JPH0659561U

JPH0659561U - スライド式キーケース

Info

Publication number: JPH0659561U
Application number: JP1053793U
Authority: JP
Inventors: 和義小関
Original assignee: 和義小関
Priority date: 1993-02-01
Filing date: 1993-02-01
Publication date: 1994-08-19

Abstract

(57)【要約】【目的】片手で簡単に鍵を出し入れ出来、しかも鍵の
落下紛失を防止できるスライド式キーケースを提供す
る。【構成】少くとも一端が開口したケース体（１）の軸
心方向にガイド溝（２）を設け、ガイド溝（２）にガイ
ドされてケース体（１）内をスライドするフック（３）
を有するスライダー（４）を設け、スライダー（４）に
操作ノブ（５）を設け、フック（３）にリング（６）を
取り付けることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、片手で簡単に鍵を出したり収納したりすることが出来るようにしたスライド式キーケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、鍵を数本フックに吊し、それを開閉式のケース体で包むキーケースがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

それを使用するには、いちいち両手でケース体を開閉して鍵を出し入れする必要があるため煩わしく、特に片手が不自由な人や、荷物等を持って片手がふさがっている時にはその操作が不便であった。また、長く使用しているうちにフックの部分の鍵の差し込み口が広がり、鍵がはずれて落下紛失してしまうことがあった。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

少くとも一端が開口したケース体（１）の軸心方向にガイド溝（２）を設ける。そして、ガイド溝（２）にガイドされてケース体（１）内をスライドするフック（３）を有するスライダー（４）を設け、スライダー（４）に操作ノブ（５）を設ける。さらに、フック（３）にリング（６）を取り付ける。本考案は、以上のような構成よりなるスライド式キーケースである。

【０００５】

【作用】

リング（６）に鍵（９）を吊すと、操作ノブ（５）をスライドするだけで鍵（９）をケース体（１）から出したり収納したりすることが出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）少くとも一端が開口し、開口部分の形状が略長方形のケース体（１）の広い方の面の一部を直線状、かつ、軸心方向に切除してガイド溝（２）を設ける。（ロ）ガイド溝（２）にガイドされてケース体（１）の内側をスライドするフック（３）を有するスライダー（４）を設ける。（ハ）ケース体（１）の外側から操作ノブ（５）をスライダー（４）に設け、ケース体（１）の外側において操作ノブ（５）によりスライダー（４）を操作できるようにする。（ニ）フック（３）に鍵を吊せるリング（６）を取り付ける。本考案は以上のような構造で、これを使用するには鍵（９）をリング（６）に吊すと、操作ノブ（５）をスライドさせることにより鍵をケース体（１）から出したり収納したりすることが出来る。また、鍵を収納したときに鍵がケース体（１）内でガタガタと動かないようにこれを固定するため、図３に示すようにケース体（１）のガイド溝（２）を設けた面に対向する面の内側に、弾力性材質から成り若干凸状に成型した固定板（７）を、入り口の部分だけをケース体（１）に接着して設けることができる。また、鍵を収納したときにスライダー（４）を固定させるため、図４に示すようにガイド溝（２）の一方の端に弱いバネ等によりストッパー（８）を設けることができる。このストッパー（８）は、従来技術のスライド式カッターナイフに見られるようにスライダー（４）側に設けてもよい。また、ケース体（１）に軟質の材料を使用する場合は、ガイド溝（２）を補強してスライダー（４）を円滑にスライドさせるため、図５に示すようにケース体（１）のガイド溝（２）を設ける面とそれに対向する面の内外両側、またはいずれか一方に硬質材料の補強板（１０）（１０′）を設けることができる。その際、ガイド溝（２）の部分のケース体（１）を凸状に成型してストッパー（８）とすることができる。また、図６に示すようにカバー（１）の外側にホルダー（１１）を設け、衣類等に挟めるようにすることができる。

【０００７】

【考案の効果】

従来のキーケースにみられた、いちいち両手でケース体を開閉して鍵を出し入れする煩わしさを排除し、片手で簡単に鍵を出し入れできるので、特に片手が不自由な人や、傘や荷物等を持って片手がふさがっている時に便利である。また、フックが甘くなって鍵が外れることがないので、鍵の落下紛失を防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図。

【図２】本考案の鍵を収納した状態を示す一部を切り欠
いた斜視図。

【図３】本考案の固定板を設けた実施例を示す一部を切
り欠いた斜視図。

【図４】本考案のストッパーを設けた実施例を示す要部
の斜視図。

【図５】本考案の補強板を設けた実施例を示す一部を切
り欠いた斜視図。

【図６】本考案のホルダーを設けた実施例を示す斜視
図。

【図７】従来のキーケースのケース体を開いた状態の斜
視図。

【符号の説明】

１ケース体２ガイド溝３フック４スライダー５操作ノブ６リング７固定板８ストッパー９鍵１０１０′ 補強板１１ホルダー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】少くとも一端が開口したケース体（１）
の軸心方向にガイド溝（２）を設け、ガイド溝（２）に
ガイドされてケース体（１）内をスライドするフック
（３）を有するスライダー（４）を設け、スライダー
（４）に操作ノブ（５）を設け、フック（３）にリング
（６）を取り付けたスライド式キーケース。
【請求項２】ケース体（１）のガイド溝（２）に対向
する位置の内側に鍵を収納状態で固定する固定板（７）
を設けた請求項１記載のスライド式キーケース。
【請求項３】ガイド溝（２）の一方の端にスライダー
（４）を収納状態に係止するストッパー（８）を設けた
請求項１および請求項２記載のスライド式キーケース。