JPH0659927B2 - 移動棚 - Google Patents

移動棚

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JPH0659927B2
JPH0659927B2 JP63119212A JP11921288A JPH0659927B2 JP H0659927 B2 JPH0659927 B2 JP H0659927B2 JP 63119212 A JP63119212 A JP 63119212A JP 11921288 A JP11921288 A JP 11921288A JP H0659927 B2 JPH0659927 B2 JP H0659927B2
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shelf
shelves
movable
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幸三郎 大久保
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、複数の棚を移動させて各棚の相互間に作業
用通路を任意選択的に形成する移動棚に係り、特にその
安全性を向上させるようにしたものに関する。
(従来の技術) 周知のように、多数の物品やファイル等を収納する棚装
置にあっては、スペース効率を向上させるために、上記
のような移動棚が多く利用されている。ところで、この
種の移動棚は、その個々の棚を手動によって駆動して、
目的とする棚の作業面に対応した作業用通路を形成させ
るようにしたものが一般的であるが、棚が大型化した場
合や棚数が多いときには、手動で移動させることが困難
になる。
このため、従来では、複数の棚それぞれに、モータと通
路選択スイッチとを設置し、任意の棚Aに設けられた通
路選択スイッチを操作することにより、該棚Aに対応す
る作業用通路が形成されるように、各棚が上記モータに
よって移動されて、自動的に目的とする作業用通路が形
成される如くした移動棚が種々開発されてきている。
ところで、この種の移動棚にあっては、形成された作業
用通路内での作業員が作業中に棚が移動されることのな
いように、種々の安全対策が施されている。この安全対
策としては、例えば特開昭49−52053号公報に示
されるように、各棚間に電気的接続作用を有するひも状
の渡り部材をそれぞれ懸吊し、この渡り部材を介して各
棚のモータに電源供給を行なうようにしたものがある。
このようにすれば、形成された作業用通路に入るときに
は、その通路入口に懸吊された渡り部材を取り外すこと
により、各棚のモータへので電源供給が遮断されるの
で、作業中に不用意に棚が移動されることがなくなるも
のである。
しかしながら、上記のような安全対策が施された従来の
移動棚では、各棚に対して渡り部材を電気的かつ機械的
に着脱自在となるように、例えばソケットやコネクタ等
の接続具を用いて連結する必要があるため、使用頻度や
経年変化等によって接続具に接触不良や破損等の故障が
生じたり、渡り部材に電気的な断線が生じるという問題
を有している。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来の移動棚では、各棚間に懸吊される
渡り部材に電気的接続作用を行なわせているため、棚と
渡り部材との接続部や渡り部材自身に接触不良や断線等
の不都合が生じ易く、信頼性に欠けるという問題を有し
ている。
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で使用頻度や経年変化等による故障が生
じにくく、作業員に対して十分な安全性を確保すること
ができる極めて良好な移動棚を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) すなわち、この発明に係る移動棚は、特定されるレール
に沿って移動自在に設定された複数の棚を備え、これら
複数の棚それぞれに設定されるモータによってその棚が
移動されて、任意の棚の相互間に通路を選択的に形成す
るようにしたものを対象としている。
そして、棚に一端が取着された索状部材と、この索状部
材の他端に取着された連結具と、棚に設けられ自己の棚
に連結された連結具を着脱可能とする第1の受け部と、
棚に設けられ隣接する棚に連結された連結具を着脱可能
とする第2の受け部と、これら第1及び第2の受け部に
対して連結具が着脱されることに連動して操作される第
1及び第2のスイッチと、この第1及び第2のスイッチ
のスイッチング状態に基づき複数の棚それぞれに対して
移動することを許可及び不許可状態に設定する制御手段
とを備えたものである。
また、上記制御手段は、第1の受け部に連結具が装着さ
れている棚に対して、通路を形成するように棚の移動を
許可するとともに、通路が形成された状態で該棚の移動
を不許可となすように制御するように構成されている。
さらに、連結具と該連結具が装着される第1及び第2の
受け部または第1及び第2のスイッチとに一定の対応関
係を設け、第1及び第2の受け部に、該第1及び第2の
受け部または第1及び第2のスイッチに対応する関係と
なされた連結具が装着されたときのみ、第1及び第2の
スイッチが操作されるように構成されている。
(作用) 上記のような構成によれば、各棚に索状部材を介して連
結具を取り付けるとともに、各棚に自己の棚に連結され
た連結具を着脱可能とする第1の受け部と、隣接する棚
に連結された連結具を着脱可能とする第2の受け部とを
設け、第1及び第2の受け部に連結具が着脱されること
に連動して操作される第1及び第2のスイッチのスイッ
チング状態に基づいて、複数の棚それぞれに対して移動
することを許可及び不許可状態に設定するようにしたの
で、索状部材や連結具及び第1,第2の受け部には電気
的接続手段を設ける必要がないので、簡易な構成で使用
頻度や経年変化等による故障が生じにくく、作業員に対
して十分な安全性を確保することができる。
また、第1及び第2の受け部に、該第1及び第2の受け
部または第1及び第2のスイッチに対応する関係となさ
れた連結具が装着されたときのみ、第1及び第2のスイ
ッチが操作されるようにしたので、第1及び第2の受け
部に誤って他の部材が挿入されても、第1及び第2のス
イッチが不所望に操作されることがなく、十分な安全性
を確保することができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。第1図は、移動棚の全体の状態を示すもの
で、この場合は便宜上左端に設定された固定棚11に対し
て、第1乃至第4の可動棚12〜15が設定される例を示し
ている。これら可動棚12〜15は、それぞれ共通のレール
16上を車輪によって移動されるように設定されるもの
で、各可動棚12〜15それぞれには、上記車輪を回転駆動
させる図示しないモータが装備され、このモータの回転
方向にしたがって、各可動棚12〜15が図中右あるいは左
方向に移動されるものである。
また、上記固定棚11及び可動棚12〜14には、索状部材17
〜20の一端がそれぞれ取着されている。これら索状部材
17〜20としては、例えば布製のひもや合成樹脂製のロー
プまたはチェーン等のように、可撓性を有するものが使
用される。そして、上記索状部材17〜20の他端には、連
結具21〜24がそれぞれ取着されている。
ここで、上記固定棚11及び可動棚12〜14には、自己の棚
11〜14に索状部材17〜20を介して連結された連結具21〜
24を着脱可能とする、第1の受け部25〜28がそれぞれ設
けられている。また、上記可動棚12〜15には、隣接する
棚11〜14に索状部材17〜20を介して連結された連結具21
〜24を着脱可能とする、第2の受け部29〜32がそれぞれ
設けられている。
ここにおいて、上記第1の受け部25〜28内には、図示し
ない第1のスイッチがそれぞれ内蔵され、第2の受け部
29〜32内には、図示しない第2のスイッチがそれぞれ内
蔵されている。これら第1及び第2のスイッチは、通常
オフ状態に設定されており、第1及び第2の受け部25〜
28及び29〜32に連結具21〜24が装着されたことに連動し
て、オン状態にスイッチング操作されるものである。
また、上記固定棚11及び可動棚12〜14には、第1の受け
部25〜28の近傍に、第1の表示部33〜36がそれぞれ設置
されている。これら第1の表示部33〜36は、それぞれ上
記第1のスイッチがオン状態のとき点灯し、オフ状態の
とき消灯するものである。さらに、上記可動棚12〜15に
は、第2の受け部29〜32の近傍に、第2の表示部37〜40
がそれぞれ設置されている。これら第2の表示部37〜40
は、それぞれ上記第2のスイッチがオン状態のとき点灯
し、オフ状態のとき消灯するものである。
なお、上記固定棚11には、集束操作子41が設けられてい
る。
上記のような構成において、その概略的な動作につい
て、簡単に説明する。まず、第1図に示すように、各可
動棚12〜15が全て左側に移動され、連結具21〜24が全て
第2の受け部29〜32に装着されているとする。この場
合、第1の表示部33〜36は全て消灯され、第2の表示部
37〜40が全て点灯されている。
このような状態で、例えば可動棚13と可動棚14との間に
作業用通路を形成せんとした場合、作業員は、第2図に
示すように、可動棚14の第2の受け部31から連結具23を
離脱させ、その連結具23を自己の可動棚13の第1の受け
部27に装着させる。すると、可動棚14の第2の表示部39
が消灯され、可動棚13の第1の表示部35が点灯されると
ともに、第3図に示すように、可動棚14,15が共に図中
右方向に移動される。
そして、可動棚14,15は、所定距離だけ移動されると、
自動的にインターロックがかかって移動停止され、ここ
に、可動棚13と可動棚14との間に作業用通路が形成され
るものである。ここで、このインターロック状態では、
他の作業用通路を形成する操作を行なっても、少なくと
も可動棚13,14は移動されないようになり、作業員は可
動棚13,14間の作業用通路内に入って安全に作業を行な
えるものである。
このようにして、可動棚13,14間に形成された作業用通
路内での作業が終了すると、作業員は、第4図に示すよ
うに、可動棚13の第1の受け部27から連結具23を離脱さ
せ、その連結具23を可動棚14の第2の受け部31に装着さ
せる。すると、可動棚13の第1の表示部35が消灯される
とともに、可動棚14の第2の表示部39が点灯されて、上
記インターロックが解除され他の作業用通路を形成する
ことが可能な状態となる。
例えば第4図に示す状態で、作業員が、連結具21を第2
の受け部29から離脱させ第1の受け部25に装着すると、
可動棚12,13が図中右方向に移動され、固定棚11と可動
棚12との間に作業用通路が形成されるようになる。ま
た、第4図に示す状態で、作業員が、連結具22を第2の
受け部30から離脱させ第1の受け部26に装着すると、可
動棚13が図中右方向に移動され、可動棚12,13間に作業
用通路が形成される。さらに、第4図に示す状態で、作
業員が、連結具24を第2の受け部32から離脱させ第1の
受け部28に装着すると、可動棚14が図中左方向に移動さ
れ、可動棚14,15間に作業用通路が形成される。
この場合、各可動棚12〜15の移動は、いずれかの連結具
21〜24を、それが装着されている第1または第2の受け
部25〜28または29〜32から離脱させることにより、停止
させることができ、すみやかな非常停止が行なえるよう
になされている。
そして、全ての棚11〜15に対して作業が終了すると、作
業員は、インターロックを解除した状態、つまり各連結
具21〜24を第2の受け部29〜32にそれぞれ装着させた状
態で、固定棚11の集束操作子41を操作する。すると、各
可動棚12〜15が固定棚11方向に移動され、第1図に示し
た集束状態となされるものである。
次に、上記連結具21〜24と、第1及び第2の受け部25〜
28及び29〜32とについて説明する。ただし、ここでは、
連結具21と第1の受け部25とについて説明し、他の連結
具22〜24と第1及び第2の受け部26〜28及び29〜32につ
いては、同様な構成であるので、その説明を省略する。
すなわち、第5図及び第6図に示すように、連結具21は
略平板状に形成された操作部21aの一端に把持部21bが形
成されてなるものである。ここで、上記把持部21bに
は、索状部材17を結び付けるための透孔21cが形成され
ている。また、上記操作部21aの中央部には、円形の透
孔21dと縦長の長孔21eとが形成されている。
一方、上記第1の受け部25は、固定棚11の側面から外方
に突出するように設けられており、連結具21の操作部21
aが出入自在なガイド孔251が形成されている。このガイ
ド孔251の中央部には、略半球形状の係止部252がコイル
状のスプリング253によって、操作部21aの透孔21d及び
長孔21eに係合されるように支持されている。
また、第1の受け部25内には、前述した第1のスイッチ
25aが設けられている。この第1のスイッチ25aの操作子
25bは、連結具21の操作部21aの挿入方向先端部と対向さ
れている。そして、この第1のスイッチ25aは、その操
作子25bが通常オフ状態に対応する位置に保持されてお
り、外力によりオン状態に対応する位置に操作されて
も、外力がなくなれば再びオフ状態に対応する位置に自
動復帰されるものである。
ここで、連結具21は、その操作部21aを第1の受け部25
のガイド孔251内に挿入した場合、まず、第5図に示す
ように、長孔21eが係止部252に係合した状態で仮止めさ
れる。そして、この仮止め状態では、操作部21aが第1
のスイッチ25aの操作子25bに接触されず、第1のスイッ
チ25aはオフ状態のままとなっている。
一方、連結具21を、上記仮止め状態からさらに深く挿入
すると、第7図に示すように、第1のスイッチ25aは、
その操作子25bが操作部21aにより押圧操作されてオン状
態となされる。このとき、連結具21は、係止部252が透
孔21dに係合した状態で保持されるため、第1のスイッ
チ25aは、連結具21が作業員によって第1の受け部25か
ら引き抜かれない限り、オン状態のままとなされる。
次に、第8図は、移動棚を上述したように制御するため
の、制御装置を示している。すなわち、図中42は制御装
置本体で、例えばコンピュータ等よりなる主制御回路42
aを中心として構成されている。この主制御回路42aは、
主記憶回路42bに記憶されたプログラムに基づいて、入
力回路42c,42dから得られた情報を、一時記憶回路42e及
びタイマー回路42f等を利用して演算処理し、移動棚の
制御に必要な各種のデータを生成して出力するものであ
る。
そして、この主制御回路42aから出力されたデータは、
出力回路42g及び駆動回路42hを介して、各可動棚12〜15
に設置されたモータ12a〜15aの駆動に供されるととも
に、各棚11〜15間に選択的に形成される作業用通路を照
明するための照明灯L1〜L4を駆動するのに供され
る。
ここで、上記入力回路42cには、各可動棚12〜15がそれ
ぞれ係合して各棚11〜15間に形成される作業用通路の幅
を規定するためのリミットスイッチ12b〜15bと、各棚11
〜15に設けられ作業用通路内で作業員が触れることによ
り可動棚12〜15の移動を停止させる安全スイッチ11c〜1
5cと、この安全スイッチ12c〜15cが作動状態であること
を示すランプ11d〜15dとが接続されている。
また、上記入力回路42dには、各可動棚12〜15の第2の
受け部29〜32にそれぞれ設けられる第2のスイッチ29a
〜32a及び第2の表示部37〜40と、固定棚11及び可動棚1
2〜14の第1の受け部25〜28にそれぞれ設けられる第1
のスイッチ25a〜28a及び第1の表示部33〜36と、前記集
束操作子41によって操作される集束スイッチ41aとが接
続されている。
上記のような構成において、以下その動作を、第9図乃
至第14図に示すフローチャートを参照して詳細に説明す
る。まず、開始(ステップS1)されると、ステップS
2で、主制御回路42aは、可動棚12〜15の第2の受け部2
9〜32に内蔵された第2のスイッチ29a〜32aが、全てオ
ン状態になっているか否かを判別する。
そして、全ての第2のスイッチ29a〜32aがオン状態にな
っていなければ(NO)、ステップS3に示すように、
オン状態となっている第2のスイッチ29a〜32aに対応し
た第2の表示部37〜40が点灯されている。このため、ス
テップS4で、作業員は、点灯されていない第2の表示
部37〜40に対応した第2の受け部29〜32に連結具21〜24
を装着し、つまり、全ての第2の受け部29〜32に連結具
21〜24を装着して、第2のスイッチ29a〜32aを全てオン
状態として、ステップS2に戻す。
また、ステップS2で全ての第2のスイッチ29a〜32aが
オン状態になっていると判断されれば(YES)、ステ
ップS5に示すように、第2の表示部37〜40が全て点灯
されている。すると、ステップS6で、主制御回路42a
は、固定棚11及び可動棚12〜14の第1の受け部25〜28に
内蔵された第2のスイッチ25a〜28aが、全てオフ状態に
なっているか否かを判別する。
そして、全ての第1のスイッチ25a〜28aがオフ状態にな
っていなければ(NO)、ステップS7に示すように、
オン状態となっている第1のスイッチ25a〜28aに対応し
た第1の表示部33〜36が点灯されている。このため、ス
テップS8で、作業員は、第1の受け部25〜28内に異物
が詰まって第1のスイッチ25a〜28aをオンさせているよ
うな場合、その異物を取り除く等の異常処理を行なった
後、終了(ステップS9)する。
また、ステップS6で全ての第1のスイッチ25a〜28aが
オフ状態になっていると判断されれば(YES)、ステ
ップS10に示すように、第1の表示部33〜36が全て消灯
されている。
このように、第1の表示部33〜36が全て消灯され、第2
の表示部37〜40が全て点灯されている状態で、作業員
は、ステップS11で、固定棚11と可動棚12との間に作業
用通路を形成することが要求されたか否かを判別し、要
求されていれば(YES)、ステップS12で、連結具21
を第2の受け部29から引き抜く。すると、ステップS13
に示すように、第2のスイッチ29aがオフ状態となり、
第2の表示部37が消灯される。
次に、作業員は、ステップS14で、連結具21を第1の受
け部25に装着する。すると、ステップS15に示すよう
に、第1のスイッチ25aがオン状態となり、第1の表示
部33が点灯される。そして、この状態で、ステップS16
に示すように、主制御回路42aは、可動棚12〜15を移動
させて、固定棚11と可動棚12との間に作業用通路を形成
する動作を開始させる。
この通路形成動作状態において、ステップS17で、主制
御回路42aは、第1のスイッチ25a及び第2のスイッチ30
a〜32aが全てオン状態であるか否かを判別し、オン状態
であれば(YES)、そのまま通路形成動作が継続さ
れ、ステップS18で、通路形成動作の終了が判別される
ことにより、動作が終了(ステップS19)される。
また、ステップS17で第1のスイッチ25a及び第2のス
イッチ30a〜32aが全てオン状態でない場合(NO)、ス
テップS20で、主制御回路42aは、各可動棚12〜15の移
動を強制的に停止させて通路形成動作を停止し、動作を
終了(ステップS21)する。
一方、ステップS11で、固定棚11と可動棚12との間に作
業用通路を形成することが要求されていなければ(N
O)、作業員は、ステップS22で、可動棚12と13との間
に作業用通路を形成することが要求されたか否かを判別
し、要求されていれば(YES)、ステップS23で、連
結具22を第2の受け部30から引き抜く。すると、ステッ
プS24に示すように、第2のスイッチ30aがオフ状態と
なり、第2の表示部38が消灯される。
次に、作業員は、ステップS25で、連結具22を第1の受
け部26に装着する。すると、ステップS26に示すよう
に、第1のスイッチ26aがオン状態となり、第1の表示
部34が点灯される。そして、この状態で、ステップS27
に示すように、主制御回路42aは可動棚12〜15を移動さ
せて、可動棚12と13との間に作業用通路を形成する動作
を開始させる。
この通路形成動作状態において、ステップS28で、主制
御回路42aは、第1のスイッチ26a及び第2のスイッチ29
a,31a,32aが全てオン状態であるか否かを判別し、オン
状態であれば(YES)、そのまま通路形成動作が継続
され、ステップS29で、通路形成動作の終了が判別され
ることにより、動作が終了(ステップS30)される。
また、ステップS28で第1のスイッチ26a及び第2のス
イッチ29a,31a,32aが全てオン状態でない場合(N
O)、ステップS31で、主制御回路42aは、各可動棚12
〜15の移動を強制的に停止させて通路形成動作を停止
し、動作を終了(ステップS32)する。
ここにおいて、ステップS22で、可動棚12と13との間に
作業用通路を形成することが要求されていなければ(N
O)、作業員は、ステップS33で、可動棚13と14との間
に作業用通路を形成することが要求されたか否かを判別
し、要求されていれば(YES)、ステップS34で、連
結具23を第2の受け部31から引き抜く。すると、ステッ
プS35に示すように、第2のスイッチ31aがオフ状態と
なり、第2の表示部39が消灯される。
次に、作業員は、ステップS36で、連結具23を第1の受
け部27に装着する。すると、ステップS37に示すよう
に、第1のスイッチ27aがオン状態となり、第1の表示
部35が点灯される。そして、この状態で、ステップS38
に示すように、主制御回路42aは、可動棚12〜15を移動
させて、可動棚13と14との間に作業用通路を形成する動
作を開始させる。
この通路形成動作状態において、ステップS39で、主制
御回路42aは、第1のスイッチ27a及び第2のスイッチ29
a,30a,32aが全てオン状態であるか否かを判別し、オン
状態であれば(YES)、そのまま通路形成動作が継続
され、ステップS40で、通路形成動作の終了が判別され
ることにより、動作が終了(ステップS41)される。
また、ステップS39で第1のスイッチ27a及び第2のス
イッチ29a,30a,32aが全てオン状態でない場合(N
O)、ステップS 42で、主制御回路42aは、各可動棚1
2〜15の移動を強制的に停止させて通路形成動作を停止
し、動作を終了(ステップS43)する。
次に、ステップS33で、可動棚13と14との間に作業用通
路を形成することが要求されていなければ(NO)、作
業員は、ステップS44で、可動棚14と15との間に作業用
通路を形成することが要求されたか否かを判別し、要求
されていれば(YES)、ステップS45で、連結具24を
第2の受け部32から引き抜く。すると、ステップS46に
示すように、第2のスイッチ32aがオフ状態となり、第
2の表示部40が消灯される。
次に、作業員はステップS47で、連結具24を第1の受け
部28に装着する。すると、ステップS48に示すように、
第1のスイッチ28aがオン状態となり、第1の表示部36
が点灯される。そして、この状態で、ステップS49に示
すように、主制御回路42aは、可動棚12〜15を移動させ
て、可動棚14と15との間に作業用通路を形成する動作を
開始させる。
この通路形成動作状態において、ステップS50で、主制
御回路42aは、第1のスイッチ28a及び第2のスイッチ29
a〜31aが全てオン状態であるか否かを判別し、オン状態
であれば(YES)、そのまま通路形成動作が継続さ
れ、ステップS51で、通路形成動作の終了が判別される
ことにより、動作が終了(ステップS52)される。
また、ステップS50で第1のスイッチ28a及び第2のス
イッチ29a〜31aが全てオン状態でない場合(NO)、ス
テップS53で、主制御回路42aは、各可動棚12〜15の移
動を強制的に停止させて通路形成動作を停止し、動作を
終了(ステップS54)する。
さらに、ステップS44で可動棚14と15との間に作業用通
路を形成することが要求されていなければ(NO)、作
業員は、ステップS55で、作業が終了したか否かを判別
し、終了していなければ(NO)、前記ステップS2の
処理に戻される。また、作業が終了していれば(YE
S)、ステップS56で、作業員は集束操作子41を操作す
る。すると、ステップS57に示すように、主制御回路42
aは、可動棚12〜15を移動させて、先に第1図に示した
集束状態となす動作を開始させる。
この集束動作状態において、ステップS58で、主制御回
路42aは全ての第2のスイッチ29a〜32aがオン状態であ
るか否か、つまり、各連結具21〜24がそれぞれ第2の受
け部29〜32に装着されているか否かを判別し、オン状態
であれば(YES)、そのまま集束動作が継続され、ス
テップS59で、集束動作の終了が判別されることによ
り、動作が終了(ステップS60)される。
また、ステップS58で全ての第2のスイッチ29a〜32aが
オン状態でない場合(NO)、ステップS61で、主制御
回路42aは、各可動棚12〜15の移動を強制的に停止させ
て集束動作を停止し、動作を終了(ステップS62)す
る。
したがって、上記実施例のような構成によれば、索状部
材17〜20,連結具21〜24及び第1,第2の受け部25〜2
8,29〜32には、電気的な接続手段を設けていないの
で、構成が簡易で、しかも使用頻度や経年変化等による
故障が生じにくくなるものである。また、可動棚12〜15
は、通路形成時及び集束時にかかわらず、いずれかの連
結具21〜24を第1及び第2の受け部25〜28,29〜32から
引き抜くことによって、その移動が強制的に停止される
ので、作業員に対して十分な安全性を確保することがで
きる。
ここで、第15図に示すように、連結具21の挿入方向先端
部に突部21fを形成し、この突部21fにマグネットシート
21gを貼り付けておき、第16に示すように、連結具21を
第1の受け部25に装着した状態で、磁気センサースイッ
チ43で磁気を検出してスイッチングを行なうようにして
もよい。
このような構成によれば、第1の受け部25に誤って他の
部材が挿入されても、磁気センサスイッチ43がスイッチ
ング操作されることがなく、十分な安全性を確保するこ
とができる。また、マグネットシート21gの磁気を検出
するものに限らず、例えば連結具に磁気カード,バーコ
ードラベル,パンチングカード等を貼り付け、第1及び
第2の受け部側で磁気カードリーダ,バーコードリー
ダ,パンチングカードリーダ等を用いてコードを読み取
って、スイッチングを行なうようにしてもよい。
要するに、連結具と該連結具が装着される第1及び第2
の受け部または第1及び第2のスイッチとに一定の対応
関係を設けておき、対応する連結具が装着されたときの
み第1及び第2のスイッチが操作されるようにしておけ
ばよいものである。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。
[発明の効果] したがって、以上詳述したようにこの発明によれば、簡
易な構成で使用頻度や経年変化等による故障が生じにく
く、作業員に対して十分な安全性を確保することができ
る極めて良好な移動棚を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る移動棚の一実施例を示す側面
図、第2図乃至第4図はそれぞれ同実施例の概略的な動
作を説明するための側面図、第5図乃至第7図はそれぞ
れ同実施例に用いられる連結具及びその受け部の詳細を
示す側断面図,平面図及び側断面図、第8図は同実施例
の制御装置を示すブロック構成図、第9図乃至第14図は
それぞれ同実施例の詳細な動作を説明するためのフロー
チャート、第15図及び第16図はそれぞれ連結具及びその
受け部の変形例を示す側断面図及び平面図である。 11…固定棚、12〜15…可動棚、16…レール、17〜20…索
状部材、21〜24…連結具、25〜28…第1の受け部、29〜
32…第2の受け部、33〜36…第1の表示部、37〜40…第
2の表示部、41…集束操作子、42…制御装置本体、43…
磁気センサスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−52053(JP,A) 特開 昭64−25805(JP,A) 実開 昭52−109016(JP,U) 特公 平3−48084(JP,B2) 実公 昭53−11078(JP,Y2) 実公 平2−43228(JP,Y2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定させるレールに沿って移動自在に設定
    された複数の棚を備え、これら複数の棚それぞれに設定
    されるモータによってその棚が移動されて、任意の棚の
    相互間に通路を選択的に形成するようにした移動棚にお
    いて、前記棚に一端が取着された索状部材と、この索状
    部材の他端に取着された連結具と、前記棚に設けられ自
    己の棚に連結された前記連結具を着脱可能とする第1の
    受け部と、前記棚に設けられ隣接する棚に連結された前
    記連結具を着脱可能とする第2の受け部と、これら第1
    及び第2の受け部に対して前記連結具が着脱されること
    に連動して操作される第1及び第2のスイッチと、この
    第1及び第2のスイッチのスイッチング状態に基づき前
    記複数の棚それぞれに対して移動することを許可及び不
    許可状態に設定する制御手段とを具備してなることを特
    徴とする移動棚。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記第1の受け部に前記
    連結具が装着されている前記棚に対して、通路を形成す
    るように前記棚の移動を許可するとともに、通路が形成
    された状態で該棚の移動を不許可となすように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の移動棚。
  3. 【請求項3】前記連結具と該連結具が装着される前記第
    1及び第2の受け部または第1及び第2のスイッチとに
    一定の対応関係を設け、前記第1及び第2の受け部に、
    該第1及び第2の受け部または第1及び第2のスイッチ
    に対応する関係となされた前記連結具が装着されたとき
    のみ、前記第1及び第2のスイッチが操作されるように
    構成してなることを特徴とする請求項1または2記載の
    移動棚。
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JPS59106439U (ja) * 1982-12-29 1984-07-18 株式会社文祥堂 電動式移動棚装置

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