JPH0659348U

JPH0659348U - 搬送テープの反転機構

Info

Publication number: JPH0659348U
Application number: JP997293U
Authority: JP
Inventors: 美博土橋
Original assignee: ミスズエフエイ株式会社
Priority date: 1993-01-28
Filing date: 1993-01-28
Publication date: 1994-08-19

Abstract

(57)【要約】【目的】搬送テープの反転時における搬送テープの変形
や変形による搬送テープ上の部品の損傷のない搬送テー
プの反転機構を提供するものである。【構成】本考案による搬送テープの反転機構は、長手方
向の両側に穴が一定間隔で配設されている搬送テープ
と、前記搬送テープの穴に挿脱する歯形を外周部に有し
前記搬送テープの搬送方向を反転させる反転車と、前記
反転車が装着される取付台と、前記取付台に取り付けら
れ前記反転車に前記搬送テープを押し付けるローラー
と、前記ローラーを保持する取付具とを有してなり、前
記ローラーを前記反転車の外周部の前記取付台の複数カ
所に設けてなることを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、搬送テープの搬送方向を反転させるための搬送テープの反転機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図２は、従来の実施例を示す要部の拡大図で、（ａ）は側面図、（ｂ）は側面図のＡ−Ａ断面図である。図において、１は取付台、２は搬送テープ、３は搬送テープ２に取り付けられている部品、４は搬送テープ２の長手方向の両側に一定間隔で配設されている穴、５は取付台１に装着され搬送テープ２の搬送方向を反転させる反転車である。図２に示すように、搬送テープ２の搬送方向を反転させるために、取付台１に装着された反転車５を搬送装置の一端に設け、これに部品３が取り付けられている搬送テープ２を引っ掛けて行われていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の反転車では搬送テープの反転部分での変形が大きいために、搬送テープが反転車の内部に巻き込まれてしまい搬送テープの変形や変形により搬送テープ上の部品に損傷を与え不良にしてしまうことが多かった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案による搬送テープの反転機構は、長手方向の両側に穴が一定間隔で配設されている搬送テープと、前記搬送テープの穴に挿脱する歯形を外周部に有し前記搬送テープの搬送方向を反転させる反転車と、前記反転車が装着される取付台と、前記取付台に取り付けられ前記反転車に前記搬送テープを押し付けるローラーと、前記ローラーを保持する取付具とを有してなり、前記ローラーを前記反転車の外周部の前記取付台の複数カ所に設けてなることを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】

上記の構成によれば、複数カ所に設けたローラーにより搬送テープを反転車に押しつけることにより、搬送テープの反転部分での変形を防ぎ、変形による搬送テープ上の部品の損傷を防ぐことができる。

【０００６】

【実施例】

本考案による実施例を図面に基づいて説明する。図１は、本考案による実施例を示す要部の拡大図で、（ａ）は側面図、（ｂ）は側面図のＡ−Ａ断面図である。図３は、反転車と搬送テープのかみ合い状態を示す部分拡大図である。図において、２は穴４が長手方向の両側に一定間隔で配設されている搬送テープ、３は搬送テープ２に取り付けられている部品、１５は外周部に搬送テープ２の穴４に挿脱する歯形を有する反転車、１１は反転車１５が装着される取付台、７は反転車１５の外周の対称位置で取付台１１の２ヵ所に配設され搬送テープ２を反転車１５に押し付けるためのローラー、６はローラー７を保持する取付具である。図１において、搬送テープ２は、反転車１５に設けられた歯形に図３の状態で搬送テープ２の穴４がかみ合いながら搬送方向の反転が行われる。このとき、反転車１５の外周の対称位置の２ヵ所に取付具に保持されて配設されたローラー７がそれぞれ搬送テープ２を反転車１５に押しつけた状態になっている。この状態で反転が行われると、ローラー７の押圧によって搬送テープ２の変形が矯正され、搬送テープ２の変形もなく、変形により搬送テープ上の部品３に損傷を与えることもなくなる。なお、本実施例では、ローラーの設置数を２ヵ所の場合について説明したが、ローラーの設置数や設置場所については反転車の大きさ、搬送テープの反りの度合いなどにより任意に設定できるものである。

【０００７】

【考案の効果】

上述した本考案による搬送テープの反転機構によれば、反転車にかみ合う搬送テープを反転車に押しつけるローラーを２ヵ所に設けたことによって、反転時における搬送テープの変形を防ぎ、搬送テープの反りや変形による搬送テープ上の部品の損傷を防止することができると共に周辺装置への影響をなくすことができるという大きな効果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による実施例を示す要部の拡大図で、
（ａ）は側面図、（ｂ）は側面図のＡ−Ａ断面図であ
る。

【図２】従来の実施例を示す要部の拡大図で、（ａ）は
側面図、（ｂ）は側面図のＡ−Ａ断面図である。

【図３】本考案による反転車と搬送テープとのかみ合い
状態を示す部分拡大図である。

【符号の説明】

１，１１・・・取付台，２・・・搬
送テープ３・・・部品，４・・・穴５，１５・・・反転車，６・・・取
付具７・・・ローラー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】本考案は、長手方向の両側に穴が一定間隔
で配設されている搬送テープと、前記搬送テープの穴に
挿脱する歯形を外周部に有し前記搬送テープの搬送方向
を反転させる反転車と、前記反転車が装着される取付台
と、前記取付台に取り付けられ前記反転車に前記搬送テ
ープを押し付けるローラーと、前記ローラーを保持する
取付具とを有してなり、前記ローラーを前記反転車の外
周部の前記取付台の複数カ所に設けてなることを特徴と
する搬送テープの反転機構。