JPH0659480B2 - 有機性汚水の高度処理方法 - Google Patents
有機性汚水の高度処理方法Info
- Publication number
- JPH0659480B2 JPH0659480B2 JP13769983A JP13769983A JPH0659480B2 JP H0659480 B2 JPH0659480 B2 JP H0659480B2 JP 13769983 A JP13769983 A JP 13769983A JP 13769983 A JP13769983 A JP 13769983A JP H0659480 B2 JPH0659480 B2 JP H0659480B2
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- JP
- Japan
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- treatment
- ozone
- treated water
- organic wastewater
- biological
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- Expired - Lifetime
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-
- Y02W10/12—
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- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、有機性汚水の高度処理方法に関する。
技術の背景 し尿や下水等の有機性汚水のＢＯＤ及び窒素化合物を除
去する方法として、生物学的硝化脱窒素法はよく知られ
ている。有機性汚水を微生物の作用による硝化及び脱窒
素処理に付する方法である。しかし、生物学的硝化脱窒
素法では、生物学的難分解性の有機物及び窒素化合物を
除去することができないという問題がある。例えば、し
尿を無稀釈で処理する場合、トータル窒素（Ｔ−Ｎ）は
２０〜５０mg／が限界であり、更に高度な処理を生物
学的な方法により達成することは困難である。
去する方法として、生物学的硝化脱窒素法はよく知られ
ている。有機性汚水を微生物の作用による硝化及び脱窒
素処理に付する方法である。しかし、生物学的硝化脱窒
素法では、生物学的難分解性の有機物及び窒素化合物を
除去することができないという問題がある。例えば、し
尿を無稀釈で処理する場合、トータル窒素（Ｔ−Ｎ）は
２０〜５０mg／が限界であり、更に高度な処理を生物
学的な方法により達成することは困難である。
このような生物学的硝化脱窒素法により処理された二次
処理水を更に高度処理するための方法として、従来イオ
ン交換樹脂法、活性炭法、オゾン処理法等が知られてい
るけれども、イオン交換樹脂法及び活性炭法では、十分
な処理水が得られず、場合によっては所定の水質規準を
満足し得ないことがある。一方、オゾン処理法を適用
し、オゾンを用いて高度処理を行うと、ＢＯＤ成分が増
加することが知られている。即ち、オゾンにより、二次
処理水中の生物学的難分解成分が生物学的に分解可能な
有機物に分解されるのである。しかして、このようなオ
ゾン処理においては、ＣＯＤや色度等が効率的に除去さ
れるものの、ＢＯＤ成分の増加が極めて好ましくないも
のとされていたのである。
処理水を更に高度処理するための方法として、従来イオ
ン交換樹脂法、活性炭法、オゾン処理法等が知られてい
るけれども、イオン交換樹脂法及び活性炭法では、十分
な処理水が得られず、場合によっては所定の水質規準を
満足し得ないことがある。一方、オゾン処理法を適用
し、オゾンを用いて高度処理を行うと、ＢＯＤ成分が増
加することが知られている。即ち、オゾンにより、二次
処理水中の生物学的難分解成分が生物学的に分解可能な
有機物に分解されるのである。しかして、このようなオ
ゾン処理においては、ＣＯＤや色度等が効率的に除去さ
れるものの、ＢＯＤ成分の増加が極めて好ましくないも
のとされていたのである。
発明の概要 本発明者らは、上記の如き二次処理水のオゾンによる高
度処理について種々検討の過程において、オゾン処理に
より生物学的難分解性の有機物が生物学的に分解可能な
有機物に分解されると同時に、生物学的難分解性の窒素
成分もまた亜硝酸態窒素（ＮＯ2−Ｎ）又は硝酸態窒素
（ＮＯ3−Ｎ）に分解されること、従って、オゾン処理
後更に生物学的処理をすることにより容易に有機物と窒
素を除去し得ることを見出したのである。
度処理について種々検討の過程において、オゾン処理に
より生物学的難分解性の有機物が生物学的に分解可能な
有機物に分解されると同時に、生物学的難分解性の窒素
成分もまた亜硝酸態窒素（ＮＯ2−Ｎ）又は硝酸態窒素
（ＮＯ3−Ｎ）に分解されること、従って、オゾン処理
後更に生物学的処理をすることにより容易に有機物と窒
素を除去し得ることを見出したのである。
従って、本発明は有機性汚水の高度処理方法を提供する
ものであって、この方法は有機性汚水を生物学的硝化脱
窒素処理に付し、この処理水をオゾン処理し、次いでこ
のオゾン処理水を溶存酸素量０．５mg／以下の嫌気性
雰囲気下に保持することを特徴とする。
ものであって、この方法は有機性汚水を生物学的硝化脱
窒素処理に付し、この処理水をオゾン処理し、次いでこ
のオゾン処理水を溶存酸素量０．５mg／以下の嫌気性
雰囲気下に保持することを特徴とする。
発明の構成の具体的説明 生物学的硝化脱窒素処理は公知のいかなる方法によって
も行うことができる。また、この処理水を直接オゾン処
理に付してもよく、あるいはこの処理水を次いで凝集沈
澱処理に付し、その上澄水をオゾン処理してもよい。オ
ゾン処理もまた公知のいかなる方法によっても行うこと
ができる。
も行うことができる。また、この処理水を直接オゾン処
理に付してもよく、あるいはこの処理水を次いで凝集沈
澱処理に付し、その上澄水をオゾン処理してもよい。オ
ゾン処理もまた公知のいかなる方法によっても行うこと
ができる。
オゾン処理は、一般には、オゾン発生器を通過させた大
気を二次処理水中に注入することにより行われる。ある
いは、このオゾン処理は少なくとも５０容量％の酸素を
含むガスをオゾン発生器によりオゾン化し、これを二次
処理水中に注入することにより行うこともでき、この場
合にはオゾン化した大気を用いる場合に比較して生物学
的難分解性の有機物及び窒素化合物の分解がより促進さ
れるので好ましい。
気を二次処理水中に注入することにより行われる。ある
いは、このオゾン処理は少なくとも５０容量％の酸素を
含むガスをオゾン発生器によりオゾン化し、これを二次
処理水中に注入することにより行うこともでき、この場
合にはオゾン化した大気を用いる場合に比較して生物学
的難分解性の有機物及び窒素化合物の分解がより促進さ
れるので好ましい。
本発明の方法においては、オゾン処理された処理水は、
次いで溶存酸素量（ＤＯ）０．５mg／以下の嫌気性雰
囲気下に保持される。これにより、嫌気性の生物処理が
達成されることになり、難分解成分の分解により生成し
たＢＯＤ成分を資化して脱窒素が進行する。このとき、
場合により、メタノール等の炭素源を添加してもよい。
あるいは、ＢＯＤ成分が過剰である場合には、次いで好
気性雰囲気下に生物処理を行ってもよい。
次いで溶存酸素量（ＤＯ）０．５mg／以下の嫌気性雰
囲気下に保持される。これにより、嫌気性の生物処理が
達成されることになり、難分解成分の分解により生成し
たＢＯＤ成分を資化して脱窒素が進行する。このとき、
場合により、メタノール等の炭素源を添加してもよい。
あるいは、ＢＯＤ成分が過剰である場合には、次いで好
気性雰囲気下に生物処理を行ってもよい。
オゾン処理水の嫌気性雰囲気下における保持はいかなる
方法によってもよい。例えば、系を密閉することにより
酸素を含むガスとの接触を断つことによって行うことも
できる。しかし、一般には、オゾン処理水は既に生物学
的硝化脱窒素に付されているので、ＢＯＤ、Ｔ−Ｎ等は
いずれも低濃度に保持されており、従って通常の活性汚
泥法のような懸濁型の方式では汚泥濃度維持が困難であ
る。しかして、有用な処理方式としては、例えば、ハニ
カムチューブを充填して生物膜を形成せしめるような嫌
気性３床方式や回転円板を用いる方式、又は材（例え
ば砂）を充填して生物膜を形成せしめるような接触過
方式等がある。
方法によってもよい。例えば、系を密閉することにより
酸素を含むガスとの接触を断つことによって行うことも
できる。しかし、一般には、オゾン処理水は既に生物学
的硝化脱窒素に付されているので、ＢＯＤ、Ｔ−Ｎ等は
いずれも低濃度に保持されており、従って通常の活性汚
泥法のような懸濁型の方式では汚泥濃度維持が困難であ
る。しかして、有用な処理方式としては、例えば、ハニ
カムチューブを充填して生物膜を形成せしめるような嫌
気性３床方式や回転円板を用いる方式、又は材（例え
ば砂）を充填して生物膜を形成せしめるような接触過
方式等がある。
このような本発明の方法によれば、有機性汚水の極めて
効率的な高度処理を達成することができ、優れた水質の
処理水が得られるのであるが、更に高い水質が要求され
る場合には次いで砂過等の処理を更に行ってもよい。
効率的な高度処理を達成することができ、優れた水質の
処理水が得られるのであるが、更に高い水質が要求され
る場合には次いで砂過等の処理を更に行ってもよい。
実施例 以下、実施例により本発明を更に説明する。
実施例１ 除渣し尿を、無稀釈で、硝化液循環方式による生物学的
硝化脱窒素処理に付し、次いで硫酸ばん土により凝集沈
澱処理した。得られた上澄水に、９０容量％の酸素を含
有するガスをオゾン化したガス（オゾン濃度２８ｇ／Nm
3）を注入してオゾン処理した後、ハニカムチューブを
充填した嫌気性３床で生物学的嫌気処理（ＤＯ ０．５
mg／以下）と次いで生物学的好気処理とを行った。処
理の条件及び各段階の処理水の水質は次の通りであっ
た。
硝化脱窒素処理に付し、次いで硫酸ばん土により凝集沈
澱処理した。得られた上澄水に、９０容量％の酸素を含
有するガスをオゾン化したガス（オゾン濃度２８ｇ／Nm
3）を注入してオゾン処理した後、ハニカムチューブを
充填した嫌気性３床で生物学的嫌気処理（ＤＯ ０．５
mg／以下）と次いで生物学的好気処理とを行った。処
理の条件及び各段階の処理水の水質は次の通りであっ
た。
オゾン処理条件 オゾン注入率 ４００mg／ 反応塔滞留時間 ６０分 生物処理条件 嫌気部滞留時間 ６０分 メタノール添加率 ３０mg／ 好気部滞留時間 ３０分 処理水質 処理水質を下記第１表に要約して示す。
実施例２ 実施例１と同一の条件下に処理を行ったが、しかしここ
では空気をオゾン化したガス（オゾン濃度８ｇ／Nm3）
を用いてオゾン処理した。
では空気をオゾン化したガス（オゾン濃度８ｇ／Nm3）
を用いてオゾン処理した。
各段階の処理水の水質は下記の第２表に示す通りであっ
た。
た。
Claims (1)
- 【請求項１】有機性汚水を生物学的硝化脱窒素処理に付
し、この処理水をオゾン処理し、次いでこのオゾン処理
水を溶存酸素量０．５mg／以下の嫌気性雰囲気下に保
持することを特徴とする有機性汚水の高度処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13769983A JPH0659480B2 (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 有機性汚水の高度処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13769983A JPH0659480B2 (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 有機性汚水の高度処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6031895A JPS6031895A (ja) | 1985-02-18 |
| JPH0659480B2 true JPH0659480B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=15204742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13769983A Expired - Lifetime JPH0659480B2 (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 有機性汚水の高度処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659480B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4516952B2 (ja) * | 2006-12-26 | 2010-08-04 | アサヒ飲料株式会社 | 排水処理装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5763197A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-16 | Ebara Infilco Co Ltd | High degree treatment of organic sewage |
-
1983
- 1983-07-29 JP JP13769983A patent/JPH0659480B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6031895A (ja) | 1985-02-18 |
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