JPH0659845U - カメラの表示装置 - Google Patents

カメラの表示装置

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JPH0659845U
JPH0659845U JP75593U JP75593U JPH0659845U JP H0659845 U JPH0659845 U JP H0659845U JP 75593 U JP75593 U JP 75593U JP 75593 U JP75593 U JP 75593U JP H0659845 U JPH0659845 U JP H0659845U
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康晶 三浦
哲朗 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、カメラにおいてシャッター秒時等
の表示に使用されるカメラの表示装置に関し、N桁の表
示デバイスを利用してN+1桁以上の数値を確実に表示
することを目的とする。 【構成】 3桁以上の桁数であるN桁の数値まで表示可
能な表示デバイスと、撮影に必要な数値情報を処理信号
として出力する出力手段と、この出力手段からの処理信
号を入力し前記表示デバイスの表示を行うドライバとを
備えたカメラの表示装置において、前記出力手段は、前
記数値情報がN桁以下の数値の時には第1の処理信号を
出力し、N桁を超える数値である時には第2の処理信号
を出力し、前記ドライバは、前記第1の処理信号を入力
した時には、第1の表示形態で前記表示デバイスの表示
を行わせ、前記第2の処理信号を入力した時には、第2
の表示形態で前記表示デバイスの表示を行わせるように
構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラにおいてシャッター秒時等の表示に使用されるカメラの表示 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラの撮影動作に関わる種々の設定状態あるいは制御状態を表示する ために、カメラには、カメラの表示装置が配置されている。
【0003】 図9は、この種のカメラの表示装置を示すもので、このカメラの表示装置は、 カメラの外面に液晶表示パネルを配置して構成されている。 図において、A部は、設定または制御されるべきシャッター秒時を示す5桁の セグメント群である。
【0004】 このうち下位4桁の表示桁52,53,54,55は、図10に示すように、 a,b,c,d,e,f,gの7個のセグメントを独立に駆動することが可能で あるため、その点灯の組み合わせを変化させることによって、それぞれ0から9 の数字を表現することができる。
【0005】 したがって、シャッター秒時を表示する場合には、通常、実際の秒時の分母の み、例えば1/1000秒ならば1000を表示すれば良いのが慣習であるから 、表示桁52,53,54,55を利用すれば1/9999秒の高速秒時まで表 現可能である。
【0006】 しかしながら、近年のカメラにおいては1/10000秒を超える高速秒時の 設定または制御の可能なシャッターが搭載されているものもあり、そのために表 示桁51を追加し、全体で5桁として、これに対応している。
【0007】 図11は、その表示例を示すもので、図9の表示デバイスを利用して1/12 000秒を表示した例である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカメラの表示装置では、例えば、5桁の数字を表示する ために、5桁の表示部を必要とするので、全体の独立セグメント数が増加し、そ の制御も複雑化するという問題があった。
【0009】 また、限定された表示デバイス上の面積の中から1桁分を念出するために、他 の表示部にしわ寄せがきて文字が小さくなったり、あるいは混み合ったりして視 認性が悪くなるといった弊害が生ずる虞れがあるという問題があった。
【0010】 なお、上述したカメラの表示装置では、表示桁51は、1個のセグメントのみ であるから制御上も、面積の点からもさほどの影響はないが、将来、さらなるシ ャッター高速化技術の進歩によって1/32000秒、あるいはこれを超える高 速秒時の出現は確実であるため、将来、シャッター秒時の表示部として5桁の7 セグメント表示を有する表示デバイスが必要となり、制御、面積の点で大きな影 響を受けることが確実に予想される。
【0011】 本考案は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、N桁の表示デ バイスを利用してN+1桁以上の数値を確実に表示することができるカメラの表 示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案のカメラの表示装置は、3桁以上の桁数であるN桁の数値まで表示可能 な表示デバイス(例えば、図4のシャッター秒時表示部B)と、撮影に必要な数 値情報を処理信号として出力する出力手段(例えば、図3のCPU24)と、こ の出力手段からの処理信号を入力し前記表示デバイスの表示を行うドライバ(例 えば、図3の液晶ドライバ25)とを備えたカメラの表示装置において、前記出 力手段は、前記数値情報がN桁以下の数値の時には第1の処理信号を出力し(例 えば、図6のステップS12)、N桁を超える数値である時には第2の処理信号 を出力し(例えば、図6のステップS13)、前記ドライバは、前記第1の処理 信号を入力した時には、第1の表示形態(例えば、8000の表示)で前記表示 デバイスの表示を行わせ、前記第2の処理信号を入力した時には、第2の表示形 態(例えば、図8の(a)の表示)で前記表示デバイスの表示を行わせるもので ある。
【0013】
【作用】
本考案のカメラの表示装置では、数値情報がN桁以下の数値の時には、出力手 段により第1の処理信号が出力され、ドライバにより、表示デバイスに、第1の 表示形態による表示が行われる。
【0014】 一方、数値情報がN桁を越える数値の時には、出力手段により第2の処理信号 が出力され、ドライバにより、表示デバイスに、第2の表示形態による表示が行 われる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案のカメラの表示装置の一実施例を図面により詳細に説明する。 図1は、本考案のカメラの表示装置の一実施例を備えたカメラの外観図である 。
【0016】 カメラ1に装着されたレンズ2を通過した被写体像は、ファインダ3で視認で き、シャッタ釦4を押すと装填されているフィルム上に露光される。 このカメラ1には、データバック5が装着されている。
【0017】 データバック5は、複数の操作釦8と表示部7とを有し、露出情報や時間情報 の記録が可能なアクセサリである。 なお、符号9はカメラ1の様々な情報を表示するための液晶表示デバイスであ る。
【0018】 図2は、図1におけるデータバック5を開いた状態の外観図である。 不図示のフィルムカートリッジが、フィルム室10に装填され、引き出された フィルムはアパーチャ11上を通過してスプール12に巻き付けられる。
【0019】 レンズ2を通過した被写体光は不図示のシャッタを介してアパーチャ11近辺 に存在するフィルム上に結像される。 ここで、データバック5の内側には、フィルムをアパーチャ11に密着させる 役目を有する圧板14が固設されている。
【0020】 圧板14の一部には孔15が設けられ、この孔15を介して写込まれるべきデ ータがフィルム裏面に投影され、光学的に記録される。 データバック5に対して写込み動作を指令する写込み信号は、カメラ1のアパ ーチャ11外周とデータバック5の圧板14下部にそれぞれペアで設けられた複 数の接点13、16を介して授受される。
【0021】 図3は、上述したカメラ1とデータバック5内の電気回路ブロック図であり、 接点30,31から左側がカメラ1、右側がデータバック5に相当する。 先ずカメラ1の回路部分から説明する。
【0022】 回路の作動はすべて電池20からの給電による。 カメラ1の制御は、すべてCPU24を中心として実行される。 CPU24には公知の如く測光回路21からの被写体輝度信号、フィルム感度 検出回路22からのフィルム感度信号、各種スイッチの状態検出回路23からの 状態信号が入力される。
【0023】 ここで、スイッチ検出回路23には、前述のシャッタ釦4に連動する電源スイ ッチとレリーズスイッチも含まれる。 そして、CPU24は、液晶ドライバ25を介して液晶表示デバイス9にて露 光条件の表示、シャッタ26を開閉して所定時間の露光、絞り27の開口径を可 変して透過光量の制御、モータ28を回転させてフィルムの巻き上げ巻き戻し等 を行う。
【0024】 さらに、データバック5に対しては、トランジスタ29を駆動して接点30を 介して写込み信号の出力を行う。 接点31は、接地レベルの信号端子である。ここで接点30,31は図2にお ける接点13,16と同義である。
【0025】 次に、データバック5の回路について説明する。 電池35によりCPU36を含めた各部分への給電が行われる。 CPU36には、スイッチ検出回路37からの前述した複数の釦8のオン,オ フ状態が入力されるとともに接点30を介して写込みタイミング信号が入力され る。
【0026】 CPU36は、液晶ドライバ38を介して液晶表示デバイス7に、露光条件ま たは日付時刻の表示を行わせる。 さらに、CPU36は、写込みタイミング信号に応じてLEDドライバ39を 介してLEDアレイ40を発光させ、必要なデータの写込みを実行する。
【0027】 図4は、本考案のカメラ1に配置される液晶表示デバイス9の詳細を示す正面 図である。 図において、符号Bは、シャッタ秒時の設定値(露出モードがシャッタ秒時優 先オートモードまたはマニュアルモードの場合)、制御値(露出モードが絞り優 先オートモードまたはプログラムオートモードの場合)を示すシャッタ秒時表示 部である。
【0028】 符号Cは絞り値を表示する絞り値表示部、符号Dは露出モードを示す露出モー ド表示部、符号Eはフィルム感度の自動または手動セット時に使用されるフィル ム感度設定方式表示部、符号Fは露出補正値を示す露出補正値表示部、符号Gは フィルムカウント表示部である。
【0029】 シャッタ秒時表示部Bは、それぞれ7個の独立セグメントからなる4個の7セ グメント表示部61,62,63,64により構成されている。 なお、ここで、説明の都合上、図10と同様に、7セグメント表示部61の各 独立セグメントに、61a,61b,・・・61gと符号をつけ、以下同様に7 セグメント表示部62,63,64の各独立セグメントを、62a,・・・62 g、63a,・・・63g、64a,・・・64gとする。
【0030】 なお、図3で説明したデータバック5のLEDアレイ40も同様の7セグメン トLED6桁で構成され、このうちの4桁によってB部と同様の表示をすること が可能である。
【0031】 図5は、図3に示したカメラ1内のCPU24による処理ルーチンを示すフロ ーチャートである。 この処理ルーチンは、CPU24に給電が行われている間繰り返し実行される 。
【0032】 先ず、測光手段21、フィルム感度検出手段22からの測光信号、感度信号を 取り込む(ステップS1)。 次に、両者を演算し、適正露出条件であるシャッタ時間、絞り値を演算する( ステップS2)。
【0033】 次に、以上で求めた露光条件やスイッチ状態検出回路23で設定された撮影モ ード等を表示手段9に表示する(ステップS3)。 この後、スイッチ状態検出回路28を介してレリーズ釦4が押されたか否かを 判断し、押されていない場合には、ステップS1に復帰して上記の処理を繰り返 す(ステップS4)。
【0034】 レリーズ釦4が押されていた場合には、トランジスタ29を一定時間オンし、 接点30を介してデータバック5に対してデータ写す込み動作を指令する(ステ ップS5)。
【0035】 次に、不図示の反射ミラーを上昇させ、撮影光路から退避させる(ステップS 6)。 この後、絞り27を所定絞り開口になるよう制御する(ステップS7)。
【0036】 次に、シャッタ26を開閉してフィルムへの露光を制御する(ステップS8) 。 この後、露光動作が完了したのでモータ28を正転させて、フィルム給送とメ カニズムの付勢動作を行う(ステップS9)。
【0037】 以上にて露光動作が一巡したのでステップS1に復帰して上記の処理を繰り返 す。 図6は、図5のフローチャート中の表示ステップS3内の処理ルーチンの詳細 を示すフローチャートである。
【0038】 この処理ルーチンでは、先ず、Tv値が13を超えるか否か、すなわち、シャ ッター秒時が1/10000秒以上の高速秒時か否かを判断し、超える場合には ステップS13に分岐する(ステップS11)。
【0039】 超えない場合には、得られたTv値にしたがって通常の処理作業を行う(ステ ップS12)。 一方、超える場合には、得られたTv値にしたがって特殊な処理作業を行う( ステップS13)。
【0040】 この後、ステップS12またはステップS13からの出力にしたがって表示デ バイスに表示コマンドを出力する(ステップS14)。 これにより処理ルーチンが終了する。
【0041】 図7は、図3に示したデータバック5内のCPU36による処理ルーチンを示 すフローチャートである。 この処理ルーチンは、CPU36に給電が行われている間繰り返し実行される 。
【0042】 先ず、写込みモードが、時刻モードであるか露出情報モードであるかを判断し 、時刻モードの場合には、ステップS20に分岐する(ステップS15)。 一方、露出情報モードの場合には、カメラ1側からの露出情報を入力する(ス テップS16)。
【0043】 次に、Tv値が13を超えるか否か、すなわちシャッター秒時が1/1000 0秒以上の高速秒時か否かを判断し、超える場合にはステップS19に分岐する (ステップS17)。
【0044】 超えない時には、得られたTv値にしたがって通常の処理作業を行う(ステッ プS18)。 一方、超えた時には、得られたTv値にしたがって特殊な処理作業を行う(ス テップS19)。
【0045】 ステップS15において時刻モードの場合には、不図示の公知のタイマー回路 からの時刻情報を入力する(ステップS20)。 次に、得られた時刻情報にしたがって所定の処理作業を行う(ステップS21 )。
【0046】 この後、ステップS18、ステップS19またはステップS21からの出力に したがって表示デバイス7に表示コマンドを出力する(ステップS22)。 次に、カメラ1側から写込み信号が入力されたか否かを判断し、入力されない 場合にはステップS15に復帰する(ステップS23)。
【0047】 一方、入力された場合には、ステップS18、ステップS19またはステップ S21からの写込みコマンド出力にしたがって写込みLEDアレイ40を点灯し 、時刻情報または露出情報をフィルムに記録する(ステップS24)。
【0048】 これにより処理ルーチンが終了する。 以下、上述したステップS14およびステップS22の表示出力による実際の 液晶表示デバイス9,7およびLEDアレイ40の動作を詳細に説明する。
【0049】 なお、実際には、シャッタ秒時値の表示形態は各表示デバイス9,7およびL EDアレイ40ともに同様であるため、この実施例では、カメラ1本体の液晶表 示デバイス9について説明する。
【0050】 先ず、Tv値が13以下の例として1/8000秒を表示する場合について説 明する。 この場合には、CPU24内の表示ルーチンで通常処理された出力が液晶ドラ イバ25に入力される。
【0051】 そして、この通常表示コマンドに対応して液晶ドライバ25は、図4に示した 液晶表示デバイス9のシャッター秒時表示部Bに配置される7セグメント表示部 61,62,63,64の各独立セグメントに点灯または消灯の指令を出力する 。
【0052】 具体的には、7セグメント表示部61では、独立セグメント61a,・・・6 1gが全点灯され、7セグメント表示部62,63,64では、各表示部の独立 セグメントc,d,e,gが点灯される。
【0053】 この結果、シャッター秒時表示部Bに8000の文字が表示され、使用者に1 /8000秒の設定または制御が行われていることが示される。 次に、Tv値が13を超える例として1/12000秒の表示例について説明 する。
【0054】 この場合には、CPU24内の表示ルーチンで特殊処理された出力が液晶ドラ イバ25に入力される。 この特殊表示コマンドに対応して液晶ドライバ25は、液晶表示デバイス9の シャッター秒時表示部Bに配置される7セグメント表示部61,62,63,6 4の各独立セグメントに点灯または消灯の指令を出力する。
【0055】 この実施例では、特殊表示コマンドの入力に対し、液晶ドライバ25は表示す べき数値(この場合は12000)の上位2桁を7セグメント表示部61,62 に、10の3乗を意味する表示を7セグメント表示部63、64に表示する。
【0056】 具体的には、7セグメント表示部61では、独立セグメント61b,61cが 点灯され、7セグメント表示部62では、独立セグメント62a,62b,62 d,62e,62gが点灯され、12が表示される。
【0057】 また、7セグメント表示部63では、独立セグメント63d,63e,63f ,63gが点灯され、7セグメント表示部64では、独立セグメント64c,6 4e,64f,64gが点灯される。
【0058】 この結果、シャッター秒時表示部Bには、図8の(a)に示すような表示が行 われる。 ここで、thは1000を意味するthousandの略であり、このことは 容易に認識できるため、全体として12×1000、すなわち数値12000が 4桁の7セグメント表示部61,62,63,64により表現される。
【0059】 しかして、上述したカメラの表示装置では、数値情報が4桁以下の数値の時に は、CPU24により通常処理信号が出力され、液晶ドライバ25により、シャ ッター秒時表示部Bに、例えば、8000の表示が行われ、一方、数値情報が4 桁を越える数値の時には、CPU24により特殊処理信号が出力され、液晶ドラ イバ25により、図8の(a)に示したように、12thが表示が行われるため 、4桁の表示デバイスを利用して5桁以上の数値を確実に表示することができる 。
【0060】 従って、従来のように、例えば、4桁を超える数値を表示するために表示デバ イスのセグメント数を増大する必要がなくなり、表示スペースを低減し、カメラ の表示装置のコストを低減することができる。
【0061】 図8の(b)は、本考案の表示形態の第2の例を示したものである。 この例では、1/12000秒を表現するのに、上位3桁は第1の例と同様に 表示し、最下位桁の7セグメント表示部64の独立セグメント64b,64c, 64d,64e,64gを点灯し、下位2桁でtdを表示し、tdによりtho usandの意味となし、数値12000を表現している。
【0062】 なお、第1の例では12thの表現が場合によっては、第12番目の意味にと られる虞れがあったが、この例ではこの可能性を回避することができる。 図8の(c)は本考案の表示形態の第3の例を示したものである。
【0063】 この例では1/12000秒を表現するのに、上位3桁は第1の例と同様に表 示し、最下位桁の7セグメント表示部64のセグメント64a,64b,64c ,64d,64gを点灯し、下位2桁でt3を表示し、t3により10の3乗の 意味となし、数値12000を表現している。
【0064】 図8の(d)は本考案の表示形態の第4の例を示したものである。 この例では1/12000秒を表現するのに、上位2桁は第1の例と同様に表 示し、7セグメント表示部63では独立セグメント63gのみ点灯し、7セグメ ント表示部64のセグメント64a,64b,64c,64d,64gを点灯し 、下位2桁で−3と表示することにより、10の3乗の意味となし、数値120 00を表現している。
【0065】 図8の(e)は本考案の表示形態の第5の例を示したものである。 この例では1/12000秒を表現するのに、上位2桁は第1の例と同様に表 示し、7セグメント表示部63ではセグメント63aのみ点灯し、7セグメント 表示部64のセグメント64a,64b,64c,64d,64gを点灯して下 位2桁で -3と表示することにより、10の3乗の意味となし、数値12000 を表現している。
【0066】 図8の(f)は本考案の表示形態の第6の例を示したものである。 この例では1/12000秒を表現するのに、上位2桁は第1の例と同様に表 示し、7セグメント表示部63ではセグメント63dのみ点灯し、7セグメント 表示部64のセグメント64a,64b,64c,64d,64gを点灯して下 位2桁で -3と表示することにより、10の3乗の意味となし、数値12000 を表現している。
【0067】 なお、以上述べた実施例では、下位2桁で10の3乗を表示した例について説 明したが、本考案はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、図8の( g),(h)に示すように、下位1桁のtあるいは3等の文字により、10の3 乗を表示するようにしても良いことは勿論である。
【0068】 また、上述した実施例においては、カメラおよびデータバックの外面部の液晶 表示、データバックの写込みLEDアレイに本考案を適用した例について説明し たが、本考案はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、ファインダ内 表示、スピードライトの表示などにも適用できることは勿論である。
【0069】
【考案の効果】
以上述べたように本考案のカメラの表示装置によれば、数値情報がN桁以下の 数値の時には、出力手段により第1の処理信号が出力され、ドライバにより、表 示デバイスに、第1の表示形態による表示が行われ、一方、数値情報がN桁を越 える数値の時には、出力手段により第2の処理信号が出力され、ドライバにより 、表示デバイスに、第2の表示形態による表示が行われるため、N桁の表示デバ イスを利用してN+1桁以上の数値を確実に表示することができるという利点が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカメラの表示装置の一実施例を備えた
カメラを示す斜視図である。
【図2】図1においてデータバックを開いた状態を示す
斜視図である。
【図3】図1のカメラおよびデータバック内の電気回路
を示すブロック図である。
【図4】図1のカメラの表示部を示す正面図である。
【図5】図1のカメラのCPUによる処理ルーチンを示
す流れ図である。
【図6】図5のステップS3の詳細を示す流れ図であ
る。
【図7】図1のデータバック内のCPUによる処理ルー
チンを示す流れ図である。
【図8】本考案の表示形態例を示す説明図である。
【図9】従来のカメラにおける外部表示の例を示す説明
図である。
【図10】図9における1の表示桁の独立セグメントの
例を示す説明図である。
【図11】図9の表示による5桁数値の表示例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 カメラ 9 液晶表示デバイス 24 CPU 25 ドライバ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3桁以上の桁数であるN桁の数値まで表
    示可能な表示デバイスと、 撮影に必要な数値情報を処理信号として出力する出力手
    段と、 この出力手段からの処理信号を入力し前記表示デバイス
    の表示を行うドライバと、 を備えたカメラの表示装置において、 前記出力手段は、前記数値情報がN桁以下の数値の時に
    は第1の処理信号を出力し、N桁を超える数値である時
    には第2の処理信号を出力し、 前記ドライバは、前記第1の処理信号を入力した時に
    は、第1の表示形態で前記表示デバイスの表示を行わ
    せ、前記第2の処理信号を入力した時には、第2の表示
    形態で前記表示デバイスの表示を行わせることを特徴と
    するカメラの表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の表示形態は、少なくとも下位
    2桁によって10の3乗以上を表す数値または記号を表
    示し、残りの上位桁でその数値の有効数字を表すことに
    よって、全体として10のN乗を超える数値を表現する
    ものであることを特徴とする請求項1記載のカメラの表
    示装置。
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