JPH0659138B2 - 脱穀装置の選別制御装置 - Google Patents
脱穀装置の選別制御装置Info
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- JPH0659138B2 JPH0659138B2 JP63278154A JP27815488A JPH0659138B2 JP H0659138 B2 JPH0659138 B2 JP H0659138B2 JP 63278154 A JP63278154 A JP 63278154A JP 27815488 A JP27815488 A JP 27815488A JP H0659138 B2 JPH0659138 B2 JP H0659138B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、扱室からの漏下処理物を選別処理する揺動選
別板と、選別風を送風する唐箕とが設けられ、前記揺動
選別板は、処理物移送方向に並設される帯板状部材にて
構成されるチャフシーブを備え、前記帯板状部材の隣合
うものの間に形成される間隔を変更調節する間隔調節用
のアクチュエータと、前記唐箕の送風量を変更調節する
送風量調節用のアクチュエータとが設けられ、前記扱室
に穀稈が供給されているか否かを検出する穀稈供給検出
手段が設けれ、その穀稈供給検出手段が穀稈非供給を検
出するに伴って、前記間隔及び前記送風量の夫々が穀稈
供給量が小の状態に対応する設定値となるように、前記
間隔調節用のアクチュエータ及び前記送風量調節用のア
クチュエータを作動させる制御手段が設けられた脱穀装
置の選別制御装置に関する。
別板と、選別風を送風する唐箕とが設けられ、前記揺動
選別板は、処理物移送方向に並設される帯板状部材にて
構成されるチャフシーブを備え、前記帯板状部材の隣合
うものの間に形成される間隔を変更調節する間隔調節用
のアクチュエータと、前記唐箕の送風量を変更調節する
送風量調節用のアクチュエータとが設けられ、前記扱室
に穀稈が供給されているか否かを検出する穀稈供給検出
手段が設けれ、その穀稈供給検出手段が穀稈非供給を検
出するに伴って、前記間隔及び前記送風量の夫々が穀稈
供給量が小の状態に対応する設定値となるように、前記
間隔調節用のアクチュエータ及び前記送風量調節用のア
クチュエータを作動させる制御手段が設けられた脱穀装
置の選別制御装置に関する。
上記この種の脱穀装置の選別制御装置においては、穀稈
が非供給状態になると、扱室からの漏下処理物量が減少
することから、扱室に穀稈が供給されているか否かを検
出する穀稈供給検出手段の情報に基づいて、穀稈が非供
給になるに伴って自動的に穀稈供給量が小の状態に対応
する選別状態となるようにしたものである。
が非供給状態になると、扱室からの漏下処理物量が減少
することから、扱室に穀稈が供給されているか否かを検
出する穀稈供給検出手段の情報に基づいて、穀稈が非供
給になるに伴って自動的に穀稈供給量が小の状態に対応
する選別状態となるようにしたものである。
但し、従来では、扱室へ供給される穀稈の種類に拘わら
ず、送風量を穀稈供給量が小の状態に対応する同じ設定
値に制御するようにしていた。
ず、送風量を穀稈供給量が小の状態に対応する同じ設定
値に制御するようにしていた。
しかしながら、各種実験の結果、供給穀稈が麦である場
合には、稲である場合よりも切れ藁等が発生し易い状態
となり、穀稈非供給状態における送風量を稲と同様に弱
くすると、上記切れ藁がチャフシーブから落下し易くな
って、選別回収される穀稈への穀稈混入が多くなる虞れ
があることが分かった。
合には、稲である場合よりも切れ藁等が発生し易い状態
となり、穀稈非供給状態における送風量を稲と同様に弱
くすると、上記切れ藁がチャフシーブから落下し易くな
って、選別回収される穀稈への穀稈混入が多くなる虞れ
があることが分かった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、穀稈非供給状態における選別状態で、穀稈の
種類に応じて適正に制御できるようにすることにある。
の目的は、穀稈非供給状態における選別状態で、穀稈の
種類に応じて適正に制御できるようにすることにある。
本発明による脱穀装置の選別制御装置は、扱室からの漏
下処理物を選別処理する揺動選別板と、選別風を送風す
る唐箕とが設けられ、前記揺動選別板は、処理物移送方
向に並設される帯板状部材にて構成されるチャフシーブ
を備え、前記帯板部材の隣合うものの間に形成される間
隔を変更調節する間隔調節用のアクチュエータと、前記
唐箕の送風量を変更調節する送風量調節用のアクチュエ
ータとが設けられ、前記扱室に穀稈が供給されているか
否かを検出する穀稈供給検出手段が設けられ、その穀稈
供給検出手段が穀稈非供給を検出するに伴って、前記間
隔及び前記送風量の夫々が穀稈供給量が小の状態に対応
する設定値となるように、前記間隔調節用のアクチュエ
ータ及び前記送風量調節用のアクチュエータを作動させ
る制御手段が設けられたものであって、その特徴構成
は、以下の通りである。
下処理物を選別処理する揺動選別板と、選別風を送風す
る唐箕とが設けられ、前記揺動選別板は、処理物移送方
向に並設される帯板状部材にて構成されるチャフシーブ
を備え、前記帯板部材の隣合うものの間に形成される間
隔を変更調節する間隔調節用のアクチュエータと、前記
唐箕の送風量を変更調節する送風量調節用のアクチュエ
ータとが設けられ、前記扱室に穀稈が供給されているか
否かを検出する穀稈供給検出手段が設けられ、その穀稈
供給検出手段が穀稈非供給を検出するに伴って、前記間
隔及び前記送風量の夫々が穀稈供給量が小の状態に対応
する設定値となるように、前記間隔調節用のアクチュエ
ータ及び前記送風量調節用のアクチュエータを作動させ
る制御手段が設けられたものであって、その特徴構成
は、以下の通りである。
すなわち、前記扱室に供給される穀稈が稲であるか麦で
あるかを指示する穀稈種類指示手段が設けられ、前記制
御手段は、前記穀稈種類指示手段の情報に基づいて、穀
稈非供給状態における送風量を、前記穀稈が稲である場
合には穀稈供給状態における送風量よりも小に減少さ
せ、且つ、前記穀稈が麦である場合には穀稈非供給状態
になった時点における送風量に維持させるように、前記
送風量調節用のアクチュエータを作動させるべく構成さ
れている点にある。
あるかを指示する穀稈種類指示手段が設けられ、前記制
御手段は、前記穀稈種類指示手段の情報に基づいて、穀
稈非供給状態における送風量を、前記穀稈が稲である場
合には穀稈供給状態における送風量よりも小に減少さ
せ、且つ、前記穀稈が麦である場合には穀稈非供給状態
になった時点における送風量に維持させるように、前記
送風量調節用のアクチュエータを作動させるべく構成さ
れている点にある。
扱室に供給される穀稈が稲であるか麦であるかを指示す
る穀稈種類指示手段を設けて、穀稈非供給状態における
送風量を、稲である場合には穀稈供給状態における送風
量よりも小に減少させ、且つ、麦である場合には穀稈非
供給状態になった時点における送風量に維持させるよう
にして、麦である場合には稲である場合よりも穀稈が落
下し難いようにするのである。
る穀稈種類指示手段を設けて、穀稈非供給状態における
送風量を、稲である場合には穀稈供給状態における送風
量よりも小に減少させ、且つ、麦である場合には穀稈非
供給状態になった時点における送風量に維持させるよう
にして、麦である場合には稲である場合よりも穀稈が落
下し難いようにするのである。
従って、穀稈が非供給状態になったのちの選別状態を、
穀稈の種類に応じて的確に制御することができるので、
選別精度を向上できるに至った。
穀稈の種類に応じて的確に制御することができるので、
選別精度を向上できるに至った。
以下、本発明をコンバインに搭載された脱穀装置の選別
制御装置に適用した場合の実施例を図面に基づいて説明
する。
制御装置に適用した場合の実施例を図面に基づいて説明
する。
第4図に示すように、コンバインは、左右一対のクロー
ラ走行装置(1)を備えた(V)と、その車体(V)の上部に搭
載される脱穀装置(2)と、前記車体(V)の前部に付設され
る刈取部(3)とを備えている。
ラ走行装置(1)を備えた(V)と、その車体(V)の上部に搭
載される脱穀装置(2)と、前記車体(V)の前部に付設され
る刈取部(3)とを備えている。
前記刈取部(3)は、引き起こし装置(4)、穀稈の株元を切
断する刈刃(5)、及び、刈り取り穀稈を機体後方に搬送
して前記穀稈装置(2) に供給する搬送装置(6) を備えて
いる。
断する刈刃(5)、及び、刈り取り穀稈を機体後方に搬送
して前記穀稈装置(2) に供給する搬送装置(6) を備えて
いる。
尚、図中、(S0)は、前記搬送装置(6) の搬送経路中にお
いて刈り取り穀稈の株元に接触作用することにより、前
記脱穀層(2) への穀稈供給の有無を検出する穀稈供給検
出手段としての株元センサである。
いて刈り取り穀稈の株元に接触作用することにより、前
記脱穀層(2) への穀稈供給の有無を検出する穀稈供給検
出手段としての株元センサである。
第5図に示すように、前記車体(V) に搭載されたエンジ
ン(E) の出力が、ベルトテンション式の脱穀クラッチ
(7)を介して前記脱穀装置(2)に伝動され、且つ、ベルト
テンション式の走行クラッチ(8)、及び、走行用の油圧
式無段変速装置(9)を介して前記クローラ走行装置(1)の
駆動ケース(9A)に伝動されている。
ン(E) の出力が、ベルトテンション式の脱穀クラッチ
(7)を介して前記脱穀装置(2)に伝動され、且つ、ベルト
テンション式の走行クラッチ(8)、及び、走行用の油圧
式無段変速装置(9)を介して前記クローラ走行装置(1)の
駆動ケース(9A)に伝動されている。
又、前記駆動ケース(9A)に伝動された出力の一部が、ベ
ルトテンション式の刈り取りクラッチ(10)を介して前記
刈取部(3) に伝動されている。尚、図中、(S1)は前記変
速装置(9) の出力回転数に基づいて前記車体(V) の走行
速度(以下において車速と略称することもある)を検出
する車速検出手段としての車速センサである。
ルトテンション式の刈り取りクラッチ(10)を介して前記
刈取部(3) に伝動されている。尚、図中、(S1)は前記変
速装置(9) の出力回転数に基づいて前記車体(V) の走行
速度(以下において車速と略称することもある)を検出
する車速検出手段としての車速センサである。
但し、図示を省略するが、前記車体(V) の前後進切り換
え並びに変速は、前記変速装置(9) を手動操作すること
により、人為的に調節されることになる。
え並びに変速は、前記変速装置(9) を手動操作すること
により、人為的に調節されることになる。
第6図に示すように、前記脱穀装置(2) は、扱胴(11)を
収納する扱室(A)、前記搬送装置(6)から供給される横倒
れ姿勢の穀稈を挟持搬送するフィードチェーン(12)、排
塵用の横断流ファン(13)、唐箕(14)と揺動選別板(15)と
からなる選別装置(B)、殻粒回数用の一番口(16)、及
び、二番物回収用の二番口(17)の夫々を備えている。
収納する扱室(A)、前記搬送装置(6)から供給される横倒
れ姿勢の穀稈を挟持搬送するフィードチェーン(12)、排
塵用の横断流ファン(13)、唐箕(14)と揺動選別板(15)と
からなる選別装置(B)、殻粒回数用の一番口(16)、及
び、二番物回収用の二番口(17)の夫々を備えている。
前記扱室(A) の下部には、殻粒選別用の受網(18)が設け
られ、前記扱室(A) の終端部には、前記扱室(A) 内に残
存する処理物を排出する排出口(19)が開口されている。
但し、前記受網(18)を漏下する処理野及び前記排出口(1
9)を通して排出される処理物を、前記扱室(A) からの漏
下処理物と総称する。
られ、前記扱室(A) の終端部には、前記扱室(A) 内に残
存する処理物を排出する排出口(19)が開口されている。
但し、前記受網(18)を漏下する処理野及び前記排出口(1
9)を通して排出される処理物を、前記扱室(A) からの漏
下処理物と総称する。
前記揺動選別板(15)は、前記唐箕(14)の上方に位置する
グレンパン(20)、そのグレンパン(20)に引き続いて位置
するチャフシーブ(21)、そのチャフシーブ(21)に引き続
いて位置するストローラック(22)、前記チャフシーブ(2
1)の始端側の下方に位置する補助グレンパン(23)、及
び、その補助グレンパン(23)に引続いて位置するグレン
シーブ(24)の夫々を備え、それらが左右一対の側板(25)
の間に取り付けられている。
グレンパン(20)、そのグレンパン(20)に引き続いて位置
するチャフシーブ(21)、そのチャフシーブ(21)に引き続
いて位置するストローラック(22)、前記チャフシーブ(2
1)の始端側の下方に位置する補助グレンパン(23)、及
び、その補助グレンパン(23)に引続いて位置するグレン
シーブ(24)の夫々を備え、それらが左右一対の側板(25)
の間に取り付けられている。
尚、第6図中、(26)は前記排出口(19)に対向して配置さ
れる排出口用のグレンパン、(27)はそのグレンパン(26)
に引き続いて位置し、且つ、横方向に並ぶ複数本の杆材
であり、それらグレンパン(26)及び杆材(27)は前記揺動
選別板(15)と共に揺動されるようになっている。又、(2
8)は前記杆材(27)上の処理物に作用する刃付き回転体で
ある。
れる排出口用のグレンパン、(27)はそのグレンパン(26)
に引き続いて位置し、且つ、横方向に並ぶ複数本の杆材
であり、それらグレンパン(26)及び杆材(27)は前記揺動
選別板(15)と共に揺動されるようになっている。又、(2
8)は前記杆材(27)上の処理物に作用する刃付き回転体で
ある。
第7図及び第8図に示すように、前記チャフシーブ(21)
は、処理移送方向に並置される複数個の帯板状部材(a),
(a′)にて構成され、その帯板状部材(a),(a′)の隣合う
ものの間に形成される間隔(s)を変更調節自在に個性さ
れている。
は、処理移送方向に並置される複数個の帯板状部材(a),
(a′)にて構成され、その帯板状部材(a),(a′)の隣合う
ものの間に形成される間隔(s)を変更調節自在に個性さ
れている。
説明を加えれば、前記複数個の帯板状部材(a),(a′)の
うち一つの帯板状部材(a′)の上端部が、前記左右一対
の側板(25)を貫通する支点軸(29)に外嵌され、且つ、そ
の帯板状部材(a′)の下端側の両端部夫々に、前記側板
(25)に形成された長孔(b) を貫通する連結ピン(30)が止
着されている。
うち一つの帯板状部材(a′)の上端部が、前記左右一対
の側板(25)を貫通する支点軸(29)に外嵌され、且つ、そ
の帯板状部材(a′)の下端側の両端部夫々に、前記側板
(25)に形成された長孔(b) を貫通する連結ピン(30)が止
着されている。
前記支点軸(29)及び前記連結ピン(30)の夫々に外嵌着さ
れる左右一対のリンク(31)が設けられ、その左右一対の
リンク(31)の一方に操作アーム(32)が取り付けられてい
る。
れる左右一対のリンク(31)が設けられ、その左右一対の
リンク(31)の一方に操作アーム(32)が取り付けられてい
る。
前記一つの帯板状部材(a′)を除く他の帯板状部材(a)
は、コの字状の取り付け金具(33)を用いて前記側板(25)
に取り付けられている。つまり、前記コの字状の取り付
け金具(33)は、上端側の軸部分(33a) が前記側板(25)に
貫通止着され、且つ、下端側の軸部分(33b)が前記側板
(25)に形成された長孔(b) に貫通するように構成されて
いる。そして、前記他の帯板状部材(a) の下端側の両端
部夫々が、前記り付け金具(33)の下端側の軸部分(33b)
に外嵌着されている。
は、コの字状の取り付け金具(33)を用いて前記側板(25)
に取り付けられている。つまり、前記コの字状の取り付
け金具(33)は、上端側の軸部分(33a) が前記側板(25)に
貫通止着され、且つ、下端側の軸部分(33b)が前記側板
(25)に形成された長孔(b) に貫通するように構成されて
いる。そして、前記他の帯板状部材(a) の下端側の両端
部夫々が、前記り付け金具(33)の下端側の軸部分(33b)
に外嵌着されている。
前記連結ピン(30)及び複数個の取り付け金具(33)の下端
側の軸部分(33b) が、連係板(34)にて接続され、もっ
て、各帯板状部材(a),(a′)をそれらの上端側を支点に
して一体揺動させることにより、前記間隔(s) を変更調
節するように構成されている。
側の軸部分(33b) が、連係板(34)にて接続され、もっ
て、各帯板状部材(a),(a′)をそれらの上端側を支点に
して一体揺動させることにより、前記間隔(s) を変更調
節するように構成されている。
そして、前記間隔(s) を変更調節するためのチャフ開度
調節用のアクチュエータとしての電動モータ(M1)が、前
記脱穀装置(2) の固定枠側に設けられ、前記間隔(s) が
小となる閉じ側に付勢するスプリング(35)が前記操作ア
ーム(32)に連結され、その操作アーム(32)と、前記電動
モータ(M1)にて正逆転駆動される螺軸(36)に咬合するコ
マ部材(37)とが、レリーズワイヤ(38)にて連動連結され
ている。
調節用のアクチュエータとしての電動モータ(M1)が、前
記脱穀装置(2) の固定枠側に設けられ、前記間隔(s) が
小となる閉じ側に付勢するスプリング(35)が前記操作ア
ーム(32)に連結され、その操作アーム(32)と、前記電動
モータ(M1)にて正逆転駆動される螺軸(36)に咬合するコ
マ部材(37)とが、レリーズワイヤ(38)にて連動連結され
ている。
尚、第7図中、(S2)は前記間隔(s) の調節状態を前記コ
マ部材(37)の位置変化として検出するチャフ開度検出用
ポテンショメータであって、その操作レバー(39)の遊端
部が、前記コマ部材(37)に連結されている。又、(40a),
(40b) は、前記間隔(s) が調節限度に達すると前記操作
レバー(39)にて押圧操作されるスイッチであって、前記
電動モータ(M1)を自動停止させるために設けられてい
る。
マ部材(37)の位置変化として検出するチャフ開度検出用
ポテンショメータであって、その操作レバー(39)の遊端
部が、前記コマ部材(37)に連結されている。又、(40a),
(40b) は、前記間隔(s) が調節限度に達すると前記操作
レバー(39)にて押圧操作されるスイッチであって、前記
電動モータ(M1)を自動停止させるために設けられてい
る。
前記唐箕(14)は、その回転数を変速して送風量を変更調
節できるように構成されている。
節できるように構成されている。
説明を加えれば、第10図及び第11図に示すように、前
記唐箕(14)の回転軸(14A) に付設された入力プーリ(41)
が、左右一対のプーリ部分(41a),(41b) に分割形成さ
れ、そして、その左右一対のプーリ部分(41a),(41b) の
間隔を変更調節して前記唐箕(14)の回転数を調整する、
いわゆる割りプーリ式の変速装置(42)が構成されてい
る。
記唐箕(14)の回転軸(14A) に付設された入力プーリ(41)
が、左右一対のプーリ部分(41a),(41b) に分割形成さ
れ、そして、その左右一対のプーリ部分(41a),(41b) の
間隔を変更調節して前記唐箕(14)の回転数を調整する、
いわゆる割りプーリ式の変速装置(42)が構成されてい
る。
尚、第10図中、(43)は前記エンジン(E) の出力を前記入
力プーリ(41)に伝動する伝動ベルト、(44)はテンション
プーリである。
力プーリ(41)に伝動する伝動ベルト、(44)はテンション
プーリである。
前記左右一対のプーリ部分(41a),(41b) の一方(41b)
は、前記回転軸(14A)に固着され、他方(41a)は、前記回
転軸(14A)の軸方向に終自在に外嵌されている。但し、
前記摺動側の他方のプーリ部分(41b) は、固定側の一方
のプーリ部分(41a) に付設の連結ピン(45)にて連結さ
れ、前記両プーリ部分(41a),(41b) は、一体回転しなが
ら、且つ、その間隔を変更調節できるようになってい
る。
は、前記回転軸(14A)に固着され、他方(41a)は、前記回
転軸(14A)の軸方向に終自在に外嵌されている。但し、
前記摺動側の他方のプーリ部分(41b) は、固定側の一方
のプーリ部分(41a) に付設の連結ピン(45)にて連結さ
れ、前記両プーリ部分(41a),(41b) は、一体回転しなが
ら、且つ、その間隔を変更調節できるようになってい
る。
前記両プーリ部分(41a),(41b) の間隔を変更調節する構
成について説明すれば、前記摺動側のプーリ部分(41a)
のボス部にベアリング(46)を用いて取り付けられた第1
カム形成部材(47)と、前記脱穀装置(2) の固定枠側に取
り付けられた第2カム形成部材(48)との夫々に、前記第
1カム形成部材(47)の回転に伴って、前記両プーリ部分
(41a),(41b) を遠近移動させるためのカム突起(47a),(4
8a) が形成されている(第12図参照)。
成について説明すれば、前記摺動側のプーリ部分(41a)
のボス部にベアリング(46)を用いて取り付けられた第1
カム形成部材(47)と、前記脱穀装置(2) の固定枠側に取
り付けられた第2カム形成部材(48)との夫々に、前記第
1カム形成部材(47)の回転に伴って、前記両プーリ部分
(41a),(41b) を遠近移動させるためのカム突起(47a),(4
8a) が形成されている(第12図参照)。
そして、送風量調節用のアクチュエータとしての電動モ
ータ(M2)が、前記脱穀装置(2) の固定枠側に取り付けら
れ、前記第1カム形成部材(47)に、変速操作用の操作ア
ーム(49)が付設され、その操作アーム(49)と、前記電動
モータ(M2)にて正逆転駆動される螺軸(50)に咬合するコ
マ部材(51)とが、レリーズワイヤ(52)にて連動連結さ
れ、もって、前記送風量調節用の電動モータ(M2)にて前
記第1カム形成部材(47)が回転操作されて、前記唐箕(1
4)の回転数を変更調節するように構成されている。
ータ(M2)が、前記脱穀装置(2) の固定枠側に取り付けら
れ、前記第1カム形成部材(47)に、変速操作用の操作ア
ーム(49)が付設され、その操作アーム(49)と、前記電動
モータ(M2)にて正逆転駆動される螺軸(50)に咬合するコ
マ部材(51)とが、レリーズワイヤ(52)にて連動連結さ
れ、もって、前記送風量調節用の電動モータ(M2)にて前
記第1カム形成部材(47)が回転操作されて、前記唐箕(1
4)の回転数を変更調節するように構成されている。
尚、第10図中、(S3)は、変速状態つまり前記送風量を前
記コマ部材(51)の位置変化として検出するトウミ風量検
出用ポテンショメータであって、その操作レバー(53)の
遊端部が、前記コマ部材(51)に連結されている。又、(5
4a),(54b)は、前記コマ部部材(51)が変速限度に達する
と前記操作レバー(53)にて押圧操作されるスイッチであ
って、前記電動モータ(M2)を自動停止させるために設け
られている。
記コマ部材(51)の位置変化として検出するトウミ風量検
出用ポテンショメータであって、その操作レバー(53)の
遊端部が、前記コマ部材(51)に連結されている。又、(5
4a),(54b)は、前記コマ部部材(51)が変速限度に達する
と前記操作レバー(53)にて押圧操作されるスイッチであ
って、前記電動モータ(M2)を自動停止させるために設け
られている。
又、第11図中(S4)は、前記唐箕(14)の回転数を検出する
トウミ回転数センサである。
トウミ回転数センサである。
次に、前記受チャフシーブ(21)の間隔調節用の電動モー
タ(M1)及び前記唐箕(14)の送風量調節用の電動モータ(M
2)を作動させて、前記選別装置(B) の選別状態を制御す
るための制御構成について説明する。
タ(M1)及び前記唐箕(14)の送風量調節用の電動モータ(M
2)を作動させて、前記選別装置(B) の選別状態を制御す
るための制御構成について説明する。
第1図に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御
装置(55)が設けられ、その制御装置(55)に、前記走行用
の変速装置(9) が後退側に操作されたか否かを検出する
バックスイッチ(S6)、前記株元センサ(S0)、前記エンジ
ン(E) の回転数を検出するエンジン回転数センサ(S7)、
前記車速センサ(S1)、前記トウミ回転数センサ(S4)、前
記チャフ開度検出用ポテンショメータ(S2)、前記トウミ
風量検出用ポテンショメータ(S3)、同一車速におけるチ
ャフ開度を大小に調節するチャフ開度調節用ポテンショ
メータ(S8)、同一車速におけるトウミ風量を強弱に調節
するトウミ風量調節用ポテンショメータ(S9)、及び、穀
稈が稲であるか麦であるかを指示するための穀稈種類指
示手段としての穀稈種類選択スイッチ(S10)の夫々が接
続されている。
装置(55)が設けられ、その制御装置(55)に、前記走行用
の変速装置(9) が後退側に操作されたか否かを検出する
バックスイッチ(S6)、前記株元センサ(S0)、前記エンジ
ン(E) の回転数を検出するエンジン回転数センサ(S7)、
前記車速センサ(S1)、前記トウミ回転数センサ(S4)、前
記チャフ開度検出用ポテンショメータ(S2)、前記トウミ
風量検出用ポテンショメータ(S3)、同一車速におけるチ
ャフ開度を大小に調節するチャフ開度調節用ポテンショ
メータ(S8)、同一車速におけるトウミ風量を強弱に調節
するトウミ風量調節用ポテンショメータ(S9)、及び、穀
稈が稲であるか麦であるかを指示するための穀稈種類指
示手段としての穀稈種類選択スイッチ(S10)の夫々が接
続されている。
尚、第1図中、(56)は前記トウミ風量やチャフ開度等の
選別状態等をバーグラフ式に表示するための液晶利用の
表示部、(57)は前記表示部(56)における表示状態をトウ
ミ風量とチャフ開度とに選択切り換えするための押しボ
タン式の表示状態切り換えスイッチであって、詳述はし
ないが、押し操作される毎にトウミ風量の表示状態とチ
ャフ開度の表示状態とが切り替わるようになっている。
選別状態等をバーグラフ式に表示するための液晶利用の
表示部、(57)は前記表示部(56)における表示状態をトウ
ミ風量とチャフ開度とに選択切り換えするための押しボ
タン式の表示状態切り換えスイッチであって、詳述はし
ないが、押し操作される毎にトウミ風量の表示状態とチ
ャフ開度の表示状態とが切り替わるようになっている。
そして、前記制御装置(55)は、予め設定記憶された情報
及び各種の入力情報に基づいて、前記両電動モータ
(M1),(M2) の作動を制御して、前記選別装置(B)の選別
状態が前記脱穀装置(2)の処理物量に対応した適正状態
に維持されるように、前記チャフ開度及び前記送風量を
自動調節するように構成されている。
及び各種の入力情報に基づいて、前記両電動モータ
(M1),(M2) の作動を制御して、前記選別装置(B)の選別
状態が前記脱穀装置(2)の処理物量に対応した適正状態
に維持されるように、前記チャフ開度及び前記送風量を
自動調節するように構成されている。
但し、コンバインにおいては、前記脱穀装置(2) におけ
る処理物量は、刈り取り速度が大なるほど大となること
から、本実施例では、処理物量と車速とが比例関係にあ
ることを利用して、基本的には、前記車速センサ(S1)の
検出情報に基づいて、車速が大なるほど大なる処理物量
に対応する選別状態となるように、前記選別装置(B) の
選別状態を自動調節するように構成してある。
る処理物量は、刈り取り速度が大なるほど大となること
から、本実施例では、処理物量と車速とが比例関係にあ
ることを利用して、基本的には、前記車速センサ(S1)の
検出情報に基づいて、車速が大なるほど大なる処理物量
に対応する選別状態となるように、前記選別装置(B) の
選別状態を自動調節するように構成してある。
説明を加えれば、第3図(イ) に示すように、基本的に
は、車速が大なるほど漏下処理物量の大なる状態に対応
する選別状態、つまり前記チャフシーブ(21)の間隔(s)
(以下においてチャフ開度と略称することもある)が大
となり且つ前記唐箕(14)の送風量(以下においてトウミ
風量と略称することもある)が大となるように、前記車
速センサ(S1)の検出情報に基づいて前記チャフ開度及び
前記トウミ風量を自動調節させるように構成してある。
は、車速が大なるほど漏下処理物量の大なる状態に対応
する選別状態、つまり前記チャフシーブ(21)の間隔(s)
(以下においてチャフ開度と略称することもある)が大
となり且つ前記唐箕(14)の送風量(以下においてトウミ
風量と略称することもある)が大となるように、前記車
速センサ(S1)の検出情報に基づいて前記チャフ開度及び
前記トウミ風量を自動調節させるように構成してある。
そして、同一車速においても、穀稈の着粒状態の違い等
によって実際の漏下処理物量が異なる場合もあることか
ら、同一車速におけるチャフ開度及びトウミ風量の夫々
を大小に変更調節できるようにしてある。
によって実際の漏下処理物量が異なる場合もあることか
ら、同一車速におけるチャフ開度及びトウミ風量の夫々
を大小に変更調節できるようにしてある。
説明を加えれば、前記チャフ開度調節用ポテンショメー
タ(S8)及び前記トウミ風量調節用ポテンショメータ(S9)
の夫々によって、最高車速のときの目標選別状態を手動
操作で設定し、そして、その手動設定した目標選別状態
を基準にして、その基準となる選別状態を車速に応じて
補正させることにより、実際の選別状態が漏下処理物量
に応じた選別状態となるようにしてある(第3図(ロ)乃
至(ホ)参照)。
タ(S8)及び前記トウミ風量調節用ポテンショメータ(S9)
の夫々によって、最高車速のときの目標選別状態を手動
操作で設定し、そして、その手動設定した目標選別状態
を基準にして、その基準となる選別状態を車速に応じて
補正させることにより、実際の選別状態が漏下処理物量
に応じた選別状態となるようにしてある(第3図(ロ)乃
至(ホ)参照)。
但し、扱処理される穀稈が稲である場合と麦である場合
とでは同一処理量であっても適正選別状態が異なるの
で、前記穀稈種類選択スイッチ(S10)の情報に基づい
て、車速による補正値のマップを自動的に稲用(f1)と麦
用(f2)とに選択切り換えさせるようにしてある。そし
て、本実施例では、車速を四つの基準値V1),(V2),(V3),
(V4) に基づいて五つのゾーンに分割し、各ゾーンの夫
々では、同じチャフ開度又は同じトウミ風量に維持され
るようにしてある。尚、各ゾーン夫々の最大値と最小値
との速度差は同じに設定してある(第3図(ロ),(ハ)参
照)。
とでは同一処理量であっても適正選別状態が異なるの
で、前記穀稈種類選択スイッチ(S10)の情報に基づい
て、車速による補正値のマップを自動的に稲用(f1)と麦
用(f2)とに選択切り換えさせるようにしてある。そし
て、本実施例では、車速を四つの基準値V1),(V2),(V3),
(V4) に基づいて五つのゾーンに分割し、各ゾーンの夫
々では、同じチャフ開度又は同じトウミ風量に維持され
るようにしてある。尚、各ゾーン夫々の最大値と最小値
との速度差は同じに設定してある(第3図(ロ),(ハ)参
照)。
又、車速が前記速度差に基づいて設定された値よりも大
きく減速されるに従って、前記間隔調節用の電動モータ
(M1)を設定遅れ時間(例えば、10秒)をもって作動さ
せ、且つ、送風量調節用電動モータ(M2)を遅れ時間無で
作動させるようにしてある。尚、遅れ時間の値は、刈り
取り穀稈が前記穀稈装置(2) へ搬送される時間、及び、
供給された穀稈が扱処理されるのに要する時間等に鑑み
て設定されることになる。
きく減速されるに従って、前記間隔調節用の電動モータ
(M1)を設定遅れ時間(例えば、10秒)をもって作動さ
せ、且つ、送風量調節用電動モータ(M2)を遅れ時間無で
作動させるようにしてある。尚、遅れ時間の値は、刈り
取り穀稈が前記穀稈装置(2) へ搬送される時間、及び、
供給された穀稈が扱処理されるのに要する時間等に鑑み
て設定されることになる。
但し、穀稈が濡れている場合には、穀稈前記チャフシー
ブ(21)の間隔(s) を通過し難くなるので、詳しくは後述
するが、処理物量に拘わらず前記間隔(s) を開き側の最
大値に調節した状態に維持させ、且つ、前記トウミ風量
を、前記トウミ風量調節要ポテンショメータ(S9)にて設
定された目標値に維持させるようにしてある。
ブ(21)の間隔(s) を通過し難くなるので、詳しくは後述
するが、処理物量に拘わらず前記間隔(s) を開き側の最
大値に調節した状態に維持させ、且つ、前記トウミ風量
を、前記トウミ風量調節要ポテンショメータ(S9)にて設
定された目標値に維持させるようにしてある。
更に、前記株元センサ(S0)がOFF状態になる枕地等で
の非刈り取り作業時や前記バックスイッチ(S6)がONと
なる車体後退時には、車速に拘わらず、漏下処理物量が
少ない状態に対応して予め設定した選別状態に維持させ
るようにしてある。そして、予め設定した選別状態に操
作するに際して、前記間隔調節用の電動モータ(M1)を遅
れ時間をもって作動させ、且つ、前記送風量調節用電動
モータ(M2)を遅れ時間無で作動させるようにしてある。
但し、前記遅れ時間を、稲の設定値t(1)の方が麦の設定
値(t20) よりも大となるように設定してある(第13図
(イ),(ロ)参照)。更に稲と麦とでは処理物量が少ない状
態における適正選別状態が異なることから、前記穀稈種
類選択スイッチ(S10) の情報に基づいて、前記チャフ開
度は全体として麦の方が稲よりも小になり(第3図(ニ)
参照)、一方、前記トウミ風量は、稲では前記株元セン
サ(S0)がON状態にあるときよりも小に減少され、且
つ、麦では前記株元センサ(S0)がONからOFFに変化
した時点における風量に維持されるようにしてある。
の非刈り取り作業時や前記バックスイッチ(S6)がONと
なる車体後退時には、車速に拘わらず、漏下処理物量が
少ない状態に対応して予め設定した選別状態に維持させ
るようにしてある。そして、予め設定した選別状態に操
作するに際して、前記間隔調節用の電動モータ(M1)を遅
れ時間をもって作動させ、且つ、前記送風量調節用電動
モータ(M2)を遅れ時間無で作動させるようにしてある。
但し、前記遅れ時間を、稲の設定値t(1)の方が麦の設定
値(t20) よりも大となるように設定してある(第13図
(イ),(ロ)参照)。更に稲と麦とでは処理物量が少ない状
態における適正選別状態が異なることから、前記穀稈種
類選択スイッチ(S10) の情報に基づいて、前記チャフ開
度は全体として麦の方が稲よりも小になり(第3図(ニ)
参照)、一方、前記トウミ風量は、稲では前記株元セン
サ(S0)がON状態にあるときよりも小に減少され、且
つ、麦では前記株元センサ(S0)がONからOFFに変化
した時点における風量に維持されるようにしてある。
尚、前記最高車速のときの目標値を調節するポテンショ
メータ(S8),(S9) 夫々の調節可能な範囲の下限は、誤操
作による穀稈の詰まりを防止するために、前記間隔(s)
が零となる全閉状態やトウミ風量が零となる状態よりも
大の設定値以上の範囲に設定してある。
メータ(S8),(S9) 夫々の調節可能な範囲の下限は、誤操
作による穀稈の詰まりを防止するために、前記間隔(s)
が零となる全閉状態やトウミ風量が零となる状態よりも
大の設定値以上の範囲に設定してある。
つまり、前記制御装置(55)を利用して、前記扱室(A) へ
供給される処理物量を検出する処理物量検出手段や、そ
の処理物量検出手段の情報等の各種情報に基づいて前記
間隔調節用電動モータ(M1)及び前記送風量調節用電動モ
ータ(M2)を作動させる制御手段(100) が構成されること
になる。
供給される処理物量を検出する処理物量検出手段や、そ
の処理物量検出手段の情報等の各種情報に基づいて前記
間隔調節用電動モータ(M1)及び前記送風量調節用電動モ
ータ(M2)を作動させる制御手段(100) が構成されること
になる。
以下、前記制御装置(55)の動作について説明を加える。
第2図(イ) に示すように、前記制御装置(55)は、電源投
入に伴って起動されると先ず初期設定の処理を実行し、
次に前記各センサ類のデータを読み込む処理を実行し、
その後、前記両電動モータ(M1),(M2) を実際に作動させ
るための出力処理や目標値設定処理を実行するようにな
っている。尚、初期設定の処理を実行した後は、電源が
切断されるまで前記センサ類のデータを読み込む処理か
らの各処理を繰り返すことになる。
入に伴って起動されると先ず初期設定の処理を実行し、
次に前記各センサ類のデータを読み込む処理を実行し、
その後、前記両電動モータ(M1),(M2) を実際に作動させ
るための出力処理や目標値設定処理を実行するようにな
っている。尚、初期設定の処理を実行した後は、電源が
切断されるまで前記センサ類のデータを読み込む処理か
らの各処理を繰り返すことになる。
前記出力処理について説明すれば、第2図(ロ)に示すよ
うに、先ず、前記脱穀クラッチ(7) がON状態になり、
且つ、前記トウミ回転数が設定回転数(500rpmに設定し
てある)以上あるからを判別する。つまり、選別処理が
可能な状態で且つトウミ風量を変更調節可能な状態にあ
るか否かを判別させているのである。
うに、先ず、前記脱穀クラッチ(7) がON状態になり、
且つ、前記トウミ回転数が設定回転数(500rpmに設定し
てある)以上あるからを判別する。つまり、選別処理が
可能な状態で且つトウミ風量を変更調節可能な状態にあ
るか否かを判別させているのである。
従って、前記脱穀クラッチ(7) がOFFである場合に
は、前記トウミ風量及び前記チャフ開度の調節を停止さ
せるべく、トウミ停止出力及びチャフ停止出力の処理を
実行して、この出力処理を完了することになる。
は、前記トウミ風量及び前記チャフ開度の調節を停止さ
せるべく、トウミ停止出力及びチャフ停止出力の処理を
実行して、この出力処理を完了することになる。
前記脱穀クラッチ(7) がONで且つ前記トウミ回転数が
設定回転数以上ある場合には、前記トウミ風量を変更調
節するための出力処理を行った後、引き続き、前記チャ
フ開度を変更調節するための出力処理を実行させるよう
にしてある。
設定回転数以上ある場合には、前記トウミ風量を変更調
節するための出力処理を行った後、引き続き、前記チャ
フ開度を変更調節するための出力処理を実行させるよう
にしてある。
前記トウミ風量の出力処理について説明すれば、先ず、
前記トウミ風量の調節を停止させるトウミ停止フラグが
ONであるか否かを判別し、ONである場合には、トウ
ミ風量を現在の風量に維持べくトウミ停止出力処理を実
行する。
前記トウミ風量の調節を停止させるトウミ停止フラグが
ONであるか否かを判別し、ONである場合には、トウ
ミ風量を現在の風量に維持べくトウミ停止出力処理を実
行する。
前記トウミ停止フラグOFFである場合には、前記トウ
ミ風量を弱側に操作することを示すトウミ弱フラグがO
FFであるか否かを判別し、OFFである場合には、引
き続き、トウミ風量を強側に操作することを示すトウミ
強フラグがOFFであるか否かを判別する。
ミ風量を弱側に操作することを示すトウミ弱フラグがO
FFであるか否かを判別し、OFFである場合には、引
き続き、トウミ風量を強側に操作することを示すトウミ
強フラグがOFFであるか否かを判別する。
前記トウミ弱フラグ及び前記トウミ強フラグの両方がO
FFである場合には、前記トウミ風量を現在の値に維持
させるか増減させるかを判別するためのトウミ偏差を、
後述の目標値設定処理にて設定される目標値から前記ト
ウミ風量検出用ポテンショメータ(S3)にて検出される現
在値を減算して求め、そのトウミ偏差が設定不感帯内に
あるか否かを判別する。
FFである場合には、前記トウミ風量を現在の値に維持
させるか増減させるかを判別するためのトウミ偏差を、
後述の目標値設定処理にて設定される目標値から前記ト
ウミ風量検出用ポテンショメータ(S3)にて検出される現
在値を減算して求め、そのトウミ偏差が設定不感帯内に
あるか否かを判別する。
前記トウミ偏差が強側にある場合、又は、前記トウミ弱
フラグがONである場合には、前記唐箕(14)の変速装置
(42)が変速下限に達したことを検出するスイッチ(54b)
がONしているか否かを判別する。そして、前記スイッ
チ(54b) がOFFの場合には、前記トウミ風量を減少さ
せるように前記送風調節用電動モータ(M2)を作動させる
トウミ弱出力処理を実行させる。一方、前記トウミ偏差
が強側にある場合、及び、前記トウミ強フラグがONで
ある場合には、前記唐箕(14)の変速装置(42)が変速上限
に達したことを検出するスイッチ(54a) がONしている
か否かを判別する。そして、前記スイッチ(54a)がOF
Fである場合には、前記トウミ風量を増大させるように
前記送風量調節用電動モータ(M2)を作動させるトウミ強
出力処理を実行させる。但し、前記トウミ偏差が設定不
感帯内にある場合、又は、前記スイッチ(54a),(54b) の
一方がONしている場合には、現在の送風量に維持させ
るべく前記トウミ停止出力処理を実行させることにな
る。
フラグがONである場合には、前記唐箕(14)の変速装置
(42)が変速下限に達したことを検出するスイッチ(54b)
がONしているか否かを判別する。そして、前記スイッ
チ(54b) がOFFの場合には、前記トウミ風量を減少さ
せるように前記送風調節用電動モータ(M2)を作動させる
トウミ弱出力処理を実行させる。一方、前記トウミ偏差
が強側にある場合、及び、前記トウミ強フラグがONで
ある場合には、前記唐箕(14)の変速装置(42)が変速上限
に達したことを検出するスイッチ(54a) がONしている
か否かを判別する。そして、前記スイッチ(54a)がOF
Fである場合には、前記トウミ風量を増大させるように
前記送風量調節用電動モータ(M2)を作動させるトウミ強
出力処理を実行させる。但し、前記トウミ偏差が設定不
感帯内にある場合、又は、前記スイッチ(54a),(54b) の
一方がONしている場合には、現在の送風量に維持させ
るべく前記トウミ停止出力処理を実行させることにな
る。
前記唐箕(14)の風量を調節するための処理を実行した後
は、前記チャフ開度を調節する処理を実行するために、
先ず、前記チャフ開度の調節を停止させるチャフ停止フ
ラグがONであるか否かを判別し、ONである場合に
は、チャフ開度を現在の開度に維持すべくチャフ停止出
力処理を実行する。
は、前記チャフ開度を調節する処理を実行するために、
先ず、前記チャフ開度の調節を停止させるチャフ停止フ
ラグがONであるか否かを判別し、ONである場合に
は、チャフ開度を現在の開度に維持すべくチャフ停止出
力処理を実行する。
前記チャフ停止フラグOFFである場合には、前記チャ
フ開度が閉じ側に操作することを示すチャフ閉フラグが
OFFであるか否かを判別し、OFFである場合には、
引き続き、チャフ開度が開き側に操作することを示すチ
ャフ開フラグがOFFであるか否かを判別する。
フ開度が閉じ側に操作することを示すチャフ閉フラグが
OFFであるか否かを判別し、OFFである場合には、
引き続き、チャフ開度が開き側に操作することを示すチ
ャフ開フラグがOFFであるか否かを判別する。
前記チャフ閉フラグ及び前記チャフ開フラグの両方がO
FFである場合には、前記チャフ開度を現在の値に維持
させるか増減させるかを判別するためのチャフ偏差を、
後述の目標値設定処理にて設定される目標値から前記チ
ャフ開度検出用ポテンショメータ(S2)にて検出される現
在値を減算して求め、そのチャフ偏差が設定不感帯内に
あるか否かを判別する。
FFである場合には、前記チャフ開度を現在の値に維持
させるか増減させるかを判別するためのチャフ偏差を、
後述の目標値設定処理にて設定される目標値から前記チ
ャフ開度検出用ポテンショメータ(S2)にて検出される現
在値を減算して求め、そのチャフ偏差が設定不感帯内に
あるか否かを判別する。
前記チャフ偏差が開側にある場合、又は、前記チャフ閉
フラグがONである場合には、前記チャフシーブ(21)の
間隔(s) が閉じ側の下限に達したことを検出するスイッ
チ(40b) がONしているか否かを判別する。そして、前
記スイッチ(40b) がOFFである場合には、前記間隔
(s)を閉じ操作するように前記チャフ開度調節用電動モ
ータ(M1)を作動させるチャフ閉出力処理を実行させる。
一方、前記チャフ偏差が閉側にある場合、及び、前記チ
ャフ開フラグがONである場合には、前記チャフシーブ
(21)の間隔(s) が開き側の上限に達したことを検出する
スイッチ(40a) がONしているか否かを判別する。そし
て、前記スイッチ(40a) がOFFである場合には、前記
間隔(s) を開き側に操作するように前記チャフ開度調節
用電動モータ(M1)を作動させるチャフ開出力処理を実行
させる。但し、前記トウミ偏差が設定不感帯内にある場
合、又は、前記スイッチ(40a),(40b) の一方がONして
いる場合には、現在の開度に維持させるべく前記チャフ
停止出力処理を実行させることになる。
フラグがONである場合には、前記チャフシーブ(21)の
間隔(s) が閉じ側の下限に達したことを検出するスイッ
チ(40b) がONしているか否かを判別する。そして、前
記スイッチ(40b) がOFFである場合には、前記間隔
(s)を閉じ操作するように前記チャフ開度調節用電動モ
ータ(M1)を作動させるチャフ閉出力処理を実行させる。
一方、前記チャフ偏差が閉側にある場合、及び、前記チ
ャフ開フラグがONである場合には、前記チャフシーブ
(21)の間隔(s) が開き側の上限に達したことを検出する
スイッチ(40a) がONしているか否かを判別する。そし
て、前記スイッチ(40a) がOFFである場合には、前記
間隔(s) を開き側に操作するように前記チャフ開度調節
用電動モータ(M1)を作動させるチャフ開出力処理を実行
させる。但し、前記トウミ偏差が設定不感帯内にある場
合、又は、前記スイッチ(40a),(40b) の一方がONして
いる場合には、現在の開度に維持させるべく前記チャフ
停止出力処理を実行させることになる。
尚、前記各フラグを設定するための処理については後述
の自動モードの処理の説明時に詳述する。
の自動モードの処理の説明時に詳述する。
次に、第2図(ハ) に示すフローチャートに基づいて、前
記トウミ風量の目標値及び前記チャフ開度の目標値を夫
々を設定する目標値設定処理について説明する。
記トウミ風量の目標値及び前記チャフ開度の目標値を夫
々を設定する目標値設定処理について説明する。
先ず、この目標値設定処理が、設定時間経過する毎に繰
り返し実行されるようにするために、つまり、選別状態
を制御するための各種データが設定時間毎に更新される
ようにするために、設定時間(500ms)経過したか否か
を判別し、設定時間経過している場合にのみ、この目標
値設定処理が実行されるようにしてある。
り返し実行されるようにするために、つまり、選別状態
を制御するための各種データが設定時間毎に更新される
ようにするために、設定時間(500ms)経過したか否か
を判別し、設定時間経過している場合にのみ、この目標
値設定処理が実行されるようにしてある。
そして、前記設定時間経過している場合には、製作時等
において前記制御装置(55)の動作をチェックするための
チェックモードを起動するために前記制御装置(55)の入
力端子として特別に設けられたチェック端子(図示せ
ず)の信号(CK−3)がONであるか否かを判別し、
OFFである場合には、前記トウミ風量及び前記チャフ
開度を手動調節できるように設けられた微調節モードで
あるか否かを判別する。
において前記制御装置(55)の動作をチェックするための
チェックモードを起動するために前記制御装置(55)の入
力端子として特別に設けられたチェック端子(図示せ
ず)の信号(CK−3)がONであるか否かを判別し、
OFFである場合には、前記トウミ風量及び前記チャフ
開度を手動調節できるように設けられた微調節モードで
あるか否かを判別する。
尚、詳述はしないが、前記微調節モードは、前記表示部
(56)の表示状態を切り換える表示状態切り換えスイッチ
(56)をON操作した状態で且つ前記制御装置(55)に対す
る電源供給を開始するメインスイッチ(図示せず)をO
N操作した場合に、自動的に起動されるようになってい
る。
(56)の表示状態を切り換える表示状態切り換えスイッチ
(56)をON操作した状態で且つ前記制御装置(55)に対す
る電源供給を開始するメインスイッチ(図示せず)をO
N操作した場合に、自動的に起動されるようになってい
る。
そして、チェックモードである場合、又は、微調節モー
ドである場合には、後述のチェックモードの処理を実行
させることになる。
ドである場合には、後述のチェックモードの処理を実行
させることになる。
チェックモードでも微調節モードでもない場合には、前
記チャフ開度調節用ポテンショメータ(S8)による調節値
が開き側の最大値(5V)に近い値の設定値(4.4V)より大で
あるか否かを判別し、設定値より大である場合には、自
動的に穀稈が濡れている場合における選別状態(以下に
おいて濡れモードと略称する)となり、前記設定値より
小である場合には、選別状態を処理物量に対応した車速
に応じて自動調節する自動モードとなるように、前記チ
ャフ開度調節用ポテンショメータ(S8)の値に基づいて制
御モードを自動的に切り換えるようにしてある。
記チャフ開度調節用ポテンショメータ(S8)による調節値
が開き側の最大値(5V)に近い値の設定値(4.4V)より大で
あるか否かを判別し、設定値より大である場合には、自
動的に穀稈が濡れている場合における選別状態(以下に
おいて濡れモードと略称する)となり、前記設定値より
小である場合には、選別状態を処理物量に対応した車速
に応じて自動調節する自動モードとなるように、前記チ
ャフ開度調節用ポテンショメータ(S8)の値に基づいて制
御モードを自動的に切り換えるようにしてある。
前記チェックモードについて説明すれば、前記トウミ風
量及びチャフ開度の夫々について、それらの作動状態の
確認並びに製作時における作動範囲の調節や検査を行え
るようにするために設けられている。そして、第2図
(ニ) に示すように、このチェックモードが起動される
と、前記トウミ風量及びチャフ開度の夫々が、前記トウ
ミ風量調節用ポテンショメータ(S9)及び前記チャフ開度
調節用ポテンショメータ(S8)の夫々によって設定された
値となるように、前記両ポテンショメータ(S8),(S9) 夫
々の値に基づいて前記各フラグを設定するようになって
いる。
量及びチャフ開度の夫々について、それらの作動状態の
確認並びに製作時における作動範囲の調節や検査を行え
るようにするために設けられている。そして、第2図
(ニ) に示すように、このチェックモードが起動される
と、前記トウミ風量及びチャフ開度の夫々が、前記トウ
ミ風量調節用ポテンショメータ(S9)及び前記チャフ開度
調節用ポテンショメータ(S8)の夫々によって設定された
値となるように、前記両ポテンショメータ(S8),(S9) 夫
々の値に基づいて前記各フラグを設定するようになって
いる。
つまり、前記チャフ開度調節用ポテンショメータ(S8)に
よる調整値が全閉側の設定値(0.2V)以下である場合に
は、前記チャフシーブ(21)の間隔(s) が最小となる全閉
状態となるように、前記チャフ閉フラグをONし且つ前
記チャフ開フラグをOFFする。前記調節値が全開側の
設定値(4.8V)以上である場合には、前記チャフシーブ(2
1)の間隔(s) が最大となる全開状態となるように、前記
チャフ閉フラグをOFFし且つ前記チャフ開フラグをO
Nする。
よる調整値が全閉側の設定値(0.2V)以下である場合に
は、前記チャフシーブ(21)の間隔(s) が最小となる全閉
状態となるように、前記チャフ閉フラグをONし且つ前
記チャフ開フラグをOFFする。前記調節値が全開側の
設定値(4.8V)以上である場合には、前記チャフシーブ(2
1)の間隔(s) が最大となる全開状態となるように、前記
チャフ閉フラグをOFFし且つ前記チャフ開フラグをO
Nする。
但し、前記調節値が前記全閉側の設定値及び全開側の設
定値の間にある場合には、前記チャフ閉フラグ及び前記
チャフ開フラグをOFFし、且つ、前記チャフ開度の目
標値を、前記チャフ開度調節用ポテンショメータ(S8)に
よる調節値に基づいて設定する。尚、この調節値と目標
値との関係は、正比例の関係となるようにしてある。
定値の間にある場合には、前記チャフ閉フラグ及び前記
チャフ開フラグをOFFし、且つ、前記チャフ開度の目
標値を、前記チャフ開度調節用ポテンショメータ(S8)に
よる調節値に基づいて設定する。尚、この調節値と目標
値との関係は、正比例の関係となるようにしてある。
前記チャフ開度の目標値及びフラグの設定が完了する
と、同様にして前記トウミ風量調節用ポテンショメータ
(S9)による調節値に基づいて前記トウミ風量の目標値及
びフラグを設定することになる。
と、同様にして前記トウミ風量調節用ポテンショメータ
(S9)による調節値に基づいて前記トウミ風量の目標値及
びフラグを設定することになる。
説明を加えれば、前記トウミ風量調節用ポテンショメー
タ(S9)による調節値が弱側の設定値(0.2V)以下である場
合には、前記トウミ風量を最低にするために、前記トウ
ミ弱フラグをONし且つ前記トウミ強フラグをOFFす
る。前記調節値が強制の設定値(4.8V)以上である場合に
は、前記トウミ風量を最高にするために、前記トウミ弱
フラグをOFFし且つ前記トウミ強フラグをONする。
そして、前記調節値が前記弱側の設定値と前記強側の設
定値との間にある場合には、前記トウミ風量が前記調節
値に対応した値となるように、前記両フラグをOFF
し、且つ、前記トウミ目標値を前記調節値に対応して設
定する。尚、この調節値と目標値との関係は、前記チャ
フ開度の場合と同様に、正比例の関係となるようにして
ある。
タ(S9)による調節値が弱側の設定値(0.2V)以下である場
合には、前記トウミ風量を最低にするために、前記トウ
ミ弱フラグをONし且つ前記トウミ強フラグをOFFす
る。前記調節値が強制の設定値(4.8V)以上である場合に
は、前記トウミ風量を最高にするために、前記トウミ弱
フラグをOFFし且つ前記トウミ強フラグをONする。
そして、前記調節値が前記弱側の設定値と前記強側の設
定値との間にある場合には、前記トウミ風量が前記調節
値に対応した値となるように、前記両フラグをOFF
し、且つ、前記トウミ目標値を前記調節値に対応して設
定する。尚、この調節値と目標値との関係は、前記チャ
フ開度の場合と同様に、正比例の関係となるようにして
ある。
前記濡れモードについて説明すれば、第2図(ホ)に示す
ように、前記チャフ開度の目標値を、開き側の最大値
(26mm)に設定し、且つ、前記トウミ風量の目標値を、
前記トウミ風量調節用ポテンショメータ(S9)による調節
値に対応した値に設定するようにしてある。尚、この濡
れモードにおいても、前記調節値と目標値とは正比例の
関係となるように設定してあるが、設定可能な目標値の
範囲は、全体として前記チェックモードにおける調節範
囲よりも強側の範囲となるようにしてある。
ように、前記チャフ開度の目標値を、開き側の最大値
(26mm)に設定し、且つ、前記トウミ風量の目標値を、
前記トウミ風量調節用ポテンショメータ(S9)による調節
値に対応した値に設定するようにしてある。尚、この濡
れモードにおいても、前記調節値と目標値とは正比例の
関係となるように設定してあるが、設定可能な目標値の
範囲は、全体として前記チェックモードにおける調節範
囲よりも強側の範囲となるようにしてある。
次に、第2図(ヘ) に示すフローチャートに基づいて、前
記自動モードにおける動作について説明する。
記自動モードにおける動作について説明する。
先ず、前記バックスイッチ(S6)がONしているか否かを
判別し、OFFである場合には前記株元センサ(S0)がO
Nしているか否かを判別する。尚、前記バックスイッチ
(S6)がONである場合及び前記株元センサ(S0)がOFF
である場合の処理については後述する。
判別し、OFFである場合には前記株元センサ(S0)がO
Nしているか否かを判別する。尚、前記バックスイッチ
(S6)がONである場合及び前記株元センサ(S0)がOFF
である場合の処理については後述する。
前記バックスイッチ(S6)がOFFて且つ前記株元センサ
(S0)がONである場合には、前記株元センサ(S0)が初め
てONしたか否かを判別し、端めてONした場合には、
刈り取り作業が開始されたと判断して、前記エンジン回
転数センサ(S7)にて検出される現回転数を基準回転数に
設定し、初めてONしたのではない場合には、前記基準
回転数が前記現回転数より大であるか否かを判別して、
大でない場合には、前記基準回転数を前記現回転数に更
新する。
(S0)がONである場合には、前記株元センサ(S0)が初め
てONしたか否かを判別し、端めてONした場合には、
刈り取り作業が開始されたと判断して、前記エンジン回
転数センサ(S7)にて検出される現回転数を基準回転数に
設定し、初めてONしたのではない場合には、前記基準
回転数が前記現回転数より大であるか否かを判別して、
大でない場合には、前記基準回転数を前記現回転数に更
新する。
そして、前記基準回転数から現回転数を減算して回転数
ダウン値を求め、その回転数ダウン値が設定値(200rpm
に設定してある)以上であるか否かを判別する。
ダウン値を求め、その回転数ダウン値が設定値(200rpm
に設定してある)以上であるか否かを判別する。
前記回転数ダウン値が前記設定値未満である場合には、
前記穀稈種類選択スイッチ(S10) の情報に基づいて処理
穀稈が稲であるか麦であるかを判別する。
前記穀稈種類選択スイッチ(S10) の情報に基づいて処理
穀稈が稲であるか麦であるかを判別する。
穀稈が稲である場合には、前記トウミ風量の目標値を前
記車速センサ(S1)にて検出される車速に応じた値に補正
するために、検出車速の値から前記稲用の補正値マップ
(f1)(第3図(ロ)参照)に基づいて前記トウミ補正値を
設定し、穀稈が麦である場合には、前記麦用の補正値マ
ップ(f2)(第3図(ロ)参照)に基づいて前記トウミ補正
値を設定する。
記車速センサ(S1)にて検出される車速に応じた値に補正
するために、検出車速の値から前記稲用の補正値マップ
(f1)(第3図(ロ)参照)に基づいて前記トウミ補正値を
設定し、穀稈が麦である場合には、前記麦用の補正値マ
ップ(f2)(第3図(ロ)参照)に基づいて前記トウミ補正
値を設定する。
次に、前回検出時における車速と現在の車速との差を算
出した後、車速を大きく減速した場合に前記チャフ開度
の変更を遅れ時間をもって行わせために設定される遅れ
フラグがONであるか否かを判別する。
出した後、車速を大きく減速した場合に前記チャフ開度
の変更を遅れ時間をもって行わせために設定される遅れ
フラグがONであるか否かを判別する。
前記遅れフラグがONである場合には、設定時間経過し
たか否かを判別し、設定時間経過している場合には前記
遅れフラグをOFFした後、前記チャフ補正値を、検出
車速から前記チャフ補正値のマップ(g)(第3図(ハ) 参
照)に基づいて設定する。
たか否かを判別し、設定時間経過している場合には前記
遅れフラグをOFFした後、前記チャフ補正値を、検出
車速から前記チャフ補正値のマップ(g)(第3図(ハ) 参
照)に基づいて設定する。
前記遅れフラグがOFFである場合には、設定値以上の
大きな減速であるか否かを判別し、設定値以上の大きな
減速である場合には、前記遅れフラグをONIし、設定
値以上の大きな減速でない場合には、前記チャフ補正値
を検出車速に応じた値に設定する。
大きな減速であるか否かを判別し、設定値以上の大きな
減速である場合には、前記遅れフラグをONIし、設定
値以上の大きな減速でない場合には、前記チャフ補正値
を検出車速に応じた値に設定する。
但し、前記回転数ダウン値が、前記設定以上である場合
には、前記トウミ補正値及び前記チャフ補正値を共に零
に設定することになる。
には、前記トウミ補正値及び前記チャフ補正値を共に零
に設定することになる。
前記遅れフラグ又は前記チャフ補正値を設定した誤は、
前記株元センサ(S0)がONした後の経過時間が設定値
(5秒)以上経過したか否かを判別する。つまり、刈り
取り作業の開始時点から刈り取り作業が安定するに要す
る時間が経過したか否かを判別させるようにしているの
である。
前記株元センサ(S0)がONした後の経過時間が設定値
(5秒)以上経過したか否かを判別する。つまり、刈り
取り作業の開始時点から刈り取り作業が安定するに要す
る時間が経過したか否かを判別させるようにしているの
である。
前記株元センサ(S0)がONした誤の経過時間が設定値未
満である場合には、前記チャフ開度及び前記トウミ風量
を現在値に維持させるべく、前記チャフ停止フラグ及び
トウミ停止フラグを共にONして、この自動モードの処
理を完了する。
満である場合には、前記チャフ開度及び前記トウミ風量
を現在値に維持させるべく、前記チャフ停止フラグ及び
トウミ停止フラグを共にONして、この自動モードの処
理を完了する。
前記株元センサ(S0)がONした誤の経過時間が設定値以
上経過している場合には、前記チャフ停止フラグ及び前
記トウミ停止フラグを共にOFFした後、前記穀稈種類
選択スイッチ(S10)の情報に基づいて、前記チャフ開度
調節用ポテンショメータ(S8)にて設定された値を、稲で
ある場合及び麦である場合の夫々に対応して、予め設定
されたマップ(h1=稲用,h2=麦用)(第3図(ニ) 参
照)に基づいて調節値の値を設定した後、その調節値と
前記車速による補正値とを加算して、前記チャフ目標値
を稲と麦の夫々に対応した値に設定する。
上経過している場合には、前記チャフ停止フラグ及び前
記トウミ停止フラグを共にOFFした後、前記穀稈種類
選択スイッチ(S10)の情報に基づいて、前記チャフ開度
調節用ポテンショメータ(S8)にて設定された値を、稲で
ある場合及び麦である場合の夫々に対応して、予め設定
されたマップ(h1=稲用,h2=麦用)(第3図(ニ) 参
照)に基づいて調節値の値を設定した後、その調節値と
前記車速による補正値とを加算して、前記チャフ目標値
を稲と麦の夫々に対応した値に設定する。
次に、前記チャフ目標値が閉じ側の最小値未満であるか
否かを判別し、最小値未満である場合には、この最小値
に設定する。但し、この最小値の値は、稲のほうが麦よ
りも大となるようにしてある。ちなみに、この最小値は
稲では18mmに設定し且つ麦では14mmに設定してある。
否かを判別し、最小値未満である場合には、この最小値
に設定する。但し、この最小値の値は、稲のほうが麦よ
りも大となるようにしてある。ちなみに、この最小値は
稲では18mmに設定し且つ麦では14mmに設定してある。
前記チャフ目標値を設定した後は、前記トウミ風量調節
用ポテンショメータ(S9)による調節値(第3図(ホ) 参
照)と前記軸速による補正値とを加算して、前記トウミ
目標値を設定する。但し、そのトウミ目標値が予め設定
した最小値(800rpm)未満である場合には、その最小値
に設定するようにしてある。
用ポテンショメータ(S9)による調節値(第3図(ホ) 参
照)と前記軸速による補正値とを加算して、前記トウミ
目標値を設定する。但し、そのトウミ目標値が予め設定
した最小値(800rpm)未満である場合には、その最小値
に設定するようにしてある。
前記バックスイッチ(S5)がONである場合、又は、前記
株元センサ(S0)がOFFである場合の処理について説明
すれば、前記株元センサ(S0)がOFFである場合には前
記株元センサ(S0)が初めてOFFしたか否かを判別し、
初めてOFFした場合には、前記株元センサ(S0)がON
からOFFに変化した時点における現トウミ回転数を株
元OFF回転数として記憶させた後、前記穀稈種類選択
スイッチ(S10) の情報に基づいて稲であるか麦であるか
を判別する。
株元センサ(S0)がOFFである場合の処理について説明
すれば、前記株元センサ(S0)がOFFである場合には前
記株元センサ(S0)が初めてOFFしたか否かを判別し、
初めてOFFした場合には、前記株元センサ(S0)がON
からOFFに変化した時点における現トウミ回転数を株
元OFF回転数として記憶させた後、前記穀稈種類選択
スイッチ(S10) の情報に基づいて稲であるか麦であるか
を判別する。
そして、稲である場合には、前記株元センサ(S0)がOF
Fしてからの経過時間つまり株元OFF時間が設定値
(10秒)未満であるか否かを判別し、設定値未満である
場合には、前記トウミ目標値を前記株元OFF回転数か
ら設定回転数(200rpm)を減算した値に設定し、前記株
元OFF時間が前記設定値以上である場合には、前記ト
ウミ目標値を設定回転数(800rpm)に設定する。
Fしてからの経過時間つまり株元OFF時間が設定値
(10秒)未満であるか否かを判別し、設定値未満である
場合には、前記トウミ目標値を前記株元OFF回転数か
ら設定回転数(200rpm)を減算した値に設定し、前記株
元OFF時間が前記設定値以上である場合には、前記ト
ウミ目標値を設定回転数(800rpm)に設定する。
次に、前記株元OFF時間に応じて前記チャフ開度の目
標値を設定するために、再度、前記株元OFF時間が設
定時間(前記トウミの場合よりも長い15秒に設定してあ
る)未満であるか否かを判別し、設定時間未満である場
合には前記チャフ停止フラグをONして自動モードの処
理を完了し、設定時間以上である場合には、前記チャフ
停止フラグをOFFし、且つ、前記チャフ目標値を閉じ
側の最小値(18mm)に設定した後、この自動モードの処
理を完了する。
標値を設定するために、再度、前記株元OFF時間が設
定時間(前記トウミの場合よりも長い15秒に設定してあ
る)未満であるか否かを判別し、設定時間未満である場
合には前記チャフ停止フラグをONして自動モードの処
理を完了し、設定時間以上である場合には、前記チャフ
停止フラグをOFFし、且つ、前記チャフ目標値を閉じ
側の最小値(18mm)に設定した後、この自動モードの処
理を完了する。
一方、穀稈が麦である場合には、前記株元OFF時間に
応じたトウミ目標値を設定することなく、前記株元OF
F回転数を前記トウミ目標値に設定することにより、前
記株元センサ(S0)がOFFした時点の回転数つまりトウ
ミ風量に維持させるようにしてある。但し、前記チャフ
開度は、稲の場合と同様に、前記株元センサ(S0)がOF
Fしてから設定時間(10秒)経過するまでは現在の開度
に維持したのち、前記最小値(14mm)となるようにする
ために、前記株元OFF時間が設定時間(10秒)未満で
あるか否かを判別して、設定時間未満の場合には前記チ
ャフ停止フラグをONし、設定時間以上である場合に前
記チャフ停止フラグをOFFし且つ前記チャフ目標値を
前記最小値に設定するようにしてある。
応じたトウミ目標値を設定することなく、前記株元OF
F回転数を前記トウミ目標値に設定することにより、前
記株元センサ(S0)がOFFした時点の回転数つまりトウ
ミ風量に維持させるようにしてある。但し、前記チャフ
開度は、稲の場合と同様に、前記株元センサ(S0)がOF
Fしてから設定時間(10秒)経過するまでは現在の開度
に維持したのち、前記最小値(14mm)となるようにする
ために、前記株元OFF時間が設定時間(10秒)未満で
あるか否かを判別して、設定時間未満の場合には前記チ
ャフ停止フラグをONし、設定時間以上である場合に前
記チャフ停止フラグをOFFし且つ前記チャフ目標値を
前記最小値に設定するようにしてある。
つまり、穀稈が引供給になるに伴って、穀稈が稲である
場合には、前記チャフ開度を遅れ時間をもって処理量が
小の選別状態に対応する閉じ側の設定値に閉じ操作し、
且つ、トウミ風量を遅れ時間無で段階的に弱側の設定値
に減少させ、穀稈が麦である場合には、前記チャフ開度
を稲の場合よりも小の遅れ時間をもって処理量が小の選
別状態に対応する閉じ側の設定値に閉じ操作し、且つ、
トウミ風量を穀稈供給状態から非供給状態になった時点
における風量に維持させるようにしているのである。
場合には、前記チャフ開度を遅れ時間をもって処理量が
小の選別状態に対応する閉じ側の設定値に閉じ操作し、
且つ、トウミ風量を遅れ時間無で段階的に弱側の設定値
に減少させ、穀稈が麦である場合には、前記チャフ開度
を稲の場合よりも小の遅れ時間をもって処理量が小の選
別状態に対応する閉じ側の設定値に閉じ操作し、且つ、
トウミ風量を穀稈供給状態から非供給状態になった時点
における風量に維持させるようにしているのである。
上記実施例では、処理物量検出手段を、車速に基づいて
トウミ風量及びチャフ開度の目標値を設定させることに
より、間接的に処理物量を検出するように構成した場合
を例示したが、例えば、前記脱穀装置(2)のフィードチ
ェーン(12)において搬送される穀稈層の厚みに基づいて
実際の処理物量を検出させ、そして、その検出処理量に
基づいて目標値を設定させるようにしてもよい。さらに
は、前記扱室(A) には前記フィドチェーン(12)において
搬送される穀稈の他、前記二番口(17)から回収される二
番物も還元されるようになっていることから、この二番
物の量を検出あるいは扱室(A) へ供給される処理物量に
基づいて算出して、それら供給処理物量や二番物に基づ
いて、選別状態を自動調節させるようにしてもよく、処
理物量検出手段や制御手段(100)の具体構成は各種変更
できる。
トウミ風量及びチャフ開度の目標値を設定させることに
より、間接的に処理物量を検出するように構成した場合
を例示したが、例えば、前記脱穀装置(2)のフィードチ
ェーン(12)において搬送される穀稈層の厚みに基づいて
実際の処理物量を検出させ、そして、その検出処理量に
基づいて目標値を設定させるようにしてもよい。さらに
は、前記扱室(A) には前記フィドチェーン(12)において
搬送される穀稈の他、前記二番口(17)から回収される二
番物も還元されるようになっていることから、この二番
物の量を検出あるいは扱室(A) へ供給される処理物量に
基づいて算出して、それら供給処理物量や二番物に基づ
いて、選別状態を自動調節させるようにしてもよく、処
理物量検出手段や制御手段(100)の具体構成は各種変更
できる。
又、上記実施例では、最高車速におけるチャフ開度の目
標値を調節するためのチャフ開度調節用ポテンショメー
タ(S8)を利用して、穀稈が濡れているか否かを指示させ
るようにした場合を例示したが、例えば、前記フィード
チェーン(12)において搬送される穀稈が濡れているか否
かを検出するセンサを設けて、濡れ状態を自動判別させ
るようにしてもよく、又、手動操作式のスイッチによっ
て穀稈が濡れているか否かを指示させるようにしてもよ
い。
標値を調節するためのチャフ開度調節用ポテンショメー
タ(S8)を利用して、穀稈が濡れているか否かを指示させ
るようにした場合を例示したが、例えば、前記フィード
チェーン(12)において搬送される穀稈が濡れているか否
かを検出するセンサを設けて、濡れ状態を自動判別させ
るようにしてもよく、又、手動操作式のスイッチによっ
て穀稈が濡れているか否かを指示させるようにしてもよ
い。
その他、本発明を実施するうえで必要となる各部の構成
は、使用対象等に応じて各種変更できる。
は、使用対象等に応じて各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対象を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
図面は本発明に係る脱穀装置の選別制御装置の実施例を
示し、第1図は制御構成のブロック図、第2図(イ)乃至
(ヘ)は制御作動のフローチャート、第3図(イ) は車速と
選別状態の関係を示す説明図、同図(ロ) はトウミ風量の
補正値と車速の関係を示す説明図、同図(ハ) はチャフ開
度の補正値と車速の関係を示す説明図、同図(ニ) はチャ
フ調節値の説明図、同図(ホ) はトウミ調節値の説明図、
第4図はコンバインの概略側面図、第5図は伝動系統
図、第6図は脱穀装置の切り欠側面図、第7図はチャフ
シーブの構成を示す切り欠側面図、第8図はその要部拡
大側面図、第9図は帯板状部材の取り付け構造を示す要
部側面図、第10図は唐箕の変速構造を示す要部側面図、
第11図は唐箕の入力プーリ部の切り欠側面図、第12図は
カム形成部材の展開平面図、第13図(イ) は穀稈種類が稲
である場合における穀稈非供給になった時点からの選別
状態の変化を示すタイムチャート、同図(ロ) は同麦であ
る場合における選別状態の変化を示すタイムチャートで
ある。 (14)……唐箕、(15)……揺動選別板、(21)……チャフシ
ーブ、 (A)……扱室、(a),(a′)……帯板状部材、(M1)
……間隔調節用のアクチュエータ、(M2)……送風量調節
用のアクチュエータ、 (s)……間隔、(S0)……穀稈供給
検出手段、 (S10)……穀稈種類指示手段、 (100)……制
御手段。
示し、第1図は制御構成のブロック図、第2図(イ)乃至
(ヘ)は制御作動のフローチャート、第3図(イ) は車速と
選別状態の関係を示す説明図、同図(ロ) はトウミ風量の
補正値と車速の関係を示す説明図、同図(ハ) はチャフ開
度の補正値と車速の関係を示す説明図、同図(ニ) はチャ
フ調節値の説明図、同図(ホ) はトウミ調節値の説明図、
第4図はコンバインの概略側面図、第5図は伝動系統
図、第6図は脱穀装置の切り欠側面図、第7図はチャフ
シーブの構成を示す切り欠側面図、第8図はその要部拡
大側面図、第9図は帯板状部材の取り付け構造を示す要
部側面図、第10図は唐箕の変速構造を示す要部側面図、
第11図は唐箕の入力プーリ部の切り欠側面図、第12図は
カム形成部材の展開平面図、第13図(イ) は穀稈種類が稲
である場合における穀稈非供給になった時点からの選別
状態の変化を示すタイムチャート、同図(ロ) は同麦であ
る場合における選別状態の変化を示すタイムチャートで
ある。 (14)……唐箕、(15)……揺動選別板、(21)……チャフシ
ーブ、 (A)……扱室、(a),(a′)……帯板状部材、(M1)
……間隔調節用のアクチュエータ、(M2)……送風量調節
用のアクチュエータ、 (s)……間隔、(S0)……穀稈供給
検出手段、 (S10)……穀稈種類指示手段、 (100)……制
御手段。
Claims (1)
- 【請求項1】扱室(A) からの漏下処理物を選別処理する
揺動選別板(15)と、選別風を送風する唐箕(14)とが設け
られ、前記揺動選別板(15)は、処理物移送方向に並設さ
れる帯板状部材(a),(a′)にて構成されるチャフシーブ
(21)を備え、前記帯板状部材(a),(a′)の隣合うものの
間に形成される間隔(s) を変更調節する間隔調節用のア
クチュエータ(M1)と、前記唐箕(14)の送風量を変更調節
する送風量調節用のアクチュエータ(M2)とが設けられ、
前記扱室(A) に殻稈が供給されているか否かを検出する
穀稈供給検出手段(S0)が設けられ、その穀稈供給検出手
段(S0)が穀稈非供給を検出するに伴って、前記間隔(s)
及び前記送風量の夫々が穀稈供給量が小の状態に対応す
る設定値となるように、前記間隔調節用のアクチュエー
タ(M1)及び前記送風量調節用のアクチュエータ(M2)を作
動させる制御手段(100) が設けられた脱穀装置の選別制
御装置であって、前記扱室(A) に供給される穀稈が稲で
あるか麦であるかを指示する穀稈種類指示手段(S10) が
設けられ、前記制御手段(100) は、前記穀稈種類指示手
段(S10) の情報に基づいて、穀稈非供給状態における送
風量を、前記穀稈が稲である場合には穀稈供給状態にお
ける送風量よりも小に減少させ、且つ、前記穀稈が麦で
ある場合には穀稈非供給状態になった時点における送風
量に維持させるように、前記送風量調節用のアクチュエ
ータ(M2)を作動させるべく構成されている脱穀装置の選
別制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63278154A JPH0659138B2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 脱穀装置の選別制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63278154A JPH0659138B2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 脱穀装置の選別制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124034A JPH02124034A (ja) | 1990-05-11 |
JPH0659138B2 true JPH0659138B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=17593341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63278154A Expired - Fee Related JPH0659138B2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 脱穀装置の選別制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659138B2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-01 JP JP63278154A patent/JPH0659138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02124034A (ja) | 1990-05-11 |
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