JPH0660122B2 - 光学活性2―メチレンペンタン誘導体及びその製法 - Google Patents

光学活性2―メチレンペンタン誘導体及びその製法

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JPH0660122B2
JPH0660122B2 JP1317235A JP31723589A JPH0660122B2 JP H0660122 B2 JPH0660122 B2 JP H0660122B2 JP 1317235 A JP1317235 A JP 1317235A JP 31723589 A JP31723589 A JP 31723589A JP H0660122 B2 JPH0660122 B2 JP H0660122B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プロスタグランジンを製造するための原料と
なる光学活性2−メチレンペンタン誘導体及びその製法
に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) 従来プロスタグランジンの製造に関しては、コーリーラ
クトンや4−ヒドロキシシクロペンテノンより出発する
方法が主流になっているが、この原料の光学活性体を得
るためには光学分割や微生物による不斉水解等の工程を
経る必要がありそのため収率が低下するなどの問題があ
った。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは4−ヒドロキシシクロペンテノンに代るプ
ロスタグランジン中間体の製造方法について鋭意検討を
行った結果、後記するように1位炭素にハロゲンやアル
キルスルホニルオキシ基又はアリールスルホニルオキシ
基の置換した光学活性2,3−エポキシプロパン(VII)を
原料とする方法によりプロスタグランジンの中間体とし
て知られる後記一般式(XI)で示される光学活性シクロ
ペンテノン誘導体を合成する方法を見出したものであ
り、本発明は、これら一連の合成反応によって得られる
中間体としての光学活性化合物及びその製法を提供する
ものである。
本発明は、下記一般式(V)で表わされる光学活性2−
メチレンペンタン誘導体 (上記一般式(V)において、Rは水素原子又はアル
ケニル基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1
−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状ア
ルキル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な保
護基、Rはハロゲン置換基を有していてもよいアルキ
ル基及びアラルキル基から選ばれた容易に脱離可能な保
護基であり、2個のRは互に異なっていてもよく、ま
たこの2個のRが結合して環状アセタールを形成して
いてもよい。Xはハロゲン原子又はRSO基、R
はアルキル基又はアリール基、*の符号は不斉炭素原子
をそれぞれ表わす) 及びそれを製造する方法に関する。
本発明において式(V)における水素原子以外のR
具体例は、アルケニル基としてはアリル、アラルキル基
としてはベンジル,p−メトキシベンジル,ジフェニル
メチル,トリチル,アルキルオキシメチル基としてはメ
トキシメチル,ベンジルオキシメチル,t−ブトキシメ
チル,2,2,2−トリクロロエトキシメチル,2−メトキ
シエトキシメチル、1−アルキルオキシエチル基として
は1−エトキシエチル,1−メチル−1−メトキシエチ
ル,1−イソプロポキシエチル、ヘテロ原子を有する環
状アルキル基としてはテトラヒドロピラニル,テトラヒ
ドロフラニル、シリル基としてはトリメチルシリル,ト
リエチルシリル,t−ブチルジメチルシリル,t−ブチ
ルジフェニルシリル,メチルジ−t−ブチルシリル,ト
リフェニルシリル,フェニルジメチルシリル,トリフェ
ニルメチルジメチルシリルなどが挙げられる。Rの具
体例としては、メチル,エチル,2,2,2−トリクロロエ
チルなどのアルキル基、ベンジルなどのアラルキル基、
2個のRが結合した例としてR−O−C−ORで示される環状アセタールなどが挙げられる。またXの
具体例としては、塩素,臭素,ヨウ素などのハロゲン原
子、メタンスルホニルオキシ,トリフルオロメタンスル
ホニルオキシなどのアルキルスルホニルオキシ基、ベン
ゼンスルホニルオキシ,p−トルエンスルホニルオキ
シ,m−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルオキ
シ,m−クロロベンゼンスルホニルオキシ基などのアリ
ールスルホニルオキシ基などが挙げられる。
本発明の一般式(V)で表わされる化合物は下記反応経
路1で示されるような方法によって合成することができ
る。得られた式(V)化合物は、これより光学活性2−
メチレンシクロペンタノン誘導体(I)を合成し、引き
続き、後記反応経路2に従ってプロスタグランジンの中
間体である光学活性シクロペンテノン誘導体(XI)に導
かれる。
下記式において、Rは1−アルキルオキシエチル基、
ヘテロ原子を有する環状アルキル基及びシリル基から選
ばれた容易に離脱可能な保護基、Xはハロゲン原子、
*の符号は不斉炭素原子をそれぞれ表わす。
反応経路1 上記反応を説明すると、それ自体公知の2−ハロゲノア
クリルアルデヒドのアセタール誘導体(VI)をテトラヒ
ドロフラン,ジエチルエーテル,エチレングリコールジ
エチルエーテル等のエーテル類、またはヘキサン等の炭
化水素類を溶媒とし、メチルリチウム,n−ブチルリチ
ウム,sec−ブチルリチウム,t−ブチルリチウム等の
強塩基の当量以上を作用させて生成するビニールアニオ
ンを式(VII)で表わされる光学活性エポキシ化合物と
ルイス酸、例えばトリフルオロボロン・エーテラートの
存在下で反応させると本発明化合物である式(V−2)
で示される4−ヒドロキシ−2−メチレンペンタン誘導
体が得られる。この反応は−30〜−100℃の低温で行う
ことが望ましい。この反応は触媒なしでも進行するが、
上記の如きルイス酸を添加すると反応が加速される。次
に、上記反応で得られた式(V−2)化合物の水酸基に
保護基を導入して式(V−1)化合物に変換する。保護
基Rの導入は各々公知の方法により行う。例えばアル
ケニル基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基及び
シリル基の場合は、各々相当するRY(Yは塩素,臭
素,ヨウ素などのハロゲン原子を表わす。)当モル以上
と塩基、例えばトリエチルアミン,エチルジイソプロピ
ルアミン,ピリジン,4−ジメチルアミノピリジン,イ
ミタゾールなどの有機塩基や水素化ナトリウム,ナトリ
ウムアミドなどの無機塩基等モル以上の存在下で反応さ
せることにより行うことができる。Rが1−アルキル
オキシエチル基やヘテロ原子を有する環状アルキル基の
場合の導入は、各々相当するビニールエーテル等量以上
と酸触媒、例えば塩化水素,p−トルエンスルホン酸,
ピリジン−p−トルエンスルホン酸塩,酸性イオン交換
樹脂(アンバーリスト−H15等)を用いて反応すれば
良い。
上記得られた本発明式(V−1)化合物は、これのアセ
タール部分を弱いルイス酸の存在下で加水分解すると2
−メチレンペンタナール誘導体(IV)が得られる。この
反応は含水溶媒、例えば水−エタノール混合溶媒などの
中で硫酸銅,臭化亜鉛,シリカゲルなどの弱いルイス酸
触媒と反応させることにより達成できる。
次に、式(IV)化合物のカルボニル基をシアノヒドリン
化して式(III−2)化合物に変換する。シアノヒドリ
ン化は常法通りシアン化水素を用いて達成することがで
きる。またシアノヒドリン化の簡便な方法としては、18
−クラウンエーテル−6触媒の存在下でトリメチルシリ
ルシアナイドと反応させてトリメチルシリル化されたシ
アノヒドリン式(III−3)を得、これを加水分解して
式(III−2)化合物に導くこともできる。またこのト
リメチルシリル化された式(III−3)化合物は、これ
をそのまま式(II)に導くこともできる。
上記得られた光学活性1−シアノ−1−ペンタノール
(III−2)はこのものの水酸基に保護基Rを導入し
て式(III−1)化合物に変換する。保護基としては前
記した1−アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有す
る環状アルキル基及びシリル基の中から適宜選択するこ
とができる。この際RはRと同一でも、また異なっ
ていても良い。保護基Rの導入は式(V−2)化合物
を式(V−1)化合物に変換する際と同様な条件を用い
て行うことができる。
式(III−1)化合物はこれを強塩基と反応させて環化
した式(II)化合物に変換する。強塩基としては、水素
化リチウム,水素化ナトリウム,水素化カリウム,リチ
ウムアミド,ナトリウムアミド,カリウムアミド,リチ
ウムジイソプロピルアミド,ナトリウムヘキサメチルジ
シラザン,リチウムヘキサメチルジシラザン,カリウム
ヘキサメチルジシラザンなどが用いられ、強塩基の種類
により反応温度,溶媒が適宜選ばれる。例えばリチウム
ジイソプロピルアミドの場合、+60〜−100℃でジエチ
ルエーテル又はテトラヒドロフラン中で行うことが好ま
しく、ナトリウムヘキサメチルジシラザンを用いる場合
はテトラヒドロフラン,ジオキサン,ベンゼンやトルエ
ン中室温〜110℃の温度範囲で反応させることができ
る。強塩基の量は式(III−1)化合物に対して1〜10
倍当量、好ましくは1〜5倍当量の範囲で用いられる。
上記式(II)化合物はこれの−OR基を加水分解し、
次いで塩基で脱シアノ水素化して式(I)化合物を得る
ことができる。−ORの加水分解は公知の方法を用い
ることができる。例えば塩酸,p−トルエンスルホン
酸,酢酸などの酸、酸性イオン交換樹脂、あるいはトリ
フルオロボロン・エーテラート,臭化亜鉛,塩化アルミ
ニュームなどのルイス酸又はピリジン・p−トルエンス
ルホン酸塩などの弱酸性物質を用いて含水溶媒中で0〜
100℃の温度範囲で行うことができる。Rがシリル基
の場合、テトラn−ブチルアンモニウムフルオライドな
どの四級フッ化アンモニウム塩で脱保護することも可能
である。アラルキル基のときはパラジウムを用いる水素
化分解も有効な手段である。
脱シアノ水素化は水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,
重炭酸水素ナトリウム,炭酸カリウムなどの無機塩基、
アンモニア,トリエチルアミン,ピリジン,4−ジメチ
ルアミノピリジンなどの有機塩基当量以上と反応させて
達成することができる。
上記反応式においてRの具体例としては、前記R
挙げた1−アルキルオキシエチル基,ヘテロ原子を有す
る環状アルキル基及びシリル基と同様な基を挙げること
ができ、Xとしては塩素,臭素,ヨウ素を挙げること
ができる。
上記得られた一般式(I)で表わされる光学活性2−メ
チレンシクロペンタノン誘導体は、下記反応経路2で示
される方法によってプロスタグランジンの中間体として
公知の一般式(XI)で表わされる光学活性シクロペンテ
ノン誘導体に導くことができる。下記式においてR
酸素,イオウ又はケイ素を含んでいても良い直鎖状もし
くは分岐状アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アルキル置換フェニル基を表わし、この中にはアルコキ
シ,アルキルオキシアルコキシ,環状もしくは非環状ア
セタール基、シリル基、アルキルチオ基が含まれていて
も良い、炭素数5〜22の基を意味する。Mは有機亜鉛化
合物、例えば(CH)2ZnLiなど又は有機銅化合
物、例えばCu(CN)Li,Cu(CN)MgBr,
Cu(CN)MgCl,Cu(CN)MgI,(CuL
i)1/2,(2−チエニル)Cu(CN)Li,Cu
(PBu)n(n=2〜3、Buはブチル基)などを
意味する。RZYのRはメチル,フェニル,p−
トリル,p−クロロフェニル,2−ピリジル基を表わ
し、Zはセレン又は硫黄を表わし、Yは塩素,臭素,
ヨウ素などのハロゲン原子又はZRを表わす。
反応経路2 式(I)で表わされる2−メチレンシクロペンタノン誘
導体を別途調整した式(VIII)で表わされる有機金属化
合物と反応させてα鎖を導入し、生じたエノレートを一
般式(IX)で表わされる有機セレン化合物又は有機イオ
ウ化合物で置換し、式(X)化合物とし、これを過酸化
水素,有機過酸などの酸化剤を用いて酸化し、次いで0
〜150℃の温度で脱離反応を行ってシクロペンテノン誘
導体(XI)を得ることができる。
上記用いられる式(VIII)で表わされる有機金属化合物
Mは次の様にして調整する。有機銅化合物はR
(Xは塩素,臭素,ヨウ素などのハロゲン原子)を
メチルリチウム,sec−ブチルリチウム,t−ブチルリ
チウムなどの有機リチウム化合物、金属リチウムなどで
リチオ化するか、金属マグネシウムでグリニヤール試剤
とした後、シアン化第一銅,ヨウ化第一銅あるいは別途
調整した(2−チエニル)Cu(CN)Liで処理して
作ることができる。また有機亜鉛化合物は別途塩化亜鉛
のテトラメチルエチレンジアミン錯体を2当量のメチル
リチウムと反応させてジメチル亜鉛とし、これに上記R
をリチオ化した反応液を加えて得ることができ
る。RMの調整は不活性溶媒、例えばn−ヘキサン,
トルエンなどの炭化水素、ジエチルエーテル,テトラヒ
ドロフラン,ジオキサンなどのエーテル又はこれらの混
合溶媒中で0〜−100℃の温度で行うことができる。
上記Rの具体例としては などが挙げられる。
上記得られた一般式(XI)で表わされる光学活性シクロ
ペンテノン誘導体はRのアセタール,シリル,アルキ
ルオキシアルキル基を前述の公知の方向で脱保護すると
アルデヒドやアルコールに変換することができる。式
(XI)の化合物からのプロスタグランジン誘導体の合成
は公知の手段によって行うことができる。
(実施例) 実施例1 <式(V−2)化合物の合成> −78℃に冷却した2−ブロモ−3,3−ジエトキシプロペ
ン9.35g(44.9m mol)の無水テトラヒドロフラン80ml
溶液に、アルゴン雰囲気下撹拌しながら、n−ブチルリ
チウムを20分間かけて滴下し、更に−78℃で40分間撹拌
してビニルリチウム溶液を調整した。
一方、−78℃に冷却した光学活性(S)−エピクロロヒ
ドリン(化学純度98.5%以上、光学純度99%以上)3.46
g(37.4m mol)の無水テトラヒドロフラン70ml溶液
に、アルゴン雰囲気下撹拌しながらトリフルオロボロン
エーテラート5.31g(37.4m mol)を滴下し、更に10分
間撹拌した。
前に得たビニルリチウム溶液を上記エピクロロヒドリン
溶液中に−78℃で35分間かけて滴下し、更に20分間撹拌
した。この反応混合物を予め冷却した塩化アンモニウム
飽和水溶液中に激しく撹拌しながら注ぎ込み、水層をエ
ーテルで6回抽出し、エーテル抽出液を飽和塩化アンモ
ニウム水溶液で2回、飽和食塩水で2回洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して下記
化学式で示される光学活性4−ヒドロキシ−2−メチレ
ンペンタン誘導体(V−2−a)6.97g(収率84%)を
得た。
NMR(CDCl3) δ:1.23 (6H,t,J=7.OHZ,CH3) 2.34〜2.52(2H,m,CH2) 3.25〜4.17(9H,m,CH2O,CH2Cl,CH, OH) 4.70 (1H,s,OCH−O) 5.14〜5.50(2H,m,=CH2) 上記合成において、光学活性(S)−エピクロロヒドリ
ンの代りに光学活性(S)−エピブロモヒドリンを用い
た以外は上記同様にして上記化学式で示される光学活性
4−ヒドロキシ−2−メチレンペンタン誘導体(V−2
−b)を得た。
NMR(CDCl3) δ:1.23 (6H,t,J=7.OHZ,CH3) 2.34〜2.55(2H,m,CH2) 3.29〜3.80(8H,m,CH2O,CH2Br,CH) 3.80〜4.14(1H,m,OH) 4.71 (1H,s,OCH−O) 5.14〜5.32(2H,m,=CH2) <式(V−1)化合物の合成> 上記得られた光学活性4−ヒドロキシ−2−メチレンペ
ンタン誘導体(V−2−a)6.96gのN,N−ジメチルホ
ルムアミド10ml溶液に、撹拌下0℃でイミダゾール6.43
g(94.5m mol)を滴下し、次いでt−ブチルジフェニ
ルシリルクロリド14.07g(51.3m mol)を滴下して水浴
上で一昼夜撹拌した後、3N塩酸で中和し、水層をエー
テルで3回抽出し、抽出液を飽和重曹水で2回、次いで
飽和食塩水で3回洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下に溶媒を留去して下記化学式で示され
るヒドロキシル基が保護された光学活性2−メチレンペ
ンタン誘導体(V−1−a)19.96gを得た。
IR(neat) 3400,1640,1050cm-1 上記合成において、光学活性4−ヒドロキシ−2−メチ
レンペンタン誘導体(V−2−a)の代りにV=Brで
ある光学活性(V−2−b)化合物を用いた以外は同様
にして上記化学式で示される光学活性(V−1−b)化
合物を得た。
上記得られた本発明化合物(V−1)を用いて、以下に
おいて光学活性2−メチレンペンタナール誘導体(I
V)、光学活性1−シアノ−2−メチレンペンタン誘導
体(III)、光学活性2−メチレンシクロペンタンシア
ノヒドリン誘導体(II)を経由して光学活性2−メチレ
ンシクロペンタノン誘導体(I)を合成し、これにより
プロスタグランジンの中間体として知られる光学活性シ
クロペンタノン誘導体(XI)を合成した。
<式(IV)化合物の合成> 上記光学活性2−メチレンペンタン誘導体(V−1−
a)19.87gを80%メタノール水溶液120mlに溶かし、硫
酸銅10.09gを加えて1時間加熱撹拌した。反応混合物
をセライトを通して濾過し、濾液にベンゼン300mlを加
えて共沸下にメタノールと水を留去し、残液をエーテル
で抽出し、エーテル抽出液を飽和重曹水で洗浄した。水
層はエーテルで6回抽出した後、抽出液を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去
して下記化学式で示される光学活性2−メチレンペンタ
ナール誘導体(IV−a)18.66gを得た。
NMR(CDCl3) δ:1.07 (9H,s,CH3) 2.49〜2.71(2H,m,CH2) 3.34 (2H,d,J=5.OHZ,CH2) 3.94〜4.26(1H,m,CH) 5.99(1H,s,=CH) 6.24 (1H,s,=CH) 7.29〜7.91(10H,m,C6 H5) 9.94 (1H,s,CHO) IR(neat) 1685,1480,1100,700cm-1 上記合成において、光学活性2−メチレンペンタン誘導
体(V−1−a)の代りにX=Brである光学活性(V
−1−b)化合物を用いた以外は同様にして上記化学式
で示される光学活性(IV−b)化合物を得た。
NMR(CDCl3) δ:1.07 (9H,s,CH3) 2.43〜2.83(2H,m,CH2) 3.21 (2H,d,J=5.OHZ,CH2) 3.86〜4.23(1H,m,CH) 5.99 (1H,brs,=CH) 6.26 (1H,brs,=CH) 7.29〜7.91(10H,m,C6 H5) 9.94 (1H,s,CHO) IR(neat) 1685,1580,1100,700cm-1 <式(III−2)化合物の合成> 上記光学活性2−メチレンペンタナール誘導体(IV−
a)18.66gにアルゴン雰囲気下18−クラウンエーテル
のシアン化カリ錯体を触媒量加えて撹拌下にトリメチル
シリルシアナイド3.65g(36.8m mol)を滴下した。反
応混合物を更に1時間水浴上で撹拌した後、テトラヒド
ロフラン100mlで稀釈し、1N塩酸30mlを加えて20分間
撹拌した。水層をエーテルで6回抽出し、食塩水で抽出
液を洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下に溶媒を留去して下記化学式で示される光学活性1−
シアノ−2−メチレンペンタン誘導体(III−2−a)
の粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーを用いてn−ヘキサン:エーテル=8:1で処
理し精製物6.14gを得た。式(V−2−a)からの収率
は47.4%であった。なお、この際原料の(IV−a)化合
物2.80gを回収した。
NMR(CDCl3) δ:1.0〜1.17(9H,d,CH3) 2.51〜2.86(2H,m,CH2) 3.00〜3.57(3H,m,CH2,CH) 3.91〜4.23(1H,m,CH) 4.71〜4.96(1H,m,OH) 5.21〜5.63(2H,m,=CH2) 7.25〜7.91(1H,m,CH) 上記合成において、光学活性2−メチレンペンタナール
誘導体(IV−a)の代りにX=Brである光学活性(IV
−b)の化合物を用いた以外は同様にして上記化学式で
示される光学活性(III−2−b)化合物を得た。
NMR(CDCl3) δ:1.0〜1.32(9H,m,CH3) 2.55〜3.67(5H,m,CH2,CH) 3.90〜4.21(1H,m,CH) 4.84 (1H,s,OH) 5.18〜5.67(2H,m,=CH2) 7.28〜7.85(10H,m,C6H5) <式(III−1)化合物の合成> 上記光学活性1−シアノ−2−メチレンペンタン誘導体
(III−2−a)6.14g(14.8m mol)の無水ベンゼン90
ml溶液に、アルゴン雰囲気下触媒量のP−トルエンスル
ホン酸を加え、水浴上で撹拌下エチルビニルエーテル1.
18g(16.3m mol)を滴下した。更に40分間撹拌した
後、予め冷却した飽和重曹水で中和し、水層をエーテル
で4回抽出し、抽出液を食塩水で洗浄した後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去して下記化
学式で示される光学活性1−シアノ−2−メチレンペン
タン誘導体(III−1−a)6.68gを得た。
NMR(CDCl3) δ:0.93〜1.43(15H,m,CH3) 2.35〜2.74(2H,m,CH2) 3.23〜3.77(4H,m,CH2) 3.89〜4.11(1H,m,CH) 4.34〜5.03(2H,m,CH) 5.19 (1H,brs,=CH) 5.43〜5.63(1H,m,=CH) 7.29〜7.91(10H,m,C6 H5) 上記合成において、光学活性1−シアノ−2−メチレン
ペンタン誘導体(III−2−a)の代りにX=Brであ
る光学活性(III−2−b)を用いた以外は同様にして
上記化学式で示される光学活性(III−1−b)化合物
を得た。
NMR(CDCl3) δ:0.93〜1.43(15H,m,CH3) 2.37〜2.74(2H,m,CH2) 3.09〜3.77(4H,m,CH2,CH) 3.89〜4.23(1H,m,CH) 4.60〜5.14(2H,m,CH) 5.14〜5.71(2H,m,=CH2) 7.31〜7.91(10H,m,C6 H5) IR(neat) 1700(c=c),1110,1050,940,830, 740,700cm-1 <式(II)化合物の合成> ナトリウムヘキサメチルジシラザンのベンゼン溶液(濃
度0.66N)10.3mlを無水テトラヒドロフラン50mlにアル
ゴン雰囲気下で加え、撹拌しながら上記光学活性1−シ
アノ−2−メチレンペンタン誘導体(III−1−a)1.2
3gの無水テトラヒドロフラン20ml溶液を50℃で70分間
かけて滴下した。予め冷却した飽和塩化アンモニウム水
溶液中に上記反応液を激しく撹拌しながら注ぎ、次いで
エーテルで5回抽出し、抽出液を1N塩酸、食塩水の順
で洗浄した。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン:エーテル=20:1)で精製して下記
化学式で示される光学活性2−メチレンシクロペンタン
シアノヒドリン誘導体(II)756mg(式(III−2−a)
化合物からの収率61.6%)を得た。
NMR(CDCl3) δ:0.93〜1.57(15H,m,CH3) 2.06〜2.71(4H,m,CH2) 3.23〜3.86(1H,m,CH) 4.14〜4.60(1H,m,CH) 4.69〜5.11(1H,m,CH) 5.11〜5.37(1H,m,CH) 5.37〜5.66(1H,m,CH) 7.31〜7.90(10H,m,C6 H5) 上記合成において、光学活性1−シアノ−2−メチレン
誘導体(III−1−a)の代りにX=Brである光学活
性(III−1−b)化合物を用いた場合も上記と同様な
収率で光学活性(II)化合物が得られた。
<式(I)化合物の合成> 上記得られた光学活性2−メチレンシクロペンタンシア
ノヒドリン誘導体(II)756mg(1.68m mol)の無水メタ
ノール30ml溶液に、アルゴン雰囲気下ピリジンp−トル
エンスルホン酸塩を触媒量加えて、1.2時間還流した。
溶媒を減圧留去後、残渣に無水テトラヒドロフラン25ml
及び飽和重曹水10mlを室温で加えて1.5時間撹拌した。
反応混合物にエーテルを加えて抽出し、抽出液を食塩水
で洗浄した。水層を更にエーテルで5回抽出し、これら
抽出液を合せて1N塩酸及び食塩水で順次洗浄した後乾
燥し、溶媒を減圧留去し、次いでシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(n−ヘキサン:エーテル=40:1)で
精製して下記化学式で示される光学活性2−メチレンシ
クロペンタノン誘導体(I)307.5mg(収率52.2%)を
得た。
IR(neat) 1730,1645,1100,730cm-1 HNMR(CDCl3) δ:1.04 (9H,s,CH3) 2.42 (2H,d,J=5.0HZ,CH2) 2.72 (2H,quint,2.4HZ,CH2) 4.47 (1H,quint,5.0HZ,CH) 5.29 (1H,dt,J=2.4HZ,1.5HZ, =CH) 6.03 (1H,dt,J=2.4HZ,1.5HZ, =CH) 7.31〜7.91(10H,m,C6 H513 CNMR(CDCl3) δ:19.06,26.79,40.02,48.26,68.51, 118.03,127.70,127.76,129.82,129.86, 133.50,133.73,135.64,143.22,204.40 <式(X)化合物の合成> アルゴン気流下で下記式(XII)で表わされるヨウ化ビ
ニル誘導体 247.8mg(0.831m mol)のn−ヘキサン7ml溶液を−78
℃に冷却し、これに撹拌しながらt−ブチルリチウムを
シリンジを用いて5分間で滴下し、引き続き90分間同温
度で撹拌して下記化学式で示されるビニルリチウム化合
物を得た。
一方、三つ口フラスコにアルゴン気流下塩化亜鉛のテト
ラメチルエチレンジアミン錯体230.8mg(0.914m mol)
を入れ、無水テトラヒドロフラン7mlを加え、−20℃に
冷却撹拌し、これにメチルリチウムの1.7Nn−ヘキサ
ン溶液1.07ml(1.828m mol)をシリンジを用いて3分間
で滴下し、さらに10分間撹拌した後−80℃に冷却した。
この溶液に上記ビニルリチウム化合物の溶液をブリッジ
を用いて−78℃で5分間かけ撹拌下に滴下し、更に−78
℃〜−60℃で1時間撹拌した。これに上記得られた光学
活性2−メチレンシクロペンタノン誘導体(I)223.5m
g(0.6376m mol)の無水テトラヒドロフラン溶液7mlを
−78℃でよく撹拌しながら40分間かけて滴下した。更に
この容器を2mlの無水テトラヒドロフランで洗い、反応
液に撹拌下10分間かけて加え、更に−78℃で30分間撹拌
した。
この反応液にジフェニルジセレニド996.0mg(3.197m mo
l)の無水テトラヒドロフラン溶液7mlをシリンジを用
いて−78℃で激しく撹拌しながら加えた。引き続き−50
℃で30分間撹拌した後、激しく撹拌しながら冷却した飽
和塩化アンモニウム水溶液中に上記反応液を注ぎ、分解
した後エーテルで6回水層を抽出し、エーテル溶液を合
せて飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。これを濾過して瀘液の溶媒を留去し、粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン:エーテル=5:1)で精製して下記化学式で示
される光学活性2−フェニルセレノシクロペンタノン誘
導体(X)220.1mg(収率50.9%)を得た。
NMR(CDCl3) δ:1.04 (9H,s,CH3) 1.04〜1.74(12H,m,CH3,CH2) 1.82〜2.86(6H,m,CH2CO,CH2C=C) 3.30〜3.82(4H,m,CH2O) 4.34〜4.78(2H,m,OCH) 5.15〜5.50(2H,m,=CH) 7.10〜7.70(15H,m,C6 H5) IR(neat) 1730,1105,740,700cm-1 <式(XI)化合物の合成> 上記得られた光学活性2−フェニルセレノシクロペンタ
ノン誘導体(X)115.7mg(0.170m mol)をテトラヒド
ロフラン15mlに溶かし、0℃に冷却して撹拌下30%過酸
化水素、0.14ml(156.1mg,1.80m mol)を一度に加え
た。反応液を徐々に室温まで戻し、更に室温で3時間撹
拌した。反応液をエーテルで稀釈し、エーテル層を分離
して飽和食塩水で洗浄した。水層は更にエーテルで5回
抽出し、エーテル層を合せて再度飽和食塩水で洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留
去した。残渣の油状物をシリカゲルクロマトグラフィー
(n−ヘキサン:エーテル=5:1)で精製し、更に高
速液体クロマトグラフィー(シリカゲル「Si−16
0」、7.6φ×30cm、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:
4)で精製して下記化学式で示される光学活性シクロペ
ンテノン誘導体(XI−1)40.6mg(収率45.9%)と構造
未定の副生成物25.8mgを得た。
NMR(CDCl3) δ:1.07 (9H,s,CH3) 1.07〜1.79(12H,m,CH2,CH3) 1.87〜2.26(2H,m,CH2) 2.34〜2.54(2H,m,CH2) 2.70〜2.94(2H,m,CH2) 3.18〜3.82(4H,m,CH2) 4.66 (1H,q,J=5.5HZ,CH) 4.75〜4.98(1H,m,CH) 5.44 (1H,m,=CH) 6.88〜7.02(1H,m,=CH) 7.26〜7.78(10H,m,C6 H5) IR(neat) 1715,1105,700cm-1 上記得られた光学活性シクロペンテノン誘導体(XI−
1)31.9mg(0.06m mol)の無水メタノール2ml溶液に
触媒量のp−トルエンスルホン酸を氷冷下アルゴン気流
中で加え、1時間20分氷冷下撹拌した後、更に室温で1
時間撹拌した。この反応液を予め冷却した飽和重曹水で
中和し、水層をジクロロメタンで5回抽出し、抽出液を
合せて飽和食塩水で2回洗浄した後無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去した後残渣の油状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン:エーテル=1:1)で精製して下記化学式で示され
る光学活性シクロペンテノン誘導体(XI−2)24.8mg
(収率90.2%)を得た。
▲[α]25 D▼=+31.85゜(c=0.496,メタノール) HNMR(CDCl3) δ:1.07 (9H,s,CH3) 1.15〜1.79(5H,m,CH2,OH) 1.87〜2.27(2H,m,CH2) 2.06 (2H,brq,J=6.4HZ, CH2) 2.87 (2H,brd,J=6.0HZ, CH2) 3.62 (2H,t,J=6.4HZ,CH2) 4.75〜4.96(1H,m,CH) 5.30〜5.55(2H,m,=CH) 6.93〜6.98(1H,m,=CH) 7.27〜7.75(10H,m,C6 H5 13 CNMR(CDCl3) δ:19.72,23.24,26.22,27.47,32.89, 43.94,46.00,63.34,70.54,125.38, 128.41,130.58,132.64,,134.26,136.26, 146.51,157.23,177.87 IR(neat) 3400,1710,1110,1070,780,700cm-1 (発明の効果) 本発明の化合物は、プロスタグランジンを製造するため
の原料として有用であり、従来の合成中間体であるコー
リーラクトンや4−ヒドロキシシクロペンテノンを用い
る方法に較べて繁雑な工程を大幅に省略でき、極めて短
工程で得られる利点がある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(V)で表わされる光学活性2
    −メチレンペンタン誘導体。 上記一般式(V)において、Rは水素原子又はアルケ
    ニル基、アラルキル基、アルキルオキシメチル基、1−
    アルキルオキシエチル基、ヘテロ原子を有する環状アル
    キル基及びシリル基から選ばれた容易に脱離可能な保護
    基、Rはハロゲン置換基を有していてもよいアルキル
    基及びアラルキル基から選ばれた容易に脱離可能な保護
    基であり、2個のRは互に異なっていてもよく、また
    この2個のRが結合して環状アセタールを形成してい
    てもよい。Xはハロゲン原子又はRSO基、R
    アルキル基又はアリール基、*の符号は不斉炭素原子を
    それぞれ表わす。
  2. 【請求項2】請求項1記載の一般式(V)のRが水素
    原子である光学活性2−メチレンペンタン誘導体。
  3. 【請求項3】下記一般式(VI) (一般式(VI)において、Rはハロゲン置換基を有し
    ていてもよいアルキル基及びアラルキル基から選ばれた
    容易に脱離可能な保護基であり、2個のRは互に異な
    っていてもよく、またこの2個のRが結合して環状ア
    セタールを形成していてもよい。Xはハロゲン原子を
    それぞれ表わす) で表わされる化合物を塩基の存在下で一般式(VII) (一般式(VII)において、Xはハロゲン原子又はR
    SO基、Rはアルキル基又はアリール基、*の符号
    は不斉炭素原子を表わす) で表わされる光学活性化合物と反応させることを特徴と
    する請求項2記載の光学活性2−メチルペンタン誘導体
    の製法。
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