JPH05182845A - 自動タップ切替装置付き変圧器 - Google Patents

自動タップ切替装置付き変圧器

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JPH05182845A
JPH05182845A JP25758091A JP25758091A JPH05182845A JP H05182845 A JPH05182845 A JP H05182845A JP 25758091 A JP25758091 A JP 25758091A JP 25758091 A JP25758091 A JP 25758091A JP H05182845 A JPH05182845 A JP H05182845A
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JP
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transformer
tap
automatic
voltage
automatic tap
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JP25758091A
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English (en)
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Isao Fukao
勲 深尾
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C-MITSU KK
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C-MITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自家用変電設備における汎用の変圧器を利用
し、極めて安価な自動タップ切替変圧器を提供すること
が可能となった。 【構成】 自家用変電設備における汎用変圧器のタップ
切替用開口の上部に負荷時自動タップ切替用スイッチ2
2を設ける。スイッチの切替えは、変圧器二次電圧を目
標電圧値に維持するように自動タップ調整するタップ自
動調整演算回路44、あるいは、変圧器を含めた負荷側
回路全体での電気使用の最大効率電圧を演算し、その結
果により自動タップ調整するタップ自動調整演算回路4
6により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汎用変圧器に係る自動
タップ切替装置付き変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変圧器は自家用変電設備における重要機
器であり、受電した高電圧(通常6.6KV)を需要電
圧である低圧電圧(通常210/105V)に変圧す
る。しかし、この受電電圧は電力会社の供給電圧と需要
家の負荷状況との関係(配電線での電圧降下)で、常に
変動が付きまとうものである。そこで電気事業法では、
電圧変動に対する規制が電気事業法で下記の通り定めら
れている。
【0003】 100V系=101±6V・・・・95V〜107V 200V系=202±20V・・・182V〜222V 自家用に設置される変圧器には、変圧器の二次側電圧を
受電電圧に応じて調整できるタップ切替盤が装備されて
いるが、これはあらかじめ受電電圧に応じて適当なる二
次電圧になるように特定のタップ値を選択しておくにし
かすぎない。タップ切替盤のタップは標準的に6750
/6600/6450/6300/6150Vの5タッ
プが装備されている。図1は、このようなタップ切替盤
を備えた変圧器の一次コイルおよび二次コイルを示して
いる。図中、,,,,は、タップを示してい
る。例えば、タップを短絡バーで接続すると、一次側
は6750Vのタップとなる。
【0004】特別高圧用変圧器や特殊なものには負荷時
電圧調整器付の変圧器もあるが、汎用6KV(3KV)
変圧器には前述の通り無電圧切替タップ(停電してから
電圧を手動にて切替または人手によりタップをから
またはまたは等に接続変更する。)が現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなタ
ップ切替装置が装備されていたとしても、受電電圧(変
圧器1次電圧)に変動が付きまとう限り、変圧器のタッ
プを予め適正値に選定していたとしても、変圧器の二次
電圧は同様に変動してしまうことになるという不都合が
ある。
【0006】変圧器の二次電圧が変動するということ
は、需要機器への入力電圧が変動することであり各種の
問題が発生することになる。例え電気事業法で定める規
制値内に維持されたとしても、次のような問題がある。 (1)電圧の上昇により機器が過励磁となり、励磁電流
の増大,力率の低下,浪費電力の増加となり、発熱劣化
の増大と電気使用効率の低下となる。また、照明器具は
若干の照度上昇とはなるが、それにもまして電気使用量
の増加が大きく電気使用効率の低下となり、また大巾な
器具の寿命低下をもたらす。 (2)電圧の低下により定トルクモータの場合には負荷
電流の増大となり、効率低下,損失増大となり発熱の原
因になってしまう。また、照明器具は電気使用量の低下
にはなるが照度が極端に低下することになり、寿命につ
いても低下してしまう。
【0007】機器効率や寿命・機器劣化・消費電力の軽
減等を考慮すると、需要機器への供給電圧は機器に最適
な一定電圧で供給することが機器の寿命は省エネの観点
からも重要であることがわかる。
【0008】本発明の目的は、このような問題を解決し
た自動タップ切替装置付き変圧器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動タップ切替
装置付き変圧器は、自家用変電設備における汎用変圧器
のタップ切替用開口の上部に負荷時自動タップ切替用ス
イッチを具備し、変圧器二次電圧を一定値内に維持する
ことを特徴とする。
【0010】また本発明の自動タップ切替装置付き変圧
器は、前記負荷時自動タップ切替用スイッチを制御する
制御手段を備えることを特徴とする。
【0011】前記制御手段は、変圧器二次電圧を目標電
圧値に維持するように自動タップ調整するタップ自動調
整演算回路を有している。
【0012】あるいは、前記制御手段は、変圧器を含め
た負荷側回路全体での電気使用の最大効率電圧を演算
し、その結果により自動タップ調整するタップ自動調整
演算回路を有している。
【0013】
【作用】汎用変圧器のタップ切替用の開口の上部に負荷
時自動タップ切替用スイッチを具備することで、変圧器
二次電圧を一定値内に維持しようとするものである。電
圧調整モードとしては、 (1)変圧器二次電圧を目標電圧値に維持するように自
動タップ調整するモード (2)変圧器を含めた負荷側回路全体での電気使用の最
大効率電圧を演算し、その結果による電圧調整するモー
ド の2つがある。
【0014】
【実施例】図2は、本発明の一実施例である自動タップ
切替装置付き変圧器の外観斜視図、図3は上面図、図4
は内部構造を示す断面図である。この自動タップ切替装
置付き変圧器10は、汎用変圧器12のタップ切替用開
口4の上部に、自動タップ切替装置収納絶縁箱16を設
ける。この収納絶縁箱は、台座部18と上蓋部20とか
ら構成され、台座部18には切替用マグネットスイッチ
22が設置されている。
【0015】変圧器12は、鉄心24とこの鉄心に巻回
されたコイル26とを有する三相変圧器であり、一次コ
イルからタップ口出し線28がタップ蓋30に引き出さ
れている。このタップ盤30は、従来の汎用変圧器の構
成部材である。従来のタップ盤30から、人手切替タッ
プバーを取り外し、その端子を自動タップ切替用リード
線32を介して、本発明の特徴をなす自動タップ切替装
置のマグネットスイッチ22に接続している。
【0016】図5に、本実施例の3相変圧器の一次コイ
ルおよび二次コイルと、一次コイルとマグネットスイッ
チとの結線を示す。なお、この例では一次コイルのタッ
プは、6750V,6600V,6450V,6300
V,6150Vであり、マグネットスイッチは図面を簡
単にするため、各相の6750Vのタップに接続された
スイッチのみを図示してある。他のタップについても同
様にそれぞれ対応するマグネットに接続される。
【0017】図6に、一次コイルのU相のみを取り出
し、タップ切替方法を説明する。図を簡単にするため、
マグネットスイッチは6750V,6450V,615
0Vのタップに接続されたマグネットスイッチ34,3
6,38のみを示している。さらに、6450Vのタッ
プには、マグネットスイッチ40,限流抵抗42が接続
される。なお、限流抵抗の値は、切替瞬時のみ限流抵抗
の電圧低下が生じるが、実用上これを無視することがで
きるような抵抗値とする。
【0018】例えば、6450Vのタップから6750
Vのタップに切替える場合、まずスイッチ36をON
し、続いてスイッチ40をONし、続いてスイッチ36
をOFFし、これを確認後、スイッチ38をONし、ス
イッチ40をOFFすることにより切替を完了する。
【0019】次に、このようなタップ切替を自動的に行
う2つの制御方法について説明する。 (1)変圧器二次側電圧を一定値内に維持する制御方法 変圧器目標電圧を定め目標電圧に一番近いタップ位置に
電圧を切替える。このためには、図7に示すように変圧
器の二次コイルから二次側電圧を検出し、マグネットス
イッチを切替制御するタップ自動調整演算回路44を設
ける。例えば目標電圧を210Vい設定するとその±3
%の電圧範囲をある時間外れるとタップを切替えて二次
電圧を適正電圧値に維持する。今、受電電圧が6450
Vで、一次コイルは6450Vのタップ位置にあるとす
ると、二次電圧は210Vである。このとき、二次電圧
が+3%上昇(216.3V)し継続したとすると、タ
ップは6600Vに切替わる。6450Vのタップで2
16.3Vということは、一次電圧では6640V、こ
の時タップは6600Vであるから、6640÷(66
00/210)=211.3であり、二次電圧は21
1.3Vとなる。
【0020】以上のようにして、二次電圧を最適値に維
持するようにタップが自動選択される。 (2)変圧器を含めた負荷設備において最適効率電圧
(電気の最適有効利用電圧)を演算し、その電圧値近辺
に電圧を自動調整する制御方法 電圧切替前後の消費電力を後述する方法により演算算出
し、その電力消費軽減率が最大なるタップ位置に固定す
る。この場合、制御が過剰反応しないように一定のダン
パー要素を加味する。このためには、図8に示すように
変圧器の一次側での電力を測定しマグネットスイッチを
切替制御するタップ自動調整演算回路46を設ける。こ
のタップ自動調整演算回路の動作を図9を参照しながら
説明する。
【0021】回路46では、電圧切り替え前後の負荷電
力を例えば0.1秒間隔で10回測定し、その平均値を
演算して軽減電力率を算出する。
【0022】 軽減電力率=(Ws−Wd)/Wd×100% Ws:直結時の1秒平均負荷電力 Wd:降圧時の1秒平均負荷電力 Δt:測定時間1秒(0.1秒毎に10回測定) 時間毎の使用電力量に上記方法で演算した軽減電力率を
乗じ軽減電力量を求め、積算軽減電力量計に出力する。
以上のようにして、変圧器を含めた負荷設備において最
適効率電圧(電気の最適有効利用電圧)を演算し、マグ
ネットスイッチを切替えその電圧値近辺に電圧を自動調
整する。
【0023】以上2つのタップ切替えの自動制御方法に
ついて説明したが、これら2つの方法を併用して実施す
ることも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
家用変電設備における汎用の変圧器を利用し、これに自
動タップ切替装置を付加することにより、極めて安価な
自動タップ切替変圧器を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の手動によるタップ切替えを説明するため
の図である。
【図2】本発明の自動タップ切替装置付き変圧器の一実
施例の外観斜視図である。
【図3】図2の自動タップ切替装置付き変圧器の上面図
である。
【図4】図2の自動タップ切替装置付き変圧器の断面図
である。
【図5】本発明の一実施例のコイルおよびマグネットス
イッチの結線を示す図である。
【図6】マグネットスイッチの切替えを説明するための
図である。
【図7】変圧器二次電圧を目標電圧値に維持するように
自動タップ調整するモードを説明するための図である。
【図8】変圧器を含めた負荷側回路全体での電気使用の
最大効率電圧を演算し、その結果による電圧調整するモ
ードを説明するための図である。
【図9】軽減電力率の計算を説明するための図である。
【符号の説明】
10 自動タップ切替装置付き変圧器 12 汎用変圧器 14 タップ切替用開口 16 自動タップ切替装置収納絶縁箱 22 マグネットスイッチ 24 鉄心 26 コイル 44,46 タップ自動調整演算回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自家用変電設備における汎用変圧器のタッ
    プ切替用開口の上部に負荷時自動タップ切替用スイッチ
    を具備し、変圧器二次電圧を一定値内に維持することを
    特徴とする自動タップ切替装置付き変圧器。
  2. 【請求項2】前記負荷時自動タップ切替用スイッチを制
    御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の自動タップ切替装置付き変圧器。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、変圧器二次電圧を目標電
    圧値に維持するように自動タップ調整するタップ自動調
    整演算回路を有することを特徴とする請求項2記載の自
    動タップ切替装置付き変圧器。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、変圧器を含めた負荷側回
    路全体での電気使用の最大効率電圧を演算し、その結果
    により自動タップ調整するタップ自動調整演算回路を有
    することを特徴とする請求項2記載の自動タップ切替装
    置付き変圧器。
JP25758091A 1991-10-04 1991-10-04 自動タップ切替装置付き変圧器 Pending JPH05182845A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005574A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Aichi Electric Co Ltd 自動電圧調整器のタップリード引出し構造
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JP2013243233A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Toko Electric Corp 自動タップ切替装置付き工事用変圧器及び柱上変圧器の取替工法

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