【0012】 (実施例3) 図6で示す実施例3は、トランスが一巻線(図6の巻線26)で、中電力用単 巻逓降トランスを使った例である。タップ選択制御部25内で異種電圧が選択さ れ、その結果に応じてリレー30が起動してNO側接点が閉じる(100ボルト 時)。又、必要な時は無信号時(不通電時)NC接点は不動作の閉じたままとな る(200ボルト時)。従って、異種電圧が自動的にリレー30で選択接続され る。又、負荷が導通の状態で通電されてもリレー接点のトラブルが発生しない特 徴を持ち、負荷容量の変化に伴う電圧の変動も本実施例を採用すると負荷電流の 安定化を計れる。又、リレー作動時に発生する電源の瞬断による負荷電流の影響 は高速型リレー(20/ms)を使用すれば僅かに止どまり瞬断しない。図中、 27,28,29,30はリレーである。
【0013】 (実施例4) 図7で示す実施例4は、図6で示す実施例3を複巻線型トランスとしたもので あり、実施例3と同じ特徴を有するが、鉄心6の容量が増す分重量が増加する。 本実施例4は交流電源24と負荷15とを絶縁する場合に有用である。他の構成 ・作用効果は実施例3と同様である。
【0014】 (実施例5) 図8に示す実施例5は、図6で示す実施例3と基本的に同じであり、相異点は タップ2,3,4の設置点を負荷側としたものである。この実施例5はリレー開 閉時の電源瞬断は負荷瞬断となるが、効率が最も高く95%以上となる。他の構 成・作用効果は実施例3と同様である。
【0015】 (実施例6) 図9に示す実施例6は、図8の実施例5のトランスを複巻線型とした例である が、効率において実施例5より2〜3%劣るもので、他の構成・作用効果は実施 例5と同様である。
【0016】
【考案の効果】
以上の様に、本考案によれば、:複巻トランスの鉄心に空隙を設け、一次側 巻線とコンデンサーとによって電源周波数の共振回路を形成したことによって、 タップ切換による電圧調整時の高電圧の発生を抑えることができる。:又タッ プ切換をリレー接点を使うので、トライアック等の半導体スイッチに比較しON 抵抗が零に近く、電力ロスが殆んどなく、ヒートシンクを必要としない。:制 御する電子回路の設計が簡単であり、ローコストとなる。:リレー接点を使う ので、重負荷時の電流遮断による超過度電圧に対し、安全で信頼度が高い。: 二次側が短絡事故を起こした場合、一次側に瞬間的に高電圧が発生するが、リレ ーの場合特別な対策が必要でなく安全性に優れている。:全電子式特有のスイ ッチング時に発生する高周波ノイズが皆無でノイズ対策が必要ない。又入力波形 を歪ませる要因がなく、高調波による波形歪みも生じない。 よって、本考案の自動電圧調整トランスは、構造が簡単で安価で、小型・軽量 ・高出力・高効率のものにできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の複巻トランスの鉄心を示す
斜視図である。
【図2】実施例1の電源回路の結線図である。
【図3】実施例1のタップ選択制御部を示すブロック図
である。
【図4】本考案の実施例2の回路図である。
【図5】実施例2のタップ選択時に生起する負荷電流波
形を示す説明図である。
【図6】本考案の実施例3の回路図である。
【図7】本考案の実施例4の回路図である。
【図8】本考案の実施例5の回路図である。
【図9】本考案の実施例6の回路図である。
【符号の説明】
1 複巻トランス 2 タップ 3 タップ 4 タップ 5 タップ 6 鉄心 7 空隙 8 一次側巻線 9 二次側巻線 10 タップ切換リレー接点 11 タップ切換リレー接点 12 タップ切換リレー接点 13 タップ切換リレー接点 14 コンデンサー 15 負荷 16 入力電圧検出回路 17 基準電圧設定回路 18 電圧比較回路 19 リレードライブ回路 20 入力電圧表示灯 21 DC電源 22 リレー用DC電源 23 DC遅延スイッチ回路 24 交流電源 25 タップ選択制御部 26 巻線 27 リレー 28 リレー 29 リレー 30 リレー

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に接続されたトランスを介して負荷
    に給電を行うトランスに於いて、トランスの鉄心の一部
    に空隙を設け、トランスの巻線の巻数を異にした位置に
    複数のタップを設け、又トランスの巻数の多い巻線端間
    に電源周波数で共振する容量のコンデンサーを接続して
    並列共振回路を形成し、更に電源電圧に応じて負荷印加
    電圧が一定を保持しえるように使用するタップをリレー
    接点の開閉でもって選択するタップ選択制御部を備えた
    ことを特徴とする自動電圧調整トランス。
  2. 【請求項2】 トランスが複巻線で、電源と接続した一
    次巻線側にタップを設けた請求項1記載の自動電圧調整
    トランス。
  3. 【請求項3】 トランスが複巻線で、負荷と接続した二
    次巻線側にタップを設けた請求項1記載の自動電圧調整
    トランス。
  4. 【請求項4】 負荷を接続した二次巻線が一次巻線側と
    アイソレートされた請求項2又は3記載の自動電圧調整
    トランス。
  5. 【請求項5】 負荷と二次巻線が電源に直列的に接続さ
    れた請求項2又は3記載の自動電圧調整トランス。
  6. 【請求項6】 トランスが単巻線で、電源側が巻線のタ
    ップを選択する請求項1記載の自動電圧調整トランス。
  7. 【請求項7】 トランスが単巻線で、負荷側が巻線のタ
    ップを選択する請求項1記載の自動電圧調整トランス。
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JPH0754984Y2 JPH0754984Y2 (ja) 1995-12-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101337948B1 (ko) * 2013-09-17 2013-12-06 티에스파워(주) 고조파 파형을 개선한 발전기
WO2015198749A1 (ja) * 2014-06-24 2015-12-30 ヤンマー株式会社 エンジンシステム

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101337948B1 (ko) * 2013-09-17 2013-12-06 티에스파워(주) 고조파 파형을 개선한 발전기
WO2015198749A1 (ja) * 2014-06-24 2015-12-30 ヤンマー株式会社 エンジンシステム
JP2016010234A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 ヤンマー株式会社 エンジンシステム

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