JPH0659728U - 室外機の放熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電装ユニットの放熱を良くして小型の室外機
を形成することのできる室外機の放熱装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 圧縮機１、室外熱交換器２、送風機３を設け
た室外機４に外気が送風機３に吸気される吸気流路８を
設け、この吸気流路８にヒートシンク１０を有した電装
ユニット７を設け、ヒートシンク１０の表面に吸気流が
流れるように案内するリード板１１を設けた構成とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電装ユニットを有した空気調和機の室外機の放熱装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、空気調和機の室外機はインバータが主流になってきており、その中でも 電装ユニットはインバータ化によりトランジスターなどが発熱するため、前記ト ランジスターなどの発熱を抑えコンパクト化する要求が高まってきている。

【０００３】 従来のこの種の室外機の放熱装置について図３を参照しながら説明する。 図に示すように、圧縮機１０１、室外熱交換器１０２、送風機１０３を有した 室外機１０４に外気の吸気口１０５を設け、前記圧縮機１０１の上部には通風路 １０６を有した電装ユニット１０７を設け、この電装ユニット１０７には大型ヒ ートシンク１０８を設けていた。

【０００４】 上記構成において、室外機１０４を運転すると圧縮機１０１と送風機１０３が 運転され、電装ユニット１０７内のインバータにより周波数を上げると前記電装 ユニット１０７内の大型ヒートシンク１０８に取り付けられているトランジスタ ー（図示せず）が発熱することとなる。

【０００５】 そして、前記送風機１０３により室外機１０４に設けた吸気口１０５から外気 が吸気され、吸気流１０９、１１０が大型ヒートシンク１０８に接触し、電装ユ ニット１０７の発熱を抑えるように設けられていた。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来の室外機の放熱装置ではヒートシンク１０８による放熱効果を 高めるためにヒートシンク１０８を大型に形成したものを用いなければならない ので、室外機１０４が大型になるため室外機１０４を小型化するためには大型ヒ ートシンク１０８を小型化しなければならないという問題があった。

【０００７】 本考案は、上記課題を解決するもので、電装ユニットの放熱を良くして、小型 の室外機を形成することのできる放熱装置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案の室外機の放熱装置は上記目的を達成するために、圧縮機、室外熱交換 器、送風機を設けた室外機と、この室外機に外気が前記送風機に吸気される吸気 流路と、この吸気流路に設けられるヒートシンクを有した電装ユニットとを備え 、前記ヒートシンクの表面に沿い吸気空気が流れるように案内するリード板を設 けた構成とする。

【０００９】

【作用】

本考案は上記した構成により、リード板により案内された吸気流がヒートシン クの表面に積極的に接触することとなり、放熱効果が高められ温度を下げること ができることとなる。

【００１０】

【実施例】

以下本考案の一実施例について図１および図２を参照しながら説明する。図に 示すように、圧縮機１、室外熱交換器２、送風機３を備えた室外機４に外気の吸 気口５を設け、前記圧縮機１の上部には通風路６を有した電装ユニット７を設け 、前記電装ユニット７を通り、前記送風機３に吸気される吸気流路８において送 風機３近傍の吸気流が接触する電装ユニット７の送風機３側に櫛歯状のフィン９ を形成したヒートシンク１０を設け、このヒートシンク１０にヒートシンク１０ の表面に吸気流が積極的に接触するように案内するほぼ逆Ｌ字状のリード板１１ を設けて構成する。

【００１１】 上記構成において、室外機４を運転すると圧縮機１と送風機３が運転され、電 装ユニット７内のインバータにより周波数を上げると電装ユニット７に設けたヒ ートシンク１０に取り付けられているトランジスター（図示せず）が発熱するこ ととなる。

【００１２】 そして、前記送風機３により室外機４に設けた吸気口５から吸気された吸気流 路８により流れる吸気流および通風路６を通って吸気される吸気流１２がヒート シンク１０側に流れ、このヒートシンク１０に設けたリード板１１により案内さ れ、ヒートシンク１０の櫛歯状に形成されたフィン９に沿い積極的に流れ、ヒー トシンク１０が積極的に冷却され、前記トランジスタ−の温度上昇が緩和される こととなる。

【００１３】

【考案の効果】

以上の実施例から明らかなように、本考案によれば、電装ユニットに設けられ るヒートシンクにヒートシンクの表面に吸気流を積極的に流すようにリード板を 設けているので、ヒートシンクの温度を効率よく低下させることができ、ヒート シンクに設けられるトランジスターの温度も低下できるため、ヒートシンクの形 状が小型化され室外機を小型化できる室外機の放熱装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の室外機の放熱装置の構成を
示す斜視図

【図２】同室外機の放熱装置のヒートシンク部分の構成
を示す斜視図

【図３】従来の室外機の放熱装置の構成を示す斜視図

【符号の説明】

１ 圧縮機 ２ 室外熱交換器 ３ 送風機 ４ 室外機 ６ 通風路 ７ 電装ユニット ８ 吸気流路 １０ ヒートシンク １１ リード板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 圧縮機、室外熱交換器、送風機を設けた
   室外機と、この室外機に外気が前記送風機に吸気される
   吸気流路と、この吸気流路に設けられるヒートシンクを
   有した電装ユニットとを備え、前記ヒートシンクの表面
   に沿い吸気空気が流れるように案内するリード板を設け
   た室外機の放熱装置。
2. 【請求項２】 圧縮機の上部に通風路を有した電装ユニ
   ットを設け、送風機近傍の吸気流が接触するように前記
   電装ユニットの送風機側にヒートシンクを設けた請求項
   １記載の室外機の放熱装置。